Land of Riches
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今年もツーロン国際大会がやってきます。 ふと思いたって、1年前と2年前のLR5月分を読み返したのですが。
激しい躁鬱に苛まれていた2年前と、幻の感情に踊る1年前の自分、 いずれも記憶からは既に消去されているのですが、その穴だけが現在進行形で存在して、 空虚な無だけはリアルに知覚できるから、なんとなく「私はサッカーファンとして 不可欠な何か(感情?)を地球の裏側へ置いてきてしまったんだ」と思うのです。
20代になって以降、常に自分は抜け殻で、心はからからに干乾びた末に砕け散り、 その断片も粉になって、無常の風に吹き飛ばされ、もはや何もこの体には残っていないと 感じているのですが、それなのに、私は“些細な”喜怒哀楽に悩まされています。
永遠と停止(断絶)を求める正反対の欲求が、交互に私を突き動かし、苦しめます。 生きることは辛く苦しいけれど、でも生まれてきたのを後悔はしていない、 むしろ感謝しているぐらいですから。私の存在は矛盾を孕みすぎているのです。
2003.6.1 moved
肩凝りがひどいからと、毎日湿布を貼っていたら、炎症になってしまいました。 先天的に皮膚が弱い人間なのを忘れていたようです(バカ)
常に“何か”―不安をかきたてる対象から逃げ続けていることを意味するのは否定しませんが、 それなりに楽しい趣味をいくつか持っている自分は、割と幸せ者だと思います。 逃げずに、“何か”を直視し立ち向かう必要があるのも、頭では分かるのですが。
人生で何が最も重要かなんて、正直、今の私には分からないのですが。
相変わらず、オマケでドリンクを選ぶ日々が続いてます。 1日2〜3本のペースでボトルを消費してますから(あまり健康的とは言えない…)
volvicのトートバックが欲しいと水にお金を払いつつ(でも賞品は月ごとなので もうゲットできない…)たまには飲みたいものを飲む、と午後の紅茶を買っては 「あやトラ」シールを集めている上司へ全部プレゼントする、そんな毎日です。
でも、今、夢中なのはコレ↓。 http://www.ocha-ken.com/event/030502.html (お茶犬のオフィシャルは、なんとリンク許可制(!)なので、 ご面倒ですが、興味のある方はURLをブラウザへ入力して見て下さい)
THE DOGもお茶犬も、こうやってオマケになるまでは全く手を出さなかったのに(遠い目) 近頃の自分は、耳が垂れた犬ならなんでもいいのか?―という勢いで、身の回りに 犬のキャラクターグッズを大増殖させてます。非常に危険です(微苦笑) そもそも、私は吠えてくる犬という生物が嫌いだったはずなのに…。
先日も、秋冬向けゴルフウェア内覧会へ参加したのですが、犬の足跡をモチーフにした 大人が着るには不相応に可愛い(この世の中に足跡柄のグローブをはめたがる人が いるのかは私にも疑問)ものがあって、来場者アンケートで熱烈プッシュしてきました。
当面の目標は応募券3枚1口の「どでかお茶犬」を当てることですか。
ちなみに、伊藤園なら「充実野菜」(オレンジ色限定(笑))もいいですが、 これがぶっちぎりでおいしいと思います。探さないと見つからないんですが。
有線LANにUSBケーブルを使っているので、ドアに挟まったりして困ってます。 ところで、日韓戦って明日でしたか?(呆)
…いい加減、独りで生きるのに疲れました。 人なんて孤独な生き物、とは分かっていても。
近頃、毎日就寝時刻も睡眠時間もバラバラで、ガタガタです。 かけられて疲れる言葉は山ほどあれど、癒されるものはなくて。泣きたいです。
…と眠りと眠りの狭間で書きなぐった日だったのですが。 ここ最近、憂鬱に囚われてばかりだったので、せめて、乾ききった職場に潤いを持ち込もうと かわいらしいクリップ(アヒルやら青いチューリップやら)を買ったのですが、 その売り場で出会ってしまいましたよ。これ↓と!(笑)
もともとビーズクッションの感触がお気に入りで、 欲しかったのですが、サッカーボール柄を 買おうかどうか迷ったのも消し飛ぶような 運命的なものを感じましたよ!(にやにや) 他の色もあったのですが、目もくれず、コレ。
いやぁ、癒されます。私って、難しそうなフリして、単純ですね、案外…というか、やはり。 そもそも、今日は仕事でどんな嫌なことがあっても、出勤前に立ち読みしたサカダイの 大悟vs根占対談―ではなくて(いや、これも微笑ましくて癒されましたけど)、 モノクロページのレイソル特集で永田さんの守備が絶賛されていたのでご機嫌でいられたという、 ラ・ロシュフコー的には、好きな選手が褒められて嬉しいのは、その選手を選んだ 自分の眼を賞賛されているから、ということになるのでしょうが、チームコーナーの 谷澤さんへの一言も加えて、幸せでたまらなかったという。ダメですね、私。
それにしても、Footivalが某書店でビニール包装されていたのには、たまげました。 サッカー雑誌なのに。確かに、明神さんの写真なんかは、一体、何の雑誌なんだろうと 思わせる部分はありますけど。俊哉さんの言葉は、どれも切なかったです…。
もっとも、私があの雑誌で一番気になったのは、チーム記事で2ヶ所も千羽鶴の 話が載っていたことなんですけれど。千羽鶴って、もらって嬉しいのかな………(弱気)
さて、上のラブラトールですが、ポンペイの名付け親でもあるSさんのフィーリングで 「フィンク」と命名されました。性別不詳だったのですが、これで呼び名は「フィンくん」に。 それにしても、私の部屋、ぬいぐるみだらけですよ(笑)いい歳のくせに。
「あのさ〜」 ん? なんだい、ポンペイくん。 「神戸の話、書けたのはいいんだけど、大事なこと忘れてる」 大事なこと? 「ヒマ潰しで行ったハーバーランドからスタジアムへ戻る時、地下鉄の、女の人しか 乗れないとこ乗ったじゃん。俺、あの時、『あんたはここにいちゃダメでしょ』って 言わたんだよ。俺もオトコだからさ、あの時オマエが移動しなかったの…(口をふさがれる)」 だって、他の車両はラッシュみたいで嫌だったんだよ! ちゃんと小さな子供は乗せていいってポスターにも書いてあるし!! 「俺はガキじゃないっ!! もごもご…(また口をふさがれる)」
2003年05月26日(月) |
世界にひとつだけの花 |
仕事がつまらないのは、逆の意味で能力不相応だから。いつまでも続けられないのは 分かっているし。かといって、誰かに口を挟まれるものでもないはず。そして、すれ違うのです。
もともとコミュニケーション不全(特に文字を介さない場合)のきらいがある私ですが、 職場の人には、同僚以上の感覚を持てないと考えていますし(公私の切り分けが うまくできる人なら無問題(モーマンタイ)なんでしょうが、私はそうじゃないのです) 学生時代からの友達でも、互いに仕事が生活のメインとなり―職場で一日の多くを 過ごしているうちに、そこに“毒され”共有のフィールドを持てなくなっていきます。 そして、久々に会っても、いまいち噛み合わない、それぞれが抱えた愚痴を吐き出し 無駄に時間を消費します。発話は、どこか自己主張であって、会話は自分の意見を どことなく肯定してもらいたいがためにするもの、だなんて悲しいのですが。
神戸より帰宅して、U-22関係の報道や書き込みを見て、日頃から感じていることでは ありますが、自分と同じ価値観の持ち主がいないのに、改めて疲れ果てました。 そう、疲労するんです。それでも、サッカーの、U-22の、ある選手のあるプレーを見て 感じたことで交流するのですから、重なり合った二つの円の、重複部分が大きいか小さいか、 ただ、それだけなんですね、ネットでのコミュニケーションって。いないものを求めて、 それに近いものを見つけて喜びたくて、四苦八苦。そして、無駄に疲れてしまって。
柏サポから見たら、私は決して柏が好きな人間ではなくて、 他サポから見たら、私は鹿島をどこかへ忘れ去り、柏へ転んだ人間で。 誰も、私と同じように永田充や矢野貴章を見てはいない…当たり前の、厳しい現実。
自分が何事も狭く深くなので、広く浅くものを見れる人は羨ましくあります。
昨日の続きを書きましょうか。須磨寺からウイングへ行き、カテ3の当日券を買いました。 4000円の大出費(衝動買いしたビーズクッションは安い買い物ではありませんでしたが、 それでもこれよりは安いのです―このパラグラフより2003.5.27wrote)です。 完売していたゴール裏、SARS騒動もあって、始まってみればかなり空いていたのですが…。
近頃の代表戦は一番安いカテゴリーでもチケットチェックが厳しくて、とても窮屈です。 ただ、ウイングはメインはメインでチェックという形だったので、思ったより 良い席で見ることも可能なのでした。まあ、私がそうやって見ていたのは、 各種報道で溶け込めているかどうか心配だった貴章さんがサブ組でアップを兼ねた ボール回しをしている姿だったりするのですが(微苦笑)ちなみに、サブ組の輪は 2つあって、「茂庭・貴章・徳永(やっぱり貴章さんは彼にくっついてました…)・ タナタツ・森崎(青)」と「北本・山瀬・遼一・寿人・角田・森崎(白)」でした。
本来、私が購入した当日券の席から3段上がった場所です。 一番長い時間を過ごしたのは、ここでした。 別に見やすい席ではなかったんですけど。 ここの後ろに、先日書いたサンガギャル3人組がいました。
東京であった五輪予選とは違い、松井・大久保コンビの人気が凄まじかったです。 歓声もそうですし、レプリカやシャツの背番号分布が全く違うんですよ。 ま、なぜか角田さんのシャツは売店で売ってなかった(茂庭さんや青木さんよろしく、 DFは日陰に追いやられているようで)のですが、それでも男女問わず着られている 角田サマはスゴイ、ということで。え、京阪トリオ、一人忘れてないかって?
