アナウンサー日記
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2001年03月20日(火) 悪魔のおもちゃ その1

 悪魔のおもちゃ・・・その名は、ああ懐かしき「スペースワー*」!!


 きのう、ふと立ち寄った長崎市内の玩具店で、十数年ぶりに再会。しかも半額セールの対象商品になっている。扶養家族時代のワタシには高額すぎて手が出なかった商品だが、大人になった今なら買える・・・しかも半額! ワタシは迷わず、ひと箱持ってレジに向かい、正札の半額の3400円を支払ったのだった。


 「スペース*ープ」は、1984年ごろ、大手おもちゃメーカー・バ*ダイが発売した「大人向けのおもちゃ」で、外観はジェットコースターに似ている。白いプラスチックパイプと金属製のパイプを使ってコースレイアウトを自由につくり、直径1センチの鉄球を転がすというものだ。終点には、モーターで動くエレベーターがあり、電池が続く限り、鉄球は永遠に動き続ける・・・。鉄球の動きの面白さもさることながら、芸術作品としか思えないそのデザインの美しさに、多くの人々がウットリしたと言う・・・(笑)。実際、オブジェとして飾るヒトも多かったらしい。

 「スペースワ*プ」は80年代を代表するおもちゃで、様々なセットが販売されたが、価格は1万円前後のものが多く、値段的にもやっぱり大人向け商品であった。


 今回ワタシがゲットしたのは、「アクションキット1」というセットで、電動エレベーターはもちろん、トロッコやベル、風車などが鉄球の動きに連動する、プレイバリュー溢れるものである。完成させると、高さ48センチ・タテ22センチ・ヨコ42センチと結構大きい。



 帰宅し、夕食を済ませた午後7時。胸を高鳴らせながら、やや耐色した箱を包むビニールを破り、フタを開ける。そこには、6枚のプラスチック板とグルグル巻の白いプラパイプ(長さ7m!)、金属パイプ。そして、「おびただしい量」のプラスチック部品・金属部品が「びっしり」とつまっていた。一見して、「これは大変なものを買ってしまった・・・」という後悔にも似た感情が、ワタシの脳裏をよぎった。


 そして説明書には、「説明書の写真をよく見て完成させましょう」などというアバウトな文句が書いてあり・・・その割にその写真は遠景な上にピンぼけで、細かいディティールはさっぱり分からないのだった。


2001年03月17日(土) 英語の話・・・ その6(2次試験結果)

 英検2級・2次試験の結果を知らせるハガキが、きょう自宅に届いた。


 結果は・・・33点満点中、21点。19点以上が合格点であるから・・・つまり、「合格」である。(きゃー!!やったー!)


 点数の内訳は・・・アティチュード(態度)が3点満点中2点、リーディングが5点満点中4点、Q&Aが25満点中15点、合計21点であった。自分では、リーディングとアティチュードは満点のつもりだったので(わはは)、ちょっと意外だったが(←よう言うわ)、まあなにはともあれ、合格は合格なので、良かった良かった。


 それにしても、ワタシは一連の英検準2級・2級試験の受験に当たり、これまでの日記を読んでいただいた通り、勉強らしい勉強をちーっともしなかった。したことと言えば、試験の直前に、それぞれの試験の過去の問題を解いて時間配分を研究したのと、若干の基本熟語(多分高校1年レベル)の暗記くらいである。
  
 つまり、世の中には、本当に様々な「英検用」の問題集や参考書、通信教育、英会話教室が溢れているが、ワタシはそういったものにほとんど頼ることなく合格できたということだ。それは「ワタシが勉強の必要がないほど英語が得意だった」ということ・・・では決してない。

 一般的に英検2級では「約5100語レベルの英語力が必要(某通信教育ほか)」と言われているが、ワタシの単語レベルは、はっきり言って中学生なみである。だが、1次試験のペーパーテストで単語・熟語問題は全滅状態でも、長文読解とヒヤリングで点数を稼ぐことで合格し、2次試験もノリと要領の良さで何とか乗り切った(爆)。だが、何度も言うが、内容はどうあれ合格に違いはない。


