世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2002年06月30日(日):最終戦
今日、ブラジルがドイツを下して
五度目の優勝を決めた。
高々とかかげられた「ワールドカップ」に
口付けをするブラジルの選手達。
素晴しいゴールを決めたロナウドは、
今大会の得点王もものにした。

息詰まる戦いであった。
90分、緊張の連続であった。

戦いに破れたドイツの選手達。
2失点したカーンは、ただ黙っていた。
ゴールポストにもたれ掛かれ、ただ、黙っていた。

次回のワールドカップはそのドイツが開催国である。

これでドイツには明確な目標が出来た事になる。

ちなみにMILETは
カーンの姿に感動したらしい。



2002年06月29日(土):終わり
明日でワールドカップが終わってしまう。
一ヶ月の激闘を振り返ってみた。
どの試合もそれぞれに
素晴しいものであったと思われる。
敗退した国々の上に、
たった一つの国が立つ。
その栄光を手にするのは、
サッカー王国ブラジルか。
それとも
強固なドイツか。



2002年06月28日(金):ゲーム
MILETはオンラインでよくゲームをして遊んでいる。
しかし、
根性なしのMILETはRPGや
シュミレーションゲームは苦手なようだ。
結果がすぐに分かるゲームが好きなようである。

俺様は人間のやっているゲームには
あまり興味がない。

しいて興味のあるゲームと言えば
サッカーだろうか。
勿論、サッカーゲームのことではない。

人間は楽しみがないと人生の意味を
見いだせない動物らしい。
次から次へと
新しいゲームを考えついては、
その楽しみに耽る。
やがてそのゲームに飽きてしまうと、分かっているのに
やめることが出来ない。

無駄なことに費やす時間が多いほど、
人生というのは豊かになると考えているのだろう。

まぁ、MILETがそこまで深く考えて
ゲームに興じているとは思わないが。



2002年06月27日(木):眠り方
今日もゆっくり眠った。
こう気温が低いと、気持ちよく眠る事ができる。

寒い時は布団の中に潜り込むのが良い。
もちろん、俺様専用の布団である。
薔薇職人の布団は真冬以外はごめん被りたい。
当然、MILETの布団など論外だ。
何しろMILETは体温が低い。
俺様の事を湯たんぽ代わりにする程である。

それにしても
この頃の寒さはどういったわけだろうか。





2002年06月26日(水):遅れた
昨日の日記を今日になって書いている。
少々理由があって、遅くなってしまった。

理由というのは他でもない。
天気の所為である。

猫族というのは雨が降ると、何故か眠くなってしまうのだ。
おそらくこれは
祖先がまだ大型の獣であったとき、
雨の日は体を休めるために、睡眠をとっていたからだろう。
晴れの日は食糧を獲るために、
野山を駆けめぐり、草原を突っ走っていたのだ。
体力を取り戻すために、眠りを取らざるを得なかったのだと
俺様は思う。

その眠りのリズムが、
現在狩りはおろか、身の危険すらあまり無い俺様にも
残っているのだ。

血は水よりも確かに濃いのだ。



2002年06月25日(火):久々に
MILETと薔薇職人がテレビに釘付けだった。
今日はドイツ戦だったのである。
俺様も一緒に観戦した。
しかしMILETはなぜかテレビの音を
消していた。
聞きたくない解説や、ブーイングを
シャットアウトするためだそうである。
俺様に言わせれば、MILETの「うんちく」の方が
よっぽど耳障りだったのだが。

ともかく、ドイツは決勝戦に進む事になった。

決戦は横浜である。

ブラジルがトルコに勝つ事ができれば、
W杯の不思議に終止符を打つことが出来るらしい。

楽しみだ。



2002年06月24日(月):休み中
今日もサッカーの試合はなかった。
MILETも俺様も、のんびり過ごした。
MILETは一日読書をして過ごしていたようである。
仕事はどうした、と思ったが、
俺様も眠気には勝てなかった。
昨日は少々、羽目を外しすぎたらしい。

