Land of Riches


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 2002年06月30日(日)   終わりのない始まりはない、始まりのない終わりはない 

組織委員会はあなたを思って、この措置を選んだんですよ。
国民の強い反感からあなたを守るためには、他にない適所でしょう。


終わりましたね―いろんなプレーがフラッシュバックします。
今日は長いです。長いですよ。なんか時間軸狂ってると感じても許してやって下さい。

まずは、昨日ショックのあまり書きそびれた3位決定戦から。
ええ、だってチャンネル変えたら「先制ゴールのリプレイ」だった時には、
それも、そこでボールをすっこーんと取られた人が誰だか分かった瞬間には
もう(@@)でしたよ。最短失点記録11秒、ワールドカップレコード。
あればっかりは、さすがの私でも同情の余地なしというか、かばいようがないというか。
1年前のオウンゴール、あれを超える悪夢なんてそうそうあったもんじゃないと
思ってましたが、そうでもなかったです。これを超える nightmare なんてそうないでしょう…。
あまりに鮮やかすぎるので一部で裏をかぎたくなるのも分かるというか、そう思いたくなってくる…。

その後も精彩を欠いた(というかDFラインを組み替えるってやっぱり無謀ですよね)
ミョンボ様は前半で引っ込められることに。実は何気に太極戦士(=韓国代表)の
攻撃の起点となるロングパスの配給手だったミョンボ様を失った韓国は…以下略。
というかトルコ強かったですね。日本が負けたのも―これは負け惜しみか(><)
後半はものすごい流して見てました。分かりやすいぞ私。

で、試合後のセレモニーですけど、副会長が投げるようにメダルをかけたシーンは
見られたものの、胴上げは…地上波辛い(涙) それにしても、胴上げの順番が
副会長→監督→ファンソンホン→ミョンボ様だったのは謎(Rさん情報)。
後は面倒くさいので一番まともそうな(謎)記事をひっぱってきて濁しておきましょう。

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top02.html
>燃えるような絶叫コールと、4700万韓国国民の手が、背中を押していた。
>黄善洪(柏)が、洪明甫(浦項、元柏)が、宙に舞った。
>「ベスト4だから、うれしい。けれど、悔しい気持ちと半々です」
>予期せぬ胴上げ。洪明甫が目を真っ赤に腫らしながら、日本語で話した。
>敗北のきっかけをつくったのは、主将の洪明甫だった。試合開始11秒。
>足元のボールをFWイルハンに奪われ、ハカンシュキュルにW杯最短得点時間
>記録更新となる“秒殺先制ゴール”を許してしまった。黄善洪は出場さえできなかった。
>それでも人々は、今大会で代表を去る2人を、拍手で送り出した。
>ともにW杯出場4度目。洪明甫は代表キャップ韓国最多の134。
>黄善洪は代表50得点。4強快進撃の礎を築いたのは、間違いなく、33歳の2人だからだ。
>あとを継ぐ若手も、2人のため、最後まで走り続けた。2点を追うロスタイム3分。
>23歳のMF宋鍾国が25メートル弾を決めて1点差とし、6万3483人のスタンドに
>猛烈な声援を呼び戻した。この勢いがなければ、“セレモニー”の自然発生はなかったはずだ。
>ヒディンク監督も胴上げされた。「前半はビッグミステイクを犯したが、
>後半はよくやった。韓国で仕事ができて幸せ。今後? 先はわからない。
>私はピッチで選手と一緒にいることが大好きだ」。勇退確実ながら、複雑な心境も明かした。
>洪明甫は「代表引退? まだわからない。これから考える」と、あえて進退をぼかした。
>だれもが、いま身をゆだねている空間から、離れることを嫌がる。
>韓国代表には、それほどの幸福感が生まれていた。
>MF朴智星(京都)や柳想鉄(柏)、そして洪明甫、黄善洪…。
>Jリーグ経験者が、代表に名を連ねた。「韓国を決勝トーナメントへ導くために
>ベストを尽くし、達成できた。次の狙いは、柏レイソルで優勝することです」と
>黄善洪。洪明甫は97年から昨年まで平塚、柏でプレー。歴史的背景から
>両国間に溝があるといわれた日本で、プロ生活の多くを過ごした2人へ、
>韓国国民が敬意を表し、大粒の涙を流す。それは日本人にとっても、瞳が潤むシーン。
>「目が赤い? 泣いてないですよ」
>日韓共催W杯は完結目前。洪明甫の日本語が、妙に心に響いた。

ちなみにミョンボ様とソンフォンとチソンはそれなりに日本語が話せるらしいです。
(特にチソンは日本に来るに際して、かなり勉強したとのこと)
あと、ミョンボ様のトルコ戦代表引退が噂に過ぎないというのは、ちゃんと情報を
チェックしていれば分かっていたことでした。甘かったなぁ…。
ソンフォンが引退を明言してたので、同じエージェンシーで同い年のミョンボ様も
引退するのでは、という憶測が先走っていただけのようです。うわーん。
セッティングされるかされないか謎の日韓定期戦、それともプサンのアジア大会?
(韓国は間違いなくフル代表を投入してくる、と思います。自国開催だし)

個人的には、今回のミスであの人は代表引退のみならず現役引退も早めちゃうのでは、と
思います。Kリーグ今シーズン限りとか。とりあえずは美しく去りたいでしょうからね。

次は決勝を前にこんなことを書くのもどうかと思いますが、衝撃だったので、この話題。
本日オンエア、リメイク版アニメ・キャプテン翼第38回「栄光のゴールデンエージ」。
以下、オフィシャルサイトに載っている今回のあらすじ…。

>ヨーロッパで活動する翼、若林、日向、岬の元に日本代表がオランダと
>トレーニングマッチを行うという連絡が届く。帰国した4人は他の代表メンバーも全て、
>Jr.ユースで共に戦った若手ばかりでしめられている事を知らされる。
>しかし、このメンバー選考に対し対戦相手のオランダが難色を示しているという噂がとどき……。  
(結局、J村で合宿中の日本代表―監督はアゴ割れてないトルシエだった―を見たオランダ代表監督が、
片桐さんを突っぱねようとしていたオランダ協会会長―二軍を行かせようとしていた―を
“全権委任”の一言で蹴っ飛ばしてベストメンバー来日確定です)

実は寝てて途中からしか見てないんですけど(殴)テレビをつけて映し出されたのは、
仮にもリーガ・エスパニョーラやセリエAやブンデスリーガのチームと契約している選手が
*少年時代ボールを蹴っていた土のグラウンド*でサッカーしてるシーンですよ。もうびっくり。
(私、キャプ翼は詳しくないんで分からないんですが、岬くんはフランスから帰ってきたのかな?)

片桐さん(この人、元代表FWだったんですね)、あの原作でさえ石崎くんや修哲トリオ(でいいのか?)は
フル代表までは行ってないのに…ワールドユース編すっ飛ばしてるから仕方ない展開なのかな…。
ちなみに“片桐のJr.ユース代表メンバーに対するこだわり”が、三度目のアニメ化にあたっての
担当総監督いわくポイントらしいです(オフィシャルファンサイトより)。うーん。

陽一センセが描いた原作のオランダ戦のメンバーは、

GK:若林[1]
DF:次藤[5]・三杉[14]・早田[7]
MF:松山[12]・赤井[23]・岬[11]・葵[20]・大空[10/C]
FW:日向[9]・新田[18]

なんですけど、葵&赤井はワールドユース編のキャラですよね…さすがに葵くんは来週登場のようですが、
赤井くん(原作では松山くんとWボランチ)はどうするんでしょう? 赤井くんも出てくるのかな?

ふぅ…やっと本題。ファイナル。宮本さんの解説好きです。天皇杯決勝に続き好印象♪
私はドイツ(というかカーン“様”と“グズ共”)を応援していたんですけど、
最後の最後に、ヤシン賞受賞のカーンもフィーバーノヴァにやられたな、と思いました。
フィーバーノヴァになするのもなんですけど(苦笑) あれ、GKにとっては
つるつる滑る石鹸のような触りごこちらしいですよ by アイルランドGK。
ちなみに、これまでのボールより若干浮きやすく、FKを決めにくい球でもあります。
よって、今大会、直接FKを決めた人はなかなかのやり手。

とどのつまりは、ボランチやDFやGKにはミスは許されなくて、それをしっかり
突いたものが勝つという、至極まかり通ったサッカーの定番方程式だったわけですが。
歓喜のウイニングランを展開するブラジルチーム、グローブを外し、ゴールポストに
もたれかかったまま動かないカーン、そんなガーディアンに一声ずつかけるドイツチーム。
ワールドカップを笑顔で終えられるチームは1チームしか(基本的には―3決の
トルコはどうなのか微妙なところですが)ないわけですけれども、ドイツは…。

と、ここまで書いたところでカーンが小指の靭帯を断裂していたという情報が!
(今日は個人的感傷に浸りたいのと家庭の事情(苦笑)でニュース類全然見てないんです)
どうも本人がそう言った模様。もちろん、失点はそれのせいだなんて言わず。

ソース見つかりました。指が違ってました。それにしても…。http://wc2002.sports.yahoo.co.jp/worldcup/headlines/20020701-00070052-jij_ha-wcp.html
>敗れたドイツの守護神カーンは試合後、右手薬指に包帯をして現れた。
>「靱帯(じんたい)を痛めて全治数週間」と本人が明らかにした。
>けがをしたのは後半7分、ブラジルがCKから攻め込んだ際にジウベルトシウバと
>交錯した場面とみられる。その後キャッチングのミスから失点したことを考えると、
>負傷が敗戦に大きな影響を及ぼしたのかもしれない。
>それでもカーンは「大会7試合目で唯一のミスをしたということ」と言い訳はしなかった。
>33歳の主将は「大会前はドイツに期待する人が少ない中で、チームは素晴らしく機能した。
>国のサッカーを高められたと思うし、4年後のドイツW杯にもつなげられるだろう」と話した。

うー、なんか最初書こうとしていたのと方向がずれてきた―試合後に岡田さんが
ブラジルの、3Rを筆頭とした“突然変異”的存在による優勝に対して、
指導者としては複雑だ、というようなことを述べられていたのが印象的でした。
ロナウドは4年間の苦闘で強くなっているのは無論、やはり、もともと並外れた
存在ですよね。カナリアの王国はそんなスターを多く輩出している…。
組織として確立していなくても、「あいつにボールを預ければなんとかしてくれる」。
そんな傑出した選手を…指導者が伸ばすことはできても“創る”ことはできないし、
そのようなプレーヤーの多くがいわゆるストリートサッカーの出身であるのを考えると
日本で登場する可能性は低い―では、日本は、日本サッカーはどこへ行くべきか。
今大会の16強はホームアドバンテージ付きです。ドイツ大会で、その先で、
他のどこでもない日本のサッカーを確立するために、どうしたらいいのか。

業界人でもない私にできることは、Jをはじめとした各種サッカーを見に行くことだけですね。
見て、応援してあげること。私なりのやり方で。そのためのサイトかもしれない…。
市川さんが夢はワールドカップ優勝だと言ってますけど、私だって、生きている間に
あの黄金のトロフィーへ日本代表のキャプテンが、実は韓国と陸続きになっている(苦笑)
日本列島にキスして高々と掲げるシーンを見てみたい、そう願っているんですよ。
フランスの予選の頃にそう言ったら、みんなに笑われましたけどね。でも願ってます。

簡単にかなわないとは分かっているけど、あのトロフィーはやっぱり全ての
フットボーラー、そしてフットボールに携わる人にとっての夢の存在だから。

なんか湿っぽくなってきたので、最後に、お風呂の中で選出した今大会ベスト5!!
日本は除外です。日本戦のベストプレーは市川さんのアシストに決まってますが(笑)

【第5位:韓国vsポルトガル、パク・チソンのゴール】
この試合はフィーゴをメインに見てたんですけど、チソンのシュートにいたるまでの動きが
ものすごく洗練されていて美しくて、もう歯ぎしりでした、本当。
ちなみに今日初めてチソンが1981年2月生まれなのを知りました…ばりばりU-21(><)
おそらくサンガを飛び立っていくんでしょうけど、長きに渡って好敵手となりそうな予感。

【第4位:アイルランドvsドイツ、ロビー・キーンのゴール】
鉄壁の、つまらないけど堅実な(苦笑)サッカーを行い、勝利を手にしかけた
ドイツ相手に、ロスタイムの鮮烈な一撃。ゲルマン魂を超えるアイリッシュ魂を見ました。
その後の側転+前転パフォがクローゼに負けているというのは置いておいて(笑)
アイルランドはサポーターも陽気で楽しそうな人たちばかりでしたね。
直接交流できた方々が羨ましい限り! やっぱりスポーツイベントは生!!

