世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
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2001年08月31日(金):夏過ぎ
やっと九月になる。
気分的に九月というと、秋だ。
まだ残暑が続くのだろうが、九月と聞くだけで、
涼しくなるような気がする。
俺様の今日一日は、寝て過ごすことで終わってしまった。
湿気こそあったものの、
今日は涼しかったからである。
そう言えば、MILETも窓を開けていなかった。
窓を開けると、湿気を帯びた風が吹き込み、
なんだか蒸してくる気がしたのだろう。
今日はそんなわけで、
特筆すべき出来事はなかった。
しいて言うならば、MILETが真面目に仕事を
こなしていた、と言うことぐらいだろう。
平和な一日であった。
そう言えば、午後になってMILETの旧知の友、
M嬢より電話がかかってきた。
息抜きとばかりに、長電話をしていたようである。




2001年08月30日(木):病害虫
薔薇に虫は付き物である。
今必至になって、薔薇職人が農薬を散布している。
日のあるうちは、
珍しくもMILETが虫相手に格闘していた。
またぞろ、じんましんが出ないことを祈ろう。
なんでも薔薇の茎に穿孔し、卵を産み付けるという
虫を捕殺したとか言っていた。
俺様の薔薇のために、よくやったと誉めてやった。
褒美として仕事の間中、今日は付き合ってやった。
締め切り日が目前に迫っている割には、
のんびりした様子だったのだが…
それもその筈である。原稿はとうに出来上がっていたのだ。
今日は全ての原稿を、先方に送ったらしい。
とりあえず、これで一仕事終わりと言うことである。
しかし。
秋の風が吹くようになってから、虫が出るとは。
今年の夏の暑さが、
いかに凄まじいものであったのか、分かるというものだ。
MILETの奮闘振りを知りたいという場合は
こちらをご一読願いたい。



2001年08月29日(水):格闘技
何度も話しているが、
MILETとその相方はアメリカのプロレス番組が
大好きである。
日本のそれとは違い、徹底してエンターテイメント化されており、
いうなれば「安心して」見ていられる格闘技なのだ。
「日本ではプロレスというのは
格闘技のプロが行うスポーツのことであるが、
アメリカではビンス・マクマホンという一人の男が、
プロデュースしている純然たるショーだ」
この言葉は、先日アメリカンプロレス団体の内幕を描いた
映画を製作した元プロレスラーの言葉である。
この言葉の通り、
まさに、ショーだ。
度派手な着弾や、耳をつんざくBGM、目がちかちかするほど
派手なライティング。
そして、レスラー達の「舌戦」。
実際、試合時間よりも言い争いの時間の方が、
長いのではと思ってしまう。
俺様もMILETたちに付き合って見ることもあるが、
レスラー達の技や「演説」は
確かに見応えがある。
特に「演説」に関して言えば、
日本の政治家達も見習うべきだろう。
まぁ、俺様は黙っていても回りを動かせるようになるのが、
究極のリーダーシップだと思ってはいるが。




2001年08月28日(火):事故で
MILETの相方は、今日は友人の通夜に出ている。
友人と言っても、かなり年上の男性らしい。
亡くなった理由は病気ではない。
事故である。
しかも、バイクで事故を起こしたという。
箱根を飛ばしていたら、駐車スペースから
クルマが飛び出してきた、ということだ。
おそらく、かなりのスピードでバイクを運転していたのだろう。
バイクはクルマとは違う。
回りを鋼鉄の箱で囲まれているわけではない。
身一つで、危険に遭遇することになる。
だからこそ、慎重に慎重を重ねるべきなのだ。
MILETの相方よりも年上だと言うことは、
おそらく家族もいるだろうに。
俺様は常々思うのだが、
レースなどで事故を起こして死亡しても、
それは英雄ではない。
レースで死なずに生きながらえて、今もなお顔役になっている方が、
英雄だと思うのだ。
死んだものを英雄視する輩がいるらしいが、
俺様には理解不能だ。
ましてや、公道で自ら危険を背負い込んでいるバカどもを、
英雄視するヤツなど、言語道断だ。

生きとし生けるもの、生き残ったものが、勝ちだろう?