試合の方は、序盤にして「状態の悪いグラウンドで格下の相手を崩す」という、 時期を間違えたトレーニングマッチになってしまい、確かにゴールで盛り上がりましたが、 心底は喜べなくて…本当に良かったと思えたのは、山瀬さんの復活ぐらいですか? シュート1本で1点(京阪トリオ決定力なさすぎ)、貴章さんを鬼のようなパスで走らせ。
貴章さんは…あのカンフーキック、逆側だから、よく見えなくて喜んでしまいましたよ(苦笑) ポストプレーは十分にできないけれど、とりあえず守備で献身的に走ってみる、 そんなところも貴章さんらしさかもしれません。実力かどうかはさておいて。
もっとも、山瀬さんに20は大きすぎると思いながらも、結局は、帰ってきたその姿へ 今は幻でしかない別の選手―かつて地球の裏側で共に戦った“仲間”の幻影を重ねて、 山瀬さんが戻ってきたのがこれだけ嬉しいのだから、もし…という幻想に浸ってました。
率直な感想―“彼”の帰りを夢見てはダメですか? これに尽きるんです。
川島さんと昇平さんの先発も嬉しかったですが、守備機会が少なくて…それでも危なっかしい 昇平さんはどうかと思いましたが(苦笑)肉とお喋りを少し控えましょうよ。
NZ戦はこんなところですか。なんだか、書けば書くほど虚しいというか、寂しくなるので。 翌日は阪急梅田経由で城陽へ行きました。城陽郵便局の窓口のオジサンがおもしろくて 癒されましたが…あの町には何もないのを忘れていて、時間潰すのが大変でした。 もっとも、サンガタウンへ行くバスは少なくても、ちょっと歩いたところのバス停には 頻繁に来るということを知ったのが、今回の収穫の一つでもあるのですが。
サンガはご存知のように最下位に喘いでいます。意識しようとしなくても、選手・ サポともに陰に覆われていて、特に万全ではないのに無茶をするだろうと思われる 一部特定選手の姿には、非常に切なくなりました。そして、遠征してもサッカーの話を ほとんどしないと自嘲気味に語っていたコアサポにも。結局、この時、東城陽で 感じていた危惧は、試合で現実と化してしまったのですが…手島さん…(遠い目)
この日は日韓戦のフル代表発表日でもあり、一部ファンがチソンとの再会を夢見つつ (とどのつまり実らず?)待っていたのですが、サンガの候補は全員選出されました。 代表から戻り合流した松井さんは、ピッチの中でも外でも、あくまで彼のままでした。 (角田さんは訳あってお休みでした。某B氏の角田分析は興味深かったのですが、省略)
テレビカメラ向けコメントを終え、 ファンサも済ませた後、紙媒体記者に応じる松井さん。 本人は終始硬い表情のままでしたが、 地元記者の中には「今日来て良かった…」と 感激している人もいました。
松本さんはサテ練にいました。トップの隣のグラウンド、6人だけのサテ練に。 (他にいたのは小原・美尾・前川・六車・福寿だと思いますが、いまいち自信なし) 伸びた髪をバンドでまとめ、一応みんなと同じメニューを消化しながらも、居残りが できないあたりに、ケガあがりのもどかしさを感じました。サテ練はそもそも見ている人が ほとんどいなくて、私もトップの田原さんや町田さんをメインで見るフリをしながら (なんじゃそりゃ…)ちらちら横目で見ることしかできませんでしたよ。意気地なしです。
若いチームの試練は続きます。でも、サンガは間違った方向には進んでないと思うのですよ…。 ハイスピードで書いたので、また思い出したことがあったら、水曜以降に追記します。
「FF10の主人公ティーダが中澤聡太にしか見えない」という書き込みを見て、 デスクトップの壁紙をNIKEの小野伸二 vs リュングベリから差し替えました。 バカですな。黒からスカイブルーで、一気に明るくなったのですが、見れば見るほど 目元が北嶋さんに見えてくるのは、私の視力が良くないからでしょうか? (むしろティーダの性格が聡太さん似なんでしょうか? プレーしたことがないので…)
ずっと前から書くと言って書けずにいた、聡太さんと羽田さんへの手紙を、昨日、 他に出さなければならない手紙があったので、一緒に書いて出しました。 分かりきっていたことですが、言葉を選ぶのが難しいですね。便箋3枚破りました。 とはいえ、やっと出せたところで、J1はオフ(特に鹿島は約1ヶ月という長さ)へ 入ってしまうのですが。鹿島の、ファン感という名のOB戦はオフ明けにあるんですね。
さて、遅くなりましたが、関西1泊2日の旅について書き留めたいと思います。 時間の都合でセレッソの練習試合観戦は諦め、前回の神戸遠征に続き、平家物語の 史跡を巡ることにしました。移動手段は地下鉄の1日乗車券+スルッとKANSAIカード。 2日間通して、スルッとKANSAIの便利さには感嘆しました。パスネットを越えてますね。 (関東では私鉄の共通カードであるパスネットと、バスの共通カードは別物) JRのJスルーカードも近鉄で使えますし、Suicaの関西版「イコカ」はJRと私鉄の 共通になるとの話もあって、この辺は関西人は柔軟だな、と思いました。
長田駅(ナガタの変換が面倒なのに悩まされ続けたのも事実(自爆))を降り、 まずは知章と共に主・知盛を救って討死した監物太郎頼方の碑へお参り。 その討死の様から、腰から下の病に効くという俗信が起こり、今も参拝されている碑へ、 私も治らぬ足に苦しむ人のことをお祈りしてしまいました。ここではロウソクも 線香も良心にお任せといった趣で、その時は気にしなかったのですが、後で須磨寺へ 行った際に、家と家に挟まれたここのことを、唐突に思い出すはめになります。
村野工高のグラウンドをぐるりと回って、源平勇士の碑などが並ぶ川のほとりを散策。 長田に小綺麗な場所が多いのと、ここが阪神大震災で最も激しく燃えた土地であるのは 関係があると思うのですが、史跡のすぐ隣に慰霊碑があるのには、複雑な気分でした。合掌。
もともとは平家の公達を討ち取った源氏の勇士を称える碑があったんですけど、 源平並べてその勇ましくも痛ましい歴史を伝えようとした古き人の心を汲んで、 今では平通盛などいくつかの碑が並んでいるのです。知章の碑は、墓があまりに 街道から外れた場所にあり、人々に彼のなしたことが伝わらないのを惜しんだ ある古人が作ったものです。供えられた花は枯れていましたが、その他の碑も含め、 ペットボトルにはちゃんと水が入っていたのには安心しました。
前日Mapionで調べて、ここから知章の墓がある明泉寺への道は把握していたはずなのですが、 分かれ道で間違った方へ入ってしまったり、この後、私は迷子になってしまいました。 J-PHONEのJ-Naviやロコガイドや役に立つと思ったのは、今回の遠征が初めてです。 なにせ、神戸の道は坂が多いので、地図上の距離は短く見えても、実際は上がる・ 下がる・上がる・下がる・上がる・上がる・上がるといった調子で、疲れ果てました。 帰り、道を理解して駅まで戻るのに30分ぐらいだったのですが、結局、寺へ着くのに 1時間半近く費やしてしまいました。21番の青いシャツをまといさまよう女。怪しい…。 (私が初めて神戸を観光した時も、代表SOMAユニを着て北野の異人館を散策してます、そういえば)
街道沿いへ碑を建てたくなった気持ちが分かりすぎるぐらい痛感できた彷徨の末、 ようやくたどり着いた明泉寺は、閑静な住宅街の中にある小さな禅寺でした。
奥に見える細長い柱の下、一段高くなった部分に 知章の墓である小さな小さな五輪塔があります。 左の石碑は、知章の業績を記したもの。 手前にあるのは、普通の信徒さんたちのお墓です。
武蔵守にも後れ候ひぬ。頼方も討たれ候。心細うこそなりて候へ。 ただひとり持ちたる子が、われを助けんとて、敵と組むを見ながら引き返さざりつるこそ、 よく命は惜しきものをと、我ながらも肝づれなうこそ候へ。 人のうへならば、いかばかりか知盛もどかしうも候ひなんとさめざめとぞ泣かれける。 (覚一本のセリフは表現が多少不自然なので、あえて異本から持ってきてみたり)
