世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2002年08月31日(土):遊び事
薔薇職人は今日も仕事だった。
土曜日だというのに、ご苦労なことである。
帰宅して食事を終えると
早速ゲームを始めた。
「鬼武者」である。
なんだか知らないが、また同じ所をうろうろしているようだ。
それがこのゲームのやり方なのか、
それとも薔薇職人のやり方が悪いのか。
あるいは、そういう楽しみ方がヤツのお好みなのか。
俺様には分からない。
ちなみにMILETは
例のRPGを毎日少しずつやっている。
新しい仲間が増えたとか、
あと一つアイテムを取るとなんとか、とか。
こちらも楽しそうだ。
俺様にはちっともおもしろくない。
同じゲームでも、体を動かすゲームの方が
俺様は好きだが。



2002年08月30日(金):金曜日
金曜の夜は薔薇職人がいつも夜更かしをする。
翌日が仕事であろうと、休みであろうと
夜更かしする習慣になっている。
人間は習慣の生き物であり、
その習慣がどんなに悪癖であってもなかなか変えられない。
例えばMILETの朝寝坊。
夜、1時間早く就寝すれば
もう少し早く起きられると思うのだが、
そうはしないのだ。
もし早く就寝したとしても、
きっと翌朝はいつもと同じ時間に起きるのだろう。
かく言う俺様も
習慣の生き物である。
毎日決まった時間に食事をし、
また、昼寝をする。
その生活のリズムが崩れると体調も崩しがちだ。
習慣というのは堕落に繋がる恐れもある。
俺様も気をつけなければ
MILETのようになるかも知れない。
考えるだけでも、悪寒が走るが。



2002年08月29日(木):秋の虫
夜になると、賑やかなことこの上ない。
コオロギ、マツムシ、スズムシ…
陋屋の近辺は庭付き一戸建てという形式の住居が多く、
そういった家の庭先に
虫たちが集まる。
当然今の時期であれば、日中は裏の家の柿の木に
セミが張りついている。
しかし夜には草の影から
虫たちが盛んに美声を競うのである。
MILETが言うのは、実際に「鳴いて」いるのではないそうだ。
羽を震わせたり、身体を震わせて
あの妙なる音を奏でるのだという。
あの小さな身体で
ここまでの大合唱とは面白いものだ。

日中の暑さも今週いっぱいで一段落だそうだ。
虫の音に涼しさを感じつつ、
身も心も早く涼しくなりたいと思う今日この頃である。



2002年08月28日(水):耐える
今日も暑かった。
一体、先日の涼しさはどこへ消えてしまったのだろうか。
MILETが
「今月の電気代凄かったから、エアコン我慢しよう」
とか言いだした。
この暑さの中、俺様にエアコン無しで過ごせと言うのか?
冗談ではない。
これは動物虐待だ。
可及的速やかに、改善を求める!
俺様は断固として抗議しようと思っていた。
だが、どうやらエアコンを我慢するのは
MILETの方だったらしい。
今月分の電気代請求を見た後は、
俺様のいる部屋だけをエアコン稼働状態にしている。
つまり、暑かったら俺様のいる部屋に来る、ということだ。
今までは自分のいる場所のエアコンもつけていたのだ。
成る程。
それなら、俺様も文句は言うまい。
そう思っていたのだが。
どうやら俺様にも我慢をさせる気らしい。
その証拠に、夜間のエアコンはタイマーで切れるように
設定してある。
勿論、暑さに耐えられなくなって、
俺様が暴れ出すとエアコンは動くのだが。
この状態が、あとどれくらい続くのだろうか。
本心から、早く秋になって貰いたい。



2002年08月27日(火):暑いが
台風がまた近くにあるらしい。
太平洋高気圧とやらの所為で、本州には近づかないそうだが。
夏も終わりだというのに、
暑い日が続いているのもこの高気圧の所為だろうか。
今日も日中は三十度を超えた。
そんな暑い中、
薔薇職人はMILETに冬物のコートを買って帰ってきた。
どうやら
例によって例のごとく、
MILETが我が儘を言ったらしい。
この暑いのに、冬物のコートを欲しがるとは。
大体、MILETは
コートなぞ着きれないほど、持っているのだ。
全く。
薔薇職人はMILETに甘すぎる。
その甘さを、俺様にも示して貰いたいものである。
しかし、あのコート。
マントとか言うらしい。
実用性を考えると、あまり無いように思えるが…?
MILETの考えることは、
時々俺様の理解の範疇を越える。



