Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
DiaryINDEX|past|will
2012年05月31日(木) |
もっと鼻の穴がいっぱいあったらいいのに |
NHK総合。糸井重里と宮崎美子とクリス智子。しいたけ、204号、熊本産。幻の椎茸、森喜作さん(故人・桐生出身)が昭和17年に栽培に成功してはじめて世に出た品種。その後作られなくなり、平成13年に熊本県菊池市の「原木椎茸こだわり会」の7組の夫婦が復活させた。ワインのソムリエが「ビーフジャーキーとチーズの皮をあわせた香り」と評し、糸井重里が感動。もっと鼻の穴がいっぱいあったらいいのに、と。あはは。
小沢健二のコンサートで「ある光」がとても祝祭を帯びて歌われたのだね、と、 「ある光」はシングルで今ではなかなか入手できないだろう、 おざけん編集CDRを作ろうかな、カローラツーに乗って、なんて聴いてみたいなー、 戦場のボーイズライフなんてもう歌わないのかな、息が続かないかな、これもレアシングル、 それはちょっと、なんて胸がきゅんとするよ、
通り雨がコンクリートを染めてゆくの、さ。
きっといろんなことがかわってゆく。 にどともどれないみちをあるいている。 てのひらにかんじるうごくくうき。 ていねいにおちゃわんをあらう。
2012年05月30日(水) |
明日は四谷区民ホールで伶楽舎の雅楽公演 |
明日は四谷区民ホールで伶楽舎の雅楽公演があるのですね!■
こういうのにささっと出かけられなければ東京に住んでいる意味が無いではないか!
月曜火曜にしか休めない労働環境はあと何ヶ月続くのだろう。有給休暇を半日ずつ使えば、かなりのコンサートに足を運べるのだな!よし、9月以降に新たな有休が支給されるのを待つ、とりあえず現在の展望。
昨日思い付いて吉祥寺カフェズミに行ったのよ、なんと月曜火曜が定休日だとは知らなかった!午後のニュースで夕刻以降暴風雨の予想、楽しくなって傘を持って中央線を乗りに行っただよ。 吉祥寺ディスクユニオンを覗いたけど聴きたそうなのが無いのはハッキリ、益子さんのセレクトでなければ触手が伸びない身体になっているからなのね。 ハーモニカ横丁を歩いてみて、気に入ったワイシャツも無く、松屋の牛丼だけ食べて帰ってきた。 雨はちっとも降り出さず、大江戸線経由で練馬春日町で降りて春日町図書館でザッパとセシルテイラーとツェッペリンとジョンレノンを借りて帰ってきてパスタを食べた。聴いたことあるものばかりだけど手元にないので(すぐには見つからないので)何でも図書館で借りてしまうのだ。
『ロシア文化の方舟-ソ連崩壊から二〇年』(東洋書店)2011 鈴木正美さんの「ロシアのジャズ-今も続く芸術革命」論考収録。こないだNoBuisinessレーベルから2枚(モツクーナスのバンド、クリーヴァーが叩くピアノトリオ)購入して聴いた限りでは、前衛を抱えているなあという感興にしか至れなかった。それよりもこの本、ソ連崩壊以降の、400万から600万人になる移民の状況が赤裸々に感じられた。人々は隣の芝生は青いと夢を見て駆り立てられている。プーチン台頭の心理背景とかロシア正教のオーラが立ち上がってきている雰囲気も興味深かった。ロシアの人たちにはきゃりーぱみゅぱみゅの映像の快楽は伝わらないみたい。
『ランド 世界を支配した研究所』(文藝春秋)2008 東京大空襲の企画から始まったアメリカのブレーン。ゲーム理論、システム解析、囚人のジレンマ、インターネット、ベトナム戦争を創った。911は他人のふりか。
2012年05月29日(火) |
宮本浩次みやもとひろじエレファントカシマシへの失望 |
朝の新座から練馬に下ってくる川越街道途中。リゾート気分こんなところに。
NHKFM聴いてて、24年やってて21枚もアルバム出しているバンドで?、おのれのことをロック歌手ですから!と何度も語る柔らかいおっさん声で。はいい?小学生の頃にこのNHKに合唱で歌いに来ていました入り口とか変わらずに懐かしいです、という。女性アナへの制作話はコトバ遣いがまずヌルいし、へんなおっさんやなラジオ止めよーと思ってたら、さ、宮本浩次みやもとひろじエレファントカシマシではありませんか!
合唱やってたんだ、東京放送児童合唱団の頃ですね。北区赤羽からこれまた意外な経歴を知りました。
だけど46歳になった宮本浩次の声がわからなかった・・・!口調だってアンタダレ状態、影武者だってもっとマシだろ!さらに深夜になってNHKテレビで対談ものに出演してんのまで観たけど、あららら変なおっさんになってしまってるよおお!泣。
ウタにも説得力ないし。おれは10数年前にソニーから契約切られたあとのロックンロールなエレファントカシマシをまさに応援してライブに通ったんだが。こんな宮本浩次なんなら…。ガストロンジャーも奴隷天国も、今では歌えないな!それくらい見ててわかるぜ。しかし、おじさん50はかなしい!
