Land of Riches


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 2016年07月31日(日)   夏から逃げたい 

梅雨明けしたこの週末は、掃除洗濯と買い物で終わった感あります。
カビ取り切れなかった…あとゲーム! FGOの6章は前日譚も含めて素晴らしかったです。

ガウェインはやっぱり格好良かった! 貯め込んだガチャでは来てくれませんでしたが。
(その代わり同じレアリティのジークフリートCV諏訪部さんが来た…)
今更ながらCCCをやり直したくなってます。そんな余裕ありませんが。

とうらぶも大阪城100階攻略を月内で終了。
100階まで掘ったの、地味に初めてなので、ささやか景趣でも嬉しいです(笑)


 2016年07月27日(水)   この前の夏 

FGOの6章、円卓の騎士の物語は、ゲームなのにまるで本を1ページずつめくるように
大切に読んでます。私、シナリオがよければゲームシステムがダメでも好きになるタイプで(苦笑)
3月にスルーしてしまっていた円卓のドラマCDも、思い出したように発注しました。
(BD-BOXは再生環境がないので買ってない)

阿佐ヶ谷の七夕で鶴丸の張りぼてが製作中だそうで、昨年、長谷部を見に行ったと
思い出したり。1年ってあっという間ですね。いろんなことはありましたが。

先日、twitterで去年の8月は…という話題になって、LR見返してすぐ閉じました。
とうらぶ黒田家回想の実装だったりと、良い出来事もありましたけど、
一番私に重くのしかかったのは、妊娠するために1ヶ月休んだ同僚の穴埋めで。
今では彼女も一児の母です。彼女は彼女の人生を生きてるだけなので、何も悪くありません。

今日、別の先輩から妊娠の事実を告白されました。今回はちゃんとお祝いが言えて、
最低レベル(本当に底辺ですが)の人間性は回復できたと我ながら安堵しました。
昨夏は、そういう事情で、生まれて初めて、おめでとうと言えなかったのです。
そんな言葉を、紡げなかった。

私も私の人生を充実させたいのですが…。………。


 2016年07月25日(月)   約束された勝利の…… 

FGOの6章がリリース。
残り10日くらいの時点で、自分に設定してる警告である5GB(私のプランは7GBで制限)を
超えてしまったので、wi-fi spotまでお出かけして落としてきました。
冒頭のきのこ節(生命は辛く、悲しい)でぎゅっと胸をつままれました。
これが好きなんですよ、と。

今日が給料日だったので、昨日はワンフェスにもフクアリにも行かず。
長谷部のスケールフィギュアは、アルターで玉座に座る跡部様の原型を担当した
女性の原型師さんが担当されるそうで。しかも長谷部がお好きなんだとか。
撮影禁止だったため、風の噂しか情報ないんですけど、ひらみが凄く、
服の裏の皺もとても細かいんだとか。この目で見るのが楽しみです。
(ぶっちゃけ、今飾っている白石の場所を移すことすら既に検討しているレベル)

フクアリでは、人がワンフェスのニコ生見ているうちに船山さんが2ゴール。
ちばチャン(居酒屋)とのコラボで「船山煮込み」出してもらったのが良かったのか?
清水サポがたくさん駆けつけたのが良かったのか?
今夜になってようやくスカパーのダイジェストを見たんですけど、
最初の決定機を決めていれば、あんな大逆転負けを喰らうことはなかったかも…。

いや、やはり失点シーンが酷すぎます。その起点の、1対1の奪われ方。
結局ジェフはちばぎんからずーっと、個人能力依存から全然成長しなかったんですね。
これを見切ってから、私、ジェフの試合行くの止めてしまっているんですが。
天性の才能が要求されるオフェンスと違い、ディフェンスは仕込もうと思えば仕込めるもの。
それをやってこなかった監督が解任されるのは、仕方がない結末でしょう。

選手を変えても、監督を変えても、あの諦めの早すぎるスタンドが変わらない限り、
いつまでもジェフはJ2を繰り返し続けるんでしょう。悲しい風景です。


 2016年07月23日(土)   小宇宙の神秘 

昨日の午前に日本でもサービス開始したポケモンGO。
twitterのTLが一気に加速してますけど、私はまだ始めてません。
残念ながら、いわゆるポケモン世代よりちょっと年上なので、
ポケモンがほとんど分からないんですよね。ポケモンスタンプラリーあんなにやったのに(笑)
子どもがいたら半強制参加でしょうけど、独り身ですし。