平家物語の一節を記した看板も隅にひっそりと立てられていて、他のお墓のお手入れを している人を見ながら、一般人の皆さんと共に静かに…最低限の敬意だけを受けながら 静かに眠っているだろう様子を見て、飾らない男だった知盛の息子である彼には お似合いの墓ではないかと思いました。彼は「孝子」という肩書を頂戴しているのですが、 それゆえに墓があり、守られている彼は、公達の中では幸せな方なんですよね。 もっと若い公達だって、一の谷の合戦では命を散らしているのに…師盛とか。
山陽電鉄・須磨寺駅へ降り立った時、自分が浮いているのを痛感しました。別に 巣鴨を歩いたことはないのですが、まさに年齢層の違う中へ独り放り込まれたような。 須磨寺は歴史ある寺で、お参りの対象も数多くあるのですが、それ以上にすごいのが 駅前から境内の奥深くまで浸食した露店の数々。それも全てオバサマ向けで、ぶっちゃけ 私なんぞは全く買う気を起こさない品揃え…(笑)露店の裏へ回り込まないと探している 対象が見つからなかったり、線香が3本10円で(しかも機械で着火され)売られているのを 見たりすると、なんだか悲しくなりました。皆さん熱心にお参りしていらっしゃるのですが、 やはり俗っぽくて、私が神社仏閣巡りで求めている雰囲気とは、どうも違ったのです。
敦盛の首塚は、それでも、奥まった場所で 多少は喧燥から離れていて、救われました。 胴体は一の谷の、また別の塚で供養されてます。
長くなってしまいましたし、日付も変わったので、続きは月曜付で。
後者もろくに立てられないにしても、前者に関してはまるでダメなのは ゲームのプレーを通して証明されています。いかんともしがたい、視野の狭さ。
関西遠征(SARSがなんだ!)から帰還しました。今回はとにかく歩きすぎて クタクタなので詳細は後日(今週末は珍しく暇だし…)に回しますけど、少しだけ。
松井さんのサインをレプリカの右袖、日の丸の近くへ入れてもらったのですが。 なんのためらいもなく入れられた10という数字が、サンガの10番でもなく、 五輪代表の10番でもなく、フル代表の10番だったなんて、今でも信じられません。 いや、松井さん本人が何のつもりで入れているかは、知りませんけれど。 (ファンサはテレビ取材と紙媒体取材のちょうど合間に挟まったのでした)
ウイングスタジアムのゴール裏を甘く見て(結局はSARS騒動がたたって、ゴール裏にも 空席はかなりあったのですが)カテゴリー3の当日券を買って観戦するはめになりました。 後ろにいたのは、京都からはるばる駆けつけたらしい、制服の上へMATSUI 10やら KAKUDA 21やらを着た、サンガファンの女子高生でした。角田さんのシャツを着た子は 本当に彼のことが好きらしく、ゴール裏から起こる(ウイングのキャパについては、 東城陽でサンガのコールリーダーとおぼしき人が、狭すぎる、応援したくても 入れなくて指定へ行った奴も結構いる、と言っていました。それで、やたら指定でも 散発的にコールが起きていたのかな、と思ったり。ちなみに、昨日の応援はかなり クラブでの応援が混じってました)どんなコールもカクダに聞こえると言っていましたが、 そんな彼女は、松井さんの惜しくもゴールにならなかった、彼らしい巧みなプレーを見て 「松井は京都の誇りや」と感嘆していました。あの声の調子をうまく表現できる 言葉が見つからなくてもどかしいのですが―羨ましかったです。そう言えることが。 私は間違っても「青木は鹿島の誇り」なんて言えません。主語を「中田浩二」に 差し替えても同じです。それは私の熱情が足らないのか、それとも見る目が正しいのか 誤っているのか、そこら辺は分からないのですが、とにかく、言えないのです。
なぜかKAKUDAシャツは売店では売っていなかった(DF冷遇されすぎ)んですけど、 とにかく松井さんと嘉人さんのシャツやレプリカを着た人が多かったですし、 スタメン発表でも、彼らの時は一際大きな歓声が上がっていました。
代表戦≒興行。真実だけれど、どこか違う気もします。フル代表も、五輪代表も。
つまらない仕事中と、眠気に苛まれる自分の部屋で考えた結果。
明日は西村さんへのご挨拶を泣く泣く諦めて、墓参りへ行くことにしました。 須磨寺と明泉寺―某マンガでは正反対の性格をした同い年の親友が眠る場所へ。 そして、清らかな心さえ商売道具にする、俗世の醜さをとくと味わってきましょうか。
そもそも、明日の試合のチケットが、まだ手元にないんです。 当日券売り出し時刻は午後3時。中途半端すぎて泣きたいですよ。
行きたい場所へ、会いたい人がいるから、束縛を離れ、おもむくままに、自由なる旅を。
2003年05月17日(土) |
Magical Logic / Logical Magic |
阪神の試合を見て、ぶつぶつ言いながらも喜んでいる父親を見ていると、 聡太さんも一日で一番楽しい時間はそういう時間だったら嫌だな、って思ったり。
川崎憲次郎さんと伊藤智仁さんは、今は知りませんけど、昔は…私がスワローズへ 生活のほぼ全てを捧げていた頃は親友でした。同じ学年の(憲次郎さんは早生まれ) ピッチャーで、世間を席捲する大活躍と、ボールを握れない地獄のリハビリという 両極端な経験を、多少のタイムラグがあるとはいえ味わっている、仲間なのです。
もっとも違いも多々あって、ピッチングスタイルが、憲次郎さんがストレート押しなのに対し、 智仁さんは伝家の宝刀スライダーで勝負します。それ以上に、生い立ちが対照的で、 そこで形成された性格・価値観も異なります。智仁さんがバルセロナ五輪で名を馳せ スワローズへ入った時には、既に憲次郎さんは上記の光と陰を一通り体験してました。 巨人キラーとして活躍しながら肘の故障に苦しんだ憲次郎さんは、防御率0.91と引き換えに 肩を壊した智仁さんを、自分オススメの電気治療へ誘ったりしています。
智仁さんがプロ入りしたドラフトの目玉は、今をときめく松井秀喜さんで、有名な話ですが、 タイガースファンの彼はジャイアンツの指名を受け入れ、その4番打者にまでなりました。 その潔さを覚えている人も多そうですが、智仁さんも競合確実(当時まだ逆指名制度は 存在しておらず、本人の希望を尊重するかは球団次第でした)と報じられたにもかかわらず、 彼はMMCの工場でつなぎを着ながら、自分はお金を稼ぐことの大変さを知っているから、 どこでも構わない、と言ったのです。そして、スワローズ・カープ・ブルーウェーブの 3チームから1位指名を受け、野村監督(当時)の手でスワローズ入りが決定したのでした。
私が生涯でただ一度だけリアルタイムで見ていたドラフトなので、好きだった智仁さんを 好きなスワローズが「交渉権獲得」してくれたのが、とても嬉しかったのを覚えています。 今から11年前の秋の出来事です。プロ野球選手として、好きな野球で生計を立てるのことの 重みを分かっているから、今の彼は、野球協約で定められている最大限の年俸ダウンも あっさりのんで(なにせ全然働いてないのですから…それでも、彼が偉大だった頃に 結んだ複数年契約の残影で、並みのJリーガーとは比べものにならない年収ではあります) ただ、現役であることのみにこだわってます。そんな価値観を育んだのが、職人のお父様と 失礼極まりないファンに対してすら礼儀正しかったお母様であるのは、疑いようがありません。 結婚時の一騒動といい、あんな智仁さんと、それを育てた陽子お母様は偉大ですよ…。
憲次郎さんは巨人の藤田監督(当時)をドラフト時もドラフト後も歯ぎしりさせた 若きエースで、後に待遇への不満からドラゴンズへの移籍を選びます。ここに至るまで チームメートが慰留に努めた話をいろいろ知ってますが、それは書きません。 憲次郎さんは母ひとり子ひとりで育ち、プロ入り後もそのお母様へまず家を建てました。
…何が書きたいのか分からなくなってしまいました。私は今でも智仁さんの帰りを 待ってますけど、憲次郎さんはそうではありません。だって、今では他チームの人だから。 いろいろと複雑な思いがよぎるけれど、人として、振り返った時に、胸を張れる人生を、 それを選ぶのは難しいけれど、そうあるために最善の努力を尽くしたいな、と思いました。
岡林さんは、その点、やはり、最高に素晴らしい人ですよ、私の中では。
なぜ、よりによって、この曲が仕事中に頭をぐるぐる回るのでしょう?
