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茶色の悪夢 - 2003年10月27日(月)
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9:00から18:00までバイト。 今日はヒアリングのテープをおこす作業。
午前中、1本目のテープをこなす。 わりかしスムースにいって、意気揚々。
午後に入って2本目に取りかかろうと再生してみると、 もわんもわんとした音がして、全く聞き取れない。
巻き戻したり早送りしたりしているうちに、原因判明。 どうやらテープが不良品で、中で一回ねじれていたのだ。
つまり、もわんもわんの正体は、テープの裏面を再生している音だったのである。 ちょうど逆再生をかけた状態になっているのだろう。 僕は至って普通の認識能力しか持ち合わせていないので、聴き取れるわけがない。
なんとかねじれを是正しようとして、テープを指で巻いてみたり、 引き出して巻き直してみたりする。 そのうち、テープが中でさらに絡まって、収納できなくなった。
焦って、+ドライヴァーを借り、テープを分解。 絡まったテープを解して、もう一度ねじを止める。
と、今度はテープが外でぐちゃぐちゃに絡む。 落ち着け落ち着けと言い聞かせるが、完全にパニック状態。 だましだまし巻き取ってみるが、ほどけない。
重要なヒアリングの内容を録音した貴重なテープだと言われていたのに、 どうしてあんなに不注意にテープを引き出したり、乱暴に巻き取ったりしたんだろう。 もっと注意深く扱えば、こんなことにはならなかったはずだ。 最低だ。
結局午後の5時間を無駄な努力に費やし、18:00にギブアップ。 立ち上がったとき、フラフラした。
担当の社員さんが出張なのをいいことに、 置き手紙と、無惨な姿をさらすテープを置いて退散。 最悪。
明日出勤してきたときの社員さんの顔を思い浮かべるだけで身震いがする。 もうあそこに行きたくない・・・
多分今晩、あの茶色の光沢を放つテープにおびえる夢を見ると思う。確実に。
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老害 - 2003年10月26日(日)
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ほぼ太鼓。 本番1週間前、最後の通し練習。
今まで、はっきり言って、俺は秋の公演5回目で、 すっかり慣れてるから、練習で気を緩めたって何も問題ない、とタカをくくっていました。
ところが、今日は最悪でした。 十分な時間と余裕があったにもかかわらず、 いろんなことを忘れ、気持ちも半端なままで太鼓を打っている自分。
慢心から来る緊張感の緩みは、必ずどこかに露呈します。 本当にふがいない。 「経験」を振りかざして、それを驕りに転化してしまうのは最低です。 こんな年寄りなら、居ない方が全然マシです。
それから、自分が悪いのに、自分の能力が足りないのに、 それを人のせいにしたり、苛立ちを人にぶつけるのも、いい加減やめにしたい。 やめにしたい、やめにしたい、と口では言いつつ、一向に改善できない自分に閉口します。
今日は、自分が足りない人間であるという事実を徹底的に突きつけられました。
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ゴショック - 2003年10月20日(月)
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しまった! このインストア行ったのに、交換してくるの忘れた・・・
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あっついなー - 2003年10月19日(日)
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半日ブカツ。 体育館を出ると外が暗くてああ今日も一日中太鼓打ってたなあと思うと少しむなしくなる秋は今年で五回目です。
練習後、12人で焼肉食べました。 美味かった。
そして一通り食べ終わったあとは下ネタ全開でした。 Aスケ(本人の名誉のため伏せ字)が「あっついなー」と言いながらエイトフォーを股間に噴射した話に割れんばかりの歓声が上がりました。 帰り道、Mワちゃん(本人の名誉のため伏せ字)と別れ際直前まで下ネタでした。 下ネタ万歳。
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ある種の奇跡part2 - 2003年10月18日(土)
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クレジットカードの利用履歴を見て苦笑