 TOEICなどと比較して、「英検は単語力だけの試験」と半ば否定的に決め付ける向きが多いのだが、その意見は、英検という試験を一面的にしか捉えていないと思う。現にワタシは単語力がなくても(あんまり何度も言ってるとムナシイ・・・)合格できた。このことで、実は英検こそが、英語の総合力を見るのに最適な試験といえるのではないだろうか。読解力と要領の良さしかない人でも、長所を生かしきれば受かっちゃうのだから。ワタシには、むしろTOEICやTOEFLの方が準備勉強をしやすい(対策を立てやすい)形態のように思えるのだ。その分実は受験勉強慣れした日本人にはくみしやすいのではないか。受けたことないけど・・・(←コラコラ)。

 

 一方、ワタシは自分の英語力については、まったく自信がない。英検2級ホルダーのイメージと自分が合わないのだ。ワタシの脳裏には、去年、会社の仕事でヨーロッパに行ったときの添乗員さん(女性)の、すばらしいイングリッシュがはっきりと残っている。彼女は「英検2級です」と控えめに言っていたが、小さい体で大柄な欧米人に一歩も引けをとらずに言葉を交わし、時には喧嘩口調で堂々と交渉をやり遂げていた。その姿は鮮烈であった! ああ、ワタシも外国人と英語で喧嘩ができるようになりたい(なんだそりゃ・・・)。同じ2級ホルダーでも、彼女とワタシとの間には、「天と地」ほどの差がある。それは、「仕事で英語を使っている人間」と、「とりあえず試験にパスすることが目的の人間」との決定的な違いだと思う。



 だが、ワタシの英語への挑戦は、まだ始まったばかりである(まだなにもしてないかも・・・)。



 次の目標は、前述の通り、6月の準1級・1次試験ペーパーテストだ。今度はかなり手ごわい。大学で英語を専門に勉強している学生ですら落ちるような難しい試験だ。



 だが、ワタシ的には「楽しく、最小の努力」で、乗り切っちゃうつもりなのである。

 


2001年03月12日(月) 坂本サトルさんと飲んだ。

 来崎中の坂本サトルさん(似顔絵参照)を囲む集いが開かれ、ワタシも参加した。集ったのは、坂本サトルさんはもちろん、プロモーターの皆さん、FM長崎、NIB長崎国際テレビ、タウン誌のザ・長崎、そしてわがNBC・・・と雑多なメンバーで、サトルさんの人望が窺い知れようというものだ。

 「津軽と八戸の違い」(分かります?)など色んな話を熱く語っていただいたが、やはりサトルさん本人の飾らないキャラクターが印象的であった。確か年はワタシよりもひとつ上だったと思う。30過ぎて「生き方」の話をなんのてらいもなく話せるというのは素敵なことだと思う。あるいは、年に何回も会えない関係だからこそ、すんなりできる話もあるのかも知れない。

 サトルさんは、長崎はとても好きな街なんだそうで、是非ともまたお立ち寄りいただきたいものである。


2001年03月09日(金) 長崎は住みにくい!? その1

 先日、隣の佐賀県にマイカーで行って来た。


 長崎県と佐賀県、隣り合っている県なのに、ガソリンの値段は全然違う。

 佐賀に行く前に、長崎市内でレギュラーガソリンを満タン給油したところ「1リッター当たり112円」だったが、佐賀市内では「リッター95円」で給油することができた。つまり、両者の差額は「17円」で、仮に40リッター給油すると、その差額は「17×40=680円」となる。さらに、1週間に1回給油を行うと仮定すると1年間は52週だから、年間で「680×52=35360円!!」もの差額に達する。

 長崎のドライバーは、佐賀のドライバーに比べて、随分とガソリン代を多く払っていることになる。なぜ同じ日本の、しかも隣り合っている県でこれほどの違いが生じるのか?