2002年08月26日(月):やがて
今週いっぱいで、8月が終了する。
俺様にとって、夏は堪え忍ぶ季節である。
これから秋が訪れ、
そして俺様の好きな冬がやってくる。
寒いのは勘弁であるが、
夏の暑さに比べれば我慢できないわけではない。
特に、陋屋のある地方は、
冬温暖な気候なのだ。
しかし、今年の冬には問題がある。
去年までは寝室にホットカーペットが敷いてあったのだが、
今年から人間どももベッドになったので、
ホットカーペットが敷けないらしい。
これでは俺様の冬の居心地良い場所が、
一つなくなってしまう。
MILETが
「結婚前に使っていた、一畳用を陛下専用にしようかな」
とか言っていたが…
あの忘れっぽい脳味噌では、
綺麗さっぱりそんなことを言った事を覚えていまい。
さて。
どうやって思い出させるかが、問題だ。



2002年08月25日(日):仕返し
昨日の意趣返しをした。
日曜日で、休日であると重々承知していたが、
平日と同じ時間に、薔薇職人を叩き起こした。
俺様の食事を支度すると、
また寝てしまったので、
今度はMILETを叩き起こすことにした。
だが薔薇職人よりも
MILETは手強い。
いくら暴れ回っても、騒がしくしてみせても、
ちっとも枕から頭を上げようとしない。
そこで俺様は、MILETが大事にしている本を
棚から叩き落としてみた。
それでも起きない。
次ぎには、MILETの持ち物で、
おそらく三番目に高価な眼鏡を、蹴飛ばしてやった。
ちなみに一番効果なのはピアノで、次ぎにはMacである。
残念ながら、両方ともドアの閉まった部屋にあったために、
手を出すことは出来なかった。
もっとも、手出しするほど俺様は愚かではない。
そんなことをしたら、洒落ではなくなってしまうだろう。
程々に留めておくのが、仕返しのコツだ。
MILETは眼鏡を二つも持っているので、
一つ壊れたところで不自由しないだろう。
ケースに入れてあるので、壊れなかったらしいが。
好きに暴れ回ったお陰で、
なんだか気分が良くなった。
MILETに捕まっても、ゴロゴロと喉はなりっぱなし。
してやったり、というのはこう言うことだろう。



2002年08月24日(土):大厄日
今日は病院へ出かけた。
朝から爪を切られるし、
帰ってからも気分が悪い。
全く。
予防接種などと、余計なモノを
人間はどうして考えついたのだろうか。
MILETに言わせれば
「陛下に長生きして貰いたいから」
なんだそうだが。
病院で受けるストレスの方が、余程命をすり減らすぞ。
俺様の記憶よりも、
病院が広くなっていたところを見ると、
かなり儲かっているらしい。

そういえば、体重が去年よりも1キロ以上
減ったらしい。
MILETと薔薇職人は
「そうは見えないけど」
などと、失敬なことを言っていた。
今夜は当然、俺様の復讐を敢行するつもりだ。



2002年08月23日(金):秋の香
一日雨だった。
MILETが窓をぴったりと閉めていたので、
雨の匂いを直に嗅ぐことは出来なかった。
残念である。
朝、7時頃。
どこからともなく、焼き魚の匂いが漂ってきた。
秋刀魚か、秋鮭か。
良い香りだった。
俺様の食欲中枢を刺激する香りだ。
二度寝中だったのだが、思わず起きだして
MILETに魚を食したいと言ったぐらいである。
もっとも、俺様は匂いだけでいつも満足しているが。
MILETは俺様が「騒いだ」という認識だけしかなく、
事もあろうに自分の布団の中に
俺様を押し込んだ。
失敬なヤツだ。俺様が理由もなく、騒いだりするものか。