【第3位:イングランドvsアルゼンチン、ベッカムのPK】
ゲットしたのはオーウェンなんですけど(苦笑) やっぱりベッカム様ファンとしては
あの渾身のPKにいたるまでの道のりを外してはいけないでしょう…ふふふ。
4年前のお姿と比べて、やっぱり人間は外見を磨くことも大切かもしれないけれど
それよりも内面を充実させた方が何十倍も他者に対しての印象を良くできる、と思いました。
大会終わるまで、私的にはベッカム様より純粋に萌えられる選手を見つけられず(^^;

【第2位:韓国vsスペイン、ホン・ミョンボのPK戦ラストキック】
感情を面に出さないベテランの、会心のスマイル。これで十分。でもコメントが
「(4強とは)正直戸惑っている」というあたりが、いかにもミョンボ様。
今頃、韓国国内で叩かれてないといいんですが…祝勝会大丈夫かな…。
余談ですが、古くからのミョンボ様ファンに言わせると、アメリカ大会の
予選リーグ・スペイン戦でのミドルシュートが凄いらしいです。見てみたいですね。

【第1位:ドイツ戦全般、カーンのセービング】
S.G.G.K.とは、まさに彼のために存在する言葉だと確信しました。プレーはもちろん、
(乗り気でなかった)主将就任に際して、無頓着だった外見にこだわるようになったこと、
趣味の株式投資は選手生命が絶たれても家族を養えるよう始めたこと、などなど
人間性に関する逸話が尽きないあたりに非常に魅力を感じます。ある意味、
若い選手には到達不可能な領域にいらっしゃる方ですね。強気かつ達観した発言も素敵。
「人気は必ず失われる」―さりげないけど名言だと思います。あ、「走れぐず共」も(笑)

この1ヶ月間、まさにサッカー漬けでした。楽しいことばかりではありませんでした。
正直、記憶から抹殺したい光景もあります。だけど、たまらない1ヶ月でした。
おおむね(苦笑)幸せでした。世界の頂点を目指す戦いが日本(と韓国)で行われたこと。
お陰で(TV越しだけど)世界中の選手たちの、素晴らしいプレーを見られたこと。
…Jとか、行くのが怖くなりそうですよ(苦笑) レベルが違うから。

だけど、世界のどこにいても、みんな、思い思いの夢を抱いて、闘っているんだから。
Football is forever!! 愛してるよ、永遠のサッカー小僧たち☆


 2002年06月28日(金)   僕らが football を取り返した日: Priceless 

“鉄壁の守護神カーン”ドイツvs“魅惑のアタッキング3R”ブラジルのファイナルを前に、
霞んでしまいそうな3位決定戦。でもダメです、見なくてはいけません。

ミョンボヒョン、ソンフォンヒョン、お願いがあります。
(ヒョン=ハングルで「兄さん」。年長の男性に対して付ける敬称、らしい)
フットボーラーとしての良識(もう良心とは言わないから)があるなら
試合後にあるという、代表引退セレモニーを辞退して下さい。

明日あるのは…仮にも、注目が(韓国国外では)なくとも、ワールドカップの3位決定戦なのです。

イエロ(スペイン)の去り際は悲しかった―けれど、少なくないフットボーラーが
決して本意とは言えない“代表引退”をしているのは確かではないですか?

別にセッティングするなら日韓戦でもなんでもいいでしょう、他に作れば。
“私物化”は悪評高き“スケートパフォーマンス”より許されざることだと私は思いますよ。

…書いてて、ありえないとは分かっているんですけどね、悲しい望みです。

この1ヶ月、人を信じることは難しいという、昔からのしがらみに、一層強く縛られた気がします。
疑心暗鬼。裏切りが予測できるなら覚悟を固めておくべし、なんて本当は嫌なのに。

私はサッカーや、他の楽しいことが単純に好きなだけなのに…。


 2002年06月27日(木)   現実と幻想の狭間に 

そうだ…それでいいんだ…

昨夜は某掲示板(笑)で“新作”が発表されるのをリアルタイムで待っていたお陰で、
チャットで人が来たのに気づかないわ、LRは書き忘れるわで、もう最低でした。
にしても、世の中にはプロでなくても素敵なクリエイターさんがたくさんいるものです。
精進、精進(←定期データ更新さえやらない奴がよくもほざくものだと我ながら…)

まずは…古賀兄弟のお母様がお亡くなりになりました。45歳って、若すぎ…。
しかし、この記事を見つけた最初の感想が「あの兄弟が並んで棺を担いだりするのだろうか?」の
私はバチ当たりですね。実際は兄が遺影持ちだったりするのかな―不謹慎な謎。
ご冥福をお祈りいたします(−人−) あと、兄弟は母親のためにも仲良くするように!

30日のファイナルはドイツvsブラジルとなりました。いまだワールドカップで
対戦したことがないのが七不思議の一つ(他の6つは何なのだろう?)とされてましたが、
いろいろダーティな impression を世界に植え付けてしまった大会ですけど、
「終わり良ければ全て良し」、熱戦を期待します。カーンvs3R!!
個人的にはつまらなくても(苦笑)主将の人間性にいたく魅力を覚えるドイツをプッシュ。
首相もカナナスキス・サミットから日本政府専用機でやって来るそうですし、頑張ってほしいです。

最後、私がソラミナでプロフィール作成を担当した某選手の解雇について。
かなりショックです。私が彼のページの分担を受けたのは、これでも(自爆)私が
磐田ファンだからですが、同期の遼一・熊林(←今は湘南へレンタルですが)と共に
将来のジュビロを担う選手だと特に疑念もなく思ってましたから。
確かに各種情報を総合すると、いわゆる“プロになって自分を見失ってしまった”選手の
一人にカウントされそうなのですが、会社勤めをしてでもサッカーを続けたいという
言葉を信じて、“蘇生”してくれることを強く望みます。私もあまり言える立場じゃないですが。
(いや、別に私が負債を背負っているわけではないですよ! 親にこの話をしたら
「1000万も借金を作ってたら有無を言わさず勘当だ」と突き放されました)

借り物のセリフですけど―「“努力する(できる)才能”も才能の一つ」、真理ですね。


 2002年06月25日(火)   「これでよかったんだ…」 

現実ではまだ完結してないんですけど(苦笑) 3位決定戦…(遠い目)

スタジアムでのミョンボ様って、著しく無表情ですよね。鉄仮面つけてるよう。
柏での退団セレモニーでは日本語で挨拶して泣いたと聞きましたが、どうだったんだろう…。
だからこそ、あの、PKの後のガッツポーズ(とスライディングパフォーマンス)が
鮮烈なんですね。そうでもないと、試合前も試合後も勝っても負けても、表情からは
ほとんど何も読み取ることができませんし、その発言もいわゆる優等生ものばかり。
(今夜はユニ交換してドイツ16番着ていたのが印象的。今まで交換してないから)
韓国メディアによると、実はスタジアムを離れると全裸で(!)テーブル乗って騒いだり、
若い選手と共に、*準決勝前にセッティングされた祝勝会*でケーキ投げやって壊れたり、
ちゃんとハメも外せる人みたいですけど…まあ、そうじゃなかったら、ある意味
若くてヨーロッパにも渡っている選手もいるチームをまとめるのは無理でしょうから。

あの人は、きっと自分で語っていた通りの人生を歩んでいくんでしょう。
今は、高麗大学の大学院に通って学びつつ、古巣・浦項での引退の時期を模索。
余力を残して去るのが美学らしいので、1〜2年のうちにユニを脱ぐと言われてます。
その後は指導者を目指しているようですが…国を出ることはあるのかな…それを心配したりして。

間違いなく韓国サッカーのために粉骨砕身するでしょうけど、その努力が
実るか…違うな、今抱いている懸念をうまく言葉にできない…どう言えばいいんだろう…。

一心―これがホン家の家訓だそうですよ(from某ファンサイト)

☆☆☆

さて、今日の韓国vsドイツ戦の感想。

「証明しますよ…」の“真の仮面の男”(当然韓国代表DFではない)に萌え。
その麗しき横顔に激しく萌え。萌えまくり。え…ダメですか?
すごい正直に書いているのに(笑)マルセイユ式ルーレットも見たかったな…。

…妄想は置いておいて(殴)真面目な感想。いや、真面目なつもりの感想。

―スポーツは筋書きのないドラマ…か…?

韓国代表で一番うまいのはチソンだと思います。サンガの。去年J2で西京極行った時、
なんでこんな人がこんなところにいるんだろう、と真剣に思いましたもん。
スケートパフォーマンスうんぬんで言いたいことはありますけど、とりあえず
純粋なサッカー選手としては彼が一番明るい未来を持っていると思われます。

韓国は強いです。少なくとも弱くはないです。これ、真面目な第一の感想。
レフェリーが試合で果たす役割は想像以上に大きいんだと分かりました、が第二の感想。
カーンがバロンドールをもらえなかったのは分からない(ベッカム様も同意見だとか)、
今大会のヤシン賞(註:最優秀GK。旧ソ連の名GKが由来だそうだ)は決まり、が第三の感想。
このくらいかな。

…実際はもっと凄いことがあったみたいですけど、とりあえずゲームと直接関係ないので除外。
自分が鹿島のファンだからよく思うんですけど―supportの意味を履き違えている奴に
サポーターの資格はないと思います。少なくとも名乗ってほしくないです、本当。
自分(たち)の愛する選手と同じように愛すのは無理で当然だとしても、対戦相手に対し
必要最低限の敬意を払うことは、スポーツに“観戦者”として関わるなら
選手同様に必要だと思います。そう考えると、ブーイングとかすごい高度技術だと思います、私は。

スポーツにはルールがある、対戦相手がいてこそ試合ができる、くどいですけど。

評価はどうであれ、2002年共催ワールドカップは歴史上に確実に存在します。
いつの日か…この胸に宿るくすぶりを晴らしてくれる人があの国にいてくれるでしょうか…。

2002.6.26wrote


 2002年06月24日(月)   「なんで俺が日本代表なんだ」 

古いのも含めてサッカー書籍祭の書店で見つけた、増島みどり女史「6月の軌跡」
文庫版まえがき(←厳密には違ったかも)より。誰のセリフかは書きませんが、
月日は―違うか、彼の場合は「挫折」か、人間の心をとても大きくするのだな、と思いました。
気になる方は探してみて下さい(ま、あのチームでこんなこと言えるのは………)
#一応説明。「6月の軌跡」は、フランスワールドカップの代表チーム
#(スタッフ含む)が、帰国後多くが沈黙というすべを選んだ中で
#当事者たちにぶつかり、その想いをまとめたという、非常に稀少な書籍です。

想いを封じることは吐き出すことの何十倍も難しいと思うわけで。
なのに3年、叫びを秘め(いろんな意味で)精進した彼は、やはり強い人で。

彼らがエクスレバンで過ごしていた頃、私自身も夜行移動連発のフランス国内
ほぼ一周ツアーをしていたわけで、その時積み上げた時間、その時見たものへの
執着心が強いから、ハードカバーで出た直後から「いいよ」と勧められても
「6月の軌跡」は自分の中では読破禁止図書に指定していました。
あの想い出を綴るなんて、もはや世界征服宣言並みに無理なのは確かですが(微苦笑)
ワールドカップ開幕前に何度も隊長のゴールを映像で見せられて、はからずも
「補完」されてしまったのが、実はかなり悔しいんですよ。
私はリヨンで、どんな角度で、あの歴史的ゴールを見たのか…? 記憶は朧げなのです。

ただ、相馬さんのクロアチア戦のシュートに関しては、本人がどう思っているか
実は私、よく知らない(知ろうとしていない?)のですが、私の中では
シュート決定率約7%(データは鹿島イヤーブックよりと記憶)のミドルが
そう簡単に枠の中へ入らないのは…ましてや、フランスへわたる前のキリンカップで
ゴールを決めてしまっているようでは、望みは薄いのだ、と割り切れてました。
ZEPHYRの過去のレポートでも触れたことあると思うんですけど…鹿島好きの人なら
“ナラさんのミドルの精度”に近い、と書けば分かっていただけるのでは、と。

今日はそんな中で、市川さんの部分(メンバー発表について)だけ立ち読みました。
改めて書くことでもないのですが、今回の大会で市川さんをプッシュしたのは
決して市川さん自身に惚れたわけではなく、私の好きな選手からのコネクションで
“23人の中で最も感情移入できる選手”として彼を選定し、LRをはじめ各所で
「エセ市川マニア」と自らを位置づけし、田原さんを超える自己催眠にトライしました。
…今、自分の歩んできた道を振り返れば。そして、私の中で、日本代表の試合は
評判の高くないチュニジア戦に凝縮され(苦笑)あの、実際どこがどう効いているのか
分からないフェイント(…)が映るたびに嬉しくなるという結末でした。
だから、今後は分からない、と以前に書いたんです。さあ、どうなるでしょう?

今回のワールドカップについては、もう嫌になるぐらい雑誌が出てますけど、
結局は5000円の写真集だけで済ませそうな感じです。もう少し時が経って、
市川さんが何かを語ろうとしたら買うかもしれません。現在はそんなところです。

あ、今日届いたFREAKSの「コージーコーナー」によると、ノルウェー戦後の飲み会で
市川さんは自称宴会部長・浩二王子に認定されるほど酒が強く、盛り上げたようです。
さすが静岡のよ…(以下自主規制)。今回のFREAKSはネタに困ってる、というのが
ありありと出ていて良かったですね。長谷川&拓也/石川&本山対談とか(失礼か?)