ペーペーなので職場では電話番もしてて、北海道から沖縄まで全国各地の人と毎日 やり取りしてるんですが、京都市山科区にある某取引先の方の声を聞くと癒されます。 いや、本当に。京都にある店舗の人は全然そうではないんですけど、そこの方は ばりばりの京ことばなんです。ああ、かの松井大輔さんも、きっとこんなはんなりした 京都弁を話すんだろうな、といった趣。ちなみに松井さんの故郷評は「あったかい人が 多くて人情味のある町やと思う。今でも帰るとみんな気さくに声かけてくれるからね。 『がんばってやあ』みたいに。嬉しいよ」です。この言葉が容易にうなずけます。はい。
…智仁さんは壬生の人だけど、お母様は生粋の京女でも、お父様が杜の都・仙台から 友禅職人になるべく単身乗り込んできたつわものだから、ちょっと違うんですよね。
もう一つ、親しみというか郷愁というか(微笑)を呼ぶのは、茨城県北部の水戸や 日立にある店舗の、転勤族に過ぎない社員の店員じゃなくて、現地採用された アルバイトさんの茨城弁です。土浦やつくばでは絶対聞けない、あのアクセントの ずれが懐かしくてしょうがないです。鹿スタいってモツ煮はじめ、スタジアムとは 思えぬ豪華なメニューを食べあさりたいです。山科にしてもこちらにしても、仕事で 使う言葉は文章でも伝わる方言ではなくて、ただの強弱というか調子の違いなんですけど、 だからこそ、ありきたりの標準語ライズされたやり取りとは違う言葉に癒されるんです。
あ、でも昨日、長野の人が前後の言葉を挟まないと意味の分からない副詞を使いました。 珍しいことですが。この国も狭いと言われてますけど、本当は広いと思います。
それにしても、SARS禍はどこまで広がるのか―東アジア選手権は仕方ないと思いますが。 正直、なぜチケットを発売してしまったのかさえ、理解に苦しむところです。
近頃、自分が2年前と全く同じことを繰り返しているような“妄想”に苦しめられてます。 ツーロン国際大会、という“概念”は、私にさまざまな心の渦を発生させるようです。 現・五輪代表世代が最も楽しいサッカーを繰り広げた昨年―その立役者である山瀬さんが 松井さんとのコンビを復活させそうなのは、とても大きな期待なのですけれども。 そして、揺れ動く理性と感情に苛まれた一昨年―今年はこちらと似ているのです。 私の中で。いや、客観的状況ではなく、私の心情が。ただ、先が見えないだけで。 (今、日付を確認したら、最初の試合が5月25日でした…)
聡太さんは決して空気を読まず、どんな言葉も真顔で吐くのがらしさではありますが。 2年前の今頃、聡太さんが吐き出していた言葉が、いろんな意味で、今の私を作ってます。 それは認めたくなくても、直視しなくても、紛れもなく真実なんです。残念ながら。
「守備的MFとボランチとセントラルMF」は「アヤメとしょうぶとかきつばた」ぐらい 違うのかと思う今日この頃。でも、かきつばた(燕子花)だけは、明らかに漢字が 異なるんですけど。アヤメとしょうぶは同じ“菖蒲”なんですが。言葉って難しい…。 連日、言葉を並べるだけの饗宴を愉しんでいる割には、自分は成長してません。
無知の知、口で言うのは簡単ですけど、実感するのは難しいものです。
気持ちを分け合える、分かり合える人がいないのが、今、最大の悩みです。 無論、他人の心情になんぞ気を回している余裕は、皆無です(断言)
昨日16時にU-22が発表されてから、とにかく疲れました、いろいろな意味で。 何を見ても、何を聞いても、自分の想いとのズレに心労が積み重なるだけ。 …各所で吐くだけ吐いたので、もうLRにまで綴りませんけれど。
一体、何の(むしろ、誰の)ために、五輪代表は試合をするのでしょう?(真顔) 彼らは確かに大半がプロサッカー選手ですが、でも代表は客寄せの道化ではないでしょう?
高さもありますし、ペナルティーエリアでの仕事の質、飛び込む高さ、ヘディングの強さ、 相手のDFの前で先にボールに触る感覚というものは非常に高いものがありますし、 Jリーグでもナビスコカップも含めて結果を出している選手ですので、 一度テストしてみたいと思いました。それから秋になると、ワールドユースとの 絡みも出てきて(U-22へ)呼ぶ機会がなくなってしまいますが、最もU-22に必要な 選手ではないかと思っています。将来、来年の最終予選、その先の本番を含めて、 これから期待できる選手ではないかと思っています。
全てを知る者の願いと何も知らぬ者の言葉との乖離は、もはや、いかんともしがたくて。 時の流れは、安穏と高みから眺めるだけの存在には速すぎて、それは粉砕されるしか あるべき末路はありません。3つしかないアジアのオリンピック出場枠への門は、狭すぎて。
私の願いは、応援している選手の成長、その幸福。
とりあえず「なんで矢野貴章が(以下略)」「どうして永田を(以下略)」の 二言は、もう聞きたくありません。あと半月近くは間違いなく私を苛む言葉ですが。 五輪代表なんて、あるいは、柏レイソルなんて、どうでもいいと言い切れたら、 どれほど幸せ…じゃない、心安らぐ毎日が送れるだろうかと思うと、本気で泣きたいです。
風邪がなかなか完治しません。市川さん、大井さん、誕生日おめでとうございました(昨日)
2003年05月14日(水) |
REVE―夢に溺れたユメ |
速筆でもつまらない文を書く人よりは、遅筆でも充実した作品を仕上げる人が 物書きとしてのレベルは高いと、一般的には見なされるはず…「はず」。
フル代表にU-22から3人が昇格していたのですね(何を今更)。 今朝のサンスポより、松井さんの記事です。
>22回目の誕生日の11日・磐田戦はバースデーゴールを狙ったが、0-5と惨敗。 >落ち込んで自宅に戻ると、部屋は真っ暗。 >「嫁もいない…と暗い気持ちになったら、急に"HAPPY BIRTHDAY!"と言われて。 >ろうそくが立ったケーキが出てきた」 >妻のサプライズ・パーティーで、ブルーな気持ちも吹き飛んだ。 >そして、初のA代表選出。「(石川・大久保は)これから一緒にやっていく仲間ですから、 >みんなで残りたい。自分も代表でも魅せるプレーがしたい」 >今度はジーコと夫人の晶子さんに、プレゼントを贈る番だ。
松井さんが俊哉さんを好きと言うあたりに、好感を覚えます。いつまでも遊び心を 忘れないでプレーしてもらえれば、と切に願うわけです。見ていて楽しい選手ですから。
ところで、今朝、夢を見ました。 NumberかYeah!風の雑誌と、すぽるととおぼしき番組とのコラボレーション企画で、 帰国した羽田さんが顔なじみの男性ライターと対談するという、まさにDREAMを。 内容は全く覚えてません。いや、テレビを見、雑誌をめくる私にとって、 それはどうでも良かった、というのが正確でしょうか。Before/Afterとして プレーしていた頃と現在の、どちらもスーツ姿のヴィジョンが重ねられていたのですが、 今の羽田さんは横幅が広がったのみならず、超ロン毛で背まで縮んでましたよ(苦笑)
ロングインタビュー希望、という話を寝る前にネットで見たからなんでしょうけど。 何を書き残したいかって、夢自体じゃなくて、夢を見ている間、どれだけ私が 幸せな気分だったか、それを、是非とも。うちの母親が羽田さんのプロフィールを 知っていたり、辻褄の合わない部分はいくらでもあったのに、夢とは微塵も思わず、 単純に、純粋に、満たされていた…そんな自分が、目覚めてからは、悲しくて、虚しくて。
…こんな気分になったのは、いつ以来だろうって思うぐらい、シアワセだったから。
目醒めて、朝の5時半少し前をさす時計を見て、あれは夢、全て私の幻想だと思い知らされて、 へこみにへこみました。こんなことが私の望みだったのか、と。それが―何かを語らせるのが どれだけ残酷なことか、ピアノで身をもって味わったくせに。あの時、語った彼を “気持ちをシェアしうる者”としか見なさずに傷つけたくせに。今でも恨めしいです、 あの時の自分が。タイムマシンがあるなら、あの瞬間の自分を殴りたいです。
