日記...マママ

 

 

- 2008年03月27日(木)

――相変わらず暗いね。
――そうだね。
――明るい話をしようよ。
――今週末から、いよいよスイミングスクールに行きます。
――ついに行くんだね。
――ついに行きます。
――楽しみだね。
――うん。泳ぐのは久しぶりだね。
――得意ではないけど、好きだよね。
――うん。好きかも。
――あいまいだね。
――再開してみないとわからない。
――案外、そんなに好きじゃないかもしれないよ。
――そのときはしょうがない。
――他の運動を探そうか。
――スポーツクラブの中にあるスイミングスクールだからね。
――他の選択肢も見つけやすそうだね。
――新しいことを始めるのは楽しいよね。
――あとは無理せず長く続けていきたいね。
――そうだね。
――楽しみだね。
――うん。

――気持ちは明るくならないね。
――慢性的にくもりの日が続いているよ。
――でもまあ、みんなそんなものなんじゃないのかね。
――そうかね。
――そうだと思うよ。いつでも元気いっぱいなんて人はうそっぽい。
――少し安心した。
――普通、普通。
――わたしは普通かね。
――普通だと思うよ。
――そうかね。
――そうだね。

――よし、じゃあ普通に生きていくよ。
――いまさら何を。
――普通に生きていけるよね。
――今までだって普通に生きてきたじゃない。
――いやさ、いろいろあったじゃない。
――あったけどさ。
――しんどかったわけですよ。
――うん、でもね。みんなそれぞれ、いろいろあるのよ。
――そうだね。
――まあ、こうやって普通に生きているわけですから。
――普通にしててもいいのかな。
――いいと思うよ。

――あー。
――なに。
――難しいと思う。
――なにが。
――普通に生きるのが。
――どうしたの。
――うーん。怒られた。
――誰から?
――黒い人から。
――なんて。
――わからんけど。
――なにそれ。
――えーと、こう、「だめ!!」って、そういう波動を送られた。
――ちょっと何言ってるの?
――黒い人は、わたしが機嫌いいと、いやみたいなんです。
――うん。そうね。それは見ててわかる。
――黒い人は、何者なんだろうね。
――どうも父親の影を引きずっているね。
――そんな気はするね。声色が父に近いし。
――今の父親はただの初老のじいさんですけどね。
――「初老のじいさん」って変だよ。
――うん。とにかく性格は丸くなった。
――丸くなったよね。
――怒鳴らなくなった。
――八つ当たりもしなくなった。
――捌け口にされることもなくなったね。
――前からこうだったらよかったのになあ。
――それはNGワードです。
――はい。
――黒い人は、お父さんなのかなあ。
――どうなんだろうね。
――なんにしても、もうちょっと平和的に共存していきたいのだけど。
――うーん。
――無理なのかな。
――わからないなあ。
――父親が死んだら泣く?
――それが、わからない。
――いや、泣くでしょう。なんだかんだ言っても。
――そうだといいんだけどね。
――正直、泣く自信がないんだよね。
――いや、泣くと思う。よい思い出を思い出して泣くんだよ。きっと。
――母親は?
――父と同じだね。
――なんか…。冷たい娘だね…。
――いや、泣くよ。いざそのときになれば、きっと泣くはず。
――そうじゃなくて、こんな想像を淡々としてる時点で冷たいよ。
――うん…。
――でもうちは普通だよ。いたって普通の家庭。
――そう思い込みたいんだよね。
――思い込まないといけないんだと思っている。
――ちょっと普通じゃないほうに踏み越えちゃってるところもあるけどね。
――うん。でもさ。
――なに?
――それを列挙したところで、何が変わるのかな。
――お医者さんが知りたがっているよ。詳しく。
――生育環境がわたしの精神構造にどんな影響を与えたか、ってことだよね。
――たぶんそういうことでしょうね。
――それって、でも過去のことだから、何とでも言えてしまうよね。
――いくらでも悪いようにも言えるし、何もなかったかのようにも言える。
――こないだ話してみたけど、なんか途中で話切られたよね。
――必要なかったのかもしれん。
――じゃあいらない情報なんじゃない?
――わからん。
――どうするのよ。
――そもそも、これって医者に解決できることなの?
――さあ…。
――なんか、正直、当てにならない気がするんだよね。
――まあ、そうね…。
――しんどさをやわらげることはできるだろうけどさ。
――黒い人を消し去ってしまうことはできないのではないか、と。
――うん。
――だってさ、結局、医者ってことばから判断するしかないわけじゃない。
――そうだね。
――医者が言うことと、ネットで調べた知識と、正直、そんなに変わらないんだよね…。
――それは素人の浅見であって…。
――いや、なんかさ。「ものは言いよう」じゃないけど、こっちが何をどんなふうに表現するかで、医者の見立てってすごく流動的に変わるよなあ、と。
――うーん。確かにそれはある。
――いくらことばを尽くしても、正確に把握してもらうことって極めて難しいよな、と。
――そういうことをお医者さんに相談するの?
――しにくいよね…。
――でもさ、黒い人の正体がもしわかるとしたら?
――正直、正体はどうでもいいんよ。いなくなってくれればそれでいい。
――あー。さびしがって泣いてるよ。黒い人。
――ううう。
――「俺を捨てるのか」的な咆哮が聞こえる。
――あああもうしんどい…。