さて、もう書きたいことは書き尽くしたかな? いや、実は今、ネットで錯綜する
「矛盾の芽をはらんだ情報」の正誤に心を痛めているんですけど…正直、
他人事で悩めるってすごい幸せだって分かってるんですよ。分かってるので辛くて(微苦笑)

あの人は生粋の韓国人で、その中でも選ばれし代表で、しかもその統率者だから
Jでプレー(&キャプテン!)経験があるからって日本が好きになるとは思えないし、
ただスポーツ選手として、冷静に韓国と日本のサッカーの違いを見つめただろうな、という
はかない想い(微苦笑)があって、韓国以外のサッカーを知っているというか、
アジアの顔としてプライドを保ってきたというか…ああ、うまく書けない、
言いたいことは一つなんですよ、要は、まとめてしまうと、ああ、もう!!

親日でなくてもいい、反日でもいい、自国代表至上主義でも当然だと思う、
だけど、だけど、だけど、スポーツマンとして、スポーツマンシップを
持っている方だと、信じて…もう信じるしかないんですよ、本当!

スポーツにはルールがある、相手がいなければ試合にならない、そんなの当然でしょう?
サッカーでは「非紳士的行為」が警告の対象だなんて、誰でも知っているでしょう?

4年前の記憶が霧に閉ざされていくように…今大会は闇に葬られるのでしょうか、私の中で?
グループリーグが終わるまでは、まだ、良かった―感傷も哀愁も抜きで、
嫌悪感のみを残して奈落の底へ落ちてしまうんでしょうか?
ベッカム様のPK、前述だけど市川さんのフェイント、断片的な記憶を残して…。

「FAIR JUDGE PLEASE!!」

今夜のNステは稲本さん。宮本さんや明神さんのハシゴはちゃんと見てなかったので(殴)
選手のいわゆるテレビ局周りをまじめに見るのは初めてなんですけど、
電車の中で人間ウォッチングが楽しいって、分かりますね〜。鬱な頃はよくやってました(苦笑)
それにしても、NIKEはあのケージにヒデ・伸二・イナと日替わりで出しているんですね(笑)

…そろそろタイピングはやめてテレビに集中しますか。


 2002年06月23日(日)   「走れぐず共」 

…なんか最近、心の揺れる瞬間が間違っている気がします(苦笑)
カーンは地上最強守護神。ミョンボ様はアジア最高のリベロ。
ええい、用意せよ、最上なる決戦の舞台、セミファイナルにふさわしき会場を!!
間違っても死んだらイヤです。フィクションでもイヤです(T_T)

先週(翼ヨーロッパ入り)見逃したので、正確にいつから変わったのか
分からないんですけど、アニメ「キャプ翼」のオープニング、ワールドカップ
(アニメの中では「インターナショナルカップ」か)なのは分かるんですが、
なぜにイングランド戦なのでしょうか? いや、別にGKシーマンじゃないし、
ベッカム様もいないし、ただ旗でそう思っただけですが…まさかデザインが簡単だから?
今後、翼たちは某増刊にあったように、オランダと試合をする方向で展開されます。

で、日曜はその後009→こち亀→ワンピとつづくのは前に書いた通りですが、
20時からは「利家とまつ」に転びました、最近。深い理由はないんですけど。
今夜は最後に利家(というか唐沢さん)が来週は休み、次回は七夕と言うから驚きました。
いや、それに驚いたんじゃなくて、来週の日曜がファイナルなのか、って。
早いものですね、残り4試合ですよ…。
ちなみに七夕の「利家とまつ」は本能寺の変。ついに夫婦共演(まつ=松嶋奈々子、
信長=反町隆史)も終わりなのね、と妙にしみじみしてみたり。
織田家時代で半年費やして、後はペース早めて百万石まで行くのかな、と思ってみたり。
私は戦国時代音痴なので、単純に楽しんでます。源平じゃこうはいかないでしょう(笑)


 2002年06月22日(土)   I like football. 

もう毛染め→黒髪→坊主と時間が逆流しても(どこかのボランチ…)、
垢抜けてるのか抜けてないのかよく分からなくても(どこかのオフェンシブハーフ…)、
構わないですよ。五輪代表のピッチの外の出来事なんて(意味深な含み笑い)

Next Generation―“谷間の世代”とはもう言わせない、言われない、言ってられない?(苦笑)
…どうでもいいけど、山瀬さん@スパサカなんかいい味出してるなぁ…。
これは霧の熱海で何故か私がチラッと目撃してしまった(笑)噂の“やましぇ〜”?
(代表ネタに持っていこうとする東京スタジオとコンサネタにしたがる大阪組の落差も笑える)

…何ぃ、タカシ(註:ベイスタの人)ワールドカップ行ったのかぁ?

なんか今夜は変な方向へ行ってしまいそうだ…修正、修正!!

私はサッカーが好きです。サッカーを通して自己の鍛練の成果、その結晶を
披露してくれる人が好きです。…サッカーを愛し、サッカーを楽しんでいる人が好きです。
生き物たちの躍動。有機体の連動。昇華すれば、それは紛れもなくハーモニー。

見方は人それぞれでも、真実は…残る歴史は一つ。

一つだけ。たった一つだけ。

今晩だけは、5番手として、あの、凄まじい重圧の中で、PKを蹴り込み、
(彼的に)最上の感情表現をした、韓国代表キャプテン・ミョンボ様に、
敬意を表して、言っておきましょう。おめでとう。彼は言いました。夢のようだと。

ああ…何度も最近登場している(苦笑)某NPCがうるさいので、これも書いておかないと。
イエロ、お疲れ様。最後の代表マッチがあれでは…思うところはあるでしょう。
私がもうちょっと海外サッカーを(画面越しでも)見られる環境にあればな…。

願わくば、ボールと共に、笑顔と満足感がありますように―in the world.


 2002年06月21日(金)   「愚か者」の冒険 

4年前―思えば“何もかも”が4年前のように思えますね。
“永遠(とわ)なる少年”本山さんと出会ったのも4年前でしたし。

ベッカム様がシメオネのマリーシアによって「10人の勇敢なる獅子と1人の愚か者」と
叩かれ、傷心ニューヨークはブルックリンへと旅立ったのも4年前。
…今日のイングランドは予選リーグでの“つまらないゲーム製造機No.1”ぶりを
いかんなく発揮(泣笑)して、結局は攻め手の少なさに泣いた気がしますけど、
多少の守備のさぼりやら、おなかのゆるみ(…)やらはあるにせよ、
市川さんが憧れた右足の精度はさすがだと思いました、ベッカム様。
さようならベッカム様。前にトヨタカップ(生ですよ無論)でマンU見た時よりも
大きなサイズの(苦笑)ベッカム様拝みたいな、と思っていたのですが…。
でもこの国に好意を持って帰って下さるなら、それは嬉しいことです。
顔だけなら若かった4年前の方が(髪型も好みだし)ステキに見えますけど、
私は、あくまでも、*サッカープレーヤーである*ディビット・デッカム様、
4年前とは比べ物にならないぐらい、精神的に成長されたベッカム様を愛してます。
…わ、告白しちゃった☆ もう誰も、あなたを愚かだとは思ってませんよ、きっと。

さて、今晩まだ世界最強(最凶?!)守護神カーン“様”のゲームが残ってますけど、
これまで書きたくても書けずにいたことをちょっと書いてみようかな、と思います。
今更書くことではないですけど、選手入場の時、最初に入ってくるものが
何かなんて、サッカーの試合を、たとえ今回のワールドカップから見始めた人でも
分かると思います。そして、今回のみならず、FIFA主催大会で主将が巻く腕章に
綴られた文字を。読めませんか? "FIFA FAIR PLAY" とあるのですよ。

ワールドカップは代理戦争とも呼ばれます。確かにお金が動いたりする点では
ヨーロッパの強豪クラブ同士の大会の方がすごいのかもしれませんけれど、
国の代表としての名誉を背負って闘う4年に一度の大会は、やはりサッカー界において
最も重要なイベントでなければならないと思いますし、だからこそ全力を
尽くしてほしいと思います、当然。でも…それは代表チームと代表チームの
魂削る真剣勝負であって、それ以外の要素は加味されるべきではないと思うのです。
たとえばジャッジメントとか(汚いプレーを厳しく取るのには反対しません。
ちゃんと両チームに対して公平に裁いてほしいのです)。

4年前―私は、メヒコvsホランドへ向かった(そしてそちらの一行は一向に
下がらないダブ屋チケのクレージープライスに観戦はかなわなかった)他の面々とは別れ、
独り、パリまで韓国代表の応援に行きました(その節は勝手な行動でご迷惑かけました>同行の皆様)。
共催国の応援うんぬんなんて綺麗事では決してなく、単に、単純に、韓国代表の
ミョンボ様の晴れ姿を見たかっただけでした。そして、日本語堪能なKFAの手先(笑)に
つかまされたレッドデビルズ真っ只中の席で、日本代表の蒼いユニフォームをまとい、
"I LOVE FRANCE FIGHTING KOREA"とデザインされた缶バッジや太極旗をいただき、
分からないなりに一生懸命韓国代表を応援しました。といっても、覚えたのは
「テーハンミングッ(どどんどどんどん)」ぐらいですけどね。
(※テーハンミングッ=ハングルで「大韓民国」のこと)
20番のユニ(ミョンボ様の)着てるファンがいないのは、日本で井原さんのユニを
着ている人が少ないようなものかな、と思いながら見てました。
ちなみに結果はドロー、ゴールしたのはサンチョルです。Jに来るとは思えませんでしたが(苦笑)
あの時、隣にいたのはフランス駐在員っぽい韓国人で、私が中1レベルの
英語しか話せないので、ろくに会話もできなかったのですが、試合後に言われた
「Thank you for your support.(握手)」は忘れまい、と思ったものです。

そして4年。韓国のことは応援するつもりでした。ミョンボ様も(発表前は
国内マスコミにかーなり叩かれていたようですが)入られましたし。
ですが、何か見ていると負の感情しか覚えないのです。日本との対比、これは否めません。
それ以上に…何かおかしい、どこか crazy ですらある、そんな気がしたのです。
たとえばアメリカ戦でのスケートパフォーマンス。あれを“覚えている”
“忘れない”のが「恨(ハン)」という、韓国文化の根底に流れるものだと
説明されても、五十歩譲って理解できたとしても、やっぱり納得できないのです。
あらかじめ配役まで決めて実行されたパフォーマンス。それに苦言を呈する
“主将”をチームで浮き上がった存在にしてしまう空気。私には分かりません。
私の目にフィルターがかかっているのか、それとも別な場所にフィルターが…。

何をしてでも勝たねばならぬのが国際大会だとは思います。でも、だけど、私は
手段を選ばずに勝つチームより、潔く闘って散るチームの方が好きです。
これは日本人特有の「判官贔屓」という思考傾向でしょうか?

…今回の日本代表が後者に該当するかは意見が分かれるところでしょうけど、
私は、少なくとも選手は、やれることをやったと思います。監督は知りませんが。
(Sさんが日記でシドニーのこと書かれてましたね…結局は繰り返しですよ…)

「賢者は歴史から学ぶ、愚者は経験から学ぶ」

前にも書きました。どんな時間の一片も、長い歴史上においてその一瞬しか存在せず、
また、決して無意味な時間など本当はないのだ、と。たとえその時は分からないにしても。

負けた悔しさを忘れない、出られなかった屈辱を胸に刻む、それはステップアップの
大切な要素。でも、だけど…一つだけ忘れてほしくないことがあるのです。

サッカーは楽しいもの。別に悪い子になっても構わない(苦笑)、けれども、
ボールを蹴る喜びだけは忘れてほしくないです。サッカープレーヤーなら。

最後に―今回書いた文章には、裏付けが取れてない部分がたくさんあります(苦笑)
鵜呑みにしないで、こんなことを書く奴もいるんだ、という程度で読んで下さい。
サッカーの見方なんて、十人十色ですから。いや、サッカーに限りませんけど。


 2002年06月20日(木)   HAPPY BIRTHDAY MOTOYAN☆ 

まずは祝っておかないと、どこで叩かれるか分からないから(笑)
23歳か…私の中では“永遠の少年”(18〜19歳頃のイメージ)なんですけど、
“レギュラー”それも“エースナンバー”を背負っている姿を見たら
そんな像も塗り替えられるのかもしれませんね。え、西京極?(苦笑)
ヒデさんも言ってました、皆さん、Jリーグに行きましょう!

