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 遊び下手。

そっと手をのばして
”だいじょうぶ、なんにも心配いらない。”
小さくつぶやいた。
抱えているものはとても小さくて
そしてとても大きくて、
とても個人的で、とても普遍的で。

たとえこの声は届かなくても
想いはきっと涼しげな風に乗って
どこまでも遠く運ばれて
そして小さな芽を出しますように。

大丈夫、確かな足取りで
少しずつ進めばいいだけのこと。
だってそんなに簡単なことではなくて
だからこそ、
こんなにも大切なんだから。

2002年09月20日(金)



 祈り。

今日もあの日も私の上にはただ変わらぬ日常だけが流れて、まるで絵空事のような、走査線の中の出来事たち。世界は狭くなったというように、もしも通信などというものがなかったら、私たちはきっと遠い国や見知らぬ誰かのことを思って胸を痛めることもないのだろうと思ったりする。
この狭い世界に私たちは生まれて、それは最初から当たり前のことだった。知りたいと思うことはいつもこの手の中にあって、ときおりそのことの不思議さを思うこともあったけれど。きっと距離感などというものは絶対的なものではなくて、気持ちひとつ。ただ思うだけで、どんな遠くへも、私たちの心は飛んでいけるのだろう。遠くて近い、近くて遠い、さまざまな人や出来事が脳裏に浮かんでは消える。

とてもおこがましい小さな祈りがいつかささやかな力に変わるように。たくさんの胸の痛みも、すべていつかのためならば。

2002年09月11日(水)



 でぃあまいすぺしゃるふれんど。

大切な友達の言葉がときに心に響いて
その言葉の向こうの私の知らない誰かに
ひどく嫉妬したりしている私。
かっこ悪いから、絶対に言ったりしないけど
私もその想いを受け取ることのできる
一人だったらいいのにといつも思う。

追い越したり、追い越されたりしながら
私たちはちょうどいいライバルだけど
だけどきっと私は一生あなたにかなわない。
私の想いのほうがあまりにも大きすぎるから。

私にとってのあなたが
かけがえのない存在であるのと同じくらいに
あなたの中に私がいますようにと願うから
あなたに恥ずかしくないように、
あなたの友達にふさわしい人でいられるように
ときどき少しだけ背伸びをしてみる。

うちのうさぎがまた遊びに行きます。
ピンクのくまを、待っているね。

2002年09月10日(火)



 今と未来。

秋風はちょっと危ない。まだまだお日様は高いけど、空気はは8月よりも少し温度を下げて、秋の匂いの風にお祭りや稲穂の実る田んぼのあぜ道や体育祭やなんかを思い出してちょっとだけ感傷的になってみたりする。
秋が来てお祭り、冬が来てクリスマスにお正月。修学旅行も、それからあの日の帰り道もやっぱり冬だった。寒い季節はなぜだか切ない思い出が多い。
未来のための今でもあって、でもそれは今のための今でもあって、どっちもちゃんと両立できたら一番いいけど、どちらかを取らなければいけないとしたら私は刹那的な今を過ごすではなくて未来を信じることを選ぶだろうと思う。夢を食べて生きてくのは人間にしかできないことだから。
いったいこの道をどこまで行けるだろうね。

2002年09月01日(日)



 迷子。

言わないことがあって、言えないことがあって、どんなに近くてもゼロではないって、わかっているのに、簡単にやきもちを妬いてしまう自分が情けないと思う。それはそれは、ばかばかしいくらいに。
つなぐ手は、たくさんあって、それぞれに役割があるのは、神経細胞だって人間だって同じなのにね。一本じゃまるで役になんて立たないよ。

あまりにも足元が不確かで、いつも誰かの中に自分の存在を確かめていないと、ときおりひどく心もとなくなって気持ちをもてあましていたりする。つないだ手の数を増やしていけばいいのかと思ってみたこともあるけど、そうじゃなかったな。少なくとも私にとっては。