今年に入ってから…数ヶ月単位で悩まされてきた?不調も投薬で改善の兆し。
ただ、副作用というか出血半端なくて、ひたすら洗濯してる感じです。
飲む時に唾じゃなくて水たくさん飲んでね!と釘刺されたくらい小さなホルモン剤なのに。
昔、小さな抗鬱剤一粒で気分が悪くなって倒れて救急車に乗ったのを思い出しました。


 2016年07月21日(木)   新しい風 

テニプリ3rdシーズンも氷帝公演までたどり着いたので、
2ndでは私のテニプリデビューが間に合わなかった関東大会・青学vs氷帝に行ってきました。
有料会員じゃないのだから、先行で取った席がTDCの第二バルコニーでも文句言っちゃ駄目だと
頭では分かってますが、勘違いしてた人に席を占拠されたてたりと、なかなかの滑り出しで…。

自分がツイートを拝見してる氷帝クラスタさんが初観劇後、皆さん当日券を買い足されてるので、
どんな氷帝なのかと、2nd氷帝ファンとしてはドキドキワクワクでした。
(2ndは1stと散々比べられて嫌な思いもしたけど、自分も回顧厨になるのかと)

3rdは初期校公演から新曲ズラリで今までとはかなり違うと小耳には挟んでましたが、
ミュージカル成分を増量したからか、青学校内ランキング戦+公式戦6試合を演じるのに
二回休憩ありの50分×3幕の合計250分でした。2ndでは立海だけ二度休憩で、
クラスタさんが腰が痛くなるとぼやいてましたけど、まさか氷帝までこの長さとは。

しかも、休憩のたびに係員がトラメガで延々と注意をし続ける異様な光景。
(テニミュは舞台としては安い部類なので、舞台慣れしていない?若い客も多い。
平日夜公演は、未成年が見るには終了時刻が遅すぎるようにも思うけど)
内容の熱量がそれなりに削がれる、もったいない構成だと感じました。

一幕がランキング戦、二幕がシングルス2までで、三幕が頂上対決以降。
もう一度見たい気持ちもなくはないのですが、三幕だけなら…と思ってしまう程には長いです。
テニプリはどんな脇役にも固定ファンいますし、何かを省いたらブーイングなのは分かってますけど。
むしろ省けない要素ありすぎて、各要素が駆け足に感じられるぐらいでした。
(最後の挨拶など、役者さん全力疾走で余韻にも浸れません。
 跡部や手塚はキャラ的には走らないんだけど、そんな演技も時間が許さず)

17歳ながら、ワンピースのルフィも演じたりと実力派の三浦さんが演じる3rd跡部。
背は周囲より低く、ビジュアルは風雲少年跡部を連想する人続出なのですが、
中身はしっかり三年の跡部です。三浦さんの肉体が成長する前に、
風雲少年跡部を舞台化してほしい、というのが一番の感想でした。
風雲少年をやれる役者さんが次いつ出てくるか、今しかないでしょ?!という気分です。

三浦さんは幼少からバレエを仕込まれてるらしく、新しい学校曲でもなんとバレエを踊ります。
原作・アニメ・ミュ過去公演と、跡部といえば直線的な、ごついイメージがあったので、
曲線で描かれた新解釈の跡部は、ひどく新鮮でした。稽古場から訪れている
初代跡部の加藤和樹さんも、Twitterで今までにない跡部と評してました。

2ndの青木さんは、凱旋では最初の東京公演よりも更に動きを削ることで
跡部の荘厳さを出そうとしてましたが、みうべ様?うらべ様?は
これまた跡部の特色の一つであるやたら口を出す、チームメイト自慢をするところで
積極的にゲームに関わってくる、動的な方向からのアプローチだと感じました。

手塚部長役の財木さんは歌が上手く、ボリュームもあるので、初めて聴く一騎打ちはパワフルで
(でも一騎打ちは初代の学校曲を重ねるから良いものなのだという説もあり)
感動しましたが、同時に初代の城田vs加藤には勝てないのだとも感じさせられました。
後日、刀剣茶寮にご一緒させて頂いたフォロワーさんが生で見たと聞いて、嫉妬の嵐でしたよ。

