日記...マママ

 

 

エーデルワイス - 2007年02月28日(水)

彼は以前、小学生の頃からずっとずっと一筋に好きだった人のことを繰り返し日記に書いていた。
そういう浮世離れした所業を成し遂げてしまっているというところにも割かし惹かれたのだけど。

その人と彼との縁が成就する可能性は今やほとんどないものの、もし、もしも、先方の事情が変わって、一緒になれるかもしれないとしたら。
「あなたしかいない」と言われたら。
と、友達に尋ねられたらしかった。

「仮にそういうことになっても、断るから。」
と、はっきりとそう言ってきたのは、すごいと思った。
すごいと言うか、えらい。
全力投球だなぁ、と思う。

成就しないから、何もできないからこそ、あきらめきれないんだろうね。

なんでなのかわからないけれど、その日記をずっと読み返してみた。
苦しそう。
ズギューンと胸を射抜かれた日の日記とか、それから、その人とふたりで会って、ごはんを食べた日の話とか。

わたしは、その人には勝てないんだろうな。
一生、ずっと。
勝手に穿り返して、勝手に不安になっている。
面倒な女だ。

二千花のエーデルワイスはいい。
どこかで聞いたことがあるような気がするのは気のせいだろうか。
先日、本当はこれを買うつもりでタワレコに行ったのだ。(そして木村カエラを一緒に買ってきてしまった。)
今すぐ飛んでいって、会うことができたらいいのかもしれないと思う。
遠い、ほんとに遠い。

昨日まではさしたる根拠もなく自信があった。
勝負のステージがそもそも違うのだから、勝ったも負けたもないはずだと。
今日は何が不安?
わからない。
何が不安かわからないから不安だ。


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茫漠とした - 2007年02月27日(火)

おかしな夢を見て目が覚めたときの、あのぼんやりした不安感はつらい。
せつない、せつなくてさびしくて、不安になる。

月末で混んでいるATMに並んで順番待ちをしていたとき、わたしの3人前に、なんだか見るからにアレな感じのメガネ男子がいた。
おでこは広く、そう不自然に広く、髪は(あまり頓着しない人特有の)さらさら感があり、しかしだらしなく伸びて、目にかかろうかとしている。
有体に言って見苦しい。
下膨れで、何が不満なのか、下唇がぶうと突き出ている。
コックさんの服を着ていた。

こんなんだったらどうしよう、と思って、ついまじまじと見てしまった。
当たり前だが視線に気づかれ、その人は困惑気味に、少し照れたように、メガネのずれを直していた。

写真を送ってくれるという。
わたしが送ってきたのに自分は送らない、というのが嫌らしい。
「がんばるわー」
と、いつもの穏やかな低い声で伝えてきてくれたときのうれしさ。
わかるわかる。
そういうところが好きなの。


階下では、母が五輪サッカーの予選に白熱した声援を送っている。
不安。不安。
どうしよう。
何か大切なことを忘れているようなこの不安感。
あぁ、そうだ。
電話をしなきゃ。

何かから逃げているという感覚。
逃げているという感覚は人を追い詰めると思った。
でも立ち向かうことはこわい。
体力も気力も、手が震えるほどに足りない。
わたしはひ弱だ。脆弱だ。
こわい。こわい。

ああ。
きっと彼が抱いている感触も、こんな感触。
明日が見えない不安。
明日への恐怖。

これは寄り添うことで解決するものなのか?
きっとそうではない。
きっと増大し、膨れ上がり、身動きが取れなくなる。
そうだよね。

ICOを買ってこようと思った。
BGMが素敵。

あぁ。
まずい。
不安が増幅していきよるわ。



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はっと気がつく - 2007年02月26日(月)

母が風邪気味で、代わりに家事をしながら思った。

もしかしたら、義務なのかもしれない。

わたしは学のことを助けたい、と思った。
一度助けたいと思ったからには、それを貫く責任があると思った。
ここに、意志に伴う義務が発生している。
結局、貫けなかったわけだけど。