ところで、毎日のニュースは
相変わらずW杯一色である。
他にも伝えるべき事があうだろうに、
と思うのは俺様だけであろうか。



2002年06月23日(日):報復す
今日は昨日の予告通り、報復措置を取った。
まずは夜中の一時ごろ。
薔薇職人を叩き起こし、
俺様との遊びを強要。
薔薇職人はそのまま起きる羽目になったらしいが、
勿論一暴れした俺様は、
気持ちよい睡眠をとることが出来た。
午前中は
出かけようとする薔薇職人を、
様々な手を使って阻止。
一例を挙げるならば
「自転車に乗ってくる」
と薔薇職人が言えば、俺様が暴れる、といった具合だ。
しかし俺様の食料を買ってくると言うので、
仕方なく外出を許可した。
午後からは外に出たいとMILETに言いまくった。
しかしMILETは薔薇職人と違って、
俺様の言う通りにはなかなか動こうとしない。
こうなると根比べである。
しかしこの勝負は、MILETに軍配が上がってしまった。
俺様もまだまだ、だな。



2002年06月22日(土):折角の
久しぶりにMILETが早起きをした。
山中湖へ出かける為だ。
勿論、俺様も眠い目をこすって、起きだした。
だが。

…俺様は留守番を仰せつかった。

何のために早く起きたと
思っているんだろうか。

まぁ、仕方ない。

…報復はするが。



2002年06月21日(金):夏至か
今日は一年でもっとも昼が長い日である。
北欧では白夜になるそうだ。
俺様も一日中昼、と言う現象を見てみたいものだ。
MILETは昨日のやる気はすっかり失せたらしく、
全く仕事に着手しなかった。
そういえば朝から
機嫌が悪いのか、臥せていたようだ。
午後になってMILETは元気を回復したようだが、
相変わらずやる気は無かったらしい。
俺様も相変わらず
昼寝に精を出した。
そういえば明日、MILETたちは出かけるようなことを言っていたな。
…俺様を置いていくと言っていたが…
雨だそうだ。

…俺様を置いて出かけようなどと考えるからだ。

今日MILETが俺様の動画をupしていた。
ご興味ある方は一度、ご覧頂きたい。

世界征服TV



2002年06月20日(木):相手に
今日のMILETは俺様の存在を忘れていたらしい。
午前中は
うだうだと布団の中で本を読んだり、
Macに向かってなにやらしていたりと普段通りだった。
だが午後からは、なにかスイッチが入ったか
あるいは
切れたかしたのだろう。
MILETはなにやら数式の書かれた原稿をMacで眺めながら、
原稿用紙に向かっていた。
異様である。
MILETは自他共に認める
「数字アレルギー」である。
これは数学アレルギーや算数アレルギーの遙か上を行く、
強烈なアレルギーらしい。
数字を見るだけで、めまいを起こすと常日頃言っているくらいだ。
そのMILETが
数式を見ながら原稿を描いているのだ。
これを異様と言わずに
なんと言うだろうか。
いつもなら、昼の1時半には昼食と称して、
俺様とティータイムを過ごすMILET。
今日は俺様が誘っても、お茶を飲むことはおろか、
俺様をかまいもしなかった。
夕方になってから、
やっとMILETは思いだしたように休憩をし、
俺様を抱き上げた。
しかし、それも束の間である。
しばらくニュースを見ていたのだが、やおら立ち上がると
雨戸を閉め初め、
その上また仕事に戻った。
一体、MILETに何があったのだろうか。
謎である。



2002年06月19日(水):安息日
今日はサッカー平和記念日とやらで
試合がなかった。
そういうわけで、俺様は身も心も安らかに
一日過ごすことが出来た。
MILETの気持ちは収まっていないらしいが、
俺様に言わせれば
どんなに憤慨しようと抗議しようと、
判定は覆らない。
それはいつだったかのW杯で
アルゼンチンのマラドーナという選手が
ハンドによるゴールで先制点を上げたことと同じだ。
あれは後日になって、本人が
「神の手」
と言う発言でもって、己のやったことを認めているのに、である。
それが勝負というものだ。



