世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2002年01月31日(木):読書量
MILETが本好きである話は
以前にもしたような気がする。
毎日必ずなにかしらの本を読んでいるのだ。
しかし、陋屋近辺には本屋がない。
故に、MILETは本を求めて
バスに乗り、駅前まで行かねばならない。
それでも目的の本が無い場合が多々ある。
今流行の、ネット購入すれば良いと思うのだが、
中身を読んでからでないと
購入する気にはなれないそうだ。
MILETは乱読派である。
漫画から哲学書まで
なんでもこなすようだ。
特に好きなのは二世紀ほど前の探偵小説と、
犯罪心理学の本である。
つまり探偵趣味があるのだろう。
探偵小説の方は
「当時の流行とか分かって面白いよ」
とも言っていた。
探偵小説を探偵小説として読まないところなど、
流石にひねくれている。
読書の仕方にも性格というのはでるらしい。



2002年01月30日(水):伏魔殿
先日来、テレビでは日本の政治というのが
いかにいい加減なものであるかを、
報道しまくっている。
一議員がそこまで力を持っているのかと
疑問を持つような事件ないし、
出来事が起こっているらしい。
政府機関はまさに魑魅魍魎の類が
闊歩しているのだろう。
誰が嘘をついているかとか
こんなことを言った覚えがないだとか、
問題はそう言うことではないはずだ。
愚か者の集団だ。



2002年01月29日(火):模様替
サイトをちょっと春らしくした。
といっても、MILETのことである。
色を変えただけに過ぎない。
以前は壁紙などを使っていたのであるが、
「めんどくさいし〜」
の一言で、壁紙はことごとく撤去。
全く。
情緒の欠片もない。
そのくせ、Atelierでは壁紙中心に作成している。
その理由は流石の俺様も
聞くに堪えられなかった。
MILET曰く
「だって。他のはめんどうなんだもん」
だそうだ。



2002年01月28日(月):花粉症
MILETはスギ花粉症である。
今年は例年になく花粉の飛散が早く、
MILETは既に鼻水とくしゃみに倒れた。
花粉症にかかると、身体がだるくなるといって、
今日もごろごろ寝ている始末だ。
そう言う俺様も、
この季節はやたらと眠くなる。
そう言うわけで今日は
昨日発掘された俺様の子供時代の写真で
勘弁してもらおうと思う。



2002年01月27日(日):片づけ
MILETの辞書に整理整頓の文字はない。
家事で一番苦手なのは、
掃除と片づけであると豪語している位だ。
薔薇職人もそれは同じようだ。
お陰で陋屋はいつも雑然としている。
しかし思い立ったらとことんの薔薇職人が、
今日、急に物置状態であった和室を
掃除し始めた。
普段使っていないこの「物置」を
部屋に戻そうと言う、壮大な計画である。
この家の人間は二人しかいないのだが、
二人ともまるで違う趣味を持っているため、
共有する物品が少ない。
従って、家の中は物で溢れる事になる。
だいたい、MacにしてもMILETはG4、
薔薇職人はI-Bookである。
その上、それぞれ使い勝手を考えた周辺機器が
それぞれのMacに付随し、
当然ソフト類もそれぞれ別の種類を持っている。
しかも薔薇職人はMacを買い換えるたびに、
溜め込んでいくのだ。
買い換えの時に下取りなどという手段は、
考えないらしい。
お陰で陋屋の「物置」には使われていないMacが
ごろごろしている始末である。
今日一日ではとうてい片づけ終わらなかった。
2週間かけて、片づけるそうである。
ちなみに薔薇職人が一所懸命片づけている間、
MILETは死んでいた。
今日は体調が悪いと言うことらしい。
俺様が思うに、あれは仮病に違いない。
俺様はどうしていたかと言えば、
当然、薔薇職人を邪魔していたに決まっている。
こう見えても俺様は、仕事をきっちりこなす方なのだ。



