日記...マママ

 

 

やり直す - 2004年12月04日(土)

間違えちゃったからやり直す。

料理をするとき、調味料を目分量で入れるものだから加減をよく間違える。
だいたい私の場合入れ過ぎて濃くなる。
だから水やみりんを注ぎ足して薄める。
そしたらその分「やり直した味」になる。
食べられないことはないけれど、なんか偏っててバランス悪くて変な味。

最初はきちんと目盛りで測って、お手本どおりにするのがいい。
手順を覚えて失敗なくこなせるようになれたら、少しずつ、自分の判断を盛り込んでいけばいい。
本当はそんな感じ。


無職になるのは怖い。
けど、今のままでは何も変わらない。変えられない。
やり直したい。
リセットしたい。


ドラクエ8は意外と中ボスが強くて、すでに私は3回ほどリセットしました。
少年犯罪の話になると必ず年配の評論家が知ったような顔をしてゲームのリセット機能の話を持ち出すが、最近の子供は本当にそれと現実を混同してしまっているのだろうか?問題はそんなところじゃない気がするんだが。
私も親から「ドラクエやって世界を知った気になるな」みたいなことを小さい頃言われたことがあるが、いやそんなことあるわけないじゃん、と我が親ながらそのステレオ思考に辟易した記憶がある。

命がリセット不能なものであることぐらいはいくらなんでも本能的に皆知ってることだと思うんだが。(死んだカブトムシを「スイッチが切れた」といってどこを押せばいいのか探す子供は単にそれが命だという事実を知らなかっただけの話なので別問題だと思う)その先の問題だろ。多分。今の子供はゲームと現実の区別が付いてないとかいう人は結局子供の感受性をいっぱしの人のものとしてみなしてないだけのように思う。


えっとそういうことじゃなくて自分の人生の話なんだが、人生リセットということを考えて、捨てられるものとそうでないものを考えた場合、今の仕事は間違いなくさくっと捨てられる。間違いない。長くいれば成長のチャンスもあるだろうけど、その間に失うもののほうが間違いなく多い。
だって所詮は派遣事務ですから!
「つなぎ」で時間を浪費することほど無駄なことはない。

次に、熊本という土地とここに住む親しい人たちを捨てられるか。
これで悩む。
べつに遠くに行ったからって捨てることにはならんのだけど。
できれば近くにいられる道を探したいけれど、しょうがないのかもな。
近くにいたいという気持ちよりも、もっと強い気持ちがあるもんな。
まだハッキリと形になってないけど。

いろんな雑多な調味料を注ぎ足して注ぎ足して。
とりあえず、その場しのぎで。
こうやってできたものを渋々食べ続けるより、最初から、もう一回作り直してみたいんだよな。どうしようもないんだよ。



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