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 en larmes

げんきですか。
わたしはなんとかやっています。

ときどきはすごくかなしい。
たまには、泣きたくなることもある。
ひとりでちゃんとやっていけるような
自信だってぜんぜんない。

だけどあたしの選んだみちだから
こうして
生きていくしかないことも、しってる。

がんばるしかない。
それしか
あたしにできることはないから。

神さま、どうかちゃんと、
前をむいて歩いていけますように。

ひとりでも、かまわないから。

2003年05月18日(日)



 てっぺんまではまだとおい。

あたしの想いはまだ
あなたの弦を鳴らさない。

それはほんの少しだけ
淋しいけれど
いつかあたしも来た道だから
だからゆっくり
あなたも来ればいいよ。

ほら、見て、
なんて美しい景色。

2003年05月14日(水)



 あなたに。

この声が、聞こえる?
どうぞそこで待っていて。
いつかちゃんと
自分自身の両足で
たどり着いて見せるから。

その日まで、もう少し。

2003年04月28日(月)



 ニライカナイ。

はるか一万年の昔
忽然と海の底に消えた
幻の大陸。
けれど私たちの脳に
その太古の記憶は刻まれて
確かにそれを、
覚えている気がした。

失われた大陸。
君は、
覚えているだろうか。

2003年04月19日(土)



 本当は私だって。

正論なんて何の役にも立たないと
私はとてもよく知っていた。
正しいことばかりをどんなに声高に叫ぼうと
誰の胸にも届きはしない。

優しい人になれたらよかったのにと
今でもときどきは思うよ。
ニコニコ笑っているだけの女の子で
いられたらよかったのに。

本心ではない。
だけど、そうならよかったと
やっぱり少し思う。

哀しみをたたえた私の言葉に
君はきっと気づかない。
そうして君の心に届く言葉を
私はまだ、選ぶことができないでいる。

ねえ、答えがあるなら教えてよ。
全然自信なんてないけど、
信じた道を行くしかないでしょう?

2003年04月14日(月)



 シー。

悲しみの雨は降り注ぎ
乾いた大地を潤して
そして流れる川となり
いつか大きな海に辿り着く。

だから流れのままにゆけばいい。
迷わず、逆らわず。

何も言わず、すべてを包みこむ
あの母なる海に
いつか私もなれるでしょうか。
愛するあなたを胸に抱いて
すべてを癒す海になりたい。

2003年04月13日(日)



 永遠よりも遠い。

抱きしめてくれたこともないくせに。

悲しみの叫びは
鋼鉄で覆われたあなたの心に届かなかった。
あたしの慟哭は
いったいどこへ消えてしまったのだろう。

ただそこに居ていいと
たったひとこと、言って欲しかっただけ。

きっとひとりでも、生きては行けるよ。
せめて愛される価値くらいは、
ちゃんとあればよかったと思うけど。

2003年03月28日(金)



 慟哭。

この胸に去来するさまざまな想いを
いったいどうしたら君に伝えられるのだろう。
あなたが必要、それだけじゃいけませんか。

あなたに必要としてもらえるのなら
私はただそれだけで
永遠にだってそこにいられたのに。

2003年03月26日(水)



 inside of confusion

とてもくだらない馬鹿ばかしいこの刹那に
あたしたちは命がけで生きる。
一寸先に何が待つのかなんてわからなくても
この胸は希望を抱いて生きる。

あたしたちはただ、笑顔で食卓を囲んで
そうして愛する人と抱き合って眠りたいだけ。
未来に夢を抱いていたいだけ。

黙って物分りのいいふりをしているのがいい人なら
私はそんな卑怯な人間にはなりたくない。
聞こえのいい一般論なんて別に誰だって言えるんだ。
うそつきなんて大っ嫌い。

世の中には正当化されていいことと
決して正当化なんてされてはいけないことがある。
そう思わない?

誰よりもいちばん、
自分のことが嫌いになりそうだよ。

2003年03月25日(火)



 おくびょうもの。

むかしむかしに読んだ
あの物語のように
赤い小さなふうせんになって
風に乗って
飛んで行けたらよかったのに。

でもきっと、憶病すぎて
飛び立つ勇気さえもなかったね。

鳥のくちばしに割れて
そうして海に落ちたとしても
それでも、よかったのに。

もしもあなたのところまで
たどり着けなくたって
きっと後悔なんてしなかった。
ただ空を飛べたら
きっとそれだけでよかったのに。

2003年03月06日(木)
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