2002年01月26日(土):兄妹仲
今日もMILET兄から電話があった。
電話のない時はメールが来る。
その内容は全て同じようなものである。
ちなみに昨日のメールは
「早く可愛いニャン子が欲しいな・・・。」
であった。
その前のメールは
「とにかく、ターよりかわいいのがいいのー!!」
である。
ターというのは不肖俺様の愛称だ。
つまり、MILETに唆され、俺様の魅力に取り憑かれ
仔猫を飼うと決めたのである。
決心したからというもの、MILET兄は毎日のように
MILETに連絡を取っているのだ。
やれ、飼うにはどうしたらいいのかだの、
何が必要なのかだの、予防接種がどうしただの…
その問にMILETはにんまりしながら、答えている。
この兄妹はお互いが結婚する前
仲が良かったと話では聞いていた。
だが、二人が時々実家でお互いの連れ合い同伴で
会うときなどは、それほど仲がよいようには見えなかった。
その印象は俺様の洞察不足だったらしい。
MILET兄は照れ屋の上、カッコつけたがりなのだ。
だから自分の妻の前では
妹と仲がよいことなどおくびにも出さないのだろう。
最近の電話やメールのやりとりを聞いていると
成る程仲の良い兄妹だと俺様も思うようになった。
とにかく、今後MILET兄が猫と暮らすようになれば、
また電話やメールが多くなることは必至だ。
MILETがおかしなアドバイスをしないよう、
俺様もしっかり見張ることにしよう。



2002年01月25日(金):機械物
MILETと薔薇職人の二人で、
今日はクルマに搭載するCDチェンジャーを
分解していた。
このCDチェンジャーは前のクルマに積んでいた物だ。
今のクルマにはつけられないタイプのもので、
クルマを買い換えるときに取り外したのである。
ところがそこが薔薇職人。
なんと、中にCDを入れっぱなしで取り外したのだ。
しかも一枚は、「演奏可能」状態のままである。
CDを取り出すためには
もう一度クルマなりから電源を引いてくるか、
あるいは分解するしかない。
MILETたちは後者を選んだ。
人間どもは♂の方が
機械に精通していると聞いている。
こう言うときは♂が率先して
手先の器用さをアピールする習慣らしい。
薔薇職人もその例にならって、
分解に着手した。
しかしどうやらMILETの方が上手であったらしい。
「違う、違う。ここのバネがここに作用するんだよ」
だの
「ここは押し開けるみたいよ」
とか
「だから。ここがこれに繋がっているって言ってるの」
等々、薔薇職人に口を出している。
実際自分でいくつか作業して見せたりもしていた。
それが薔薇職人の負けず嫌いを刺激したのだろう。
今はこつこつ一人で作業中だ。
さて。
上手く分解できるのだろうか。



2002年01月24日(木):哀しみ
今日、MILETの携帯電話にメールが入った。
それによると、十一歳のレオという名の我が同朋が
亡くなったという知らせだった。
その知らせを出したのは薔薇職人である。
帰宅した薔薇職人曰く、
「朝、彼のところに電話が奥さんからかかって来たんだ。
レオが死んだって言ったきり、奥さんが黙っちゃって。
それで彼は仕事を放り出して帰ったんだよ」
今日はレオの為に
ささやかな葬儀が行われたそうである。
我々は残念ながら人間どもよりも寿命が短い。
人間どもの中には
「たとえ妖怪になっても、長生きして欲しい」
と言う輩もいる。
それはきっと、自分たちよりも俺様達の命が
短いと承知しているからこその言葉だ。
天から与えられた命の長さがたとえ短くても、
その分俺様達は有意義に生きていく。
しかし、それでも俺様は考える。
もし、俺様が死んでしまったら、MILETはどうするだろう。
MILETは毎朝俺様の身体を撫でる。
そうすることで、毎朝俺様が生きていると実感するのだそうだ。
いつかその手が
冷たくなった俺様の身体を撫でる時が来るのだろうか。



