####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2010年01月27日(水) 『のだめカンタービレ最終楽章〜前編〜』+1月の読書まとめ

指揮コンクールで優勝した千秋は、若き日のシュトレーゼマンが指揮を務めたパリの「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者に任命される。
伝統ある老舗オケにも関わらず、資金難で団員はやる気なし、演奏レベルも最悪。
一時は絶望した千秋だったが、やがてオケの大々的な立て直しに取りかかる。
一方、コンセルヴァトワールに通うのだめは、千秋を見守りながらも進級試験に向けて猛練習を開始する。。。

年末年始、同僚から漫画全巻を借りて読んで、すっかり「のだめ」の世界に魅了された私。

漫画の後半は映画の部分を描いている為、内容は全て知った上だったけど、ちょうど映画公開と重なったので、楽しみに見に行きました。

テレビドラマは見ていなかったので、初めて「動く」登場人物を見てけっこう感激!

のだめ同様、私も「千秋せんぱいLOVE♪」になってしまった〜。

今まで玉木宏くんは、「声がステキだなぁ」ぐらいにしか思っていなかった俳優さんだったけど、今はもう1番のお気に入り♪
タクトを振る姿は、予想以上にかっこよかったなぁ。
ブラボー!!!

内容も、原作にかなり忠実に描かれていました。
動いている『のだめ』を見るのが初めてだった私は、漫画とは違った魅力を感じました。

あと、当たり前だけど漫画は「音」がついていないので、読みながら、楽曲や音を頭の中で鳴らしていたけど(それはそれで楽しかったけど)音楽を題材にした作品だけに、「音」がついた映像はやはり良かったです。

マルレオケの演奏会は感動♪

後編もとーっても楽しみです!

---

1月の読書まとめ

・『無理』(奥田英朗 著)★★★★☆
★1つはちょっとおまけ。
前作『オリンピックの身代金』が強烈だったので、またああゆう作品が読みたいなぁ。

・『綺麗な生活』(林真理子 著)★★★☆☆

・『キャンセルされた街の案内』(吉田修一 著)★★★☆☆

♪BGM♪〜『のだめカンタービレ最終楽章』サントラ(本日購入)

<<昨日は『今度は愛妻家』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『ジュリー&ジュリア』
『インビクタス』
『オーシャンズ』



2010年01月12日(火) 『今度は愛妻家』

かつては売れっ子のカメラマンだった北見俊介。
しかし、今ではなぜか1枚の写真も撮る事ができず、ぐうたらな毎日を送っている。
妻のさくらはそんな俊介に文句を言いつつも世話を焼く。
しかしある日、女優志望の蘭子を家に連れ込んでいる俊介をさくらが目撃。
彼女は愛想を尽かし、旅行へと出てしまう。
その後しばらくは独身気分を満喫していた俊介だったが、なかなか家に帰ってこないさくらに苛立ちを覚え始めて。。。

私は子供の頃から、「絶対にパパみたいな人とは結婚しない!」と心に固く誓っていて、それを見事?実現させました。
私の固い誓いを知っている母は、「ママが反面教師になったからだよ」と言っていますが(笑)。

そんなうちの父親のような男性に煎じて飲ませたいような作品でした。

劇中の北見夫妻は、結婚10年。
私は結婚4年目ですが、長い付き合いの為、もう15年も一緒に居ます。
なので、北見夫妻の生活感というか雰囲気はけっこう興味深くて、
「まぁ、分からなくもないなぁ」と思いつつ見ていました。

タイトルから推測できる通り、さくらはもうこの世に存在しません。
回想シーンを織り交ぜながら、さくらの幽霊を相手に物語は進んでいきます。

「タイトルからいくと、これはいつかさくらは死んじゃうんだよなぁ…」と見ていたけど、途中、「あれ…?」と思ったのが、ホンのワンシーンだけ登場する井川遥と豊川悦司の場面。
井川遥が演じるブティックの経営者ゆりの元へ、北見がフラフラ遊びに行き、ゆりが眉をひそめて怪訝で悲しい表情をします。

このシーンを見て、「あ〜、もう既に存在していないんだ…これは」と、ピンときました。
ここでからくりに気付いた人は多いんじゃないかなぁ〜?

