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 ONLY。

いつだって
ここが君のスタート。
遅くなんてないよ。
君のペースで
ゆっくり始めていけばいい。

何もなくなんてない。
ちゃんとここにある。
君だけの、生きてきたみち。

2004年02月07日(土)



 そして生きる。

大好きな人に
大好きと言おう。
心を込めて
この愛を告げよう。

だって僕たちは
広大な宇宙に
孤独に生きる物同士。

愛で愛を包み込み
愛が愛を包み込み
いつか君と僕の境目も
わからなくなって
そうして僕らは生きていく
僕が何物なのかすら
知らないままで。

2004年01月29日(木)



 にほんご。

君の使う日本語が好き。
もしもそう、あたしが言ったら
君は怪訝な顔をするだろうか。
ぴったりはまる、その日本語を
ちいさな奇跡と呼ぼう。
そしてどうぞ、
もっともっと聞かせてね
君だけの使える
素敵なこの国の言葉を。

2004年01月27日(火)



 焦燥。

気持ちばかりが焦っていた。
何もないひとに、なりたくなくて。

比べることの無意味さを
ちゃんと知っているはずなのに
比べてばかりいるのは
他でもないあたし自身で
未来ばかりを見つめていたら
たいせつな今を見失ってしまうことを
ちゃんとわかっているはずなのに
想いだけがからまわる。

一歩ずつ、
進んで行けばいいよ。
他の誰でもなく
自分自身の、そのペースで。

2004年01月13日(火)



 きっと

何もかも
とても簡単なこと。
大丈夫
みんなうまく行くから。

2004年01月10日(土)



 冬の日。

隙を伺っては
誰かに依存しようと企む
あたしの心を
決して君に悟られないよう
細心の注意を払う。

ひとりでも生きられるけど
全然、平気なんかじゃないよ。
だけど他の生き方を
あたしは、知らないから
この道を信じて歩く。
あなたの
呆れる顔を横目に。

2003年12月27日(土)



 解放。

心のページを埋め尽くす
夥しい禁止事項の数に
あたしはすっかり押しつぶされて
SOSの叫びすら
か細く掠れきっていた。

切り取られたページは
重圧の日々がまるで嘘のように
ぺらぺらの紙切れだったけど。

今はまだ、何もなくても
ここから新しく、始めていけばいい。
誰かを追いかけたりしなくても
あたしだけの、道だから。

2003年12月25日(木)



 ひと。

私たちが傷つくのは
いつも何かを求め
そして誰かに期待するから。
その愚かさを
切ないほどに知りながら
それでもなお
求め期待してやまない
人という生き物の
哀しい愛おしさを抱いて
今日も私たちは生きる。
恒久の、時の流れの中で。

2003年12月05日(金)



 

誰もみんな
懸命に、そのいのちを生きる。

チンピラもやくざもマフィアも
泥棒も放火犯も殺人犯も
弁護士も検察官も裁判官も
百姓も漁師も農場主も
警備員も作業員も郵便局員も
主婦もOLもお局さまも
女優もアナウンサーもスチュワーデスも
犬も猫もにわとりも
ありもバッタもちょうちょも
ミミズもナメクジもかたつむりも
牛も馬も羊も
お米も麦もとうもろこしも
ほうれん草もキャベツもモロヘイヤも
リンゴもみかんもバナナも
父も母も弟も
私も、あなたも、あのひとも
みんなみんな
自らのいのちをひたすらに生きる。

ただそれだけの
なんと尊く美しいこと。

2003年11月30日(日)



 nothing。

みんなみんな
あたしをおいていくのね。

あたしは
いつまでたっても
そのかべを
のりこえられずに
ひとりきり
おいてけぼり。

おねがいあたしを
ここからとおくさらってよ
あいしてなんて
くれなくていいから。

2003年11月28日(金)
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