2004年07月18日(日) やきにく


今日は夕飯、家族で焼肉を食べに行きました。
家族で外食するのがひさしぶりです。
うちの家族は鉄板もののお店に行くと、どうもあわただしくなっちゃっていけないです。
まず、おばあちゃんがせっかち。
まだタン塩を食べているところなのに、次に焼けたカルビを私の皿に勝手に乗せます。
たぶん私がいちばんモリモリ食べるし早食いだからなんですが。
そしてお父さんは一度に何枚も肉を焼きすぎ。
おばあちゃんとおじいちゃんが噛み切れなくて、
私とお父さんしか食べないような種類の肉をいっぺんに5つくらい焼くから大変です。
おじいちゃんはおじいちゃんでマイペースに食べているし、
おばあちゃんもそんなに早くないので、
必然的に私とお父さんが食べる量が多くなるんです。
そして私も私で肉が焦げるのが気になってたくさんとってしまいます。
私が「クッパとピビンパが食べたい」「シャーベットを頼みたい」と言うと、
おばあちゃんがすぐにお店の人に頼んじゃうからテーブルの上はいっぱいいっぱい。
ちなみにこれはもんじゃでもお好み焼きでも同じこと。
あ、そして冬なら鍋のときも同じような感じです。
そこをお母さんが「もうちょっとのんびり食べればいいじゃない」なんてみんなに言うものだから、
我が家の鉄板焼きはなんだかケンカごし。
そんな食事でも、家族がそろうことがいちばん楽しいです。
やいのやいの言いながら食べるのって、面白いし、おいしい。


2004年07月06日(火) ホリ


大学の図書館で調べものをしていたら、
去年同じ学年だった子が声をかけてくれた。
後期から今年の四月まで、私は休学をしていた。
しかも、休学前の最後の方はほとんどフェードアウトするような形になってしまい、
携帯電話の番号もメールアドレスも変えてしまったから、
さぞかし心配をかけていたに違いない。
今日声をかけてくれたのはホリという子で、
去年の短い大学生活の中ではいちばん仲が良かった子だ。
だんだん不登校になっていく私をいちばん最後まで心配してくれた。
そして、復学してからいちばんはじめに声をかけてくれたのも、ホリだ。
みんなに何も言わずにいなくなってしまったことが後ろめたくて、
チラホラと知った顔を見つけても、なんとなく声をかけられずにいた。
カフェテリアで仲が良かったグループの近くになれば、
うつむき加減にしたり帽子を目深にかぶって、気づかれないようにした。
階段や廊下ですれ違うときはそっぽを向いて、顔を見られないようにした。
そういう小心者の私って、なんだかばかみたいだったなぁと思えた。
「一年ぶりだね」と言うホリは去年と同じようにニコニコしていたし、
私自信もすごく自然に話せた。
こんなことなら、なにも休学しなくても、大学生活に復帰できたかもなぁなんて思いもした。
けれど、休学したことに対して全く後悔していないし、
その間に出会ったたくさんの人たちのことや、
いろいろな出来事のことを思うと、むしろこれでよかったんだって感じている。
ただ、去年の友だちのことだけは心にひっかかったままだったから、
今日、こういう出来事があって、また私は少し進むことができたように思う。

なにより、うれしかったんだ。
私のことを覚えていてくれたことが。
前と変わらぬ調子で話しかけてくれたことが。


2004年07月04日(日) しゃしんのおしえ


大学の課題で使う写真を撮り足しに、谷中へ行ってきた。
実は、先週の日曜日もカメラ片手に谷中へ出向いた。
目的もまったく同じ、課題のため。
課題製作に使うカメラは大学で借りてきたものを使う。
そのカメラの調子が悪くて、もう一度取り直しになってしまったのだ。
前回の授業でそのとき撮ったフィルムを現像してみると、
写ってはいるが、露出オーバーだったりアンダーだったり、
明るさがおかしなものばかり。
でも、ちゃんと写っていたらいい写真ばっかりだったに違いないというものたちだった。
そのときは、ま、もう一度撮りに行けばいいや、同じ場所で同じように、なんて思っていた。
けれど、そんなのは私の勘違いだった。
一週間前には咲いていた花は枯れてしまっていたし、
カフェの前にとめてあった自転車は、今日はなかった。
これが絵なら、自分の心に強く残ったものを思い出しながら再現することができた。
でも、写真はその日その時のありのままを残したもの。
一瞬が大切だからこそ、いいんだ。
今日は昨日じゃなくて、今日。今は今。
そんな大事なことを、写真が教えてくれた。



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