Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review
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2009年10月26日(月) |
来る11月11日、チェコ大使館内映写室にて『チェコ・ジャズ入門』があります |
来る11月11日、チェコ大使館内映写室にて 『チェコ・ジャズ入門』■があります。
チェコ・センター講演 「チェコ・ジャズ入門 〜大統領もお気に入り〜」 チェコのクラウス大統領が大のジャズ・ファンだってことはごぞんじですか? プラハのお城でしばしばジャズ・コンサートを開くくらいの本気ファンです。実はチェコにも他の欧州諸国と同じように長いジャズの歴史があります。抒情的な旋律美や、まろやかなスイング感がチェコ・ジャズの大きな特徴と言えましょう。天才フルート奏者イジ—・スチヴィーン、ピアノの詩人エミル・ヴィクリツキー、日本でもカルト的な人気のヴァイブ奏者カレル・ヴェレブニー(SHQ)といった世界的に評価の高いアーティストを中心に、実際にサウンドにも接していただきながらチェコ・ジャズの精髄をご紹介したいと思います。
講師 岡島豊樹 元「ジャズ批評」誌編集長。現在、中欧・東欧を含め広く欧州ジャズをリサーチするジャズ評論家。■
日時: 2009年11月11日(水) 19時〜20時30分 (開場 18時30分)
場所:チェコ大使館内映写室 入場無料/定員70席
★開演後の入場はできませんので、ご注意ください ■ 申し込みは上記サイトから直接チェコセンターへメールで、とのこと。
2009年10月25日(日) |
星野秋男著『ヨーロッパ・ジャズ黄金時代』 |
星野秋男著『ヨーロッパ・ジャズ黄金時代』■(青土社)出版記念パーティに出かける。 日 時:2009年10月25日(日)17:00-20:00 場 所:吉祥寺Sound Cafe dzumi ■ 武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F Tel:0422-72-7822
むかしからジャズ批評の記事を読んでてすごい怖いひとだと勝手に思っていたおいら。 ECMとその周辺だけをへらへら聴いているおいらなんかと会ったら即座に「く、喝〜っ!」と怒られるものだとばかり思っていました。 ディスクユニオンに出かけると短くて2・3時間、長いときは7時間も棚をチェックするという伝説のお方。 すべての棚に自分の知らないアイテムが入荷してないかをチェックしないと落ち着かないとのこと。 ぐう。最盛期のおいらでもECMとフリーの新品・中古と中古の新入荷をチェックする45分がせいいっぱいであった。 おそるおそるごあいさつするとにこやかに応じていただけ、物々交換しかできない東欧圏とのやりとりの苦労話などまぶしそうな目の表情で語る星野さん、「熱帯植物250鉢や爬虫類の世話もあり睡眠時間を3時間以上とることはないのです」とも。じつにチャーミングでさえある。
あー怒られないでよかった。 しかし。 永遠のロック少年テリエ・リピダル、と、自動的に書いていたおいらは、この著作にしっかり怒られていました!