2002年01月23日(水):今日は
少々俺様はお疲れモードである。
久しぶりに食事を戻してしまった。
庭の薔薇苗を眺めているときに、
急に気分が悪くなったのである。
珍しく、MILETが気がつかなかった。
そういうわけで、今日はもう休むことにした。
体調は良いのであるが、
…いうなればふて寝である。



2002年01月22日(火):3億円
今日、MILETのところにとあるメールが届いた。
統計学を教えている某教授から、
アンケートのお願いだった。
その内容は「宝くじについて」だった。
3億円当たって叶えたい夢を書く設問に、
「パラオ諸島に真水の出る無人島を買って
沢山の猫を飼ってヘミングウェイのように暮らす」
とMILETは書いていた。
三億でそんなことが出来ると思っているのだろうか。
まったく。
貧乏人は金の真価が分かっていない。
いくらあったら仕事を辞めて遊び暮らすか、という設問には
「一兆円」
と書いていた。
今の仕事が好きだから…というのが理由だそうだが、
俺様に言わせればMILETは今でも遊び暮らしているから
具体的な金額が出せなかっただけだ。
そしてその金で何をして遊び暮らすかというと
「猫と昼寝したり、薔薇園造園したり、映画作ったりする」
んだそうである。
猫と昼寝、および薔薇園造園は既に叶えている夢だ。
本当に発想が貧弱な奴だ。
ちなみに俺様は
いくら金を積まれても目的を達成するまでは、
けっして休むことはないだろう。
なにしろMILETと違い、こちらには大義名分があるのだ。
それにしても、貧しいのは懐とおつむだけだと思っていたが、
発想まで貧弱だったとは。
哀れな奴だ。



2002年01月21日(月):悪天候
今日は酷い天気だった。
こんな大雨が1月に降るとは珍しいそうだ。
風が強く、正直言って陋屋の屋根が飛ぶのではないかと
俺様は気が気でなかった。
流石に呑気なMILETも
テレビの天気情報をチェックしていたようである。
今日はニュースでアフガニスタン復興会議とやらを
中継していた。
その中でアフガニスタンの代表が
「私がアフガニスタンの本当の代表ではない。
私は良い服を着て、今朝も美味しい朝食を頂いた。
しかし国では数百万の、本当に数百万人の子供達が
学校に行くことも出来ずにいる。
この現状をどうか分かっていただきたい」
そう言っていた。
日本はそんなアフガニスタンに五億ドルもの
支援をすると小泉が宣言した。
そんな金が今の日本にあるのだろうか。
薔薇職人が帰宅早々、愚痴をこぼしていた。
「四月から毎週土曜日も全科診療することになった」
なんでもそうしないと採算が合わなくなるのだそうだ。
国の政策で、営業が苦しくなったという。
そもそも今回のアフガニスタン問題は、
アメリカがやったことの尻拭いである。
アメリカがもっと復興に力を貸せばよいのではないだろうか。
日本は日本の経済復興で精一杯だと
俺様は思うのだが。
嵐が吹き荒れているのは
天気だけではないのである。



2002年01月20日(日):反省中
MILETが最近ミスばかり犯している。
俺様がちゃんと見張っていないのを良いことに、
いい加減なことをしていたようだ。
MILETの間抜けの所為で迷惑をかけた方々。
俺様からも深くお詫び申し上げる。



2002年01月19日(土):夜の海
今日は夜、ドライブに出掛けた。
拙宅から熱海へ向かい、それから三島というコースだ。
三島にMILETたちの用事があったらしい。
いつもなら箱根を越えて行くところである。
しかし今日は箱根が凍っているだろうと警戒し、
海岸線の道をずっと走ったのである
海は真っ暗だったのだが、
海岸に時折人のいる灯が見えた。
「しらすうなぎを捕っているんだろう」
薔薇職人がそう言った。
夜の海は真っ暗だが、
白い波濤が岩に打ち付けるときだけ、
まるで波自体が光を放っているかのように
仄白く見える。
俺様はしばらくそんな海の様子を眺めた。
帰りは眠さに勝てず、海を眺めることもしなかった。
ひたすらMILETの膝で眠っていた。
こういう夜のドライブも
たまには良いかも知れない。