2002年06月18日(火):敗退す
日本が負けた。
トルコの前に、とうとう倒れてしまった。
しかし、たった四年でここまで成長した彼らを
俺様はほめてやりたいと思う。
彼らの中ではすでに、次の戦いが始まっているだろう。
逞しい事だ。

ちなみに俺様は試合を見なかった。
MILETも同様である。
MILETはなんでも「頭痛がする」と言っていたが、
本当のところは見るのが恐かったのだろう。

さて。
これからイタリア対韓国の試合が始まる。
どちらに軍配が上がるだろうか。

今日は一日雨で肌寒かった。
俺様はベッドで丸くなったり、布団の中に入り込んだりした。
それでも寒かった。
明日は天気が良くなるそうである。
日本が敗退したあとのW杯に、いったいどれ程の人間が
関心を持ったままでいるだろうか。

イタリア対韓国の試合後。
片方よりのマスコミ報道や、片方よりの審判の裁定など
不快な出来事もあった。
しかし、イタリアは確かに韓国に負けた。
イタリアの監督の采配には、納得しかねるところもあったし
韓国はサポーターの力も借りて、
異常とも言えるほどの激しい気迫を漲らせていた。
イタリアと言えば、クロアチア戦でのラインズマン。
疑惑の裁定は
「誤審であった」
と認めてしまった。
だが、俺様は疑問に思う。
もしもイタリアが予選リーグで敗退してしまっていたら、
この審判は誤審を認めていただろうか、と。
スポーツはフェアーであってしかるべきだが、
そこに利権が絡んでくると、そうも言っていられないのだろうか。





2002年06月17日(月):黴臭い
先日の夜、あまりにも蒸し暑かったのでMILETたちに命じて、
エアコンを点けさせた。
ところが、エアコンから
何とも言えない異臭が吹き付けられてきたのである。
慌ててエアコンを切り、窓を開けるMILETたち。
どうやらエアコンの中に、黴が生えてしまったようだ。
「つい3日前まで何ともなかったのに」
とMILETが不思議そうだった。
黴というのはあっという間に、生えてくるらしい。
そんなわけで、昨日、薔薇職人が
エアコンの掃除をする羽目になった。
我が家には高圧スチームの掃除機なる物があり、
大掃除の際には非常に役に立つのである。
ガス台や風呂場、換気扇に至るまで
この掃除機が活躍する。
高圧の上、高温のスチームを吹き付けるので、
殺菌効果もあるらしい。
そういうわけで、エアコンも綺麗になり、安心して
俺様のためにエアコンを点けられるようになった。
しかし、昨日から湿度は高いが、気温が低い。
折角綺麗になったエアコンが、活躍できない。



2002年06月16日(日):自堕落
気温は低かったが、蒸す日だった。
テレビでは相変わらず、W杯である。
当然だが、俺様も観ている。
今日の試合結果などは、新聞、テレビで報道されているだろうから
割愛させて頂く。
そろそろこの日記も、元の内容に戻そうと思うのだ。
いや、別にW杯に飽きたわけではない。
W杯の観戦日記なら、他でも数多く見られるだろうから、
正道に立ち戻ろうと言うだけである。
折に触れて、俺様の感想も記していくつもりだ。
さて。
今日はMILETたちが出かけてしまったので、
俺様は閑だった。
幸い気温が低かったので、ゆっくりと昼寝をさせていただく。
たまにはだらだらとした日曜日を過ごしても、
良いだろうと思う。
そういえば最近MILETたちは、なにやら大きな買い物をしようと
目論んでいるらしい。
一体、なにを入手したいのだろうか。



2002年06月15日(土):決勝T
今日から決勝トーナメントが始まる。
第一日目の試合は、ドイツ対パラグアイ、
イングランド対デンマークである。
ドイツ対パラグアイは日中に試合を行い、
1ー0でドイツが勝ち残った。
現在、新潟でイングランド対デンマークの試合が行われている。
すでにイングランドが3点を取っている。
後半32分を過ぎており、イングランドペースだ。