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- 2008年03月24日(月)

午前中から自室と車内の整理。
今日のわたしは元気いっぱいだなあと思っていたら午後の仕事中に猛烈に眠くなった。ていうか実際ちょっとだけ寝てしまっていた。不可抗力。体力が衰えすぎている。泳ごう。

昨日の今日で披露宴にご招待いただきました。わーいわーい。

と喜びながらお風呂に入り、ふと寂しさに襲われる。
今まで先輩や同期の結婚式に何度も出席してきたけど、こんな気持ちになることはなかった。なんだろう。なんだろう。と考えて、きっと会社でいちばん仲良くしてきた人だったからだろうな、と思った。大好きな人が自分から遠いところに行ってしまう気がして、ちょっと寂しくなったんだ。

それに加えて、今の自分を顧みて思うところもあるんだろうな。
今いくつかって29歳ですからね。
今年のクリスマスは29歳のクリスマス!!
All I Want for Christmas is You!
昔も今もあまりドラマを見ないわたしだけどこのドラマはなぜか毎回見ていた。29歳ってのはいわゆる「がけっぷち」なんだと知った。山口智子は大企業の御曹司と結婚し、松下由樹は秘めたる恋に生きるシングルマザーとなる。両極端だよ。そのドラマを見ながら当時高校生のわたしは何を思っていたかというと、正直、何も思っていなかった。29歳の自分が何をしているか、何を思っているか、まったく思い描くことはなかった。考えようとしても思い浮かぶことではなかっただろうけど。



医者には「よりかかれる存在がほしいんだろうね」と言われた。
そうなんだろうか。
この人の指摘には毎回意表を突かれる。今まであまり考えたことのなかったことをさらっと言われるのだが、言われてみればそうなのかもしれない、と思ったりする。うつ病になるまで、わたしは確かによりかかれる存在がほしかった。でもばたんと一度倒れてしまってからは、なんていうか、それまでの依存心の強さが自分の首を絞めていたという現実を直視させられ、深いところで一度何かをあきらめたのだ。それはわかりやすく言えば「大人になる
」ということでもあるけれど、じゃあそれを悟ったわたしが何をしたかというと、学を自分のもとに呼び寄せたのだ。学はわたしにとってなんだったんだろう。わたしは「学の世話をする」という立場に依存したかったのではないか?学から依存されている以前に、わたしが学に依存していたのではないか?コントロールして、わたしの手のひらの上から逃げ出さないように、生殺しにしていたのではないか?


今、わたしは同じことをしている?


わたしは何をあきらめたのか?


わたしは誰かによりかかることをあきらめたつもりでいた。
けれど、それは本当にそうできている?

形を変えただけ、それも、もっといびつな形になって。

そこにいるんだね。
たぶん。
黒い人は。
食いつぶしてゆく。
周りの人の善意を、あたたかさを、やさしさを、可能性を、自由を。
とりこんでゆく音が聞こえる。
与えない。
与えない、ただ飲み込んで、なかったことにしてしまうだけ。

与えていたつもり、やさしくしていたつもり、包んでいたつもり、守っていたつもり、つもり。つもり。全部つもり。




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病院とハンカチとラーメンと結婚ソング - 2008年03月22日(土)

はてなの質問で結婚ソングについて答える。

やばい。
過去に参列してきた数々の感動的な披露宴の模様をありありと思い出してちょっと泣きそうなんですけど。ていうか泣いてる。うわーん。披露宴ってすごい。あんなにたくさんの人間を感動のるつぼに陥れる披露宴。


今日は朝から病院へ。
現状について諌められる。

気が重い。

午後は生徒宅に宿題を届け、面談に出向く。
いいご家族だと思う。
家族がひとつなのって素敵だ。
素直に育ってほしいな。

それから次のご家庭を待つが来ない。
忘れられているようだ。

連絡してみたが出ないので、薬局へ薬をもらいに行った。
その足で街をうろつく。
春物のワンピースがほしい。
生地がしっかりしてて、膝丈で、一枚で着られるもの。
条件はこれだけなのに。
ない。
ない。ない。ない。どこを探しても合うものがない。
今こそアパレル業界の諸賢に問いたい。
流行とはそんなに大事なものなのか。
そんなに絶対君主制なのか。専制君主なのか。独裁政治までいくのか。どうなのか。書きながら違いがよくわかっていない。要するに何が言いたいのかというと、昨今のワンピースの流行は「ひざよりちょっと上ぐらいの丈」なのはわたしも重々承知しております。シフォンがナウいのも知ってます。ついでに今年の春はリバティプリントっぽい小花柄がアツいらしいというのもわかっております。だからってどこ行っても同じようなのしか、もうね、ほんっとに、おなーーじようなのしか置いてないってね!いやさ、あるよね。ジャージ素材とかもあるよね。なんか未来の人みたいなテクニカルって感じのとか幾何学模様のワンピースもあるよね。シャツワンピだってあるさ。まあ素材や柄については多様性を認めよう。でもさ。丈がさ。すごいとよ。もう全部、本当に、ぜーーんぶ!!!「ひざよりちょっと上ぐらいの丈」!!!!