2001年08月27日(月):不注意
MILETが昨日、怪我をした。
足の上にレーザープリンターを落としたのである。
落としたのはMILETの相方こと薔薇職人だ。
MILETはくるぶしを抱え込んで悶絶していた。
普段は痛みに強く、多少のことでは
痛がらないMILETであるが、相当痛かったらしい。
薔薇職人が慌てて薬を塗ろうとするが、
その手を払いのけていた。
かなり痛かったのだろう。
自分でそっと薬を塗ると、足を引きずりながら
椅子に座る。
流石の俺様も、心配になった。
今日になっても足の痛みは引かないらしく、
今度は湿布薬を貼り付けている。
「怪我には寝るのが一番よ」
とか言いながら、寝ていた。
俺様も看病と称して添い寝したが。

夏の疲れが出る頃であるから、
注意力が散漫になりがちだ。
諸君も怪我には、くれぐれも注意していただきたい。



2001年08月26日(日):足もと
今日、俺様は半日家に取り残された。
朝は薔薇職人が懸命にアーチを立てているのを監視した。
MILETが俺様の「椅子代わり」になっていたので、
楽に仕事をこなすことが出来た。
アーチをつけ終わったMILETたちは、
どこかへ出掛けてしまった。
帰ってきたのは六時頃である。
慌てて洗濯物をMILETは取り入れた。
干しっぱなしで出掛けたのだ。
愚かなヤツめ。
さて。
今日の買い物の中に、奇妙な物が混じっていた。
大きさは食器の水切り位の物で、
形も似ていなくもない。
MILETはそれに湯を張ると、匂いのするオイルを数滴垂らした。
そして、桶状のものに足をつける。
真ん中ほどに着いたダイヤルを回すと、
耳障りな音が響いた。
「はぁぁぁ。気持ちいい〜」
MILETが間抜けな声を出す。
どうやら、この機械は足のためだけに存在する、湯船のようである。
俺様はこの珍妙な機械を仔細にあらためようとしたが、
MILETの次には薔薇職人が足を突っ込んだ。
人間どもには、そうとう気持ちの良い物らしい。
俺様には理解不能だ。



2001年08月25日(土):昼と夜
俺様は眠ることが好きである。
これはもう、天職といえるかも知れないが、
どんな状態にあっても、眠れるのだ。
人間は「枕が変わると眠れない」とか
「気が高ぶって眠れない」とか言うらしいが、
俺様にはその手の悩みは、皆無である。
昼間、クーラーの利いた部屋で昼寝をするのは
実に気持ちがよい。
日が落ちたら、窓辺で夕風に吹かれながら
一眠りする。
これもまた、実に心地よいものである。
夜はMILETたちと寝室が一緒だが、
俺様に心地よい室温を常に保つよう、仕付けてある。
この時期はエアコンの設定が難しい。
日中の暑さが残っているうちは、冷房にしなくてはならないが、
部屋がある程度涼しくなったら、
ドライに切り替える。
明け方は肌寒いので、エアコンは切る。
こんな具合である。
さて。
明日からは徐々に過ごしやすくなるそうだ。
庭のバラ達も、ここにきて益々大きくなった。
このままいけば、秋の花は間違いなく見事だろう。
楽しみだ。



2001年08月24日(金):怪談話
子供らの夏休みもあとわずかだ。
そんな近頃、テレビを賑わすのは
「恐怖体験」の番組である。
一日に一本はそんな番組を、どこかの局で放送している。
MILETは昨日、一人で「恐怖体験」の番組を見ていた。
俺様は付き合いきれなくなり、
二階に上がってしまったのだが、MILETは熱心に
見入っているようだ。
怖い物見たさという言葉があるが、
ああいった物を興味本位で見るのは、
不謹慎きわまりないと思う。
俺様は神秘論者ではない。
しかし、目に見えなから存在しないとか、
現代科学では解明できないから嘘であるとか、
そのような愚かなことは言わない。
目で見えない物でも、確かに存在する物がこの世にはごまんとある。
また現代科学で解明できなくても、嘘でない物体だって、
沢山あるのだ。
例えばダークマターといわれる、宇宙の暗黒物質。
あるいは、反物質と呼ばれる物。
それらは目に見えず、科学でも解明し切れていない物だ。
しかしそれらは確かに存在している。
だからこそ、俺様は霊も呪いも否定しないのだ。
魔法だって、この世に存在しているかも知れないぞ。