彼にとってわたしは「かわいそうな人」なのだろうか。
それを助けるのが、彼の義務になっているのだろうか。

それはそれで別にいい。
いいのだけど、義務を負うことで生まれる負荷、ストレス。
じわじわと溜まっていって、混濁し、膨張する。
それがこわいな、と思う。


もうわたしが相当な変人であることは明らかだと思うので開き直ることにするが、わたしは彼の顔をまだ見ていない。
今度初めて会う。
だいたいの雰囲気は伝えてもらったが、雰囲気だけ。
おかしいのはよくよくわかっている。
いや、本当にわかっている。
自分でも、おかしいと思うのだ。

先方には伝えたが、今まで出会ってきた人の中で最高級に「この人とは…無理だ…」というような容姿であったとしても、中身が彼なら大丈夫だと思う。
ほんとにおかしいと思うのだ。

茶色いカラコンタイプのワンデーアキュビューを買ってみた。
黒目がくりっと一回り大きくなっている。うん。多少マシだ。

あと、言っちゃ悪いが彼も相当おかしい。
会ったことないのにね。
大丈夫なん?
他人事のように心配になる。

変人同士で丸く収まっているといえばそうなのだが、とにかく、早く会いたい。
現状が何しろ変すぎる。


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Magic Music - 2007年02月25日(日)

昨年の初夏、茫漠とした心持ちで、スペースシャワーで繰り返し流れるこのプロモを見ていた。
「あなたの 笑顔が 見たい」
のところを、一緒に歌っていた。

そして今日、別のCDを買いにタワレコに行ったとき、アルバムが出ていたことを知り、つい買ってしまった。(お金ないのに…)
車の中で、一緒に歌う。
「あなたの 笑顔が 見たい」

思い浮かぶのは学の最後の、最期の、というべきなのか、本当に、わたしに見せてくれた最後の笑顔だったのだ。それはそうだ。だって昨年の初夏にもその笑顔を思い浮かべていたのだから。
気がついたらものすごい力でアクセルを踏み込んでいて、こんなふうに思い出すためにCDを買ったのだろうか、と、自分でよくわからなくなった。きっとたぶんそうなのだ。忘れないため、思い出すため、刻み込んでおくため。

今大好きなあの人に「申し訳ない」とか、そういう気持ちは湧かない、というか、それが湧くこと自体がなんだか自意識過剰のように思えて気持ちが悪く、意識して抗している。広いくくりの「悲劇のヒロイン」を気取りたいだけに思えてしまって、ほんとに気持ち悪くなる。
逃げたい。
なんだ。この波。
逃げたい。おりたい。
もうやめたい。

「あなたの 笑顔が 見たい」
このフレーズ3回目ぐらいで、突然、体中に痺れがきて、胸が詰まって息ができなくなり、目が潤んだ。どきどきする。
なにか知っている感覚、そうだ、これはオーガズムに似ている。

そうか、そうか。
わたしはこういう状況でオーガズムに達するのか。
どうかしている。
ほんとに冷血人間やな。

言わないと決めている。これも言わない。
際限なく依存しあう関係は嫌いだ。
言いたくない。
誰にも言いたくない。

あぁ。だめだ。
ほら。来た。波が来た。
この不快感、この焦燥感、自己否定感、出所のはっきりしないもやもや、
黒い人。

学のせいじゃないよ。
学のせいじゃないから。

わたしでは、やはり駄目だと思います。
わたしは一片の価値もない女で、そりゃ生きているわけですから、生きているだけで価値はあります。生命はそれ自体が価値なのですから。
わたしには乳房もあり、子宮もある。だからわたしは確かに女です。
しかしわたしには価値がない。
やはりわたしでは駄目だと思うのです。

黒い人が女口調になっている。
性転換でもしたのかしら。



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彼氏ができました。 - 2007年02月22日(木)