今回の氷帝は関西人が4名を占め、バクステではかなり明るいようですが、
ベンチでの振舞いは、仲良さそう・楽しそうではあっても、2nd氷帝を初めて見た時の、
このキャラならこう振舞うはず、凄い!―という域にまではまだ達してないように感じられました。
凱旋で見たら、また違ってくるんでしょう。だからこそ舞台は生ものなのですが。

終演後は、出口で柱巻きと同じデザインのカード?を配布して交換会になってました。
私はキービジュをもらえたのでラッキーでした。山吹だったら残念すぎる…。
山吹のメンバーは独自色を強く感じた千石さんはじめ、積み重ねてきた時間を感じましたけど、
ストーリー展開としては必要だったかは少し疑問でした(ひどい)

さて、この氷帝もチームライブをやるはずですが、倍率はいかほどになるのやら…。

2016.8.7 update


 2016年07月16日(土)   資本主義 

会期を2日残して(それも連休)完売御礼となった刀ステのキービジュデザイン
クリアファイル…交換が難しいと悟ったので、らしんばんに売りに行ってきました。
(柏のらしんばんはコースターは買い取ってくれない。あれの方が“元手”かかってるのに…)

結果、1つ100円でした。ついでに持って行った箱買いした余りのラバストが10円だったり、
とうらぶアニカフェの缶バッジがニコイチでしか値段つけられなかったり(2個で10円)、
刀ミュカフェのバッジが50円だったりしたのを考えれば、定価400円で100円なら高値でしょうか。

北畠顕家を描いた「破軍の星」を今更買ってきて、読んでます。
20世紀の作品をセカンドハンドじゃなくて買ったのは久々かもしれません(こら)


 2016年07月15日(金)   先達が役に立たない世界 

刀ステのキャスト6人が渋谷パルコ前の狭い路地に設けられたステージで
見事な殺陣を披露するという神イベント(ただし整理券の倍率は10倍以上)と
同日になってしまったla kagu sokoでの刀剣講座3回目に行ってきました。

私が講座の存在を知ったのは永青文庫がRTした時なので、既に4回シリーズの
2回までは申込終了しており、3回目はあえてとうらぶを匂わせてきてて
絶対倍率高くなるだろうと読んだから、sokoのtwitterをフォローしてまで待機してました。
申し込んだのも仕事中で(こらこら)結局夕方までには空席埋まりましたし。

…もともと4回通しで申し込んだ審神者が多かったみたいですね(受付簿盗み見による)
だから渋谷に行って席を空ける人もいるだろうと予測していたのですが、
sokoの狭いスペースに長椅子まで動員して無理やり詰め込んだ、なかなかの人口密度でした。

まずは講師の末兼さんがキョーハクからトーハクに島流しになる際、
こっそり搬出した冬の刀剣展リーフレット50部争奪戦が行われました。
刀剣の“表現”(例:腰反り高く踏ん張りあり)を分かっている人なら
すぐに分かるという、配布資料の刀がどこのものかを当てるゲームです。
“表現”は実態を示すというよりも、本阿弥家などが策定したルールみたいなものらしいです。
こう書いたら産地はここ、みたいな。私はリーフ持ってるので参加を放棄しました。

なんと来場者8万人を記録した冬の刀剣展。とうらぶ声優も起用した音声ガイドは、
末兼さんいわく「“勝手に”作られた」ていとなっているようです(笑)
年度末までに収支を合わせなければならない国立博物館ゆえ、
結構な額の利益はレアな刀や絵画などの購入に当てられたとのこと。

骨喰はじめ京都の寺社にある刀剣は、大抵がキョーハク寄託の扱いとなっており、
声を掛ければあのくらい集めるのはそれほど難しくないみたいです。
本来は法律で年80日が展示限度とされている重文の骨喰、昨年度の労働日数は200日。
末兼さんは文化庁の人に怒られ、今年度は4週間のみで、徳美での鯰尾との再会と
真田丸展で折半するようです(twitterで呟いたらめちゃくちゃ拡散されて、
通知欄が機能不全に陥ったのですが、今ノート見たら数字が違ってた。無視無視)

