Love Letters
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「アクセスカウンターが10万ヒットになったら、
キリ番報告してくれた人に
何かプレゼントしようかと思ってるの。^^」
「小夜子の画像?」
「控えめな画像。(笑)
報告してくれるのは女性の可能性が高いし。」
「ふーん。」
「例えば、
私を知ってる人が
私の身体のパーツの画像を見ても
私とは特定出来ないですよね。^^」
「ほくろ4つだと特定されやすそうだけど。^^」
「そんなの、私さえも知らなかったんですけど?(笑)」
「小夜子を知ってる人ならみんな気づいてると思うよ。」
「そうかなぁ。でも、言われたことないですよ。^^」
ベッドの上で
あなたと抱き合う時、
あなたは
私の髪をそっとかき上げると、
私の左の耳たぶから
首筋にかけて、
熱い息をかけながら
キスの雨を降らせます。
だから、
あなたにとって
そこは馴染みの場所。
何度も繰り返しあなたに愛されて、
征服されて、
息が苦しくなるほど
甘く喘ぎながら、
あなたの愛撫に降伏した場所。
2004年02月28日(土) |
髪の色を明るくしたら |
今日は美容院へ行きました。
髪を肩まで切って、
レイヤーを増やして軽くしました。
色も少し明るくしました。
夜、あなたとチャット。
「来週、何を食べに行こうか?」
「まだ会えるかどうかもわからないのに、
何を食べるか決めておくの?(笑)」
「折角だから、美味しいお店に連れて行きたい。^^」
「いつも連れてってもらってるんですけど?^^」
私は
あなたに会えれば
ただそれだけでいいの。
二人きりで
ゆったりとした時間を過ごしたい。 ここ数日
あなたの会いたい気持ちが上昇中なのは、
多分毎日のように送っている私の画像のせい。^^
髪の色を明るくした私も
あなたに送りましょう。
あなたはまた言うかな。
もっと大きな画像を送るようにって。^^
今日、
あなたは有給を取って
病院へ行きました。
もし、
主治医から
薬を飲み始めてからの経過が良いと診断されたら、
午前中、
仕事に行く前にICQにログインしたら、
あなたはもう出かけた後でした。
その後、
あなたが診察を終えて
携帯に電話をくれたのですが、
私は仕事中で出ることが出来ませんでした。
携帯に伝言がありました。
来週末のデートの件はもう一度話をしようとのことでした。
伝言の声の調子から
あなたの体調があまり良くないと想像出来たので、
あなたが元気になってから会いましょうと
メールを出しました。
すぐにあなたから返事が来て、
疲れたのでこれからお昼寝するとのこと。
夜、ICQにログインすると、
あなたは既にログアウトした後。
メッセージが残っていました。
今日は電話で話せなくて惜しかったね。
少し昼寝はしたのだけれど、疲労が爆発してます。
今日は早めに爆睡することにします。
小夜子のナマ脚を想像しながら寝ます。^^
すれ違ってばかりの一日。
明日は話が出来るでしょうか。
あなたの体調が心配です。
私はあなたのキスを思い出しながら、
眠りにつくことにしましょう。
あなたから
会社の診療所で受けた
検査結果のメールが届きました。
今日結果が出るということは聞いていましたが、
いち早く私に知らせてくれたようです。
私も朝から
検査結果が気になっていたから、
それを聞いてほっとしました。
甘い言葉一つ無い
あなたからのメールだったけれど、
何も言わなくても
私が心配していることを
覚えていてくれたことが嬉しいの。
好きな人が健康で幸せであることが
私にとっても一番の幸せだなんて、
こんな恋愛
今までにしたことがあったかな。
会えない時でも
気持ちが繋がっていると感じられること、
それがとても大切。
抱かれたいと想う日と
抱きしめられたいと想う日があります。
抱かれたい日は、
身体があなたを欲していて、
抱きしめられたい日は、
心をまるごと抱きしめて欲しいと切望するのです。
今日は、
あなたとは関係なく
とても落ち込むことがあったから、
すぐにでも
あなたに会いに行き、
抱きしめて欲しかった。
今、
私よりつらい思いをしているのはあなただから、
私はあなたに甘えるわけにはいかないの。
ちょっと物事が上手くいかなくなって
前に進めなくなった時は、
きっと待てばいいんだと思う。
そうして
時をやり過ごすうちに
涙もきっと乾くから。
2004年02月24日(火) |
今朝の私、届きましたか? |
また画像を送ってと言う
あなたのリクエストに答えて、
もう一枚送りました。
「いいねぇ。おかずに採用。(笑)」
あなたって可愛い。^^
こんなもので喜んでくれるなら、
いつだって送ってあげられるのに。
今日は
あなたは日帰り出張でした。
夜、新幹線の中から電話がありました。
出張の日は決まって
出発前か帰りに電話をくれるあなた。
一時は少し気持ちが離れてしまった私達だけれど、
また、出会った頃の熱さを
取り戻しつつあるような気がします。
今日、
あなたから2つの画像が届きました。
1つは、
会社の人とお酒を飲んでいるあなた。
もう1つは、
後者の画像が
やたら大きいので、
見てるとこちらが照れてしまいます。^^;
後者の方を指して私が言いました。
「何だかこの写真、
エッチっぽい人に見えます。(笑)」
「実際エッチだけど。(笑)」
「会社でもこんな顔してたらまずいと思うけどなぁ。^^」
「同期には好評なんだけど。(笑) なんせこれは全社に配布されてるから。^^」
「それはこんなに大きくはないですよね。」
「会社で配布されたのは証明写真くらい。^^」
私のところに送られたその画像は、
PCのスクリーンがいっぱいになる大きさです。
「私、こんなに大きな画像貰ったのって初めて。(笑)」
「実物大?(笑)」
「私も送りましょうか?
