東京の片隅から
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京都の偉い人が「上皇になったら京都に住んでほしい」と発言したとか。 いや?正気? ひいじいちゃんですら二十歳前までしか住んでいなかった場所って、もう故郷でも何でもないよ? 親戚もほとんどいないよ? そこに80過ぎの老人を家族と引き離して住まわせるの? 公的行事から全て引退するはずなのに引っ張り出して政治利用する気満々じゃん? これを手柄に選挙にでも出る気? 莫迦か?
もっとも政治家は一度も住んだことのない祖父の選挙区引き継いで厚かましく「地元の代表です」とかほざいて選挙に出る人種だからなぁ。そういう感覚なんだろうなぁ。
卒園アルバムを渡しそびれていた人にメールしたら、仕事帰りに寄るというので、準備して出勤。 夜、帰宅してから待ち合わせて彼女たちにアルバムを渡す。 あとは保育園に渡す分だ。これで本当にこの仕事はおしまい。長かった・・・。
卒園アルバムの引き渡しのため、集まる。 来られない人が何人かいたので同じ小学校に通う人にとりあえず渡してそこから連絡してもらい、後日渡すことにした。私の担当分は2人。 引き渡しの後は残れる人は残って同級生の人の家で茶話会をし、15時頃解散。
在園中はあまり気にしていなかったけど、卒対本部をやってくれた人(=上の子で既に卒対経験がある人)はグループ化しやすい人たちだなぁと。 行事の時しか接触がなかったから気づかなかったな。 それだけコミュニケーション能力が高いのだろうけど、彼女たちの輪が閉じている感もあり、苦手意識を持つ人もいる。まぁそれは当たり前のことですが。 輪の外に、その空気についていけない人(私も含む)がばらばらと小惑星のように散在している感じ。 でもみんなオトナなので、合わないと思ったら先に回避している。余計なエネルギーを使う必要はないよね。
子どもは土曜授業。学校公開期間なので、見に行く。 一斉公開なので学校内は在校生の家族と来年入学を考えている親子の見学とでかなりの賑わい。授業参観中後ろでしゃべっている親がいるという話は聞いていたが、子どものクラスでは時々短い会話が交わされるもののおおむね静かであった。ただ教室のドアを開け放っているため、全体的にざわざわした感じはあり、先生や生徒の声が聞き取りづらかった。 しかし問題は子どもたちで、トイレは百歩譲ったとしても、授業中ふらふら席を立ち歩いたり、先生の話を聞いてなかったりと、自分の子も含めてかなり不安のある印象。 普段の日にこっそり授業風景を見たという他の親御さんに聞くと「普段よりみんなちゃんとしてる」そうだけど、1年生ってこんなだっけ? 授業に参加し発言している子、参加しているが自信がなく発言しない子(うちはここ)、参加していない子に別れている。
国語の授業は「のばす音」について。「おか『あ』さん、おに『い』さん、おと『う』さん、おね『え』さん」の表記と発音の違いをどの様に教えるのかなと思ったら、「とにかく覚える」式だった(笑)まぁそうだよね、小学校1年生に国語学の授業は難しいよね。
もう一つの授業は道徳。うわぁつまんなさそう、と思ったのだが、ネタ探しにそのまま参観。先生が紙芝居でお話を読み、このときどう思ったかな?と問いかけて答えを引き出す形式。 お話はこう。( )の中は私の心の声。 ・うさぎさんが「自主的に」みんなで使うテーブルを作りました。 ・みんなが集まる原っぱに一人で大八車を引いて運びます。 ・昼寝をしていたロバさんが「黙って」後ろを押してくれました。ウサギ、荷物が軽くなったことは感じるがお手伝いには気づかず。(気付けよ!手伝う方も一言掛けろよ!) ・散歩中のキツネさんがお手伝いに「黙って」加わる。ウサギ、まだ気づかない。(気づけよ!!) ・森へ行く途中のクマさんがお手伝いに「黙って」加わる。ウサギ、まだ気づかない。(いい加減気づけよ!!!) ・リスさんが10匹お手伝いに加わる。ウサギ、さすがに気づく(遅いよ!) ・テーブルは無事原っぱに到着しました。ウサギさんはみんなに「ありがとう」とお礼を言いました。
もう「黙って」お手伝いするという文章が押しつけがましいよ!思いやりにしても、一言掛けてから手伝わないと、急に荷物が軽くなったらむしろ危険だよ!! 1年生相手だから仕方ないんだけど、先生の問いかけに対するレスポンスがわかってるんだかわかっていないんだか微妙で(見本のような答えを的確に答えられる子が一人いた。先生が巻きに入りたいときすごく重宝されるタイプ)全体的に暖簾に腕押し感がすごい。 これ、教科になったらどう評価するの?