履けないの!

わたし、そういうの履けないの!!!

はずかしいと!!

だからって下にレギンス履くとかそろそろ飽きとっと!!!

あと、ペチコートを裾からチラ見せとか、なんかこう、ね、いやと!!!
ていうかペチコート買うお金もバカにならんと!

一枚でズバーンと頭からかぶってハイ完成!っていうのがほしいと!!

シンプルイズベストと!!!


あふれかえる商品の、その多様性の少なさ。


実は一着だけ、パルコで条件に叶うものを見つけた。
紺色の水玉模様。
ファンシーです。
明日の朝、目が覚めて「やっぱりほしい」と思ったら買いに行こうと思う。




ハビタがグランバザール。
ワンピースが見つからないフラストレーションからか、花柄のシュシュとハンカチ3枚を買う。
これがわたしのストッパーを外した。
次に行った100均で雑貨を買いまくる。
これでもかと買いまくる。
ちなみに全部教室の備品なのだ。
しまいに手持ちのお金が足りなくなり、後日改めて出向くことにした。

なんとなく絶望的な気分になりながら、山水亭にてラーメンセットを頼む。
ごはんが白ごはんか高菜ごはんから選べるという。「なんか味がついてるほうがお得」という実に幼稚で短絡的な考えにより高菜ごはんを選んだが、のちに後悔することになる。わたしはラーメンセットを食べるとき、ラーメンをごはんのおかずにする。高菜ごはんはそういう用途には向かないのだ。高菜ごはんは、ラーメンとごはんを別に食べる人用なんだ。きっと。だって味がぶつかりあってるんだもん。明らかに。おまけに高菜のほかにじゃこまで入ってておいしかった。不満なんだか満足なんだか我ながらどっちなんだと思うが、まあそれぞれ単体ではおいしかったですよ。
ここでラーメンの詳細レポ。実は山水亭は初めてです。近くにあるのにね。
麺は細い。かなり細い。博多ラーメンでもいけそうなぐらい細い。
次にスープ。ひとくちすくって飲んでみる。桂花ラーメンとよく似た味だった。塩味が強く、白濁スープはややあっさりめ。わさわさと食べながら思う。量が少ない。すぐに麺がなくなる。これはセットメニューだからそうなのか。それともこれが単品と同じ量だというなら少なすぎると思う。まあどっちでもいいや。(急に投げやる)でスープなのですが、食べ進むにつれて味が濃くなってくる。黒亭系統のあの苦味。おおっ、っと思いながらさらに食べると、熊本ラーメンのキモであるの焦がしにんにくのかけらがぼちぼち見え始める。なるほど。底に沈んでたのね。油分もだいぶ底のほうに沈殿しているようだった。でも油は水に浮くのにね。なんのこっちゃ。まあとにかく、うまみが集中している底部分を堪能してラーメン終了。終了しちゃった!ごはんまだ残ってるのに!とそこで焦って小鉢のお漬物を一気に口に放り込む。なんか辛い。辛い。辛い!!!!ものすごく辛い!!!!!ハバネロとか「ウマ辛い」って言うけどそんなんと違う。うまくない。単純にとてつもなく辛い。涙が出てきた。これはあれか。この辛さでごはんをかっこめ、ということか。そんな手に乗るものか。わたしはそんなことはしない!もうわけがわからない。とにかくお冷やを飲んだ。少し落ち着いた。それからもう一種のお漬物のたくあんを食べる。こっちも辛かったらいやだなあ、と思ったけど大丈夫だった。いそいそと高菜ごはんを食べる。
サラダはドレッシングがわたしの嫌いなやつっぽい色(ピンクとオレンジの中間みたいな色)だったので手をつけなかった。ごめんなさい。

それから帰宅。
家に着いて買ってきたものを広げていたら、なんだかそれなりに満足している自分に気がついた。「あー散財したなー。」ってさっきまで落ち込んでいたけれど、まあこうしてものが手元にあるということならいいんじゃないかと思ったりもする。本当はワンピースを買うお金のはずだったんだけど服飾品で買ったものはシュシュだけで、あとは日用品になってしまった。なんかプラスチックのブックスタンドとか、机の角につける緩衝材とか、すべりどめ、広告用の飾り、額縁、小物整理用のトレイなど。


