恋のさじかげん
れのん



 アメリカへ。

今日から、アメリカに行きます。
失恋旅行二弾目、、と言うわけではありません。(あしからず)
彼とは相変わらず、連絡を取っていません。
私の携帯電話から彼の電話番号を削除してから、二月近くになろうとしている。
私から、電話できないといった状況になっても、
さほど、不便も感じない。
もともと、電話をする方じゃなかったからかな。。。
アメリカから帰ってきたら、また、何かが変わるのかな、、、なんて思っていたり。
新しい発見と、新しい自分を見つけに行って来ます。

2001年03月13日(火)



 人畜無害の男

人畜無害な男なんてものが、この世の中に居るのか、
それは、あり得ない事のようで、案外、あちこちに居たりする。
私にも、人畜無害の男の友達が居る。
彼は、関東に住んでいる人だが、始めて会った時から、
彼の好意はわかりやすかった。
オフ会の席で、みんなの前にも関わらず、告白されたこともある。
周りの友達も、大半が彼とつき合うことを勧めた。
それでも、私が彼の気持ちを受け入れることをしなかったのは、
もちろん、当時も内緒でつき合っていた不倫の彼が居たこともある。
けれど、決定的な決め手に繋がるものを彼の中に見いだせなかったことが大きい。
彼は、一言で言えば、「いい人」ではあるけれど、
ともすれば、「どうでもいい人」になってしまうような人。
不器用で、頑固で、私に甘くて、私に弱い人。
一人暮らしをしているころ、彼を部屋に泊めたことがある。
(もちろん、貞操はしっかり守ったー・笑。
さんざん酔わせて、さっさと寝かしつけたという防衛策、、。)
出張でやってきていた彼は、ホテルを取っていなかったから、
仕方なく、泊めたというのが、一応のいいわけ。もちろん、彼には魂胆が有った。
そういうわかりやすい下心を持っているにも関わらず、
私は彼を憎むことも、嫌うこともなく来ている。
たびたび、彼の言動にデリカシーのなさを見つけて、いらいらすることはあっても。
人畜無害の男は、私を和ませる為だけに居るわけではないのだろうけど、
私が唯一、わがまま放題を言えて、厳しいつっこみを入れられるのも、
彼だけなのだ。まさに、彼だけ。
それでも、恋愛感情がないとなると、それは人間愛なのだろうか、、。
前世では、彼と私は、姉弟だったような気がしてしまう今日この頃。。。


2001年03月09日(金)



 恋愛の教祖

恋愛の教祖と呼ばれる人達が居る。
そして、その人達の歌は、切なくて、でも最後には前向きな強さがある。
私は、そう言う人たちの歌を聴くのはあまり好きではないけれど、
古内東子の歌は好きだ。
「愛されてなかったのかな、一度も、一瞬でも・・・」
そう、彼女のCDから流れてきたときの驚愕は忘れられない。
私が、「愛していた」人との離別に苦しんでいる頃だったから。
普段は思い出すことの無かった、ううん、思い出さないように、
心にふたをして、気持ちが逃げ出さないように鍵をかけておいた心が、
その瞬間に、総ての抑制から飛び出した瞬間。
私の心が泣いていたのは、「愛されていなかったかもしれない」という不安だ。
今回の恋愛でも、私は、自分の「存在価値」を彼の中に見いだしたとき、
それが「愛」ではなく、「肉欲」だと思った瞬間の痛みを忘れられない。
「愛されて居ないのかもしれない」不安は、人の心にいつも巣くっていて、
非常に哀しいときに、その存在に気づく程度のものだと思う。
けれど、誰かを愛しすぎたり、好きになりすぎたら、
人は、その不安をいつでも思いめぐらすことになる。
どんなに普段からもてていても、人並み以上に綺麗でも、
スタイルがよくっても、不安なものは、不安なのだ。
不安は、様々な猜疑心や、嫉妬心、幻想を抱かせる。
美しくない感情は、人の美しさを壊し、時に、醜くもしてしまう。
信じていられないのは、貴方自身のせいだけじゃない。
彼の努力や、彼の思いやりが足りないことだって、その理由になるのだから。
恋をすると何度目であっても、初心者になってしまうのは当然のことで、
愛しすぎたら、自分を壊してしまうことも、真実。


2001年03月08日(木)



 自分をラクにする方法。

「自分をもっとラクにしてあげなさい。」何度となく忠告された言葉。
知らないうちに、自分を追い込んで、
知らないうちに、ストレスをためて、
知らないうちに、はけ口の無いことを悟って、
知らないうちに、我慢してばかりの私。
愛は、「心に愛を持ってる人じゃないと、与えられない」ってことを知った。
心が疲れ果てて、心が悲鳴を上げることも出来ないぐらい傷ついていて、
心が枯渇している人には、
誰かに、与えてあげられるような愛なんてものは無い。
不倫で疲れてしまっても、自分を忍耐にばかり追い込んでも、
少しも馬鹿にもなれず、少しもいい加減にもなれず、少しも責任転嫁しないで、
少しも人を恨まないで、少しも愛を疑わないで、、、、
そんな生き方出来やしない。
誰かが、「無茶しすぎ。」って言って、私の執着をひっぺがして、
誰かが、強引にでも、目を覚ましてくれるようじゃないと、
私は、気づかなかったんだ。
「自分をラクにしてあげるためには、肉体関係を結ばないで、
友情だけで成り立つような異性の友達を作ること。」
セックスをしたら、快楽は愛情に変わるし、躰の密着度が増せば、別れに近くなる。
友情だけで成り立つような「男」友達が私に居たら、
現実を戦い抜くだけの、支えになるのかな、、。





2001年03月04日(日)



 身軽になるということ。

身軽になって、新しい一歩を踏み出したいって思ってた。
そして、新しい一歩なんて、勇気が有れば、踏み出せると思ってた。
けれど、実際はそれほどたやすいことではなかった。
新しい習い事を始めても、女友達と出かけても、
吹っ切れないで居る影を、あたしは背負っている。
後ろ髪を引いているのは、他でもない自分自身なのかもしれない。
彼とは、終わったと言い切ったのはあたし自身なのに、
彼には、未練が無いのだろうか、とか、愛情の有無を確かめたいと思ったり。
自分でも自己嫌悪に陥ってしまうぐらい、あたしには一貫性がない。
「愛」って何だろうと漠然と、でも、一日中命題が回っている。
一言で答えようのない、あまりに広がりの大きい概念を定義づけることを、
難解なことを、あたしは、自分に課そうとしてる。。。
そこから答えが導き出せないうちは、彼からも脱却出来ないって、
本気で信じ込ませようとしてる?ただ、過去にしてしまうのが怖いの?
新しい恋が必要?なのかもしれない。
悩める憂いある表情は、春の曇り空に似合いすぎて、
憂鬱すぎて、ため息ばかりをくり返してしまうばかり。。。

2001年03月01日(木)
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