2002年01月18日(金):苦悩す
MILETが溜息混じりに俺様に言った。
「サイト、閉鎖しようかと思うんだ」
理由を尋ねると
「陛下のこと可愛い可愛いってバカみたいでしょ」
こう答えた。
俺様の事を可愛いというのは
確かにバカみたいだと思うが…
そこで俺様は目が覚めた。
誕生日の翌日にイヤな夢を見たものである。
目覚めるとMILETの姿はない。
気になって呼んでみると、下の部屋でテレビを見ているらしく
生返事を返した。
俺様が降りていくと、深刻な顔をしている。
さてはあの夢は正夢だったのかと、内心どきりとした。
しかし、そうではなかった。
「キャリーって、可哀想だよねぇ…」
テレビでやっている映画の話である。
心配しておおいに損をしてしまった。
腹立ち紛れに野菜の入った籐籠で爪を研いでやった。
MILETは俺様の行為に目もくれず、
熱心にテレビを見入っている。
俺様は次ぎに調理台に乗ってやった。
それでもMILETはテレビに夢中だ。
こうなると俺様も意地である。
MILETの座っている椅子の背に爪をかけて、
爪研ぎをすると脅してやった。
それをどう勘違いしたのか、MILETは俺様を抱き上げると
「陛下にこんなことしたら、おねぇちゃんが許さないから」
とか訳の分からないことを言うと、きつく抱きしめた。
あまりにも苦しいので、俺様はもがいてMILETから逃れた。
…MILETが苦悩するというのはまるであり得そうにない。
やはり夢は夢だったらしい。



2002年01月17日(木):誕生日
今日、俺様は五歳になった。
年齢に関しては、特に感慨はないが…
よくも、まぁ、5年間というものを
あの気紛れが服を着て歩いているようなMILETと
過ごして来れたと我ながら感心しきりである。
思えば、今日でこの日記は一周年だ。
一年間で三千五百回以上ものアクセスを頂戴した。
嬉しいことである。
一年間、殆ど毎日日記をつけてきた。
猫は飽きっぽい性格だと、人間どもは言うが、
それはとんだ誤解である。
猫は全てに対していつだって好奇心を抱き、
そしてその好奇心が満足されるまで、
関心を持ち続けるものだ。
俺様のこの一年を振り返ってみると、
平和であったように思える。
そう言えば、今日は阪神淡路大震災の起こった日だと
MILETが言っていた。
俺様が生まれる以前の大惨事である。
天災というのは防ぎようがない。
だが、争いごとというのは
いくらでも防げるものなのだ。
俺様がこの世界を必ずや征服し、
愚かしい人間どもの争いを、一掃しよう。
五年の間、俺様は徐々に勢力を伸ばしてきた。
これからも地道に世界征服の道を邁進しようと思う。
最後になったが、沢山の祝辞を賜った。
この場を借りて、心より御礼申し上げる。



2002年01月16日(水):満五歳
明日は俺様の誕生日だ。
いや、正確には今日であるが。
5年間、なんとか無事に生きてきた。
事故や大きな病気にもならず、
お陰様で元気である。
まぁ、胃の具合が悪いのは昔からなので、
病気に入れないことにしている。
さて。
MILETたちはどんなことで、俺様の誕生日を
祝ってくれるのだろうか。
何があったかは、きちんと日記で報告しようと思う。