…明日は分からないが。



2002年08月22日(木):夕涼み
今日も比較的涼しい一日だった。
日中、外は結構な気温だったらしいが、
家の中や日陰は、爽やかな空気だった。
どうやら空気が乾燥しているらしく、
非常に風が心地よい。
我が家でエアコンを欲しているのは
薔薇職人のみとなった。
MILETも俺様も、自然の風の方が良いのである。
こういう日は、窓辺に寝そべって
夕涼みと洒落込むことにしている。
昨日のように突然雨が降ってきたりしなかったので、
俺様ものんびりと涼風を楽しんだ。
このまま順調に秋になってくれると良いのだが。

そう言えば、MILETたちがよからぬ相談をしていた。
「明日電話して、土曜日に予約入れて貰うね」
とかMILETが言っていたのだ。
どうやら年一度の予防接種を
俺様に受けさせる算段らしい。
…はっきり言うが、俺様は病院のお世話になるのは嫌いだ。
しかし、MILETたちが俺様の健康を気遣ってのことと、
年に一度だからこそ、我慢しているのである。
それに病院に行った日は、
俺様の我が儘を全て聞くことになっている。
少々不愉快な思いをするのだから、当たり前であるが。



2002年08月21日(水):不意に
朝からすっきりしない天気だったことは
確かである。
久しぶりに
食事を戻してしまったりしたので、
殊更気が滅入った。

一日中エアコンをつけていなかったのは、
本当に久しぶりのような気がする。
薔薇職人が帰宅したら、
ダイニングルームにだけエアコンを入れていたが。

夜風に当たりたくて、俺様は二階の
窓枠でくつろいでいた。
すると、突然ぼたぼたぼた、とでも言うような音と共に
雨粒が降ってきた。
あまりにも突然だった上に、
激しい雨足で俺様はいささか驚いた。
MILETが慌てて窓を閉め、俺様を窓枠から追い出した。
…雨が吹き込んで来たら、自分で判断すると言うのに。
全く。
いつでも余計なことをする。



2002年08月20日(火):秋の風
昨日までの天気が嘘のように、
今日は晴れ渡っていた。
日中は空気が乾いていたとはいえ、
とても暑かった。
俺様のいる部屋にはMILETがエアコンを入れるほどだ。
しかし、
日没後はがらりと空気が変化した。
涼やかな夕風は
まさに秋の香りだった。
気温も穏やかで、俺様も暑くなかった。
窓辺にいると
なにやら秋の様子を感じ取れた。
このまま涼しくなるとは思わないが、
せめて夜間だけでも
涼しくなって貰いたい。



2002年08月19日(月):PS2
MILETが先日プレステ2を買って貰ったことは
話しただろうか。
一緒に「RPGツクール5」というソフトも
買って貰った。
しかし、MILETがそのゲームをやったのは、
買って貰った当日一回だけだ。
その後は
薔薇職人が「鬼武者2」とかなんとかいうソフトで、
飽きもせずに、殺されまくっている。
くだらない事をして楽しむのが、
この二人はとにかく好きらしい
今日は天気も最悪だったというのに、
わざわざ水を買いに出かけたりもしていた。
全く。
呆れたヤツらだ。



2002年08月18日(日):嵐の前
今日はMILETたちが
朝から出かけていた。
なんでも、風千女史宅へ押し掛けたらしい。
水牛嬢と風千女史に我が儘を押しつけて、
飲んで食ってをしたらしい。
いつもながら
図々しくて、恥ずかしいヤツらだ。
風千女史と水牛嬢に
俺様からお詫び申し上げたい。

今日はそんなわけで
俺様は唯一人、陋屋に取り残されていた。
台風が近づいてきているとかで、
なんだか不安定な空模様の一日だった。
夜になってから雨足が強まり、台風の前触れ宜しく
激しい音を立てている。
先日は、近所の川が増水したらしいし、
今夜から少々緊張しそうだ。



2002年08月17日(土):里帰り
今日はMILETの実家へ出かけた。
午前中はMILETたちが買い物に出かけてしまったので、
午後からの出発となった。

向こうに着くと、俺様の天敵ともいえる
MILET兄がいた。

今日は我が儘三昧して、
MILET母を俺様の魅力で籠絡する日と決めていた。
だが、MILET兄の所為で
計画は大狂いだ。
仕方ないので、
今日は大人しくしていた。