実物大の太腿画像。^^」
「いいねぇ。^^」
「また、冗談ばっかり。(笑)」
「小夜子の太腿、好きだから。^^」
会えない時の画像交換。
これは結構楽しめるかもしれません。
携帯から動画も送れるし。^^
お風呂上がりの濡れた髪
しばらくあなたに
キスされていない唇
誕生日にあなたから贈られた
リングが光る薬指
あなたに愛されたがっている私を写して
あなたに送りましょう。
あなたが今すぐ
私に会いたくなるように。
2004年02月22日(日) |
何故あなたと抱き合うのか |
『恋するために生まれた』という本の中で、
最高のSexについて書かれています。
僕がこうでありたいと願ってやまなかったセックスとは、
肋骨と肋骨が繋がり、
血管と血管が結ばれ、
皮膚と皮膚が溶け合うような状態で、
相手の女性と一つになれるものでした。
何故あなたと抱き合うのか、
自分の心と身体に問いかけてみると、
刺激を求めたり
欲望を満たしたりすること以上に、
愛する人との
一体感を得たいからという答が
思い浮かぶのです。
あなたの肉体のみならず、
あなたの過去や孤独や知性といったもの全て、
あなたの魂をまるごと受けとめたいという想い。
今日はあなたの誕生日でした。
会えないあなたに
eバースデーカードと
携帯のiショット画像を送りました。
「あまりエッチくないでしょ?(笑)」
「全然エッチじゃない。(笑)」
「つまんない?(笑)」
「いえ。綺麗です。
ナデナデしたい。(笑)」
「おかずに使えますか?^^」
「想像力を駆使しないと。(笑)」
「じゃあ、今度はもっと工夫してみます。(笑)
次はどんなのが欲しい?」
「紐パンとナマ脚。(笑)」
『そんなの恥ずかしくて…送れません。^^;』
2004年02月21日(土) |
あなたの声が恋しくて |
昨夜、
帰宅途中のあなたから
電話がありました。
その時の優しい声が
まだ耳の奥に残っていて、
もう一度聞きたいと
心が欲するのです。
今日は一日、
子供達と外出していました。
歩き疲れて家に戻ったのが、
夜の9時頃。
明日の朝、
あなたに電話をすることにして、
今夜は
あなたの声を思い出しながら
眠りにつきましょう。
「この前、会った時、
時計が進むのがやたら速かったね。(笑)」
二週間前のデートを思い出して、
あなたが言いました。
あの日、
私は3、4時間あなたと話をして
家へ帰るつもりでした。
会う前から
あなたにもそのことを告げていました。
友達としての再会。
二人ともそのつもりだったのに…
いえ、
本当はお互い
心も身体も強く求め合っていたのに、
それを隠し通すつもりでいた私達。
でも、
やっぱり出来なかったのです。
会って話しているうちに、
私は、
あなたが好きでたまらない
ただの素直な女になってしまいました。
カフェであなたとお喋りしていた時間、
私が腕時計を見た回数は、
私の溜息の数。
あっという間に過ぎていく時間が
悲しくて…
きっと
あの時、
私の心の中は
あなたにすっかり読まれていたのでしょう。
「我慢出来なくなるのは、
いつも小夜子の方だね。(笑)」
いつだって
あなたはポーカーフェイス。
好きも
会いたいも
きっと少しだけ
私の方が多く言ってると思うの。