2002年01月15日(火):贈り物
今日はなんだか俺様は眠くて仕方なかった。
MILETはMILETで
忙しそうだったことだし、
ゆっくり眠らせて貰った。
ふと目が覚めて、MILETの仕事部屋を覗いてみた。
するとなにやらサイトの改装と更新を
しているようだった。
俺様の誕生日が近いので、更新するつもりなのだ。
ところで。
俺様への誕生日プレゼントは用意してあるのだろうか。
最近口を開くと
「金がない」
を連呼しているような気がする。
無駄遣いばかりしているから、金がないのだ。
俺様のプレゼントがなかったりしたら、
見捨てることにしようかと思案中だ。



2002年01月14日(月):成人式
今日は成人の日とかで休日だった。
MILETたちは姪が成人式を迎えるお祝いとかで、
夕方から出掛けてしまった。
俺様は留守番である。
まぁ、いい。
あまり体調も良くないことだし、
ゆっくりしているつもりだった。
しかし吐き気も収まり、日中充分眠ったこともあり
体力充分だった。
そこで俺様は一人でねずみのオモチャで遊ぶことにした。
ダイニングルームには
俺様が自由に遊べるように、常にネズミのオモチャが
出してあるのだ。
また、床の上で遊んでも俺様の腹が冷えないように
フリースのマットも敷いてある。
俺様はこのマットをしわくちゃにするのが好きだ。
しかし、俺様が遊び飽きてもまだ二人は帰ってこない。
帰宅したのは夜の十時頃だった。
MILETは俺様が気がかりだったので、
早く帰りたかったらしいのだが、姪というのが
友達とやらと遊び歩いていて、
なかなか帰ってこなかったらしいのである。
つまり、主役不在だったわけだ。
姪の顔を見てお祝いの言葉を述べた後、
二人は急いで帰ってきたという。
そう言うわけならば、仕方あるまい。
俺様も今回は大人しく引き下がることにした。
それにしても成人式とは
いったい何をする式なのだろうか。
己が大人であると言うことを、
世間に知らしめる式なのだろうか。
人間にはわけのわからない風習が
沢山あるものだ。



2002年01月13日(日):兄夫婦
昨日はへばっていた俺様であるが、
今日はすっかり元気である。
ご心配してくださった諸氏。御礼申し上げる。
認めたくはないが、具合が悪いときは
病院へ行くに限るようだ。

今日は午後から、MILETの兄とその奥方が遊びに来た。
陋屋をこの二人が訪れるのは、
初めてのことである。
MILET兄の目的は俺様と遊ぶことだった。
俺様が病み上がりでなかったら、
ひーひー言わせてやれたのだが…
流石に昨日の今日ではそこまで行かなかった。
MILET兄は俺様に遊んで貰うのが楽しくて仕方ないらしい。
ついには「猫が飼いたい」と言い出したのだ。
俺様は自意識過剰な方ではない。
しかし、俺様と会った猫飼いでない人間が、
猫飼いになりたいと言い出すことが多いのだ。
つまり、俺様にはそれなりの魅力があると
考えても差し支えはあるまい。

今日は少々俺様もお疲れモードだ。
MILET兄の相手は体力勝負なのである。



2002年01月12日(土):■急告
本日陛下はお病気のため日記をお休みいたします。



2002年01月11日(金):ピカソ
今日MILETたちと一緒にテレビを見た。
ピカソについての番組だった。
彼が何故天才と呼ばれるのかを、
解明しようという趣旨のものだった。
いや、その筈だった、と言う方が正しい。
途中から美術や絵画の話ではなく、
動体視力や瞬間視力やらの話になったからだ。

