2009年09月21日(月) |
『あなたは私の婿になる』 |
ニューヨークの出版社で編集長として働くマーガレットは40歳。 その暴君ぶりから社内では密かにクソ女呼ばわりされていた。 が、ある日突然、国外退去を告げられ愕然とする。 カナダ国籍の彼女は、うっかりビザの申請を怠っていたのだった。 このままではせっかく築いたキャリアを失う事に。 窮地に立たされ、咄嗟に絶対服従のアシスタントで28歳のアンドリューと結婚することを突然宣言する。。。
いわゆる「アラフォー」を主人公にしたところが今どきなのかなぁといった感じですが、極々、普通のラブコメといった作品でした。
アンドリューの故郷が、アラスカという設定で、2人がお祖母ちゃんの誕生日祝いで帰省するところから、劇中の大半がアラスカでのエピソードとなっています。
当初、強引なマーガレットに、ただ言いなりになるだけの男アンドリューを想像していて「強い女vs弱い男」の物語かと思っていたけれど、「弱みを握っている」というアドバンテージから、しっかり反発したり自分の意見を言ったり、その辺の具合はけっこう楽しめたかな。
あと、アンドリューは、実は「お金持ちの息子」という設定で、父親との確執がらみの話があるんだけど、そこをもう少し突っ込んで描いてくれたら良かったのになー。
ママとお祖母ちゃんのキャラクターが凄く良くて&アラスカの景色も綺麗だったところはポイント高いです。
マーガレットのサンドラ・ブロックですが、上手いんだけど、女性らしいキュートさやフレッシュさが皆無で…。 正直、もう少し若い女優さんの「40歳」という設定で見たかった。
ライアン・レイノルズって、スカーレット・ヨハンソンの御主人だったのね?! 知らなかったです。 この映画を見て、↑これを知った事が1番の感想かも?!
♪BGM♪〜『Cafe Brasil』
<<昨日は『私の中のあなた』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『マイケル・ジャクソン This is it』
11歳のアナは、白血病の姉に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって「作られた」子供。 母親のサラは愛する家族のためなら当然と信じ、アナはこれまで何度も姉の治療のために協力をしてきた。 そんなある日、「もうケイトのために手術を受けるのは嫌。私の体は、自分で守りたい」と、アナは突然、両親を相手に訴訟を起こす。 しかし、その決断にはある隠された理由があった。。。
いわゆる“難病モノ”で、結末も想像がつくけれど、病人本人のケイトはもちろん、家族全員それぞれにスポットが当たっている作品だった。
私は、身近に白血病を患っている人がいる為、いつも、この手のテーマ作品は本当に考えさせられます。 そして、以前、『パート2』にも書きましたが⇒⇒⇒今、友達が乳癌と闘っているので、病気の話は色々と思う事があり…。
子供が小さい時に白血病になった場合、「上の子を助ける為に、下の子を産む」というのは、↑上記、白血病を患っている知人や、うちの妹(看護婦)からも聞いた事があります。
自分には子供がいないから、母親の立場としての気持ちは軽々しく「理解できる」とは言えないけど、(実際にやるやらないは別として)1つの選択肢として、その方法は十分に「あり」だと、個人的には思う。
だからこそ、「あり」の選択をしたこの夫婦、特に母親のサラが全てをかけて必死になる姿は、理解できるなぁ。
その反動で、周りの家族が見えなくなり、身体をはって治療に協力するアナはもちろん、弟ジェシーの寂しさ、お父さんのケイトの意志を尊重する気持ちなど…家族みんなの姿も痛いほど伝わってきた。
印象に残るシーンはたくさんあったけど、私は、弟ジェシーが夜中に家を抜け出して街をフラフラして、こっそりと勝手口から帰宅したシーンが1番印象に残っています。 誰も自分が居なかった事に気付かず、興味もなく、帰宅したところでばったり顔を合わせたお父さんさえも、「どうした?眠れないのか?病院行くか?」と声をかけて、「…う、うん…」と、ジェシーが頷くシーンがたまらなく切なかった。
病気って、患っている本人はもちろんだけど、家族全員が本当に辛いんだよね…。 どんなに気をつけていても逆らえない病気は仕方ないけど、ほんっっとに健康が1番です。
当初、アビゲイルちゃんお目当てで見に行ったけど、お姉ちゃんケイトを演じたソフィア・ヴァジリーヴァの大熱演が凄かった! 決して、賞が全てとは思わないけど、彼女は、何らかの形でこの熱演は評価されるべき!
