2008年12月31日(水) |
2008年 下半期映画 |
『痛いほどきみが好きなのに』 『ダージリン急行』 『近距離恋愛』 『さよなら。いつかわかること』 『Sex And The City』 『パンダフルライフ』 『幸せの1ページ』 『私がクマにキレた理由』 『P,S アイラブユー』 『ブーリン家の姉妹』 『ハンサム☆スーツ』 『レッド・クリフ パート1』 『ハッピー・フライト』 『K−20 怪人二十面相・伝』 『百万円と苦虫女』 『かけひきは、恋のはじまり』
以上16本。 ALL映画館です。
上半期リスト←こちらと合わせまして、明日は2008年のトップ5を発表したいと思います。
例年は、トップ10を選んでいますが、昨年に引き続き、今年もいかんせん見た本数が少なすぎる(泣)。 (⇒よって、10本ではなくて、5本を選びます)
今年は辛うじて、昨年より多く見れたのが自分の中では救いだけど、1年間に100本近く見ていた私が、結婚後(2006年、2007年、そして今年)こんなに本数が減ってしまうなんて…来年こそは、せめて50本は見たいよぉ〜。
♪BGM♪〜『BEST CLASSICS 100』
昨日の映画は << 『かけひきは、恋のはじまり』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ワールド・オブ・ライズ』
2008年12月18日(木) |
『かけひきは、恋のはじまり』 |
アメリカン・フットボールのプロリーグが誕生したばかりの1925年。 プロチーム“ダルース・ブルドッグス”の中年キャプテン・ドッジ(ジョージ・クルーニー)は、人気のない解散寸前のチームをなんとか盛り上げようと必死になっていた。 目をつけたのは、プロリーグとは対照的に、華やかなカレッジ・リーグ。 大学生のスター選手カーターをチームに引き込み、彼の人気にあやかろうと考えた彼は、一路シカゴへ向かう。 一方、敏腕女性記者レクシー(レニー・ゼルウィガー)はカーターの黒い噂を暴くため、密着取材を始める。
オデッセイのCMの「ただ車を降りて歩いているだけでカッコイイ」ジョージ・クルーニーとは違って、今作は、中年のアメフト選手。 4月に見た『フィクサー』のレポでは、「ジョージ・クルーニーは、キザっぽい2枚目の役より、私はこうゆう地味な役の方が好き」と書いたけど、アメフトのシーンが意外に多くて、泥んこまみれで走っている姿は新鮮で楽しかったなぁ。 何をやっても「さまになる」男なんだろうなぁ〜。
レニー・ゼルウィガー。。。1969年生まれ39歳。 顔のたるみ&首の皺を見て、なんともショックというかビックリ…。 私も近い将来、こんなにたるむのかと怖くなって、スクリーンを見ながら、思わず頬を上げてしまいましたよ(苦笑)本当に。 ただ、役柄としては、こうゆう気の強い生意気な役がとっても似合いますね。 どんなに生意気でも、高飛車な感じにならないところのが彼女が演じる上手さだと思います。 1920年代に果たして、こんな女性がいたのかどうかは分かりませんが、勇敢さは、劇中のどの男性よりもかっこよかったです。
1920年代に比べたら、現代は遥かに豊かになっているけれど、この年代独特のアナログ感というかクラシック感が、上質に感じられて不思議な魅力の作品でした。
もっと、ラブストーリーが前面に出ている内容かと思っていたけれど、アメフトに絡む話の方がメインで面白かったです。
そして、久し振りに見たジョナサン・プライスがおじいちゃんになっちゃったなぁと、ちょっと感慨深かったです。 彼は、歌う役が見たいなぁ〜。
♪BGM♪〜『BEST CLASSICS 100』
昨日の映画は << 『百万円と苦虫女』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ワールド・オブ・ライズ』
2008年12月12日(金) |
『百万円と苦虫女』+地方の映画館の現状(その3) |
短大を卒業後、フリーターをしている鈴子(蒼井優)は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。 しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。 前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働く。 やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。 海の家で働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅立ち、農家での収獲の仕事をして百万円貯めて、また次の街へ旅立ってて、ホームセンターのバイトを始める。 そこで、同じ歳の中島(森山未来)と知り合った。。。
蒼井優ちゃんのまた新たな魅力を見た作品でした。
劇中の鈴子は、どちらかというと冴えない女の子で(同級生からからかわれいじめられるシーンなどもあり)パッとしない21歳の若者なんだけど、モノトーンになりそうなロードムービーを、蒼井優がぐいぐい引っ張っていったような映画だった。
久し振りに見た森山未来くんも「あ〜、こうゆう若者いるかも」っていう普通の雰囲気を上手に演じていたし、桃畑のエピソードで登場する佐々木すみ江&ピエール瀧の2人も本当に自然な雰囲気が出ていたなぁ。 特に、佐々木すみ江さんの演技は光っていました。 それと、忘れちゃいけない、鈴子の弟役(←けっこう重要で目立つ役どころ)の斎藤隆成くんも好演でした。
ストーリーそのものは、そんなに面白みもないのに、↑上記、役者の好演&とにかく良いシーンが多くて、全体が合わさってステキな出来上がりになっている感じ。 海に山に、四季折々の風景も凄く良かったです。
鈴子のような、地に足をつけていない暮らしは、個人的にはあまり賛成できないし、どちらかというと批判的だけど、劇中、1度もそう感じなかったのが、この映画の不思議&魅力かもしれません。
あと、ラストシーンがすっごく良い!!! 悲恋モノを好む私としては、あのラストシーンはとっても好き。 余韻がステキですね。
タナダユキ監督、1975年生まれ…私と同じ歳なんてビックリ!
