アナウンサー日記
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2001年11月18日(日) 充実の一日。

 この日は、大きな予定がみっつあった。

 まず朝からラグビーの取材。全国最激戦の高校ラグビー長崎県大会、準決勝である。自宅から車で40分ほどの大村市放虎原(ほうこばる)ラグビー場にて、「大村城南×長崎北」「長崎南山×長崎北陽台」の試合を連続観戦。それぞれ「長崎北」と「長崎北陽台」が勝ち、23日の決勝の顔合わせが決まった。どちらが全国大会に行くとしても、活躍が期待されるチームである。

 夕方からは、長崎市内の居酒屋にて、詩人の藤川幸之助さんを囲む会を開く。メンバーは藤川さんとNBCラジオの松本・早田両Dir、ワタシの4人。文学から音楽、雑学と相変わらず博識でついでにラジオファン(笑)の藤川先生との語らいは非常に楽しく、会は場所を変えて日付が変わる寸前まで続いた。近々、藤川先生のHPで、ワタシたちのコラボレーション作品が公開される・・・ハズ(?)。

 そしてクライマックスは、しし座流星群観測である。日付が変わるころ、長崎市内でも星空がよく見えるところにあることで有名な(?)ワタシの団地に、NBCラジオの物好きスタッフ+α11人が集結。駐車場に集合すると同時に、ほぼ1分間に1個くらいのペースで流星が流れはじめ、一同歓声をあげる・・・が、一応住宅街なので大声をあげるのは憚られるし、せっかくだからもっと暗いところに行こうということになり、車で移動(酒を飲んだ人は運転してませんよ)。そこは今年の夏に、ワタシがペルセウス座の流星群を観測する際に見つけた、ほぼ全天が見渡せるスポットだ。市内山間部の道路わきなのだが、到着するとすでにたくさん車が停まっており、にわか天文ファンたちが夜空を仰いでいた。
 
 アッシャー博士の計算どおり、午後2時半過ぎからは少なくとも毎分100個を超える(流れる間隔が短すぎて頭の中で数えても追いつかないほど)流れ星が流れ、大満足であった。この日流星群を見なかった人は、バ・・・勿体無いことをしたなーとつくづく思う。私自身、翌月曜日は仕事だったのだが、多少きつい思いをしても見る価値は十分以上にあったと思う。ていうか、ラジオで喋るならやっぱ見ないとねー・・・☆
 


2001年11月17日(土) テツ&トモに会った。

 「引越しラジオ」生放送で長崎女子短期大学の学園祭にお邪魔したところ、スペシャルゲストで、お笑い芸人のテツ&トモが来ていた。実はふたりともワタシの大学のひとつ後輩なのだが、中でも、テツこと中本哲也君は、同じサークルの後輩でもあるのだった。


 そのサークルは「日本大学芸術学部文化部連盟・ミュージカル研究会」。ワタシが大学時代にミュージカルをやっていた話をすると、なぜか必ず笑いが起きるのだが(怒)、なかなかどうして大変なクラブ活動であったのだ。

 まず、部員が多くて、ワタシの現役時代は軽く100人を超えていた。また、「芸術学部」のサークルである以上は、上演するミュージカルは全部手作りである。脚本も、音楽の作曲・演奏も、ダンスの振り付けも、舞台装置も音響も照明も、ぜーんぶオリジナルである。自分で言うのもなんだが、大学生としてはかなりレベルの高いことをやろうとしていたと思う。実際、OBのなかには各業界の第一線で活躍している人も多いので、それなりの才能も集まっていたはずだ。

 練習は、ハードのひと言であった。ミュージカルには歌・芝居・ダンスの3つの要素があるが、「その基本はあくまで基礎体力」ということで、肉体の鍛え方たるや尋常ではなかった。大抵の運動部よりも、キツイ練習をしていた自信がある。(社会人になって運動しなくなったワタシの体重が15キロ増えたのも、考えてみれば当たり前・・・)

 歴史も当時すでに創部40年近く。恐ろしげな年配のOBも多くて、上下関係の厳しさは相当なものだった。新入部員はまず、先輩への挨拶の仕方やビールの注ぎ方から教わったものである。

 まあ、その他もろもろキビしいことの多いクラブ活動であった。振り返ってみてもツライ思い出のほうが多い気がする・・・(T_T)


 大学時代、ワタシはミュージカル研究会の副会長で、哲也(テツ)は翌年の執行部の会長であった。当時、ひとつ下の後輩たちからは結構反発されていたような記憶があるが(爆)、10年ぶりに会う彼はあの頃とまったく同じ雰囲気で礼儀正しく、ついでに同じ芸風で(笑)なんだかタイムスリップしたような気分になったのだった。ほとんどアポなしのラジオ生インタビューが終わったあと、テツとトモは、楽屋がある建物の出口までワタシたちスタッフを見送ってくれた。

 大学時代から哲也の舞台にかける情熱・実力はズバ抜けていたが、とりわけ歌に関しては、尊敬する人物に「五木ひろし」を挙げて「将来は演歌歌手になるんだ」と度々言っていた。今のところその夢はまだ途上だが、彼なら必ず成功させるものと信じている。(この項、そのうち写真入りで再アップします)


2001年11月01日(木) 映画「GO」を見た。

 コリアンジャパニーズと名乗る在日高校生・杉原の青春を描いた作品。10万部を超えるベストセラー小説の映画化だ。


 邦画には珍しいスピード感のある演出や、ストーリーはとても面白かったのだが・・・やっぱいくら人気絶頂の窪塚洋介の初主演映画とは言え・・・22才の窪塚クンが、高校生役だけならまだしも、いくらなんでも中学時代まで演じちゃうのには大きな抵抗があった・・・。

 ついでに言うと、柴崎コウや山本太郎さえも中学時代の回想シーンを自分で演じていて・・・正直、かなり引いてしまった(T_T) あんな中学生たちは現実にはいません(^_^;)





 そういう意味で、とても残念な映画。


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