 理由はふたつある(とされている)。
 

 そのうちのひとつが、佐賀県が九州の交通の要衝であるため、ガソリンスタンド同士の顧客獲得競争が激しく、ガソリン単価を下げざるを得ない事情があること。実際、見たところ佐賀市内では概ね「リッター95〜97円」だったが(佐賀県内のスタンドは、長崎と違って、ガソリン単価をキチンと表示している店がほとんどなので価格で店を選ぶことができる)、福岡との県境の鳥栖などではさらに単価が低く、全国的に見ても最もガソリンが安い地域のひとつとなっている。

 もうひとつが、長崎県は離島が多くガソリンの輸送にお金がかかる為、どうしても単価が高くなる・・・というもっともらしい意見である。


 ふたつめに関しては突っ込みたい気持ちもあるのだが、とりあえず置いといて(苦笑)・・・長崎は全国的にみてもガソリンが非常に高い地域だというのは、紛れもない事実だ。なにしろ、佐賀市内のハイオク価格「リッター105〜107円」よりも、長崎のレギュラーの価格の方が高いなんて、ちょっと異常ではないか。



 このシリーズでは、長崎県の「住みにくさの理由」を、あえて挙げていきたいと思っている。長崎は決して「よかばっかい」のトコロではないのだ。(よかとこもしっとるばってんねー)

  
 


2001年03月08日(木) 英語の話・・・その5(試験の行方は?)

 つづいて問題とイラストが書かれたペーパーを渡される。

「Please read the card silentry for twenty seconds.(このカードを20秒間黙読してください)」・・・なんだか自動販売機の話らしいが、ちょっと難しい・・・フリートークで若干心が乱れたせいか(?)、文章が頭に入ってこないまま、あっという間に20秒が過ぎた。試験官の指示を受け、大声で文章を読む。・・・イカン。音読しても後半の意味が良く分らない・・・やばいっすよこれは・・・。

 それでも試験は進んでいく。

「Now, I am going to ask you five questions. Are you ready?(今から五つの質問をします。準備はいいですか)」

「All right.」と応えつつ、ワタシは早くもあきらめモード・・・(爆)。

 文章の中に答えがある第1問・第2問は、正直、試験官の質問する声が部分的に聞き取れなかったが、何とか答えた(間違ってるかも知れないケド)。第3問のイラスト説明は、身ぶり手ぶりつきの中学生以下の英語で何とかこなす(←・・・そりゃこなしたって言わんじゃろ普通・・・)。

 第4問は、自分自身の考えを問われる問題だ。「子供がタバコや酒を自動販売機で買えてしまう状況をどう思うか」と英語で聞かれ、「I think no probrem(問題ない)」と答えると、びっくりした顔で「どうして?」と突っ込まれる。「日本の子供は、酒を飲んだりタバコを吸ったりしちゃいけないことをしってるからです」とカタコトで答えると、試験官は首を振りながら手元の記録紙になにやら書き込んでいる・・・ダメだこりゃ。

 最後の第5問にいたっては、何を聞かれてるのかさっぱり分らなかった。もう一回質問を聞き返しても、やっぱり分らない。それでも、なにか言わないと0点になってしまうと思い、適当にあてずっぽうで喋っていると、試験官が「あなたの言ってる意味がさっぱりわからない」とさえぎった。「saveという言葉の意味を日本語で言いなさい」と言われ、「助けるですよね?」と日本語で答えると、「節約する」と返ってきた。試験官の日本語を初めて聞いた瞬間だ。(普通は聞かないですむんだよなー・・・トホホ)


 そこから先は雑談になった。もちろん、試験官は(ワタシに分かるレベルの)流暢な英語で。私はカタコトの英語で。

「ミスタームラヤマは、なぜ英語を?」
「いやー、英語で喋るディスクジョッキーになれたらいいなと思って(※注:あくまで憧れである)」
「ほう・・・」
「でもワタシの夢は、どうやら遥か空の彼方。とっても遠い・・・」

 すると試験官は、
「ミスタームラヤマはまだ若い。あなたの夢が遠いままなのか、ファーラウエイになってしまうか(笑)は、あなた次第です。とりあえず、今日のあなたの試験に臨む態度・・・声の大きさ、快活さはポイント高かったですよ」とニッコリ笑った。
 そして、
「あなたにアドバイスをしましょう。文法の基本をやりなさい。あなたは、英語の基礎がさっぱりできていない。もちろん、発音やリーディング、その他大事なことは色々ありますが、あなたはまずグラマーをやるべきです。毎日、ステップを踏むのです。とりあえず、今日が最初のステップです。そうすれば、夢は必ずかないます」