09年4月にラジオに出演して女性アナにマジギレした事件があったそうな。そのあと謝罪文掲示して。そんなんなって歌いたい歌なのかそれ。
2012年05月28日(月) |
野田宣雄著『二十世紀をどう見るか』 |
午後2時45分に、晴れているのに遠雷、にわかに暗雲、小雨が上昇局面の株価のように大雨に。
井上陽水の「夕立」が耳鳴りする。カミナリ、集中豪雨、傘を持たずに駆ける小学生の光った黒ランドセル。
練馬の夏の夕刻の集中豪雨は、昼間の都心の熱気が北西に進み、茨城の太平洋側から走ってくる暖気と衝突!して、わきあがる上昇気流、積乱雲、熱帯雨林によって生成するメカニズム。
今日のは、それではない。
このところ大判の日本全図(地図)を見開いてうっとりと眺めるのが癒しになっているわたし。練馬の集中豪雨は関東平野だけのお話。日本全体を見ると、中国大陸に朝鮮半島とへばりついている地勢が実感される。
野田宣雄著『二十世紀をどう見るか』■(文春新書007)平成10年発行、を読んで、今なお雄弁なことだが、ボーダーレス化は中国のほうが有利な点であることに驚いた。日本系中国人として東夷秩序の末端に位置する未来への警鐘がある。千年紀のスパンで現代を見るときに、半導体遺伝子操作インターネット電子商取引などなどの新事象が引き寄せる「中世」・・・
日本語でこれまでと変わらない心持ちで暮らしてゆきたいよなー、て、立派なナショナリストなんだろーか。日本人ではなくていいけど、日本語人ではありたいかなー。
2012年05月27日(日) |
音楽評論家、吉田秀和さん逝去のニュース |
音楽評論家、吉田秀和さん逝去のニュース■を 小石川図書館と湯島天満宮に出かけてスカイツリーを眺めて帰ってきたパソコンで知る。
22日午後9時に急性心不全のため鎌倉の自宅で亡くなったという。98歳。
ちょうどその日の午後6時にぼくはNHK現代の音楽アーカイズシリーズの「柴田南雄」を聴いていて、 そこに収められていた若き吉田秀和の声を聴いていたのだった。
2012年05月26日(土) |
サラ・セルパちゃん、かわいいなあ。画像、左。 |
サラ・セルパちゃん、かわいいなあ。画像、左。 タガララジオ25 ■で書きましたが、
Jazz Tokyoでかよさんがレヴューされています>■
そいえばイタマキさんから25年前にいただいた編集カセットテープにあがた森魚エアプレインやメシアンとともに入っていたジョンケージの美しく儚いトラックは何でしたっけ。竜安寺とかいったかな・・・。
「う〜ん、覚えてない。けど、ケージだったら4’33”とWinter Musicではなかったかな。それより高橋悠治の「毛沢東詞三首」を多田さんがえらく気に入っておられたのを覚えていますが。」
いきなりの質問投球に有難う御座います。そうでしたか、記憶していただいてて感謝です。そ、その高橋悠治はどの盤のものですか?
「これですね。http://tower.jp/item/2025921/YUJI-PLAYS-YUJI-:高橋悠治:毛沢東詞三首-ローザスII-橋-I-メアンデル(12-1975)」
高橋悠治のこのCD、もう入手できへんのかなあ・・・
毛沢東、て、名前と顔しか知らん。
ジョン・アダムスの「Christian Zeal and Activity」というトラックは、鼻血が出るほど気持ち良かったのを思い出した。
2012年05月25日(金) |
耳の枠はずし「流動化された音響−橋爪亮督グループ『Acoustic Fluid』ディスク・レヴュー」 |
ああ、神よ、こんなに感動している山田一雄マーラー9番をぱみゅぱみゅレボリューションにCDトレイをかえるおいらをお許しくださいまし!
