日記...マママ

 

 

おっさん熱は続く - 2010年03月15日(月)

仕事中も悶々と例のおっさんのことを夢想する。
同じ二次元キャラであるフリオニールについては、こういうふうに悶々と考えることはない。たぶんテレビゲームの中の人だからだろう。
対しておっさんの住む世界は現代日本で、肩書きが大学教授だ。少女まんがなので、おっさんはメタボだったり加齢臭が漂ったりポマードの香りがきつかったり口臭が防げていなかったりハゲ散らかしたり脂ぎったりしておらず、とにかく外見になんら問題はない。問題はないどころか標準値のはるか上をいっている。50代にしては若々しいという描写が出てきたりもする。
そのぐらいでなければ少女まんがにならないので、それは仕方ないと思う。

でもそれで物憂げで偏屈者の大学教授で文学部で哲学科で、何十年間もひとりの女性に密かな憧れを抱き続けていてその結果いまだに独身で、頭の回転が超速くて、やさぐれてるのにやさしくて、不器用だけどまっすぐで、これってどうなんですか!!ちょっといかんとではないですか!?やりすぎとは思わんですかね!?ほんとにけしからんです!!そういう、なんていうかですね、夢見させるようなこと言うな(小暮君のセリフ)!ですよ!!フリオニールはテレビゲームの中の人だからそりゃその程度の扱いですよ。好きだけどね。それに対してこのおっさんは日本人なわけです。しかも主な舞台は九州ですたい。主人公との出会いを機に抑圧してきた感情が解放されて、おっさんはなにげに熱いわけですよ!ああもうやめよう。何を書いているのかわからなくなってきた。
とにかく、中途半端に想像を掻き立てられる設定なのが困る。
「中年の色気」ってこれか、と思った。
仮におっさんが他の条件がすべて同じ20代の男性だったとしたら、絶対こんな色っぽくない。30代でもちょっと鼻につく。はじめは40代がいいと思ってたけど、40代ってまだ結構元気だよね。自分が30代になってみると意外に40代にも若者がいるということに気付く。気付くというかそう思い込みたいだけなんじゃないかとも思うが、まあとにかく、50代は落ち着いた色気がある。うん。あるね。

とか現実離れしたことをうっかり思ってしまいそうになるのが困るのだ。
芸能人でもないのにあるわけないよね50代のおっさんに色気とか!!
きもちわるい!!!
これはまんがだから!まんが!





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仕事帰りに餃子を食べながらまんがを読んでいた - 2010年03月14日(日)

陽一君が「明日の晩御飯は中華やでー」と昨夜から自慢していたのがうらやましく、さらに仕事帰りでおなかがすいているところへ「中華なう」な酢豚の写メを送りつけてきやがったので、わたしも紅蘭亭に行くことにした。

行ってみると両店舗ともほぼ満席で、たぶんこれは日曜の夜ということに加えて今日がホワイトデーだからだ。
隣のスイスはちょうど合間の時間でがらがらだったけれども、一度中華を食べると決めた時点で他の食べ物に興味が湧くことはなかった。中華にはこういう魔力があると思う。「予定オムライス→諸事情により中華に変更」はありだと思うのだけど逆はない。とにかくそれで一人で入れる中華料理店を探し歩くこと15分、前から気になっていた餃子屋に入った。餃子屋といってもまあ居酒屋で、覗いてみるとカウンター席が空いていたのでカウンターならいいかと思って入ったのだけど入れ違いでテーブル席の客が出て行ったため、結局そちらに陣取った。ひとり居酒屋。はじめはさすがにちょっと緊張したけれど、ひとまず生ビールと焼餃子と炒飯と麻婆豆腐を頼み、それらが揃ったころにはもうすっかりできあがっていた。好きなものを独り占めして食べられることって結構幸せだ。しかも中華。なにげにこれは夢のシチュエーションなのではないか。ひとり居酒屋最高。

陽一君からすすめられたまんがを持参していたので餃子を食べながら読んだ。「語らいの場」としての居酒屋でまんが、というのはいろいろとだめな行為のようにも思ったが、まあとにかく読んだ。
読んでいる途中で食べ終わったので、ロッテリアに移動して読んだ。

まんがについて。
「娚の一生」というまんがで、「娚」という漢字には「めおと」という読みがあるらしいけれど、このタイトルは「おとこのいっしょう」と読むそうです。
おそらくいろいろな人に当てはまる部分のありそうな、人間味あふれる主人公の姿に考えさせられるところの多いまんがなのだけど、ひとまず主人公の相手になる50代のおっさんがものすごいイケメンで、もうイケメンすぎて、娯楽作品として無邪気に楽しめないぐらいのイケメンで、最終的にわたしは「こんなイケメンな50代は日本中どこを探しても絶対におらん!こんなのはただのファンタジーだ!」と(まんがだからただのファンタジーなのは当たり前なんだけど)繰り返し述べ、おっさんのキャラクターそのものを否定することでなんとか自分を保つにいたった。
くそう、おっさんなのに、いや、だからこそ、なのか?一見ひなびた雰囲気に見せておきながら、あの見事なまでの「白馬の王子様」っぷりは困る。非常に困る。少女まんがにおいて求められる王子様像をすべて満たしている。おっさんのくせに、いや、おっさんだからこそ、なのか?やっぱりそうなのか?

陽一君は主人公の葛藤に共感を覚えていたようだけど、わたしはとにかくこのおっさんのすさまじいまでの王子様力にやられてしまった。
ストーリーのご都合主義はとりあえず流すとしても、おっさんが少女まんが的に万能すぎる。おっさんなのに。いや、おっさんだからこそ、なのか?(以下ループ)


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