ところで、デンマークと言えば諸氏は何を思い浮かべるだろうか。
どうやらMILETは
「北欧家具」
ということらしい。
デンマークをネットで調べていたらしいが、
「やっぱりデンマークには良い家具がある」
とかなんとか言っていた。
北欧の国々は、長い冬を家の中に閉じこもって過ごしていた歴史があり、
当然だが家の中については、
独特の考え方を持っていたらしい。
その一つが「長く使え、飽きのこないデザインの家具」
というものだ。
MILETはアン王朝風のきらびやかで「優雅な」デザインが
お好みらしいが、デンマークのシンプルでありながら、
凝ったデザインの家具も好きらしい。
問題は、どちらもMILETの懐具合に
マッチしないと言う事だろう。



2002年06月14日(金):決勝へ
日本が勝った。
スピードのある展開で、二点の得点をあげた。
これで文句なく、決勝トーナメントへ進出である。
ここまでやれるとは、正直思っていなかった。
決勝トーナメントではトルコと戦う事になっている。
さて。
どう言う結果が出るだろうか。

どうでも良いが、サポーターが冷静であったら
「もっと盛り上げてくれ(ないと点数をあげられない)」
と言い、
盛り上がって来たら
「大歓声で(指示の)声が届かなかった(からシュートを失敗した)」
と文句を言う解説は如何なものだろうか?



2002年06月13日(木):平和に
保たれた。
理由はイタリアがメキシコに引き分けた。
それによって、イタリアとメキシコとが決勝リーグに
進む事が出来た。
MILETはイタリアの大ファンだ。
はっきり言えば、イタリアが負けでもしたら
我が家はフーリガンに破壊されていたかも知れない。
ということで、ほっとしている次第である。
試合内容は、かなり良かったように思う。
前半にイタリアが何度か決定的なチャンスがあったのだが、
それをものにする事が出来なかった。
それに対し、メキシコはわずかな隙をついて
見事に先制を決める。
今年のメキシコはなかなかのものだ。
後半、決定的なシーンで点をあげられなかったトッティを下げて、
イタリアはデル・ピエロを投入。
交代早々に彼が同点のシュートを決めた。
MILETは
「最初からデル・ピエッロを入れてれば良かったんだよ!」
と言っていた。
ま、後からなら誰でも「名監督」だ。



2002年06月12日(水):一体?
昼間イングランド対ナイジェリアの試合を見た。
同じ時間、別の会場では
スウェーデン対アルゼンチンの試合も行われていた。

ナイジェリアは予選敗退が決まっていた。
しかし、イングランドは「負けなければ」
決勝トーナメントへ進む事が決まっていた。
その所為だろうか。
どちらのチームも俺様には
投げやりに試合をやっているようにしか、
見えなかった。
結果は0ー0の引き分け。
確かにイングランドは、決勝リーグに進む事が大事だっただろう。
しかし、しかしである。
だからといって、引き分けで良い、というのは如何なものだろうか。
死力を尽くして戦った結果が、
五分と五分であれば、それは素晴しい力のせめぎ合いだったと
俺様も思えただろう。
だが、あの試合を見る限り、俺様にはそう思えなかった。
それに対し、負けられないアルゼンチンを相手にした
スウェーデン。
お互いにまさに精一杯の戦いだった。
結果は1ー1の引き分けだった。
これによってアルゼンチンは予選敗退が決定した。
試合終了後、アルゼンチンのバティストゥ−タ選手が涙を流していた。
精一杯、出来る事全てをし尽くしての結果だ。
スウェーデンの選手はアルゼンチンの健闘を讃え、
拍手を送っていた。
これこそが、ワールドカップだと思う。
同じ引き分けでも、こんなにも差があるのか。
イングランドは、策を弄して決勝リーグに進む。
さて。
どちらのチームが、より、優れているだろうか。



