2010年02月25日(木) |
『パリ・オペラ座のすべて』 |
世界屈指のバレエ団、パリ・オペラ座。 今日もダンサーたちが入念なリハーサルに臨んでいる。 気鋭の振付家と共につくり上げてゆく演目は古典からコンテンポラリーまで幅広い。 そこでは、ダンサーたち以外にも、衣装係、照明係などのいわゆる裏方をつとめるスタッフ、芸術監督、広報担当者らが一丸となって最高の芸術を目指している。。。
2時間半の長丁場で、オペラ座バレエ団の様子をドキュメンタリーで描いています。
以前、同じくオペラ座を扱った『エトワール』という作品があり、こちらもドキュメンタリーだったけど、ダンサーの紹介やインタビューがたくさん盛り込まれていました。
しかし、今作は紹介やインタビュー類は一切なし。 ダンサーは、プリンシバルからコールドまで誰1人として名前のテロップは出ないし、裏方の衣装係や厨房係り、経営の事から年金の話、振付家や芸術監督まで、オペラ座に関わる全ての人達の日常の様子を淡々と描いています。
プロの野球選手やサッカー選手をはじめ、アマチュアのスポーツ選手も、「現役」でいる期間は、決して一概に年齢で区切りには出来ないと思うけど、劇中「ダンサー40歳で定年」というセリフがあり、スポーツの勝敗とは違ったこうゆう芸術分野では、ある程度の年齢の区切りっていうのは必要なのかなぁ…と思いました。
ましてや、世界3大バレエ団のオペラ座なら、「年齢」という線引きも当たり前に必要なんだろうなぁと。
私は、バレエはやっぱり古典が好きなので、もう少し古典作品の映像が多かったら良かったのにな〜。 でも、たっぷり堪能できました。
延々と繰り返される練習風景を見て、何をやるにも1番は「まず体力ありき!」なのかなぁと感じました〜。
♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ
<<昨日は『インビクタス』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『恋するベーカリー』 『脳内ニューヨーク』 『スイートリトルライズ』 『NINE』
構想10年、撮影期間4年。 世界50か所で、100種類以上もの海洋生物を撮影。 超一流のカメラマンたちが奇跡の一瞬をとらえるために、執念と努力を重ねた末に撮影された映像の数々が映し出される。 世界中の海を取材したネイチャー・ドキュメンタリー。
もう少し、真新しい映像が見られると思っていたけど、『ディープ・ブルー』の方がインパクトがあったかなぁ。
珍しい海の生き物や魚の映像は綺麗だったけど、↑『ディープ・ブルー』やNHKのドキュメンタリー番組で見たことあるような映像ばかりで…。
その辺がちょっと残念でした。 海の中のモノって、限界があるのかもしれませんね。
この手の作品では、最初に見た『WATARIDORI』がやっぱり1番印象に残っているかな。
♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ
<<昨日は『インビクタス』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『パリ・オペラ座のすべて』 『恋するベーカリー』 『脳内ニューヨーク』 『スイートリトルライズ』
2010年02月05日(金) |
『インビクタス 負けざる者たち』 |
1984年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラ。 しかし、新しい国家の船出には多くの問題があった。 ある日、ラグビー南ア代表の試合を観戦したマンデラの頭の中で何かが閃いた。 南アではラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴。 しかし、1年後に南アで開催されるラグビーのワールドカップで南アのチームが勝てば、それが人種間の和解につながるかもしれない。。。
私がラグビー好きになったのは、相方と付き合い始めてから=1999年。
なので、ちょっとひと昔前(80年代〜90年前半)ラグビー事情はリアルタイムでは知らないけど、「スプリングボクスは、マンデラ大統領になってから変わった」という事だけは知っていて、楽しみに公開日に見に行って来ました。
今や世界屈指の強豪チームとなったスプリングボクスも、「こんなに、こてんぱんにやられていた時代があったんだ…」というのが第一印象。 今の強いボクスを見ているからチョット信じられない感じ!