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いつも通っていた自主上映会の主宰者が今年2月に急逝し、ビックリ&ショックの半年後の9月、今度はナント…東映の映画館自体が閉館してしまいました。
自主上映会は、東映の通常の上映が終了した後(だいたい20:30頃から)場所を借りてやっていたのに、場所そのものが閉館なんて…。
「ここで見た映画はどれも本当に思い出深い良い作品ばかりだったなぁ」と、ショックの思いでいたところ、東映浜松の支配人だった榎本氏が中心になり、各方面から出資を募り、東映をリニューアルして新しい映画館がオープンしました!
今までの自主上映は、↑上記の通り、東映の上映が終わった後からだったので、毎回必ず夜遅くのスタートでしたが、これからは1日に数回の上映があって嬉しい。 こんなに盛りだくさんのラインナップで楽しみです。 ただ、どの作品も上映期間が2週間ほどと短いのがチョット残念だけど、いろいろチェックして、いっぱい見たいなぁと思っています。
微力ながら、私も年間サポーターに入会しました。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
<<昨日は『K−20 怪人二十面相伝』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『かけひきは、恋のはじまり』
2008年12月11日(木) |
『K−20 怪人二十面相・伝』(試写会) |
1949年、帝都。 社会は、19世紀から連綿と続く華族制度によって富める者と貧しき者の二極化がなされていた。 曲芸師の遠藤平吉(金城武)は、小さなサーカス小屋で人気を博していた。 サーカスのメンバーは、皆貧民街で暮らす人々。 羽柴財閥の跡取り・羽柴葉子(松たか子)は、名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結婚を間近に控えていた。 そんな折、二十面相から羽柴家へ一通の予告状が届く。 「結納の儀、当日。羽柴財閥が持つ、ブリューゲルの『バベルの塔』を頂戴する」と。 一方、平吉はある紳士から、葉子と明智の結納の儀に潜入し、写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。 報酬に魅力を感じた平吉は了解するが、それは二十面相の罠だった。。。
予告を見た時、もう少し子供騙しのバカバカしい映画かなぁと想像していたけど、蓋を開けてみたら、見ごたえがあって上出来作品でした。 コメディ要素もありつつ、でも、決して笑いだけではない…それでも、とっても面白かった。 見た後で知ったけど、『三丁目の夕日』を生み出した制作プロダクションということで、なるほど〜、人情的なところが今作も良かったです。
ネタバレになるので、あまり詳しく感想を書けないのが残念ですが…。
たいていの人が見ていてすぐにピンとくるのかもしれないけど、私が鈍感なのか…途中まで違う人を(二十面相)と予想してて、真相が判明した時は、素で「えーっ!騙された!」って感じだった。
金城くんファンの私としては、彼の姿がスクリーンで見れただけで大満足! ここ2年ぐらいの中で見た『ウィンター・ソング』、『傷だらけの男たち』、『レッド・クリフ』、そして今回の平吉役、どれも全部違った雰囲気の役柄で、その面でも大満足でした。
そして今回、超ハマり役だったのが羽柴葉子役の松たか子。 生まれた時からお手伝いさんがいる実生活を送ってきている彼女ならでは。 こんなにも「お嬢様役」がしっくりハマる女優さんはいないんじゃないかな。 本当に完璧だった。
トオルさんも凄く良かったし、脇を固める國村隼、高島礼子、益岡徹もイイ味出してました。
益岡徹が演じる刑事の役は、そんなに出番は多くないんだけど(國村&高島の方が目立つ役)『ルパン』の銭形警部のキャラクターと凄くかぶって、印象的だった。
これからお正月映画として色々な作品が公開されると思うけど、この作品も是非オススメです!
今回、試写会が当選したので、公開前に見れてラッキー☆ 付き合ってくれた友達にも好印象だったから良かった〜。
♪BGM♪〜『EXILE LOVE』by:EXILE
<<昨日は『ハッピーフライト』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『百万円と苦虫女』
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