2007年06月24日(日)
なんだかんだいっても、結局はナオちゃんみたいな人に落ち着く


「ライアーゲーム」を見ながら常々思うことがあった。

秋山深一は正にあたくしの好みのタイプど真ん中なわけだが、
恋人にはしたいと思っても、こういうオトコとは絶対に結婚は出来ないだろうな・・・・( ̄∇ ̄;)


まぁ、あたくしの好みのタイプかどうかはこの際どうでもいいんだけど(笑)、
あのドラマで秋山深一を演じている、優作の次男がこんなにいい男だったか!!??と感動していたら、
いつの間にか、びゅーね君に抜擢されていたぞ(爆)。素敵すぎる( ̄¬ ̄*)
コレだから、芝居心のあるいけてるメンズはたまらん( ̄¬ ̄*)
花より男子の時は、そこまで特化された雰囲気ではなかったから余計にそう思う。

あぁいう人が好きなんだけど、結局はチビキノコ系(笑)とかナオちゃん系に分類されるような人と
結婚してしまったあたくし。
恐らく、秋山のような人と結婚しなかったあたくしは、人間関係たるものに疲れていたのかもな。
いくら好きでも、あんな人と一緒にいたら身の破滅を招く気がしてならない。
恋人ならば、損得勘定にシビアすぎる方が刺激があっていいけれど、
伴侶ならば、バカがつくほど正直な人の方が、結局のところは落ち着いて暮らしていけるんだろうな。


このドラマを見ながら、秋山に対して、それこそ声に出してまで呟き、感嘆したことがある。

「究極過ぎるほど性格悪いなぁ・・・・」

彼があれやこれやと作戦を立て、綿密すぎるほどの計算を施すその過程は、
「性善説」を全くといっていいほど前提にしていない、他人に対する信頼性ゼロのところに発起している。
それが逆に清々しい。ここまで徹底して他人を貶めることが出来るってのは、
設定どおり、「天才」と呼ばずして他の言葉が見当たらない。ホント痛快すぎるわ。
ゲームを操っていたはずの人物が、己の恣に進行させていると思い込ませるところまで周到に根回しし、
一番、悔しさが湧いてくると思われるところでひっくり返す・・・・悪魔のようなキャラクター。
またコレが、優作の次男のあの顔貌にぴったり!!
あたくしが独身だったら、今のレベルより億万倍近い勢いで崇拝してしまいそうだ(爆)。


毎回、毎回、「もう、今回こそアカンやろ」と、計算の抜け道や勝ち負けの可能性を考えて
どうにも無理に違いないと思っても、彼(=原作者)はとんでもない方法で欺いてくる。
天才詐欺師の頭ん中は、うちらが簡単に解明できるような構造をしていないのだ(笑)。
このドラマを見て、あぁいう手口を即座に真似してみようと思う人は、
どうしても天才には及ばない人か、完全にどっかが間違っている人だろう。
人を騙すのにも、きちんとした実力と天から授かった才能が必要なのだということを痛感する。

フクナガが、制作サイドのすんごい演出でもってナオちゃんたちを騙したり、裏切ったりするのは、
巧妙な手口のように思えて、まだまだ常人の範囲内のやり口なのかもしれない。
あぁいうことをやる人は、周囲にもいい確率でいそうな気がするし、
頑張れば、こっちも何とか抵抗できそうな・・・・いや、恐らく対峙したら難しいとは思うけれど
要するに「人間が考え付く範囲内」の狡猾さだったりするので、救いはある。
ただし、ものすごく嫌われるキャラだわな、あぁいう人は(笑)。
で、だ。
そういうポイントで秋山を見たときにどうかというと、嫌われるとかいう次元の問題ではなく、
恐ろしいので嫌うことすら出来ないのではないかと思う。
ほら。。。やっぱり悪魔なんだよな(笑)。
フクナガは、自分が他人を欺くことに対して「騙される方が悪い」などと言いつつ、
実は、自分が悪いことをしているということに気づいている。
独善的で究極の利己主義なのに、悪いことが何なのかというのをちゃんと知っている。
秋山は利己主義ではないくせに、人を欺くことはあるいは必要悪であるとも考えているみたいだ。
そう。ちっとも悪いなんて思っていない(っぽい)。
確信犯、極れり・・・・そんな言葉がホントにぴったり。