2004年02月19日(木) |
想いは振り子のように |
「小夜子は感情の揺り返しが大きいね。」
付き合いはじめの頃に
あなたに言われたことがありました。
私達の関係が
友達から恋人に移行したばかりの頃、
お互い意地っ張りな私達は、
些細なことで
よく衝突していました。
常に冷静で
感情を表に出さないあなたに
いらいらして、
想いの丈をぶつけたりもしました。
時には
ひねくれた言葉で
あなたを傷つけたり、
わざと
素っ気無い振りをしてみたり…
けれど、
そんな私の態度や言動も
そんな諍いを経た後で
あなたと和解した時には、
抑えていたあなたへの熱い想いが
堰を切ったように溢れ出すのです。
先日、
心が通い合わない日々の後で
あなたに抱かれた時、
互いの唇から漏れる吐息は、
いつになく
切なく、もどかしく
互いを求め合っていました。
船舶の設計士であるあなたは、
年に何度か船に乗ります。
「電車や飛行機に比べて
乗り慣れていないからかもしれないけど、
船ってちょっと恐い。
タイタニックみたいに沈没したらとか…」
「俺は、むしろ飛行機の方が恐いよ。」
「そう?(笑)」
「ああ。
何故、飛行機がちゃんと飛んでいられるのか、
論理的に理解出来ない部分がある。(笑)」
「そこまで考えて
飛行機に乗ったこと無いから。(笑)」
あなたは本当に飛行機が苦手らしいので、
どこか南の島のリゾートホテルで
あなたとのんびり過ごしたいという私の夢は、
永遠に叶わないでしょう。
船の設計士が
飛行機が恐いだなんて、
何だか少し可笑しいですよね。(笑)
2004年02月17日(火) |
Are you in love actually? |
友人と
映画を観に行く約束をしました。
ヒュー・グラント主演の『love actually』。
しばらくあなたに会えないから、
ラブコメディでも観て楽しもうかなと。
昨夜、
映画のホームページの
“Are you in love actually?”という相性診断で
あなたと遊びました。^^
面白かったいくつかの質問を
ここで取り上げますね。^^
「あなたが愛し合った場所で、
最もエキサイティングだった場所は?」
私の回答は、
先日泊まったばかりのお洒落なシティホテル。
それから、
「あなたの好きな身に着けるものは?
(もちろん脱ぐために!?)」
あなたの回答は、眼鏡。(笑)
これでは、まるで
私の方がエッチみたいです。^^;
「あなたは一目ぼれを信じますか?」
これは二人ともNoでした。
あなたに話を聞いてみたら、
第一印象で惹きつけられることはあっても、
恋には至らないとのことでした。
診断の結果、
私達の相性は110%でした。(笑)
映画宣伝用なので、
誰がやっても幸せな結果となるようです。^^
今まで
あなたとチャット中に
相性診断をやってみたことは何度かあるけれど、
いつも
信じられないくらい良い結果になるんです。これが。^^
先日、その理由が判明。(笑)
だって、
あなたは入力の仕方を色々変えたりして、
好結果となるように操作してしまうから。(笑)
「どうしてそんなことするの?(笑)」
「だって、俺達って相性いいでしょ?(笑)」
あのですね。^^;
それでは、相性診断の意味が無いんですけど?