 いいヒトだ。ワタシは、熱心に話してくださる試験官に深い感謝の念を抱きながら、改めて自分の英語力の無さが歯がゆくなった。いつもそうなのだ。海外旅行に行ったときや、英検準2級の面接試験、外国人相手の取材(滅多にないけど)などなど、英語を使わざるを得ないシチュエーションに置かれる度に、「よし!これを機に英語を勉強するぞ!!」と思うのだが、その気持ちは全然長続きしないのだ・・・。

 だが今日は、この試験官に会えただけでも良かった・・・と本心から思った。(試験官にとっても、ワタシみたいに妙に明るい受験生は珍しかったと思うが・・・笑。受験時間も他のヒトの倍くらいあったんじゃないだろうか。フリートークと雑談の時間長かったし)


 退出間際、試験官に礼を言った後で、
「See you!(またこの試験で会いましょう!)」というと、試験官は苦笑いをしていた・・・(笑)。


 
 注目の試験結果は、今月19日までに郵送で届くことになっている。



 あんまり合格してる気はしないが(爆)、ワタシとしては、今回受かっても受かって無くても、次は英検準1級を目指すつもりだ。(あー、言っちゃったよ・・・この大風呂敷野郎・・・言うは易し、漫才は横山やすしだ・・・なんのこっちゃ。笑)


2001年03月07日(水) 英語の話・・・その4(ついに試験本番)

 3月4日、日曜日。ついに英検2次試験本番当日である。早起きして問題集に取り組むつもりが、あっさり寝坊。朝昼兼の食事を採ったら、もう出かけないと試験に間に合わない時間になっていた。ワタシという人間は、トコトン緊張感がないというか、間が抜けている・・・。


 集合時間の午後1時。強い風の中、会場の長崎外国語大学に到着すると、予想通り高校生の群れ。その中に、チラホラと社会人らしき姿を見つけ、ホッとする。OL風の20代と思しき女性や、自分と同じ30代サラリーマン、60は過ぎているだろうオバちゃん・・・待ち時間を利用して単語をチェックしたりしている姿になんだか目頭が熱くなる・・・みんなイイ年して頑張ってるんだなあ。ワタシも・・・頑張ってないか(爆)。

   試験会場は4階だ。順番は、受験番号は関係なく「来たヒト順」というわけで、4階に数部屋ある試験室から、廊下、階段と長い列が出来ている。遅めに来たワタシは、ほとんど最後尾の、2階と3階の踊り場付近に並んだ。

 職業柄、列に並ぶ人々の観察をしてしまう。英検2級レベルだと高校生が多い。全体の8〜9割は高校生のようだ。友達同士でコソコソ話をしている子が目立つ。「すっごく緊張するよねー」と何度も繰り返している。一方、社会人受験者達は、黙々と参考書などに視線を落としているのが印象的だ。・・・そういう姿を見ていると、ワタシも何だか緊張してきた。

 ラジオやテレビ、舞台の上で喋ることにもはやまったく緊張しないワタシにとって、それはとても新鮮な感覚であった。そして、ドキドキはすぐにワクワクに変わった。「多分今日は不合格だけど、たまたま幸運が重なって受かっちゃうかもしれないし・・・よーし、いっちょやったるかー」

 と、前向きな気分になったところで列が一気に動いた。会場整理のアルバイトの女性が来て、ワタシの隣で立ち止まり「この方から後ろのひとはついてきてください」と言って歩き出し、少し離れた教室まで誘導した。いよいよである。



 面接試験が行われる教室の前にはパイプ椅子が4脚並べてあり、私の前にはまだ4人座っている。しばらく見ていると、みんな自分の順番が来ると何も言わずにスーッとドアを開けて無言で入っていくので「あれ?」と思う。問題集には「May I come in ?(入って良いですか)」と試験官に尋ねるのがエチケット・・・と書いてあったのだが。まあいいや、ワタシはそうしよう。・・・でも待ってる間、見える範囲のいくつかある試験室で、何か言いながら入っていくヒトは誰もいなかった。