無気力だ。
一日中、くすぐったい記憶を反芻してにやにやしていたい。

なんだって「環境」が変わることは最初はある程度のストレスになるし、慣れてくれば、これが当たり前になってくれば、よいのだけど。
そうそう、だから今はちょっとがんばらないといけない時期なのだ。
うん。がんばろう。

本当はもう少し時間をかけたかったんだけど、向こうがなんだか焦ったようなのだね。うん。わたしが「今日、母に見合いを勧められちゃってさー」などと話したものだから焦ったらしい。
でも「べつに結婚したいとか思ってないしなぁ。見合い?しないよ、しない」というようなことはちゃんと言ったんよ。うん。言った。ような気がする。

電話の向こうから聞こえてくるひとことひとことがとてもうれしくて、大事だなぁ、と思う。
時折見え隠れする不器用さがいとおしい。

あーーーーーーーーー。
もうだめだーーーーーーーー。
なんか、いろいろ考えなきゃって思うんだけど、考えられない。
頭の中に霧がかかっている。ピンク色の霧。

まずは今日やることを考えよう。
・ひきざんカード作り
・スタッフさんに月曜のことと火曜のことを伝える
・テストの準備

うん。これだけ。
よしやるぞ。やるぞーーーー。
あぁでもやっぱりピンク色。ううううう。


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はじめて - 2007年02月21日(水)

指折り数えてみると、うん、2年だ。
2年間、ずっと心の隅っこに引っかかっていた。
その間に学と付き合いだして、学がいなくなって、ゆうべ学に夢現のなかで尋ねていたのは覚えている。
いいよね、学。
何て言ってるのか、返事はうまく汲み取れない。
ごめんね。ごめん。
でも、そうするのが、正しいことだと思った、いや、えーと。違うな。
そうしたい。
わたしは、そうしたい。
だってもう、それしかない。
まだ実感が持てないけど、せつなくて涙が出そうです。
大好き。




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NHK教育 高校数学基礎講座 - 2007年02月20日(火)

おもろい。
めっさおもろいよ。
見たほうがいいよ。
いやほんとに。



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不安とか迷い - 2007年02月19日(月)

もやもやと、漂うものがある。
不安感に苛まれる。

信頼を預けてもよいのか。
所詮、それは一方的なエゴでしかないのか。
裏切られるのがやっぱりこわくて、裏切るより裏切られるほうがいいというのは本音だけれども、それでも、裏切られるのも、やっぱりこわい。
だから、殻にこもってしまう。
でもそれって失礼やんな。
心を通い合わせることができている、と思えているのに、やっぱりそうじゃなかった、やっぱり疑ってた、やっぱり信じきれてなかった、それを言わないまま放置しておくのは失礼やんな。
誠意がない。

でもそれを伝えるとなんだか流れで自動的に「好き」と言わなければならなくなるような気がして腰が引けていたのだが、まぁそれは言わなくても大丈夫かもな。

何を信じきれていないんだろう。
何が、引っかかってるのかな。
わからない。

学のときみたいに、全力で、全身全霊で癒すことはできていないかなぁ、とは思う。
あのときの学はそうしないと、本当に、死んでしまいそうだったから。

彼は学よりはまだ平気そうなぶん、余裕があるのかな、というふうに思える。
でも実際は、そんなことないんやと思う。
ほんとは、いつも、いっぱいいっぱいなんだけどね。
きっとそうに違いないのだけど。



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はて - 2007年02月18日(日)

会いたい。
会いたいなー。
会う約束はすでにしているのであとはその日を待つだけなのだけれども、会いたいなー。
うん。早く会いたい。

会いたい、会いたい、という気持ちの合間に紛れ込むのが
死にたい
という声で、なんなんだろ。
こんなんもう耐え切れんのな。わたし。
とてつもなく投げやりで、とにかく仕事だけは守っていけたらそれでいい、と思う。頭が痛い。
もう、ほんと、殺してもらっていいんやけどな。
いや、やっぱり駄目だわ。家族が悲しんでしまう。
なんだ、この感覚。
無理無理無理無理、駄目。絶対に駄目。
駄目だよ。本当に。
と、わたしを止める声がする。