次は「市川大祐のワールドカップノート」最終回というか総集編というか。
アレックスと違ってオファーの噂は実際聞きませんし、海外メディアの
トルコ戦の採点なんかも厳しいみたいですが、セリエAとかプレミアとは言いませんから
どこか海外へはばたいて、4年後の“真の”躍動への原動力を培ってほしいとは思いますね。
…とりあえずは実家で大切なお母様の手料理(上手らしいですよ〜)食べながら休養かな?
落ち着いたら三保グラウンドで会ってみたいものです。以前、宮原さんを見にサテライトへ行った時、
なぜかキャプテンマークを巻いて(トップから外されていた時期もあったんですよね)いた際は、
「市川がいる!」とざわめく地元の男子高校生のごとく、眺めるだけで終わりでしたから。

ああ…だけど、その夢は重いものだと思いますよ。今回はホームアドバンテージの色眼鏡かかってるから(苦笑)
それを知るために…気づくためにも、やっぱり海外へ渡ることが必要では、と老婆心ながら思うのですよね。

http://www.sbs-np.co.jp/shimbun/wcup/ichikawa.html
>「W杯優勝はすごい夢だと思ったが大会を通してそんなことはないと感じたし、かなえたいと思った。
>周囲の注目の仕方は想像以上だった。新たなスタートだが、1日1日を大事にしてレベルアップしたい。
>もう1度こういう舞台に立ちたいが、今はゆっくりしたい」

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/wc2002/jun/o20020619_70.htm
>「新聞やテレビを見て、これで終わったんだな、という気持ちになった。
>しばらくは静かなところでゆっくりと休みたいですね。
>でも自分のサッカー人生はこれですべてが終わったわけじゃない。本当の自分の目標はW杯優勝ですから」

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/20/04.html
>清水のMF三都主アレサンドロと市川大祐が海外移籍への熱い思いを口にした。
>「チャンピオンズリーグやUEFA杯に出ている選手は落ち着きがあるなと思った。
>海外でやっている選手は国際経験がある」と三都主。市川も「チャンスがあれば海外でやってみたい。
>ハングリーな環境で自分を追い込みたい」と話した。2人は以前から欧州でプレーする希望を持っていた。
>代表で中田、小野、稲本と接し、W杯で世界を体感したことで、さらに思いは強くなった。
>三都主はトルコ戦でバー直撃のFKを放つなど存在感を示し、自信を深めた。06年のドイツ大会で
>今回以上の成績を残すためにも、「スペインやイタリアとか違う所でやってみたい気がある」のは
>正直な気持ちだ。チュニジア戦で中田のゴールをアシストした市川も同じ。
>「これからが新たなスタート。メンタル面やフィジカル面をより強くしないと」と視線を前に向けた。
>トルコ戦後の号泣を4年後の感涙に変えるためにも2人は新たな目標を掲げた。

http://www.sportsnavi.com/soccer/japan/topics/com109.html
#な、なぜ市川さんだけ1ページぶち抜き扱いなんだろう…ヒデさんより多いよ…。
#ちなみにかなり修正入れてます。ロシア戦は出てないんだってば…(怒)
>――(トルコ戦、敗戦後)どんな思いで
>「やっぱり、テレビとかを見て、『本当に負けたんだな』と。
>『ああ、これで終わったんだな』という実感がわいてきたというか」
>――宿舎に入ってからはどんな思いでしたか
>「4年前は立つことができなかったW杯の舞台に、今回は立つことができて、
>それは自分にとっても大きな成長になったと思うし、すごく大きな経験をできた
>大会だと思ってました。終わってしまうのはちょっと寂しいなと思いましたね」
>――大会全体をまとめていただくとどんな大会でしたか
>「やっぱり、世界最高の舞台というのをずっと求めていたので、その舞台で、
>高いレベルの中でサッカーをやれたこと。あと、ホームということで、
>なかなかこんな環境でサッカーをさせてもらえることなんてないし、
>そういう意味ではものすごく大きな経験をさせてもらったと思います」
>――W杯はどんな感覚でしたか
>「グループリーグというのは3試合考えての闘いだったんですけれども、
>決勝に入ると一発勝負だったので、やはり1試合の重要性とか、どうにかして
>勝たなきゃいけないというプレッシャーもありました。結果がすべてなので。
>そういうものはすごく感じました」
>――(チュニジア戦は)どんな思いで入ったんですか
>「後半から出たので、チームに勢いをつけたいと思っていたし、自分としても
>失敗を恐れないで、思い切り前に出て行こうと思っていたので、
>そういう気持ちがいい面に出て、いい展開につながったと思います」
>――監督あるいはコーチからはどんな指示を受けていたんですか
>「自分の特長は裏に出ることだし、スペース使うことだと思うので、
>『そういうプレーのチャンスがあったら前に出ろ』という風に言われていました。
>自分でもそういうつもりでやっていたし、良くやれたと思います。
>――それが見事に結果に出たわけですが
>「結果としてアシストで得点に絡むことができたし、自分としてもどうにか得点に
>絡みたいということを目標にしていたので、そういう意味では自分でも理想的な
>ボールを上げれたし、結果も付いてきたたので、非常にうれしかったです」
>――チュニジア戦とその前の試合では、だいぶ気持ちも違ったんですか
>「1試合目のベルギー戦は、本当に緊張感というか、そういうものが
>大半だったんですけれども、チュニジア戦ではだいぶそれもほぐれて、
>落ち着いてサッカーを楽しむことができたんじゃないかな、と思います」
>――(ベルギー戦で)失点してしまった時は、どういう気持ちだったんですか
>「ラインがちょっとそろっていなくて、自分が残ってしまって、自分のミスで
>点を取られたので、次はどうにかしたいという気持ちでずっとやってました。
>1つのミスでも、ワールドクラスになると、そこを突かれるので、細かいところを
>しっかり修正していかなきゃいけないということを強く感じました。ラインの
>コントロールができていなかったので、そういう細かいところのミスが
>命取りになるということを肌で感じましたね。いい経験です」
>――あの後、どんな会話、指示があったんですか
>「とにかく、点を取られたことに関してはそれをひきずってもしょうがないし、
>とにかく前に前に行こうと考えていました。みんなで、もう1回最初から、
>自分たちの形でやろうということを言い合って、点を取りに行く姿勢だったのが、
>その後(得点に)結びついたと思います」
>――大会期間を通して、選手がだいぶ変わったように思うんですが、
>皆さんから見てどんなところが変わったと思いますか
>「チームとしてやるべきことが決まりどんどん精度が高まっていったこともあるし、
>コミュニケーションも全体的によく取れていたと思います。選手同士が試合中に
>しゃべるっていうことが増えてきたので、それによって失点とか
>あまりしなくなったというのがあると思います」
>――チームだけではなくて、グラウンドを離れた部分でも随分ポジションとかを
>確認していたと言うことなんですが、どういう感じですか
>「それは、ポジションならポジション別に、ラインの調整だとか、だれがボールに
>いってだれがカバーをするとか、そういう戦術的な確認とか、グラウンド外でも
>個々にビデオを見て確認するようになったし、そういうところでの意識の高さと
>いうのは、どんどん出てきたと思います」
>――変わっていくチームの中で、手ごたえのようなものは感じながらきてたんですか
>「チームとして2戦目もいい形で勝てたし、どんどん精度、完成度も高くなって
>いったので、チームとして本当にいい方向に向かってるな、というのは
>大会の期間中を通してみんなも感じてました」
>――トルコ戦も後半から出場でしたが、チュニジア戦との違いはあったんでしょうか
>「指示も自分の気持ちとしても、チュニジア戦と全然変わらなかったんですけれども、
>中盤でのプレッシャーも厳しかったし、なかなかサイドにボールが出てくると
>いうことが少なかったので、自分としてもなかなか試合に入れなかったというか、
>ボールが触れなかったので、そういう点があまり良くなかったかな、と思います」
>――終わった後の市川君の涙をテレビで長く映していたんですけれども、
>試合が終わった後はどんな思いでしたか
>「やはり、試合に負けたことに対しての悔しさというのもあるし、勝てなかった
>相手じゃなかったので、その分悔しさが増したと思うし、あとは、自分が
>後半から出て、何もできなかったということに対して、自分に対する
>悔しさというかそういうものが強かったです」
>――この経験を市川君の近い将来、遠い将来、どういうふうに
>結び付けていきたいと思いますか
>「ここで自分としても大きな経験をしたし、自分の求めてた舞台でサッカーができたので、
>もう一度しっかり自分でやるべきことを考えて、この大会で経験したことを
>次のステップにつなげていければ、と思います」
>――市川君の背中を追いかける選手の卵がたくさんいると思うんですけれども、
>日本のサッカー界においてどんな存在でありたいと思いますか
>「そうですね、今回は1番年下ということだったんですけれども、
>だんだん年を取るにつれて、いい選手はどんどん出てくると思うし、
>そういう選手たちにも負けないように、常に高い意識でやっていけばいいと思います」
>――この大会に臨むにあたって、地元静岡を本拠地に置けたということに
>関してはいかがですか
>「地元にキャンプ地を置けて、周りからの暖かい声援もあったし、一度くらいは
>家に帰れる機会もあったので、そういう土地の利はあったと思います。
>エスパルスの旗もところどころに飾ってくれたりして、そういう暖かさは
>ものすごく感じました」
>――ドイツ大会に向けて、自分の中の課題は
>「まずは、ドイツを考えるよりも、本当にこの大会で感じたように、
>先には何があるかわからないし、1日1日を大事にして、
>レベルアップをしていきたいと思います」

さて、昨日は日本代表のみならずベッカム様も名古屋空港へいらっしゃったのは既に書いた通りですが、
ファンの数が、ベッカム様来臨>日本代表(行き)>日本代表(帰り)が事実なあたり、
(まあ日本代表が共に9時台だったのに対して、ベッカム様は夕刻というのもありますけど)
ご本人様が日本に好感を抱いたり、チームメイトがそんなフィーバーをビデオ撮影していたりするのも
無理ないかな、と思います。こう書いている自分も16時から電話頑張ろうと思ってますし(笑)

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top05.html
>「きょうはベッカム様がやってきます。
>ベッカムの乗ったバスにひかれても、本望と思わないように!」

これは殺到したファンを押しとどめようとした愛知県警の制止のセリフ。ある意味、
今大会の名言集に加えてもいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょう?(笑)
私は、大好きな人と車に同乗して事故で揃って亡くなる、ぐらいじゃないと
とても本望とは思えないんですけどね…(苦笑)ベッカム様も一応(…)子持ちですし。

あ、そうだ、日曜には来月のミスチルライブ@センチュリーホールのチケットも出る…行きたいなぁ…。


 2002年06月19日(水)   市川大祐のワールドカップノート(その4の続き・蛇足付き) 

いいワールドカップだっただろ。いい経験をした。お前はまだ若い。次も頑張れ。
涙にくれる写真が各紙に掲載されてましたね…切ない…。

代表は仙台入りした逆ルート(名古屋空港経由―200〜300人くらいファンが来た模様。
ちなみにベッカム様到来でのお出迎えは1500人。なんだかなぁ(苦笑))で
葛城北の丸へ戻り、解散。昨夜は仙台にてワインパーティ慰労会をしたそうです。
あの和室ともさよならですね…「4年越し。大きな成長だなぁ」と囲炉裏端で(推定)
いつも市川さんを励ましてくれた秋田さん(by中日新聞朝刊)ともお別れです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020619-00070056-jij_ha-wcp (抜粋)
>後半から出場した市川は、「1次リーグで対戦したチームとは、
>プレスの早さが違っていた」と舌を巻いていた。

http://www.sbs-np.co.jp/shimbun/wcup/ichikawa.html
>MF市川がGK川口の言葉に思わず、泣き崩れた。
>「能活さん(川口)に『この悔しさを次に生かそう』と声を掛けられて―」。
>こらえていた涙が一気にあふれ出た。
>最後に代表メンバー入りが果たせなかった4年前。
>突然襲われたオーバートレーニング症候群。その後も「候補」止まりで、
>代表に選ばれずに悔しい思いを積み重ねてきた日々。
>このW杯にかけてきた多くの思いが涙として流れ出てきた。
>「W杯、いい経験しただろう。まだ一番若い。次があると言われた」。
>涙を拭うと、「素晴らしい舞台で戦え、大きくレベルアップできた」。
>たくましく成長した最年少の22歳は胸を張った。

http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020618042.html
>「4年前より全てにおいて自信を持ってやれた。
>これからは今以上に自信を持って頑張っていきたい。
>悔しさはある。負けて悔しいのと、途中から出て何もできない悔しさもある。
>(涙を流していた?)あれは自分の力で素晴らしい場に立ちたいと思ってやってきて、
>結果が出せなかったことの悔しさだろう。トルシエに抱きかかえられた時は、
>『お前が一番若いんだ。いいワールドカップだっただろう。
>素晴らしい経験にしたいと思うから、次もがんばれ』といわれた。
>ホントに全然、感情を抑えきれなかった。
>(今まで代表入りできない時も多かった?)確かにそうだけど、
>いつも自分の力が足りないからだと思った。自分のレベルを上げないとダメだ考えた。
>それがいい刺激になって。最後の最後に代表入りできた。
>刺激が成長につながったんだろうと思う。
>いい方に捉えてきたことがワールドカップでのプレーにつながった。
>トルコは今まで戦ってきたチームと全く違った。プレスが早く1対1に強い。
>激しさや強さが全然違う。ボールへの執着心も強い。必ずタックルに来たりと、
>最後まで粘りを見せていた。ヨーロッパの高いレベルでプレーしている経験は
>確かにある。日本も海外とか高いレベルのチームに数多く行くようになれば、
>国際経験を積める。これから日本サッカーを強くするためにも、
>つねに高いレベルでプレーしたいと思う」

オマケ:トルシエ監督が市川さんを下げたわけ
http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020618037.html(抜粋)
>「市川は素晴らしかった。だが新たな戦術(やぶ註:モリシ)を入れたかった。
>市川が悪いわけじゃない」