はじめに、と題されたヨーロッパ・ジャズに対する星野さんの認識、プログレッシブ・ロックとの関係など、今いちどわたしたち音楽ファンは理解しておかなければならないもの。これだけの史実と明晰な解説を記された著作はこれまでになく(ヨーロッパにもない)、まさに金字塔といえる偉業だ。
カフェ・ズミではパーティのあいだ、以下の音源がかかっていました!おいら耳ずっとダンボ。 John Surman / How Many Clouds Can You See? Wolfgang Dauner Trio / Dream Talk Jazz In Britain ‘68-’69 (Decca) Graham Collier Sextet / Down Another Road George Russell 1967年 ドン・チェリー、ヤン・ガルバレク19さいがフロントのライブ音源 輸入書籍の付録CD Jan Garbarek Quartet Live in Oslo 1969 Don Cherry / Mu
ECM40周年のイベントで、まもなくアイヒャーに対して公開質問の時間があるという。 Jazz Tokyoからは若き特派員が渡欧しているが、おいらに質問はあるかというので、 以下のテキストを12分で速攻で返球する。
アイヒャーへの質問
80年代に日本でECMファンクラブをやっていた1961年生まれの者です。97年にECMを1001番からすべて通して聴き、今年は2度目の挑戦をしています。テイルズ・オブ・アナザー、ノーザン・ソング、タブラ・ラサ、エレジー、モリムールなどに特別なものを感じます。リクエストしたいミュージシャンもたくさんいます。それはさておき。(ここは早口でまくしたててください)
以前ラルフ・タウナーにインタビューしたときに、ビル・エバンス以前の音楽体験をお聞きしたところ、ストラヴィンスキーのほかに、子どもの頃はスパイク・ジョーンズの音楽に歓んでいた思い出を話してくださいました。タウナーの音楽の謎に触れるようなお話でした。
お聞きしたいのは、音楽教育を受け始める以前の音楽の記憶についてです。またお父さんやお母さんからの音楽的な影響または体験について、お話が聞ければうれしいです。
(もしリクエストしたいミュージシャンを問われることがあれば:早口でまくしたててウケを狙ってください!) リクエストしたいミュージシャンは、クラシック・ピアニストのセルゲイ・シェプキンとケマル・ゲキチ、ガース・ノックスとリコーダーの鈴木俊哉(すずきとしや)、ピアノのBaptiste Trotignon(バチスト・トロティニョン)、ブノワ・デルベック+マーク・ターナーのユニット、ミシェル・ドネダとトーマス・ストローネンのデュオ、斎藤徹と千野秀一のデュオ、ブルーノ・シュビヨンのソロ作品、日本の作曲家・三善晃の「合唱とオーケストラ」編成の作品、亡命前のアファナシエフが友人のウラジミール・マルチノフと旧ソ連で聴いていた能の音楽、などです。
2009年10月18日(日) |
稚内の奇跡のバンド、ガリレオ・ガリレイというのも要注目 |
手があいたらJazz Tokyoにジャズの連載コラムを書くことにしていて、 きっかけは「ターナー、ポッターが現代ジャズの2大サックス奏者であることは間違いない」と断言しきっていたここ数年、 ジャズサイトCom-postの益子博之さんのトニー・マラビー盤のレビューを読んで、YouTubeの動画を観るなり 3大サックスじゃないか!と、それを表明したいと思ったこと。
J−POPでは相対性理論、凛として時雨、ラドウィンプス。洋楽ではスティアン・ステーブンス、ルーファス・ウェインライト、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ。クラシックピアニストではセルゲイ・シェプキン、ケマル・ゲキチ、寺嶋陸也、マリア・ジョアン・ピリス、菊池洋子。ジャズサックスではマーク・ターナー、クリス・ポッター、トニー・マラビー。そんで、小沢健二、三善晃、あがた森魚、菊地雅章、ポール・モチアン、デヴィッド・シルヴィアンの音楽を奇跡と断ずる2009年10月のわたくしであります。
おっと稚内の奇跡のバンド、ガリレオ・ガリレイというのも要注目。
バンド「相対性理論」を聴きながら、家族5にんで伊勢崎スマークへ2週連続の回転寿司。 もう聴いたひとはみんな中毒になっている相対性理論■。ネットで調べてみたら、すでに大友良英や湯浅湾(湯浅学さんがメンバーのバンド)が対バンしてたり、すごいことになっています。
おれははるかむかしのイカ天でブランキーやジッタリンジンが出たときを想起してて、ジッタリンジンが暗示したポジションにずっぽりと入って進化してしまったような存在というふうにこの相対性理論を聴いたのであったが。もちろん、そんな単純なもんではなさそうである。
それはさておいて。Jazz Tokyo■に久しぶりのニセコロッシコンサートツアーを13と14をダブル掲載、コンサート評も1本、つまり合計11本のコンサート評を載せた。
コーラを飲みながら長男とカルミナ四重奏団を聴きながら深夜の関越自動車道をとばして帰宅。 ラヴェルの弦楽四重奏の第二楽章はいつ聴いても音楽の魔法に満ちているものなのね。
ヤロン・ヘルマン・トリオを聴いてきます。タイコのジェラルド・クリーヴァーを聴こうかな・・・、おいおい、来日メンバーが変更になっているではないか。
バンベルク交響楽団 ブラームス・チクルス第1夜 2009年10月17日(土) すみだトリフォニーホール
指揮:ジョナサン・ノット
ブラームス:交響曲第1番 ブラームス:交響曲第4番
ドイツの伝統、バンベルク交響楽団。重厚かつ黄金の響きを期待して出かけたのに。 たしかに響きは素晴らしいものだった。しかして、このちゃかちゃかとしたテンポで、ならばドイツの精神性といったものの行方は? おれにしてみればパッパカパッパカと巨大な恐竜がダンスをしているような驚きのほうが大きかった。 グローバリゼーション時代のブラームスは、アメリカナイズされたとまでは言わないが、無国籍な無臭なものとして届いた。 いろんなものを捨てた、または排除した、そこから立ち上がるブラームス・・・