そうして結婚ソングに涙して今に至るというわけです。
あー。披露宴って素敵だよね。
披露宴に参列したい。参列してあの感動をまた共有したいものだ。



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自ら煮詰まる方向に進もうとする性向 - 2008年03月21日(金)

何かにとりつかれたようにマインスイーパに熱中している。
単純作業なので、手を動かしながら頭の中では別のことが次々とよぎってゆく。
昨日の教室のこととか。
ストレスがたまることがいくつかあり、そういうことが出てくるとなかなか次の記憶に移行してゆかない。そのことばっかり頭の中をぐるぐる回っている。
マインスイーパをやめて別の作業をすればよいのだけど、それもしない。
なぜか、と考えて、ああ、とわかった。
そうやって「手元を動かしながら別のことを考えてストレスを抱え込んでいる状態」に幼いころから慣れ親しんできたため、なんか妙に落ち着いてしまっている自分がいるのだ。

うーん。
これはよろしくない。
自己改造をせねば。

今日はスイミングスクールに問い合わせをしてみよう。
一回見学に行って、ひとりでもふらっと通えそうなところにしよう。
なんかこう、友達の輪ができあがっててキャッキャッって感じのところは疲れるのでいやだ。過剰に適応しようとして自分を偽ってしまうくせがある。今の仕事の同期の人たちにもなんだか微妙に入り込めてない感じがして、ちょっとうーん。おかげさまで着実に実績が伸びていっていることを指して「わたしたちと違って○○さんはすごいわねー」って言われて、言われるのと同時に本当ならば仕事の場でいちばん心を許せる関係であるはずの同期の人たちと心が離れていってしまうこのジレンマ。成績はよかったけれども友達の少なかった中学生のころを思い出す。結局、そういう状況を打開できるだけの甲斐性が育っていないということなのかしらん。がんばってきたつもりなんだけどなあ…。なかよくしようよ、みんな…。



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そのキーワードでたどり着いた人へ - 2008年03月17日(月)

「彼氏が自殺しました」というキーワードでしばしばここを見ている人へ。

何があったのですか?
書いてある通りのことが、あなたの身の上にも起こったのですか?

心配しなくてもいいですよ。
もしも話相手が欲しければ、あなたの話をわたしに聞かせてください。




――陽一君から、ついに指摘されたね。
――鼻炎薬は人一倍慎重に選ばないと、副作用でとんでもないことになるということ?
――ちがうちがう。
――ああ、ちがうの。
――確かにそれも一大事なんだけど。
――だって、薬局で薬剤師さんに相談して、副作用のいちばん出にくい薬を選んだのに。
――泥のように眠り続けていたね。
――しかも起こされた記憶もないよ。
――そして肝心の鼻水は止まらない、という。
――もうあの薬は飲まない。あの薬局にも行かない!
――極端だよ。
――品揃えが貧相なんだよー!
――そんなことで文句を言うなら、前もって合う薬を準備しておけばよかったのに。
――来年こそは!
――本当にそうだよね。

――それで、何の話だったっけ?
――陽一君から指摘されたことだよ。
――うん。本当はわかってる。
  喋り方がおかしくなってきたってことだね。
――鳥居みゆきに似てきたって言われたよね。
――花粉症で、自然とああいうくぐもった声色になるんよ。
――滑舌が悪いのももとからだしね。
――だいたい声低いし。
――じゃあしょうがないのかな。
――しょうがないんだよ。
――本当にそうなのかなぁ…。
――しらんしらん。はい次。

――この対話形式は、人格の区別がつきにくくてわかりにくいと言われました。
――それも陽一君からだよね。
――いや、わかってるのよ。口調が同じだってことは。
でも、これは陽一君の日記とかご本家の日記とかのような、別人格に近いふたりの対話からなるものではなく、同じ人間が一人二役でしゃべってるというか、ぜんぶ独り言っていうか、そういう雰囲気で書いてるのです。
――違いがよくわからないのだけど。
――区別してもらわなくてもいいんです。
――どっちが一人目でどっちが二人目かって?
――うん。
――でも読んでいる人は大変なんじゃないのかな。
――大丈夫だよ。どっちも一人目なんだから。
――そうかな。
――そうだよ。




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- 2008年03月12日(水)

教えていたふたりの中3が志望校に合格しました!

ばんざーい。
ばんざーい。

うれしいというよりも、まずは安心した。
まあでもこれはゴールじゃなくてスタートだからね。
気を抜かないで、春休みもしっかり勉強して高校生活に備えてほしいと思う。
高校入試が終わったことで燃え尽きてしまい、入学以降急転直下で落ちこぼれの一途をたどったわたしみたいにならないように!!!