横山由依、指原莉乃、篠田麻里子、武藤十夢、松井玲奈、柏木由紀。 これが黄金鉄板のフロントラインナップだよな、やっぱし!6連単で臨みたい。横山の京都弁、指原のカ行の発音、篠田の象徴性、武藤の静止画、松井のスチュワーデスの赤い制服でおいでおいで、柏木のおっぱい、寝不足の夜勤で大騒ぎしていた。
昼間に、就職活動をしていた長男から内定が取れたと連絡があって、2時間睡眠で夜勤に2時間通勤をしながら聴いたマーラー9番にはじめてこの音楽の息づく景色を体験してしまい、ちょっとリスナーズハイ状態になっていた。
福島恵一さんがブログで、橋爪亮督『Acoustic Flude』がレビューされたと知る。
耳の枠はずし「流動化された音響−橋爪亮督グループ『Acoustic Fluid』ディスク・レヴュー」■
原田正夫さんがFaceBookでシェアしている。 「福島恵一さんが橋爪亮督さんのCD『Acoustic Fluid』のレヴューをご自身のブログにアップされた。WEBサイト com-post での同CDのクロス・レヴューを踏まえながら文章が進む。このクロス・レヴューのレヴューとCDレヴューの双方を成立させて鮮やか。結びの一文もいいなぁ。こんな見事なレヴューは滅多に読めるものではない。」
おいらが、ECMミュージシャンの名前で勝手な聴取を許してくれとCDレビューしたり、ライブレビュー■したり、「十五夜」は本領発揮ではないとか、グループの魅力の65%しか出ていないとか、つい、当のCDに収められた音から離れたところに彷徨っている様相を、福島さんはすっぱりと理解に導いてくれた。
林建紀さんの記述に騒ぐおいらに、「たださんだってカタログで書いていたのでは?」と(実際書いたことをすっかり忘れてしまっていた!)、フォローしてくれているし。
「十五夜」を“日本的感性”に結び付けてしまうのはもったいない。なるほど。
マリオン・ブラウンの『ジョージアフォーンの午後』とか、ヒルマー・イエンソンの『Traust』とか、アート・アンサンブル・オブ・シカゴのフリーダムレーベルコンピに入っていた「Roli Song」とか、ちょっと思い出すと。音数の少ないコトコトギイギイ系の演奏はかなり好きなわたしである。それでも、音楽は、時間は進んでいる感覚があるものである。
「十五夜」の2010年9月収録14分38秒テイクは、時間が静止する。なんか本当に京都の深夜の闇に山河の向こう側からの響きを聴いている気がしてしまう。これはぜったい日本人にしか出せない感覚だと感じる。危険な言い方だよなあ。あとから、演奏者への指示に「月になる、山になる、すすきになる、だんごになる、虫になる」というのがあったと知って、マジックの種明かしを知ったような気持ちになったけれど。こっちは知らないで、それと似た事態を聴取している。だいたいそんな指示で演奏する即興演奏またはジャズ演奏なんて、・・・ないですよね?
演奏者の意識すらを人間離れさせている前提。
鉱物になりたい、水晶になりたい、お茶碗になりたい、という感覚は、ある。世の中が辛いとかそういうことではなく。たとえば、喫茶茶会記でカウンターのお茶碗に見惚れている刹那に、わたしがそれを凝視している、わたしがそれである、それがわたしを見ている、という回路が生成する。
ううう・・・。また、何を書きたいのか、わからんくなってしまった。さあ、夜勤に出る時間だ。
2012年05月24日(木) |
小沢健二「東京の街が奏でる」 |
小説書き、伊藤螺子(いとうねじ)さんのブログ「宇宙船ウクレレ丸」から
小沢健二「東京の街が奏でる」に行ったこと(前編) ■
小沢健二「東京の街が奏でる」に行ったこと(後編) ■
コンサートのチケットに手を伸ばすことがないままだった。 サイトで申し込み要領をチェックしてはいたんだけど、仕事もお金も気持ちも都合もつかないでマラソンの給水を取り損ねて走る感じかな。 誰かが行ったブログで確認した。
2012年05月23日(水) |
1720年製のモンタニャーナのチェロ |
5月はきゃりーぱみゅぱみゅの『ぱみゅぱみゅレボリューション』と、マイ・ブラディ・ヴァレンタイン『ラブレス』リマスター、ポール&リンダ・マッカートニー『ラム』リマスターでいいんじゃないでしょうか。
21日のミッシャ・マイスキーにはどんでもない体験をしてきた。「1720年製のモンタニャーナのチェロ」がサントリーホール大ホールと交感していたのだし、汽笛や街の風景まで見渡せたのだから。
衝撃なジル・オーブリーのカイロ重層音響を何度も聴いているうちに、同時にいろんな音のフェーズを眺めることの訓練になるのであろうか。聴いたあとの、耳のアンテナの360度感覚は得難いものがある。
仕事をしていても、ちょっと意識をすると周りは騒音だらけになる。ひとの話を聞いていられなくなる。
だから、いわゆる普通の音楽、オーディオから楽しまれるために鳴る音楽、コンサートホールで鳴る楽器に対して、ちょっと違った視点で聴いてしまう、気になってしまうことになる。
2012年05月21日(月) |
金環日食とクリス・ポッターとミッシャ・マイスキー |
金環日食。午前7時34分。 練馬ではうまいぐあいに薄い雲がかかって、日食レンズ無しで肉眼でキレイにリングを観ることができた。羽衣に生地に透かしがかかるように金環リングが彫られていたようだった。
10年以上住んでいるとボロアパートの住人や地主のババアや酒屋のおいちゃんや老若男女貧富病健美醜の10数名がわかる駐車場で、一様の市民づらこいて、土民みたいなもんか、大震災が来たときには助け合うわたしたちの予感も少しだけ。
クリス・ポッターがグループ「アンダーグラウンド」で初来日公演をコットンクラブでする。行きたいけど都合がつかないので、みんな行ってらっしゃい。土曜日の児山さんのNHKFM「ジャズ・トゥナイト」でクリス・ポッター&ザ・DR・ビッグ・バンドの新譜から1曲聴いたが、なるほどデイブ・ホランドのグループで研鑽しただけあるポッターの成り立ち。