ピカソは瞬きをあまりしなかったそうだ。
ただ見るだけでは芸術は生まれないのだろう。
見つめることによってのみ、
おそらく芸術は生まれるのだ。



2002年01月10日(木):兄妹?
MILETの兄からMILET宛てに
時々メールが届く。
その殆どは携帯宛てのメールだ。
そしてその内容は
俺様と会わせろとか、俺様と勝負させろとか、
それだけである。
メールが来るたびに
「閑人め」
と苦笑しながらMILETは返事を出している。
MILETの兄と俺様は
遊び友達である。
MILETとはまるで違う性格の男で、
からかうと面白いのだ。
しかし、時々煩わしくなることも確かである。
というのも、この男、しつこい性格なのだ。
俺様が昼寝していようと、
毛繕いしていようとお構いなしで
遊びに誘ってくるのである。
MILETとそこも違う。
もっともMILETは、俺様がきっちり躾たので
礼節をわきまえるようになったのだが。
MILETとその兄は容姿も全然似ていない。
兄妹だと言われても、
にわかには信じられないほど似ていないのだ。
あの二人が仲の良い兄妹であったと聞いても、
俺様にはどうしても信じられない。
これはもはや世界第8の謎だろう。



2002年01月09日(水):手書き
今日のMILETは
出さなくてはならない手紙をしたためる日と
決めていたようである。
手書きで書く手紙というのを、
MILETは苦手としているらしい。
それもそうだろう。
何しろ酷い字なのである。
その手紙を受け取った相手に、
俺様は深く同情する。
あんな字ではかえって失礼だろう。
今日は六通ほどMILETは手紙を書いていた。
これほどまとめて書くのも珍しい。
それだけ後回しにしてきたということだろう。
今年は手書きの年賀状も過去最低枚数だった。
なるべく手書きは避けているということの
証拠だ。
そう言えば最近メールと言えば
e-mailの事となっている。
切手を貼って出す手紙よりも手軽で安価であるし、
その上早いとなっては
利用しようと思うのも当たり前である。
そう言えば郵政三事業を民営化すると聞いた。
最低料金を既に設定してしまっている上、
許認可制度での郵便事業となるそうだ。
一昔前のタクシー業界のようだ。
これにより、切手を貼る手紙が
盛んに書かれるようになるのだろうか。
手書きには手書きの良さがあるものだし、
それも良いと思う。
もっともMILETの手書きは極力避けて貰いたいが。



2002年01月08日(火):掲示板
やっとMILETが
WBCAに専用の掲示板を設けた。
今まであった「宙」もそのまま残してあるが、
あれはかってに文章を変換してしまうと言う、
いわば遊び用のものだった。
これで世界征服へまた一歩近づいたというところだろう。
しかし、折角自由にレイアウトを変更できる掲示板だと言うに
MILETは殆どレイアウトの変更を行っていない。
センスがないからだろう。
そうでなければ
面倒くさいのか。
まぁ、どちらでもあるというのが真相といえるだろう。



2002年01月07日(月):負傷す
昨日、薔薇職人は怪我を負った。
なんでもホームセンターでレッドシダーチップを
購入した際に
駐車場で転んだそうだ。
両手にレッドシダーチップの袋を抱えていて、
足下がおろそかになったのだ。
人間と言うのは運動神経がないのだろうか。
それくらいのことで
怪我をしてしまうとは。
しかしMILETは冷たかった。
「どうせトライアルで怪我したんでしょ」
と頭から決めつけてしまったのである。
さすがの俺様も薔薇職人が哀れになり、
慰めに怪我をした方の腕をなめてやった。
それだけで、泣く程感動してくれるのだ。
ちなみにトライアルという言葉に
聞き覚えのない諸氏はhttp://bigbox.cool.ne.jp/を御覧頂きたい。
さて。痛い思いをして購入したレッドシダーは
無事庭に敷き詰められた。
これで俺様の薔薇も霜から守られる事だろう。



