####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2008年04月21日(月) 『砂時計』


両親が離婚して、母の故郷である島根にやって来た14歳の杏。
都会育ちの杏に、田舎の生活は不慣れなものであったが、祖母や近所に住む同級生の大悟に支えられ、次第に村に溶け込んでいく。
しかし、離婚後、祖母からの叱咤激励の言葉に追い詰められた母は、杏を置いて自殺してしまう。
母の死を止められなかった自責の念と孤独に苛まれる杏に大悟は、「俺がずっと一緒におっちゃる」と約束する。。。

原作漫画もドラマも全然知らずに映画を見ました。

悲恋モノが好きな私としては、杏と大悟は別々の道を歩む…という結末が良かったので、「あ〜、結局くっつくのね…」と、ちょっぴり残念でした。

杏=夏帆・松下奈緒、大悟=池松壮亮・井坂俊哉ですが、劇中のほとんどを占めるのは、子供時代の2人です。
初々しいラブストーリーといえばラブストーリーだけど、母親の自殺がトラウマになり、そのシーンが、これでもかこれでもかと何回も登場して、ホラーっぽくて…「ラブストーリーはどこへ?」ってくらい、とっても怖かった。
長編の漫画を凝縮した2時間の中で、しかも、子供時代と現在の両方を描かなければいけない流れで、あんなにもホラーのシーンにこだわる必要があったのかな?
近所の藤兄妹との絡みとか、現在の婚約者の絡みとか、「きっと、核になるキャラクターなんだろうな」と想像できたので(特に藤兄妹は)ホラーをもっと縮小して、他のシーンを少しでも増やして欲しかった。

島根の海や山、自然の景色は見とれてしまうほど綺麗だし、原作やドラマを見ていない私は、役のイメージがゼロだったので、俳優陣も良かったけど、ちょっと物足りなさが残ったかなぁ。

しかし、14歳であんなにも強く人を想い合えるって凄いね。

井坂くんって初めて見た俳優さんだけど、我が街出身だったのね…知らなかった〜。


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<<昨日は『大いなる陰謀』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『アフタースクール』
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』



2008年04月20日(日) 『大いなる陰謀』

ベテラン・ジャーナリスト、ジャニーン・ロス(メリル・ストリープ)は、未来の大統領候補と目されるジャスパー・アーヴィング(トム・クルーズ)上院議員の独占インタビューに赴き、対テロ戦争の新作戦について知らされる。
同じ時刻、カリフォルニア大学の歴史学教授マレー(ロバート・レッドォード)は、優秀であるのに勉学に身が入らない学生トッドを呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始める。
そして、アフガニスタンでは志し高い2人の若き兵士が最前線に送られていた。。。

予告やポスターでは、レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズの3人がフィーチャーされてますが、実際の主役は、アフガンの兵士2人でした。

「上院議員の執務室」、「教授の部屋」、「戦地」、劇中の場面は、ほぼこの3箇所のみで、会話劇といった感じ。
暗転のストレートプレイを見ているような印象です。

『踊る大捜査線』のセリフ「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きているんだ!」じゃないけど、「外野(「執務室」と「教授の部屋」)が何をどう言おうと、(その問題に)直面している人にしか伝えられないことは、いっぱいある」という感想でした。

しかし、これまた邦題の付け方がメチャメチャ…。
原題は、『Lions For Lambs』で、劇中にもこのタイトルをもじった良いセリフがあるのになぁ…。

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<<昨日は『フィクサー』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『砂時計』



2008年04月15日(火) 『フィクサー』

大手弁護士事務所に勤めるマイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)の専門は不始末をもみ消すこと。
そんな仕事に嫌気が差していた時、大規模集団訴訟を担当中の同僚弁護士アーサー・イーデンスが、依頼人の農薬会社U・ノース社を裏切る行動に出る。
マイケルは事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟を覆す恐るべき秘密を握っていた。
一方、U・ノース社の法務部本部長カレン・クラウダー(ティルダ・スウィントン)は追い詰められ非情な手段に出るのだった。。。

題材は面白いのに、予告とかポスターから予測しているストーリーとはちょっと違っていて、しかも全編を通して映像に明るみがなく、湿っぽい印象でした。
でも、個人的にはけっこう好き。

アカデミー賞をとったティルダの演技が素晴らしく、とても「演技してる」ようには見えないくらい超自然で、これが凄かったです。
キャリアウーマンで、人前では常に凛と堂々しているのに、トイレでは緊張で汗をぬぐってゼーゼーしていたり、スピーチを練習していたり…出番こそ少ないけど、圧倒的な存在感でした。
このくらいの「出し惜しみ」だからこそ、彼女の役も演技も光ってるのかもしれないけど、もうちょっと登場シーンが多ければ良かったかな。

ジョージ・クルーニーは、キザっぽい2枚目の役より、私はこうゆう地味な役の方が好き。
次もこうゆう感じの役で見たいなぁ。

原題が『Michael Clayton』とは知らなくて、冒頭でスクリーンに映った時、「え?これって『ER』のマイケル・クライトン(スペル表記は「Crichton」)ですが)脚本なの?へぇ〜?ジョージ・クルーニーとまた一緒に仕事したんだ〜」なんて呑気な事を思っていたら、彼の役名ならびにタイトルが『マイケル・クレイトン』だった。
まぎらわし〜。