陽一君の、アクセス解析機能の使い方に思わず笑う。
こういうところでものすごく発想力の働く人なのよね、と思いながら眺めていた。
笑わせてくれてありがとう。


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また鳥居みゆき - 2008年03月10日(月)

引き続き鳥居みゆき。

まあそもそもは陽一君から教えてもらった人なのであれなんですけど。
ごめんね。陽一君。

飛石連休藤井とのインターネットテレビ番組。
「鳥居みゆきの社交辞令でハイタッチ」(1/6)

まずはこれを見て鳥居みゆきの現在の方向性を把握するのがよい。
6分割されているのですが、あとは適当にリンク先から続きを見てください。(投げやり)

その上でカンニング竹山との絡みを見るのがよいと思う。
「ゴルファーとキャディー」

ああ。
おもしろい。


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閑話休題 - 2008年03月09日(日)

単なる思いつきで書き始めたデフォルメの話ですが、我ながら読んでいて非常におもしろくないので打ち切りにしました。ご愛読ありがとうございました。

さて鳥居みゆきですよ。
もうね、この人、ほんとに素敵。
頭がよくて博識で美人でスタイルがよくてね。
才色兼備。
惚れたね。
女だけど惚れた。

個人的にいちばんだと思うのはこれです。
圧巻の一言。
「妄想葬儀」


これも好き。
「テスト勉強」


これはひっくり返し方がうまい。
「妄想結婚式」




「マサコ」のほかに彼女には「ミチコ」「数子」というキャラがいる。
誰かのコメントを読んで気づいたのだけど、これまでお笑いにはタブーとされてきた名前ばかりなのである。
もう惚れた。超惚れた。


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- 2008年03月08日(土)

家に着いた。

家族はぼくたちのことを兄弟のように扱う。
向こうは、クラスメイトであり家族である、というぼくの存在に違和感を覚えたりしないのだろうか。
いちばん近い感覚は「双子」だろうか。

「あーあ。」
と、ジャージ(ぼくのものではない。どこから出現したのかは知らない。)に着替えた彼は、ベッドにごろんとうつぶせに転がり、ペットボトルのコーラを傾け、ポテトチップスを食べながら少年マガジンを読み始めた。

ぼくは帰宅すると、テレビを見たりゲームをしたりしながら寝てしまう。
ベッドを背もたれにしてテレビ画面に向かい、サガフロを始めた。
プレステ2のコントローラを持ったままうつらうつらしていると、母の夕食コールに起こされた。

ふたり揃って階下に降り、夕食を摂る。
ぼくは一人っ子だったはずなのだが、今日から突然増えたもう一人のぼくの分もきちんと用意されている。誰もそれを不思議に思ったりしていない。

「今夜はカレーよ。」

見なくてもわかる。
匂いが二階まで漂ってきていたから。

なのにデフォルメぼくは

「いやっほう!」

と、また見ているほうが気恥ずかしくなるような歓声を上げて小躍りしている。

と、そのとき気づいた。

母がどうやら、デフォルメ母だ。
ひらひらのフリルのついたピンクのエプロン、胸元にうさぎの刺繍。
髪の毛は後れ毛がはらはらと垂れ落ちているものの、上品さを損なわないまとめ方をされている。
そして、その優雅なしぐさ。ことばづかい。
普段の母とは顔だけが同じで、あとはまったくの別人だ。

そしてお膳は3人分しか用意されていない。

父は単身赴任中だからまあいいとして、本物の母はどこだろう。
この家の中に家にいるんじゃないのか。

「いっただっきまーす!」
「おかわりもあるからね。たくさん食べなさい。」

本物の母は姿を現さない。

おいしいカレーを食べながら、ぼくはちょっと不安になった。


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- 2008年03月07日(金)

ぼくは、デフォルメぼくに話しかけた。
冷静に話しているがそのときのぼくは目の前のできごとに圧倒されっぱなしで、下校時のこのときまで、彼と「話す」ということを思いつかなかった。

「田中君。ちょっと。」

ぼくは彼に呼びかけた。
同姓同名らしい、というのはわかっている。

「お?」

デフォルメが振り返った。

「なんだよ。田中じゃん。」

デフォルメは、ぼくに向かって軽く手を振る。
互いにクラスメイトである、という前提認識は成立しているらしい。
ぼくは彼の横に並んで歩き始めた。

何から話そう、と思っていたら向こうから話を振ってくれた。

「なあ、田中。」
「うん。」
「今日の転校生の女さ。」
「斉藤さん?」
「ああ、そいつ。むかつくよなぁ。」
「そうかなぁ。」
「人の顔見るなり、あんな顔するなんてさ。失礼なやつだぜ。」

『だぜ』…。

「でも、ちょっとかわいいんじゃない?」
「げー!どこがだよ。あんなガサツな女。」
「ところでさ。」
「なんだよ。」
「転入生の斉藤さんって、クラスに元からいた斉藤さんと似てるよね?」