大統領(モーガン・フリーマン)、キャプテンのフランソワ(マット・デイモン)、代表チーム、フランソワの家族、大統領の側近達、ボディーガード…大統領就任からボクスの強化の過程を同時に描いています。
ラグビーのシーンも多いけど、「マンデラ大統領の話」と「スプリングボクスの話」バランスも良かったんじゃないかな?
ただ、もう少し、マンデラ大統領の個人的背景を詳しく描いて欲しかったなぁと思う。 あそこまで強い信念で国を動かそうとする決意や思想など…「大統領になるまで」がほとんど描かれていなかったのが残念でした。
奥さんが登場しなかったり、お嬢さんと確執があったり、ボディーガードが家族の話を制するシーンがあったり、「何か理由があるぞ」という事は伝わってくるんだけど…その辺ももう少し知りたかったです。
「もの凄い大きな感動!」というのはなかったけど、自分がラグビー好きという事もあって、試合のシーンも見ごたえがあったし、今は「強いボクスが普通」になっているから、四半世紀前の出来事を改めて知ることができて、とても興味深かったです。
ちなみに…“スプリングボクス”というのは、南ア代表の愛称。 「オールブラックス」=ニュージーランド代表 「ワラビーズ」=オーストラリア代表 と同じです。
そして、“スプリングボク”というのは「レイヨウ」です。 ユニホームの右胸には、レイヨウが跳ねているイラストが描かれているよ。
今は、ボクスに黒人選手がいるのは本当に超普通なことで(白人と黒人のミックスの状態が)白人選手にも黒人選手にも凄い選手は多いです。
♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ
<<昨日は『ジュリー&ジュリア』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『オーシャンズ』 『パリ・オペラ座のすべて』 『恋するベーカリー』
2010年02月02日(火) |
『ジュリー&ジュリア』 |
1949年、ジュリア・チャイルドは外交官の夫ポールの赴任地パリで、フランス料理に魅せられる。 好奇心旺盛で食べることが大好きなジュリアは、大胆にも名門料理学校コルドン・ブルーのプロ養成クラスに飛び込むのだった。 それから半世紀を経たニューヨークで、ジュリー・パウエルは夫エリックに励まされながら、ジュリアの著した料理本の全レシピを1年365日で制覇し、ブログに掲載することを決意する。。。
「メリル・ストリープには演じられない役はないんじゃないかなぁ〜」と思うくらい、今作でもジュリア・チャイルドという長身で明るいオバサン料理家を見事に演じていました。
私、本当言うと、あんまり好きな女優さんではないんだけど、ここ数年で見た『今宵フィッツジェラルド劇場で』、『いつか眠りにつく前に』、『ダウト』、そして今作、どれも役者としては本当に凄いなぁと思いました。
『ダウト』で共演したエイミー・アダムスと再びの共演を楽しみにしていたら、正確には“共演”ではなかったですね…。
現代の主人公ジュリーは、9,11の保障問題を担当する公務員で、どこにでもいるような普通の女性。
1年間で524のレシピを作り、それをブログにアップするという難題を自分に課して、「中途半端な自分」から脱しようと夢中になっていく姿が描かれています。
あの狭いアパートのキッチンで、時には大失敗もしながら大掛かりな料理を作っていく様子は見ていて楽しかったです。
旦那さんが美味しそうに食べてくれるシーンが印象的。
欲を言えば、もう少しお料理が美味しそうに見えたらよかったのにな…。
結婚するまで、御飯も炊いたことがなく、お味噌汁1つ作れなかった私。 嘘みたいな本当に話ですが⇒結婚当初は「お味噌汁の作り方」というページを見て、お味噌汁を作っていました。
あれから3年5ヶ月経ち…今では遊びに来た友人に手料理を振舞うほどに成長?!
結婚するまで「料理をやらなかった」だけで、自分の中に、意外にも隠れた特技?センス?があったみたいで…これは自分でも本当に驚いていますが、けっこう得意みたい。
料理なんて、自分と1番かけ離れたモノだと思っていたのに…どうなるか分からないものですねー。
♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ(本日購入)
<<昨日は『のだめカンタービレ最終楽章』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『インビクタス』 『オーシャンズ』 『パリ・オペラ座のすべて』
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