『日本刀名鑑』という1600ページを超える厚い本が現在、刀剣を語る上では
頻繁に引用されるものの、この本は当時あったあらゆる?刀剣本を集めただけのもの。
ほとんどが昭和以降の本で、江戸時代に遡れるのも数冊という有様です。
今、南北朝以前の刀について書いた書物は見つかってないのです。

冬の刀剣展の目玉だった髭切・膝丸のモデルとされている刀の同時展示。
神聖付与(舶来技術&八幡大菩薩)+性能実験(髭や膝を切る)という
威信財の補強パターンは、複合して“超常のモノを切る”伝説となりました。鬼退治とか。
時代が下ると鬼と言われても信憑性が欠けるので、燭台や棚などの身近な物になったのかも?と。

源氏の祖・満仲が造らせた刀、というバリューはやがてヒトとモノの立場が逆転。
威信財を持っている者が正しい、と見なされるようになります。

御鳥羽帝が刀を打った話は同時代の公家の日記などには全く登場しません。
菊御作と現代言われている刀は山城伝だったり備前伝だったりと作風はバラバラで、
各地から呼んだ御番鍛冶を手伝った程度かもしれない…とも言われています。
ただ、現代言われている刀の花弁は12枚。応永30年の本ですら16枚だと勘違いし、
現代も末兼さんたちが素人に指摘されるまで気づかなかったくらいだったりします。
刀剣の研究は他の分野と違い、とかくいい加減(普通は稲作が実は縄文時代から
始まっていた…という風に古くなるものなのに、刀剣は実は平安時代ではなく
鎌倉時代の作品でした…と新しくなってしまうのが通例)なのです。

髭切は銘安綱として文化財登録されていますが、古伯耆風で13世紀のものと
末兼さんは推測しています。そもそも銘が入っている現存刀で最も古いのは1161年もの。
これすら信憑性が疑わしく、基準として使えないのです。
古備前の正恒や友成も12世紀と言うのは厳しく、鎌倉時代(13世紀以降)みたいです。

トーハクのキャプションは119字縛りがあるそうですが、童子切に添えられた
10世紀〜12世紀という表記を末兼さんは絶賛していました。嘘はついてないと。
酒天童子伝説と結びついたと考えられる、という絶妙な表現になっているのです。
伝説は10世紀、作風は古めに見て12世紀…という感じです。

とうらぶは歴史を修正させないために戦うゲームですが、末兼さんが
「“歴史”は常に修正されるべきで、変わらない歴史などない」と
おっしゃっていたのが印象的でした。

あと気になってメモした(詰め込みすぎて他の講座みたいに机もないので、
膝上でぷるぷるしながら殴り書き。しかも長谷部フリクションインク切れるし)のが
ハバキの材料。大名家では名刀に純金を使っていた…というのが今までよく聞いた
定説だったんですけど(後日行われた徳ミュのイベントでも言われてたらしいし)
末兼さんいわく、大名家でも近世(江戸時代)は銅が大半みたいです。
一部金メッキ。金や銀が出てくるのは近現代(明治以降)だとか。
黒田家の刀剣はみんな純金ハバキですが、昭和までは黒田家にいたわけですから…。

□忠(膝丸は鉄ハバキの腐食で銘が読めないため□が使われている。
怪しい時は漢字を四角で囲むのがルール。髭切は明治期に本阿弥某の
上奏を鵜呑みにして名付けられた明らかなルール違反)は
刀剣展では光忠の父・近忠の作ではないかとされていましたが、
近忠は有銘が残っておらず、検証の余地がありません。
宗忠だとすると、他の作品と似ておらず、しかも年代が下がってしまうんですけど…。

誰の作か議論になるのは、それだけ当該作品のレベルが高いから。
愚作はまず揉める対象となりません。伝承を仮託されるモノは作品レベルが高いのです。
では、何故違う時代のモノに歴史を託すのか。
モノを通して歴史(ヒト)を見る―どういう人が、何故そんな歴史を仮託してきたのか。
物が語るゆえ、物語というフレーズが刀剣展の音声ガイドで出てきたのも、
刀剣研究のあるべき姿を意図してだったようです。

比叡山の焼き討ちもよく知られた伝承ですが、本当に起こったのかは
比叡山ドライブウェイの工事で人骨も火災痕も見つからなかった
(火事は鎌倉、室町のしかなかった)ので、モノからは証明できないみたいです。