2002年06月11日(火):激しい
フランスが負けた。
まさか、予選リーグ敗退とは…思ってもみなかった。
今大会は次々と予想外の展開が起こっている。
フランスの予選敗退はもとより、
ポルトガルがアメリカに負けたり、
日本が決勝リーグに進みそうであったり。
意外であるが、これがあるからサッカーは楽しいのである。
いや、W杯、と言い換えても良い。
現在、ドイツとカメ−ルンが激しい戦いを繰り広げている。
途中途中、試合が滞ると思えば、
両チームが睨み合やら、喧嘩寸前やらである。
イエローカードが何枚も出され、その上、退場者まで出る始末だ。
すでに現時点(21時15分)で九枚のイエローカードが
出される事となった。
意地と意地のぶつかり合い、とでも言おうか。
この試合に勝てれば、文句なく決勝リーグ行きだ。
お互い、まさに死力を尽くしての戦いとなるだろう。

結果。
十六枚のイエローカードが飛び交い、
それぞれ1人ずつの退場者を出すという、荒れた試合となった。
前半にドイツに退場者が出て、
カメルーンにとっては「パワープレイ」状態となった。
しかし。
ドイツはそんなことなど、まるで意に介していなかった様である。
ハンディのあるうちに、一点先取。
そして後半34分。
ドイツは二点目を上げた。
結局これが決勝点となり、ドイツは決勝リーグ進出を決めたのである。
カメルーンは、「遅刻騒動」により
すっかり日本でもお馴染みの国となった。
「不屈のライオン」の異名を持ち、
アフリカ勢での実力ナンバーワンを誇るチーム。
そして前回フランス大会では、準準決勝にまで進んだというほどの
実力の持ち主でもあった。

W杯。
一筋縄では行かないこの大会に、
俺様の興味は薄れない。





2002年06月10日(月):見えた
今日の試合は
韓国対アメリカ、ベルギー対チュニジア、そして
ポーランド対ポルトガルである。
アメリカと韓国は、冬のオリンピック以来
因縁の間柄だ。
果たしてどちらが勝つのか。非常に興味のある所だ。
しかし残念ながら、
日本のテレビ局がこの対戦の放映権を取れなかったそうである。
試合の結果は、1ー1のドローだった。
MILETは韓国が勝たなかったことを、
非常に残念がっていた。
ベルギーとチュニジアの戦いは、
日本が決勝ラウンドに、楽に進めるかどうか
占える試合でもあった。
結果はこちらも1ー1のドロー。
ポーランド対ポルトガルはこれからキックオフだ。

今日、薔薇職人がなぜか早く帰って来た。
それと言うもの、今日は仕事にならなかったからだと言う。
MILETは昨日からの熱狂を見て、
すっかり冷めてしまったそうだ。
全く。本当にMILETは天の邪鬼である。
俺様を天の邪鬼呼ばわりするが、自分の方がずっと天の邪鬼だ。



2002年06月09日(日):初勝利
勝った。
日本対ロシア。
日本が1ー0で勝ってしまった。
一点を入れたのは、稲本で二試合連続得点だった。
しかし、満点をつけられる試合ではなかった事は
確かである。
ディフェンスラインが、どうも弱いようだった。
後半になって、中山が投入された。
中山は試合の結果にあまり関わりなかったようであったが、
だが彼の存在は日本代表、また、そのサポーターたちにとって
精神的に鼓舞させられたというところだろうか。
MILETも中山ファンであるから、
出て来ただけで大喜びだった。
さて。
次はチェニジア戦である。
どう戦うのか、また、勝つ事はできるのか。
もし勝てれば、日本は予選リーグ1位通過だ。