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top07.html
>日本0−1トルコ(18日、宮城ス、決勝トーナメント1回戦)。
>チーム最年少のMF市川大祐(22)=清水=は、トルシエ監督から「いいW杯だった。
>若いし、次もある」と声をかけられ、感情を抑えきれず号泣。
>「後半から出て流れを変えたかったけど、自分のプレーが出せなかった。悔しい」。
>18歳で代表入りか、と騒がれた98年フランスW杯は直前でメンバーから外れた。
>今回はレギュラークラスの一員。この経験を生かして成長を誓った。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/19/07.html
>MF市川は試合後トルシエ監督に直接声をかけられると、こらえきれずに涙した。
>「“おまえが一番若いし、いいW杯だっただろう。次も頑張れ”と言われて、感情を抑え切れなくなった。
>途中から出て何もできなかった悔しさもあるし、負けた悔しさもあった」と指揮官の言葉に胸が熱くなった。
>1点リードされた後半から右サイドに入ったものの41分には再び交代。
>期待された攻撃の起点とはなれなかった。それでも4年前は直前にメンバーから外れただけに
>「まだまだ足りないものを感じたけれど、大きくレベルアップしたと思う」と大きな自信をつかんだ。

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020619-11.html
>悔しさと無念さが、涙をあふれさせた。歯を食いしばっても止まらない。上を向いても流れてくる。
>目を赤く染め、顔をくしゃくしゃにしながら試合後、MF市川はスタンドへ向かって
>ゆっくりと歩いていった。後半、稲本に代わって投入された。前半ほとんど見られなかった
>右サイドからの攻撃を積極的に仕掛け、後半15分にはFW西沢に決定的なクロスを上げた。
>守備でも、何度も高い位置でボールを奪った。だが、出番は41分間で終了。
>森島に代わってピッチを去ると、悔しさと途中出場途中交代の無念さを押し殺して
>最後の笛を聞くしかなかった。だが、市川には4年後がある。現代表23人の中では
>唯一の80年代生まれ。高校生で代表候補に抜てきされた98年フランス大会は
>直前でメンバーから外れたが、今大会では3試合に出場して1アシストも決めた。
>試合後は、トルシエ監督から「若いし、次もある」と肩をたたかれた。
>「力の差を感じた。また自分を磨いて、世界の舞台でプレーしたい」と話した
>無限の可能性を持つ右サイド。市川が4年後、ドイツW杯のピッチに立った時、
>日本8強の夢は右から広がる。

あと、日付変わりますが、お別れ会見の速報から。23人全員がコメント出してます。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/flash/hc_4.htm
>「トルコ戦は試合に負けたのと途中出場で何もできなかった悔しさがある。
>勝てない相手じゃなかった。求めていた舞台でプレーできたのは気持ちよかった」

最後は…市川さんとは関係ないんだけど…とりあえず抜いておかなきゃいけないかな…って思った
この記事を。ああ、“とりあえず”って思ってるんだな、って自分で感じたから(微苦笑)
…代表がサッカー選手の全てじゃない、とは、フランスの最終予選の頃から口癖のように、
ジュビロの10番を見ながら(遠い目)口癖のように言い続けているけれど、世界大会での借りは
やはり世界大会でしか返せないと思うから…いや、その舞台へたどり着くまでのハードルの高さは
市川さんを見るまでもなく、すごくすごくよく分かっているけれど。でも、“あの”悔しさを
忘れろといわれても無理だから。それこそ、市川さんのように“頑張り続ける”しかないんですよ。
今できることを。もちろん、それがどんなステージだとしても。信じるのがファンだと思うから。

そこにボールとゴール2つと空間さえあれば、フットボールは成立するんだから。

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020619-09.html
>04年アテネ五輪を目指すU−21(21歳以下)日本代表が、次大会06年ドイツ大会の中心になる。
>今年に入って世界的な成績も残した。5月に行われた世界のU−21代表を集めた
>トゥーロン国際大会(フランス)で3勝1分け1敗の成績で3位に輝いた。
>この大会ではボランチとして阿部勇樹(20=市原)が全5試合出場し、ゲームを仕切った。
>FW中山悟志(20=G大阪)も3ゴールを奪って、大会得点王になった。
>中山は帰国後、親善試合でG大阪の1トップとしてチュニジアと対戦し、先制弾をヘッドでねじ込み、
>成長の跡をみせた。トゥーロン国際大会に選ばれなかったメンバーも含めると、
>この世代だけで9人が今季J1で全7試合に出場。J2でも三田光(20=新潟)、
>大久保嘉人(20=C大阪)がレギュラーとして定着している。特に大久保は6ゴールを挙げており、
>現在得点ランキング4位。この世代は、98年のU−17世界選手権はアジア予選で敗退。
>昨年6月のワールドユースでも1次リーグの壁を破れずに悔しい思いをしてきた。
>現在、指揮しているのは小野ヘッドコーチで、チーム戦術にトルシエ色はまったくない。
>システムも両サイドがオーバーラップする4−3−3システムだ。
>すでに新たな日本代表の構築が始まっている。大仁邦弥技術委員長は
>「トルシエの後任者がこの世代もみることになる」と明言、
>9月のアジア大会が新監督のデビュー戦になりそうだ。
>
>◆今後のU−21日本代表 W杯終了直後の7月に40人前後の大規模な強化合宿を行う。
>この合宿で選手の適性をテストして、選手を絞った上で8月に、
>昨年ワールドユースで16強入りした中国とアウエーで対戦する。
>その後、仮想五輪としてアジア大会に参加。五輪アジア予選は、
>1次がランキング下位36カ国のホーム&アウエー方式で18カ国に絞る。
>シードされた6カ国に入る日本は、2次から登場。24カ国で争う2次も、ホーム&アウエー方式。
>最終予選は残った12カ国が3組に分かれ、4カ国でリーグ戦を行い
>各組1位の3カ国がアジア代表としてアテネ五輪に出場する。


 2002年06月18日(火)   市川大祐のワールドカップノート(その4) 

…とりあえず今夜の韓国とアズーリの試合は見ません。
見たいんですけど、正気で見られる気がしないから。
自分の胸に渦巻く負の感情を抑えつけられそうにないから。

まず、スタメン見て驚きました。NHKの堀尾アナも混乱してましたけど、
「トップ下左:アレックス/左アウトサイド:伸二」で良いのかな?
やっと出番の巡ってきた西澤さん1トップ―これ、結局はどうだったんでしょう?
トルシエのスーツの色(父いわく)と同じぐらい私には不思議なプランです…。
トルコにはハサンがいるから右アウトサイドが明神さんなのは当然の選択でしょうし、
(松田さんと二人で、いや、時には宮本さんも加えて四苦八苦してましたね)
上記の左サイドも、伸二さんがオランダでのポジションたらい回しで身につけた(苦笑)
守備力でどうにかなっていたから、それはそれでいいんですかね…。

失点シーン―DFにはミスは許されない、分かりきったサッカーの鉄則。
FWは、極端に言えば100回のうち99回ミスしても1回決めればヒーローになれるのに
DFはその逆。守れて当たり前、たった1度のミスが命取り。不条理だと思いますよ、私は。
でも私の好きなあの人はその緊張感がDFの醍醐味と言うのです…よく分かりません。
多分、ミスをしない選手なんていない、でもそれが失点につながってしまうかには
運も絡んでくるでしょうし、してしまった舞台が世界大会だった、というのは
もはや人力を超えた何かの存在さえ感じます。これは言い訳でしょうか?

したくてしてるわけじゃない、そんなの当然。

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top04.html
>トルコの左サイドは攻撃的とあって、右サイドMFは明神(柏)が濃厚。
>市川(清水)はチュニジア戦同様の途中出場の可能性が大だ。
>「トルコはチュニジアをパワーアップしたイメージがある。
>いいところに数多く走りこみたい。失敗を恐れずに
>どんどんチャレンジしていきたい」ときっぱり。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/18/02.html
>MF市川は積極的な攻撃でトルコを脅かす決意を明らかにした。
>トルコのイメージを「チュニジアをもう少しパワーアップした感じ」と表現し、
>縦の突破からチャンスをつくる手応えを得ている。
>後半から出場したチュニジア戦では絶妙なクロスで中田のゴールを
>演出しただけに自信もチラリ。「いいところに数多く走り込みたい。
>失敗を恐れず、どんどんチャレンジしたい」と
>トルコDF陣の攻略に闘志を燃やしていた。

本人の前日コメントを見ながら、でも投入は仮にあったとしても、トルコがバテてくると
評判の後半終了間際じゃないかな、と思ってたんですよ。でも後半最初から。
ちょっと驚きました。しかもアレックス・稲本→鈴木・市川です。
2トップにした方が機能するのでは、というのは分かりますが、アタッキングサイドを
変えただけというのは…トルコが3バックから4バックにしてきたり、後半は
引き気味だったりしたのもあって、なかなか“いいところ”を見つけられず、
苦手な守備で周りの助けを借りたり、本人も、チュニジア戦同様に行きたかったのに
どうにもやりたいことがやれなかった自分に苛立ちを感じていたようです。
(現時点ではNHKニュース7で流れたコメントしか知らないので)
でも、駆け上がった時にあげたクロスはみんな綺麗で、なんで決めてくれないんだ、と
私はブラウン管の前でカリカリしてました。ああ、確変してるのに…と。

攻めて、攻めて、攻めて、でも1点が取れなくて。
最後、市川さんが森島さんに代えられた時は本当ガックリしましたよ。
使えないって思われたのかな、って。

終了直後から涙をにじませている選手はいましたが、adidasが用意した謎の(…)
「Thank you JAPAN」グレーシャツをまとって場内一周しながら
泣き崩れていた―誰よりも鳴咽していて、トルシエに抱かれた姿に心がよどみました。
(だけど、あんな交代でも、涙でぐしょぐしょになっていても、ピッチから出る時は
そちらへ顔を向けるんですよね―日々の練習でも帰りには必ず芝に一礼するそうです)

あんなに待ち望んでいた、とにかく出たいと叫んでいた、世界大会。
U-17世界選手権(主将なのにPK外した)・フランスワールドカップ(直前で
外された)・ワールドユース(オーバートレーニング症候群)・シドニー五輪と
4度の機会を逃し、ようやく立てた夢のフィールド。あんなに泣いていたのは…
きっと、自分の無力さが腹立たしいから。でも…4年後、ドイツ大会が待っているから。
4年が短くないのはよく分かっているはずだけど。今度はアジア予選もあるし、
ホームアドバンテージもない…何が待ち受けているか分からないけれど。だけど。

(1998年、アルゼンチン戦を「スタッフ」として見届けて―from "ai" 1998 Aug.)
>「22人から漏れた時の悔しさとは、全く違う悔しさですね。夢だったワールドカップ。
>その夢が間違いじゃなかったと改めて感じた。でもそう思えば思うほど、悔しかった。
>絶対に2002年にはピッチに立ちたい」

(その1年後、シドニー五輪代表に一次国内ラウンドから合流―from "ai" 1999 Oct.)
>―1年前について振り返ってもらえますか?
>「僕はまだまだ若いし、そこが別にゴールじゃないから、
>だからここからまたスタートしようっていう気持ちでやれた。(中略)
>まだまだ、僕の今の歳なら、そういう挫折感みたいなものは、
>たくさん味わった方がいいと思うから」
>―市川選手にとって世界大会とは?
>「とにかく出たい! ピッチに立ちたい!」
>―世界大会には何があると思う?
>「今まで自分がサッカーやっていて、気づけなかったこととか。
>自分のレベルが世界に対してどのへんにあるのかっていうのも分かるだろうし、
>どれくらいやれるのかっていうのも。あと世界にどんな選手がいるのかっていうのは、
>テレビ見ただけで肌で感じたことはないから。テレビでは絶対に分からないような
>“すごい”選手と対戦したら、すごい経験になると思うから」
>―市川選手の頑張りを支えているものは?
>「自分に大きい夢っていうのがあるし、それを叶えたいって気持ちが支えになってる。
>夢を叶えるためには、やっぱ努力しなきゃいけないから。でもね、その夢というのは
>ワールドカップ優勝っていう夢だから、そう簡単には叶えられないでしょ、やっぱり。
>だから今の僕を支えてるのは、エスパルスで試合にちゃんと出たいという目標」

夢への階段―あと4段まで迫れた今回。そこまでたどり着く苦労は嫌というほど
味わったでしょうから、次は、1段1段が途方もない(←なんか変な表記だけどうまく書けない)
遥かなる高み・決勝トーナメントというステップを、登っていく姿が見たいです。

きっと、今回の3試合(ロシア戦は出てないから…)で綴ったサッカー日記は、
4年前のトゥールーズでつけたものよりも、はるかに、ずっとずっと、
市川さんのサッカーライフを支えていくはず。どんな試練があっても。

日本代表の平均年齢の若さは世界屈指。いわゆるゴールデンエイジは
2006年に20代後半の、プレーヤーとして最も華のあると思われる時期を迎えます。
そして…そんな頃には、ゴールデンエイジに続く世代・ネクストジェネレーションが
台頭していなければならないのです。そのための、アテネだと思うのです。
私自身が、アテネ五輪代表とどんな関係になるかは、現時点では想像もつきませんけど(微苦笑)

そして、時は今も静かに、太古から変わらぬペースで流れていく…。
人間は弱い、葦のようなものだから、その渦に(大抵は)常に溺れているけれど。

また歩いていきましょう。今回は仔細な縁(苦笑)で応援することになったけど、
これから、どこで、私と市川さんが交錯するかさえ定かではありませんから。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020618-00000081-kyodo-wcp
>「(トルコに)負けたということもあるし、自分のプレーができなかった。
>力のなさを感じた。最高の舞台でプレーできたことは素晴らしい。
>もっと自分を磨きたい」

2002.6.19 drafted


 2002年06月17日(月)   イツデモ、ドコデモ。 

あのねぇ…移動中はみんなが君たちへ*常に*注目してることぐらい
16強にまで進出した今になっても分からないわけないでしょ?
本当、イメージ壊すようなことだけはやめて下さいね…とお小言(主語省略)。
一度カメラに抜かれた“よろしくないイメージ”って、簡単には消せないんですよ?