聡太さんは聡太さん自身の苦しみで手一杯のはずなのに、もちろん。
(サッカーが)楽しくない、楽しくないと言い続けていたくせに…本当は復帰してから “復活”するまでの最も苦しい時間(金古さんはそれを過ごしているわけですが)に 選手が決して賞賛されず心配もされないのを知っているくせに。無責任な帰還希望を だらだらとネットで吐いて、それを見て嬉しく…そう、嬉しくなったりする、最悪な私。
自分の醜さに吐き気がします。どれだけ綺麗事で理論武装(といっても構築するのは 防御用障壁なんですが)しても、己の実態はそこからはかけ離れていて、真実は、 夢を見ている最中の、酔いしれた、あの快感にあるのですから。赤裸々な願望が。
…どうせ、夢だから幸せなんですよ。それが現実だったら耐えられないくせに。
これを見た人がどう思うのか―まで考える余裕がありません。きっと、読み返したら 顔から火を噴きそうになって、速攻で消したくなると思いますが。でも、気分を記録する 媒体としてのLRですから、恥を忍んで。何が恥かしいのか分かりませんけどね、自分では。
相馬さんのオーバーラップに溺れたように、本山さんのドリブルに溺れたように、 パッションが全て過去形と化した今でも、熱情は幻想に囚われ、底無し沼へ沈むのです。
丸い穴は四角じゃ埋められない、でも、ないよりはマシといって押し込んでいるのが 今の私なんです、おそらく。←また自分のことなのに曖昧に書いてるよ…
好きになる理由なんて、全部後付け。そして私はメタモルフォーゼした存在としての 別のLIBEROを見に行くのです。彼が好きだと、彼を気に入ったと言いながら。
眠い………
うちの○○○○が代表候補に選ばれました! 「彼の力にはずっと注目していた。彼は左WBでプレーすることが多く、前節もそうだった。 そこでアウレリオ監督に『平山を左サイドバックでプレーさせるのはどうか』と訊ねたら、 非常にいい回答が帰ってきた。だから今回は代表でどのくらいやれるかを見たかった」
でも、私には http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-030513-0015.html の 「鹿島DF羽田憲司(21)が、3月下旬から左足首などのリハビリを行っていたブラジルから帰国した」の方が ずっと重要だったりするわけで。とりあえず、おかえり、です。いつか、スタジアムで 「おかえり! ずっと待ってたよ!」と叫べたらなぁ、と夢見ながら。
聡太さんの愛読書であるスラムダンクをベースに書かれたメンタル本「スラムダンク勝利学」では、 不安の原因は想像力にあるとありました。そうかもしれません。人を縛りつけるのは 過去への悔恨と未来への恐怖。本当は今この一瞬に全力を尽くすべきなのに。 (よく言われる「ベストを尽くす」は逃げでしかないとも指摘されています)
生まれて初めて6ヶ月の通勤定期を買いました。そうか、今まで同じ職場で半年以上 働いたことがないんですね、私。なんだかダメな人間です。毎日に飽き飽きしているくせに。
にっちゃんお誕生日おめでとう―筑波はあけぼの山で柏サテと水曜に試合です。 …どうも柏の「Bチーム」には愛着が湧きません。貴章さんや宇野沢さんは好きなんですが。
また携帯の電話代がすごい額です。たまりかねて、今月からパックの高いプランへ 変更しましたが―でも、世の大抵の人と違って、私は自分の中でバカ高い電話代を 必要経費と考えて済ませてしまう悪い癖があります。要は、寂しいんです。 幼い子供のように孤独を厭う自分がいます。体調が悪いと、それを無駄にアピールするのは 心配してほしいから。この世に自分以上に自分を心配してくれる存在なんてないのに。 親ですら、当てはまらないのに。分かっているのに。何が欲しいんでしょう、自分は。
もう一つ、毎日のあまりのつまらなさに、途方に暮れてます。単調な一日の繰り返し。 いつまでこんな日々を繰り返すのか…やたらサッカーへ逃避していたのも、このせい。 でも、これからは、見に行きたい試合自体が…金銭的にも、サッカー以外の発散方法を 見つけないと苦しいです。だけど、街をゆく自分と関係のない人の多さにうんざりしている 私にとって、日常は牢獄でしかなく、脱出を夢見て中でバタバタしている鳥かごの鳥なんです。
どうにかしたいけれど、どうしていいのか分からない…。
2003.5.13wrote
中山隊長と「その相方」を見てると、若い選手は誰と一緒にプレーするかで、 もともと持っていたプレースタイルさえ(時には「思考傾向」まで)変えてしまうのだと 感じます。上に誰かがいない方が試合には出やすいですけど…チーム選びって難しいです。
気分を支えるために、なんとなく、KAKUDA 21シャツをパジャマの上に着て寝ました。 そういえば、誰か、レプリカを寝間着がわりによく使う人がいますよね(笑) それはいいんですけど、そうしたら、角田サマの夢を見ましたよ。なぜか私と角田サマは 同じ学校の出身で、同窓会に出るという設定の。しかも、同級生は私が永田ファンなのを みんな知っていて、角田サマに「永田ってどうなの?」みたいな質問攻めにするという、 なかなか楽しいものでした。角田サマ、ニコニコ笑って特に何も言いませんでしたけど。 しかし、みんなでカラオケに行くんだけど、角田サマと別室になった私は、なぜか 中座をして…というシーンで目が覚めてしまいました。ああ、もったいない。
しかし、こんな日かつこの体調でも7時前に目が覚めるとは。全然回復してないので、 また寝ます。関東では万博の試合、地上波で中継があるんですね。羨ましい。
ふらふらです。一冬の間にも経験のなかった、重症の風邪です。 今日一日働けば休みなので、無理やり8時間働いてきましたけど、耳は聞こえにくいわ、 歩いていても地面の感触がしない(浮いているようにふわふわする)わ、大変でした。 耐えかねて昼休みに葛根湯ドリンクを買いましたけど…多分きいてない…。 それなりに悩んでいた明日の万博(!)もあっさり諦めて、今日は早めに休みます。
ところで。 http://www.nikkansports.com/ns/shizuoka/p-sz-tp0-030509-0003.html 昨日の試合をどう見たらこんな文章が書けるのか、非常に疑問です。 現U-20に静岡人が多く、また私が永田さんを筆頭に彼らを贔屓しているのは事実ですが、 私なんかは贔屓してるからこそ、成岡さんのプレー(というか存在の無さ)に 泣きたくなったのに。日刊は関東版に「成岡攻守に渡り活躍」という記事が載ったはずです。 (私は携帯の有料コンテンツで日刊を読んでます)報知では谷澤さんが褒められてますが、 今回に限らず、スポーツ新聞のアンダー代表記事は当てにならないというか…それでも、 行けない時は記事の内容に一喜一憂せざるを得ない自分が、どうしようもなく悲しいです。 そして、やっぱりどんな遠くでも、この目で見ないといけない、という結論に達するのですが。
昨日、帰りの電車の中で、「静岡のギャラリーの眼」が話題になりました。 相手に対するリスペクトを欠く(一方的に見下す)、それが王国一般の共通だそうです。
ところで、ものすごく久しぶりにtotoを買いました(理由は聞かないで下さい) しかも予想を某所で晒しているので、見れる方は笑ってやって下さい。
2003年05月08日(木) |
さてぃすふぁくしょん |
今年3回目の日立台より帰還しました。どうせ私は、今頃になって、レイソル5番 ストラップをぶら下げて丹羽くんへ写真を頼んだのに気づいたバカな永田ミーハーです。