2009年10月16日(金) |
バイロイトフェス・ヴァイオリン・カルテット @浜離宮朝日ホール |
コントレックス、はこがいー。
家族感染が確認された。相対性理論。■
おー。今日明日のコンサートはこれだ! 16日 バイロイトフェス・ヴァイオリン・カルテット @浜離宮朝日ホール 17日 バンベルク交響楽団ブラームス・チクルス第1夜 @すみだトリフォニーホール
なに。 テレマンというのは18世紀には 4歳年下のヨハン・セバスチャン・バッハをはるかにしのぐ名声を誇っていた作曲家。 だという。 すごく新しく聴こえた。 この「新しく」というのは、なにか説明を加えないと自分でもピンとこないところがある。
2009年10月14日(水) |
告知 「ニューヨーク・ダウンタウン系を中心とした新譜特集 2009年 第3四半期分」 |
おお。今週18にち土曜日はジャズ喫茶四谷いーぐるでの新譜特集だ!
「ニューヨーク・ダウンタウン系を中心とした新譜特集 2009年 第3四半期分」 10月18日(土)午後3時30分から ジャズ喫茶四谷いーぐる■
前回7月11日の新譜特集■、 じつにインサイド低めや度肝のスローボールと緩急を極めた攻めまくった知性的な選曲をした前半から、疲れてきたあたりからみんなで盛り上がれるわかりやすい選曲の後半へと、じつに手応えのある内容だった。。
日々輸入新譜をチェックしていて選曲の批評眼があるというコンポスト編集長益子さんのような存在こそが新しいジャズを担う政権
以下参考資料として過去2回の新譜特集の曲目を。 益子さんご本人の許諾を得ていないが。知的営為の成果物として。文部科学省はハコモノではなくこういうものに。
第390回 2009年7月11日 NYダウンタウンを中心とした2009年上半期の新譜特集 解説:益子博之 + ゲスト:原田和典
1. Mark Zubek The Angry Giant (Mark Zubek) 8:51 Avishai Cohen - trumpet; Seamus Blake - tenor sax (left); Mark Turner - tenor sax (right); Mark Zubek - bass; Kevin Zubek - drums. recorded at Pure Mix, NYC on December 18, 2007. from “Twentytwodollarfishlunch” (Fresh Sound New Talent FSNT 323)
2. Jerome Sabbagh Tea for Two (Vincent Youmans/Irving Caesar) 5:08 Jerome Sabbagh - tenor sax; Ben Street - bass; Rodney Green - drums. recorded at Sear Sound, NYC on June 2-3, 2008. from “One Two Three” (Bee Jazz Records BEE 028)
3. Joshua Redman Uncharted (Redman/Grenadier/Rogers/Hutchinson) 2:05 Joshua Redman - tenor sax; Larry Grenadier - bass (left); Reuben Rogers - bass (right); Gregory Hutchinson - drums. Moonlight (Ludwig van Beethoven) 5:03 Joshua Redman - tenor sax; Larry Grenadier - bass (left); Reuben Rogers - bass (right); Brian Blade - drums (left); Gregory Hutchinson - drums (right). recorded at Avatar Studios, NYC on March 24-26, 2008. from “Compass” (Nonesuch Records 510844-2)
4. FLY Perla Morena (Jeff Ballard) 5:45 Mark Turner - tenor sax; Larry Grenadier - bass; Jeff Ballard - drums.recorded at Avatar Studios, NYC on February and June, 2008. from “Sky & Country” (ECM Records ECM 2067)
5. 橋爪亮督 / 清野拓巳 / 浜村昌子 / 萬 恭隆 Guitar [1912] (橋爪亮督) 6:32 橋爪亮督 - tenor sax; 浜村昌子 - piano; 清野拓巳 - guitar; 萬 恭隆 - bass. recorded live at Jalan Jalan, Wakayama on November 22-23, 2008. from “Needful Things” (Grapes Records GPS 1206)
6. Ingebrigt Haaker Flaten / Haakon Kornstad Ak, mon jeg staar i naade (traditional Norwegian hymn) 0:53 Elise Flaten - vocals. Ak, mon jeg staar i naade (traditional Norwegian hymn) 7:37 Haakon Kornstad - tenor sax; Ingebrigt Haaker Flaten - bass. recorded at Nya Slottet Bjarka-Saby, Sweden on April 12-13, 2008. from “Elise” (Hemlandssaanger Compactio COMPCD 002)