デフォルメには、こちら側はどう見えているのだろう。
ぼくはそれを聞いてみようと思った。

「へ?斉藤?サックス吹いてるやつ?」
「ああ、そうかな。たぶん。」
「トロンボーンっていうんだっけ?あの首から引っかけるの。」
「サックスでいいと思う。」
「まあなんでもいいや。それと何?今日の転校生が?」
「似てるよね。」

「…。」

腕を組んで首をひねるデフォルメ。
首のひねり方が赤塚不二夫の登場人物を彷彿とさせるような芸術的なまでにまんが的なもので、ぼくは思わずほれぼれと見とれてしまった。

「…似てるかなぁ…。」

心底思い当たる節がないような様子だった。

「じゃあさ。ぼくと田中君はどうかな。」
「は?俺とお前?」
「そう。」
「似てるかどうか?」
「うん。」
「はぁ?何言ってんのお前?」

いぶかしげにこちらを見つめ返すデフォルメを見て、そうなのか、とぼくは思った。
向こうからは、こっちに同じ人間がいることはわからないんだ。

「いや、いい。ごめん。」
「お前、今日ちょっと変だぜ?」
「語尾に『だぜ』をつけるのはやめたほうがいいよ。」
「どうでもいいだろ?」
「今どきそんなことば使う人いないって。」
「お前、今日ほんとにどうしたんだよ?
 何か悪いものでも食ったんじゃねぇの?」

なんだか疲れてきたので、彼と会話するのをやめた。


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- 2008年03月06日(木)

斉藤さんは家が学校に近いそうで、デフォルメのほうが登校する過程を後ろから観察することができたらしい。

斉藤さんが見たのはまったく予想通りの展開だ。
曲がり角で、トーストを食べながら走ってきたぼくと衝突したのだ。

「なによ!いきなり飛び出してくるなんて!」
「そっちこそ、ちゃんと前見て歩けよな!」

みたいなやり取りが交わされ、互いに険悪なムードのまま別れたのだという。
これが教室での先ほどの一連の光景につながったのだ。

斉藤さんと首をひねっていてもわかることではなく、結局そのぐらいで話は終わった。


下校時はチャンスだ。
ぼくは彼を観察しながら帰ることにした。

彼は学生かばんを小脇にはさみ、両手をズボンのポケットに突っ込んで歩いている。
ひどく不自然な歩き方だ。かばんが重そうで仕方ない。

「あいつ、なんなんだよ…。」

何やらつぶやいている。
斉藤さんのことだろう。

「でも、ちょっとかわいかったよな…。
 いや、でも憎ったらしい女だよな!」

そこに斉藤さんがやってきた。
両手で前にかばんを提げて歩いている姿を見るに、デフォルメ斉藤さんだろう。

ふたりは並んだ。

「…なんだよ。」
「そっちこそ何よ。」
「俺んちはこっちなんだよ。ついてくんなよ。」
「なによ。あたしの家もこっちなのよ。」
「…ふん。」
「フン!」

見ているほうが気恥ずかしい。
やがて斉藤さんの家のほうに曲がる曲がり角に差しかかった。

「…じゃあね。」

ぶっきらぼうに斉藤さんが言う。

無視して歩き続けるぼく。
かわいくないな。

「…ねえ!」

斉藤さんがぼくを呼んだ。
思わず振り返るぼく。

「…今朝は、ごめんね。」

斉藤さんが、ぼくを見て謝っている。

「え…。いや、こっちこそ…。ごめん…。」

ぼくも、ほっぺたを人さし指で掻きながらなんとか謝る。

「明日から、ヨロシクね!」

絶対にカタカナだ、そう思わせるイントネーションで斉藤さんはさわやかに笑った。

「…お、おう。
 お前も転校してきたばっかで、大変だよな。
 なんかわかんないことあったら、その…何でも聞けよな。」

にっこりと笑顔を見せ、くるりとターンして斉藤さんは走って行った。


「結構、かわいいとこあるじゃん…。」

ぼくは、斉藤さんの後ろ姿を見送りながらぽつりとつぶやいた。

本物の斉藤さんといっしょでなくてよかった。これはちょっと気まずい。
本物は確か吹奏楽部員だから、今頃は部活動に勤んでいるはずだ。



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- 2008年03月05日(水)

ある朝目覚めると、ベッドのわきにもうひとりのぼくがいた。

確かにぼくなんだけど、ぼく本人より、いろいろなところが少しずつデフォルメされていた。
たとえば寝ぐせの形、パジャマのストライプの幅、めがねのフレームの形。
すべてが一見無秩序を装いながらも実は完璧に調和していて、ひとつの完成された模式図となっている。
一見無秩序で本当に無秩序な本当のぼくとは、そこが決定的に違っていた。

まんがだ、とぼくは思った。
このぼくは、まんがに出てくるぼくだ。
計算しつくされた無造作。つくられた自然体。

この調子だとまんがのぼくは、遅刻寸前であることに気づき、学ランの袖に腕を通しながらトーストを口にくわえ、小脇に学生かばんを挟んだままスニーカーをつっかけて「やばい!遅刻だ!」と叫びながら玄関を飛び出すのだろう。

