いたストと二角取り - 2006年03月28日(火) 「学校」ということばはわたしにとって「箱」でしかないのだけど、もっと柔軟で有機的で、さまざまな思惑の巨大な融合体として捉えている人もいるんだなぁと最近思った。 「学校」という場で繰り広げられるさまざまな人間ドラマを私も目の当たりにしてはいたけれど、基本的に全部他人事、どうでもよかったような気がする。 だから、学校とは私にとって「箱」でしかなかった。 中学生のころの話だけど。 - せつない系 - 2006年03月07日(火) 妙に目覚めがせつない夢ってあるよね。 FF7にAKIRAの世界観が合わさったような夢を見た。 FF7のラスボスは、世界的大企業のお抱え戦士でかつて「英雄」と呼ばれていたすごい人なのだけど、まぁいろいろあって悪の道に走ってしまった人なのだ。 けれど、(ここから夢設定)その大企業の陰謀により、その英雄が結局は正義で、彼を倒そうと戦いを挑んだ者たち、すなわちプレイヤーが操作していた物語の主人公たち、が悪者だというように仕立て上げられてしまったのだ。 戦いの果てに両者は相討ちとなり、からだは散り散りになってしまう。 行き場をなくした主人公たちの魂は、平和になった世界を飛び回り、人々が活気を取り戻してゆく様子を見て回る。 破壊された街々はその大企業の指揮の下復興され、世界は何事もなかったかのようなもとの姿を取り戻しつつあった。 折りしも、とある街で、かの英雄を称え平和を祝うという趣旨の記念式典の開催準備がほとんど完了したところであった。 式典が始まった。 花火とともに大歓声を上げる観客たち。 大舞台の上で、英雄と主人公たちの戦いがコミカルに再現されている。 弱く卑劣な挑戦者たち。 圧倒的な力をもって完膚なきまでに彼らを打ちのめす英雄。 そして英雄は、寛容にも彼らを許す。 あまつさえ、その海のような広い心をもって過去を水に流し、友人として認めてやるのだった。 人々はそれを信じ込み、かの英雄を賞賛し崇め奉る。 式典のため人気のなくなった路地裏では、主人公と、その幼馴染であり戦いをともにした女性と、ふたりの魂はふわふわと目に見える形を取り始める。 やがて半透明のからだを成したふたりは、歓声に沸く式典会場をそっと見やり、何はともあれ世界が平和を取り戻したことに安堵の微笑みを交わして、いずこかへと旅立ってゆく。 このへんがなんかものすごいせつなかったのだ。なんとなく。 「ほんとうの自分と違う姿の自分が信じ込まれるのって、つらいね」 「そうだな」 「あの実験はまだ続いているの?」 「たぶん」 「ひどいよね。カステラみたいに大量生産しておいて、見込みのない赤ちゃんはポイ、だもんね」(←なんでカステラなのかはわからないしどういう実験なのかもよくわからない) 「あぁ。そうだな」 「ねぇ」 「ん?」 「ううん、なんでもないよ」 とか、口は動いてないのにテレパシーみたいに想念だけがダイレクトに会話してる感じもなんかせつない。 二度寝したらまた夢を見た。 自分の一家がどこかの名家の一員で、そのしがらみにさんざん振り回されるという夢だった。 ものすごい高そうな振袖を着せられ、いやいやながらになんかの記念式典(また)に参加させられるのだが、そこでグライダーが飛んでいたのだ。 着物の裾をたくし上げ、夢中でグライダーに駆け寄って空を楽しむ。 それがきっかけで勘当されて路頭に迷い、友人の家に駆け込むとかなんとか、そのへんで目が覚めた。 はぁ。つかれた。 - こんな恋の話 - 2006年03月03日(金) 「恋」と「鯉」はイントネーションが一緒なのに、どうして「鯉」だとこんなに泥くさいイメージなのだろうか(養鯉業者の方には非常に申し訳ない)。 何を書いているのだろうか。 えーと。鯉。鯉だ。 じゃなくて恋の話だ。恋。 昨年騒いでいたさるサイトの管理人が「彼女」との転機を迎え、またいつものごとくネガティブ思考に沈み込んでいる。 私のこの人に対する気持ちは非常に幻想的で一方的なものだったので、今ではもうすっかり自分を客観視することが出来てはいるのだが、この人と誰かが似ているなぁ、と思って思い出したのが前の職場のOさんで、Oさんにはもう本当にすごい迷惑をかけたりかけられたりして修復不可能な仲なのだが、なんていうか、不器用で潔癖で高い知性と品性を持つがゆえ、環境にうまくなじめていないところがこの管理人とすごくよく似ている。私はOさんのそういうところがすごく好きで、同時にすごく苦手だった。今どうしてるんだろう、と思った。親に結婚を反対されていた彼女とは無事結婚できたのだろうか。たとえそれがなかったとしても私に彼との縁があったとも思えないけれど。 潔癖な人は苦手なのに、どうしてもそういう人じゃないと代わりがきかない部分というのが自分の中に確かにある。潔癖でいることは非常にしんどく、ストレスがたまる。だから潔癖でいることからおりた自分としては、何か悟ったような顔をしていてもやはりそういうものに対する憧憬というか羨望というか嫉妬というかそういうのがあるんだろうなぁ。 -
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