MILET母がなにやら忙しく立ち働いていたので、
俺様は邪魔をしないように隅の方で寝そべっていた。
だが、MILET兄は
何かというと俺様を構うのだ。
全く。
あの性格は誰に似たのだろうか。

ちなみに、今日のMILETはご機嫌だった。
なんでも薔薇職人に
プレイステーション2とそのゲームを
買って貰ったかららしい。
いつまでも子供だな。



2002年08月16日(金):水の力
今日は気温が少し落ち着く、という予報だった。
裏切る暑さに
俺様は今日もぐったりだった。
MILETは相変わらず読書三昧。

そんなMILETが急に色めきだった。
俺様の安眠を妨げる音に、
MILETも気がついたのである。
その音は騒音といえる物だった。
ヘリコプターの音と、
サイレンのけたたましい音。
それに混じって
拡声器を通した男の声がしていた。
だが、ヘリコプターの音に紛れて
なにを言っているかまでは分からない。
MILETは窓を開けると、耳を傾けた。
どうやら
陋屋の近所を流れている川が
危険水域に達したので避難勧告が出ているらしい。
とはいっても
川で遊んでいる子供たちに
主に向けられている注意だったのだが。
MILETもそう判断すると、
早々に読書に戻った。

川の上流には連日雨が降っているらしく、
川はいつ増水してもおかしくない状態だったのだ。

今、ヨーロッパでも
川が氾濫して、大変な災害となっている。
水の力は
人知を軽く越えるのだ。



2002年08月15日(木):キオク
終戦記念日だそうだ。
人間どもの愚行を、たっぷりと反省する日らしい。
テレビは判で押したように、
平和への願いだの、戦争反対だのと唱えている。
だが、その裏で
相変わらずどこかの国は戦争しているし、
そしてどこかの国では
有事法案らしきものを、国会にかけようとしている。

同じ間違いを起こさないように、
過去の出来事をしっかりと頭に刻みつけるべきだろう。
いくら人間どもが
愚かな生き物であっても、
愚行を繰り返して良いはずはない。

俺様は戦争などというくだらないものために、
命を落とすような真似だけは絶対にしたくないのだ。



2002年08月14日(水):反重力
MILETが昨日から分厚い本を一心不乱に読んでいる。
俺様は寝たふりをしながら、
一緒に読書している。
本の内容は、スターウォーズに出てくる様々な科学現象を、
現代科学でどこまで解明できるか、
といったものだ。
解明というよりも、釈明に近いような気もするのだが。

その中に
「スターウォーズに出てくるスターシップは
光速を越えられるか」
と言ったような章ががあった。

光は絶対速度であり、それより高速で運動するエネルギー
ないし物体はありえない。
であれば、当然スターシップは
光速を越えて運動することはあり得ない。
しかし、光速を越えなくとも「光速以上に速く」
運動をさせることは可能だ。
すなわち、空間を折り曲げて近道を造る方法である。

まぁ、こんな内容をくどくどと説明しているのだ。
光速であろうと、あるいは
空間を折り曲げるであろうと、
そこには膨大な重力がかかる。
つまり、「無理」と定義付けている。
そのあとで、反重力のことを取り上げているから
お笑いぐさである。
反重力を自在に操る事が出来れば、
当然重力場を自在に操ることに等しい。
そうすれば簡単に空間を折り曲げることも、
またはワームホールを造ることも可能だろう。

こういった類の本は、
いかにも小難しく専門知識を書き連ねておきながら、
その矛盾に著者が気がつかなかったりする。
人間は考える葦だそうだが、
俺様に言わせれば「考えられない葦」も良いところだ。




2002年08月13日(火):流れ星
昨日はペルセウス座の流星群が
見られるはずだった。
俺様は夜もすっかり寝入ってしまったので、
夜空がどのような様子であったか、
見ることが出来なかった。
MILETも早々に寝てしまっていた。
話によれば
陋屋近辺は曇り空で、
天体ショーを見ることは出来なかったそうだ。
今夜も
見ることが出来るらしい。
さて。
今夜の空模様はどんな風であろうか。