しかし、アレだ。
最終的に(番組のラストでは)ホトケゴコロ全開でヨコヤを救っちゃったような結末なのには
やっぱり、制作者が性悪説にどっぷり漬かりきらなかった権化でしょうかね。
ナオちゃんのバカがつくほどの正直さに感化されたっていうふうに落ち着かせるのが平和な道なのか?
ナオちゃんみたいな人の、ある種、独特のパワーがこの世で一番強いのかなぁ・・・・。
一見、損ばかりするような正直者が、最後には勝つようになっているのかなぁ・・・・。

大人になると、こんなに単純で簡単な「真理」ですら、頭を抱えて考えないとわからなくなるのね。
それを知れただけでも、一つ得をした。

↑疑うことは知っているようですが(爆)

あぅ。
そんなことより、松田家の次男に夢中♪
究極の悪人とか、彼にやってもらいたいなぁ( ̄¬ ̄*)


2007年06月22日(金)
はじめてひとりになった日に


後追い激しいクロワさん( ̄∇ ̄;)
ここ1ヶ月の目覚しい発達具合に、ますます「もう少しゆっくりでもいいんだがなぁ・・・・」と、
大人ながらの勝手な言い分が常々頭をよぎるようになっている(苦笑)。
彼女を1人にしておくと、どこにいようが絶対的に危険だったのだけど、
例えばベッドの上では猛突進を自主的に控えるようになったりと(笑)、ちょっとずつ学習してる模様。
ベッドの際までは来るけれど、落ちずに待機できるようになるなんて・・・・。
赤ちゃんから子供になっちゃった感じだよ。(んなわけがない(笑))


つかまり立ちができるようになったその次の日には、伝い歩きをしようとしたくらいに
好奇心とチャレンジ精神旺盛な嬢ちゃん。
はいはいのスピードもますますアップしてきて、今月頭くらいからは、本当に油断ならなくて困る。
で、だ。
「おぉ・・・・コレが音に聞く『後追い』とかいうやつだな」ってのも顕著に表れ出し、
ちょっと前まで、父ちゃんがいればそれでよかったのが、あたくしが姿を消すと反射的にギャン泣き。
行き先がトイレだろうが風呂だろうが歯医者だろうがスーパーだろうが庭先だろうが、
とにかく、姿を確認するまで治まらなくなってきたみたい。
コレはコレで、あたくしとしてはすごく嬉しいんだけど、6割強は困るのである(苦笑)。


運動量が増えたせいか、4月頭よりも体重が100g減っていた10ヶ月健診。
オムツもMサイズの2番あたりにテープを留めていたのが、最近では、1番のところにまでテープが届く。
ずーっと成長曲線の上限辺りにいたのが、中腹までに落ち着いてきた。
身長は4月から2cm伸びていた。
そして相変わらず異様に頭がでかい(爆)。
ここ最近できるようになったことは、「いただきます」と「ごちそうさま」の代わりに踊る(笑)こと。
そして、「だっこするよ〜♪」と言うと、両手を広げて抱っこしてのポーズをすること。
家にあるタオルのほぼ全部をかじって糸を引き抜き、雑巾同様にしちまったこと( ̄∇ ̄;)
部屋の電気を消してドアを閉めようとすると、ちゃんと部屋からはいはいで出てくること。
リビングから寝室まで、抱っこじゃなくて自力で移動できるようにもなった。
あぁ、ホントに。「もっとゆっくり」でいいのにと、心の底から思っちゃう。。。
でもなぁ。こうしてちょこっとずつ昨日と違う彼女を見ていると、あたくしも癒されるんだ。