2002年06月08日(土):憤慨す
イタリア対クロアチア戦。
2−1でクロアチアが勝利を手にした。
これでG組はどのチームが決勝トーナメントに出るか、
非常に微妙になってきた。
それはそれとしよう。
MILETは当然、憤慨していた。
いや、はっきり言えば「キレて」いた。
別にイタリアが負けたことに、憤慨していたわけではない。
理由は、審判の裁定に不服があったためである。
イタリアのベロンという選手が、
ゴールを決めたのだが…
それがオフサイドを取られて、無効になったのである。
良くある話だ。
しかし、それがどうやら裁定ミスだったらしい。
というのも、オフサイドを取られた選手というのは、
実際にはボールに触っていなかったからである。
だが、どこかの国で開かれた、
「公平な」オリンピックと違って、
一度下された裁定は覆らない。
憤慨するのも当然と言えば、当然である。
まぁ、俺様に言わせれば、それでも
負けていなかっただけであり、勝っていたわけではないだろう。
もっとも勝ち点が取れるか、取れないかというのは
大きな差であるが。



2002年06月07日(金):大激戦
イングランド対アルゼンチン。
因縁の戦いである。
激しいチャージ合戦が予想された。
試合が始まってからしばらく、お互いの出方を見ていたようだ。
MIELTは冗談で
「試合が終わるころには何人対何人になってるかな」
と言っていた。
激しいファールの後、イングランドがPKを奪う。
MILETひいきのベッカムがPKを制した。
結局、それが決勝点となった。
しかし、後半の二十分。
ほとんどアルゼンチンがボールを支配していた様に
俺様には見えた。
勝ったのはイングランド。
四年前の意趣返しを果たした、といったところだろうか。
しかし、ゲームを制していたのは
アルゼンチンだったのではないだろうか。
さて。
イングランドとアルゼンチンがいるF組は
今日、ナイジェリアに勝った事によりスウェーデンが
一歩抜きん出た。
しかし、まだ分からない。
その他に、初戦を約五十年ぶりに制したスペインが
パラグアイと戦った。
3ー1でスペインが勝った。これで、スペインが一抜けである。
オウンゴールでパラグアイに一点プレゼントしてしまったらしい。
まぁ、御愛嬌というものだろう。



2002年06月06日(木):Heat!!
フランス対ウルグアイの試合を観た。
どちらも負けられない試合である。
だが、勝敗というは
どちらかが負けることを意味している。
前半早々に、フランスにレッドカードが提示された。
それはすなわち、この試合を十人で戦うことを意味している。
相手のウルグアイも
猛チャージをしかけてくる。
飛び交う怒号とブーイングの嵐。
審判の裁定に対してブーイングする観客達。
剥がれ飛ぶ芝生に、足を取られて転倒する選手もいた。
試合は膠着状態のまま、
どちらが勝ってもおかしくない状態で前半を折り返した。
後半は、更に激しいぶつかり合いだった。
もはや、サッカーなのか、それともレスリングなのか
分からなくなるほどである。
一人欠いている筈のフランスであるが、
力負けしているようには見えなかった。
だが、俺様の記憶している華麗なるチームプレーは
一切見られなかった。
セットプレイのミスや、チャンスを生かし切れないFW。
まるで子供がムキになっているような
そんな印象すらあった。
結果、ウルグアイと仲良く同点となる。
今日は他にもカメルーン戦などがあったようだが、
あのフランス対ウルグアイの試合を観た後では、
どうしても見る気になれなかった。
それだけ、見る側もヒートアップした試合だったのである。
しかし。
明日は問題のイングランド対アルゼンチン戦だ。
ヒートアップ間違いないだろう。
非常に楽しみである。