悲しい思いをしたくない。
したくないし、させたくない。

過去の日記をたどってみた。
学とネットで知り合ったのとちょうど同じ頃に、この管理人さんのサイトの掲示板にも初めて書き込みをしている。
学と付き合い始めたときのこと、学が熊本に来たときのこと、うまくいったり、うまくいかなかったり、学は入院をして、すぐに退院して、それから、何もかもがうまくいかなくなってきて、わたしはどうすればよいかわからなくて、本当に、何がなんだか、もうわからなくなっていた。
投げ出したかった。
正視できる。
わたしは、学のことを投げ出したかった。
それが学を殺すことになるかもしれないとわかっていて、それでも。
誰が何と言おうとわたしは殺人者で、それを一生背負って生きていかなければいけない。
あの日のことを、まだ誰にも、最初から最後まで、全部は話してない。
学の気持ちを織り交ぜながらは、まだ誰にも話していない。
わたしは学の気持ちがとてもよく理解できていた。
たぶん、いちばんよく理解できていた。

今とても冷静。
何を、浮かれているんだろう。
あなたに、そんな資格などない。

学が生きている鼓動、学の生命、学の笑顔や、すべすべのほっぺたや、寝顔や、口調や、声色や、そういったものを、まるで目の前にいるかのように思い出すことができる。
学、わたしはあなたを置いて幸せになることはできんよ。
学はいやいやをしているような気もするし、それは幻影なのかもしれない、という気もする。
学は、やっぱり、わたしにいっしょにいてほしい、と思っていると思う。
わたしには、わかる。
学に責任をなすりつけているわけではない。
いや、そうなのかな。
わたしはまた、学に重荷を背負わせようとしているのかな。

あの人に、これを伝える自信はとてもない。
誰にも伝えられる自信がない。
たぶんわたしのことを誰より正確に理解できる人だと思うけれど、それでも、あの人にも、これを正しく伝えられる自信はない。
でも、甘えたいと言うならば、わたしにできることは、甘えさせてあげることだけ、それ以上のことは、期待、させてはいけない。わたしは誰とも付き合うことができない。そうすると、わたしは生きていけなくなる。常に死にたい、死にたいと思いながら、生きていくことになる。付き合うことは悪いことで、罪で、よくないことで、だから、好きにはならないで。ちょっとでも、女として好きにはならないで。期待を裏切らなくてはいけなくなるから、ただの友達でいて。受け止めきれない。ひとりでいたい。ひとりでいなければならない。お願いやけん。そしてこういうことも、伝えることはできない。毎日電話する。電話して、お互いにやさしくいたわり合って、会う日を楽しみにして、でも今日は、電話できる?電話して、何を話す?わたしはこんなに荒んだ気持ちで、でもそれを伝えてはいけない。期待を裏切ってはいけないからだ。「何でも話してね」と、繰り返し言ってくれる。でも、本当に、本当に、何でもいいの?そうじゃないでしょう。きっと、そうじゃない。だってそうじゃない人もいたよ。その言葉を信じて何でも話すと、受け入れられない、という顔をする人。確かに言ったじゃない。「何でも話してね」って。その意味を理解しているの?そんな簡単に言うセリフじゃないんだよ。あのときは、本当に、悲しかった。傷つけられた。期待させないで、って思った。あなたはきっとそんな人じゃない。けど、やっぱり、信じ切れていない。本当にごめん。こんなに疑い深くてごめん。もしかしたら、全部、受け止めてくれるかもしれない。けど、そんな負担を背負わせるのもいやなの。自己満足の世界なの。ひとりで抱えていたい、ひとりで考えて、苦しんで、ひとりで罰を受けなければならない。そう、だんだん冷静になってきた。涙も止まって、学の声は、何て言っているのかわからないぐらいに遠く、かすれている。それはさびしい。学には近くにいてほしい。わたしにできることは、期待させないことと、させてしまった期待を裏切らないことだけで、恋なんて、恋なんて本当にとんでもないことだと思った。信じてみていいのかな。でも信じるっていうのは、相手への過剰な期待ではない。信じるって言うのは、どういうこと?「話そう」って思うこと?重い話をして、それを受け入れてくれるって思うこと?
学の記憶を、いいことだけ残して、かわいそうだったこと、つらかったこと、それだけを忘れたいと思っている。そんな残酷な。そんなことこそ、覚えておいてあげないといけないのだ。そうでないと、学は何のために死んだの?楽しいことももちろんだけど、つらかったこと、しんどかったこと、学がね、学が悲しかったことを、なんだって、どんなことでも覚えておいてあげないと、それがないと、学は報われないよ。学の悲しみを共有することができないなんてことは、あってはならないんだ。でも、わたしはいつ報われるのかな。報われることはないのかな。あぁ、やっぱり、報われたいと思ってるんだな。学と悲しみを共有することで、いつかは報われたい。それはいつ?いつになったら、わたしは報われる?
目を向けないでいると、いつでもいつでも、ざわざわと、胸の中で声がする。こっちを向いて、こっちを見て、誰かが呼んでいる。目を向けないでいると、わたしは恋もできる。でもざわざわは止まらない。ずっとざわざわしている。ざわざわしたままでは、恋を続けることはできない。
いつか止まるのかな。だって、学はもう死んじゃったの。話すことは、できないの。恋をあきらめよう、それが常にわたしのなかで建設的な結論として出ていて、でも、期待を裏切りたくない、という気持ちもあるから、だから、これは恋ではないのだ、と自分に言い聞かせている。