粟田口の系図も、刀剣書が時代を下げるにつれ謎の増補があったもの。
名前も定かでない女子が追記され、名前はないのに没年があるとか…。
そもそも「藤林」と記されているのは誰なのか、とまで言ってました。

骨喰は室町時代から名前が出てくる刀ですが、当時の名は二文字のみ。
彫り物には不動明王と毘沙門天の凡字が同居し、この二つを並べて祀るのは
日本だけなので12世紀以降の産物だと推察することが出来ます。
所有者を観音に見立てた、天台教学に基づいた守り刀(薙刀だけど)だったようです。
名前の由来は、なかなか切れ味鋭く攻撃的に聞こえますが。

特徴である彫り物は、備前景光(長光の息子)の刻んだ龍や不動明王にそっくり。
当時、備前・伯耆・山城の刀工は交流が深く、類似して判別しづらいとは言え、
これは吉光の作ではないのでは…というテンションだだ下がりで講義終わりました(苦笑)

「骨喰藤四郎」という名は、太閤刀絵図が初出のようです。
(そもそも吉光の幼名?が藤四郎だったという証拠はないのに、何故かそう呼ばれている)
先日、石川県立美術館で見た大友本、紙が桃山時代のコーティングしないやり方に
基づいているから同時代の本物だとニュースになったばかりなんですけど、
末兼さんはその判断に懐疑的でした(苦笑) 吉光の価値を一気に高めたのは、
やはり秀吉なんですね。とうらぶでは家康が主犯みたいな言われ方でしたけど。

その回想で贋作疑惑に触れていた厚藤四郎。鎧通しは鎌倉時代には存在しないので、
彼もまた吉光の真作かは怪しいところですが、それでも彼は藤四郎として名将を渡り歩き、
だからこそ今も国宝として大切にされているのです。その事実もまた歴史です。

2016.7.17 wrote


 2016年07月12日(火)   金のなる木 

必要じゃないものは消失するのが歴史だと思ってます(挨拶)
逆に、現存するものは、少なくとも世界の誰かにとっては意味のあるもの。

今日は刀ステカフェに行ってきました。
発売日の正午、PCにへばりついて簡単に確保できた唯一の1回。
(この後は全くサーバにつながらず)
カレーが冷たいとか、出てくる順番がめちゃくちゃとか、
よろしくない評判はtwitterで見かけてましたけど、まさにその通りでした(笑)

出てきた順番は冷たい三日月カレー、主命カプチーノ(マシュマロ5個を
一度に口に入れられて成長をアピールする和田さんのお口の小ささ!)、
日替わり羊羹、鶴丸アルコール。最後にアルコールかよ!(笑)
(一度に同じメニューを全部作って、店中にばらまく…を繰り返してるので
 順番がおかしくなる。アニメイトカフェですらスイーツがラストなのに)

コースターが左文字3兄弟と、クリアファイルに続いて左文字にとり憑かれてることが発覚。
和田さんの頑張りで長谷部のレート上がりすぎて、今じゃ鶴丸と三日月の次ですよ。
燭台切を超える日が来るなんて。

一人席は壁に貼られたキービジュも見づらいカウンターなのですが、
どのお客さんもねんどろ薬研、伊達組ラバスト、ねんどろ鶴丸、ねんぷち歌仙…と
思い思いの同行者を連れてきてました。私もカプチーノは長谷部ラバストと写真撮りました!

あまりに長谷部とご縁がないから、確実に全員揃う、でも2000円以上する
ポストカードセット買っちゃいましたよ。この手の買ったの全国氷帝以来ですね。
グッズの写真は役者さんがキャラに馴染む前に撮るから、最終的には違和感の塊なんですが。

ニトロの取締役にネルケの会長が就任したとか。
これからはミュがごり押しされていくのでしょうか。


 2016年07月09日(土)   NINE YEARS AFTER 

ここ最近コンディションが優れないので、医者にかかりました。
数年前に一度受診しただけで、それ以降お邪魔してなかったのもあり
診察券も処分してたのですが、倉庫の奥底からカルテは発掘され、
再作成された診察券に記された初診日は平成19年でした。
そりゃカルテにワイパックスとか懐かしの精神安定剤名が書いてあるよ。