2002年06月05日(水):ドイツ
今日は一試合のみしか、観戦しなかった。
ドイツ対アイルランドである。
ドイツは先日の対サウジアラビア戦で、大量得点をした。
今日のカードでは
流石にそれは無理だろうと思われた。
一方アイルランドは、カメルーンと戦い引き分けている。
ここは負けられない試合だ。
開始早々、レベルの高いチーム同士の戦いとは
これほどまでに小気味よいものだと痛感させられた。
スピードのあるオフェンスと、リベロの自在な動き。
流石である。
ドイツが先制点を上げ、アイルランドは追う展開となった。
攻め込むアイルランドに対し、
ドイツのゴールキーパーのスーパーセーブが次々と披露される。
そしてとうとうロスタイムに突入した。
このままドイツが勝ち逃げるのか。
おそらくアイルランドの監督も、そう思っていただろう。
しかしそのままでは終わらないのが、アイルランドである。
ロスタイムに入った途端、同点ゴールを決めたのである。
そしてそのまま、試合は終了した。
ドイツはこの試合に勝てば
決勝トーナメント一番乗りだった。
だが、そうはいかないのがワールドカップである。
MILETはアイルランドの監督を
「シャーロック・ホームズ」
と呼んでいた。
…確かに、イメージ的にはそうかもしれない。
そのホームズ氏が、ロスタイムに自分のチームがもたらした得点を
口をあんぐりとあけて、眺めていた。
そのあと、初めて彼の笑顔というものを
俺様は拝んだ。
そういえば、今日は日本と同じ組にいる
ロシアとチェニジアの試合が昼間にあったようだ。
ロシアがチェニジアを2−0で下したらしい。
これでロシアが一歩決勝リーグに近づいたわけだ。
それからアメリカが、なんとポルトガルに勝ったという。
今大会は予想外のチームが勝つことが多いようだ。
さて。明日も熱い戦いが待っている。
明日は初戦で負けを喫したフランスが
ウルグアイと対戦する。
もう、負けるわけには行かないフランスが、
どのような戦いを繰り広げるのか注目したい。



2002年06月04日(火):日本戦
今日はいよいよベルギー対日本である。
MILETの予想では
「2−0でベルギーかな?上手く行って引き分けたら大金星」
との事だった。
キックオフから前半。
ベルギーも日本も腹のさぐり合い状態であった。
試合会場の埼玉スタジアムは、
非常に蒸し暑く、かつ、熱気に包まれていたようである。
やがてベルギーがコーナーキックからのセットプレイで、
先制点を上げた。
今までの日本代表だったら、
このままへこんでしまって諦めてしまうところである。
だが、そうではなかった。
1−1に引き分けたとき、俺様は内心思った。
このまま引き分けで終わったら、
上手くすれば決勝トーナメントに進めるのでは、と。
しかし、俺様の読みは外れてしまった。
なんと、日本は逆転ゴールを決めたのである。
確かに史上最強の日本代表チームというのは、
本当だったらしい。
結局ベルギーに追い付かれ
試合結果は2−2の同点だった。
それでも日本はワールドカップ初めての勝ち点、
そして逆転劇を手にしたのだ。
これはひょっとすると、ひょっとするかも知れない。
明日は同じ組のロシアとチェニジアが対戦する。
ゲームの流れを見るためにも、
観戦しなければなるまい。
その他の今日の試合は初出場の中国が、コスタリカと対戦した。
2−0でコスタリカの勝利に終わっている。
今現在(21時15分)、韓国とポーランドは試合の真っ最中だ。
どうやら韓国が先制点を取ったようである。
明日はドイツ対アイルランドという好カードもある。
楽しみだ。



2002年06月03日(月):四日目
今日観戦した試合は唯一つ。
イタリア対エクアドルである。
エクアドルは南米予選で、ブラジルを下して
始めてのワールドカップ出場だった。
南米は激選区である。どの国が出て来てもおかしくない。
その激選区を勝ち抜いて来たチームだ。
イタリアとは言えども、油断は禁物だろう。
しかし、試合が始まってみて
イタリアの実力は凄まじいものだと実感した。
攻めはもちろんの事、
鉄壁のディフェンス陣。
エクアドルの選手が劣っているというのではなく、
イタリアが抜きん出ていたといった所であろう。
結果はイタリアが二点のゴールを決めて、
勝ち点3をあげる事となった。
MFのトッティはMILETのお気に入り選手である。
彼が走る度にMILETが奇声をあげていた。
イタリアが勝利して、我が家の平和が守られた気がするのは
俺様だけではなかったらしい。
今日のその他の試合では
ブラジルがトルコと戦い、2ー1で勝利。
ブラジルは「もしかするとワールドカップに出られないかも」
という評もあったが、
そのプレーを見た限り、やはり「王者ブラジル」だった。
また、メキシコとクロアチアの試合もあった。
クロアチアに今大会始めてのレッドカードが出た。
さて。
明日はいよいよ日本代表の試合がある。
ベルギーに対して、一体どこまで出来るか注目しようと思う。