そして、キーパーソンとなるオカマの文太役の石橋蓮司。
見事な好演でしたねぇ〜。
豊川&薬師丸の好演ありきの作品だと思うけど、文太が居なかったらあり得ないストーリーだし、途中、イキナリ登場してから後半はほとんど出ずっぱりで、存在感が光ってました。
文太の切ない過去があるからこそ、北見も救われるんじゃないかな。

終盤の「ありがとう」と言いつつも、「なんで生きてるうちに言ってくれなかったの」というさくらのセリフ。
これは夫婦や恋人に限らず、人間関係全般において、相手を思いやったり労ったり感謝したりする気持ちは大事で、その思いを伝えることはもっと大事だと改めて感じたしだいです。

原作は、2002年に、池田成志&長野里美で舞台化された戯曲とのこと。
長野さんのさくらも見てみたいなぁ〜。

自分で言うのもなんですが…幸せなことに、うちの相方はとっても愛妻家の主人です。

♪BGM♪〜『A CHORUS LINE』サントラ

<<昨日は『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『のだめカンタービレ最終楽章』
『ジュリー&ジュリア』



2010年01月07日(木) 『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』

ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は、母親を事故で亡くしたことで一念発起して情報処理の資格を取得する。
しかし、ことごとく就職試験に落ち続け、最終的にパスしたのが、ある小さなIT企業だった。
そこで働くメンバーは、責任感ゼロのリーダー、お調子者のリーダーの腰巾着、挙動不審なPCオタクなど、超クセ者揃い。
おまけに初出社日から毎日サービス残業をさせられ、徹夜の連続という、ありえない仕事場だった。。。

劇中のインターネットのシーンを見ながら、「なんとな〜く、『電車男』みたいだなぁ」と思っていたら、これもネットから生まれた作品だったのですねぇ。

つい2ヶ月前…11月…私の身近に起きた出来事。
4月に入社したばかりの同じチームの新入社員が辞めました。

4月にチームに配属になって以降、上司や育成トレーナー役の同僚はもちろん、私を含めた他のメンバー、社内全体の先輩や上司、はたまた(新入社員の)各種研修を全面的にバックアップしてきた会社全体組織。

あらゆる研修体制やフォローを受けて、「さぁ、これからやっと戦力として!」という時に…去っていきました。
もう、みんな呆然唖然。
私が仕事を始めた年、成績不振(+やる気なさ)で、2年目の子が半分クビになった事はあったけど、たった半年で自ら辞めるなんて…ビックリ。

よく、「イマドキの若者はすぐ会社辞める」とか「ゆとり世代はすぐに会社に来なくなっちゃう」とか聞くけど、「おいおい、自分の周りに出たよ!」って感じで(笑)。
チームの皆、最初に「辞めたい」と聞いた時の第一声は全員が「はぁ?」でした。

私の勤務する業界の営業マンは過酷です。
売ってるモノの金額自体がハンパない高額商品だし、世間がお休みの(土)(日)はもちろん、GW、お盆やお正月も働く世界。

ただ、人の人生において大きな出来事の1つであろう「マイホーム」を叶えるお手伝いができるし、自分が関わった仕事が“家”という形になって残る。
御施主さんに喜んでいただけると、本当に嬉しいし大きなやりがいもある。
営業職という以上、成績次第でキャリアアップや収入アップもちゃんと評価される仕事です。

その反面、やはり「予算」…いわゆる「ノルマ」ってやつですが、これも相当に厳しくて、「営業マンは本当に大変だなぁ」と日々思います。
もちろん、これは住宅に限らず、何を売るにしても大変な事は重々承知ですが。

辞めていった彼は、最初から「住宅業界1本」に絞って就職活動をしたそうで、いわば「希望の職種」に就けたわけです。
当然、正社員。

でも、当初の希望や理想「お客さんの夢を叶える」「お客さんのために」と、実際の現場や現状が彼の中では違ったらしく…。
「辞めたい」と…。

もう、「はぁ?」って感じでしょ?(笑)