2001年08月23日(木):ドーム
前にも話したと思うが、MILET達は
野球は横浜のファンである。
横浜が勝ったら大騒ぎ、負けても大騒ぎだ。
熱心なことこの上ない。
今季の前半はそのご贔屓チームの調子が悪く、
MILETのご機嫌も下降気味だった。
ここにきて、ようやく攻守が噛み合ってきた感がある。
と、俺様まで野球解説者ではないか。
そんなMILETの手元に、
相方が一枚のチケットを持ち込んだ。
それは東京ドームの巨人対中日戦のチケットだった。
「こんな試合、誰が見るのよ」
MILETは憤慨する。
結局、そのチケットは近所の野球好き少年の手に渡った。
まぁ、それがチケットにとっても
巨人軍にとっても…幸せなことだったろう。



2001年08月22日(水):嵐の後
台風は思っていたよりも穏やかに通り過ぎたらしい。
俺様は眠くて眠くて堪らなかったが…
その間に、遠くへ行ったようだ。
庭の薔薇は元気なままであったし、
何事もなく過ぎていってほっとしている。
MILETも同じ思いのようだ。
MILETの相方は、いつもよりも早めに家を出た。
電車が通常運行していなかったため、
クルマで職場に向かうためである。
高速道路には速度規制がかかっていたが、
クルマの数が少なかったためいつもよりも早く
職場に着けたらしい。
相方が帰ってきたのは六時を少し回った頃だった。
早くに出掛けたので、その分早めに帰宅したそうだ。
帰ってきてまずやったことは、
庭の薔薇を見回ることだった。
次ぎに、挿し木。
次にはミーのママ女史より賜った、レモングラスを
植え替えることだった。
本物の薔薇職人になるつもりだろうか。



2001年08月21日(火):11号
台風が来ている。
明日には陋屋近辺に上陸するそうだ。
俺様は低気圧が近いと、眠くなる。
その為に今日は一日寝ていた。
庭の薔薇も心配であるが、眠気には敵わなかった。
薔薇職人が、
昨夜のうちに支柱を立て直したりしていたらしい。
詳しくはここにMILETが記述しているから、
ご興味あればご一読を。
庭造りの過程などを書き連ねてあるそうだ。
さて。
明日は朝から大荒れの天気になるそうだ。
諸氏、くれぐれも用心を。



2001年08月20日(月):なんだ
MILETが朝からうきうきしていた。
こう言うときは、だいたい俺様は留守宅を預かる。
案の定、
「イイコにお留守番しててねぇ♪」
っと、甘ったれた声を出して出掛けていった。
前後の話やメールなどの内容を見るに、
今日はオフ会だったらしい。
なんでも関西&関東胃袋の会強化合宿とやらだそうだ。
でもって、
メンツは「美人度が高い」とか言っていた。
俺様を捨て置いて、美人に会いに行くとは。
言語道断だ。
現地で薔薇職人も合流したらしい。
全くもって、けしからん。
帰ってきたら目にもの見せてやる。
とおもっていたら、そうそうに二人して帰宅した。
MILETは青い顔をしている。
俺様をないがしろにした罰だろう。
薔薇職人は家に帰るなり、仕事に勤しんでいた。
もっと働け。いい気味だ。
仕事が一段落すると、買ってきたばかりのフィルムスキャナーを
セットしていた。
俺様の写ったネガをスキャンするも、上手くいかないらしい。
そんな、オモチャみたいなスキャナーで、
俺様が取り込めるはず無かろう。
まったく。
愚か者め。



2001年08月19日(日):買い物
今日も朝からMILETたちは出掛けていた。
午後になって帰ってくると、
薔薇職人はレンガを敷き出す。
MILETは洗濯物を取り入れ、
俺様は昼寝でもしようかと、涼しい場所を物色した。
薔薇職人が庭仕事を終えるやいなや、
「出掛けるぞー」
と声をかける。
MILETが俺様のランチを用意し、キャリーバックを
出してきた。
どうやら、俺様とドライブしたかったらしい。
しかし、俺様は眠かった。
クルマで移動中、俺様はぐっすりだった。
途中、渋滞もあったらしいが…
着いた先は横浜のアウトレットモールである。
MILETたちは夏物は春の終わりに、
秋物は夏の終わりに買うことにしているらしい。
今日はそんなわけで秋物の買い物をした模様だ。
その間、俺様はクルマの中にいたわけだが、
何度も言うように眠かった。
したがって、ずっと眠っていたわけである。
少々損をしたような気もするが、
こんな時もあるのだ。
帰りのクルマの中でMILETは
「こんなに買っても、スカート一着分だもんねぇ」
とか言っていた。
…どうやら、午前中の外出で欲しいものを物色していたようだ。
そういうところは、本当にしっかりしているヤツだ。