インプロヴァイズト・ソリストとしてのポッターのポテンシャルはたいしたものなんだが、自己のグループ「アンダーグラウンド」は決め決めスター街道でありポッター自身なんかよりタイコの活きの良さや建築鍵クレイグ・テイボーンの不貞腐れたようなフェンダーローズのちょっとした浮上に耳をくすぐられるものであるのが正解なのだからして、これをジャズの最高峰だのと浮かれるのもどうかなと思っている。今回の来日「アンダーグラウンド」にテイボーンは居ないのだから、おれなんかに言わせれば、違うバンドだろ?としか思わない。
レコード芸術2012年6月号にて、NHK「現代の音楽」アーカイブシリーズ『松平頼暁』が特選盤を獲得とのこと。そのうち聴く。 室内オーケストラのための「コンフィギュレーション」(1961-63)〈初演〉 弦楽四重奏とリング・モジュレータのための/コンボのための「オルタネーションズ」(1967) /マリンバとオーケストラのための/テープのための「アッセンブリッジス」(1968)
夕方から溜池山王のサントリーホールへ、ミッシャ・マイスキーを聴きに出かけた。バブリーな日本であった頃にスターになったマイスキーを、おれは聴いたことがなかった。
「1720年製のモンタニャーナのチェロ」というのは、どんでもない銘器だった。それは楽器ではなかった。楽器の響きではないすごい音が聴こえた。不吉とも郷愁ともつかぬ汽車の汽笛を耳にしたし、見知らぬヨーロッパのどこかの森に囲まれた街の景色まで見えた。
2012年05月20日(日) |
橋爪亮督グループ作品のクロスレビューレビュー |
「橋爪亮督グループ作品のクロスレビュー!素晴らしい!個々のテキストもクオリティ高くて、見解さまざまなのにすべてに説得力を感じるのだ。林建紀さんの視線は骨も皮も断つほどに鋭いと感じる(完全に師事したいくらいですう)。これこそ読み書きの歓びだ。」 と即座にFace Bookで反応したおいら。
おいらのレビューはJazz Tokyoに■置きましたが、さらにぶっちゃけたことを加筆するならば、このCDに彼らグループの魅力は65%しか出ていないということ。おれはね、スタジオでCDに収めることを前提とした時間的な制約をなくして、2枚組でもいいんだ、同曲2ヴァージョン収めてもいいんだ、そういう主張がある。・・・ちょっと言い過ぎた。一点だけ!このCDで「十五夜」はどこかトランスには至っていない演奏なのだと言いたい。
「ベースのつまびきに続いてカチャ、カチャと金属音、この打音の空間が支配するしじまの交感に彼らは揺れるトーンで漂い、じきに時間が静止する。響きの断片だけが置かれる。そこでは梵鐘が鳴っているようだし、遠く山の向こうからの空気が振動してくるようだし。密教寺の儀式とも東大寺の修二会とも地続きだ。14分38秒。」(タガララジオ17)
わたしはこの2010年9月のテイクを多少音質の統一感を損ねても、入れて欲しかった。おれがレコード会社を作ったら、このテイクだけでCDシングルとアナログを生産する。
Com-post 橋爪亮督グループ「Acoustic Fluid」クロス・レビュー■ を読む。
後藤雅洋さん。「Home」の旋律路線をもっと推し進めていい、NHKの大河ドラマのテーマとかに一発採用されてメジャーになるのが現実的に早いとわたしも思います。
須藤克治さん。さすがマンフレート・アイヒャーが聴いたら、的確に同じ反応をすると思いますね。白のカードの裏は真っ黒という指摘は、必要な批評だと思う。だけど彼らの歩みには無いものねだり、おいらも当初は彼らに物足りなさを感じていた。
柳樂光隆さん。なるほどチルアウトかあ。おいらにとって00年代以降のECMは終わってしまっていると思っていたのだけど、福島恵一さん原田正夫さんとカフェズミで「ECMカフェ」で1曲かけたときに、即興もECMも当初から響きをモンダイにしていた、なり、個ではなく匿名性のサウンドと考えのパラダイムがズラされたときに、終わったと思っていた「70年代ECMサウンド」がリアルに聴こえてきたのだけど、その感じを連想しました。
八田真行さん。ディスクガイドシリーズ#38「ピアノ・トリオ」でのたくさんの金言で、追っかけCD購入をしていますおいらですが、さすが。齢三十二にて寺島靖国の境地とは・・・、えええっ?そんなにお若いのですか。すげー才能だな。
林建紀さん。“ECMの理念「力は静から生じる」は白人イースト派の鬼才ジミー・ジュフリーが率いた前衛トリオの楽想にほかなるまいが”まで読んで電流が走った。“1950年代のニューヨークの白人イースト派の音楽とは決して無縁ではない”、まさに益子さんが選曲で示しているところではないだろうか。
原田和典さん。“管楽器にしても歌声にしても、そのサウンドは音楽家の体型を反映する”これまた金言だなあ。アイドルを視聴体験するところともつながるものがあるはずですね。
益子博之さん。右脳と左脳の話はあんまり信じたくないおいらなのですが、橋爪がニューヨークに行かなかった理由も、林建紀さんが“黄肌か”と書いたところも、“日本人が西洋由来の楽器でジャズを演奏することの意味と、自身のアイデンティティを常に問われ続けてきた”という橋爪のシンプルだが苛烈な姿勢と、そしてやはり「十五夜」が孕んでいる可能性と。あれれ、文章になってねえや。
村井康司さん。クロスレビューのトリを、さすがの過不足ない定置でしめている。ここまで読んで、8本のレビューがいわば交響曲のように響き渡ってきたのだった。こんなにクロスレビューで感動したのははじめてだ。
というわけで、音楽を聴いて読み書きする中毒になっているリスナーとしてとても楽しい時間を過ごすことができました!