2003/10/18 AMAZON.CO.JP 2003/10/09 AMAZON.CO.JP 2003/10/04 AMAZON.CO.JP 2003/10/04 AMAZON.CO.JP 2003/10/01 AMAZON.CO.JP 2003/09/24 AMAZON.CO.JP 2003/09/16 AMAZON.CO.JP 2003/09/16 AMAZON.CO.JP 2003/09/13 ユニクロ 2003/09/13 ユニクロ 2003/09/07 ユニクロ 2003/09/03 ロリポツプレンタルサ−バ− 2003/09/03 ロリポツプレンタルサ−バ− 2003/09/02 タワ−レコ−ド 2003/08/30 調布 パルコ(ヴイ−ノ.メルカ−ト)→酒屋 2003/08/24 タワ−レコ−ド 2003/08/22 クイ−ンズイセタン →酒 2003/08/08 AMAZON.CO.JP 2003/08/03 調布 パルコ(ヴイ−ノ.メルカ−ト)→酒屋
この2ヶ月間、CD・酒・ユニクロ・HPサーヴァー利用料にしか金を使ってない。 特に9月16日からのアマゾーン8連発は圧巻。 病的。
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小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』 - 2003年10月15日(水)
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季節に誘われて、小沢健二『犬は吠えるがキャラバンは進む』を久しぶりに聴く。 これは間違いなく20世紀の名盤の一つ。
その中でも特に名曲は#6の「カウボーイ疾走」。
+++++++ もう紫陽花の風景や もう丘を歩く彼女の姿 飛ばされていっちまった もう間違いが無いことや もう隙を見せないやりとりには 嫌気がさしちまった
カウボーイはスペードのエースとか言って BABY×5 草笛がひどく上手い奴だった 錠剤を噛みしめ蛇口をひねり 高く高く星を見上げていた
熱がならされてゆき 霧が覆う広告 海から撫でる風に しらけっちまった純情を帰し 本当のことへと動きつづけては 戸惑うだけの人たちを笑う
舗道まで散らばって戻らない砂 BABY×5 淋しげにかきならされてるギター 新しい1日がまた始まるだろう 夜明け前の弱すぎる光
日射しが強い真昼 まばたきをかすめとり 陽炎の中に立つ 消えてっちまうものを探して 本当のことへと動きつづけては 戸惑うだけの人たちを笑う
すれちがう早起きのマラソンランナー BABY×5 にぎやかな時代に落ちてくる朝 新しい1日がまた始まるだろう 夜明け前の弱すぎる光
(作詞:小沢健二) +++++++
それぞれの言葉が孕んでいるイメージの密度がすごい。 特にサビ部分で折り重ねられていく名詞が放つ、余韻的なイメージ。 よく馴染んだスポンジのように、言葉が、それ自体の質量の数十倍の情景を含み、滴らせている。
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ある種の奇跡 - 2003年10月13日(月)
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10月4日から今日までの10日間で
行ったブックオフの軒数:8軒 買った本の冊数:58冊
プ。
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僕の尊敬する人 - 2003年10月01日(水)
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先生の誕生日会。 つまり呑み会。 つまり「先生の誕生日」っていうのは、呑むための口実(笑 このゼミはよく酒呑むゼミだ。 このゼミが酒呑んだのは酒呑みたかったから酒呑んだのです。
席上、先生に、某先生にダメだしを受けましたと打ち明けた。 そしたら、
「修論の時もそうだったけど、今回の論文でも、正直学術論文として出した場合に、どこかから修正を要求されることは当然考えられたんですけど、それでも私が何も言わなかったのは、君は君が書きたいように書くのがいいと思うからなんだよね。君の書くものには、独特の雰囲気というか、味わいみたいなものがあるから、それを消してしまうのは勿体ない気がするよね。少なくともあの論文には内容があると思いますから、それをどのように書こうと、私にはどうでもいいと思うんだよなあ」
みたいなことを言っていただき、あんまり表には出さなかった(つもりだ)けど、 中ジョッキを3杯くらい立て続けに一気呑みしたいくらい嬉しかった。 (結局呑みたいだけか)
何よりも、自分の最も尊敬する人が、 自分が悶々とした思案の中から導き出した方向性を、 「言わずして」認めてくれたことが嬉しい。
先生にここまで言っていただけたんだから、 もう載っても載らなくてもいいや、あの論文。
・・・いや、せっかくだから載ったほうがいいや。
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