2001年08月18日(土):大爆笑
午前中、MILETたちはどこかへ出掛けていた。
帰ってくるなり、MILETは笑い転げる。
何がそんなにおかしいのだろう。
話を聞いてみると、
どうやら「えらく勘違いしたおじさん」に
遭遇したというのだ。
場所は国道246号線沿いにある
とあるファーストフード店。
そこに、「北方健三かと思ったね」という男が
現れたというのだ。
男はサングラスに黒のTシャツ、
デニム地のベストを着用し、そして…
手には指先の切れた黒い皮のドライビンググローブを
はめていたというのである。
しかし、男が乗っていたクルマは日産の
ファミリーユーズなワンボックスカーであり、
第一、その場所は何度も言うがファーストフード店だ。
挙げ句の果てにはMILETたちはドライブスルーを利用していて、
その男もドライブスルーを利用していたという。
男は家族と一緒に旅行にでも行こうというのか。
しかし未だにそんな風体の輩がいるとは。
MILETの相方は更に
「ハードボイルドとはこうでなくてはならない」
と次々と講釈を垂れる。
曰く「3頭身に近い体型で、顔面に迫力がある」
更には「健康に気を遣ってはならないが、糖尿には弱い」
挙げ句の果てに「自分はカッコイイと信じている」
ときたものである。
MILETはそれにまた、大爆笑だ。
そんなに笑うと、目尻の小皺が増えるぞ。
それから。
今日は午後からピアノの調律師がきた。
俺様は常日頃ピアノの構造に興味を持っていたので、
この機会を逃さずに、
心ゆくまで観察をした。

しかし。
MILETたちはくだらない馬鹿話で
よくあそこまで盛り上がれるものだ。



2001年08月17日(金):物忘れ
MILETは映画好きだ。
CATVをそもそも契約したのも、映画専門チャンネルが
目当てだったほどである。
いまは映画よりも「スタートレック」シリーズと
WWFの為だけに存在するようなものだが。
そんなMILETが今日はなんだか、落ち着かない様子だった。
「うー。なんだろう。なんだろうなぁ」
と呟きながら、映画のタイトルがずらりと並んだ
webサイトを覗いていた。
どうやら足繁く通っているサイトで
映画のページが出来ることになったらしいのだが、
その開幕映画が分からなかったらしい。
サイト管理人殿とのメールのやりとりで、
ヒントを貰ったMILETである。
しかし、「これ」という映画のタイトルを
覚えていなかったらしい。
格闘すること、数時間。
「あっ」
歓声を上げて、嬉々とメールを書き始めた。
やっとのことで、忘れていたタイトルを思い出したようだ。
MILETは本当に物覚えが悪い。
俺様の食事を用意することも、忘れるほどである。
挙げ句には、自分の年齢すらも忘れているのだ。
いや、それは「わざとだ」という説もあるが。
そう言うこともあり、MILETはメモ魔でもある。
なんでもないことも、すぐに書き留めるのだ。
それでも忘れてしまう。
これはもはや、病気としか言いようがない。



2001年08月16日(木):秋の風
MILETが久しぶりに徹夜した。
俺様もそれに付き合ったので、
今日は一日眠かった。
昼間は照りつける太陽と、熱気をはらんだ風の所為で
真夏の装いである。
だが、日が落ちると夜風は心地よく、
空気の匂いも真夏のそれとは違う。
しかし、気温は高めだ。
涼風に誘われて、窓辺でうたた寝していると、
暑くなってしまうのだ。
かといって、クーラーの利いた部屋では
寒い気がする。
日中ももっと涼しくなれば
良いだろうに。
とはいえ、九月末まで暑いのが関東地方である。
本当の秋が待ち遠しい限りだ。



2001年08月15日(水):掲示板
MILETがまた掲示板を設置した。
今まで使っていたところが
「商用利用されていると削除します」
と言ってきたためである。
商用利用していないつもりだったらしい。
まぁ、あの程度で商用利用と言われてしまったら、
納得しろと言う方が難しいかも知れないが。
第一、契約に結びついていない上、
誰も「商用」に利用してくれていないからだ。
とはいうものの、大人しく泣き寝入りする
MILETではなかったらしい。
早速抗議めいたメールを、送りつけていた。
そのくせ、さっさと新しい掲示板を用意する辺り、
小心者の証だ。
しかし、削除されるという掲示板のレンタル元は、
俺様の薔薇を紹介するサイトで
有料版に移行した掲示板のレンタル元だ。
金を払ってこれから利用しようと言うユーザーに
文句を付けるとは。
「大目に見ても良いじゃないの」
とはMILETの言葉である。
それとも、更に金を搾り取れると踏んだのだろうか。
その期待には絶対に、応えられないだろ。