7. Jeremy Udden Plainville (Jeremy Udden) 5:48 Jeremy Udden - alto sax; Pete Rende - pump organ, rhodes piano, pedal steel guitar; Brandon Seabrook - banjo; Eivind Opsvik - bass; RJ Miller - drums; Nathan Blehar - guitar. recorded at Tyler Wood’s apartment, Brooklyn on February 2008. from “Plainville” (Fresh Sound New Talent FSNT 330)
8. Paul Motian Trio 2000 + Two Something I Dreamed Last Night (Sammy Fain) 9:11 Loren Stillman - alto sax (left); Thomas Morgan - bass; Paul Motian - drums; Michael Attias - baritone sax (right); Masabumi Kikuchi - piano. recorded at Avatar Studios, NYC on June 2008. from “On Broadway, Vol. 5” (Winter & Winter 910 148-2)
9. Steve Lehman Octet RudreshM (Steve Lehman) 4:48 Living in the World Today (Smith/Grice/Diggs Jr.) 3:17 Jonathan Finlayson - trumpet; Tim Albright - trombone; Jose Davila - tuba; Steve Lehman - alto sax; Mark Shim - tenor sax; Chris Dingman - vibraphone; Drew Gress - bass; Tyshawn Sorey - drums. recorded at Systems Two, Brooklyn on December 22, 2008. from “Travel, Transformation, and Flow” (Pi Recordings PI 30)
10. Tyft Pittles (Hilmar Jensson) 4:57 Andrew D’Angelo - alto sax; Hilmar Jensson - electric guitar; Jim Black - drums; Peter Evans - trumpet; Chris Speed - tenor sax. recorded at The Bunker, Brooklyn on November 1-3, 2008. from “Smell the Difference” (Skirl Records SKIRL 012)
11. Jim Black AlasNoAxis Malomice (Jim Black) 7:09 Chris Speed - tenor sax; Hilmar Jensson - electric guitar; Skuli Sverrisson - electric bass; Jim Black - drums. recorded at Brooklyn Bridge Recording Studio, Brooklyn on September - October 2008. from “Houseplant” (Winter & Winter 910 154-2)
12. Tony Malaby Obambo (Tony Malaby) 5:04 Tony Malaby - tenor sax; Ben Monder - electric guitar; Eivind Opsvik - bass; Nasheet Waits - drums. recorded at Sear Studio, NYC on June 22-23, 2008. from “Paloma Recio” (New World Records 80688-2)
13. John Hebert Fez (John Hebert) 8:52 Michael Attias - alto sax (left); Tony Malaby - tenor sax (right); John Hebert - bass; Nasheet Waits - drums; Satoshi Takeishi -percussion. recorded at Systems Two, Brooklyn on May 27-28, 2008. from “Byzantine Monkey” (Firehouse 12 Records FH12-01-01-010)
14. Gerald Cleaver / William Parker / Craig Taborn The Night (Cleaver/Parker/Taborn) 8:42 Craig Taborn - piano; William Parker - bass; Gerald Cleaver - drums. recorded live at The Stone, NYC on June 19, 2008. from “Farmers by Nature” (AUM Fidelity AUM 053)
