テレビっ子アサミンジャー・・・・わが子まで巻き込んでテレビ漬け( ̄∇ ̄;) 育児本とかには、テレビをなるべく見せないようにしましょう・・・・なんて書いてあるけれど、 そう簡単に生活からテレビが追われるわけがない(苦笑)。 この大改編から年末にかけてのドラマは、それでなくてもなかなか上手に作ってあったのが多くて、 それというのも、妊娠中〜出産直後ならばゆっくりテレビも見られるかしら♪と思っていたのに、 その時期にかけてはちっとも面白いドラマに当たらなくて、ホントにつまんなかったんです。
このクール、面白い以上に、出来栄えに感動すらした作品・・・・まるで月9らしくない 「のだめカンタービレ」。 上野樹里という女優に、あたくしはこれまでまるで興味がなかったのですが、一気にラヴ★のだめ♪ この子、なんて緻密な芝居をするのかしら・・・・変態&天才ぶりをここまでナチュラルに表現できるなんて 物凄い当たりを引いたなぁ、と感心しながら見ていました。 「スィング・ガールズ」の時は、特別に「いい」とは思わなかったんです。 昨今、物凄い美人というのは芸能界を見渡せば五万といる中、彼女は何となく庶民的だったし、 かといって、極端にインパクトのある個性派というわけでもなかったし・・・・。 ただ、若いのにとても安定感があるなぁ・・・・どっちかというと損なタイプかも。。。と 勝手にそう思っていました。 器用さゆえに開花が遅れたり、スターダムへのタイミングを逃したりというのはよくあることだったし。 それが、どうよ(笑)。 こんなクセのある役に恵まれて、上手にこなしてしまった。 あたくしは特に、のだめちゃんが上手に白目を剥く(爆)カットが大好きでした。 実は原作を読んだことはないのですが、原作でどんな風に描いてあるのかが 一気に想像できてしまうくらい。 その他のキャストも本当にいい感じだったと思う。 見た目、リアリティのない漫画チックなビジュアルの人間が特に生き生きした作品だったと思う。 (竹中氏はまぁおいといて(笑)。) そういう超個性派が揃う中、のだめちゃんは更に際立っていて、ステキでした。
音楽を嗜んでいたわけではないけれど、そこそこクラッシックには興味があり、 日常的に聴いていたりもしたので、挿入曲として使われていた楽曲も楽しめてお得な番組でした。 あれ?? クラッシックが嫌いなわけじゃないのに、胎教とかで一切聴かなかったのはなぜだ??(爆)
ハリセンが激怒しながら
「シューベルトを勝手にショパンにするなぁっっ!!」
と叫んでいたのを聴いて、思わず爆笑。 なるほど・・・・古典作曲家たちの個性を、こんな風に表現できるのか。 確かに、「この曲、シューベルトといっているわりにはショパンっぽいなぁ」と思ったあたくしの耳も まんざらバカではなかったんだな(笑)。 原作で文字だけで表現されていたはずの楽曲たちを、見事に音として再構築した このドラマのスタッフたちがすげぇなと思った。 なんにせよ、「天才」を表現するのってすごく難しいと思うのよ。 特に、こういうのだめちゃんみたいなタイプは、難しいと思う。 上野樹里嬢が基盤をきちんと作り上げ、音楽スタッフや吹き替え担当の人たちが 個性的な演奏をきちんと作り上げ、それが嫌味なくいい感じに融合した。大々的な成功例だと思う。
天才をドラマとして描くと、ちょっとした悲哀がつきまとってしまう。 どれだけコミカルに描いても、才能と現実とのギャップがまるで道化のようにも見えて、 道化が本来持っている悲しさが、どうしても払拭し切れなくて、寂しさが漂ってしまう。 それは「天才」が明るく振舞えば振舞うほど増幅していくものだったりするのだけど、 このドラマにはそういう要素がなくて、シンプルでドライだった。 のだめちゃんの天才ぶりも、千秋先輩の天才ぶりも、いい感じに吹っ切れていて、 確かに「苦悩」みたいなものは垣間見られるのだけれど、後味が悪いものではない。 そこがすごいな・・・・と思うのだ。 天才とそうでない人たちの差があれだけ歴然と描かれているのに、 どちらもとても人間くさくて、参ってしまった。 役者たちは演技以上に楽器をそれなりにマスターするのも大変だっただろう。 ただ、いくら吹き替えで演奏されているとしても、だ。 それぞれがとてもさまになっていて、カッコよかった。 うちらが安易に思い描く、「プロ」っぽさをデフォルメしたかのようなわざとらしさじゃなくて、 あ・・・・ひょっとしたら、音大の学生さんって普通にこんな感じに演奏しているものなのかもしれない と思わせる自然さみたいなものが漂っていた。 個人的には、千秋先輩こと玉木宏のタクトさばきには、少々「う〜ん・・・・」なものがあったけれど、 まぁ、見過ごすことにしようか(笑)と思えるくらい、寛大な気持ちで受け止められるのも この作品の完成度の高さを物語っているといってもいいかも(爆)。