2001年08月14日(火):暦では
とっくに秋であるらしい。
一体どこら辺が、秋だというのだろう。
今日も今日とて、暑い一日であった。
MILETは暑いさなか、
どこかへ出掛けていったが、
すぐに帰ってきた。
「暑いよー。陛下は出なくて正解ねぇ」
などと、真っ赤な顔でぶつぶつ言っている。
俺様はお前ほど愚かではない。
一番暑い時間に、外へなんぞ
出掛けるわけがなかろう。
帰ってきて早々、
MILETはクーラーの利いた部屋で
俺様と二人昼寝と洒落込んだ。
昼間は暑い所為だろう。
静かなものである。
夜もこのぐらい、静かであれば良いのだが。
どうも陋屋近辺は夜の方が
賑やかになるらしい。



2001年08月13日(月):子供ら
夏休み真っ盛りである。
今日も暑いさなか、子供達は元気いっぱいだ。
今も路でにわか剣道場を開催し、
歓声を上げている。
この時間に、である。
まさに夏休みならでは、といった風情だ。
隣人は旅行に出掛けて留守であるし、
あちこちに見かけないクルマが停まっている。
俺様とMILETは
いつもと何ら変わらない生活だ。
のんびり昼寝をし、
時々読書に勤しむ。
MILETの腱鞘炎はおかげでかなり
改善されているらしい。
それでもネットに費やす時間は短いままだ。
本気で治すつもりなのだろう。



2001年08月12日(日):盂蘭盆
昨日あたりから日本は
「お盆休み」
というものに入ったらしい。
おかげで道路は渋滞しまくりである。
俺様は関係ないが、MILET達は関係あるようだ。
今日も薔薇職人の実家へ
挨拶しに行ったようである。
お盆というのは亡くなった人が
家に戻ってくる日のことを言うらしい。
慣習的に日本はその時期、休暇を取ることに
なっているようだ。
そんなわけで、俺様は一日家でのんびり過ごした。
梅雨に逆戻りしたような
鬱陶しい天気ではあったが、気温が低めで
過ごし易くもあった。
帰ってきたMILETたちからは
何故か鰻の匂いがした。
お前達、墓参りに行ったんじゃなかったのか?



2001年08月11日(土):大荒れ
今日は夕方から出掛けた。
取水制限が出た途端に、大雨である。
MILETの言うとおりになった。
稲光と叩きつけるような勢いの雨足で、
道路の脇に水たまりが出来る。
久しぶりにMILETの実家へ行ったのだが、
俺様はその雨の中、留守番した。
といっても、MILETの実家で、だ。
帰ってきたMILETたちの会話から察するに、
肉を食べてきたらしい。
人の金で。
全く。欠食児童のような奴等だ。
帰りはまた、雨足が強くなり、
道路は所々冠水している状態だった。
これでも水不足と言い続けるのだろうか?
明日の天気予報が楽しみである。




2001年08月10日(金):水不足
今年は五年ぶりに「取水制限」なるものが
発令されたそうだ。
首都圏の水瓶の貯水率が50パーセント台に落ち込み、
このままの勢いで使い続けると
あっという間に干上がるそうである。
そもそも今年は空梅雨だった。
こうなることはすでに予測済みだったはずだ。
同じ首都圏でも神奈川県は取水制限がない。
これはどういうことだろうか。
しかし、日本国内ということで見てみると
雨が降りつつづけているところもある。
関東地方でも、栃木や群馬は
今日も「豪雨」だったというのに。
もしかして、首都圏の水瓶が危ういのではなく、
東京都だけが水が足りないのではないかと、
憶測してしまう。
今日も陋屋のある神奈川県はどんよりと曇り空だった。
山間は雨が降っているだろう。
なんだか「水不足」を唱えているというのに、
空は毎日曇天である。
まとまった雨が降らない分、益々この空が
疎ましく感じられるものも多いことだろう。
俺様にしても、ここらあたりで一雨来て貰えると、
少しは涼しくなるだろうと、雨乞いしたい気分だ。