実家は田舎だったので、基本的には家から近い医者にかかっていたのですが、
柏で独り暮らし始めてから、医者は選ぶことが大事だと痛感しました…。
高熱でふらふらだったのに親父にセクハラされた内科とか最悪の思い出ですよ。
ま、見事にそこは現在存在してませんけど。
なんだかんだで内科が一番転々としてて、今行くところは3ヶ所目です。

とりあえず、大したことなくて良かったです。
(経過観察は大したことじゃないのか自分)


 2016年07月04日(月)   伝統は鎧か足枷か 

金沢2日目。
まずホテルの話。最近は駅からの距離を優先することも多くなりました。
今回は京都に続き、駅直結をチョイス。京都は近鉄、金沢はJR西日本グループですね。
線路脇だと、仙台のアパホテルみたいに音が…という可能性もあるんですけど、
そこは鉄道会社が絡んでいるだけあってか、全く問題ありませんでした。
というか、アパの壁が薄すぎるだけだ全国的に!(笑)

J2のお約束・日曜ナイター翌日は公共施設が休館で途方にくれる土地が多い中、
金沢はあまり休みを取る施設もなく(年末年始のみ休みが多い)さすが観光地というところ。
土日100円で乗れるバスが平日価格の200円になるくらいでしょうか。

金沢のバスは自治体が絡まず、北鉄とJR西日本が縄張り争いしてて分かりにくいのだけが
納得いかなかったので、厳しいご意見歓迎という石川県観光連盟に投書してしまいましたけど。
(アンケートも郵送可で、そのハガキも送料受取人払と物凄く意識が高い石川県)

最初は昨日も行った長町武家屋敷へ。
前日は無料の足軽資料館を見たのですが、唯一の有料公開屋敷である野村家に
加州清光の脇差があるとtwitterで知って慌てて行ってきました。

熊本遠征から中1週で、実はほとんど下調べできなかった金沢。
幸か不幸か、下調べしないと時間も潰せない他の刀剣展示とは違い、バリバリの観光地です。
切符もなかなか取れなかったという北陸新幹線開業ブームは落ち着いたとは言え、
本屋に行けば、まずどれを手に取るか迷うぐらいガイドブックもあふれています。

現地も案内(パンフレットとか)が充実してて…自分から取りに行かないと見つからないのは
それこそ偏ったジャンル情報である刀剣展示絡みだけだったりするのです。

野村家は藩祖・前田利家に尾張時代から仕えた家柄で、その屋敷は今に
加賀藩らしい庭園の趣を伝えています。金沢は庭園が多いんですよ、福岡と違って。
福岡は黒田家が倹約志向だったので、藩主の別邸も友泉亭くらいしか残ってないのです。

野村邸は、幕末〜明治に屋敷が北前船で稼いだ商人の手に渡り、
藩主がその収益を頼りにしてたびたび訪問した経緯もあって、他の部屋より
一段高く造ってある(床板が全面桐!)豪勢な客人用ルームも残っています。
本丸も、審神者がいる部屋だけ一段高いのかな…と思いながら眺めてました。

別室に展示されている刀は野村家とは特に関係なく、鑑定された寄贈品を
置いたものでした。これが伝来の古文書ともども撮影フリーで驚きでした。
最近は撮影可の美術品も多いのですが、金沢は基本的にNGが多かったので余計に。

金沢の有名観光スポット・21世紀美術館はオーソドックスな月曜休館。
と言っても、休館なのは“美術館管轄の有料スポット”のみで、
無料部分(あの有名なプールを上から見たり)や貸出ギャラリーは入れて、
ぶっちゃけ休館日なのに観光客が想像上にウロウロするところでした。
私、美術館はいまだに見方が分からない奴なので、むしろ休みで良かったかも…。
(休館だと当日知って、それで野村家に足を運んだ面もある)

地図では分からない高低差―上り階段(!)を雨の中がんばってたどり着いたのが
今回の遠征の目的地・石川県立美術館。まずは手前にあった無料の分館から。
この建物も歴史的建造物(師団長官舎)転用なのですが、現在は文化財修復の工房です。
(厳密には工房は横に新設された建物で、転用部分は修復についての展示室)

日本の公立施設としては4ヶ所の国立博物館に付属するものしかなくて、
都道府県として修復工房を保有してるのは石川県だけだそうです。
しかも、石川県では工房をガラス張りして作業を公開。
この日も何かに裏打ち紙を貼る作業が行われていました。

