思考過多の記録
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2013年01月14日(月) |
2013年のはじめに〜人生の節目〜 |
2013年が始まった。 思えば、昨年も公私共にいろいろなことがあった。 尖閣諸島や竹島といった領土問題がクローズアップされた年でもあった。いずれも、2国間で主張が異なっている問題である。これは今年も続いていく問題だと思われる。 また、再度の政権交代もあった。僕にいわせれば「元の木阿弥」である。自民党があんな大量の議席を得て政権に戻ったら何をやるつもりなのか、多くの人達は分からなかったのであろうか。 2013年夏の参議院選挙までは大人しくしているつもりのようであるが、その後は何がおきるか分からない。その時になって慌てふためいても、もう後の祭りである。
僕自身にも大きな節目になることがあった。 21年間勤務してきた会社を、昨年12月31日付けで退職したのだ。理由は、僕の病気である。 僕は心療内科に通い、薬も飲み続けている。その状態で過去に2回休職し、復職していたのだが、状態が悪くなって3回目の休職を願い出た。しかし、それは認められなかった。そうして僕は「失業」したのである。
昨年の暮れ、手続き等のため最後に職場に行った。みな暖かく迎えてくれた。改めて、僕はいい人達と一緒に仕事をしていたのだなと思った。そして、そんな職場を去らなければならないということからくる寂しさが、僕の胸を打った。最後は、僕は胸がいっぱいになって涙が出そうになった。
いずれにしても、僕のアイデンティティの大きな拠り所であった「会社員」という肩書きがなくなった。最初に会社からそれを宣告された時には、ショックで言葉もなかった。 「洪水は我が魂に及び」 という大江健三郎氏の小説があるが、大袈裟にいえばそんな感じであった。いや、大袈裟というわけでもなかった。その位のショックであった。今はこうして文章にできるだけ、その最初のショック状態からは抜け出せたということなのだろう。 会社員でなくなった途端、保険や年金等といった、これまで会社に守られ、会社にやってもらっていたことと、自ら向き合わなければならなくなった。これからは、生きていくための様々な「鎧」を、自ら探して着ていかなければならない。
できるだけ早く次の仕事を見つけたいが、このご時世、また自分の年齢等も考えると、それはそうそう容易いことではない。だが、足下を固めなければ、好きなこともできないし、好きな人を見つけて幸せを掴むこともままならない。 病気がまだ完全に治ってはいないので、主治医とも相談しながら、無理のない範囲でということになるのだろう。何とか今年の中で方向性だけでも見いだせないかと思っている。
今年は奇しくも年男である。 心機一転、という程意気は上がらないのだが、否応なく再スタートを切らなくてはならない状況に置かれてしまった。下ばかりを見ていても始まらない。足下をよく見ながら、一歩一歩、何とかいい方向に進めればいいなと思っている。
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