2001年08月09日(木):お詫び
この場を借りてお知らせしたいことがあります。
まず第一に。
薔薇のサイトの方、BBSが全く繋がりません。
申し訳ありません。
近いうちに違うBBSに乗り換える予定ですが、
ファイルのアップロードも人任せなもので(汗)
なかなか乗り換えが出来ないかも知れません。
申し訳ないです。
第二に。
MILET、只今腱鞘炎です。
持病なので、今更何を、ってかんじなのですが…
そんなわけでしばらくは
掲示板のRESなど一日に一回から二回になります。
メールのお返事も遅くなります。
本当に申し訳ありません。

ちなみに薔薇サイトの新しい掲示板は
ここ
にあります。
テスト済みですが…何かあるかも知れません。
お暇な方、書き込みテストでもなさってみてください。

陛下は今日も元気です。
ちょっと今日は暑いので、だらだらしてますが。


MILET拝



2001年08月08日(水):すず風
今日は庭に出てみた。
先日来過ごしやすい日が続いている。
曇天の所為で、薔薇の葉もくすんで見えた。
芝生がようやく緑色になってきたので、
俺様は寝ころんでみた。
気持ちよい。
土の匂いと、仄かに香る薔薇の匂いが
鼻腔に優しかった。
MILETも庭に出ていたが、
薔薇の苗を熱心に見つめているようだ。
「変なところからシュート出てるな」
とか
「この蕾、摘んだ方が良いかなぁ」
などとぶつくさ呟いていたが、
決して自分で何とかしようとしない。
流石は他力本願をモットーに生きているだけある。
俺様もそこまでではないぞ。



2001年08月07日(火):診察台
先日連絡の行き違いからキャンセルとなった、
予防接種へ出掛けた。
朝からMILETがしつこく
「今日はお注射ですよー」
と赤ん坊に対して言うように宣言していた。
今日はしっかりと事前に連絡を入れていたこともあり、
スムーズに受付を済ませることが出来た。
俺様は病院が嫌いである。
もっとも、好きなものなどいるわけがないだろうが。
MILETも
「注射好きになられたら、よっぽど困るわ」
と、言っている位である。
俺様がこと女性が好きであることを察知したのか、
ここ二年ほど、院長は俺様の診察に当たっては
年若い看護婦を助手に付けている。
俺様はいやいやながらも診察台に乗ると、
医者は聴診器を胸に当てたりした。
口の中を見たがったので、思い切り「シャーッ」と
口を開けてやった。
予防接種自体はほんの数秒の出来事だ。
だが、そのあとが好きになれない。
なんだか体がだるく、やたらと喉が渇くのだ。
人間どもも、予防接種を受けた後はそうなるという。
微弱な菌をわざと体内に取り込むことにより、
強力な菌を退ける。
それが「ワクチン」というのだそうである。
どうりで、体がだるくなるはずだ。
とにかく、そんなわけで今日は早々に休むことにする。



2001年08月06日(月):何だと
MILETの友人から昨日の夜遅くに
電話がかかってきた。
時間からして、なにかあったのではないかと
危惧したのだが…
案の定だった。
結論から話せば、事件があったのは先月のことだ。
だから今は本人もかなり落ち着いているらしい。
さて、何があったかと言えば。
なんと、MILETのその友人宅で火事があったのだ。
幸い、家族はみな無事であり、
当然我が同朋達もみな無事だったとのことである。
ただ、本人を含め二名の軽傷者を出してしまったとか。
MILETの友人も、しばらく入院生活を
送っていたと言うことだ。
「最近連絡ないと思ったら、そんなことが」
MILETの驚きもいたしかたあるまい。
火事の原因はどうやら料理油に引火したことによるものらしい。
7月の終わり近くの話と言うから、
あのころの猛暑を考えれば注意力散漫になっても、仕方ない。
現に、陋屋近辺でもそのころは火事が多かった。
家中が煙のニオイになっているとのことだが、
とにかく住人に被害が無くて良かった。
さぞや恐ろしかっただろう。
それを思うと、俺様も胸が詰まる思いである。



