哀願
 『君は何時も「傍に居て下さい」と哀願しておいて、傍に着た人を切り刻んで棄てちゃうんだ。』

 或る娘さんが僕に言った此の科白。
 ねぇ、其れって僕では無く貴女の事でしょう…。
 僕は遠ざけ様とするだけで、まだ切り刻め無いし棄てられ無いから。
 それに僕には…傍に居続けてくれる人が居るとは思えないのです。

 貴女は何時も適当な男に「傍に居て」と命令しておいて、いざ其の男が傍に着たら相手がボロボロになる迄我侭し尽くして挙句の果てには再起不能な迄傷付けてから棄ててしまう。
 いい加減、現実を見て下さい。
 貴女が一番傷付けて居るのは貴女自身なのですよ。

 僕はもう貴女の傍には居ないのですから…。
2001年07月31日(火)


 詩人
 祖父の歌を某所で見付けた。
 もっと彼の歌に触れて居たかった。
 彼の歌に触れて居る間、僕は母の故郷の土や空や風を感じて居られる。
 だが、其の後に自分の文章を目にすると途端に劣等感に苛まれる。

 「彼は偉大な歌人だった」祖父を知る人は生前の彼を知らない僕にそう説明した。
 彼と引き比べて…僕は何なのか。
 詩人でも歌人でも無い。
 詩人である、と自称するのも鳥滸がましい。
 僕の行為は唯言葉を並べ立てるに過ぎぬ。

 誰かが書いてたね、「君も詩人じゃなかったのか」と。
 あの時は虚しくて言え無かった。

 僕は詩人ではない。
 こんなものは「詩人」では無い。
2001年07月30日(月)


 ココロ系
 僕は自分のココロ系サイトの管理を去年末から殆ど放棄して居る。
 唯一日記だけは今でも更新して居る。
 飲んだ薬の名前、僕が自分にした行為、心理状況、身体の状態を克明に書き込み続けて居る。
 全て僕が忘れる事を前提として書き込んで居る。

 板の管理もちゃんとすべきだと身近な人に再三言われて居る。
 僕に対して書き込んでくれたものにレスすべきだと。
 無理だよ。レスすると亦僕が重くなってしまうから。

 「ココロ系」なんて自称しても所詮は「精神系」「鬱系」なんだ。
 気持ち悪い、という理由で荒らされたり垢を消された事もある。

 ココロ系じゃ無い日記迄鬱めいてしまって居るのは見逃してくれ。
 之が僕なんだ。之で僕なんだ。
2001年07月29日(日)


 諌言
 「此は俺だから許すけど、他の人に同じ事したら普通怒るよ。」
 同じ意味合いの科白でいつも違う相手に諌められました。

 キレて暴走しても余り怒られずに今迄生きてしまいました。
 後になってキレた己を悔やむ様になっただけ、今の方が昔よりはましかもしれない。

 己の反省が足りない気がします。
 亦深く奥に潜って行こう…大人しく振舞う為に。
2001年07月28日(土)


 画像
 知人がweb上にて数年前の僕の画像を発見してしまったらしい…。
 凹んで居る時にそんな物の発見報告しなくていいのになぁ。

 今と髪色が違い赤茶なのは其が僕の地毛だから。
 格好や化粧がアレなのは当時はかなり自意識過剰気味だったから。
 実物より可愛く見えるのは撮った人がプロだから。

 流石にね…うん。
 高二の夏以来web上には不細工に写った画像か顔の判別が出来無い様な画像しか出して居りませぬ。web上の知人に見せる画像もそう。

 懲りたんですよ、色々と。
2001年07月19日(木)


 カラオケ
 カラオケには行くな、と言われて居た事を思い出した。
 鳴呼、そうだ。ジェットコースター等の類いも駄目だったな。

 「心臓に悪いから貴方はやってはいけません。」
 そんな科白を僕が鵜呑みにして言う通りにするとでも思ったのだろうか。

 あの振動+音の中に居ると発作が起こり易くなり、胸の苦しさを抑えるので精一杯。
 無理して居ると左半身が耐え切れ無くなり、左眼迄痛み出す始末。

 別に如何なったっていいだろ。
 出来るだけ表情には出さずに、大丈夫かとか訊かれても大丈夫だと応えて…僕は居続けたかったのだよ。
2001年07月18日(水)


 疼痛
 僕は時折左腕にばかり鎖等のジャラジャラしたものを付ける。
 左腕の痛みと其の原因を忘れ無い様にする為に。
 忘却した儘、僕が無理し過ぎ無い様にする為に。

 今はある程度大丈夫。
 でも、矢張り発作が起きると苦しく痛いのですよ。

 ねぇ、僕の傍に居る人にまで其の理由を詳しく言うべきでしょうか。
 曖昧に「心臓が弱いから。」と言うだけじゃいけないのでしょうか。
2001年07月12日(木)


 七夕
 僕のあるメアドに届いていたメールを全て削除してみました。
 僕の本名其の侭のアカウントのメアドに来ていたメールの送信元は一人だけでした。
 僕は其のメアドをたった一人にしか教えませんでしたから。

 女のコとメールの遣り取りをしていると相手が自分と付き合っているかの様な錯覚に陥る野郎は多いらしい。
 じゃあ、僕も彼女が僕と仲が良いと勘違いしていたのだろうか。
 僕は野郎では無いが、錯覚して無かったとは思い切れない。

 織姫と彦星の逢瀬の夜。
 僕は星空を見上げる勇気を奪われたかもしれない。
2001年07月07日(土)
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