15. Brian Blade At the Centerline (Brian Blade) 4:26 Brian Blade - vocal, guitar, drums; Jon Cowherd - piano, pump organ; Daniel Lanois - electric guitar solo; Goffrey Moore - electric guitar; Chris Thomas - bass; Silverlake Male Chorus: Rocco Deluca - soprano; Aaron Embry - alto; Daryl Johnson - tenor; John Bigham - baritone. recorded at Bella Vista, The Sound Factory and The Loft. from “Mama Rosa” (Verve Forecast B0012613-02)
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第378回 2009年2月7日 NYダウンタウンを中心とした2008年下半期の新譜特集 解説:益子博之 + ゲスト:原田和典
1. Mauger Acuppa (Gerry Hemingway) 7:32 Rudresh Mahanthappa - alto sax; Mark Dresser - bass; Gerry Hemingway - drums. recorded at Acoustic Recording, Brooklyn on December 17, 2006. from “The Beautiful Enabler” (Clean Feed Records CF 114 CD)
2. Seamus Blake Quartet Fear of Roaming (Seamus Blake) 13:42 Seamus Blake - tenor sax; David Kikoski - piano; Danton Boller - bass; Rodney Green - drums. recorded live in Cesenatico, Italy on February 2007. from “Live in Italy” (Jazz Eyes Records Jazzeyes 005)
3. Bruno Raaberg April Suite (Bruno Raaberg) 9:18 Chris Cheek - tenor sax; Ben Monder - electric guitar; Bruno Raaberg - bass; Ted Poor - drums. recorded at Systems Two, Brooklyn on January 26-27, 2007. from “Lifelines” (Orbis Music OM 0508)
4. Simon Jermyn’s Trot A Mouse Otabur (Simon Jermyn) 7:45 Loren Stillman - alto sax; Chris Speed - tenor sax; Simon Jermyn - electric bass; Sean Carpio - drums. recorded at Stats Studio, Brooklyn on January 2007. from “Simon Jermyn’s Trot A Mouse” (Fresh Sound New Talent FSNT 318)
5. Los Dorados & Cuong Vu Acapulco Golden (Demian Galvez) 6:26 Cuong Vu - trumpet; Daniel Zlotnik - tenor sax, effects; Demian Galvez - electric guitar, effects; Carlos Maldonado - bass, effects; Rodrigo Barbosa - drums; DJ Rayo - turntables. recorded at Zona the Intolerancia Studios, Mexico City. from “Incendio” (Discos Intolerancia 7 502233 180335)
6. Poolplayers Beneath the Undercurrent (Arguelles/Delbecq/Henriksen/Juul) 4:46 Arve Henriksen - trumpet, electronics; Benoit Delbecq - piano, bass station; Lars Juul - drums, electronics; Steve Arguelles - Usine on laptop, delays, Sherman filter. recorded at Studio John Cage, La Muse en Circuit, Alfortville-Paris on July 12-13, 2006. from “Way Below the Surface” (Songlines Recordings SGL SA 1569-2)
7. Elephant9 I Cover the Mountain Top (Staale Storloekken) 9:00 Staale Storloekken - rhodes piano, hammond organ, synthesizer; Nikolai Haengsle - electric bass; Torstein Lofthus - drums. recorded live at Grand Sport Studio, Norway on November 6-7, 2007. from “Dodovoodoo” (Rune Grammofon RCD 2075)
8. Bad Touch Bad Touch (Ted Poor) 7:31 Loren Stillman - alto sax; Gary Versace - organ; Nate Radley - electric guitar; Ted Poor - drums. recorded at Yonas Media, Brooklyn on February 20-22, 2008. from “Like a Magic Kiss” (Bad Touch Music 8 84501 03270 4)
