2004年08月09日(月) 食


どうやら私は食べているときが幸せらしい。
もちろん自分でも食べるのが大好きなのは知っているのだけれど、
それ以上に、まわりの人から見ても
「食べているときの表情が幸せそう」
とよく言われる。
彼氏は私が食べているときの表情が大好きみたいだし、
部活の岡山先輩にも「おいしー」って言いながらニコニコして食べている印象があると言われた。
そういえば、友だちの家に行ったときに
私がおいしいおいしいと言いながらぱくぱく食べるので、
お母さんがすごく喜んでくれたこともあった。
本当に幸せそうみたいで、見ている人も幸せになるみたい。
私はちっともかわいくないし、自分で自分の顔が好きなわけでもないけど、
そんな私でもみんなをいい気持ちにさせられるなら、
自分の顔も捨てたもんじゃないなぁ、なんて思ったりして。


2004年08月05日(木) 319.515.122


手紙が届いたようで、連絡が取れた。
手紙を読んですぐに電話をくれたみたい。
でも、私はそのとき別の男の子といたので出られなかった。
その男の子というのは彼氏?元彼?だし。
私にはまだその人に未練があるから、その人の前では出られなかった。
話している内容を聞かれたくなかった。
話ているときの表情や仕草を見られたくなかった。
その人も相当ずるいけど、私も、ちょっとは、ずるいかも。
それに、ひさしぶりだから落ち着いて話したかったし。
電話で、彼はしきりに手紙のお礼を言ってくれた。
ものすごーくさりげない「ありがとね」の一言で。
言い方が、あのころから変わらってないんだなぁ。
今となってはやや腹黒くも感じられる、いじわるなからかい方もおんなじだ。
今の私が見ているのは、あのころの彼の面影なのだろうか。
初恋の彼の、乾いた声。きれいな手。
記憶の中の彼は私と同じくらいの背丈だけど、今の彼は私よりも10cmも背が高い。
彼はやっぱり私のあこがれの人だけど、私はやっぱりいつになっても彼女の子にはなれないみたいだ。


2004年08月04日(水) あわあわ


今日は手紙を書いた。
あて先は、中学のときに好きだった人。
かっこよくて、まわりの男の子とは違う感じがした彼。
私は彼に手紙を書いたことが何度かある。
いつも、ふと連絡を取ってはまたしばらくは音沙汰なしになるから、
私から連絡を取りたいときに、書いていた。
でも、いちばんはじめに彼に手紙を書いたのは、失恋した後。
相手はその人で、私はわんわん泣いて、でもやっぱり好きでいようって思って、ラブレターを書いた。
ピンクのレターセットに、ブルーのインクで。
これはその頃読んでいた雑誌に載ってた恋が成功するおまじない。
結局私の恋は実らないまま、私にも彼にもそれぞれ恋人ができて、時は過ぎ、今なんだけれど。
今日は、鳩の絵柄のレターセットに、モスグリーンのインクで。
ここしばらくにないくらいに集中して、丁寧な文字で。
できるだけさりげなく、でも、連絡をくれるように、会えるように。
サンダルをつっかけて、家から徒歩2分、化粧品店のわきのポストへ。
手紙を投函するときのドキドキは今も昔も同じで、少し初恋の淡さを思い出した。



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