♪BGM♪〜『Cafe Brasil』
<<昨日は『男と女の不都合な真実』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『私はあなたの婿になる』
2009年09月19日(土) |
『男と女の不都合な真実』 |
アメリカの地方TV局の女性プロデューサー、アビー。 美人で仕事も出来て頭も良い女性なのに、理想の男性を追い求め過ぎるのか、なかなか男運に恵まれない。 そんな時、アビーの手がける番組に、恋愛カウンセラーのマイクがやって来る。 下品でエッチ、男性の本音をあけすけに語るマイクに嫌悪を示すアビーだが、視聴率アップのためしぶしぶ彼を受け入れる。 さらにイケメン医師のハートを掴むため、マイクからの恋愛指南を受けることになる。。。
本来、ラブコメは苦手だけど、こうゆう分かりやすい(結末も想像つく)作品を進んで見たくなるなんて…。 な〜んか、歳のせいかなぁ…。
テンポが良くて、王道な作りが楽しめた。 R−15のわりに、思っていたよりも普通の下ネタセリフで、このくらいが、下品になる一歩手前ぐらいでちょうど良いかな。
主人公アビーを演じるキャサリン・ハイグルは、長身でスタイルが良くてブロンド美人。 冷静に考えると、こんな女性はそこら辺には居るはずがないけど、仕事に一生懸命で、親しみやすくて等身大のキャラクターが、魅力的だった。 ついこの間、『幸せになるための27のドレス』を見たばかりで、同じくラブコメだったけど、彼女は今後もこの(ラブコメ)路線でいくのかなぁ〜? 『ロズウェル』(懐かしい!)の頃から知ってるから頑張って欲しいな。
『Dearフランキー』、『ファントム』、『幸せの1ページ』、『P,Sアイラブユー』と、いろんなジェラルド・バトラーを見ているけど、またまた今までとは違った役どころでした。 好きな役者さんだから、色んな役で見れるのは嬉しいけど、個人的には社会派モノとか刑事モノとかも見てみたい。
主人公が恋する男性が、もう少しパッとする役者さんだったらな…。 この手のストーリーって、恋敵になる人が、どうもイマイチのような気がする。 『ブリジット・ジョーンズ』の3人ぐらいの面子があれば、作品としても、もう少し盛り上がると思うのに。
♪BGM♪〜『Blue Stardust』byスターダスト・レビュー
<<昨日は『ココ・アヴァン・シャネル』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『私の中のあなた』
2009年09月18日(金) |
『ココ・アヴァン・シャネル』(初!ららぽーと磐田TOHO) |
修道院付属学校で育った孤児のガブリエル・シャネル。 洋裁店で仕事をしながら、姉とキャバレーで歌を歌い、生活の糧を得ていた。 そこで出会った裕福な貴族、エティエンヌ・バルザンに呼ばれた愛称「ココ」。 バルザンの家へ半ば押しかけ、彼の家で暮らし始めた彼女は、様々な上流階級の人々と出会っていく。 そして、そこで彼女はアーサー・“ボーイ”・カペルと出会い、愛を育む。 彼は彼女の才能を見抜き、彼女が帽子店をオープンするための資金を援助するのだった。。。
「フランス映画」、「貧しい孤児」、「場末のキャバレーで歌って生計を立てている」、「キーパーソンとなる男性に出会う」、「愛する男性の死」…どことなーく『エディット・ピアフ』に似ているなぁという印象だった。
少女時代からをじっくり描き、特に、バルザンと出会ってから、彼の家に居候してからの描写が丁寧です。
彼の家に居候するしか生きる道がないココ。 お屋敷にやってくる上流階級の人達を見て、ココは次第に自立することを目標とします。
劇中、何度も出てくる「働きたい」というセリフが印象的。
ココは、バルザンのお屋敷に居る限り働く必要はないし、実際、それなりの環境に居る女性は働いてなんかいません。
現代の女性が「働きたい」と言うのと、当時の女性が「働きたい」と言うのとでは、全然状況が違うし、そんな中でも、自分の手で生み出したい、男とか女とか関係なく、「自立したい」と思う、彼女の気持ちがよく伝わってきます。
私が持っているシャネルといえば、口紅ぐらいで…洋服やバックは1つも持っていないので、シャネルに関しては疎くて…最初は洋服ではなく、帽子店からスタートしたというのは初めて知りました。
自分の中の「シャネル」のイメージは、あのブランドマークと、ピンクや白や黒を基調としたスーツぐらい。 当時の、ドレスやコルセットの窮屈さを脱ぎ捨てた=動きやすさを追求した洋服が発端というのもけっこう驚きでした。
シャネルになる前までのシャネルを描いているので、ラストのファッションショーにいくまでがイキナリ過ぎたけど、今まであまりよく知らなかったシャネルの事が少し分かって、シャネルのモノを見る目がチョット変わるかな。 って、これからも多分ほとんど縁はなさそうだけどー。
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OPENから2ヶ月。 やっと、見たい映画が公開されて、ららぽーと磐田のTOHOシネマズで見てきました! いやー、近いって便利!!!
ららぽーとが2階建てで、3階にTOHOがあります。 屋上駐車場とすぐ隣接しているので、ロビーに大きな窓がいっぱいあって、全体的に明るいのが印象的だった。 ロビーもかなり広くて、中の通路も広かった。
浜松がプレミア+8スクリーン=9スクリーン。 浜北が7スクリーン。 で、ナゼか磐田が10スクリーンもあって…ビックリ。 (そんな需要があるのかな…)
田舎のショッピングモールには、「駐車料金」というのが存在しません。 (ららぽーとに限らず、こちらにもいろいろあるモールは、どこも駐車場はタダ¥0なの)
今まで天竜川を越えて、浜松の街中で駐車料金を払って映画を見ていた磐田市民にとって、距離もお金もマイナス…これはかなり大きい!
今日は、朝イチでこの『ココ・アヴァン・シャネル』を見て、買い物に行って、ジムのレッスンに行って、夕飯を食べて、またレイトで『男と女の不都合な真実』を見たんです。
夜22:00過ぎの、20分、30分の差は大きいから、レイトを見た後の帰宅時間の早さも大きいなぁ〜。
今の時代、お客入りが悪いと撤退もあり得るから、魅力的な作品をいっぱい上映して欲しいです。 なんてったって、10スクリーンもあるんだから!
♪BGM♪〜『Blue Stardust』byスターダスト・レビュー
<<昨日は『南極料理人』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『男と女の不都合な真実』
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