あなたは、
病院で処方されたお薬を飲み
体調を維持しつつ、
今までと変わり無い
膨大な仕事量をこなしています。
しばらくあなたに会えない日が続きそうです。
けれど、これは誰のせいでもなく、
仕方が無いこと。
最近、
あなたは
休日も返上して仕事をすることが多く、
せめて
たまの休みの日は、
家でゆっくり休養をとるべきでしょう。
遠距離恋愛をする
エンピツ書きさんの男性から
メールを頂きました。
月に一度しか彼女に会えないのだそうです。
だから尚更のこと彼女が愛しくて
哀しい想いをさせたくないと書いてありました。
会えないということは、
恋人達の絆を
強くも弱くもするのでしょう。
そして、それは本人達次第。
メールやチャット、電話で
会えなくても会話することは出来ます。
あなたに無性に会いたくなった時、
私は、
PCの中のあなたの写真を見たり、
携帯に入っている
あなたの声を聞いたりします。
そうすれば、
不思議と気持ちが落ち着いて、
今度会う日まで
待てるような気がするから。
私が送った
バレンタインカードのお返しに、
あなたからも
eカードが届きました。
春になったら
色々美味しい食材が出て来るから、
一緒に食べに行きましょう
というあなたらしいメッセージ。
昨夜のチャットで、
去年のゴールデンウイークに行った
景色が美しい山間のお蕎麦屋さんに
また行きたいねと話しました。
肩まで伸びた髪を 少し切ろうかなと思っています。
色も今より少し明るくして。
以前、あなたに聞いたことがありました。
だからというわけではないけれど、
私の髪型は、
あなたと付き合い始めた時から
ちっとも変わっていないのです。
あなたの肩に凭れている時、
あなたの指先でそっと
髪を撫でられたり、弄られたりするのが好き。
春になって
あなたが元気になったら、
少し遠いところへ
旅行がしたいな。
あなたと寄り添い、
同じ風に吹かれて、
同じ綺麗な景色を見つめたいと思うのです。
するりと
浴衣の帯が解かれて、
私の白い太腿に
あなたの浅黒い脚が絡められた
はだけた
私の胸元に
頬擦りをするあなた
先端を
舐めあげられる悦びに、
あなたの髪を撫でながら
無数の
甘い溜息をつく
はだけた浴衣の裾から
あなたの繊細な指が
滑り込む
蜜で蕩け出した
熱い部分を
優しく掻き混ぜられて、
私の身体は
あなたを受け入れたいと
強く切望する
やがて
私の火照った身体は
あなたの熱いものによって貫かれ、
あなたと繋がる悦びに震え…
耳たぶを
唇を
首筋を舐められながら、
身体の全ての細胞が
あなたを感じている
甘いものが苦手なあなたに
チョコを贈ったことはありません。^^
あなたが
生きて来た道は
決して平坦ではなくて、
私が
あなたに出会った時、
人よりも苦しみの伴う人生を
乗り越えて来た
あなたの強靭な精神力に
感動すら覚えました。
あなたの別れの言葉すら引き出した
ここ1ヶ月の
あなたとのすれ違いは、
決して人に甘えないという
あなたの生きる姿勢と
深く関わり合っていました。
あなたは、
高校3年の時に
大きな病気をしています。
けれど、
あなたは持ち前の強さと明るさで
第一志望の大学に合格しました。
そして、
大学3年の時に、再発。
入院中の病院から大学へ通い、
卒業の為の単位を取得したと言います。
人一倍の努力と精神力で
好きな会社に就職し、
好きな仕事に打ち込んでいるあなた。
時折あなたの心を襲う
再発の不安を
周囲の人に感じさせないほど、
あなたはいつも
快活に振舞っていました。
「最近、体調が良くないんだ。」
年末から
あなたからそんな話を聞いていました。
1月の初め、
あなたに会った時、
心配する私に
「大丈夫。多分風邪だと思う。^^」
と笑って言いました。
私はあなたが無理をしていることにも気づかず、
あなたの優しさに甘えていました。
先週、
あなたに会った時、
あなたは病院の帰りでした。
診察の結果、
再発の兆しがあること、
あなた自身
その自覚症状があることを
初めて聞きました。
そして、
しばらくの間は
薬を飲んで、病状を見ながら、
今まで通り
多忙な仕事のスケジュールをこなしていかなければと
話していました。
「無理しないで欲しい。」
私が言いました。
「そう言われても、
仕事が舞い込んで来るんだから仕方ないよ。
どうやら鈍感な人には
普通以上に元気な奴だと思われるらしい。(笑)」
「具合の悪い時は、
私にはちゃんと言ってね。」
「それが、具合が悪ければ悪いほど言えないんだ。(笑)」
「私がこんな性格だから、
言いにくいんだよね。」
「いや、そういうことじゃないんだ。
ずっとこういう性格だから。
「お母さんにも話さないの?」
「話さないね。
大切な人には余計に心配かけたくないと思うから。
小夜子も同じだよ。」
「そう…なの。
だけど、
これからは私には話して欲しい。
好きな人のことを心配するのは、
負担なんかじゃないんだよ。
約束してね。」
「わかった。
なら、そうするよ。^^」
不覚にも
あなたの前で
涙を零しました。
「何か、悪いこと言っちゃったかな。」
あなたは
少し驚いた顔をしていました。
今週初め、
あなたが電話で明るく言いました。
「薬を飲み始めてから、
だいぶ調子が良くなったよ。
元気になったら、
小夜子と一緒に行きたい場所が
色々有るんだ。^^」
私はあなたという人間が大好きです。
私は
あなたのような人を愛していることを、
また、愛されていることを
誇りに思います。
あなたに抱かれた日、
バスルームの大きな鏡に、
あなたの感触が
まだ鮮やかに残る身体を
映してみました。
あなたの腰に
脚を絡めた時に付いたものでしょうか。
電話で
あなたに
この痣の話をしました。
「俺の体にも
それと似たような
大きさと形の痣があるかもしれないね。(笑)」
「お揃いの痣?(笑)」
抱き合っている時には、
無我夢中で
その抱擁の強さに気がつかないけれど、
身体ははっきりと
深く愛し合った証を残していました。
2004年02月10日(火) |
その瞬間は死に似ている |
「キスしてたら、
新たに気持ちの良いところを発見。(笑)」
「そうなの?(笑)」
愛しい人と
抱き合うと、
心がしなり、
身体が泣くように声をあげるのは何故?