けっこうお気に入りだったのは、オーボエ奏者・橋本役の坂本真。 ここ数年、色んなドラマの端々でよく見かける。 このドラマに差し掛かる少し前に、ボウケンジャーのゲストでも出てたんでした。 あの、メガネ&個性的な鼻が、いい感じに投影されてました。
嗚呼。 何だかこういう面白いドラマに出会うと、いい感じに満たされるなぁ。 このクールは他に「僕の歩く道」「14才の母」「Dr.コトー診療所」を見ていました。 どれもわりと完成度が高く、いい感じでした。 また後日、これらのこともちょこちょこ感想文、書いとこうと思います。
「大奥」もチェックしておきたいところですわ。
2006年12月26日(火)
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彼はイチゴを食べていた |
クロワさんのところには、何人ものサンタさんが来ました。 彼女が頗るいい子だったからでしょう(笑)。 特に、リョウヘイサンタはすんごく張り切ってくれて、 ローチェアとボンゴのおもちゃを持ってきてくれました。
アサミンジャーのところには、ただの1人もサンタが来ませんでした(涙)。 ・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・。 こんなにも毎日、献身的に頑張っているのに?? 別にサンタに会いたいとか、プレゼントが欲しいとか、そういう即物的な問題じゃなくてさぁ、 ただ、ちょっとくらいは空を仰ぐくらいの時間の余裕と安らぎくらいはあってもいいんじゃないかと思った。 ケーキすら食べずに、24日も25日も終わっていってしまった。 うむ・・・・タバコをやめて、甘いモノ中心の生活が復活して1年。 前は絶対思わなかったのに、クリスマスだからという理由で、ケーキが食べたかったんですよ(笑)。
うちのサンタはそんな時にどうしていたかというと。。。。
風邪ひきやがりました。(ー_ーメ)
ノロ?? インフルエンザ?? つか、絶対にうつしてほしくないんですけどっっ!! と、心配な反面、もんすごく白状にそんなことを思っていました( ̄∇ ̄;) だってさぁ。 今あたくしが倒れたら、母乳100%、離乳食のスタートはまだまだ、 寝付くのにおっぱいがないと始まらない、うちの嬢ちゃんをどうやって納得させるというの? そりゃ、代替食品(ミルク)という便利なものはあるけれど、ここまで母乳のみでやってきて、 彼女の食欲ペースと、ぐずりペース、そして、こっちの製造ペースまでが円満に治まるとも思えず。 加えて。 ぷよ2のための病人食を拵えながら、あたくしは正直、怖くて寒気がした。 この人が倒れても、こうやって栄養の補給は適っていくけれど、 あたくしが倒れたら、この人、絶対にあたくしのために消化のいいものを提供してはくれないだろう。 あたくしのことはまだいい。 今後、まだ大人と同じものが食べられない嬢ちゃんの食事をまわしていかなければならない状況下、 あたくしが倒れたら、ミルクを作る具合に彼女の食事はきちんと進んでいくんだろうか? 子供が生まれる前、彼はよくのんきにこんなことを言っていた。
「俺のご飯のことは気にしなくてもいいからね。」
「しんどいならゆっくり休めばいいからね。」
あぁ、そうか。 この人の頭の中に、あたくしが調子を崩した時にとにかく筆頭に上ってくるのは、自分のことなんだ。 今まではそれでもよかったけれど、これからはどうするつもりなんだろう? 最低限の料理ができない・・・・っていうのは、こういうところに影響する生活力の脆弱性なんだな。 自分の保身はできても、その他の人を守れない。