 ついに自分の順番が来た。緊張の一瞬だ。ドアを少しだけ開け「May I come in ?」と大きい声で言うと、50代くらいの日本人男性試験官がクルッと振り向き、ちょっと意外そうな表情で「Yes, please.」と言った。多分、今日そうやって入ってきたのは、ワタシが初めてなのだろう(笑)。

 さっそくフリートークで「学生ですか?」と聞かれ、「いいえ、ワタシはNBCで働いています。テレビのニュースキャスターやラジオのアナウンサーをしています。でも仕事では、英語は使ってません。日本の放送局だから、日本語だけでいいんです」と、調子にのって余計なことまで言うと、試験官から「NBCの人が海外でレポートしてるの見たことあるけど」とつっこまれ、あせる・・・。
 
 



2001年03月06日(火) 英語の話・・・その3(またまたきのうの続き)

 で、どんな落とし穴だったかというと・・・。


 自宅の本棚にしまわれていた「英検2級2次試験問題集」をチラッと開いて、「なんだ文章簡単ジャン!これならフリートークの練習だけして、あとは前の日にちょこっと問題集やって雰囲気に慣れときゃ楽勝ですばい。うひひひひ・・・」と思ってしまったのである・・・。結論からいうと、もちろんそんな甘いものではなかった・・・(←バカ)。


 そうこうするうちに(なにもしないうちにというか)、3月に入ってテレビニュースの勤務が連続してやって来たので、わが社が誇る帰国子女・さくらさんに自己紹介の仕方を一応相談したところ、さすがに素晴らしいアドバイスを頂き、ますますワタシの油断は深まる一方であった。(考えてみれば、さくらさんにとってはレベルの低い質問だったと思う・・・スミマセン)



 さて。あっという間に試験前日の3月3日土曜日夜。奥さんのおひな祭り特別料理を食べた後、試験の予行演習に入るのだった。時すでに午後11時。相変わらず村山家の夜は遅いのダ。

 何しろ予行演習であるから、奥さん(一応英文科出身)に試験官役をやってもらい、部屋に入って挨拶するところからやってみる。「May I come in ? ・・・ My name is・・・I am a tv news caster and・・・」おーっフリートークまではなかなか順調である。さくらさん協力ありがとう! 

 ・・・ところが!

「Please read the card silentry for twenty seconds.(このカードを20秒間黙読してください)」「All right.(分りました)」ひっひっひっ簡単簡単・・・・・・と読み始めたと思ったら、あっという間に奥さんのストップウオッチがピピッと鳴った。え、もう20秒スカ?マジ!?まだ半分くらいしか読んでないのに??!

 奥さんは情け容赦なく面接を進めていく。

 まず音読。ワタシの場合、はっきり言ってカタカナ発音だが、声の大きさが取りえである。また、声に出すことにより、文章の内容をつかむことが出来ホッとする。続いて五つの質問。最初のふたつは文章の一部をそのまま抜き出せばよいので楽勝。3問目のイラスト説明は・・・困った。絵と文章のポイントは分っているのに、それを説明する言葉がちっとも浮かばない。4問目・5問目の、自分の考えを求められる質問も全然言葉が出てこず、メロメロである。

 

 これはちょっと・・・やばいんでないかい・・・?



 自分の実力にやっと気づいたところで、試験前日の夜はあっさり更けていくのであった。合掌。



 続きは明日の日記で。(意外と長期シリーズ化・・・笑。でもこれって面白いんだろうか?・・・まあいいや、日記だし。ん?日記になってない???) 


2001年03月05日(月) 英語の話・・・その2(きのうの続き)

 まず、英検2級について改めて説明しておこう。


 日本英語検定協会によると、英検2級は「高校卒業程度レベル」とされている。キチンと予習復習をこなしている、割と(かなり?)英語が得意な高校生なら卒業前に受かる・・・という感じだろうか。きのうも書いたとおり、試験の内容はちょっと難しめの私大入試くらいである。合格率は、受験者の20パーセント程度と、結構低い。これは、学校から強制的に受験させられている高校生が多いせいではないかと推察するが、どうだろうか(笑)。ちなみに高校時代のワタシは赤点の帝王だったので、もし受けても「絶対に」落ちたであろう(笑)。
 

