2008年11月18日(火) |
『ハッピー・フライト』 |
ホノルル行きの飛行機。 機長昇格への最終訓練である、乗客を乗せた実機での操縦に臨む副操縦士。 その試験教官として同乗する威圧感バリバリの機長。 初の国際線フライトに戦々恐々の新人CA。 鬼のチーフパーサー。 乗客のクレーム対応に追われる日々に限界を感じるグランドスタッフ。 離陸時刻が迫り必死にメンテナンス中の若手整備士。 窓際族のベテランオペレーション・ディレクター。 ディスパッチャー、管制官、バードパトロール。 1回のフライトに携わるまさに多種多様なスタッフ達。 そんな彼ら使命はただ一つ!飛行機を安全に離着陸させること。 その日のフライトも、定刻に離陸、そのままホノルルまで安全運航!!のはずだったが。。。
旅行に行く時いつも、「空港って本当にいろんな人が働いているなぁ」、「たくさんの人が働いているなぁ」、「(いくら交替とはいえ)朝早くから夜遅くまで大変だなぁ」…etc…思っているけど、それを垣間見たような作品だった。
予告やパンフなどでは、綾瀬はるかが主役っぽい雰囲気だけど、決して彼女だけがメインではなく、キャストそれぞれ見せ場がバランス良かったです。
話の流れもシーンも、これといって文句の付け所がなく、上手にまとまっている作品だったし、なかなか面白かったけど、個人的には、もう1作ぐらい高校生のドタバタ劇が見たかったかなぁ。 ベタな流れだけど、ラストにドーンと見せ場がある『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』みたいな作品が私は好きなんだなぁと改めて感じた。
劇中シーンにある機長の制服の星…今まで星の数なんて注目したことなかったけど、今度から気に留めて見てみようっと。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
2008年11月03日(月) |
『レッド・クリフ パート1』 |
西暦208年。 曹操軍に追われる劉備軍は孫権軍と同盟を結ぶため、軍師の孔明を孫権のもとに遣わした。 しかし孫権軍では曹操に脅威を感じているものの非戦を唱える臣下が多く、同盟は容易に成立しそうもない。 そんな中、孔明は赤壁で孫権軍の司令官・周瑜と出会い、そのカリスマ性に魅了される。 周瑜も孔明の人柄と戦術眼に驚嘆し、その存在を意識するようになる。 そして二人は信頼を深め、共に戦う事を決意するのだった。。。
相方が大の三国志オタクなので、その影響で、私も多少は知識があり、ある程度のイメージが出来上がっている中で見たので、「どうかなぁ?」と思いながらだったけど、始まってみればスクリーンにひきこまれて、あっという間の2時間半でした。
私の中の「ある程度のイメージ」というのは、あの『人形劇三国志』であり、登場人物のイメージはすなわち人形なんだけど…(笑)。
孔明や周瑜はもちろん、キャストほぼ全員に見せ場があって凄く良いなぁと思ったけど、曹操が1人、悪役路線に描かれていて、それがちょっと可哀相だった&関羽より趙雲の方が目立ってたのもチョット納得いかなかった。 関羽だってホントはもっとかっこいいのだ!
それに、曹操って、本当はああゆうキャラじゃないのになぁ。 「曹操vs」の展開なので、悪役キャラは分かりやすいけど、曹操1人がハズレくじを引いたみたいでなんとなく気の毒…。 この映画を見ただけでは考えられないかもしれないけど、曹操のファンって多いのに…。 特に、日本人には曹操って人気があるんですよ! 本当に残念…。
いろいろ文句?もあるけど、トニー&金城くんファンの私としては、2人が出ている時点で概ね満足(なんじゃそりゃ・苦笑)。 いろいろマイナスしても、見ごたえがあってプラス、合格点の内容でした。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
<<昨日は『ハンサム★スーツ』
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『ハッピー・フライト』
2008年11月01日(土) |
『ハンサム★スーツ』 |
母親の残した定食屋を継いだ琢郎(塚地武雅)は、ブサイクだが料理の腕前は天下一品の優しい男。 これまで数々の女性に告白してはフラれ続けてきたが、心優しい美女、寛子(北川景子)がバイトに来るようになってから、琢郎の生活は変わった。 しかし、寛子にもあっけなくフラれた琢郎は、自分がモテないのはブサイクなルックスのせいだとひどく落ち込む。 そんな時、立ち寄った洋品店で、着るとハンサムになれる“ハンサム・スーツ”を勧められる。 意を決してそのスーツを着た琢郎は、杏仁(谷原章介)に変身するのだった。。。
「これは、まるで『オペラ座の怪人』。鈴木おさむがアンドリュー・ロイド=ウェバーで、大島美幸がサラ・ブライトマンだ!」というのが率直な感想。
ご存知、ミュージカルの最高傑作『オペラ座の怪人』は、作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、妻(当時の)サラ・ブライトマンの為に創った作品で、サラはクリスティーヌのオリジナルキャストを演じ、この作品で、一躍スターになりました。
脚本を書いた夫。 ヒロイン寛子よりもオイシイ役かもしれない本江を演じた妻。 大島美雪が、この映画で役者としてどうのこうのってのはないけれど、要は、鈴木・大島夫妻がやってる事が、例えて言うなら『オペラ座の怪人』的なんですわ。
「きっと面白いだろうなぁ」と予想して見に行ったので、その期待は裏切られず、概ね満足作品でした。
塚地は味のある役だったけど、やっぱり演技は硬くて、まぁ所詮はお笑い芸人かなぁと。 対する、変身後の杏仁を演じる谷原章介はなかなか良かったです。 今までの彼のイメージをベースに置きつつ、かなり弾けた演技も多くて、いろいろと思いっきり笑わせてもらいました。
「人間、見た目が全てじゃない」というテーマ作品だけど、見た目が美しい(カッコイイ)ステキな人でも、中身だって同じくらいステキな人もいっぱいいると思うんだけどな…(笑)。
♪BGM♪〜『My Song』by:Keith Jarrett Quartet
<<昨日は『ブーリン家の姉妹』+10月の読書まとめ
■感想予告■(映画見済・感想暫待) 『レッド・クリフ パート1』
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