抱きしめてほしいし、抱きしめてあげたい、手を握って、頭を撫でて、いつまでも抱きしめていてあげたい、という気持ちは互いに共通していて、それは恋でなくてなんなのだろう、しかし、恋だと言いたくはない。
ざわざわする。



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1分で済む用事を30分以上かけて話していたら、それは恋である。 - 2007年02月17日(土)

はい。
すいません。


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縁の話 - 2007年02月16日(金)

先方が日記に書いているのは「縁」の話で、わたしとの「縁」を感じてくれているのであった。
とてもうれしい。
ありがたいことだと思う。

ずっと、こんな人に会いたかった。
「そんなこと言うと誤解されるよ」
と笑われたが、そういうのを抜きにして、わたしはずっと、こんな人に会いたかった。
正しく、自分のことを理解してくれる人。

だから、わたしが女で、相手が男で、その流れの「好き」は言わない。
絶対に言わない。

言うと壊れる。
それは、言わないで我慢しておくことより、何倍もつらいことだ。

ここ数日は、祈るような心持ちで、どうか、どうか、この「縁」が途切れませんように、と思い続けている。
どうか、わたしが彼を必要としているのと同じぐらいに、彼もわたしのことを必要としてくれていますように。
どうか、両者のてんびんがなるべく水平に近くありますように。
どちらかが重過ぎたり、軽すぎたり、していませんように。
この危ういバランスを前にして、泣きそうなぐらいに強く思っている。
もう、いやだよ。
人と人とのつながりで、傷つけたり、傷つけられたりするのは、もういやだ。
バランスを保つのは大変だ。
だけど、甘っちょろいのかもしれないけど、本当に、今の関係を保つことができるなら、わたしはいくらでも我慢する。
「好き」と言いそうになるのを、絶対に我慢する。


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暇な時間ができた。 - 2007年02月14日(水)

久々に暇な時間ができた。

最近仲良くなった人のことについてよく考える。
私はもともととても惚れっぽい人間で、すぐ誰かのことを好きになる。
ので、好きか、と聞かれたらそれは好きだと答える。
相手もわたしのことを憎からず思っているのはわかる。

