■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2005年06月27日(月) よんだぱんだのビデオがちょっとみたい。

梅雨明けもまだのはずなのに、雨なんかちっとも降りゃしねえ。
今年の夏は水不足が深刻そうだなあ。はあ。

ここのところ毎週末新幹線乗ってるんで、読書の時間が増えました。
最近読んで面白かった本2冊。


・「猫と庄造と二人の女」 

 谷崎潤一郎の猫キ●ガイ小話。動物好きならなんとなく身につまされる部分がある。
 人間相手にはどこまでも自分勝手なくせに、ものの見事に猫に翻弄される人々と
 自分を本当に必要として面倒見てくれる人を冷静に見極める
 猫のドライな感じがなんともコミカルかつ虚しくて素敵。


・「澁澤龍彦 初期小説集」

 絶版になった文庫に収録されていて探していた「エピクロスの肋骨」が入ってた。

 「インテリに憧れる若い女子が大好きな、格好カワイイ中年男」という名の駄目男
 自覚アリアリ自意識炸裂な、厭世的シュールロマンティック世界。

 寺山といい澁澤といい、乙女系オヤジのロマンティシズム は、私の大好物です。
 現実世界じゃ霞だけを食っては生きていけないが、自分の日常と関係ない
 文学の世界でそれを展開される分には、被害はないからね。
 
 現実で四六時中ご都合主義の白昼夢見てる逃避型男子は、もうお腹一杯まっぴら御免です。


映画も観たいけど、映画館に行くのが面倒くさい。
それ以前に、観るべき映画をチョイスするのが面倒くさい。映画観る資格ないね。
デートの予定がない働く三十路直前女なんて、こんなもんなのか…。



最近作ってみて、なかなか美味しかった超簡単料理。

・冬瓜と海老のコンソメあんかけ

 皮を剥いて面取りした冬瓜と、生の小海老(ボイル済の場合は、軽く包丁で叩いて柔らかくする)を
 コンソメで中〜弱火でじっくり煮る。(落し蓋する)
 最後に水溶き片栗粉を溶きいれて、コンソメにとろみをつけたら完成。
 白髪葱を上に散らすと、見栄えもよろしいかと。


・キノコと豚肉とほうれん草のボリュームサラダ

 サラダ用ほうれん草をお皿に敷き詰める。
 豚肉に軽く片栗粉をまぶして、オリーブオイルで炒める。
 えのき・シメジ・エリンギを食べやすい大きさに切って、先に炒めた豚肉と併せて炒める。
 オリーブオイルにちょっとだけバターを加えて炒めると美味しい。
 (バターだけだと、味がくどいかなあ。)
 塩胡椒で味を整え、最後にレモン汁を少々和えるとサッパリします。
 ほうれん草の上に炒めたキノコと豚肉をのせて、温泉卵をトッピング。

…こんなこと書くと料理得意そうに聞こえますが、基本的に不器用なので
犬の餌みたいな料理しか作れません。
そんな私でも出来る簡単料理なので、是非お試しあれ。



2005年06月24日(金) 生き恥を晒しても、胸を張って大声で愛の歌を歌うよ。

…人生最大の恥辱プレイの証拠写真は、静岡マダムの手に渡ったようですね。

ま、姫のプレ披露宴ごっこみたいなものですから!

考えてみたら平安時代モノコスプレは、中2の学園祭の部活の寸劇で、
頬っぺたに赤いバカボン風渦巻き付かぐや姫 演った時以来でした。
どっちも証拠写真残ってるが、どっちも碌なモンじゃねえな。

私の人生は、色モノ引き立て役の道化師(と書いてピエロと読む)路線ですからね。


時に、ウチのメリアンが皮膚病になりまして、頭と脇腹、その他数箇所に見事な ハゲ をこさえてます。
大したことないので、お医者さんで処方された薬を塗ってやってますが、
下地が透けて見えるデコのパゲは、なんだかちょっと哀れなルックスになってますよ。

はやく治るといいねえ。


夏至も過ぎましたが、今年の夏は洒落じゃなく、人生変えちゃう夏かもね 状態です。

最近、足りない脳細胞を可哀想なくらいフル稼働させているせいか、なにもしてないのに
1ヶ月で1.5キロほどウェイトダウンしました。過去最短記録の落ち方だな。
妄想癖のある私には、食事制限よりも運動よりも、自分の限界を超えた考え事が
いちばん痩せるのに効果があるらしい。

ま、一気に老けた感じで、肌荒れが人生最悪なほど酷くて、ちっともいい状態じゃないですが。
せっかく痩せるなら、綺麗に痩せたいよなあ。



2005年06月19日(日) 乾いた唇。

うちのメリアン(フレンチブル♀只今野菜中心食生活でダイエット中)は、下顎が上顎より出ている
所謂「受け口」というヤツです。(そしてその上顎よりも鼻は更に低い脅威の横顔構造。でも親近感)
フレンチブルは口が大きく、頬肉がタップンタップン(極上の手触り)の割に、唇自体は薄いので、
歯茎が乾きやすいらしく、いっつも歯か乾いた舌の先っちょが、チロッと口から覗いてます。

