眠った振りをして 出て行く君を見送る
隠した言葉 出遅れた言葉
伝えたいのは単純で どこにでもある言葉
眠った振り 愛した振り 嘘だらけの 小さな部屋と水槽
視線の先は 君に隠したまま 夜を待つ
まだ影を追い駆けているなら止めていいよ そっと
明日 晴れるから空を見よう
例え何一つ手に出来なかったとしても それで 良いよ
明日 空が曇る前に空を見よう ねえ 声が聞こえていたら 遠くから手を振って
例え手にして直ぐに消え去ったとしても それで 良いよ
明日 空が照れる位 空を見るよ あと 一度予定調和で逢うなら さよならを言うよ
檻の中で与えられて選ぶ
僕はただ外にも綺麗なものが
あることを知ったから
そこから抜け出した。
もしも君が灰色の空しか愛せないなら
パレットから特大の青で塗りつぶして
嘘の青空でも綺麗なもの見せてあげる
それでも何も感じないなら
君が受け入れられないもの全てを
パレットから特大の黒で塗りつぶして
珈琲でも飲みに行こう。
2005年02月24日(木) |
カウンターアタック。 |
たたでは転べません。
道連れか、反撃か。
名前を与えられたなら
その名前で動くだけ。
間違えられた名前で
カウンターアタック。
普段はどうでもいいことだけど
傷付け逃げて
お気楽でいられてもね
時々 思い出したように癪に障る。
浅い夢の中で思い出した夜が 蓋をして埋めた記憶の蓋を開く
マイナス3度の130番目の夜 交差点上の面影を見る
堰を切ったように溢れるは いつか忘れたはずの記憶達
マイナス4度の429番目の夜 間違えられた言葉を聞く
2005年02月21日(月) |
S.O to S.O. |
積み上げた 夢と記憶の隙間から君を見る 吸い込んだ季節が 孤独だと僕に教えた
真夜中過ぎ振り返って暗い闇に 君の行き先を尋ねた
あの時感じた予兆と その後の出来事と 全ては廻る輪に乗せられて 閉ざされたカーテン あの日強がった夜と その後の溢れた涙と 少しだけ休ませて 次のカーテンを開けるよ
君が見た 最後の景色が見える場所に立ち 僕が見た その窓の先の景色に 何を感じてたの?
眼下に見えた小さな人影に 君の行き先を尋ねた
これから感じる予兆と その先の言葉を 少しだけ息を止めてかわして カーテンを開ける 鏡に映った僕は少しだけ 君に似た気がしたよ これから感じる呼吸と いつか強がった夜と 笑ってよ 全て忘れ去らないように
誰も正さないから 曲がり続けるスパイラルを 上から気紛れで押し潰して
静かに見つめる傍観者に目隠しを
不意に口をついた 言葉が求めていたものだと 気付いたら青く塗り潰して
静かに笑う傍観者に言葉の目隠しを
誰かが言っていた 夜は眠れない人の為だと 忘れたらここで静かに待つ
殴り書いた言葉に少しの意味と希望を
くだらぬ仕掛けで点数を稼ぐ 理性さえ飛ばして本能で踊れば
濡れたカーテンを閉め忘れ 差し込む揺れた太陽が眩しい
眩暈を起こして 2個目の天国で遊ぶ 眩暈を起こして くだらぬ現実を飛ばす
濡れたカーテンを閉め直し 閉ざした太陽が向こう岸で笑う
倒錯を起こして 2個目の天国を壊す 倒錯を起こして くだらぬ現実を受け入れる
砂浜の上 捉えた蝶が息絶えそう 添えられた 握り潰された誰かの夢
息絶える その朝まで 羽を広げ持ち主に夢を返す
置き去りになった誰かが 砂浜に夢を埋めにくる
繰り返す 小さな償い 持ち主に夢を返しに砂浜を発つ
夢が死ぬ その夜まで 最後の蝶が夜空で息絶えるまで
止まるはずもない 無駄な時間 与えられた言葉を遠くへ投げて 否定された言葉に尾鰭を付けて 持ち主に送り返す
忘れてなんかないさ 孤独と最後を纏った夜
理由を探す意味は 追憶の飽和 干乾びた枯葉を毟り取って 真っ赤な花だけを壁に貼り付ける 最愛のイニシャルはN
幾度目の門を抉じ開けて 抉る最後の傷跡
香を焚いて浅い眠りを探す
否定する言葉が遠くなって
最後の最愛も掠れていって
訪れる何も感じない世界
呼び声の無い静かな空間で
浅い眠りに辿り着く
Candy Gateは孤独な場所だった それでも人は集まり 幾人かの道連れと共に 静かに繰り返される 葉との戯れ 静かに流れた時間は 4年目に入った
最初からCandy Gateは孤独な場所だ 独りよがりで産声を上げさせ 息の根は気分で仕留めれる
幾度となく墓標を作ることを逃れ 生き延びる架空世界の逃げ場
孤独で憐れな場所なのかもしれない 惨めで弱虫な場所なのかもしれない それでも続ける理由は何なのか
誰何されること無く 放たれる剥き出しの言葉が 今日もこの架空世界の中で飛び続け 心という言葉も意味も消えかけている世界で 孤独な産声を与えられた場所の意義は?
既に興味的に過ぎ去って
今更 答えをなぞっても
何かが始まるとも思えないし
何かが終わるとも思えない
バスルームから叫んでも
誰も来ない
止まらないシャワーを浴びて
目を閉じる
夢や希望さえ黒く塗り潰されるなら
君の唇に真っ赤な口紅を塗ってみる
2005年02月11日(金) |
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どこに行けばいいのか
わからない
君の住む街なのか
君の見た夢の中か
終わらない歌声だけは どこからか聞こえ続け それをなぞって歌えば 道が全て消えてしまいそう
月に死化粧 眠れぬ夜に子守唄 青白い月に 真っ赤なルージュ
未来で育て月の種 この世界では今更 理想さえ誰かの食事 吐き出された残骸で眠る
夢に死化粧 眠れぬ夜のサーカス 青白い空に 泡沫のメロディー
未来に植える月の種 この世界では今更 理想さえ誰かの好物 吐き出された残骸を抱く
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