2001年08月05日(日):予想外
今日は過ごしやすい一日であった。
しかし。
俺様は年に一度の「予防接種」を受けるべき日でもあった。
キャリアーに入り、クルマでドライブすること
十数分。
本当ならもっと近いのだが、
薔薇職人が新しく購入したレンズで撮影を行った、
薔薇の写真を現像するためにDPEへ寄ったのだ。
その為、少々時間を食ってしまった。
さて。
病院に着くと、いつもと気配が違う。
どうやら院長が学会に出掛けてしまって、
夕方からは休診だったようだ。
MILETはむくれて、受付にいた女性に
「昨日、ちゃんとこの時間に予約を取ったのですが」
などと、詰め寄っていた。
いくら文句を付けても、
医療行為を行えるものがいなくては、仕方あるまい。
電話で予約を取ったのだが、
どうやら行き違いがあったらしい。
平謝りの受付嬢たちに、むっとした表情を見せたまま、
MILETと薔薇職人は渋々、帰途についた。
「陛下が院長先生を強制的に学会に出席させたんだ」
とかなんとか、俺様にぬれぎぬを着せる始末。
俺様がいくら病院嫌いでも
そんなバカなことをするわけがあるまい。
結局、今週中に予防接種を受けに行くことになった。
俺様としては、苦痛が二倍になったようなものだ。



2001年08月04日(土):来客日
今日、MILETの友人が訪れた。
らいみ嬢である。
ネットで知り合ってから、MILETの発表会などに
ご足労頂いたりしているそうである。
この暑い日に、わざわざ陋屋までお越し願った。
それなのに、MILETは大したもてなしもせず、
一人でひたすら喋り続けだった。
…MILETに友達がいないわけだ。
らいみ嬢は俺様の腹部を撫でてくれた。
彼女は猫が怖かったと話していたが、
今はその恐怖心も無くなっているようである。
俺様の薔薇も見ていただこうと思っていたのだが、
あいにくと咲いている花が少なかった。
その上、夕立があり庭に出られなかったのだ。
残念である。
次回にお越し頂いたときは
是非とも、薔薇を堪能いただくことにしよう。



2001年08月03日(金):午睡す
今日は一日寝ていたような気がする。
食欲があまりなかったのは、寝ていたためだろうか。
天気予報に相反して、
今日は午後より暑くなった。
おそらく30度は超えていたことだろう。
MILETも午前中はエアコンを切っていたのだが、
午後になってから入れていた。
夕方になると涼しい風が窓から入るため、
エアコンの効いた部屋よりも
窓辺の方が心地よく午睡できる。
それにしても。
夏というのは一年で一番長い季節のような
気がしている。
それもこの日本という国が、
亜熱帯化しているためだろうか。
そのうち、秋や春が無くなってしまうのだろうか。
とんでもない話である。



2001年08月02日(木):朝の庭
今朝、俺様は庭に出てみた。
久しぶりの庭である。
薔薇の花はまだまばらではあるが、
朝の清々しい空気は、まことに心地よかった。
昨夜までの暑さはなりを潜め、
今朝は涼しかったこともあるのだろう。
チャールズ・レニー・マッキントッシュが
初めてまともな花型となった。
今まではすぐに開きすぎ状態になり、
特徴とされている「カップ咲き」には
なり得なかったのだ。
MILET曰く「皿咲き」だったのである。
香りも実に馥郁たるものだ。
その香りはどこか懐かしさを、醸し出しているようだった。
薔薇職人が早朝にまいた水のおかげで、
ことのほか美しく見えた。
秋にはもっと沢山の薔薇が咲くという。
今から楽しみである。



2001年08月01日(水):見た目
今日から8月である。
盛夏というのにふさわしい月だ。
しかし、秋刀魚漁が始まったり、
はたまた徐々に日が短くなってきたり…
季節は秋に向かっていることは、確かである。
この暑いのに、MILETは一日浴衣だった。
浴衣というのは、湯上がりに着る物だ。
それなのに、何故朝から着ているのだろう。
「着ないと忘れちゃうからね。着方を」
MILETはそういうと、汗を拭き吹き
浴衣を着ていた。
まぁ、MILETなら着方を忘れるというのも、
大いにあり得る話ではあるが。
浴衣は見た目こそ涼しげであるが、
その実、非常に暑いものだという。
日本人は昔から目や耳で
涼しさを味わってきたと言われている。
浴衣もそういったアイテムの一つなのだろう。
暑い夏も、せめて見た目だけは涼しげに、という
ことなのか。
俺様は見た目だけではなく、涼しさを体感したいのだがな。







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