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 生きる世界。

あなたと私はきっとずっと
遠くとおく離れた道を歩いている。
そろそろそれを
認めないわけにはいかない気がした。
私たちはいつまでも
12歳の女の子じゃないんだから。

きっともう、
同じ未来をを見ることはないでしょう。
同じ夢を、見ることもないね。
それはあの日から
決まっていたことだっただろうけど。

それぞれのステージを
それぞれの足で
歩いていかなくてはいけない。

あなたを大好きなことも、
誰より大切なことも
いつまでも変わらないよ。
だからどうか、忘れないで。
あなたの隣に私がいた日のことを。

2003年07月30日(水)



 BOY。

あたしは前科者だから
もう君に
信じてもらうことはできない。
それでも
君がいてくれたから
あたしは今
こうしてここにいて
だから、
いてくれてよかったよ。

2003年07月15日(火)



 君がいた夏。

誠実すぎるあなたを
もしもあたしがあの時
愛することができたなら
もしかしたらもう少しだけ
さみしくなかったかな。

ときどき、思わないことはなくて
だけどそんなことできなかったのも
よくわかってはいて、
ちょっとだけ、切なかった。

ごめんね、ありがと。
あなたの優しさに
傲慢に甘えていたから。

今なら、あのころよりはわかる。
自分のこともあなたのことも
きっとあのころよりは
ずっと愛せるようになったよ。

このまま、私は歩いていく。
遥か彼方に、君はいて。

2003年07月14日(月)



 詠み人知らず。

簡単に、絶対なんて口にする
あなたをぜったい信じないから。

知らないの?別にあなたがいなくても
私は一人で生きてゆけるの。
  P.S.そりゃあもちろん、いてくれるに越したことはないんだけど。

2003年07月01日(火)



 faraway

だいすき。
たったそれだけ
あなたに
伝えたかった。
もっと強く
なれますように。
あなたをちゃんと
愛せるように。

2003年06月21日(土)



 nothing。

泣いている私を
土足で踏みつけて
あなたは
そ知らぬ顔で笑っていた。

そういうひとだと
だれよりも
よく、わかっているのに。

2003年06月08日(日)



 どうせ。

どうせそれだけの関係なら
最初から近づいたりしないで。

あなたなんて必要ない。
私が生きていくのにあなたなしで
困ることなんてひとつもないの。

だからあたしに近づかないで。
優しい笑顔も暖かな体温も
何も知りたくなんてないから。

もうたくさんだよ。
いちばん馬鹿なのは、
それでも期待している私だった。

2003年06月07日(土)



 あなたになんて絶対わからない。

弱音吐いちゃいけないなら
いったいあなたは何のためにそこにいるの?

ただ、笑っているだけなら誰にだって出来る。
そんなことのためにしか役に立たない関係なら
悪いけど、私はいらない。

本当のことなんて何ひとつ知らないくせに、
いつだってあなたは目を背けるくせに、
都合のいいときにだけそばに来たりしないで。

やっぱり一人ぼっちだ、そう思った。

2003年06月06日(金)



 みんな大好き。

みんなだいっきらい。
そう言って
ひざに顔をうずめて泣いてた。

だけどもう、
下を向いたりはしない。

この道の先に待っているものを
今は
ちゃんと知っているから。

2003年06月01日(日)



 いい子いい子。

他の選択肢なんて
あたしにはなかった。

全部飲み込んで
血肉に変える以外に
いったい何ができただろう。
悲しみの前にも
淋しさの前にも
憤りの前にも
あたしはただ無力で
ひざを抱えて
じっと闇を見ていた。
伸ばされた暖かな手に
身を委ねることもできずに。

あたしは何も信じない。
そう思わなければ
とても歩いてなんていけない。
最初から信じなければ
裏切られて
傷つくこともない。
ただ臆病で
卑怯なだけなのも知っていたけど。

上手なうそで
からだごと信じさせてよ。
この身を切り裂くような痛みが
その先に待つのだとしても。

2003年05月31日(土)
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