日記
起きても眠っている

2003年03月30日(日) 深刻な昼の決定

ジュラルミンの心で問う、添う小童の様

時間がない、生きているか知りませんか

とても無理だね、猫の毛が許さないから

勝手の指からできる塵の、焼却

明日なんて言い訳だと言う、犬の尻尾が

笑う、時の心が、痒い、蚊の、足

卑屈で来た振り返る黒の雪でも良い

伸びた髪と引き換えの、明るい電球、意味不明のエクスキューズと共に

時間がない、繰り返す唇が自動

まさにピアノの前の指、盲目の脚



2003年03月25日(火) みんな綺麗に消えてしまえば良いのに

何か上手くいかない
何か気に入らない
何かむしゃくしゃする

たとえばそれがプラモデルなら上からぐしゃっとね
たとえばそれが紙飛行機ならさっさとびりりだね

じゃあここは?
やってもいい?

・・・駄目。

やりたい!

・・・駄目駄目、やっちゃいけない。

何を?

ぐしゃ



2003年03月24日(月) 振り子が続く

揺れる・揺れ・揺・・・・・揺・揺れ・揺れる

どこまでも続くループ
終わらない素敵なループ

どこへも行かない
どこへも逃げない
どこへも行けない
どこへも逃げられない

理由は心の外で体の中
見えない振り子に惑わされるよ

死ぬまで続き

もしかすると死んでも続く

行ったり来たりの哀しいループ



2003年03月13日(木) 台無しの矛盾

僕は嘘しか言わない。

・・・この言葉はいつも偽。

僕は本当のことしか言わない。

・・・この言葉は真の可能性がある。

僕は僕ではない。

・・・この言葉の真偽は僕の定義による。

僕は僕だ。

・・・この言葉はいつも真。

僕は言葉が喋れない。

・・・この言葉は僕の頭の中では死んだ。



2003年03月11日(火) 予期の天だけ裏切る日

どこからも来ない。

(目には見えない、ように見える)

門は開かない。ただ消える。

(同じではない)

そこは白い。春の白。忘れゆく白。

(新しい子供たちへのオマージュ)

だから見えない。変わらない。でも戻らない。

(戻れない、ではない)

先達は下を向いて眠り警告する。

(戻れ、ではない)

状況は進む。知ってか知らずか。

(誰がだろうか、きっと僕だ)

これからも知ってか知らずか進むのだろう。

(本当は認めない、流れとビーバー、かもしれない)

自尊と軽侮に担がれた僕は神輿。

(というのは嘘だ、ということは証明できない)



2003年03月09日(日) ある居酒屋でのある男とある女のある話

(前略)

事故?ああそうなの、で、誰が?

・・・は?君?って怪我して無いじゃん

・・・え、じゃあどういう事故よ

じゃあ初めから言うなって!なんだよ言えないって
・・・泣くなって!

はぁ?手が多い?わけ判らんこと言うなお前は相変わらず
まぁ言いたくないもん聞くつもりはないけどお前親しき仲にも礼儀あ
は!?

俺が悪いって!?
・・・あのな、お前いま俺相手だからいいけど社会でたらんなことじゃ駄
は!?

訴える証拠もあるって何の話してんださっきからお前

・・・泣くなって!

(後略)



2003年03月08日(土) 苦しまない桜でスイッチ

楽に狂う

そっくり遡及

殊に今年は

低く飛空

リズムチェンジから始まる銀の一刻

理解できたら素敵と二時にキス

季節のかわり目に参上する誰に君に僕が

・・・で始まる四季に風と雲の歌が響かない

何も響かない

ただ石がそこにある


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