だいたい何なんだおこの編集CDR、高柳昌行セカンドコンセプトの電流走るオルガンの10数分から、タブー・レイ・ロシュローから、クイーンの「ブライトン・ロック」だなんて、自分でいつ作ったのか。
夜勤を終えてへたれて帰ってくるのに元気になりまくり。
音楽と気晴らし。
高校2年に学年トップを取ってガールフレンドを作ったあたりでおれの人生は出力停止のグライダー飛行である。黒板に目を向けながら、視界は黒板がガラガラ崩れてクイーンのメンバーが「ブライトン・ロック」を歌ったり、レインボーが「スターゲイザー」を演ったり、バウワウが「天国行超特急」やって、ポールマッカートニー&ウイングスが「ヴィーナス・アンド・マース〜ロック・ショー」を歌うのをよだれたらしながら観ていたのだ、脳内では。そうそう、いつまでも憶えておこう、こんな恍惚とした青春を!と、思っていたのだっけ、今思い出した。
いま、おんなじだじぇ。
朝比奈のブルックナー7番、クレイグ・テイボーン、ジル・オーブリー、マーク・フライ、ヤコブ・ブロ、橋爪亮督グループ、メアリー・ハルヴァーソン、
2012年05月17日(木) |
21世紀を制覇するドラマーは橋本学だ |
おお。神ドラマー橋本学がソロ公演を行なうのか!これは必見である。
このところ聴くジャズ新譜に「はいはいジャズっすねー」「これはポップスでしょう」と、いかにも遠い目のままなわたくし。益子博之さんとの四谷音盤茶会でかかる新譜に耳が拓かれてからというもの、「ジャズというマーケットでアリでしょう」と双眼鏡でジャズ群島を眺める心持ちがしている。大陸棚や海溝・海淵のありかを潜行するのがわたしたちの役割りなのである。
ニューヨークのジャズはポール・モティアンが不在になったシーンで、エリック・ハーランドを最高峰とする山脈だけが残されたような気がしている。
感覚的にトーマス・ストローネンが気になっていたけど、こないだのFOODの来日ツアーは都合がつかなかった。お財布の都合も。
4月20日の橋爪亮督グループ■で、これは時間のモンダイだと確信した。
21世紀を制覇するドラマーは橋本学だ。モティアンもクリステンセンもジムブラックも外山明もアウフヘーベンして立つ。身体の根っこはジャズである。現代ドラマーはオーケストレーションすら指向しているがジョン・ホーレンベックのような資質がどのような色彩を放って備わっているのかがこのソロ公演で明らかになるだろう、しかしながらそれは余技でいい。どう音楽をグルーヴさせ沸点に持ってゆけるのかという力量は世界レベルだ。
しかし、おれの耳はゴーマンだよなあ。
そういえばJazzTokyoは月刊になったのでした。
2012年05月16日(水) |
タダマス5(2012.04.22)の写真 |
タダマス5(2012.04.22)の写真。撮影月光茶房原田正夫氏。
「ジャズに聴こえないジャズの未来」というアンテナで益子博之(音楽批評)氏のセレクトを体験する、先鋭的ジャズのミュージシャンたちを目の前にしても通じる!世界的にもヒリヒリする実感のあるイベントなんであります。アーティストの作家論とか選曲者の趣味とかを大きく逸脱した試みだと思うんですが、わたしは参加するたびに耳が崖から落ちそうになってドキドキしっぱなしなんです。
頭頂部の薄くなった頭髪がそれを物語っています。
・・・いや、ジャズの現在を物語れなければならないのです。体感としてのジャズ、と、ジャズのフォーム、明らかに断層があり、今のところは驚いている実感の集積でしかありません。その実感を共有しているところを、どう言葉が交差して編まれてゆくかがいずれ果実になると思うのです。
2012年05月15日(火) |
親父50のすすめるジャズ盤となすびの花には万にひとつも無駄が無い |
親父50のすすめるジャズ盤となすびの花には万にひとつも無駄が無いという格言があるとおり、夜中に長男22と会ってきた。やさいが食べたいと長女かなみん24も出てきた。
キース・ジャレット・アメリカン・カルテット『心の瞳』 橋爪亮督グループ『アコースティックフルード』 フレッド・ハーシュ・トリオ『ウィール』 マイルス・ディヴィス『カインド・オブ・ブルー』 ジョン・コルトレーン『バラッド』 ジョン・コルトレーン&ジョニー・ハートマン ジャコ・パストリアス『ワード・オブ・マウス』 『バド・パウエルの芸術』 カート・ローゼンウィンケル『ネクスト・ステップ』『ハートコア』
なぜこの10枚なのか!心あるジャズファンの方は眉を顰めるだろう。
いや、ほんとなら、パーカーのウィズストリングス、アイラーのスピチリュアルユニティ、メセニーのファーストサークル、エリントンのマネージャングル、マイルスのカインドオブブルーを揃えるつもりであったのだが、行き当たりばったりなわたしだ。
おとうちゃん何聴いてんの? こ、これはコンゴ音楽のマイスター、タブー・レイ・ロシュローなんだが。
『心の瞳』はジャケが黒縁くろぶちであり囚われて外界を眼差す精神性を指しているところは若き日に閉ざされて聴かれるべき飛翔の音楽である。ジャズなんかではない。
ずっと姉弟のマンガ談義で盛り上がっており、おれが浦安鉄筋家族とこち亀とあずみと咲がいいと話すと、いいだけダメ出しをくらう。麻雀マンガ『咲-saki-』だけは認められた。