ヤゴは水面から顔を出したり引っ込んだり、立てていた割り箸に上っては水中に戻る、と言う行動を繰り返す。 そろそろ羽化だと思っていたら、義父がもういないと勘違いし、割り箸を撤去して蓋を閉めてしまい、ヤゴは敢えなく溺死。子ども号泣。 だーかーらーいつ羽化したって報告した?酒を飲んだ後何か行動すると自己解釈でトラブルの元となるのでやめてほしい。 他にもやらかしていたので、釘を刺した。目の前にあっても「見ない」「見えない」人であるしもう70代後半なので直らないのだとは思うが、それでも一応。
関東地方は昨日梅雨入りしたらしい。 日曜日に卒園アルバムの引き渡しのため屋外で待ち合わせで、今週ずっと週間予報を見ながらやきもきしていたのだが、梅雨入りしたことで「梅雨入りすると降らない」法則が発動し、何とか雨は回避できそう。 その日さえ晴れてくれれば、あとはまぁいいや。
帰宅途中の電車の中に、王将の餃子をテイクアウトした人と、ケンタッキーフライドチキンをテイクアウトした人と、マクドナルドをテイクアウトした人と、カップコーヒーをテイクアウトした人がいる。
ランドセルや体操着の時もそうだったのだけど、こどもの学用品をインターネットで調べると大人用のそれらが出てきて、その大部分が性産業関連。気持ち悪いの一言に尽きる。
ランドセルは「大人ランドセル」なるものも最近販売されている。なぜレザーリュックとかバックパックとかの名前で売らないのかがわからないが、四角く蓋の被せが長い革製のリュックを端的に表す、類型としての「ランドセル」なのだろうと解釈する。
問題は衣類。 体操着は既に男女兼用のショートパンツになっているが、水着もそうならないだろうか。 男子の水着が昔より丈が長めになったのと同様、女子の水着も大人のフィットネス水着のようにセパレートで上はファスナー下も3分丈とかにしたりできないのかな。パーツが増えると縫製が複雑になり値段が上がるから難しいのか。でもやって欲しい。水着や体操着を着ること自体が拷問だった小学生時代を過ごした者にとっては、身体の線が出すぎない運動着、それが願いだ。
2017年06月05日(月) |
「イン・ザ・ヘブン」 |
新井素子「イン・ザ・ヘブン」読了。読みかけのまま放置していたので、もう感想は書いたっけ? 短編集なのだが、とにかく怖い。スプラッターじゃないのだが、あのふわふわ軽い文章で内容がえぐいのだ。 「チグリスとユーフラテス」あたりから不妊とか妊娠・出産に関する小説を書きだした新井さんだが、さらにエッジが尖ってきた。 でも、よく考えるとそういえば「星へ行く船シリーズ」でもカラーヒヨコネタを書いていたり、臓器提供のための人間工場のようなものを描いていたり(「輝夜姫」や「私を忘れないで」よりもずっと前だ)「チャイニーズ・スープ」とか、もともとえげつない世界をふわっと書くのが得意なんでした。ただの素子姫じゃなかった。
西新井ギャラクシティの講座に参加。公園で葉を採取し、布用絵の具を塗って版画のようにエコバッグにスタンプする、というもの。 常緑樹だと上手く絵の具が乗らないため、落葉樹・草で、葉脈の綺麗なものを選んでいろいろ押す。小学校1年生がやったにしては上出来じゃないかな。 他の参加者も発想が面白かった。1種類の葉を1色でひたすら押していく子、葉を組み合わせて動物の形にする子、いろいろなとらえ方があるのだなぁと感心。
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