そんなわけで(?)本日代表は磐田から名古屋空港へやって来て、決戦の地・宮城へフライト。
(前に書いた、近くに来る…というのは、コレのことです)
名古屋圏には会場がないから、代表に近づけるチャンスなんてない!―と朝9時頃の
到着だというのに4桁単位の人(主に女性)が道とロビーでお見送りしたとのこと。
ちなみに代表はバスをチャーター機に横付けしてそのまま乗りました。
そうか、そういう手があるのか…(ふと牧歌軍団を思い出して切なくなる)
ちなみに私は行ってません。そんな頃に起きてますさ(殴)
一番乗りの稲本ファンは2時からいたそうです。まだ起きてましたって。

明日は朝早いからもう切り上げますか―夜の神戸の試合、ベルギーが強いのか
セレソンが本調子じゃないのか、よく分かりませんでした。でも結局は
やっぱりセレソンということで。ベッカム様はどう思われたのかしら?

セレソンvsイングランドのエコパチケット…欲しい…はぁ………。

2002.6.18wrote


 2002年06月16日(日)   THINK ABOUT PARADISE 

悔しいことなんて、たくさんある。
でも、リベンジできるとは限らない。

自分とはどうしようもなく力がかけ離れてると
嫌でも分かる相手を目の前にして…あの時の思いは
どうやったらかき消せるんだろうか?

言われるまでもない、こっちだって全力尽くしてるんだ。


さてさてさて(今回のタイトルは言わずと知れたKHRから拝借…)。
ワールドカップ決勝トーナメント2日目。16チームが半分になる過程が
ここまで壮絶なものかと、まじめにワールドカップを(要は他国の戦い振りをも)
見るのが初めてな私にとっては、息詰まる思いでした。

特に、夜のスペインvsアイルランド。
ムラがあると言われながら一次リーグ全勝9得点(4失点)で進んできた赤き艦隊。
(イエロ好きの某オリジナルNPCイチオシのチームであることは前に書きましたよね)
対するは、ゲルマン魂すら凌駕する脅威のアイリッシュ魂で生き残ったgreen boys。
ラウルが負傷するなんて…とずーっとドキドキしながら見続けて、あのPK。
凄まじきアイリッシュ魂。しかしエスパニョールも数的不利にも臆さず闘いました。
そして、ついにやって来てしまったPK戦。ここまでしても白黒をつけなければ
ならないのか、と思いました。いや、それが決勝トーナメントなんですけど。

ナイスバトルでした!(拍手)

やっぱり残るチームは強いですよ。守護神カーンを中心とする鋼の軍団ドイツ、
ハーフタイムに雨で崩れたモヒカンを直してしまう(苦笑)主将が率いるイングランド、
初出場とは思えぬ個人技&組織の融合で前進してきた(フランス製(苦笑))セネガル。

…なんかテレビで日本が8強に進んだとして、の仮定の話をやってますけど、
そこへたどり着くことがどれだけ大変なのか、分かっているのか、と叫びたくなります。
まあ昨日・今日と会見している選手たちは冷静そうで安心しましたけど。
(あの日替わりインタビューの人選は誰がしているのだろう? 非常に疑問)

そしてまた明日も、緑の芝の上で筋書きのないドラマが繰り広げられるのでしょう。
4年に一度の、至高の祭典、それが自国で行われているという幸福。


 2002年06月15日(土)   市川大祐のワールドカップノート(その3の続き・追記付き) 

くそぅ…悲鳴が出そうなほど記事が多いよう…(特に追記(笑))
地元紙の記事も転載しようかと思いましたが、本人コメントが少ないのと
カラー写真付きなのでスクラップブックの方へ…ふぅ、またこんな作業してみたい…。

http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020614022.html
2002.6.17追記
>「(2点目のクロスについて?)1本目に森島さんに出したクロスが
>キレイに合っていたし、ミスを恐れずやった。何もしないより、
>失敗を恐れずに行こうと思っていた。
>今までアーリークロスにはこだわってきた。いいイメージとタイミングで出せた。
>頭の中で描いた通りのボールを出せたと思う。誰が前で動いていたか分からなかったけど、
>中にポッカリとスペースが空いて、そこにヒデさんが入ってくれた。
>(ヒデとの連携?)ヒデさんはサイドチェンジにしてもすごくいいボールが来る。
>タイミングもいい。だからすごくいいコンビネーションが出来ていると思う。
>試合に出る時、トルシエからは「裏でボールをもらえるように飛び出せ」といわれた。
>途中から出ても、チームみんなが信頼しあっているし、チームとしてのまとまりもあった。
>だから自分の特徴をよく理解して、ボールを出してくれている。
>(1点目のおとりの動き?)そういう使われ方もいい。裏に走られると相手は怖いから、
>積極的にやろうと思っていた。2点目はとにかく結果を残せてうれしい。
>チームの勝利に貢献できたと思う」

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top09.html
>イメージ通りの軌跡だった。「求めていた舞台で結果を出せてよかった。
>DFとGKの間のポッカリあいたスペースを狙った。頭に思い浮かべた通りの
>ボールです。」。後半30分、MF中田英のヘディング弾を見事なクロス演出し、
>W杯初アシストを決めたMF市川(清水)は笑顔。MF稲本との途中交代で出場。
>98年大会では最終メンバー発表で落選した悔しさを晴らした

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/wc2002/jun/o20020614_20.htm
>4年前は遠く見えたピッチで、22歳の若武者が存分に暴れた。右サイドを
>抜け出した後半30分、市川の視界はゴール前に走りこむ日本選手の姿をとらえた。
>GKとDFの間に放り込もう。一瞬でイメージすると、右足を振り抜いていた。
>鋭い横回転ボールが落ちる先には中田英がいた。ビューティフル・アシスト! 
「求めていた舞台でようやく得点に絡むことができた…。幸せです」と感極まった。
>98年4月1日の韓国戦では、弱冠17歳で代表デビュー。だが、同年のW杯
>フランス大会では直前で22人の登録メンバーからもれた。何事も経験と思った
>青年は、用具係として大会に参加。「W杯のグラウンドが近いようで、
>すごく遠かった」と振り返る。あれから、4年。悔しさを晴らすチャンスが、
>日本の歴史を塗り替える一戦で回ってきた。舞台は0―0の均衡で迎えた後半からだった。
>「ヒデさんは、常に僕を意識してくれるんです」中田英は、自分が走れば、
>常にボールを供給してくれる。4年ぶりに代表で合流した3月のポーランド遠征でも
>「4年ぶりに帰ってきたな」といち早く声をかけてくれていた。
>尊敬する先輩に支えられながら、懸命にボールを追った。
>右サイドを幾度となく突破し、後半30分、結果を出した。
>後半8分にも、森島に決定的なパスを送った市川は確実に自信をつかんだ。
>交代出場の際は、フィリップ・トルシエ監督からも無言で送り出された。
>それほど信頼も厚い。「相手の裏のスペースを常に感じたい」という右サイドの
>スペシャリストは、強敵トルコも切り刻む。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/15/03.html
>右足に残った確かな感触に間違いはなかった。中田のヘディングシュートが
>ネットを揺らすと、腹の底から雄叫びを上げた。松田が馬乗りになって祝福し、
>決めた中田も駆け寄ってくる。待ちに待った瞬間だった。後半開始から
>ピッチに立った市川の5年越しのW杯に懸ける熱い思いが結実したのは後半30分だ。
>清水のチームメート戸田が右サイドに出したボールを受けると、ドリブルと
>巧みなフェイントでマークをかわす。「GKとDFの間に蹴れば、
>誰かがきっと決めてくれる」。信じて送ったクロスが、
>1次リーグ突破を決定づける貴重な2点目をアシストした。
>「求めていた舞台で積極的にプレーできた。点に絡むことができてうれしい」
>98年フランス大会。当時、清水工高3年の市川は開幕直前に最終登録メンバーから外れた。
>「4年前の経験があったからここまで来られた」。
>試練を乗り越えた右サイドの仕事人は胸を張った。5月17日の代表メンバー発表も
>テレビの前で一緒に聞いた母・千代野さん(52)に「しっかりした姿を見せたい」の
>公約も果たした。試合前、自ら磨いたスパイクで市川が
>ひと回りもふた回りも成長した姿を見せた。

☆☆☆

>市川の清水工時代の恩師で、3年間担任を務めた島田岩男教諭(56)は
>歴史的瞬間をテレビ観戦した。代表合宿前日に学校の体育館で行われた壮行会では
>「とにかく頑張ってこいよ」と市川を励ましたという。後半から出場し、
>中田のゴールを演出するなど最高のパフォーマンスを見せた教え子に
>「素晴らしい試合を見せてもらって逆に勇気づけられました。感動しました」と
>感激しきりだった。

オマケ:同ページのヒデさんのコメント一部。
>「イチのボールが良かった。あそこは決めないといけない」

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020615-02.html
>市川の目の前に、ゴールへつながる「軌道」が見えた。
>戸田からのロングパスを受け、スピードに乗ったドリブルでゴール前へ切れ込む。
>鋭いフェイントでDFを振り切ると、後は自慢の右足に全神経を注ぐだけだった。
>カーブをかけたクロスが、中田英の頭にピタリと合った。
>日本の決勝トーナメント進出を確実にする会心のアシストだった。
>>自分の役割に徹した。後半から投入された切り札として攻め続けた。
「それまで何回かクロスを上げてうまくいってなかったけど、心配していなかった。
>最後のは、狙い通りだった」。体からわき起こる興奮が抑えられなかった。
>前回フランス大会直前に最終メンバーから落ちた過去が、市川を成長させた。
>「自分が求めていた舞台で得点に絡めて幸せです」。この日まで流してきた汗は、
>この感激を味わうためだった。
>初戦のベルギー戦は先発出場。この日は「流れをつかみにくい」と
>苦手にしている途中出場だった。それでも、求められていることは分かっていた。
>「動き回ろうと心がけた。自分で積極的に仕掛けていったことで点が生まれた」と、
>胸を張った。期待に応えた充実した笑みが、まぶしく輝いていた。

最後に…うわー、嫌な(←失礼な!)ページ見つけてしまった…恐るべし地元紙。
このページ(↓)どれだけ長くなるのだろう…(微苦笑)

http://www.sbs-np.co.jp/shimbun/wcup/ichikawa.html
(2002.06.15朝刊)
>MF市川大祐(清水)が日本の決勝トーナメント進出を確実にする2点目をアシストした。
>見事なクロスだった。後半30分、右サイドから放った鋭いボールは
>走り込んだ中田英の頭にピタリと合いゴールに吸い込まれた。
>チュニジアの望みを完全に砕く追加点だった。「得点に絡め、チームの勝利に
>貢献できてすごくうれしい」と言葉も弾む。大仕事を果たした
>右のサイドアタッカーは両こぶしをにぎりしめてガッツポーズを繰り返した。
>中田英も「1―0とした状況でも相手にチャンスはあった。
>個人的よりもチームとして非常にうれしい」と2点目の持つ意義を強調した。
>後半開始から森島とともにピッチに飛び出した。「DFの裏でボールを取るように」。
>ベンチからの指示。空を見上げ大きく息を吐き、「よし行くぞ」。
>自らに気合を入れた。だが、ピッチの上は予想以上の蒸し暑さ。
>「途中で息が上がり周りが見えなくなるほど。しかし、相手も同じ条件。
>ミスを恐れないで行こう」。自らを奮い立たせ積極的プレーを続けた。
>森島のゴールで1―0。しかし、同点を狙うチュニジアの攻撃も鋭さを増す。
>そんな中で生まれた貴重な2点目。それを演出したのが「こだわり続けてきた」
>アーリークロスだった。戸田からパスを受けフェイントを掛けながら次の瞬間、
>右足を振り抜く。「思い描いた通りのクロス。
>(中田英と)ぴったりのタイミングだった」。ポーランド戦に続く
>中田英とのコンビで奪った得点を満足そうに振り返った。