が、それ以上の深いつながりを求める気持ちと、「しかしどうせうまくいきっこない」という気持ちが、ぼそぼそと言い争いを続けている。

わたしは学のことをずっとずっと、たぶんこれからずっと引きずって生きていくことになるし、そして、相手もまた、見込みのない恋をずっとずっと、引きずって生きている。
あんまり不毛だ。

そしてお互い癒してほしがっているという点は共通していて、あまりよくないことだとは思いながらも傷を舐め合う関係を求めている。
かつてセフレをつくってわたしがやっていたことと同じことだ。
ただセックスがないだけで。

互いに相手の人間性を尊重しながら癒し合う、という関係なんて成立するのだろうか。
よくわからない。
ただ、学のこととかいろいろなことを差し置いて、わたしはその人のことが好きだ。
でも、付き合いたい、とは思ってない。
しんどさのほうが勝つだろう、というのが容易に想像されるので。
先が見えない関係だから、深入りするものではないのだろうと思う。
これは学のときにも思っていたことだ。
そうだ、深入りするとろくなことにならない、と始めに思った関係は、やっぱりろくなことにならないのだ。
わたしひとりが傷ついて終わるなら、まだそのほうが楽なのだ。
誰かを取り返しのつかない状態に追い込むよりは、ずっとずっと、何百万倍も。
今回の相手も、わたしと関わると、ろくなことにならないのであろうか。
たぶん、そんな気がする。

裏切りたくない、と思う。
裏切るぐらいなら、裏切られたほうがましだ。
本当に、そう思う。
そのほうが、何倍も何倍も、何百万倍もましだ。
実際、そのほうが楽だ。
自分を責めなくてすむから。
あきらめるだけで、すむから。

心をぴったりと貝のように閉ざして、そう、わかった。たぶんわかった。
わたしができることは「裏切らないこと」だけだ。


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安らいでいる - 2007年02月13日(火)

安らいでいます。

非常に奇妙な関係ではあるけれども、自分の弱さとか甘えとかを自然に理解して受け止めてくれる人がいるという事実はこんなに人を安らいだ気持ちにさせるものかと思う。
駄目なら駄目でいいのだけど、ただゆったりと仲良くしていたい。

ていうか眠い。
寝よう。


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復活祭 - 2007年02月08日(木)

ふっかつさい、ではなくて、ふっかつまつり、と読みます。

いや別に、なんでもないんだけど。
単に元気になったというだけの話で、読み方がどうとか、ホントただの気分なんだけど。


図らずも携帯のメルアドを教えてもらい、メルメル交換をしている。
昨年ズギューンと胸を射抜かれた、あの管理人に。
これは本当に予想外だった。


は、はてなで質問してみようかな…


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頭痛と不機嫌 - 2007年02月07日(水)

今朝、突然、猛烈な不機嫌に襲われた。
きっかけは、昨日渡された書類を今日提出しなければならないということだった。
以前からこれを提出することになっているのはわかっていたはずなのに、どうしてもっと早く渡してくれなかったんだろう。
しかも昨日は教室日で、わたしはものすごくばたばたしていて、夜遅くまで身動きが取れない日で、それも先方はよくわかっているはずなのに、なんでやろ、と、朝一で書きながらふと思った。猛烈に不機嫌になった。
しかしこれは冷静に考えてみると、別にたいしたことではないのだ。
ひとつひとつが煩雑なものではあるが、きっちりこなしていけば確実に書き終えることができるものだ。
昨日仕事が終わって帰宅してから数時間時間を取れば済むような内容であった。
にもかかわらず、突如起こったこの猛烈な不機嫌。
ほんとはそういうことではない。
ほんとは、生理4日目だったのと、薬がなくなって体調が悪かったのと、そういうことだ。
それにしても今日は、本当に、本当にわたしは不機嫌だった。
今朝から出席する予定だった講座に向かったものの遅刻は確実で、駐車場に車を停めてから、よせばいいのに一から化粧を始め、髪を整えて、書類に不備がないか改めて確認して、書類だけ提出して帰ってきた。講座の後は同期の人と集まりがある予定だったのだが、それもキャンセルした。
もう、本当に不機嫌だったのだ。
そしてやっぱりわたしは、欠陥品だと思った。
どうしてこういうときに、うまくやれないのか。
きっと、会社員として普通に毎日出勤することすら、今のわたしにはできないんだろうと思った。
嫌になった。
突然、何もかもが。
どうしてだろう。
なんだろう、この振れ幅の大きさは。
考え込んでも仕方のないことを、考え続けていた。
もう嫌だ。
ある日突然、何がどうしたというわけでもなく、わたしはこうなる。
教室のことまでこうして投げ出してしまえばもう末期だと思うが、それはしない、そこを踏みとどまる自信はある。
けれど、こうして、人と人との約束事を守れない。
もう嫌だ。