コンビニにコーヒーを買いに行って、篠田麻里子のグラビア(傑出した出来でもある)の『プレイボーイ』か、飯田哲也×金子勝「この期に及んで原発を動かしたいこの国を潰すつもりですか」の『週刊現代』か、どちらを買おうか悩む。
世は乃木坂46の清純なイメージであり、カ行の発音がすばらしい「それでも好きだよ」指原莉乃の声である。
今日のFB
いつだか四谷いーぐるを20数名のECMファンで貸し切りにしてビョルンスタやマイブラやストラーダや・・・をかけて楽しんだことがあります。不失者の轟音を大音量でかけて竹田賢一さんにワタシこれ好きなんですよおと言ったらにっこりされてました。灰野敬二のwikiチェックしたら、竹田賢一・灰野敬二・阿部薫が「軍楽隊」を組んでいたと!し、知りませんでした・・・。音源は存在するのでしょうか。・・・もうわたしの脳内で鳴りやまないのですが。
喫茶茶会記 ドキュメント灰野敬二 7/7 より渋谷シアターNにて 茶会記もロケ地です!
おお、耳のウルトラ6兄弟、さすが喫茶茶会記でございます。灰野さんを茶会記でやったのですか!パチパチパチ。
2012年05月13日(日) |
井上陽水の「帰れない二人」 |
Iphoneアプリのボーリング・ゲームで288得点した。あと、一度倒れたピンがピタっとまたレーンの上に立ってしまう現象が起こった、これは1481ゲームやって初めての現象。
Face Book で22時過ぎに「オナニーなう」と書いたのは友人のいたずらであると主張する19さい次男の真偽のほどは置いとく、それに「いいね!」を押せなかった、エアギタリスト父子競演!と突っ込みを入れられなかったおれはまだまだ未熟者である。
タガララジオ27を入稿せり。ミスチル「蘇生」を出して例のナショナリズムな動画を紹介してしまったのはいいのかわるいのか。
仕事中にあまりにミスチルがかかる、若いカップルが楽しそうに「HANABI」を口ずさんでいる光景につられて、ついいい曲だなあと思う。「もう一回、もう一回」。限定発売ベスト2種、すべてお店で売り切れたので違うアイドルグループのPVに変わった。
なにがもう一回もう一回だ。
タガララジオ27は冒頭がダイヤモンドマインでラストがマークフライ盤。イギリスのどこかから響いてきたこの上ない逸品二枚。
佐野眞一「あんぽん孫正義伝」と宮台真司の脱原発対談を送った札幌の叔母さんから手紙が届いた。便箋には、「またランチデートにでかけようね」と綴った出さなかった姉への文字が残っていたという。わたしが幼少から耳にしていた「ねえちゃん」「あきこ」と呼び交わす声は、宮下で亀田港で、砂川で、白石で、手稲で、羽田空港で、白い病室で。中学生の姉と3歳児の妹の呼び交わしあいがそのままだったのかと思う。
母の葬儀で棺の中のおでこにおでこをつけて、3月に二月堂の須弥壇の煙の中に小さくなって消えていったのを見送った。奈良に向かう高速道路はジョビンやアジカンやDCPRGで、軽い躁状態で祝福に満ちていたのは、昨年10月の最期のおふくろとのドライブ積丹半島一周に思い付きで「じゃじゃ馬億万長者だぜ、明日無き暴走だぜ、おふくろ」と走った一日と続いていたからだ。
通夜に「おれはさ、マザコンなんだぜ!」と言ったおれを従兄弟のよったんがやたら反応していたな。おれはおふくろが死んでから泣いていない。泣くというのがずっとわからないでいたんじゃないか?と思えるくらいだ。音楽を聴いてよく泣いたと書くのはただの修辞だ。
看病で一週間札幌の病院に泊り込んだときに、叔母を手稲まで送りにドライブした。叔母はぼくにとって最初のマドンナだったから、叔母が結婚したときにそのパートナーはぼくにとって最初の乗り越えるべきライバル像を提供した。スキーがプロ級の腕前でギターが巧くてレタリングアートで食べているダンディな男がぼくに教えてくれたのは井上陽水の「帰れない二人」だったから、そのドライブの気持ちに色濃く反映していたのはおれだけが感じていたこと。
ダンディな叔父のオーディオを見ていたら、井上陽水や小椋佳やピンク・フロイド『狂気』があった。ピンクの心理学者の狂気とは?クラスメートに話すとピンク・フロイドの『原子心母』とイエスの『危機』を買えと言った。
そんなことを書いていると、今のおれはその軌跡をずっと辿っていることに気付いてしまうのである。
2012年05月10日(木) |
アムステルダムの光芒 BGM:Mr. Children 蘇生 |
蘇生して聴くのだろう、なんて書いた直後に、金子夏枝さんがこんな動画をFaceBookでシェアしていた。
金子夏枝 「ぜひご覧ください。力が湧いてきます。 大東亜戦争をこのような視点から見ると死んでいった兵士たちの御霊も救われる思いがいたします。昨年の3.11以来、困難な事態に瀕している今の日本を思うにつけ、画像に写っている兵士たちのような清い気持ちで闘わなくてはといけないと改めて思いました。 秋ゆかりさん、貴重な情報をありがとうございました。」
アムステルダムの光芒【照らされた日本の誇り】 ■ アムステルダム市長で、その後オランダの内務大臣に選ばれたエドゥアルト・ヴァン・ティン(Eduard van Thijn)氏の言葉です。(日本ではよく、「サンティン」と誤って呼ばれています) アジア諸国だけでなく、戦勝国側でも、大東亜戦争における日本の正当性を認める声が上がります。現在、日本に謝罪と賠償を求めている...