ここまでまともに食事を摂っていなかったため、本館ではカフェに直行。
ミュージアムのカフェはホテル系列が入ってたり意外とハイソだったりしますけど、
金沢は辻口パティシエのル・ミュゼ・ドゥ・アッシュが入店する高レベル。

当然ながらスイーツの名店で、入口でまずケーキ食べに来たのか聞かれるのですが、
私が食べたかったのはランチ。スイーツでも石川県産にこだわる辻口さんの店らしく、
ランチのサンドも県産の鴨肉(メモ取れなかったので記憶が曖昧)などを使用。
何が凄いって、皿に彩り用のソースが添えられ、サンドのくせにフォークとナイフが
供されるようなメニュー(白菜のスープ付き)のくせにお値段3桁なこと。
結局手づかみで食べた貧民にはある意味お似合いである。

ランチ食べると半額でドリンクがつけられるのですが、スイーツの店なので
ブレンドティーもめちゃくちゃ繊細に淹れられててとても美味しかったです。
ゼフィールという柚子と合わせたポットの紅茶でしたが、他のも興味深々でした。

美術館には9つの展示室があるのですが、8と9は加賀友禅や二院展に貸出。
県が管轄する展示は7部屋だったんですけど、なんと第1月曜は無料。
期せずしてタダで入ってしまいました。

主目的以外の展示は野々村仁青作・雉の香炉(つがい)のみ1部屋を当てたり、
近現代コレクションとして歴史小説の挿絵で知られる(私も知らず知らずに
見たことあるタッチでした)地元出身の山崎百々雄展、および『生活の中の工芸』と題して
県にゆかりがあったりなかったりする様々な工芸品を展示。

おめあての古美術コレクションと並べると、まさにオールジャンル正統派美術館でした。
ごくごく普通の絵画や彫刻もクラシックから現代物までありましたし。
この王道っぷりは、近現代の尖ったアートは21世紀美術館が担っている
住み分けに起因しているようです。近所に2つも公立美術館あるわけですから…。

前田育徳会尊敬閣文庫(正しい字が変換できない、ごめんなさい)別館は
専用で占有されている部屋です。前田育徳会は前田家の伝来品を保管すべく
設立された財団で、東京の駒場にあり、その特色は保管品を外にほぼ出さない点にあります。
この辺は他家とはかなり違っていると、個人的には思います。

関東大震災で失われていく文化財を見て設立されたとされていますが、
最優先とされたのは古典籍、文書です。黒田家でも古文書は最優先扱いでしたけど、
その中身は先祖がもらった手紙だったのに対し、こちらはガチの書籍ですね。
財団設立資金を捻出するため、刀剣はほとんどが売却されたとされています。
(例:ブレストシーブ社長が保有する愛染国俊や今トーハクで展示されている相州行光)

毎年6月に金沢では百万石まつりが行われ、この時期に武具を展示するのが通例とされてますが、
その中身は甲冑や陣羽織で、刀剣は昨年、新幹線開通記念で行われた大規模特別展で
展示された天下五剣・大典太はじめ3振りが30年ぶりの展示だったように秘蔵されています。
この(残された)刀を特別視する姿勢が、他家と完全に一線を画してます。

大典太らの展示時に、とうらぶで実装されている前田藤四郎は展示しないのかとの
要望が新聞報道では4000件を超え、問い合わせに耐えかねたのかどうなのか、
石川県が前田育徳会に難易度高い交渉(学芸員の世界では前田育徳会の
ハードルの高さは有名らしい…今回も大金を積んだとの噂)を行った結果、
1ヶ月+延長1ヶ月の前田くん里帰りが実現したのでした。とうらぶブーム凄い。

金沢で前田くんが展示されるのは、なんと53年ぶり。
今回、私が無理やり北陸行きを決めたのは、前田くんが次いつ展示されるのか、
私が生きている間に再びチャンスがあるのか、怪しいと知ったからでした。
箱入り息子なので、ポストカードや図録の作成も一切できないとのことです。