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<<昨日は『ポストマン』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『大いなる陰謀』
『砂時計』



2008年04月02日(水) 『ポストマン』

郵便局で配達の仕事をする海江田龍兵(長嶋一茂)は、中学生の娘:あゆみと小学生の息子:鉄兵と3人暮らし。
妻亡き後、男手一つで2人を育てている。
高校進学を控えたあゆみは、高校では寮に入って家を出たいと訴えるが、家族一緒に食事をすることが何よりの幸せと考える龍兵は聞く耳を持たない。父への反発を強めるあゆみの不満は母の三回忌の席で爆発する。
見かねた祖母は、父と母の秘められた過去が詰まった箱を手渡すのだった。。。

『ミスター・ルーキー』で長嶋一茂を見たのは、もう何年前だろう?
確かその年、このサイトの年間個人的トップ10で、「印象に残った俳優」に、私は長嶋一茂を挙げました。
セリフは棒読み感があるし、演技も上手いとはいえないけど、とにかくとっても好感が持てる。
今作も、役柄も手伝ってその印象は変わらないまま、凄く良かったです。

私は、自転車で郵便を配達している郵便屋さんは、お正月のアルバイト学生ぐらいしか見たことがありません。
郵便屋さん=バイク配達。
しかし、劇中の海江田は、自転車一筋で町を走り抜けて配達をしています。
狭い道・坂道…「道を覚えてしまえば(バイクより)この方が速いだろ?」と後輩に言うシーンでは、普段、自転車移動が多い私も、自転車ならではの便利さをよ〜〜〜く知っているので、海江田が器用に走り抜けて行く姿に、より長嶋一茂好感アップして見ていました。

海江田は、仕事でも家庭でも、一歩間違えれば融通が利かないアナログ人間。
でも、その真面目さや誠実さに周りの人も心打たれる。
信念を通して突っ走る事が100%正解とは限らないけど、周りの人に信頼されたり、理解してもらったり…行動で示す事は大切だなぁと感じました。

ラストの丘のシーンは泣けた。
一茂の演技も凄く良かった〜。

全編を通して、房総半島の田舎の景色もステキで、菜の花畑に吸い込まれるようでした。

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■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『フィクサー』
『大いなる陰謀』
『砂時計』



2008年04月01日(火) 『魔法にかけられて』+3月の読書まとめ

アンダレーシアで動物たちと暮らす美しい姫、ジゼル(エイミー・アダムス)は、運命の人と出会い結婚する事を夢見ていた。
ある日、怪物に襲われたジゼルは、エドワード王子(ジェームズ・マースデン)に助けられる。
お互い一目惚れし、出会ったばかりにも関わらず、完璧なデュエットを披露し、翌日結婚する約束をする。
しかし、王子の結婚を喜ばない継母のナレッサ女王(スーザン・サランドン)は、魔女を送り込み、ジゼルを井戸に突き落とす。
その井戸は、現代のニューヨークに繋がっているのだった。。。

人の流れも動きも世界一速いニューヨークで生きる弁護士ロバートは(パトリック・デンプシー)妻を亡くして、娘と2人暮らしで、仕事に恋愛に子育てに大忙し。
そこに、ひょうんなことから同居する事となったジゼルは、ロバートからすると想像を絶するマイペースぶりを発揮します。
スピーディーな毎日に追われているロバートと、急ぐ事を知らないジゼルの対比をもう少したくさん描いて、コミカルな部分を出してくれたら、もっと面白かっただろうなぁと感じました。

ジゼルは可愛かったし、全体的には明るくて楽しい作品で良かったけど、前半〜公園でのミュージカルシーンまではけっこう面白かったのに、後半から少々息切れしてきたのが残念な展開でした。
そして、もう少しインパクトがある楽曲が欲しかった。

ロバートの恋人役:ナタリーを演じたのは、トニー賞女優イディーナ・メンゼル。
歌わない役はもったいなかった!

あと、スーザン・サランドンが言われないと全然分からなくて、これが1番の驚きでした。

ラストは予想どおりだったけど、個人的にはお姫様はお姫様でいて欲しかったかな。

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3月の読書まとめ

・『女たちの内戦』(桂望実 著)★★★★☆
いろんな年代の女性達のオムニバスストーリーで、なかなか面白かった。

・『みなさん、さようなら』(久保寺健彦 著)★★★★★
とある団地で暮らす主人公の少年:悟の人生を17年間に渡って描くストーリー。
106人の同級生が、歳月と共に1人・2人…と団地から越していくのに、悟だけは団地で生きる。
彼がなぜ団地でしか生活できないか?
この理由が判明した時からストーリーが一変する。
これは大オススメの1冊!!!
新聞の広告欄を見てなんとなく借りてみたけど、まさかこうゆうストーリーだったとは…。
私がお気に入りの幻冬舎…今作もまた幻冬舎の1冊でした。

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<<昨日は『ONCE ダブリンの街角で』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)
『ポストマン』
『フィクサー』
『大いなる陰謀』


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書き手: みぃ♪
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