…こう文章にすると、なんだか愛くるしい姿な気がしますが、
一番出っ張っている下唇が捲れ上がって歯をむき出して、充血した上目遣いでこっちを見上げる
その姿は、可愛いというより怨念恨み節って感じで、暗い中みるとちょっと恐いです。食われそう。


さてさて、今週も実家に帰省中で俄か主婦してます。本日のお仕事。
6時起床、7時朝食、後片付けと洗濯、8時半から1時間犬の散歩、帰ったらアイロン掛け
昼まで病院へお見舞い、1時半帰宅で昼食、お風呂掃除、居間で犬のブラッシング(大乱闘含む)、
舞い散った犬毛の掃除(大妨害含む)、2時間の昼寝、起きたらお父さんの晩酌準備、
夕飯の作成、後片付け、明日の朝ご飯の下拵え。

主婦って真面目にやると、昼間は本当に自分の時間ってないんだなあ。(朝早いから夜更かしも出来ん)
独りで住んでいる時の自分が納得できる最低限度の家事と、家族で一緒に生活している人が
気持ち良く生活出来るレベルの家事を一人でこなすって、消費エネルギーも手間数も全然違う。

まあ、今は勝手の分からない場所でやり慣れていないってせいもあるから、慣れれば
もう少し余裕が出来るんだろうけど、昼寝がないと正直シンドイな。
なにしろ相手が、専業主婦歴28年の大ベテランに、それこそ箸の上げ下ろしから
全てやって貰ってたようなお殿様だからな(笑)
かなり要求レベルに関しては譲歩してもらってるけど、なかなか期待通りにはいかないっすね。

それでも、自分のものじゃないシャツにアイロン掛けたり、誰かのために栄養バランス考えて
おかずをもう一品追加して作ったりするのは、
ちょっとした妄想プレイみたいで結構楽しいです。(女として最低な発言だな)

こういう作業を何十年と毎日休みなしで続けていくのは、自分を納得させるだけの理由が見つからないと
本当に忍耐を要することだとつくづく思った。
どんなに相手のためを思って頑張っても、それが日常の当たり前になったら
なかなか努力は認めてもらえなくなるだろうしね。

目に見える結果や対外的な評価に繋がる仕事のほうが、分かりやすく頑張れる。
「養ってもらっていて、愛する家族のためなんだから当然」って言う立場もよく分かるが、
当たり前になってしまったことを、レベルを維持してやってもらうことに
気づいて感謝する気持ちをもっと持たなくちゃいけないと思ったよ。



2005年06月06日(月) 笑う犬の生活。

ここのところ頻繁に実家へ帰っているのですが、我が家の生ける黒い宝石改め、
黒い弾丸、または、まめ家の黒い悪魔 フレンチブルの メリアン のお陰で
(メリーさん→メリーやん→メリヤン→メリアン 「リ」にアクセント、アルフィー活用形)
家族全員、上へ下への大騒ぎの毎日です。


それにしても、犬がいるだけで人間の生活というのは激変しますなあ。
(我が家は特に、お犬様中心に世界が動きます。)

家族の会話の7割がメリアンの話題で、メリアン効果でご近所づきあいも円滑に進む。
メリアンのダイエット食のために、台所に立ったことなどない父が包丁片手にリンゴやキャベツを刻み、
メリアンのもっとも憎む、大っ嫌いな掃除機をゴーゴーいわせ、ギャンギャン物凄い形相で吠え立てる
メリアンを追っかけまわして、実家では三年寝太郎状態の妹が居間の掃除をする。

私も実家では朝7時には起きて、メリアンと朝の散歩に出かけておりますよ。
手に歯形とミミズ腫れを作りながらブラッシングをし、綿棒片手に顔の皺と耳のお手入れをする。

張り替えたばかりの障子は突き破られ、スリッパと靴はボロボロにされ、
雑巾とファブリーズ片手に怒号を上げながら、粗相の始末に追いかけっこを繰り返し、
ソファで転寝すれば頭と腹によじ登られ、洗濯物の靴下やパンツは庭まで引っ張り出され、
せっかく植えた花は食べられる。

朝少しでも起きる時間が遅ければ、寂しさに堪え切れずにゴミ袋の中身を居間にぶちまけられ、
ちょっとテレビに気を取られた隙に、ローテーブルの上のカップをひっくり返され、
お父さん秘蔵のハーゲンダッツは強奪される。

叩かれても怒鳴られても、メリアンはへこたれない。
ただ単に、アホなだけかもしれない。
上目遣いにこっちを窺いながら、今日も朝から晩まで悪戯を繰り返す。


それでも今、我が家のみんなが一緒に大きな声で笑い合ったり出来るのは、
メリアンの存在によるところが大きいと思う。
人間の心中など知らぬげに、ちょっと小首を傾げて膝の上に飛び乗る人懐こいメリアンに
私たち家族は随分と癒され、励まされているように感じる。

名前に違わず、彼女は我が家に小さな幸せを齎してくれたようです。


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まめ。 [HOMEPAGE]