アジアの極東でぼくがかけられていた魔法は誰かが見破ってしまったトリックに溶け出した、という歌詞は911をめぐるアメリカに対してだとこの曲が出た2001年に考えたのですが、まったく先の大戦のことでも実に合う歌詞なのでとっても感動しました!
2012年05月09日(水) |
昨夜の月光茶房強襲!にて店主原田正夫撮影 |
んぐぐぐ、だれだこのおやじ。やはりこれは糖質制限して1999年当時のスリム化した68kgのおれに帰還せねばなるまい!現在83kg。花嫁募集中。昨夜の月光茶房強襲!にて。店主原田正夫撮影。
服部正嗣 (ds, electronics) × 千葉広樹 (b, electronics) のデュオ・ライヴ音源 (CD-R, La Ronde Okotie vol.5/Saravah TOKYO, 2011.8.28) を聴くの図。
「活かそう!発達障害脳、いいところを伸ばすは治療です」長沼睦雄著・花風社 おれ自身が自閉症とか発達障害だったかなあと思う。 しかしこの本読むと、どこか弱いところがあると他の部分のちからが強まると書いてある。
“脳は外的環境や内的環境から過剰な刺激が入らないように、「意味」というフィルターで護られている。入力情報に「意味」をつけることで刺激をより分けている。”…なるほど。
ミスチルの2001-2005年ベスト盤が出ている。クラシックのコンサートに通い始めてからミスチルが聴けなくなっていたのがこれまた不思議なんだけど、今も聴こうとはならなくて、かかっていると懐かしいだけなのだ。でもそれはほんとうなんだろうか。この熱病は解けないだろうと、思っていたのに。きっとある日、夢中になっていた頃の身体感覚を、電気ショックのように蘇生させて聴くのだろう。
01. いちょう並木のセレナーデ / 原由子 02. 天使たちのシーン / 小沢健二 03. 同じ月を見てた / ゴーイングアンダーグラウンド 04. さよならをいう前に / 小林啓子 05. 恋するロメオ Romeo / Mr. Big 06. 恋の花 / 吉井和哉 07. 草原の輝き / アグネス・チャン 08. ダンシング・クイーン / アバ 09. 学級崩壊 / 相対性理論 10. All My Love's Laughter / Art Garfunkel 11. 半端なCじゃありません / 高田渡 12. ハッスル / ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー 13. スカイ・ハイ / ジグソー 14. 愛こそがすべて 15. ロッキン・ルージュ / 松田聖子 16. メーデー / バンプ・オブ・チキン 17. 18. LOVEずっきゅん / 相対性理論
2012年05月08日(火) |
無意識は意識に先行する |
副都心線に乗って明治神宮前で地上に出ると新しい建物が。東急プラザ?らしい。
今日の金言「無意識は意識に先行する」
本でいえば・・・「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書) コレか! ■
このところ激しく記憶が失われている自分であり、「こないだも話した」「5回言った」「何回言ったら憶えるんですか!」と会うひと会うひとに言われるばかりでめげていたが、いいのである、理路整然としてなくていいのである、合理的でなくていいのである、思い付きでいいのである、記憶に囚われてわ負けなのである。
今日の月光茶房は武満徹の『波の盆』が良かったなー。
世界の三大メジャー、ソニー、BMG、ユニバーサルが2012年にCD制作を打ち切る方針である・・・て、今年じゃないか!まあ、おれが聴きたいCDは・・・ECMでもマイナーなんだろうが。
NHK観てて。高速バスの事故でツアー会社は17万円で発注し2社が1万円ずつ中抜きし、陸援隊が15万円で受注していたそうだけど。日雇い運転手は1万円だという。 陸援隊はバスの管理だけでひとつの運行で14万円得るというのが酷いのではないのか。 末端労働者の賃金確保の枠組みをしっかりするのが着手点なような気がする。
日経新聞では上場企業の大半が収益を大幅に上げていると報じられ、一方では電機業界では数万人規模のリストラが実施されていると報じられ、年収5・6百万円の中産階級の没落が見える。一般家庭が子供を2人育てるには年収どれくらいが必要なのかな、手取り月30万で年360万、税込み500万弱というところだろうか。
音楽を聴くのには時間とゼニが必要だ。
2012年05月06日(日) |
エディソン・デニソフ |
午後突如の乱雲に続いて雷雨。1センチ大の雹。
図書館でクレンペラーと川上未映子を借りて、区民プールで歩いたり背骨だけで前に進んだりして体温確保の温水でいいだけ温まって、帰ってホッケを焼いて食べて午後の睡眠に入ろうとしたところ。
夕方夜勤に向かうと、NHK-FMが現代の音楽をやっていた。 エディソン・デニソフ特集か。64年の出世作、インカの太陽。なんともつまらない作品だ。なんだよ57年松村禎三阿知女の真似にしか聴こえない。 デニソフの発言や経歴からすると好きになりたいんだがな、ああ無理だわ… …今日の関東平野の乱暴な空模様に負けているもの。
ゆうべの深夜便で聴いたハリー・ベラフォンテの陽のあたる島のオケとボンゴとウタの引きつったバランスの妙のほうが今日は気になる!