ぼくは、雑穀ごはん、豆腐と油揚げの味噌汁、卵焼き、しゃけフレークの朝食を食べながら、彼の様子を観察した。
確かに歩いて行けば確実に遅刻だが、ぼくは自転車通学だ。
したがってぼくが遅刻することはない。

朝ごはんをゆっくりと食べたぼくと、ただあたふたしてやっとのことで着替えただけの彼は、ほぼ同時に家を出た。
果たして彼は、前述の通りの行動をとるのだった。

いくら走っていると言っても彼のペースに合わせていては本当に遅刻してしまう。
仕方なく、ぼくは彼を置いて行った。


学校に着いた。
友人が、転校生が来た、とうわさしている。
そうなんだ。
でも今は10月の半ばで、どうしてこんな時期に転校生がやってくるのか、ちょっと不思議だなあ、と思った。


担任が教室に入ってきた
「えー、転入生の紹介です。」
入ってきたのは、女の子。

あれ、と思った。
斉藤さんじゃないか。
斉藤さんは同じクラスの女子で、普通に入試を受けてこの高校に入学したはずだと思うんだけど。

ぼくは斉藤さんの席を見た。
そこには斉藤さんが座っている。

あれ?

前を見る。
ちょっと恥ずかしそうにうつむいて教壇に立っているのは、やっぱり斉藤さんだ。

そのとき、もうひとりのぼくがふいに叫んで席をがたんと立った。

「あーっ!」

すると前に立っているほうの斉藤さんも彼を見て

「あーっ!」

と何かいやな顔をしている。

「お前は!」
「あんたは!」

ふたりの声が重なった。
互いを指差しながら気まずそうに見つめ合っているふたりを見て、担任は言った。

「なんだ。知り合いだったのか。」

この展開だと、次は隣どうしの席になるのかな。
ぼくは思った。

しかし、ちがった。

「それじゃ、斉藤の席はあそこだから。」

担任が指差したのは、副委員長の佐上さんの隣に用意されていた机だった。
佐上さんは心得た様子で、にこっと斉藤さんに笑いかけた。
事前に聞いていたんだろう。

ぼくは考えた。
デフォルメ人間どうしだと、デフォルメされたストーリー展開が成立するらしい。
ふたりが隣どうしにならなかったのは、担任がデフォルメ担任ではなかったからだろうか。

昼休み。
佐上さんは、仲のよい女子数人と一緒に、転入生のほうの斉藤さんに
「校内の案内をする」
と声をかけている。
斉藤さんはうなづいて、笑顔で立ち上がった。

教室を出るとき、デフォルメ斉藤さんとデフォルメぼくの目が一瞬合った。
ぼくは両手を頭の後ろで組んで、ぷいっと目をそらした。
斉藤さんは

「フン!」

とほっぺをふくらませて出て行った。

ここで女子たちの

「田中ったら感じ悪いわね!
 気にしなくていいわよ、斉藤さん!」

みたいな声が飛んでくるかと思ったけど、佐上さんたちは微妙なほほえみを浮かべながら黙ってふたりの様子を見ているだけだった。
たぶんデフォルメじゃないんだろう。

ぼくは、もとからクラスメイトだったほうの斉藤さんに話しかけた。
斉藤さんの体験および世界認識は、おおむねぼくと共通していた。

「朝起きたら、隣にいた。」
と斉藤さんは言っていた。
「ぼくがふたりいるってことに、誰も違和感を感じてないみたいなんだ。」
「わたしもそうだよ。」
「気づいてるのは、ぼくだけ?」
「たぶん。」
「なんか、まんがっぽいよね。あの人たち。」
「そうそう。わたしも思った。」
「なんなのかな。」
「なんなんだろうね…。」


-

- 2008年03月04日(火)

――今日はどうだった?
――まともだった。
――とりあえず体力が回復したね。
――本当にぎりぎりまで睡眠を摂って温存しまくったからね。
――そのぶん日中は密度の濃い日だったね。
――いろいろなことをいっぺんに処理したからね。
――これが君のリズムなんだね。
――そうかもしれないね。
――なにしろ今日は憑き物がとれたように気分がいい。
――心配事もなくなったしね。
――昨夜、たくさん泣いたからね。
――「よしよし」って言ってくれたね。
――涙をつかさどる部分が壊れたかと思ったよ。
――ありがたいことだね。
――そうだね。
――やさしくしてあげたいね。
――うん。
――大切?
――うん。
――大切にしようね。
――そうしようね。


-

- 2008年03月03日(月)

