####【みぃ♪の閑話休題】####
2017年はやっと勉強から解放され、自由を謳歌しました!映画も久し振りにたくさん観た! 時々、blog+twitter書いています☆  

2007年04月03日(火) 『ブラッド・ダイヤモンド』

1990年代、アフリカのシエラレオネ共和国。
内戦が激化し、残虐行為が多発していた。
反対政府軍RUFに捕われたが、ギリギリのところで殺されずにすんだソロモン(ジャイモン・フンスー)は、ダイヤモンドの採取現場で巨大なピンク・ダイヤモンドを発見し、それを隠した事をRUFに見つかってしまう。
一方、南アフリカ人のダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、密売中に捕われ、同じ刑務所でソロモンの存在を知る。
協力者のアメリカ人ジャーナリスト、マディー(ジェニファー・コネリー)とともに、3人は反乱軍が支配する地域にダイヤを求めて入っていく。。。

帰宅後、思わず自分のマリッジリングのダイヤをまじまじと見てしまいました。

『ナイロビの蜂』にしろ『ホテル・ルワンダ』にしろ、アフリカを舞台にした作品は、心にイタイ。
見せつけられる難民の映像は言葉がでないし、ノンフィクションに近い残虐映像は正視できない。

資源が豊富な国が豊かな国とは限らない。
また豊かだから争いが起きないわけではないし、逆にその豊かさが争いの発端になる事も多々あります。

紛争は悲しい悲惨な事だけど、だからといって石油を使わないで生活できるか?というと、それは無理だし、世の中の女性がダイヤモンドに憧れないか?というと、それも違うし…だからこそ、この手の題材は見た後に考えされられます。

予告を1度だけ見た時、「怖そうだなぁ」と思っていたけど、残虐行為がものすごくて、私は、そうゆうシーンは全然見れませんでした。

劇中、ソロモンの息子:ディアがRUF捕らえられて少年兵になっていく過程も大きな要素で描かれていきます。
逃げる立場だった者が、ゲリラに洗脳されて、どんどん人殺しをしていく…。
しかも、どこからどう見てもまだ子供の少年が、銃をぶっ放していく姿が1番恐怖でした。
(エンドロールの説明によると、少年兵は20万人もいるそうな)

1つの巨大ダイヤをめぐって、自由を手にしたいダニーと、家族をとりもどしたいソロモンと、真実を伝えたいマンディー。

最初、駆け引きをしながら接していたお互いが、徐々に信頼しあって力になっていく姿がじっくり描かれています。
「誰かが裏切るかもしれない…」という予感を見せつつ、繋がっていく過程が上手だなぁと思った。

ダニーとマンディーに恋愛感情が発生しなかったとは思わないけど、(たいていの映画では無駄に入ることも多い)ラブシーンが一切ないのも良かったです。
2人がお酒を飲みながら語り合うシーンだけで十分に通じました。

私は、賞が全てとは思わないけど、レオが今作でアカデミー賞ノミネートは納得。
大熱演だったなぁ。

レオファンの私は、かなり贔屓目に評価してしまいますが、彼が嫌いな人でも、この演技に文句つける人はいないと思う…(多分)。
訛り英語のセリフも頑張っていたし、走ったり逃げたり撃ったりカーチェイスしたりのシーンはとっても力強く、そしてマンディーとのシーンでは繊細さも見せていて凄く良かった。
レオの新作を見る度に、「見る度に良い!」と思うけど、今作は本当に熱演だったと思う。

いまや懐かしい状況だけど、かつてレオは、ヨン様やベッカムの大フィーバーと同じような時代がありました。
私はその時から好きだったけど、そのフィーバーが去った後、「レオが好き」と言うと、「プッ…(今更?)」みたいな失笑をかったものです。
「レオのファン」って事がチョット恥ずかしい時代もあったんだけど、ここ最近、今まで「プッ…」と笑っていた人達も、「ディカプリオけっこう良くない?」って言う人が増えてきて、やっと堂々と「レオのファン」って言えるようになってきました。

いつも言ってるけど、次は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』みたいな役が見たいなぁ。

4月7日公開のこの作品。
生まれて初めて“試写会”というものに行ってきました!
応募したことすら忘れていたので、当選のハガキが届いた時はビックリ。
公開前にレオの作品が見れてラッキーでした♪

♪BGM♪〜『五線譜のラブレター サウンドトラック』
       
<<昨日は『麦の穂をゆらす風』

■感想予告■(映画見済・感想暫待)


 <♪前の記事  INDEX  次の記事♪>


書き手: みぃ♪
[御意見・苦情・その他メールはこちらまで]




My追加