2002年08月12日(月):ゆるり
今日も世間は暑かった。
俺様は日がな一日、エアコンの利いた寝室にこもり、
優雅な一日を過ごしていた。
MILETはどうしたことか、
半日寝て過ごしていた。
時々、スイッチが切れたように
寝て過ごすことがあるのだ。
そんな日は、俺様もゆったりと過ごすことに決めている。

こういう夏の過ごし方も、
たまには良いものだ。



2002年08月11日(日):ホスト
今日、MILETの兄が訪ねてきた。
俺様と遊びたいから
わざわざ来たのだと言っていた。
はっきり言うが、
俺様は男は好きではない。
やはり好かれるなら女性が良いに決まっている。
だが、
MILET兄は俺様が好きで仕方がないらしい。
ローズ嬢を手中の玉のように育てていると聞いて、
俺様への関心は薄れたかと思っていたのだが。
あにはからんや、である。
陋屋へ来た以上、
俺様がホストとして接待しなくてはならない。
お義理程度に
撫でさせてやったり、挨拶を交わしたりしたが、
それ以上は断固として拒否した。
まぁ、手土産代わりに
ヤツの腕に俺様の爪痕を残してはやったが。



2002年08月10日(土):足の指
最近、MILETと新しいゲームを考案した。
やり方は簡単である。
MILETが
布団の中から足の指先を覗かせたら、
俺様が飛びつく。
至極明瞭かつ、簡素な遊びである。
ところが
これがなかなか面白いのだ。
人間は
手よりも足の方が不器用なので、
そこを突いて先制を仕掛ける。
例えば
布団の中でMILETが膝を曲げたら
先程よりは奥に指先が現れる、とか
布団を抑える手を強く握ったら、
足首まで布団から飛び出してくる、等である。
MILETは単純なので、
こちらが思った通りの動きをしてくるのだ。
俺様が先を読んで攻撃を仕掛けると、
MILETが大喜びする。
普通なら
攻撃パターンを読まれないような
工夫をするところなのだが。
まぁ、良い。
MILETが楽しんでいるのだから、それで良しとしよう。
勿論、俺様も楽しんでいることであるから。



2002年08月09日(金):作品A
朝から暑い一日だった。
MILETは午後から薔薇職人と
どこかへ出かけていた。
帰ってきてから俺様に、ある物体を得意げに見せた。
何かと思ったら、
白いディナープレートだった。
その中央に、稚拙な絵がラクガキしてある。
言うなれば
幼稚園児が色鉛筆で塗りたくったような、とでも表現しようか。
MILET曰く
「陛下をモデルに描いてみたの」
だそうだ。
つまり、このラクガキ以下の代物は、
MILETが皿に絵付けしたものだったのである。
仮にも絵筆をとることを生業としているというのに、
あまりにも酷い絵だ。
いや、絵とはいえないかもしれない。
興味のある方は、以下をクリック願いたい。
別ウィンドウで
MILETの作品(?)が見られる筈である。

作品A



2002年08月08日(木):有料化
最近MILETの頭を悩ませていることがある。
無料で借りていたディスクスペースが
十月から有料化することになったのだ。
そのスペースは
俺様の薔薇園を紹介するサイトに利用している。
先日、そこをMILETが更新しようとしたのだが、
どうやらアクセス権がなくなっているらしい。
有料化されても
そのディスクスペースを
MILETは使い続けるつもりらしいが、
最初に無料と謳っておきながら、
後日それではやっていけなくなったからといって
金を取るというのはいかがなものか、と
俺様は思うのだが。



2002年08月07日(水):温い水
今日も非常に暑かった。
こういう日は、ついつい水ばかり飲んでしまう。
それが夏ばての原因になるらしいが、
喉を潤したくなるのは仕方ない欲求だろう。

俺様は夏には冷たい水を
飲むようにしている。
獣医によると腹をこわすから、
氷水などは避けろと言う。
だがこの暑い中、生温い水を飲むほど
俺様は酔狂ではない。
半日も水を置いておけば、
湯になってしまいそうな気温である。
常時冷たい水を用意しておくのは、
衛生面でも正しいことのように思うのだが。

