いや、別にコレ、特定の個人のことを指してるわけじゃありません。


　今、この「ウザイ」という言葉、テレビやラジオ、そしてインターネット（の掲示板）でよく目にします。
　そう言えば、ひところ話題になった「ムカツク」「キレル」の延長線上にあるような語感です。

　並べて見ると・・・「ウザッタク」感じ、「ムカツキ」、やがて「キレル」という順番でしょうか。


　三つの言葉に共通しているのは、使うヒトの「幼稚さ」だと思います。つまり、自分の心の許容範囲外の存在は「ウザッタク」感じ、遠ざけることができないと「ムカツキ」、いよいよ自分の思い通りにならないと「キレル」という。幼稚園児の思考と同レベルの心理状態と思われます。


　「大人になる」ということを一言で論じるのはとても無理ですが、その要素のひとつとして、「自分とは異質な他者の存在を認め、共存することができる」ということがあげられるのではないかと思います。

　そこへ行くと、「ウザイ」「ムカツク」「キレル」としょっちゅう口にするヒトは、「大人」とは対極な存在であり、「自分は幼稚な人間デス！！」と主張してまわってるようなもんです。ワタシは、それはとても恥ずかしいことだと思うんですが・・・世の中、そう感じないヒトが増えているようです。インターネットの持つ匿名性が加速させているんでしょうか？
　

　木曜日のオンエア中から寒気がした。帰宅してひと眠りしたあと熱を計ったら、３８度３分あった。
　平熱が３６度以下のワタシにとっては、結構な熱である。寒気がひどくて、どんなに布団をたくさんかけても、寒くて寝付けない。腹の調子も悪い。トイレに行くと、水のような「ピー」が出て困った。

　症状から見て、インフルエンザか食中毒だろう。インフルエンザは予防接種をしているので、食中毒の可能性が強い。

　・・・そう言えば、火曜日にカキを食べた・・・新鮮だったけど、やっぱ良く焼いて食べないとダメか・・・それにしてもカキの奴、今ごろ悪さをするとは・・・と、心の中で勝手にカキを犯人にしたりして。
　深夜、上司に電話して「インフルエンザかもしれない」と言うと、あっさり「明日は来るな」と言われる（泣）。まあそれで、心置きなく翌朝一番で病院に行くことにする。

　明けて金曜日の朝。熱はまだ３８度２分あった。
　さっそく年末に子供と予防接種をしてもらった小児科に行くと、まず看護婦さんに鼻の穴の中を綿棒でぐりぐりされた。それを薬品につけて１０分待てば、インフルエンザにかかってるかどうか分かるんだそうだ。便利になったものだ。

　・・・で、結果はシロ。インフルエンザウイルスは検出されなかった。
　「じゃあ食中毒ですね？」というワタシに対し、医師は淡々と「違うでしょう」とひとこと。「食中毒が原因なら、一緒にカキを食べたひとみんなが腹を壊します。集団食中毒の場合は、腹を壊す時間までピッタリ一致するんです。他に腹を壊したひとは？」「いえ・・・いません」「じゃあ違います」「え？ということは」「ただの風邪ですね、ウイルス性の」「はあ、ただの・・・」


　こんな苦しい思いをしているのに、「ただの風邪」とは・・・。だいたい、わざわざオンエアまで休んじゃってるのに、インフルエンザならともかく「ただの風邪」では聞こえが悪い・・・。

　だが、ただの風邪は意外と手ごわく、ワタシは結局二日会社を休んでしまったのだった・・・。（でも、休んで初めて自分に代休があったことと、有休を４０日も貯めていることを知ったのでした）


　というわけで、今日午前６時半出社の「早出勤務」から、無事社会復帰を果たしました。それにしても、心配して番組にメッセージをくださったり、掲示板に書き込んでくださった皆さま、本当にありがとうございました！

　ＴＢＳと韓国ＭＢＳの共作ドラマ「フレンズ」の前編を見た。

　日韓カップルのすれ違いドラマ。
　脚本は「ちゅらさん」や「白鳥麗子でございます！」の岡田惠和さん。
　よくあるシチュエーションの連続で物語を「これでもか！」と盛り上げ・・・要するに面白かった。ワタシは単純に感動し、素直に主人公ふたりを応援しながら見てしまいました。


　この作品は韓国でも放映されるということだが、韓国の皆さんもワタシと同じような感動を覚えるのであれば、この先ふたつの国はもっと仲良くなれそうな気がした。


　ところで主役は、日本の深田恭子と韓国のウォンビン。深田は相変わらず美しくも可愛かったし（ちょっと太った！？）、ウォンビンは木村一八によく似ていた（笑）。それぞれ、相手国で人気がブレイクしそうな予感・・・。

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