昨年と打って変わって、何かに追い立てられるように試合を見まくってますが、 いくら風雨がすごかったとはいえ(帰りの新幹線で西へ行くほど空が青くなるのには 正直泣きたく…行きの夜行バス「青春ドリーム号」が普通の昼行バス用車両だったり その他もろもろあってあまり眠れなかった疲れもあり、帰途は予定外のぷらっとこだまに) 途中で帰りたいと真剣に思ったり、来たのを後悔したり、切実に交通費返せと感じたのは 今回が初めてです。様子を伝えたいのですが、何を書いていいか、さっぱり分かりません。 少しも言葉が浮かばないというか。描写したいという水準に全く達しないプレーを 両チームとも繰り返し、仮にも2名(徳永さんと菅沼くん)以外はプロフェッショナル サッカープレーヤーによって行われているとは思いたくありません。でも、だけれども。
うーん、まずは柏の話をしようかな…これでも、私は、まだ恵まれている方なのですよ。 相手が柏だったから―というよりは、一番ゴールを決めてほしいと願っていた 双方の選手、すなわち、大熊監督を見返してほしい菅沼くんと、同様にアウレリオ監督を 見返してほしい宇野沢さんがゴールを決めてくれたのですから。宇野沢さんは 先発できなかったのですが、青いウェアを着て、レイソル勢の横でボール回しをするのは どんな気分かと悲しくなりました。彼は、柏の選手にしては珍しく(!)レイソルを 愛してますから。もっとも、昨年8月末時点では、永田さんもレイソルには 全く必要のない選手だったのですが。試合後、宇野沢さんは反対側のベンチで アウレリオ監督と何か話してましたが…彼の気概はレイソルに必要だと信じて疑いません。
さて、そのレイソルですが、トップというかAチームは、試合の1時間ほど前に 攻撃陣と守備陣(ボランチより後ろ、明神さんや平山「XUXA」さんなど)に別れ サイドアタックとその対処をやって終了。永田さんと玉田さんはジョグしてすぐに 着替えてしまって、私服で練習試合を見てましたよ、メイン側上段で。しかし、 だからってなぜファンを屋根のないバックスタンドへ押し込んだのかは、納得いきません。
で、試合に先発したのはBと呼ぶべきなのか、彼らのために練習試合を組むべきだと 一部で指摘されている、リーグ戦などに最初から出られない微妙なメンバー。 大野さんはエコパで見た走りは幻だったという結論に達したほど消え去り、 いまだ6割の出来という萩村さんは泣きたくなるようなパフォーマンスで、 代表から帰ってきた貴章さんはしゃれたループを狙っても、やっぱり足技がダメで、 しかも当たりに弱くて。渡辺毅さんが無難にまとめていたのと田ノ上さんが良かったくらい? 俊太さんはボランチで使ってほしいと主張し続けたのですが、そこへ行っても(以下略)
後半はサテライトでユースに混じってプレーしているCというか、ルーキーズらが登場。 落合さんCBかよ…。矢野哲也さんは良かったです。某高名なるひしゃく(伏せてないよ)にも 「次元」の名を載せることに成功しましたし(笑。Sさんに速攻でこのコールネームを 知らしめたのは私だとバレました。ははっ。ちなみに谷澤さんの「永吉」は無理でした…) 中井さんは全ての動作が軽すぎて意味をなしてないのが辛いです。あと、髪切って。 あれでも体つきは少しずつ良くなってると思いますよ。谷澤さんには負けてますが。
菅沼くんのゴールはむしろ成岡さんの失態なのですが、それでも、菅沼くんの決定力は すごいなあ、と感心してしまいます。ま、矢野さんのナイスパスは決まりませんでしたがっ。 どんどん自分の中では「菅沼=ストライカー」のイメージが固まっているのですが、 これは正しくないのですよね。上背もありませんし。でも今後も注目の選手です。
レイソルはこんなものかな。で、代表ですが…ああ、本当に言葉がありません。 覚悟はしてましたけど、近藤・大井・栗原の3バックは見るべきもののない 最悪の出来。大久保さんが今日プレーしなかったのは、下手すると救いなのかもしれません。 彼にとって、今回の合宿は故郷凱旋でもあるのですが。そして坪内・徳永のサイド アタックはないといってもよい状態で、中盤の静岡トライアングル(成岡・長谷部・谷澤)は なんだかぱっとせず(でも谷澤さんは使うよりは使われる方が合うと思うのですが、 どんどん使う選手に…)トップの中原さんが一人気を吐く有り様。一言で言えば、 「角田・今野がいなければ田嶋JAPANへ逆戻り」なのです、主にメンタル面で。 途中出場の選手も大志さんなど試合に入れない選手が多く、散々な結果でした。 宇野沢さんは最後に谷澤さんのいいボールをもらえてフリーで決めましたけど、 あんなフリーじゃない場面でのゴールが欲しかった…(ワガママ言い過ぎ) そして、噂には聞いてましたが、祐大朗さんが凄まじくダメな選手となっていたのに 愕然としました。トルシエJAPANよりも西村JAPANよりも、ワールドユースまでの間に Jでプレーする期間の長い大熊JAPAN。選手のモチベーションコントロールが難しいのは 百も承知ですが、それにしても…コンディションが選手によってバラバラなのも 分かってますけど、どんな原因を並べても、とにかく虚しい試合だったのです。
…永田さんは見ていて何を思ったのでしょう?
今朝の出勤2分前まで、下のU-18感想記を書いてましたよ…。
みっちゃんはU-17選抜を契機にプロ入りを意識するようになったそうな。 もともと先週から足を引きずっていたのにもかかわらず、テーピングして強行出場した ヴィッセル戦で、自分が競り合ってものにしたボールを味方が拾ってくれず、 敵のものになったのに業を煮やして「それ拾えよー!!(怒)」と叫んでいたという、 正直、彼がピッチで声を出す姿は想像がつかないので、一体どんな試合だったのかと思うと。
むしろ中井昇吾さんあたりを見たくて日立台へ行くような気分ですから。
「飛田給駅ってどっちー?」
抜け道を封鎖されているため、大観衆は用意された一本道へ詰められるだけ。 Sさんがポンちゃんへ試合の感想聞いてましたけど、 彼は「遼一の出番が短いよ!(>_<)」と即答してましたさ。 きっと1日の試合をその目で見たら、ポンちゃんは泣いてたと思います。
愛野駅からエコパへ行く路沿いにある高台の斜面は、躑躅の絨毯でした。 あまり見かけなくなってしまいましたが、躑躅では朱色が好きです。 …アントラーズのチームカラーに近いから(謎)
2003年05月06日(火) |
Soul The Future Love―夢を見たいから 2003 |
約24時間後には再び東京へ向けて出発せねばならないかと思うと、GW明けで忙しすぎる仕事と、 全てにおいてリカバリーの遅くなった自分が恨めしくて恨めしくて仕方ありません。
昨日付の最後に(自分が忘れないように(汗))殴り書きしましたが、GWの遠征は、 試合そのもの―ピッチの中よりも、外側に関して思うところの多い時間でした。 お金と時間、何より情熱を注ぎ込める対象たる「趣味」があること、 それを持たない人が周囲にたくさんいるんで、自分は浮いてはいるのですが、 でも、私は幸せだと感じてます。たとえ、離れない…消えない恐怖から目を背けるために 常に走り続けていなければ、何かにのめり込んでいなければ不安になってしまう心にしても。
永遠なる生存を望む本能と、永久なる安定としての死を招く破壊を求める本能。 極端ではないにしろ、私の中でも両者は激しく競り合っていますよ…知らない言葉、 見知らぬ概念を提示してもらえる喜びが虚実空間にあるから、私はそこへ入り浸るわけで。
この世に生きる人間の圧倒的大多数は私にとっては縁のない他人で、それなのに、 いや、だからこそ、共通の話題「サッカー」を通して語り合えるのは至上の幸福。 そうでなくても、沼津港直送の串焼き烏賊を手渡してくれる時に、赤の他人たる 私の焦げた肌を気遣ってくれる人だっている、それも幸せです。小さいですが。 「くるくる回るお寿司」が満たしてくれるのは三大欲のうちの食欲だけかもしれませんけど、 美味しいものを食べ、ゆっくりと眠り、愛する人と一つになる…当たり前の欲求だからこそ 満たされたくてしょうがなくて、じたばたして、リスクとしての恐怖も味わって。