あたくしは幼い頃の記憶がわりと鮮明に残っている方なんだけど、
彼女の後追いの様子を眺めつつ、自分が初めて1人でお留守番をした日のことを思い出した。
あの頃はサヨコがまだ会社勤めをしていたので、日中一緒にいたのは、ばあちゃんだった。
ばあちゃんがちょっと買い物にいく間、1人で家に残ってお留守番をする・・・・
確か保育園に上がる前だったけど、その頃はもうリョウヘイちゃんも生まれていて、
あたくし自身も3歳になっていたと思う。
あたくしはばあちゃんに対して自信たっぷりに

「1人で待っとれるよ♪」

と言った。自分の記憶が確かならば、この時点では絶対できるとホントに思っていたし、
そんなに難しいことではないとも思っていた。
ばあちゃんはすっかり安心しきって、自転車で近所のスーパーに出かけていって、
その直後はあたくしも1人で遊んだりして、なかなか順調な滑り出しだったんだけど・・・・

どのくらい時間が経った頃からか、あたくしはソファに載って窓の外を眺めながら、
ばあちゃんが早く帰ってこないかなぁと、何度も外の様子を確かめだした。
ばあちゃんがこのまま帰ってこないなんていう可能性は、当時のあたくしの頭の中には少しもなくて、
このまま待っていれば絶対に帰ってくるということもきちんと理解していたのだけど、
時間が経つにつれて、あたくしはどうにもならなくなって泣き出してしまったのだ。

いつも出入りをする勝手口のところにしゃがみこんで、うわぁーうわぁーと大きな声で泣いた。

やがて帰ってきたばあちゃんは、そんなあたくしの姿を見てちょっとビックリしていたみたいだったが、
いつになく優しく抱っこしてくれたことをよく覚えている。


どうしてあんなに泣いたのか、当時も今もよくわからないままなのだけど、
後追い激しいクロワさんを見ていて色んなことを想像する。
ばあちゃんがいないのもきっと寂しかったのかもしれない、
お留守番を遂行できなかった自分が、あの年齢ながらにちょっと恥ずかしかったのもあるかも・・・・
でも一番の理由は、静寂に慣れていない、それに耐えられない・・・・コレだったかもしれない。
どんなに静かな夜だって、耳を澄ませば親の拍動や寝息が聞こえる環境。
それがまったくの1人になると、自分の音しか聞こえない。
ちょっと離れたところにならば誰かがいるとわかっていても、あの安心音があるのとないのとでは
やっぱり世界が大きく違って見えたものだ。
自分が発した声に大人が反応してくれたり、自分に向かって話しかけてくれたり、
たとえそれがお小言や、怒鳴り声であっても、無反応よりはマシだということなのかもしれない。
自分が発した音以外の音が聞こえないという、初めての特殊な環境に、
さすがのあたくしも心細くなったのかなぁ・・・・今となっては真実は解明できないわけだけど。


クロワさんの発達がある程度にまで達し、あたくしの「生き直し」「育ち直し」もいよいよ本格的に始まった。
彼女が初めての1人を経験する頃、あたくしもきちんとこのことをもう1回思い出そうと思う。
彼女が経験する初めてにあたくしもきちんとつきあっていきたいから。

↑梅雨前線とにらめっこしながら^^;

彼女はめちゃくちゃビビリなので、どうなることやら( ̄∇ ̄;)
未だに、お風呂のアヒルに涙を浮かべて拒否反応(トホホ)。
好奇心旺盛なわりには、怖がり・・・・さすが究極二面性のAB型(笑)。


2007年06月14日(木)
あなたにもジェラシーあげたい


以前はよくやってたのに、最近めっきり「今」が忙しくて、昔を懐かしむことをしてないな(笑)。
で、すごく大きなイヴェントっていうわけでもないんだけど、
最近ふと思い出した、ほんとに小さな小さな出来事について書こうと思う。