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あだまいだい - 2007年02月05日(月)

頭痛が痛いとです。

歯磨きを磨く。
危険が危ない。


薬をさぼってよう飲まんかったせいで、今日は一気に体調が落ち込んだ。
もう何もできないぐらいに体がだるく、頭が痛く、声も出ない。
一日中寝ていた。
ちょっとさぼっただけでこんなんなっちゃうんだな。
でも、以前の自分は。
こういう状態が当たり前だと思い込んでいて、なんとか気力を振り絞って生活を続けていたのだ。

どっちがいいのか、という話だ。
薬を知ったことで、わたしは薬がなければ何もできなくなった。
でも、薬をさぼらずに飲んでいれば、前よりいろんなことができる。
わたしは欠陥品なのか。
でも、薬を飲みさえすれば。

だからわたしは薬を飲み続けることに決めている。
飲みさえすれば、いろんなことができる。
正しいのか、間違っているのか、そんなことよりも、ただ目の前にある結果がすべてだと思う。
薬を飲むことで、わたしは平穏な心と周囲との調和、幸せな日常を手に入れることができた。
絶対にこれを手放したくない。
だから飲み続ける。


あー。しかし頭痛いな。



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夢 ひさびさの長編 - 2007年02月04日(日)

藤原紀香が、なぜかどこかの県の知事になっている。
宮崎県ではない。
が、そのまんま東と同様、上京して芸能活動で成功を収めた後、地元に戻ったという設定らしかった。
右も左もわからず悪戦苦闘しながらも少しずつ独特の政治的手腕を発揮し始め、周囲を巻き込みながら成長してゆくのだ。
そして彼女の傍らにはいつも、地元に残って家業を継いだ幼馴染、キムタクがいる。

キムタクは本当は、近所のマンションに住んでいて、どこか寂しげな表情を漂わせながら無理して笑っているというふうな黒髪の人妻(年上)に心惹かれている。
藤原紀香もそのことは知っていて、応援してやりたいとは思っているが…。

そして彼らを取り巻く個性的な幼馴染の面々がいる。
幼馴染たちの、ときに悪態をつきながらも互いを信頼して肩を寄せ合いながら生きていく様子は、まるでちびまるこちゃんのメンバーがあのままの関係で大人になったようであった。

で、なぜかキムタクと紀香が悪の組織と銃弾戦を繰り広げているのである。
なんでまた県知事と自営業者がそんなことになっているのか。
舞台はもちろん県庁で、書類が宙を舞い、LANコードには足をひっかける。

そんなこんなでキムタクの心も揺れ動く。

というところまで見た。


あとはまた別の話になって、わたしは高級リゾートホテルのカフェでタピオカミルクを飲みながらぼんやりとそのホテルのプライベートビーチを眺めていたり、ビーチバレーに興じるキムタク率いる幼馴染軍団(再登場)を眺めていたり、それにいつの間にか乱入していたりしていた。

なんかそのビーチバレーは例の銃弾戦の相手方である悪の組織との戦いの一環らしく、キムタクは試合前「いいかお前ら、わかってんな」などと眼光鋭く仲間たちに気合を入れていた。いいやつだなキムタク。紀香のためにそこまでしてやるなんて。




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