9. Refuge Trio Pinwheel (Gary Versace) 5:36 Theo Bleckmann - voice, live electronic processing; Gary Versace - piano, hammond organ; John Hollenbeck - drums, percussion, crotales, vibraphone, glockenspiel. recorded at Brooklyn Recording, Brooklyn on February 2008 and Fluxx Tonstudio, Munich, Germany on July 2008. from “Refuge Trio” (Winter & Winter 910 149-2)
10. Tony Malaby Cello Trio Sky Church (Tony Malaby) 9:11 Tony Malaby - tenor sax; Fred Lonberg-Holm - cello, electronics; John Hollenbeck - drums, marimba, xylophone, glockenspiel, melodica, small kitchen appliances. recorded at Brooklyn Recording, Brooklyn on January 6-7, 2008. from “Warblepeck” (Songlines Recordings SGL SA 1574-2)
11. Buffalo Collision 2nd of 4>10:&Change (Iverson/Roberts/King/Berne) 10:35 Tim Berne - alto sax; Ethan Iverson - piano; Hank Roberts - cello; David King - drums. recording made under false pretenses. from “Duck” (The Screwgun Deception Series)
12. 市野元彦 Oceanus (市野元彦) 6:56 土井徳浩 - clarinet; 市野元彦 - electric guitar, loops; 是安則克 - bass; 外山 明 - drums. recorded at Studio Dede, Tokyo on October 19-20, 2007. from “Time Flows (Like Water)” (BounDEE Jazz Library DDCB-13007)
13. 橋爪亮督グループ Sign (橋爪亮督) 7:51 橋爪亮督 - tenor sax, loops; 浅川太平 - rhodes piano; 市野元彦 - electric guitar; 織原良次 - electric fretless bass; 橋本 学 - drums. recorded at Wonderbeat Studio, Tokyo on August 9-10, 2007. from “As We Breathe” (BounDEE Jazz Library DDCB-13004)
2009年10月06日(火) |
奏でられた穴あき笛(名称なんだっけ?) |
鈴木昭男イベントで奏でられた穴あき笛(名称なんだっけ?)を写メした。
このイベントです>■
72畳の大広間。 四隅のひとつの方向にある天井のふすまが少しだけ開いている。 なにか催しをするときには魔物が入ってこられるように少しだけ開けておくものなのです、という。 おおこわ。 鈴木昭男が退場していったあと不意に音がしてその隅のふすまからまた鈴木昭男がにこやかに出てきた。 じじい。 おちゃめなところも常人の手の届かないところにいるひとのものだなこれは。
2009年10月05日(月) |
1383.8km 天河神社に行った日 |
■耳の道場−鈴木昭男パフォーマンス 展覧会「ある風景の中に」関連イベント ―鈴木昭男自作の楽器「アナラポス」などを用いたパフォーマンス 日時:10月4日(日) 15:00−16:30 会場:京都芸術センター 大広間 入場料:無料 定員:60名 (要事前申込・先着順)
鈴木昭男を体験しに京都芸術センターに遠征。 これまでCD音源とコンセプトを知るだけの存在でありましたが。
祇園の風情と町並み、山並みの上空に満月のかがやき、先斗(ぽんと)町の料亭、銭湯井筒湯のお湯。
京都に一泊して、来る途中に寄った大津SAから眺めた琵琶湖は銭湯のおかずになったわけだが、 天台声明のトラックを聴きながら高速をとばしたので、比叡山でも行こうかと、朝7時に起きて言ったのにもかかわらず。
7時5分に「そいえば奈良の天河神社って・・・」■
と、遠くから呼ぶ声がきこえたかのように奈良県の天河神社に向かう。 行くと決めて2ねんで来る機会が訪れたものか、とは、帰ってきてから思ったこと。
押さえは法隆寺! 梅原猛の聖徳太子怨霊説は近年否定されているようだが否定になってはいない。梅原の直感は大筋では正しい。
天河神社は音楽と芸術の神様が祀られているという、召喚された者だけが訪れることができるという神社である。
天川村から169号に抜ける国道309号線。酷道309号線。 左は頭上落石落盤注意の切り立った崖、右ははるか下に岩場の急流がしぶきをあげる切り落ちた崖。 普通車1台通るのがやっとの急勾配急カーブの一本道。 辛うじて対向車と交差できる幅が時々確保されているだけの、引き返すことが物理的にできない、 まるでロジャー・ディーンの世界のようなガルバレクの咆哮を思わせるような世界にわれわれは引き込まれたのだった。
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