■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2005年05月29日(日) 揺蕩うとも沈まず。

色々と各方面にご心配かけましたが、元気です。
状況は相変わらず変わってないんですが、悲しみや驚愕には
時間の経過がいちばんの薬だと改めて実感。

冷静になってくると、意外と楽観的になるものですね。
というか、瞬間的に悲劇に浸りやすい性格なだけかも。(ドラマチック体質)
後ろ向きに立ち止まるほど、限られた時間の無駄使いもないんで
前向きにガツガツ頑張っていこうと思います。


【定例近況報告会】

・お祖父ちゃんが91歳で逝去。合掌。
 外孫でしかも女の私が、内孫の男の子2人を差し置いて、告別式で孫代表のお別れのご挨拶披露。
 叔父曰く「適材適所」だそうです。(まめ一族は軒並み女の方が強い)
 お祖母ちゃんが、「一人前に立派になって」とそっと涙を拭ってました。
 
お祖母ちゃん、それ、跡継ぎの孫に言う台詞なんじゃないの?

・そんな訳で、10年ぶりくらいに母方の親戚一同が会しました。
 叔父さん2人がどこのヤ●ザかと思うような風体で、お祖母ちゃんとウチの母に向かって
 物凄い清水弁でまくし立てるので(清水弁はとても荒い…要するに言葉が汚くてちょっと喧嘩腰)
 居合わせた人は遺産を巡って親族紛争でも起こっているのかと思ったそうです。
 あの人たち(私も含む)、口の汚さと人の話を聞かない喋りが基本フォーマットですから。

・お葬式って、色々と勉強になります。
 さすがに大往生って歳だし、周りもいい加減覚悟は出来ていたんで
 それほど湿っぽいお葬式ではなかったんですが、思うところは多々あった。


・先日、京都まで観にいった、曾我蕭白 という江戸時代の画家の絵が大変気に入ったので、
 古本屋で特集号の芸術新潮を購入。ついでに、ル・コルビジェの特集号も。節操なし。

木下大サーカス を観にいった。人生2度目のサーカス。
 猛獣ショーにイリュージョン、ピエロに空中ブランコと、童心に返って大はしゃぎ。
 本当によく出来たエンターテイメント。さすが100年の歴史と伝統。
 徹底的に鍛え上げられた職人技と、無駄のない構成が素晴らしかった。

 昔のサーカスに抱いていた、どことなく後ろ暗く物寂しい、異世界っぽい雰囲気は
 その前にみた、寺山修司の舞台の方がよっぽど近いかも。
 あれはすさまじく暗く猥雑な、昭和のアングラの匂いがした(大好物)

・ミッフィー生誕50周年記念ポストカード入手。
 ディック・ブルーナは、本当に素敵なお爺チャマだ。

・お爺チャマ繋がりで、鈴木清順の非難轟々最新作、「オペレッタ狸御殿」も是非観たい。
 私は清順監督作品に、判りやすくドラマチックな物語性など全く求めていないので
 不評の数々はそれほど気にしません。
 あれは頭で理解するものじゃない。目で観て直感的に感じるものが全てのはずだ。
 
 日本映画なのに、中国人のチャン・ツィーが日本のお姫様役という矛盾は、
 真剣に首を傾げるような問題じゃない。あれはお爺チャン一流のジョークだと私は信じてる。


なんだか偉そうな日記だね。きっと後で読み返したら恥ずかしいに違いない。


追記:髪を切った。前髪復活。そしてキノコシルエットも復活。



2005年05月23日(月) 幻の魚を求めて。

博多辺りで獲れる、アラという白身魚がいるらしい。

どうしても食べたいという人がいるので、もし都内で食べられる店とか
なにか情報を知ってる人がいたら教えてください。

敵(?)が平然と、「出来れば刺身で」って言い放ったもんで。



2005年05月19日(木) 脱・モラトリアム宣言。

突然ですが、人生で2度目くらいの大激震がありました。
もう自分が子供だなんてふざけてでも言ってられない気がしてきた。

今はついついおセンチポエマーになるほど動揺してるんで、落ち着いたら追々。


久しぶりに、女友達と京都へ行ってきました。
趣味嗜好が似通った人と行くと、京都は恐ろしいほど 散財天国(地獄か?) だということに
初めて気が付いた。あんなにお土産(自分用)買った旅行って初めてだ。

ついでの勢いで、某博物館(来館6回目)にて、初めてコ…コスプレ写真を撮ってしまひました…。
女房装束と狩衣烏帽子で、姫とおじゃる丸ごっこ。(うわ、最悪)
人生最大の恥部の証拠は敵に握られております。もうあっちに足向けて寝られない。

女も27過ぎると、その場のノリだけで、恥も衒いもなく大抵の馬鹿は出来るようになるみたいです。







2005年05月01日(日) 人は女に生まれるのではない、女になるのだ。

世間はGW突入ですね。

先日、とあるネット調査結果を見ていたら、20代〜30代OLの75%には
彼氏または夫がいるんだそうです。

想像よりも結構な高確率だなあと一瞬思いましたが、よく考えてみたら
私の数少ない女友達や会社の女の子達も、ほぼ全員彼氏(または旦那)がいるなあ。

私の周辺の25%マイノリティー代表は、私自身と妹だ。

連休直前木曜夜に、歌舞伎町で60代の上司と、初対面の50代後半のオヤジと
意気投合してお茶割り飲んでるようじゃ、ステディは出来ないよな。

そういうことは面倒だからパス、というスタンスは、仕事や趣味への比重が大きいというより
ただ単に女子としての努力を怠っている(または出来ない) ことへの
言い訳ではないかと最近とみに思います。

本当にデキル女は女子鍛錬も怠らない。(私はデキナイ女です←敗北宣言)

そんな自戒と自責の念を砂のように噛み締めながら、今年初モノの
鮎の塩焼きと日本酒に舌鼓を打つ、27歳4月最後の木曜日。


明けて翌日は、高校時代の友人と北の丸公園の近代美術館で開催中の
「ゴッホ展」 を観にいってきました。

覚悟はしてましたが、今までの美術館ライフの中で、最も長時間並ばされた展覧会でした。
ディズニーランドのアトラクション並み。日本人は本当にゴッホ大好きだなあ。

有名な糸杉とか夜のカフェの絵はやっぱり素敵だったけど(特に黄色の発色が)、
全体的には、習作というか独自のスタイルを模索している途中の
中途半端な印象の作品が意外と多くて、ちょっと拍子抜けしたというか。

学がないんで、本当に有名な絵やエピソードしか知らない身としては
あの展示内容では、それほど凄い画家って感じはしなかった。
どういうものに影響されて、有名な作品に見られるような所謂「ゴッホらしい」と
みんなが思うような作風にたどり着いたのかは判りやすかったけど。

まあ、あんまり私自身が絵画に興味ないせいもあるんだろうなあ。
美術館好きだと誤解されがちですが、モネやらルノワールやらセザンヌやら
あの辺の印象派と呼ばれる絵画が最も苦手です。よさが判らないし憶えられない。

もっと世俗的な感じの絵や、宗教画みたいな背景の物語がはっきりした絵が好きだな。



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まめ。 [HOMEPAGE]