かなりしんどい病状だったらしく、びっくりするような高熱と下痢に見舞われ、 何があっても禁煙できなかったのに、丸2日くらいタバコを吸わずに寝室で大人しくしていたぷよ2。 せめて、自分の保身くらいは完璧にできてくれればいい。
彼に合わせた食事を作ったり、あれこれと気を遣ったのがアホらしくなってきた。 バカバカしくて、怒る気にもなれない。
そんな昨日。ついにあたくしの調子すらも狂い始めようとしていた。 本格的にヤバいと思った。 今朝起きてみたら、オノレの気合に感動した。 症状が悪化せずに、何とか治まっていってくれそうな感じだった。
いつもだったら、市販薬を早めに飲むとかして、予防策をとるのだけど、 授乳中だからそれも許されず、あたくしは本当に不安だった。 つか、明らかに病原の出処はハッキリしている。 で、上記のような状況で、あたくしはこのような形で風邪をうつされるのが本当に不本意極まりなかった。 あたくしを頼ってくれる人はいるけれど、あたくしを100%看病してくれる人はいない。 風邪をひくという、年中行事的日常の些細な出来事が、オノレのライフラインを脅かすような 恐ろしい状況になるとは・・・・。
子を持って初めてわかる、丈夫な体のありがたさ・・・・。 そんなことよりも、母乳を飲みまくって育っているせいか、こんなにも風邪が流行っているのに、 うちの嬢ちゃんは案外けろっとしている(笑)。 嗚呼、せめてこの年末年始、彼女さえ病気の毒牙にかからなければ、もうそれでいいです。
夕方の街。自転車を走らせながら風を切る。
例えばあたくしがまだ制服を着ていた頃、12月の街はもっと冷たい空気が漂っていたような記憶がある。 今年の冬は、随分と暖かいよなぁ・・・・しみじみとそんなことを思った。 コートも着ずにマフラーだけで、同じように自転車を走らせるセーラー服を着た高校生とすれ違う。 嗚呼・・・・若いってすばらしい(爆)。
ここ数日で少しずつ冷え込むようになってきて、晩秋からやっと冬になった感じだ。 毎年この時期、ある瞬間に思いを馳せるあたくし(苦笑)。 今自分の暮らしている場所は、実は、その当時を振り返ると自動的に見えてくる風景と重なる。 こうやって自転車を走らせているこの道が、角に古くからあるあのお店が、 昔はなかった信号機が、同級生が住んでいたはずの古い家屋が、 今の新しい暮らしの中の「リアル」と、思い出の中の風景として奇妙にシンクロする。
子を産んで思うのは、すっかりあたくしの中の感覚がリセットされたみたいで。 いい意味では「少女」の頃をきちんとやり直せる準備が整った感じでもある。 それは厄介なことに、まだまだ恋が足りないと思わせることもしばしばだったりするのだけど(笑)。 この子を抱えて恋でもないなぁと、己を哂ってみるのだ。 ただ暖かくて気持ちのいいこの冬をやっと手に入れたことで、 あたくしはふんわりふんわりと生きることが叶い、今とっても気分がいい。 本当は、少女時代にこういう感覚を味わいたかったんだということを改めて知る。 たとえその幸福感が、直後に儚く消えてしまうことになろうと、 実感として、あの時のあたくしには必要なファクターだったんだ。 だって今、あたくしは肉体的にはかなり疲弊しているものの、とにかく安定しているし、 以前のように激しく生産性を追及するのとは違うけれど、毎日変化に富んだ生活がやってくる。
自分以外の人間に、泣いてまで求められるなんていうのは、人生史上初めてのことだしね(笑)。
今までの暮らしの中で、「この人がいないと寂しいな」「一緒にいたいな」と 思ったり思われたりというのは何度もあった。 ただ、その人がいなくなっても、離れ離れになっても、何となく生活は成立した。 それがどうよ? 「お腹すいたですーーーーーーーっっ!!」 「眠いんですーーーーーーーーーっっ!!」 「もう、何だか退屈なんですーーーーーっっ!!」 「オムツ気持ち悪いんですーーーーーっっ!!」 「遊んでほしいんですーーーーーっっ!!」 「よくわかんないけど、何となくーーーーーーーーっっ!!」 離れ離れじゃ成立しない生活。欲求と要求の嵐(爆)。 あんなに勝手に生きてきたこのあたくしが、彼女の欲求と要求を満たすために、 粉骨砕身しているのは、自分でも滑稽だと思うよ(笑)。