2002年06月02日(日):3日目
今日の試合ももの凄いカードばかりであった。
注目のイングランド、そしてアルゼンチンが
それぞれ初戦を迎えた。
また、毎回初戦を「勝つことが出来ない」スペインも
試合を行った。
俺様が観戦したのは
アルゼンチン対ナイジェリアの試合である。
MILETは密かにナイジェリアを優勝候補に上げていたようだ。
理由は、オリンピックでの優勝経験を持つチームだから
ということらしい。
試合の結果はアルゼンチンが辛くもナイジェリアをかわし、
勝ち点3を上げることとなった。
ナイジェリアのディフェンスは素晴らしく、
流石のアルゼンチンも苦戦を強いられたような印象を受けた。
特にMFへの完璧とも言えるマーク。
その一瞬の隙をついた、アルゼンチンのバティストゥータ。
彼はこのゴールで
ワールドカップ通算十得点目だったそうである。
彼の前には
どんなディフェンスの壁も存在しないらしい。
イングランドはスウェーデンと対戦した。
高さのあるオフェンスが得意なスウェーデンと、
速さが持ち味のイングランド。
イングランドが先制点を上げて、
これで試合の流れが決まったかに思えた。
しかし、それからのスウェーデンの粘りは、凄まじかった。
後半三十分。
スウェーデンが、イングランドのゴールを破った。
これでドローである。
イングランドのスター選手である、ベッカムは
後半になって途中交替。
これは結局、ベッカムが殆どボールを触れなかったから、
という事だったらしい。
返して言えばスウェーデンのマークが、強固になったのだろう。
試合はそのまま引き分けて終了した。
スウェーデンに追い付かれてからのイングランドは、
精彩に欠いていたように思う。
途中足が止まる場面も、いくつか見受けられた。
諦めてしまっては、取れる点も取れないのではあるまいか。
さて。
初戦を「勝つことが出来ない」スペイン。
彼らはスロベニアと対戦した。
スペインは三点を上げ、スロベニアを下した。
忌まわしいジンクスは、この大会で終わりに出来たのである。
審判が少々不可解とも取れる裁定を下した場面もあったが、
この試合もかなりの熱戦であった。



2002年06月01日(土):二日目
今日の試合はアイルランド対カメルーン及び
ドイツ対サウジアラビアであった。
俺様が見たのは
アイルランド対カメルーンである。
カメルーンは日本のキャンプ地へ、
大変遅れて到着した。
そのお陰でキャンプ地は「日本でもっとも有名な」キャンプ地と
なってしまった。
その経済効果はいかばかりのものだろうか。
当然、カメルーンチームも日本にとってなじみの深いものとなった。
さて。試合である。
アイルランドが強豪であることは
言うまでもあるまい。
また、カメルーンはアフリカナンバーワンのチームと言われている。
楽しみにしていたカードだ。
序盤はどちらも相手を牽制しあっており、
このまま膠着状態になるかと思われた。
前半も終わり近くになって、カメルーンのエムボマが先制点を上げた。
これで流れが一気にカメルーンに
と思っていたのだが…
アイルランドの恐ろしさは、やはり本物だったらしい。
一点返して、試合は振り出しになったのである。
途中カメルーンはエムボマを退けた。
しかし、結局試合は一対一の同点のまま終了。
なかなか見応えのある試合であった。
俺様は観なかったのだが、ドイツ対サウジアラビアは
かなり悲惨な試合だったらしい。
ドイツのハットトリック、
そして野球の試合ではないかと思われるほどの、大量得点。
ドイツの圧勝だった。
サウジアラビアも、決して弱いチームではない。
ドイツ、恐るべし。







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