ちょうど、季節はこのくらい。梅雨に入るかどうか・・・・または明けきっていただろうか。
もう外の空気はすっかり熱気をはらむくらいになっていて、
いくら若いとはいえ、その暑さの中で体を動かすとなると結構堪えるのだった。

たしか、中学三年・・・・15の夏のある日のことだったと思う。

あたくしは部活の休憩の時に、体育館を出て水飲み場で水分補給をし、顔もザブザブ洗って、
タオル片手に校庭を眺めていた。
ちょうどその日、野球部が練習試合をするだか何だかで、外にいたのは野球部だけ。
まだ試合は始まっていないようだったが、いつもは体操服のまま練習をしている野球部は
ちゃんとユニフォームを着ていた。
マウンドの上には、後に顔なじみになるヨシオがいて、投げているところだった。


この頃。まだあたくしとヨシオは、全くといっていいほど接点がなく、
強いていえば、あたくしが学級委員として参加する生徒議会に、彼は委員会の委員長として
参加してくる・・・・そのくらいの関係性だった。

あたくしは、彼が投げているのを眺めつつ、そばにいた同じ部活の男の子・・・・いや、クラスメイトだったか
相手のことをよく覚えていないのだけど、一緒に校庭を眺めていた少年にこんなことを言った。


「アレって、3組のヨシオ?」

「あぁ。そうやなぁ。」

「へぇ・・・・知らんかった。こうして見ると、彼ってかっこいいんやねぇ。」



同じ学年の女の子たちの中に、彼のことが好きだという子が何人もいたのだけど、
どうも彼の「よさ」みたいなものを今ひとつ理解できなかったあたくし(笑)。
だけどこの日初めて、彼女たちがどうして彼に夢中になるのかその合点がいったので、
何の衒いもなくそう口をついて出た言葉だった。
無論。
その後、あたくしまで彼に夢中になる瞬間が来るとは、この時はまだ自分も知らないわけだが(爆)。
あたくしと一緒に校庭を眺めていた少年は、普通におしゃべりをするような間柄だったわけだが、
あたくしの言葉をうけて、この少年はこんなことを言ったのである。


「あそこ(マウンド)に立っとりゃ、誰だってかっこよく見えるんや。」


あたくしは予想外の言葉に少し驚いた。
そして、この少年には申し訳ないと思いつつ、少し可笑しくなってしまった。
それを必死に隠して、「ふぅん、そういうものなんや。」 と言ったけれど、
内心、可笑しくて可笑しくて仕方がなかった。
それから程なくして、すぐあたくしは体育館に戻って部活の続きに勤しんだ。
そしてこのやりとりのこともすぐに忘れてしまった。
だけど、その後も何度か、ふっとこのことを思い出すことがあるのだ。


かの少年の、小さくて可愛いジェラシーのかけらを垣間見たことに対する、ちょっとした罪悪感。
だけど、その罪悪感はあたくしにちょっとした優越感をも覚えさせてくれた。
野球というスポーツの中で、花形的ポジションにいるピッチャーがかっこよく見えるのは、
確かに当たり前のことなのかもしれない。
その当たり前のことはあたくしもちゃんとわかっていたけれど、
それでも口をついて出てしまうほど、あの時マウンドにいたヨシオはかっこよかった。
でも、ここはやっぱりわかってない振りをした方がいいんだろうな・・・・。
15のクセに、あたくしはそんなことを咄嗟に考えた。


この少年が誰だったかをあたくしはほとんど忘れてしまったのだけど、
何故かこのやりとりだけはすごく鮮明に覚えている。
その当時はそれほどでもなかったのが、年齢を重ねる毎に、彼の純粋さというか
すごく正直な嫉妬心を、逆にすがすがしく感じ始めたからかもしれない。

↑おばちゃんになったからそう思うのか(笑)

齢30を超えると、可愛い嫉妬に心がときめく(爆)。
昔はあんなにいやだったジェラシーに、胸が弾んだりするから不思議だ。

あさみ


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