15年以上も前のことを思い出してみたりしていたけど、この間美容院に行ったとき、 カラーの薬剤塗布をしてくれたお兄ちゃん・・・・干支が一緒だった( ̄□ ̄;)!! ・・・・とはいえ、20歳。 え???? 20歳の子と干支が同じなんですかっ??? 寅年のアサミンジャーは一瞬、自分の年齢までデリートしそうになっていたのでした(笑)。 おぅ・・・・わかっているさ。 1年に1つずつ、ちゃんと齢を重ねていくという現実くらい( ̄∇ ̄;) いつまでも自分がそう若くはいられないってこともな。 う〜ん・・・・それにしても、同じ干支の子が成人式・・・・。 微妙な気持ちになってしまった、暖冬の昼下がりでした(笑)。
2006年12月01日(金)
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ぐうの音も出ぬほどに |
クロワさんが生まれてからというものの、あたくしの話題といえば彼女一色( ̄∇ ̄;) 彼女はすくすくすくすく成長中。 今は、ガーゼやタオルが大好き♪ この世にこんなにウマいものがあるのかというような素振りで、 1日中ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、あむあむあむあむあむあむあむあむ(笑)。 ちょっと前まで拳骨をそのまましゃぶっていたのだけど、 ここ最近は指1本1本をきちんと認識できるようになったらしく、小さな指を器用に吸っていたりも。 おしゃべりも盛ん(笑)。 正直、何が言いたいのかはよくわからないけれど、放っておいても1人で
「あぁ〜、あぁ〜♪」
「う〜っ、うぅぅ〜♪ ふふふぅん・・・・」
「あはぁ〜♪ えへへへ〜♪」
と、機嫌よさげに独り言。独り言をやりつつ、右手にガーゼ、左手にタオル。 あっちを向いてあむあむあむあむあむあむ・・・・。こっちを向き直ってあむあむあむあむあむ・・・・。 彼女は彼女なりに多忙極まりないようです、ホントに( ̄∇ ̄;)
さて。そんな日常の合間にテレビを見ていたら、マツケンの元嫁はんが舞台をやるらしいってのが ワイドショーか何かでやっていた。 「紫式部ものがたり」が12月5日から、東京・日比谷の日生劇場で始まる。 う〜ん♪ いいよなぁ・・・・( ̄¬ ̄) 日生はいい劇場だし、大地さんってばとにかく舞台映えするし。 「紫式部ものがたり」かぁ。源氏物語をベースにした新作らしい。 大地さんが紫式部を演じつつ、とあるくだりでは光源氏もやるんだそうだ。 いかにもいい感じな題材じゃない♪ 体と時間が許すなら見てみたい。 なぁんてことを思っていたら、共演者についても述べられていた。 神田沙也加嬢が出るらしい。
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芝居の出来不出来云々の問題より何より、 源氏物語に彼女っていうのがどうも今ひとつ解せなかった(笑)。 時代を代表するものすごいプレイボーイと、さまざまなタイプの「美女」たちとの浮世の物語・・・・ まぁ、中には美女じゃない人もいたりするわけだけど、 さて、神田沙也加嬢が扮するのはいったい誰なんだよ?? 場合によっちゃ、ここで勝手に1人でキレなきゃいけないわけなんですけど?? と、怒りにも似たものがこみ上げる中(爆)、その番組はあっさりとあたくしの謎を解き明かしてくれた。
そうか・・・・その手があったか・・・・と、あたくしは正にぐうの音も出ぬほどに納得させられた。 顔の大きさがお父様に似てしまったがばっかりに、何となく冴えないんですが、 それでもあたくしは、彼女の底力みたいなものは好きなんですよ。 方向性さえ間違わなければ、すごくいい芝居をするし。 ただ、お母様と同じ路線をいこうとするとこけるわけだ。 完全に女優やモノカキみたいな仕事をすれば、確実にハハを超えられるのになぁ・・・・。 今度の舞台、是非是非頑張ってほしいもんです。 せっかく改名して、再出発をかけるわけだから、ハハとは違う仕事をガンガンとって、 輝いてほしいなぁ・・・・と思うわけです。 そして、もう一度改めて、こちらをぐうの音も出ぬほどに納得させちゃってほしいな^^
それいけ、沙也加嬢!!
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