あ!菊地成孔の夜電波、聴きそびれた!日曜の夜!
今夜の深夜便はクリフォード・ブラウン特集。with Strings の録音を弱冠23歳で果たしたブラウニー。Easy Living はエンリコ・ラヴァのECM作品名だけど、ブラウニーのこの演奏が元なのかあ。
今日でGWが終わる。乃木坂46と指原莉乃が席巻したGWだったか。鮮やかだ。
日経朝刊、編集手帳
画家の安野光雅さん86がまだ若いパパの頃である。自宅に指圧師を招いて、肩を指圧してもらった。顔をしかめて痛みに耐えていると、当時3歳のお嬢ちゃんがどこからか物差しを持ち出して、指圧師の頭をぶったという。
いい話だなあ。親の恩、子の恩。
2012年05月04日(金) |
タガララジオ26全盤開通 |
わたしの生きがい作文タガララジオ26■が全盤開通でございます。大皿ばかりを並べてしまい調理不足の感もありますが、次号ではオーガニックにしよぉ。おいけいま、おいこい、音読推奨。あー、CD買うのうれしー!
夜11時すぎ。NHK-FMで、し、渋谷陽一??? 渋谷陽一!のワールドロックナウを聴く。何十年ぶりたらう… お、おじいちゃんになってるううう、渋谷陽一も、おれも。 アラバマ・シェイクというバンド、ツェッペリンのカバーをやっていたアマチュア時代ときくと、まさに「基礎がしっかりしている」渋谷陽一、と思いました。 全然新しいドキドキが感じないのに、…たいへんだなあ渋谷陽一。 益子博之の選曲のほうが500倍いいぞ!まじで。
あ、ドキンちゃん! バティスト・トロティニョンが6月24日にコットンでソロ公演あるって? 5000円かあ…。たばこ銭にもことかいている昨今、難しいなあ。
ライブハウスの店子しているウルトラマン青山先生から葉書が届く。 お金ができたらECMのTresureとImpulseの菊地成まさを買いたい、と。意味わからん。原文まま。相対性理論と西野カナが好きな青山でした!と。原文まま。 ううう。なんと返信しようかなあ。 お金ができたらECMのジェズアルドとヨルミン、どっちもジャケがヤバすぎる!大傑作の予感!を買いたいです。 メアリー・ハルヴァーソンと指原莉乃が好きな多田でした、
あたたた。タガララジオ26蘇生再生モードで気分良く書けていたんだけど、ジャケットをずらっと忘れられた。やっつけ仕事してんな!と不服申し立てたら、次回から校正やらせる!と逆噴射されてしまう。そうよねえ、載せていただいているだけでありがたいことなのでした。思いどおりの表紙にもならなくてジャケットも無ければ、…、ううむ、なるほど、文章だけではとても読めたものではないテキストの芸になってなさ、が、明白。ちょっと、出直そう、おれ。
せっかくプーさんがブルーノート来日公演するというのに、まったくゼニがない。CD売り払うだけのガッツもない、いや、売りたくない!
こおいう時期は、図書館通いだけで過ごすのだ。 パヴェーゼ作品『祭の夜』岩波文庫、1953年に刊行された短編集が翻訳された。 ゼーバルト以来の魅惑的な作家との遭遇なのだわ。
2012年05月01日(火) |
映画『世界の中心で、愛をさけぶ』・芦野温泉 |
わたしの父方の祖父の祖父は四国の高松から出ている。 西本願寺だか東本願寺だかの位の高い僧になったものがおる、とか。 三男坊のワタシの父が幼少期の子どもの火遊びで屋敷を燃やしてしまい新十津川から一家は砂川に出てきた。 新十津川は奈良県十津川村で1889年に起こった水害で罹災した農民が入植した村だ。
高松がロケ地である映画『世界の中心で、愛をさけぶ』DVDを観る。
おお、ここが高松なのかー。そのうち高松に行かないとな。
栃木県の芦野温泉日帰りする。 ヒアルロン酸に浸かっているような泉質といい、局部がシビれる薬湯といい、すげえもんだ。 浅草の蛇骨湯、函館の日の出湯、いわきのさはこの湯を抜いてナンバー1の座に君臨するかも。
|