私は、誰かを愛する行為そのものを忘れました。私が愛しているのは記憶の中の残像だけ。 人は優しくしようと思ってできるものじゃない、相手が優しくしてもらったと 感じることができるだけ―目の前にいる“貴方”は、霞みゆく残像の足元にも及ばない、 それを分からないから醜いのです。誰もが自分と同じ嗜好を持っているという思い込みは 自分が親切でやっているつもりの行動全てをかき消すのですよ。私は言葉遣いの端くれ、 貴方の紡いだ心無い(それでも貴方にとっては本音の)言葉に、過敏なまでに傷ついているのです。
…そもそもあの人はこれを読むのだろうか? 読むわけないよなぁ…(遠い目) 人間は自分の思考より趣味を否定された時に機嫌を損ねる、という箴言を突きつけてやりたいですよ。
毒はこれくらいにして、U-18の話を。U-18を2試合、U-22を1試合見たわけですが、 U-18は選手の良さを見出すのがメインだったのに対して、U-22は持ち味を出すのは当たり前、 いかに欠点も補って総体的にプレーするかをシビアに見る感覚で、楽しめませんでした。 私がユース代表を何代も繰り返して見るのは、高校を卒業してプロ生活を踏み出すあたりまで、 この時期は選手が一番劇的に変化するためかもしれません。だから、そもそも、 二つの代表を同じように“愉しむ”なんてのが、無理な話なんでしょう。 それにしても、U-18は楽しくて、U-22がそうでないのは、納得いかないのですが。
※記載の順序はランドで配布されたメンバー表のままです。ポジションは適当(吐血) どんな練習試合でもきちんと配ってくれるのが、1969の良さ。
GK:三栗寛士くん(駒大)・松井謙弥くん(磐田ユース)・稲田康志くん(C大阪U-18) 対戦相手との力量の関係で、それほど出番はなく、どう評価していいのか分かりません。 現時点では松井>稲田>三栗と見なされているようですけど。まあ、佐野裕哉さんの得点は スーパーファインゴールでしたから(唐突に…でも彼はキレキレでSさんも満足?(実は微妙))
CB:増嶋竜也くん(市船) 今回の遠征最大の発見。29日時点で「市船の増嶋」と言われてポジションすら 分からなかったのが嘘のような惚れっぷり(笑)決して弱くはないけれど、強さより うまさが際立つ守備、そしてマイボールの操り方は独特すぎて周囲がついていけないことすら(笑) 要するに「やぶさんのツボを押さえた選手」(Tさん談)らしいです。 プレースタイルが羽田似という説(by Sさん)も。しかも市船の先輩・聡太さんを 私的に超えてしまう美形ときたもんだ、これで惚れずにいられるかっつーの!(爆) 思わず携帯で写真を撮ってしまいましたが、ファン応対でほとんどの選手が初々しかった中、 市船コンビ(もう一人は言わずと知れたカレン)は慣れた物腰でした。さすが。
CB:吉弘充志くん(広島皆実) ヨシヒロ・ミツユキくん。贔屓というフィルタリングをかけなければ、CBで 一番頑張っていたのは彼だと思います。中央も端もそれなりにそつなく、といった印象。 練習後はサンフユース陣(なぜか動きの素早い高萩くん除く)と一緒に行動してました。
右アウトサイド:中村北斗くん(国見) ご存知、某プロ野球選手の弟。選手権をテレビで見たままの駆け上がりを見せてくれたので、 特に改めて記載したいことはありません(微笑)その走りはパワフル。
CB:松下幸平くん(静学) Jリーガーへの最短距離ともいわれる静岡県予選・最優秀新人の受賞経歴を持つ堅実なCB。 DF陣にとって、FCのカメルーン練習生トリオとの対戦は貴重な経験ではなかったでしょうか。
CB:大河内英樹くん(青森山田) 1969戦で佐野さんに抜かれまくり、速攻で外されてしまったのですが、その後に ペットボトル係となって配る際、目の前で投げやりにボトルを捨てたのを見てしまい、 プレー以上に株が急降下。FC戦でも巻き返せず…今後の逆襲に期待。
両アウトサイト:小林祐三くん(静学) 1969戦では左、FC戦では右サイドでプレー。学園ではどこが本職なのか知りたいかも。
右アウトサイド:永田真志くん(大津) 「永田!」という声が飛ぶとビクビクしてしまうのが私の悲しい性(苦笑) きれいなクロスでアシストを記録しました。小林くんよりは多少縦突破属性高め?
CB:丹羽大輝くん(G大阪ユース) 「丹羽、全員の名前を叫んでメンバーを教えてくれ!」という観客の無茶なリクエストにも 応えうる怒涛のコーチングは健在。実際、私が菅沼くんの出場に気づいたのは、 彼が“ミノル”のポジショニングを修正していたから(微苦笑)その他にも 少年サッカー教室あり、関西弁ありの超充実した内容。合い言葉は「ボール見ろ!」 178cmとさして大きくはないけれど、空中戦にも強く、また果敢に取りに行く姿も男前。 しかし、ピッチ内もさることながら、シャワールームへ向かう際に“子分”を 引き連れて歩くさま、その歩き方が「大人の風格」を軽く飛び越えて、 もはや「親父の貫禄」だったのにはメロメロ(爆)あまりの強烈なオーラに 写真のリクエストも恐る恐るでした。ファン応対で微塵も笑みをこぼさなくても “丹羽っち”なので許します(笑)北京五輪のキャプテンは任せた!
CB:森下俊くん(磐田ユース) 久しぶり♪…で合っているんでしょうか?(苦笑)
CB:青山直晃くん(前育) だから前育って言ったらAさんに「そんな名前の学校はないんだから」って怒られるって(微苦笑) そんなAさんは、利き足が頭くさい青山くんのおぼつかない足使いに悲鳴をあげてました。 母の愛にはきちんと応えるように、いいですか?(笑)
右アウトサイド:高柳一誠くん(広島ユース) 紫のユニを着て声援を送っていたサンフサポさんが羨ましかったです。 FC戦の1本目だけでしたし、それは(微苦笑)彼のプレーは手堅かったです。
左アウトサイド:渡邉圭二さん(名古屋) いわゆる育成網に引っかからず、グランのスカウトによって発掘された新星。 縦へ縦へと突き進むスピーディな動きで、その名をこちらへ刻み込んでくれました。
FW:カレン・ロバートくん(市船) なぜかシュートが枠に飛ばないストライカー。1969戦では逆サイドにフリーの選手が いたにもかかわらず、独走してシュートを放ち「お前はその選択しかなかったのか!」と 大熊監督に怒鳴りつけられ即座に外されるという憂き目に。ギャラリーの知名度は抜群。
ボランチ:鈴木智樹くん(札幌U-18) 噂に聞きし北の逸材。アグレッシブなプレーで中盤の任を担いました。
二列目:寺田紳一くん(G大阪ユース) Tさんお気に入りのゲームメーカー。さらっとスルーパスを出し、アシストゲット。 ピッチを離れると爽やかな笑顔を振りまき、あどけないファン応対で私的好感度UP。
中盤:谷口博之くん(横浜Mユース) 現在プリンスリーグでゴールを量産中のMF。そのままの勢いのアクティブさ。
二列目:梶山陽平くん(F東京U-18) いわゆるユーズヤクザさんの間では「ジジーコ」と称されているのですが、その理由は 45分で理解できました(笑)彼の周りでは、その老獪さにより、時間はゆっくりと流れます。 時を捻じ曲げる中盤の王者は、周囲をもそれに巻き込まないと力を発揮できない…。
ボランチ:中山博貴くん(鹿児島城西) 中盤で一番頑張っていたような印象を受けたのですが、FC戦で負傷交代。心配です。
ボランチ:青山敏弘くん(作陽) 誤審に泣いたエースは、かつて駒沢で永田さん率いる静学を沈めた張本人でもあります。 むしろ、彼が当時まだ1年生だったのに驚きを隠せません。随分と後ろへ下がったものです。
左アウトサイド:家長昭博くん(G大阪ユース) 2試合とも同じポジションをやっていたとは思えないぐらい、パフォーマンスに差が。 FC戦では絶好調で、魔法の左足を子供のように無邪気に振るい、サイドでゲームメイク。 30分×3セットのうち、1本目が最も充実した内容になったのは、おそらく彼のお陰かと。 ファン応対でも相手を翻弄する気まぐれファンタジスタっぷりを披露してました(笑) でも、自分でも満足してたのか、表情がとてもイキイキしていたのを覚えてます。