あなたに触れられた場所は
薄紅色に染まり、
あっという間に
あなたの指先の虜となってしまう。
つま先で
全ての快感を受け止める時、
熱く硬直した私の身体は
瞬間
死んだようになるの。
あなたに愛されれば、
私はいつだって
こんなにも感じてしまう。
嬉しい筈なのに、
それが少しだけ哀しい。
私達は其の時、
モダンで洗練された美しさを持つホテルの
1階のカフェに居ました。
時をモチーフにしたカフェ。
黒を基調にしたシックな内装。
時計の形をした大きなオブジェと
フロアのタイルに書かれた大きな数字。
「明日の休日出勤、延期になったよ。」
あなたが
そう告げるまで、
ほんの数時間の逢瀬と
心に決めていた筈でした。
見つめ合って、
笑みが零れ、
心が緩み、
わだかまりが氷解していく…
帰りの時間を気にしていたのは
私の方だったのに、
自分からそう告げていました。
それから、
あなたがしばらく席を外し
戻って来た時、
「こういうのって
慣れてる奴みたいで嫌なんだけど。(笑)」
あなたは
少し照れたように笑いました。
「こっちにおいで。」
お部屋に入るとすぐに
あなたに抱き寄せられました。
「この唇なつかしいよ。」
離れていた空間を埋めるかのように
何度もキスを繰り返す
二人の吐息が熱く交じり合う
「ここも…なつかしい。」
あなたの手が
セーターの中に滑り込み、
私の胸の先端を摘む
「ねぇ。好き?」
「大好き。」
「ずっとこうしたかった?」
「あぁ。ずっとこうしたかったよ。
質問されてばかりだね。(笑)
小夜子は?」
「好き。
ずっと
あなたと
こうなりたいと思ってたの。」
「もう二度と
小夜子と
こんな風になれないと思ってた。」
「私も。
だけど、
ちゃんとこうやって戻れたんだね。」
私達はずっとキスをしていました。
話している時も
セックスをしている時も
ずっと。
2004年02月03日(火) |
infectiousな笑顔 |
「小夜子の笑顔は、infectiousでいいね。(笑)」
以前、
アメリカ人の友人にこう言われたことがあります。
あなたにも
「小夜子の笑顔を見てると気持ちが和むよ。(笑)」
と言われたことがあったっけ。
自分では意識していないけれど、
私が人と話をする時は、
笑顔であることが多いらしいのです。
昨日、
娘がこんなことを言いました。
「早紀のお母さん可愛いねって
よく言われるんだよね。」
「ほんと?誰に?」←喜
「友達のお母さんとか、
塾の先生とかに。」
「もしかして、
男の人にも言われたことある?」←期待
「そういえば…」
「そういえば?」
「新井先生にも言われたことあるよ。(笑)」
新井先生は、
以前早紀の担任をして頂いた、
スポーツマンでちょっと格好いい
人気の先生です。
「早紀、そういう大切なことは
ちゃんとお母さんに伝えてね。(笑)」
「おかしいよね〜。」
「ん?」
「お母さんのどこが可愛いのか…
私にはさっぱり理解出来ないよ。」←しみじみ
「はぁ。
そっか。だよね。(笑)」
本当に可愛いかどうかは別にして、(逃)
仕事で生徒達に教えている時、
家で子供達と話している時、
友達と会っている時、
私は、
笑顔であることが多いかもしれません。
本当に辛い時、
「思いっきり泣くといいよ。」
と人は言います。
だけど、
私は辛い状況でも
笑っていることが多いらしいです。
今まで
人前で泣いたことはほとんどありません。
辛い時に泣いてしまうと、
余計に
その悲しみから抜けさせなくなるような気がして。
辛い時の私の笑顔は、
その悲しみに負けないという
固い決意なのです。
小夜子
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