もっとも、俺様は冷蔵庫で冷やした水か、
あるいは氷の入った水を所望するのであるが。



2002年08月06日(火):EP2
MILETたちが
夕方からどこかへ出かけた。
どうやら映画を見に行っていたらしい。
スターウォーズだとかエピソード2とかなんとか
帰ってきてから興奮しながら
話していた。

俺様だって映画を見る楽しみを
味わっても良いはずだ。
何故、俺様は見ることができないのか。
はっきり言って
理不尽である。

幼い頃、確か映画を見に出かけたことがあった。
確かドライブインシアターとか
そういう名前のところだったように思う。

今度は俺様も
そのドライブインシアターで、スターウォーズを
見に行くつもりだ。



2002年08月05日(月):訳有り
日記をさぼった。
MILETがちょっと落ち込んでいたので、
慰めるのに忙しかったのである。

それにしても人間というのは、
面倒な生き物だな。



2002年08月04日(日):事件後
昨日は本当に久しぶりに、
ストレスのない一日を過ごせた。
みょう嬢には内緒であるが、
彼女の背後に天使猫が見えていたのだ。

それに比べて、
今日という日はつまらないの一言だった。
何をするでもなく、
惰眠を貪っていた。
燃え尽き症候群、とでも言うべき症状である。

話は変わって。
諸氏は「こげんた」という名前の猫を
ご存じだろうか。
幼いうちに、気狂いの人間に捉えられて、
殺されてしまった仔猫である。
その気狂いが、
最近どうやら再び、世間に出てくることになったらしい。
人間はどうして
ああも、残酷になれるのだろう。
俺様には理解不能である。

「こげんた」について知りたい方は、
以下のサイトへお越し願いたい。
どんな事件であったのか、また、その事件後の経過も
このサイトで知ることが出来る筈だ。
++Dear.こげんた++



2002年08月03日(土):アソブ
今日は陋屋に
みょう嬢がいらした。
一度風千女史宅でお目にかかってはいたが、
あの時は
文字通り「目通り」しかなしえなかった。
それ故、今日が事実上の初対面である。

陋屋には、薔薇の苗を取りにきて頂いたのだが、
ゴン王の話や
外猫たちの話など、してくれた。
その上、俺様の遊び相手もしてくれた。
遠方よりのご足労だというのに、である。

みょう嬢が言うには
俺様とゴン王の鳴き声は共通するものがあるらしい。
どちらの声も「みゃー」とは
程遠く、表音するならば「んー」や「んが」に近しいとか。

ただ、俺様の声は
ゴン王の幼少の頃に似ているそうだ。
俺様もまだまだ青い、という事だろうか。

みょう嬢のお陰で
久しぶりに
俺様も楽しいひとときを過ごすことが出来た。



2002年08月02日(金):唯独り
今日は午後から俺様一人だった。
MILETが出かけて
帰ってこなかったのだ。
エアコンは入れて貰っていたし、
食事の用意もされていたが…
最近、あまりにも俺様を、
ないがしろにしすぎていないか?

明日は来客の予定だそうだが、
MILETに恥の一つもかいて頂くことにしよう。



2002年08月01日(木):青あざ
今日は何故か薔薇職人がいた。
俺様の食事の支度をした後、さっさと寝室へ引き上げ、
二度寝までしていた。
俺様の飲み水を用意し忘れていたので、
もう一度叩き起こしてみたが、
まるで起きる気がないらしい。
仕方ないので、MILETを起こし、水を用意させた。

さて。
そのMILETのことである。
薔薇職人が例によって薔薇の手入れをしようと
玄関に立ち、MILETは愁傷に送り出した。
その後である。
玄関の付近から鈍い音がし、俺様は慌てて駆けつけた。
見るとMILETが
膝を抱えて唸っている。
どうやら、階段の手すりあたりに
思い切り膝をぶつけたらしい。
しかもそのぶつけた箇所。
昨日ヤブ蚊に刺されて、内出血を起こしているところだった。
見る見るうちに、「手すり」型に腫れ上がるMILETの膝。
流石の俺様も
同情してしまった。

腫れた膝に保冷材をあてていたMILETだが、
薔薇職人が薔薇の手入れを終えた後、
一緒に出かけてしまった。

…心配して損をする、とはこのことである。







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