アナウンサー日記
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2002年01月27日(日) |
ハーレー(の後ろ)に乗った。 |
ワタシの愛車(バイク)は、1982年生まれの空冷4気筒750ccだ。中古で購入して、かれこれ10年乗り続けている。このバイク、もう今年で20才になるだけあって、いつもどこかが故障している(涙)。今度は、この1〜2ヶ月、リアタイヤの空気圧が極端に減る症状が出て、原因が分からないので、会社帰りに行きつけのバイク屋さんに預けることにした。
バイク屋さんは、ワタシの勤務時間に合わせて閉店時間を30分ほど遅らせて待っていてくれたばかりか、足の無いワタシを、自宅まで送り届けてくれると言う。
親切なバイク屋(店長)さんの愛車は、ハーレーダビッドソンのスポーツスター、1300CCだ。足回りをはじめ、あちこち手が入っている。もちろん磨き上げられてピカピカだ。
さて、バイク屋さんの後ろの、申し訳程度に付いた小さなリヤシートに腰を降ろすと、Vツイン独特の振動が伝わってくる・・・。あとは自宅までの15分間、豪快な加速から振り落とされないよう、しっかりしがみついていた。
昔ながらのスタイルを守るハーレーが「のろいバイク」と勘違いしているヒトは結構多いのだが、もちろん間違いである。
例えば、ワタシの750と店長さんのハーレーで「最高速アタック」や「ゼロヨン」をすれば、間違いなくワタシのバイクが勝つだろう。(ちなみに、ワタシの20年選手の750でも、カタログデータではポ○シェやフェ○ーリより早いンデス。バイクは車より早いんですってば・・・話ずれた)
だが、ハーレーの速さは、そんなところにあるのではない。信号停車から、ひとたびアクセルをひねった瞬間の、タイヤが地面を力強く蹴飛ばすような独特のフィーリングは、大排気量アメリカンにしかない世界なのだ。「何気なく」飛ばすハーレーに追いつき、追い越すには、4気筒マルチエンジンはかなり「頑張って」エンジンの回転を上げないといけない。もちろん「数値上の性能」では勝てることは分かってるのだが、「頑張らないと勝てない」というのがミソ。乗ってる人間の方が、精神的に疲れてしまうのだ。サーキットのレースじゃあるまいし、人間、いつまでもトンガリ続けてはいられない。結果的に「ハーレーは楽で早いバイク」と言えるのだ。
ワタシ自身は、ハーレーへの憧れの気持ちは全然無い(むしろ反発している・・・!?)のだが、乗ってみると「やっぱアメリカンも楽しいよなー」と思ってしまう、単純なライダーなのだ。
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