――考えるからいけないと思うんだよ。
――もっとほかの事をしていれば、考える暇もなくなるかもね。
――してみる?
――うん。
――仕事に打ち込もう。
――そうだね。
――体調がよくないね。
――動ける程度には回復したけどね。
――仕事に打ち込めるほどの体力でもないね。
――今こうしてパソコンを打っているのは何?
――打たずにいられない。
――それってなんだか・・・
――何?
――自己欺瞞の香りがするよ。
――やっぱりそうなのかな。
――きっとそうさ。
――頭痛が痛いね。
――突っ込まないからね。
――すいません。
――吐き気もするんだね。
――なんなのかな。本当に。
――花粉症かな。
――そうかもしれないね。
――くたくただよ。
――そうだね。
――お医者さんにも言われたね。
――なるべく負荷を減らして生活しなさい、って。
――うん。
――しんどい?
――…うん。
――夢に以前の教え子が出てきたね。
――やぶからぼうに、何。
――夢の中では変わり果てた姿だったね。
――うん。
――今はどうしているんだろう。
――高卒認定取得に向けて、前向きに生きることができているだろうか。
――どうだろうね。
――しんどいよ。
――それでも地球は動いている。
――誰だよ。
――しょうがないよ。
――しょうがないか。
――本当は?
――休みたい。
――結局、他人のことって、見えることで判断するだけだよね。
――それしかないものね。
――母親からそうされて、思い知った?
――多少は。
――距離が遠ざかっていくね。
――しょうがないよ。
――努力しないの?
――したいね。
――そうだね。
――吐き気がひどいよ。
――頭痛も。
――でも行くの?
――しょうがないよ。
――悪化してるね。
――どうすればいいかな。
――今考えてるから、もうちょっと待ってね。
――やっぱり考えざるを得ないんじゃない。


-

- 2008年03月02日(日)

――それで君までこの形をなぞってみたというわけなの?
――いいじゃない。
――どうかな。
――あちらに比べたら読者の方も少ないし。
――そういう問題じゃなくて。
――いやー、これ確かにしゃべりやすいね!
――じゃ、まあ話を始めるか。でもいいのかな、本当に。
――あのね。CDが届いたんだ。
――何の?Rie fu?
――ちがうちがう。もうあの人はどうでもいいの。
――移り気だね。パッチギか移り気かってぐらいに移り気だよ。
――意味わかんない。
――ごめん。それで何のCD?
――学のお姉ちゃんが送ってくれたの。
――ああ。
――学が亡くなったばかりのころ、お姉ちゃんが毎日聴いてた曲なんだって。
――聴いてみた?
――まだ。
――どうして。
――手がつけられません。
――うーん…。
――どうしようか。
――そりゃ、聴いてあげなきゃ。
――うん。でも聴けないんだよ。
――気持ちはわかるけど。
――うちの母親がね。
――うん。
――「今頃何なの?」とか言ってたよ。
――それもちょっとひどいね。
――家族にとっては一生ものなのにね。
――あなたにとっては?
――黙秘権を行使します。
――何くだらないこと言ってるの。
――まあ、抱えていくことになるだろうね。
――そうだね。
――皇帝ペンギンのDVDがうちにあるの。
――あるね。未開封のやつ。
――これも手がつけられない。
――そうね。件の彼からもらったものだからね。
――お話に書いて少しだけ昇華したよ。
――苦しみを昇華した?
――うん。
――それはよかった。
――でも、最近いろいろとしんどいの。
――春が近づいてきたというのにね。
――本当はね。
――うん。
――もう、だめになってるんじゃないかな。
――考えすぎだよ。
――そうかな。
――そうだよ。
――よくわからないんだ。
――何が?
――自分の気持ちが。
――それで考えちゃうんだね。
――そう。
――でも楽しくお話してるじゃない。
――そのあと考える。
――どんなことを?
――もう、終わってるのかな、とか。
――考えすぎだって。
――でも気になるよ。
――そうね。
――うん。
――思い出し怒りしてるね。
――それに近いね。
――我慢しようって思ってたけど、やっぱり我慢できなかったんだね。
――でももうあんなけんかはこりごりなんだよ。
――じゃあ溜め込むの?
――できれば、冷静に話し合いがしたいんだ。
――せっかく楽しくお話できてるのに?
――だから気が乗らないんだけどさ。
――もやもやしてるね。
――してるね。
――好きかどうか、加速度的にわからなくなってくるね。
――わたしも極端だよね。
――そうだね。
――意味があるのかな。こんなの。
――どういうこと?
――もっと、あったかいのがいいよ。
――あったかくないの?
――よくわからないよ。
――またそれだ。



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お話を書く - 2008年03月01日(土)

教室に来てる、とある子どもをモデルにして適当なお話を作った。
できあがったものを某所に投稿してみたら意外に評判がよかった。
結構消耗したけど、なかなかおもしろい作業だった。
愛に飢えててさびしんぼうで、あまのじゃくで繊細で頭のよい彼の言動を文字にしてみて、改めて、愛すべき存在だなあと思った。
昨日は久々に顔を合わせた。少しずつ大人になってゆく。この子の成長を見てゆきたいと心から思う。どんな人間になってくれるんだろう。



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