 さて、英検2級の2次試験は、すべて英語で進行される「個人面接」である。

 流れとしては・・・まず、試験官が待ち構えている部屋に入り自己紹介。若干のフリートークの後、英語の長文とイラストが書かれた問題用紙を受け取り、20秒間(!)黙読。その後、長文を音読。続いて、5問の問題が出される。第1問・第2問は、文章の中に答えがある問題。第3問は、イラストを英語で説明。第4問と第5問は、長文の内容を元に、自分自身の考えを問われる。試験時間は、おおよそ7〜8分。配点は、音読5点、質問各5点、アティチュード(試験に臨む態度)3点の、計33点満点で、19点以上が合格ラインらしい。


 今回、ワタシは2次試験受験にあたって、準備をふたつ行った。

 ひとつは、2次試験用の問題集を「ちゃんと」やること。ちゃんと・・・というのは、実はワタシ、勉強はしないくせに英語の問題集や参考書はヤマホド持っているのである。本屋さんでは真剣にほしい本を選ぶのだが、買うことで満足(安心)してしまう、典型的なツン読人間なのだ。

 ふたつめは、あらかじめ最初のフリートークで試験官から質問される項目の予想を立て、回答を用意しておくこと。


 ・・・だが、そこには、早くも落とし穴が。


2001年03月04日(日) 英語の話・・・その1(英検2級を受ける)

 なんだかやっぱり恥ずかしいので、ずーっとナイショにしていたのだが、ここ数年、英語検定試験を受験している。ワタシが受けているのは日本英語検定協会が主催している、いわゆる「英検」である。


 きっかけは、3年前(だっけ?)英検に「準2級」が新たに設定されたことである。2級と3級のレベルの差がありすぎるから・・・というのが新設の理由だったと思う。ワタシはもともと英語は得意な方ではないし仕事で使う機会も滅多にないが、大学浪人したときは結構勉強したし、2級は無理でも、準2級ならイケるんじゃないか・・・と思ったのである。果たして準2級は、前日に予想問題集をチラチラ見ただけで、1次試験のペーパーテストも、2次試験の面接もあっさり受かった。感想としては「共通一次(ふる〜い)に問題もレベルも似ている・・・」だった。


 翌年、2級を受験。全然準備せずに受け、1次試験で1点足りずに敗退。試験の感想は「ちょっとむずかしめの私立大学くらい」と言う感じ。それにしてもたった1点差で落ちたことに激しく後悔する。せめて前の日に熟語を10個くらい暗記しとけば、どれか出たかもしれないのに・・・(←志の低いコト・・・)。ワタシの場合、1次試験の点数配分は、単語・熟語問題が壊滅状態で、長文読解が満点、ヒヤリングがまあまあ・・・といった感じなので、なにを勉強しなければいけないかは明白なのだ。


 ・・・余談になるが、つまるところ「コトバは道具」に他ならず、アメリカでも日本でも、話す言葉は違っても「社会的常識」や「生活」にそうそう変わりはない。ワタシが日頃英語に触れていないのに長文読解で高得点が取れるのは、ワタシが社会人としてそれなりの経験を積んでいるからだと思う。分からない単語がたくさんあっても、著者が言いたいことは分かるから、正解できるのだ。ヒヤリングも一緒。日頃から周囲の人々と普通にコミュニケーションが取れているひとであれば、それこそフィーリングで、それなりの点数が獲得できると思う。(←落ちたくせに偉そうだコト・・・笑)


 さて半年後。結局勉強しなかったが、「前回1点差だから、意外と受かっちゃうかも」という甘い期待のもとに、再び2級を受験。結果は、2点足りずに敗退。(←バカ)


 ここまで来ると、さすがに試験を受けるのが面倒になり(考えてみれば何の努力もしてないのだが)、しばらく英検から足が遠のくことになる・・・。



 そして去年秋。1週間前から熟語の暗記を始めたのが効を奏し(?)、2級1次試験合格。仕事の都合で2次試験は受けに行くことができずキャンセル。次回持ち越しとなる。



 そしてそして・・・今日がその、2次試験の本番だったのだ!!(続きは明日)


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