「営業のプレッシャーがあるのか?」「人間関係で悩んでいるのか?」「大学まで出させてもらって就職して親に申し訳ないと思わないのか?」「まだ何も頑張ってないのに情けないと思わないか?」「たった半年で辞めた人間を次の会社の人がどう思うか?」…etc…。

もうね、いろいろ歩み寄る上司達も途中から「こっちが辞めたくなる」って、匙を投げたみたい。

劇中の小池徹平くんを見ながら、「(まだあれから2ヶ月しか経ってないけど)あ〜、彼は実家に帰って何してるのかな〜」なんて、ふと思ったりしました。

人間、生きていく上で、自分の100%希望レールを歩めるなんて事は、ほぼ100%ないと思ってます。

学校だって会社だってご近所だって趣味のサークルやクラブ活動だって、どの場面でも絶対に嫌な人はいるし、嫌なことはある。

あと、私が常々思っているのが、例え自分が夢描いていた事が叶ったとしても、その人生が100%幸せとは限らないということ。

いつだってどんな時だって、辛いことも泣きたいこともあるもん。
それが人生さ。

小池徹平くん演じるマ男のセリフで、「もう僕には後がない」と涙を流すシーンがあるけど、凄く共感できたなぁ。
誰だって、「こんな会社辞めてやるー!」って飛び出したい事もありつつ、しがみつくしかない事もあるんだよね。
実際、世の中には劇中の会社のような過酷業務をしている人も多いだろうし、誰もがみーんな、多かれ少なかれ「うぅ…仕事辞めたい」ってぼやく時もある。

それが「労働」だと思う。

登場人物のキャラクターが濃くて、少々(かなり)オーバーなシーンもあるけど、社会人なら誰もが「あるある…」って経験している場面も多いんじゃないかな?きっと。

濃い登場人物の中で、爽やかな田辺誠一氏が清涼剤みたいでした。

♪BGM♪〜『A CHORUS LINE』サントラ

<<昨日は『2009年 トップ5』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『今度は愛妻家』



2010年01月01日(金) 2009年 トップ5

2009年に見に行った映画の中で、個人的な年間トップ5です。
当方、田舎住まいの為、主に単館上映系の映画の公開が大幅に遅れる時が多々あります。
実質的には一昨年の映画かもしれませんが、私が見たのは2009年という事で、その辺は御了承願います。

昨年も見た本数が少なかったため、2008年に続き、トップ5にしました。

1位『ミルク』
2位『ラースと、その彼女』
3位『愛を読むひと』
4位『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
5位『南極料理人』

以上です。

印象に残った俳優&女優。

俳優は、遺作となった『わが教え子ヒトラー』のウルリッヒ・ミューエ。
あとは、なんといっても『ミルク』での熱演のショーン・ペンと、大好きな堺雅人くんでしょうか。
作品としては、ランクインしなかったけど、レオが2作品見れたのも良かったな〜。

女優は、↑2位3位にランクインした、エミリー・モーティマーとケイト・ウィンスレット。
大好きな女優2人なので、作品も演技も凄く印象的で良かった!
私はイギリス人の女優が好きなんだなぁ。
あと、個人的に最近イチオシのエイミー・アダムス@『ダウト』も、とっても印象的だった。

再びメリル・ストリープと共演している『ジュリー&ジュリア』が、こちらでは公開なしなのが本当に本当に残念…う〜、見たいよー。
浜松と浜北と磐田に、3つもTOHOシネマズがあるんだから、どっか1つで公開してくれればいいのに。
どこもかしこも同じラインナップで本当に怒れてきます。
せっかく磐田にシネコンが出来て嬉しいのに、「見たい」って思う作品公開が少ないんだよね…。

って、愚痴ってしまいましたが、、、5月18日の『ミルク』のレポで、「今のところ、これが2009年ナンバー1候補?!」と書いたけど、そのままの結果になりました。

2010年は、どんな作品に出会えるでしょうか。
本年も宜しくお願いします。

♪BGM♪〜『A CHORUS LINE』サントラ

<<昨日は『2009年 下半期映画』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』


 <♪前の記事  INDEX  次の記事♪>


書き手: みぃ♪
[御意見・苦情・その他メールはこちらまで]




My追加