前田家らしい、かぶいた独創的デザインの陣羽織らが並ぶ中、
ボックスティッシュとtwitterで一時期騒がれていた前田くんは、
白鞘(来歴が綺麗な字で描かれたもの)を横に、上品に輝いてました。
根元に向かうにつれ、ほんのりとふくらんだカーブが彼固有のプロポーション、
肌の輝きは後藤くんや他の藤四郎と共通するきめ細かい美しさを宿したもの。
藤四郎ばっかりたくさんあって…とよく思うのですが、実際に展示を見ると、
どの藤四郎も美しくて、大切にされて当然だと納得できてしまうのです。

隣の第2展示室では琳派特集。京都でもあったのですが、艶やかな琳派の絵画と並んで
本阿弥の本職として刀絵図が展示されているのって、なんだか不思議な感じです。
マルチタレントってことですね。太閤のコレクションを写した長い巻物なんですが、
今回は前田くんに合わせてか、藤四郎兄弟を描いた部分が公開されてました。
親子、小乱(乱ちゃん?)、鎬、豊後、新身、北野、包丁、鯰尾、そして乱刃の一期。
どれも藤四郎なのですが、その違いがしっかりと描かれていました。
再刃前の一期はロイヤルホストじゃなかったんですね…。
ゆっくりと見られて非常に満足でした。それにしても何振りいるんだ藤四郎兄弟。

残りの時間は石川県立歴史博物館と加賀本多博物館で消費しました。
金沢はミュージアムもたくさんあって前にも触れた住み分けが進んでるせいか、
県立歴史博物館も2棟(旧日本軍の赤レンガ倉庫を転用した歴史的建造物)あるうちの
片方は無料の交流・学習スペースに使い、全時代を眺める“普通の博物館”であるもう片方も
北陸新幹線ルートになぞらえた参勤交代をたどる映像を模型と共に見せるといった調子で
実にゆったりしており…最後の部屋は県内のお祭りを壁3面いっぱいに映し、
床が動きに合わせて振動するという贅沢の極み?になってました。お金あるのか石川県。

駅に戻って土産物探すのも、目移りするぐらいバラエティに富んでて。
金箔使っとけばいいだろ感は否めないけど。
これが真の観光地なのかと気おされた二日間でした。
ここまで観光客用に洗練されてる土地は、他に京都しかないんじゃないかと。

2016.7.9 wrote


 2016年07月01日(金)   日常 

帰りに北千住のルミネによって、いつも長い列ができてる8回の吉田パンに
珍しくほとんど人がいなかったので、初めて買ってしまいました。
亀有の有名なお店で、盛岡のこれまた超有名な「福田パン」の流れですね。

コッペパンにいろんな中身を挟んでて、帰ってきてHP見て初めて知ったんですが、
ルミネは亀有本店よりお高い具が多いんですね(苦笑) 安いのから完売してるのも納得です。
残っていた数種類から(並んでいる最中にもマカロニサラダが完売していた)
200円のチョコレートと400円のコンビーフチーズを買いました。

1食にパン2つ、は私の日常感覚なんですけど、結果的にはこれが失敗でした(笑)
400円はお高いなあと思いながら頬張ったコンビーフチーズ(本店ではコンビーフは
ポテトサラダと一緒なだけなのに、ルミネでは付加価値としてチーズが足してある)、
濃厚でおいしすぎてボリューミーでおなかいっぱいになってしまったのでした、1つで。

まあ、なんだかんだでチョコレートも食べちゃったんですけどね。食べすぎです。
コッペパンが美味しいから、何を挟んでも普通に美味しいってやつですね。
列ができるのも納得です。



最近使ったシャンプーでは、昨年の誕生日に先輩からもらったAhalo Butterの
プレミアムスカルプがいい感じだったんですけど、手近に売っている店がなくて、
以前一度使っていたレヴール緑の…4月に出た生versionを今は使っています。
これも近場ではマツキヨでしか見かけないんですが(苦笑)

洗った時の仕上がりはともかく、なくなりそうな時のポンプ連打のもどかしさや
詰め替え時のうまくいかないストレスが全然ないのだけは最高です。
それが嬉しくて詰め替え用買ってきたようなものかもしれません(笑)

もうLUSHを使い倒していた時代には戻れません。主に経済的な事情で。
税金はどんどん上がるのに、私の給料、今の仕事始めてから1円も上がってません。
下がったことはあるんですけど。これで消費税10%になったら暮らしていけるのか…。


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