(2002.06.08朝刊)
>サッカーのW杯日本代表は7日、周智郡森町の代表メディアセンター・JAMPSで、
>MF市川(清水)、FW鈴木(鹿島)の2選手の個別会見を行った。
>4日のベルギー戦でフル出場した市川は“夢の舞台”でのプレーを分析した上で、
>「勝ち点3をしっかりつかみたい」とロシア戦(9日)勝利へ強い決意を口にした。
>スタメンで待望のピッチに立った市川。激しいプレーの応酬、緊張感の中で戦った
>90分間に、「気持ちよくやれたが、最後は目に見えない所で疲れがあった」。
>その疲労も2日間の休養で取れ、今はロシア戦へのコンディション調整に集中する。
>5日は、ロシア―チュニジア戦をテレビで観戦した。「ダイレクトのパス回しがうまく
>技術がしっかりしている。高さもあり全選手が怖い」。ロシアの印象を話しながらも、
>「まず一対一で負けないこと。DFに速さは感じない。中盤が空くので素早い攻撃、
>ドリブルを仕掛ければチャンスも多くなる」と、右サイドの突破に自信も見せた。
>ロシアと練習試合をした清水エスパルスの同期、谷川選手からアドバイスも受けた。
>「思い切ってやれば大丈夫だと言われた」とにっこり。だが、ベルギー戦は
>逆転した8分後に同点弾を許しただけに、「相手が変わってもやるべきことは一緒。
>自分たちのスタイルを自信もってやるが、90分間集中し、
>最後まで一丸でやらなければ」と気持ちを引き締めた。
>宿舎は当初、洋室だったが、「家ではずっと布団で寝ているから」と和室に変更してもらった。
>「和室の雰囲気が好き。生活のリズムも変わらない」と満足そうに話しながらも、
>「(宿舎の)ビリヤードは全然勝てない。みんな僕に勝って自信を付けている」と
>苦笑い。最年少として“役目”をこなす、逸話が笑いも誘った。

(2002.06.05朝刊)
>ついにラインの向こう側に立った。四年間、ひたすら求め続けた夢が四日、かなった。
>市川大祐選手(22)=清水=。スタメンで、しかもフル出場。
>定位置の右サイドを思い切り駆け上がり、四年分の思いを込めたクロスを
>挙げ続け、ベルギーの攻撃に必死の守りも見せた。
>清水工高三年だった四年前の六月十四日、フランス・トゥールーズで行われた
>W杯の日本―アルゼンチン戦をベンチで見た。その二カ月前には日本史上最年少の
>代表デビューも飾った。が、直前のスイス合宿で三浦知良、北沢豪の両選手とともに
>最後の最後にメンバーから外れた。当時の岡田武史監督から「残るか」と聞かれ
>「お願いします」と答えた。ベンチで座る胸には「スタッフ」のIDカードが揺れていた。
>「タッチラインまでひとまたぎなんだけどピッチがすごく遠く感じた」
>フランスから戻り、気持ちを切り替えて練習に励んだ。
>何事にも妥協しない練習の虫と周囲の人は口をそろえる。
>しかし、夢の実現は簡単ではなかった。各年代の代表試合もこなし、休む間もない。
>体全体がだるくなった。思うように動けない。オーバートレーニング症候群だった。
>じっと体を休めた。シドニー五輪では予選には出たが、本大会のメンバーからは
>またもれた。なかなか「世界」に縁が無かった。
>チームでも不調で、メンバーから外された時もあった。代表入りも同じだ。
>昨年二月、トルシエ監督になって初めて代表候補合宿に呼ばれた。
>その後も何度も参加したが、最後はまたもれる。「万年候補」の域を脱しきれなかった。
>が、くさることはなかった。「あの時市川を連れていったのは
>間違っていなかったと言われたい」と燃えた。ことし一月、再び代表候補合宿に呼ばれた。
>「ここでアピールしなければいつするんだ」。昨年暮れにねんざした右足首の
>腫(は)れはなかなかひかなかったが、夢への挑戦をあきらめることは決してなかった。
>合宿でも、Jリーグでも常に全力プレーを披露し、自力で代表のユニホームを手にした。
>夢の一つは実現した。しかし、もう一つの思いはあと少しのところで逃した。
>「チームの勝利に貢献したい」。日本代表最年少選手は次戦に向け、さらに気持ちを高める。

(2002.06.05朝刊)
>MF市川がスタメンでピッチに立った。持ち味が爆発したのは前半20分。
>チームメート戸田からの縦パスを受け、スピードに乗って右サイドの突破を試みた。
>抜ければ絶好のチャンス。ベルギーDFは反則で止めるしかなかった。
>「いいプレーが出て、落ち着いた」。これで波に乗ったプレーを連発してチャンスメーク。
>何度もスタンドを沸かせ、「監督には前で張れと言われていた。いいプレーができた」。
>しかし、同点に追いつかれ、「欲を言えば勝ち点3が欲しかった。やはり世界は甘くない」。
>世界最高峰の大会のすごさを実感しながらも、「いい経験になったし、自信にもなった」。
>試合の余韻に浸るのはそこまで。すぐさま初勝利へ闘志を気持ちを引き締めた。

(2002.05.31夕刊) #やぶ註:おまけ記事ですけどね…。
>大石和孝さん(清水エスパルスJユースなどで監督として指導、
>ジュビロ磐田サテライト監督、44歳)
>
>「“イチ”には将来、世界のトップ選手になる才能がある。
>クロスを武器に今回のチャンスを生かし、世界に出ていく足掛かりを作ってほしい。
>ジュニアユース時代にはほかの中学生と比べても目立った選手ではなかったが、
>とにかく練習に取り組む姿勢が抜群でプロ意識も強かった。
>どんな練習にも自分のテーマを持ち、百%の力を出していた。
>心拍数を上げた状態で練習を重ねてきたおかげで、
>右サイドを駆け上がってのアーリークロスの精度が上がってきた。
>ジュニアユース入団当時は中盤のポジションを満遍なくこなしていたが、
>前にスペースがあった方が持ち味が生きると思い、右サイドバックに固定した。
>当初こそ、ディフェンス時に相手との間合いが取れずに悩んだが、
>持ち前の負けん気で克服した。
>“イチ”は自己分析力に優れ、悔しさと自信の積み重ねで伸びていく選手。
>今大会で世界に自分の力がどれだけ通用するのか試すことで、
>もう一つ上のステップに上がるはず。年齢的にも次、またその次のW杯もある。
>挑戦する姿勢を持ち続けてほしい」

(2002.05.18朝刊)
>市川(清水)が最年少で日本代表23人に名前を連ねた。4年前、17歳の高校生で
>衝撃的な代表デビューを飾りながらも、W杯ではピッチを踏めなかった右サイドアタッカー。
>「名前があってうれしいの一言。(4年前は)親にも辛い思いをさせた」と
>代表入りした感激をかみしめた。
>苦しい道のりだった。昨年は何度も代表候補合宿に呼ばれながらも、“万年候補”。
>だが、自分のプレーを信じ、「今度こそ」の思いは失わなかった。
>今年初の代表親善試合となったウクライナ戦で、代表復帰を果たしたが、
>「まだスタートライン。このチャンスを生かしたい」。
>目標はW杯、必死のアピールを続けた。
>代表入りに大きく前進したのがポーランド戦。2得点に絡む活躍で、攻撃力が一躍、注目された。
>だが、予断を許さないサバイバルが続いた。不安もよぎったが、
>「スタッフ」のプレートを下げて試合を眺めるしかなかった4年前の悔しさが、
>心の支えでもあった。「あのとき市川を連れていったのは間違っていなかったと
>言われたい。この手で(代表を)つかみたかった」。
>W杯後のオーバートレーニング症候群による戦列離脱など、多くの苦労が報われた。
>しかし、感激に浸っている時間はない。「勝負はこれから。
>今までやってきたことを表現したい」。若武者の言葉は力強い。


 2002年06月14日(金)   市川大祐のワールドカップノート(その3) 

頭が痛い…現在、2002.6.15午前1時。
ようやくTVのハシゴを終えて、怒涛の一日を綴ろうという時間になったのですが、
既に頭が痛い上に朝早かったので眠い…午前中は某県立施設での某説明会に
行っていたんですけど、それに使用されたのが“200インチハイビジョン”で、
こんなの税金で作ったんだったらパブビューやれ、と思わずにいられませんでした。
(※パブビュー=もちろんパブリックビューイングの私的略称)

まず長居の試合の前に(←反則っぽいけど)夜の韓国代表から。
もともとミョンボ様の顔(…)が好きで、Jに来るなんて想像もつかなかった頃、
アジア最強リベロの座を井原さんと激しく争っていた頃からのファンです。
ミョンボ様の韓国代表に賭ける想いの強さに、前回大会も一人レッドデビルズに
混じって(あの頃韓国は経済危機で、本国からほとんどサポーターが来れなかった)
応援するという忘れ難い体験をしているのですが、今夜の試合だけは
なんかだんだん(9人の)ポルトガルがかわいそうになってきて、必死になって
自陣後方まで下がって守備するフィーゴとか、ベンチでじっと戦況を見つめる
ルイ・コスタなんか見てたら、本当、やりきれなくなりましたね。
ポルトガルの、自尊心すら投げ捨てたかのような必死の努力も結局は実らず…。
また、華のあるチームが一つ、極東から去っていった寂しさが胸をうずめて、
とうとう各種ニュースでも韓国の試合になるとチャンネル変えてました。
(うちの某PCも「俺のルイ・コスタを返せ〜!」と試合中からうるさかったですし)

…ミョンボ様が韓国代表に捧げる鋼のような想いはよく知っているけれど、
(試合後、ロッカールームへ来た大統領に、2006年のためにサッカー選手は
兵役を免除して欲しいと直訴されるようなお方なのです)
あの方はそのために浦項スティーラーズへ帰られたような人だから、
ときどき…うん、ときどき熱くなりすぎてるなぁ、と思うようなこともされるんです。
それはプレーだったり発言だったりするんですけど。
(気になる人は探してみて下さい。すぐ見つかると思います)
ま、あの方は韓国人の中の韓国人、なんて今更のように思いましたね、今夜は。

さて、時の砂で時間を巻き戻して、チュニジア戦いきましょうか。
今日はSさんのお誘いで、新岐阜駅近くのシダックスさんの店頭にある
大型モニターでちょっとしたパブビューを今大会初体験してきました。
パブビューのいいところは、うるさくて音声が聞こえないところですか(笑)
(シダックスさんのパブビューは地上波なのです)
装束はあの、事情を知る人なら卵もののHANEDAユニに、オーストラリアを旅した
MOTOYAMAうちわ、それに青の勝負ネイル(これやったのまだ2度目ですよ…)。
明らかに場違いというか時代に乗り遅れてますが、ここまでの2試合、
それ(ネイル除く)で見てきてるから、ゲン担ぎもあって果敢にトライ。
でも、岐阜のような田舎町でも堂々と代表シャツ着て歩いている人結構見かけましたよ。

試合―前半はまったり。思わず「引き分け狙い?」の私に「そんなこと
できるほどにはなってないでしょ」とSさん。でも、スローじゃなかったですか?
柳沢さんの枠に飛んだ(GKにキャッチされた)のは決めてほしかったですね〜。
あと戸田さんのPKレッドカードもののチャージ。有言実行はいいですが、
本当にやらないで〜!―と思わず悲鳴。本当、流してもらえて良かったです。

後半―画面に映る22番に「イチ〜!!」と*独りで*狂喜乱舞の私。
しかし大胆な交代でしたね。柳沢・稲本→森島・市川とは。
明神さんは本職(私は彼を守備的MFだと思ってます)で地味に頑張ってましたし、
市川さんはその明神さんとは比べられないぐらい高い位置でスペースを裂きます!

NHKダイジェストに出ていた…4年前、市川さんに“きっと他の誰も味わうことの
ない経験”を刻ませた岡田さんいわく、「(市川は)クロスの精度が上がった」。
今でもその精度は丁半博打レベル(苦笑)なんですけど、いい時はいいところ行くんです。
だから、森島さんのゴールも嬉しかったですが、ヒデさんのはもっと嬉しかったですよ。
アシスト市川ですもの!!
本人も試合後のインタビューで思っていた場所に入れられて良かった、と
笑顔で話してましたね。後半は右サイドがメイン側で、アップがいっぱい映って幸せでした。
いや、それがへたれクロスだったり、してるのかしてないのか分からないような守備だとしても。
(クリアするたびに「今のは、まぐれでいい位置にいたんだよね?」と自称清水ファンの
Sさんに確かめる私(苦笑)これを見ると先発・明神も仕方ないと思えてしまいます。
三保へ帰ったら、優しい優しい戸田先輩にディフェンスを習いなさい(笑))
ああ、森島さんのポストに当たった幻の2点目が悔やまれる…(贅沢?)
とりあえず思いっきり“市川ギャル”(Sさん認定)してきました。ふふふ。

今日はフラット3(特に宮本主将)も楢崎さんもとても頑張っていたと思います。
両アウトサイドが負荷をかけてるのは…目をつぶってやって下さい(苦笑)

最後にヒデさんに代わって小笠原さん初登場。「女優だ〜!」と*二人だけ*で喜んだり。
でも初の大舞台で女優シュート(あのループですよ…)を打ってしまう彼は
さすがというか、変わっていないというか、いやはや。メンタルの強さを見ました。

決勝トーナメント進出後はシダックスさんのご好意でドリンクがサービス。
せっかくのご好意なのに体にかけちゃう子(高校生です)とかいて、
やっぱりマナーの悪い奴はどこにでもいるんだな、とため息。というか興ざめ。
自主的に掃除する人もいて、なんか考えさせられるものがありました。