2002年01月06日(日):更新日
今日、MILETは日曜日だというのに、
仕事をしている様子だった。
先日来いじくり回しているFLASHとやらを
サイトにupしているようである。
WBCAの年賀状以来、
どうやらはまっているようだ。
今月は俺様の誕生日がある。
MILETにその旨を伝えると、
表紙をカラー写真に差し替えていた。
音楽も俺様の好きなショパンに変えたようだ。
言われないと出来ないようでは、
MILETもまだまだ半人前である。
そんなわけで、
今日はあちこちのサイトを更新させた日であった。
MILETのお守りも楽ではない。



2002年01月05日(土):事始め
今日、薔薇職人は
今年初めての庭仕事をしていた。
午前中は西風が吹き暖かであったが、
午後から雨が降り始めて気温は下がった。
午前中に庭仕事と洗車を終えた薔薇職人であったが、
MILETに
「ダーリンがクルマ洗うと雨降るんだよ」
と嫌味を言われる始末。
可哀想な奴め。
夕方になってMILETたちとドライブに出掛けた。
俺様たちはいわゆる下り車線を使ってのドライブであったが、
反対車線は非常に混雑していた。
正月休みを終えて、
Uターンする人間どもが多いのだろう。
そんなわけで、帰りは一般道と裏道を使って帰ってきた。
なかなか快適なドライブだった。



2002年01月04日(金):魔術師
今日、MILETたちは
夜に出かけて映画のレイトショーを
観に行ってしまった。
俺様が立ち入り禁止の映画館へである。
けしからん話だ。
なんでも
魔法使いの話だと言う。
魔法使いと黒猫はつきものだと言うのに。
けしからん。
MILETたちは楽しんだようであるが。



2002年01月03日(木):寒過ぎ
今日はこの冬一番の寒さだった。
俺様とMILETは
布団に潜り込んでいたのだが、
薔薇職人は
元気に朝から出かけて行った。
早起きしたら
この寒いと言うのに長野と静岡の
県境までバイクに乗る為に
出かけようとしていたのである。
ただし
薔薇職人は寝坊した。
近所の河原へ出かけたらしい。
今日は各地で大雪が降ったというのに、
山の中へ出かけようとしていたとは。
夕方帰って来た薔薇職人とともに、
薔薇職人の実家へMILETは出かけた。
年末年始は挨拶回りとやらをする
習わしらしい。
寒いのに御苦労な事である。



2002年01月02日(水):初めて
今日はMILETの実家へ行った。
その前に、MILETの買い物に付き合った。
何を買ったかというと、福袋である。
MILETは今まで一度も福袋を買ったことがない。
今年初めての試みなのだ。
というのも、
いつも石鹸を購入している店へ年の暮れに出掛けたとき、
「初売りは二日で、その日は福袋も出るんですよ」
と店員に言われたかららしい。
いつもであれば朝寝坊のMILETも
今日は早く起きると、目当ての福袋を買うために、
出掛けたわけである。
まぁ、俺様もその店の石鹸の匂いは嫌いではないし、
時には朝早くからのドライブも
良いものである。
車中、ずっと箱根駅伝の中継を聞いていた。
なんとなく正月気分が盛り上がった。
MILETの実家に行くと、
MILETの実兄夫婦が来ていた。
この実兄というのが、俺様のいい遊び相手なのだ。
俺様が遊んでやると、
大喜びするのである。
もっとも、しつこい性格なので、俺様が飽きても
遊んでくれと言ってくる。
今日はちょっとお灸を据えてやった。
そんなわけで、今日は昼寝をする閑がなかった。
今夜はよく眠れそうである。



2002年01月01日(火):新春の
新春の喜びを謹んで申し上げる。
旧年中は
沢山の方々に御愛顧を賜った。
今年も宜しくお願い申し上げる。
さて。
今日は俺様は一日寝ていた。
まさに寝正月である。
お年玉代わりに
新しいおもちゃを買ってもらった。
明日はMILETの実家へ
新年の挨拶へ行く。
しかし肝心のMILETは体調不良で
午前中俺様とずっと眠っていた。
今年は体調管理をきっちりやる年にしてもらいたい。







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