ボランチ:高萩洋次郎くん(広島ユース) いつぞやの練習試合から更に出世して、J2最年少出場記録を打ち立てたつわもの。 そんな彼のサインに価値を見出した人からリクエストされたのに対し、 彼が色紙に書き上げたのは人柄そのままの縦書き楷書でした…FC戦の方が良かったです。 ボールを取りに行くタイミングは絶妙なのですが、いかんせん身体が細すぎて 当たり負けしてしまうのが残念なところ。でも、ここは今後の改善が期待できますから(^^) おそらく全員の名前を覚えることから合宿を始めていると思われる丹羽くんは、 彼をヨウジロウと呼んだりヨウジと略してみたり、試行錯誤中のようです。
ボランチ:枝村匠馬くん(清水ユース) こちらも評判の高い「エディ」ですが、残念ながら持ち味を認識するには至らず。
FW:阿部文一朗くん(清水ユース) SATVが3本目だけ彼狙いで撮影していたのが印象的。静選のエースストライカーか… 昨夏にSBSで見た印象のままの、強く、足技に少々難があるプレーを見せてくれました。
FW:三木良太くん(G大阪ユース) この代表はU-22的には羨ましくなるほどタワー系FWが揃っているんですけど、 その中でも一番良かったような。丹羽くんは最後尾から彼の名を叫んでました。 1969戦ではガンバ勢がセンターラインを占める時間もあり、どうもこのチームの中心かと。
ボランチ:菅沼実くん(柏ユース) 必ずしも最前線が似合うプレーヤーではないとはいえ、三列目とは…大熊監督や 丹羽くんに位置取りを怒られまくる声は聞いたのですが、プレーはほとんど見てません(死) リクエストもさらっと断っていた(その様子がかわいかったので許しますが)し、 彼に関しては楽しみにしていた分、今回は見なかった方向で行こうかと思います(苦笑)
FW:武田英明くん(前育) 育英勢はプリンスリーグのため、1969戦のみで離脱しました。
FW:平山相太くん(国見) 現メンバーNo.1の認知度を誇る長身。もちろん彼の頭を狙うという戦術が遂行されるのですが、 ああ見えて足技にたけ、本人も積極的に使って前へ進んでいく傾向があります。
FW:苔口卓也くん(玉野光南) 岡山が生んだ今年の注目株。4クラブの争奪戦の末、セレッソの強化指定に決定。 陸上短距離で全国優勝の経験があるらしく、前線ではサイドを吹き抜ける風。 その走りは見ていて爽快なのですが、上がるだけ上がった後のプレーがもっと向上すると 更に見ていて楽しい選手になれるのではないかと。人にオススメできるプレーヤーかも。
FW&CB:萬代宏樹くん(福島東) 選手権での点取り屋のイメージが強すぎて、一番後ろに回ったのには驚きました。 そんなに顔面偏差値が低いわけではないのですが、増嶋くんと同じ番号のウェアを 着てしまったばっかりに、私に「顔が良くない方の2番」という称号をもらってしまったり。
二列目:藤井貴くん(磐田ユース) そもそも彼が二列目にいるとは少しも思わなかったのが全ての敗因。ゴールの起点となる いいパスを出したものの、やはりそのポジショニングはストライカーのもの。 ボール扱いももう少しうまくなるといいかな、と思ったり。外見についてはノーコメント。
あ、抜けている人がいますけど、忘れたわけじゃないですよ。書くことが…(涙) 初見の選手が多いので、これでも頑張った方です。許して下さい。
2003年05月05日(月) |
We can find a way to fly. |
トークショーの日、聡太さんと話す口実をゲットするためにイヤーブックへもらった サインが着実に消えつつあります(殴)なぜかイヤーブック、見まくっているようで。 このサイン、書き終えた後に、頼んでもないのにReysolって追記されたのが とても印象的でした。今の私には、ある種の警句ですらあります(遠い目) ところで、柏ユースのページをコピーしてと頼まれたような記憶があるんですけど、誰に…?(呆)
さて、ただいま茹蛸状態です。3日・4日とU-18を楽しんできました(^^) *ついでに*U-22の予選も見てきたので、まず、この試合の話から。 1日に最悪な試合を国立でやってしまったU-22ですが、結論から言ってしまうと またしても良くない試合をやってしまいました。betterであったとはいえども。
鈴木啓太キャプテンは闘志あふれる動きで、特に立ち上がりは90分持つのか 不安になるような駆け回りぶりでした。試合後の挨拶(キャプテンが止めているのに ぼーっとただ歩いていきかけた遼一さんに代表されるように、U-22は経験が乏しいせいか こういうことがきちんとできる選手が少ないように思います。啓太キャプテンは 自ら率先して看板を越えてスタンドへ近づいたり、メインやバックでもきちんと整列させて 挨拶させたり、レッズ所属なのもあるでしょうが、よくやってくれました)に至るまで 彼は頑張ったと思うのですが、複合有機体としてのU-22代表チームは彼の縦横無尽な動きによって “どこか”へ負荷がかかってしまいます。もちろんそれは他の選手が埋めるわけです。 そして、青木リベロあるいは石川右サイドも、有機体には同様の影響を与えています。 3日の試合では、阿部勇樹さんのパフォーマンスへそれが集中したわけですが。
世評では石川&田中達也投入で流れを変え、5点とったことになっています。 実際、直宏さんのプレーは華やかで、また彼は自分を有機体へ適合させようと努力しています。 また田中さんの個人技というか得点能力は、言うまでもなく何度もチームを救っています。 サカマガの松井さんではありませんが、五輪代表が悪い試合をした場合、その原因は 常に選手の不甲斐なさへ帰結されます。「谷間の世代」というレッテルと共に。 今年に入って会心の試合が一つもない現実、その根本要因―先発布陣が試合開始前から 明らかに秘めているアンバランスに全く触れられない有り様、本当に悲しいです。
ランドから味スタに向かう電車は代表戦へ行く人だらけ、彼らは35000人を超える サポーターの皆さんの応援を受けてプレーしました。皆さんに彼らの良さを分かってほしい、 応援してほしい、愛してほしい―「夢の残骸」に対して私が抱く想いは、現時点では虚しいものです。 おもしろくない、つまらない、眠くなる…彼らのパフォーマンスにそんな言葉を 浴びせられてしまう現状が辛いです。一体U-22はどんなサッカーがやりたいのか、 私にはいまだ何も見えてきません。神戸では何が待っているのでしょうか?
愚痴はこれくらいにして、メインのU-18へいきましょう…と思ったのですが、また明日。 とにかく、趣味がある幸福を、それについて語り合える仲間がいる幸福を感じました。 回転寿司や串焼き烏賊はおいしかったですし、パスネットカードは便利ですし(謎)
いいものをいい、と褒めるだけで十分なのは、プロへ入るまで?
ミャンマーとの二次予選第1戦、情けない試合だったとは私も感じてます。 それでも、“的外れ”な批判が許せないあたり、私は彼らが好きなのです。
2年前と全く違うチームになった、けれど残像はいつまでも消えない、U-22五輪代表。
最終予選がSARSで延期になり、羽田さんの名前がぽつぽつあがるのに喜んでいいのか 分からなくておろおろしてますが、元キャプテンのカムバックはさておき、 彼らには時間が必要だと思います。いや、むしろ彼らを束ねる者に。
あいつらは、やればできる―コスタリカ戦でそう叫んでいたのを、昨日のように思い出して。
みんな、2年前と比べたら格段に上手くなった、だからもっといいサッカーができるはず。 そう歯ぎしりしながら、不甲斐ない戦いを眺めているのです。
ダメはダメなりに頑張ればいい、と聡太さんは言ったけれども。
U-18もU-20もU-22もそれぞれの持ち味があるはず。今までの年代別代表がそうだったように。 だから、私はそれぞれをそれぞれとして愛でたいのです。勝手なこととは承知で。
がんばれ、オリンピック代表。
…あの人が彼らの幸福を見てどう感じるかは分からないけれど、 少なくとも、彼らの不幸は望んでいないと思うから。
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