大丈夫だよ、って自分で言ってもあまり説得力はないけど、でも、きっと大丈夫。
簡単に、元気にもなるから。

2002年08月15日(木)



 大嫌い。

自分で羽をむしって籠に閉じ込めたくせに
まるで何もなかったような顔をして、飛ばない小鳥を責める。
大空を自由に舞う鳥たちのようになりたいと
誰よりも強く願ってきたのは小鳥のほうなのに。

自分の事情を言い訳にすることが
どんなに意味のないことかはわかっていても
それでもそこにある事実は消えなくて
ときどき思い出したように顔を出しては
やっぱりここは籠の中なのだと思い知らされる。

これでも精一杯やってきたつもり。
でも、頑張っても頑張っても
未だに乗り越えられずにいることさえも
全部ただの言い訳なんだろうか。

苦しんでいるだけじゃ足りないの?

本当は扉は開いているのかもしれない。
だけどもう数え切れないほど頭をぶつけてきたから
飛ぼうとする前に諦めてしまいそうになる。
いつからこんなに臆病になってしまったんだろう。
途方もない大空をあんなにも夢みていたのに。

負けるわけになんていかない。
自分次第だってわかってはいるんだ。
嫌いなものを、ちゃんと嫌いと言えるように
欲しいものを欲しいと言えるように。

2002年08月09日(金)



 ろくじゅうおくぶんのいち。

かわいげもなければ勝気に生きていくような自信もなくて、
探しているのは自分が自分でいられる場所。
でもときどき、いったいどれが自分なのかもわからなくなる。

なんの取り柄もなくて、
もしも今ここから私がいなくなっても明日はちゃんと来る。
それでも私は、自分がここにいる意味を
見出すことが出来るんだろうか。
私が私である意味?
だって自分のためだけに生きてゆけるほど、たぶん私は強くない。

愛することも、愛されることも、不安なまま。

2002年08月04日(日)



 今を。

人と比べない。
後ろを向かない。
とにかく行動する。

まったく大したことないな・・・。
ちっちゃい、すごく。

2002年08月02日(金)



 曇り時々雨。

自分を省みることを忘れなければ大丈夫。
お天道様に恥ずかしくなければ大丈夫。

そこにはただ事実があるだけで
誰も悪くなんてないから
大丈夫だいじょうぶ、ダイジョウブ・・・。

伝わらないことは何より悲しいけど
それが乗り越えなければいけない壁なら
仕方ないことなんだろうと思うしかない。
あきらめることも
選ぶことの出来る道のひとつなら。

もっと自分を信じられますように。

2002年07月12日(金)



 後悔しても戻ってこないけど。

買ったばっかりの土鍋を落として割りました。雑穀炊くために無い袖振って買った黒い土の片手鍋。
朝、小豆を炊こうとしたときに、不注意な置き方をしたのがいけなかった。あっと思ったときには時遅し。床に落ちて真っ二つ。安い買い物じゃなかったし、ぶつけて端を欠いたりしないように、割れやすいところに置いたりしないように、すごく気をつけて使ってたつもりだったのに、それはまったく一瞬の気のゆるみだったのでした。
形あるものは壊れるものだけど、たぶんまだ10回も使ってないのです。なんだかすごく切ない気分。私のせいであまりにも短命に終わってしまったお鍋君。ごめんね・・・。
不燃ごみ入れに割れたお鍋と散ったかけらを片付けて、掃除機かけて、そして残った片割れの蓋がさみしそうです。君たち二つでひとつだもんね。お鍋のほうだけならそれなりに役に立たないこともないけど蓋だけあっても使い道なんてもちろんあるわけもなく。
お鍋なくなって困ったなあ。いろいろ作る予定あったのに。でも、とりあえず反省してしばらくお鍋は買いません。っていうか買えないけどさ。
それにしてもショック〜。(>_<)

2002年07月09日(火)
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