何より…自分と“世間”のズレを痛感しました。今大会で復活(?)した
ペインティングで「鈴木」と腕に入れている女子高生がいたんですけど、
隆行・ヒデ・イナはボールを持つだけで歓声ですもん。なのに、私たちは
市川さんだったり明神さんだったり昌邦さん(…)だったり、どこかずれてて。
あのサッカーai1位の浩二さんにすら歓声ゼロだったのを考えると
今日見てた人の大半は、こういうのも失礼ですが普通の人なんだろうな、と感じました。
(帰り道、各新聞社が出していた号外の写真の顔ぶれでズレを再確認…(軽く鬱))
隣のテーブルにいた、おそらくプレー経験者とおぼしき男性数名が応援をリードしなかったら
多分NIPPONコールしかできなかったと思います。やっぱり好プレーには個人コールでしょ!
だけど、凱旋行進曲もやれたし、なんかちょっと違う小笠原コール(世間一般では
小笠原といえばファイターズの…なんですよね)もやりましたし、
家で見ているよりは楽しい時間が過ごせたと思います。Sさんありがとうございました(ぺこり)
アップルタイザーで遼一気分になっているようじゃ、まだまだ甘いですか?(笑)

次は18日、また昼間なんですね(苦笑) ブラジルなら散らば散れ、と開き直れますが、
トルコがイメージ的に、なんとなくいけそうな気分がするあたり、危険(微苦笑)。
1試合ごとに歴史を切り開く、どこかサバンナの幻影を見る思いがしますけど、
私はただ、このLRに「市川大祐のワールドカップノート」が1“ページ”でも多く
綴ることができれば幸せだなぁ、と感じています。もうこの際、検索で当たっても可(笑)

今やどこへ行っても人垣に包まれる代表、実は試合前日に私の(割と)身近へ来ます。
地元紙に大きく載っていたので、伏せる必要あるのかな、とも思いますが、一応自制。
そこへ行こうか迷っている自分がいますよ(苦笑)牧歌軍団西村JAPANと違って
彼らは隙間からその姿を拝めるかどうかさえ怪しい天下のA代表様トルシエJAPANなのに。

“世紀の祭典”が終わったら、鹿嶋も行きたいけど三保も行きたいかも…。

とりあえず、今後は更なるゲン担ぎで試合前にはゴスペラーズの「エスコート」を
BGMに決定。“コージーコーナー”でネタにしたあなたのせいですよ、王子。


 2002年06月12日(水)   ヒトの“存在力”は天気さえ変えてしまう 

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top08.html
>日本代表MF市川大祐=清水=(22)は、母親思い。
>それは、結果的に苦しませてしまったことへの、償いの気持ちから生まれた。
>98年4月1日の韓国戦で17歳322日の史上最年少出場を記録。
>それまでJリーグでもレギュラーを取っていない少年が、一躍“時の人”になった。
>当然、そんな天才少年を育てた母・千代野さん(52)の元には、連日の取材攻勢があった。
>しかし、市川は同年のフランスW杯直前まで代表入りしながら、結局落選。
>息子を思う気持ちの強い母は、ショックと心労でダウンしてしまった。
>「母には苦労をかけた。だから、このW杯は恩返しなんです」。
>オーバートレーニング症候群におかされたときは温泉旅行を提案するなど、
>気遣ってくれた母。自宅のテレビでともに代表発表を見届け、
>飛び上がって喜んでくれた母への“こだわり”は、誰にも負けない。

さて、フランスに続いてアルゼンチンが予選敗退となりました。
ま、ここは「死のF組」と言われていたから一概に意外とは言えませんが…。
ただ優勝候補と評されていた国が続々と姿を消していくのは、やはり寂しいかも。
こうなると、次に心配なのは明日のアズーリですね。
G組は4チームすべてに勝ちぬけのチャンスがあるという大混戦ですから。

で、バカ扱いされようがやっぱり私はベッカム様が好きなわけで
(ベッカム様は真似されるのが嫌で、前回大会以来、私的には“変な”ヘアスタイルを
ずっとしているのに、今大会も街にモヒカン男がぞろぞろぞろぞろ…(呆))
イングランドの勝ち抜けは嬉しいのです。日本とは当たって欲しくない!
(こんなこと書いていると何を妄想爆発しとるんじゃ、と言われそう(苦笑))

…どこかで某オリジナルNPCが叫んでいるように「スペイン優勝、ラウル得点王」
なんてなっちゃうのかな…ちなみにロンドンのブックメーカーは本命続々敗退で
“因縁の対決”の損失も埋まるぐらい(?!)儲けている様子。

今回のタイトルはサンスポから。前日練習で、大阪は雷雨だったのに
ベッカム様が練習されている間だけ青空だったんだとか。ホント?!


 2002年06月09日(日)   市川大祐のワールドカップノート(その2) 

…代表戦の日にこんなこと書くのもなんなんですけど、昔、ものすごく愛していた
(巨人の河原さんがエースだった頃)駒大野球部が、東都リーグ二部落ちです(><)
早稲田のア式蹴球部が落ちた時を思い出してブルーです…早く帰りましょう…。

さて、本日の市川さんはアップを命じられることもなくベンチで完全に
観客と化していたのですが(涙)でも試合終了後の笑顔に救われました。
ベルギー戦の後、2失点両方に絡んでいるという指摘(1点目は確かに真横からの
映像で見ると一人だけ後ろに下がっててオフサイドトラップ大失敗の原因に
なってしまっているとさすがの私も思いましたが、2点目の、一番敵のそばに
いたんだからチェックにいけ、という意見にはまだ納得できません)が
あったんですけど、リベンジの機会与えてもらえるんでしょうか…。

前日公開練習のビブス組がフェイクなのは分かりきった事実(しかしそれだけの
ために、今日ベンチにも入れなかった森岡さんが痛み止めを飲んでいたというのは
本当なのだろうか…)だったんですが、私の予想はカルピン対策として
「左:服部/右:伸二」でした。明神さんは、正直かなり予想外…すみません。
でも本職が“守備的MF(notボランチ)”はプレーが全然市川さんと違いますね。
ディフェンスでの強さは、クロスの精度同様もっと欲しいところですねぇ。

初勝利の立役者=MVPは、もちろん稲本さん。CXがベンゲルをゲストに呼んでいるので、
ゲーム後には「Ina,Hello.Congratulations!」なる会話が展開されたんですけど、
ボス(byイナ)の言葉を聞く時の表情は瞳がすごく真剣でしたね…彼の行方は
グループリーグ終了後にイナ&ボスの対談で決まることになっているますけど、
さすがにガンバ復帰はないと思いますが、また今日の活躍で株が上がって
他チームからのオファーが増えると思われますので、今後が注目です。
にしても、Gunnersの中盤が、おなじみの攻撃的/守備的の概念がない
“フラット4”なのは大会直前に知識として仕入れたんですけど(苦笑)
試合を見たことがないので、実際、どんな感じで動くのか想像がつかないんですよ。
で、今日、相手ゴール前から自陣ゴール前まで縦横無尽に駆け回り、福西さんと
交代する頃にはフラフラ寸前だった稲本さんを見て、「Gunnersの中盤は
こんなに前へ後ろへ走り回らなければならないのか?」などと、いかにも
海外サッカー音痴な疑問を抱いたのでした。アンサープリーズ!
(戦術的にボランチがディフェンスに忙殺されるのは仕方ないのかな…)

MIPは贔屓目入ってますが伸二さん。アクエリアス&カローラフィールダーのCMが
かわいくて癒されまくり…って、そうじゃなくて、カルピンの対面ながら
(もちろん浩二さんたちのフォローも借りながら)よくやっていたな、と。
いや、今日の初勝利は、もういちいちあげてたらきりなさそうなんですけど、
渋く固くそして肝心な場面で果敢な飛び出しでゴールを守りきった楢崎さん、
周囲の不安(…)をよそにラインを上げすぎないように気を遣い、個人的な
カバーリングでも光っていた宮本さん、ゴールの起点となるグラウンダーも蹴り
前記のように守備も頑張った浩二さん…ああ、やっぱり書ききれない(苦笑)、
とにかく、出場した選手誰一人欠けても手にできなかった勝ち点3だと思います。
(本当、悪気があって省略してるんじゃなくて、もう見てるこっちもへとへとなんで
全員分ちゃんと書けないのが申し訳ないんですよ…分かって下さい…)
そして本日はトルシエの采配も悪くなかったですし。

ではもう一度。本日の決勝点は中田浩二→柳沢敦→稲本潤一でした!

…チュニジア戦までに、もちろん切り替えないといけないんですけど、
浸る時間もまだあるでしょうから(苦笑)またゆっくり書きましょう。


 2002年06月08日(土)   この男はエスパ寮の部屋を和室に改造してくれとダダをこねた前歴を持っている(マジ) 

「4年前よりよかった。信じられない。4年もたったんだ。
いろいろなことを言われた。チーム全体が素晴らしかった」

ベッカム様、感無量。因縁のシメオネとは前回大会後の欧州CLでユニを交換、
それを戒めとして家のビリヤード台のある部屋に飾っているんだそうです。

さて、昨日メディアセンターでの日本代表会見で市川さんにターンが回ってきたらしく
今朝のスポーツ紙にコメントがたくさん載っていて嬉しいんですが、
その切り口がみんな同じというのは…本当に畳LOVEなんですね…(笑)
(夕べのテレビでは“勝ち点3を取りにいく”の部分ばかり流れたのに―不思議です(再び笑))

「中日新聞」朝刊
>ベルギー戦に先発出場し、代表落ちした4年前の悔しさを晴らした市川は
>「4年前は入ることも許されなかった場所で、弱気になっていても仕方ないと、
>思い切って前を向いてプレーした」と振り返った。
>前回大会ではW杯最終メンバー選考の直前合宿で落選し、涙をのんだ。
>その“悔しさ”は、W杯初出場のピッチでしっかりと“強さ”として表れていた。
>「次戦は大きなチャンス。バランスよく攻めることが大事。カルピンが注意と
>言われているが逆にそこ(やぶ註:カルピンは右サイド)の裏を狙えば
>チャンスはできる」と、再び夢舞台に立つことを宣言した。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/kiji/2002/06/08/10.html
>市川が囲炉裏(いろり)コミュニケーションで初勝利を目指す。
>宿舎では秋田、小野、戸田、中田浩とともに和室の1人部屋を使用。
>自然と近くの囲炉裏に集まるという。「よくサッカーの話をしますね。
>秋田さんが経験などを話してくれます。(年が)上の人との連係も
>うまくとれています」とメンバー最年少の市川は雰囲気のよさを強調した。
>ロシア情報も入手しており「中盤でスペースが空くので速い攻撃を仕掛けたい」
>98年フランス大会は開幕直前に登録メンバーから外れた。4年間の空白を埋めて
>ベルギー戦でフル出場し「強気でいく」と連続出場に意欲満々だった。

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top09.html
>いろりから出陣。日本代表MF市川大祐(22)が、静岡県袋井市の宿舎
>「葛城北の丸」で和室生活を明かした。「普段も布団で寝てきましたし、
>和風の雰囲気が好きなんですよ」。しかも敷きっぱなしの万年床だ。
>DF秋田、中田浩、MF小野、戸田と“和室同盟”も結成。
>いろり部屋に集まり、サッカー談義に花を咲かせている。
>特に刺激を受けているのは、98年フランスW杯でも行動をともにした秋田。
>「一言一言に重みがあるし、一緒にいると落ち着きます」。同W杯では最後に
>落選。4年越しで迎えた4日のベルギー戦はフル出場。市川は「(ロシア戦は)
>本当に重要な試合。90分間しっかり集中して勝ち点3をつかみたい」と誓った。

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/wc2002/jun/o20020607_60.htm
>市川が“布団パワー”でロシア戦に挑む。日本代表MF市川大祐(22)
>=清水=は7日、ベースキャンプ地「葛城北の丸」の個人部屋を洋室から
>和室に変えたことを明かした。「僕は普段も和室で寝ている。
>布団の方がよく寝られる」と独自のリラックス法に笑みを見せた。
>葛城北の丸の「萩殿」と呼ばれる別棟には、5つの和室がある。
>ほとんどの選手が洋室タイプの「藤殿」に入っているが、
>市川のほか、小野、中田浩、戸田、秋田の5人が好んで和室を選択。
>「普段と同じように生活できることがいい。布団は敷きっぱなしです。
>いつもそうですから」と市川は説明した。
>萩殿には個人部屋のほかに、パブリックスペースも完備。
>この時期はもちろん火を入れていないが、いろりも設置され雰囲気は最高だ。
>「秋田さんを中心にサッカーの話で盛り上がっています」と市川は
>“いろり談議”のプラス効果も強調した。
>通常1泊3万円以上の高級和室。気持ちのいい布団の中で、
>市川はロシア撃破の“夢”を見る。


 2002年06月06日(木)   いちか…(うぐぐぐぐ) 

『4年分の思い 力に―市川 ベルギー戦で躍動』
今日の地元紙夕刊に市川さんの大きな記事(大きいのは写真か?)があったので
また転載するか〜?―と思ったんですが、記事の中身(というか本人コメント)自体は
たいしたことなかったのでパス。とりあえず今大会初スクラップかな(笑)

サンスポに、伸二さんが公式サイトにベルギー戦についてのメッセージを
載せたら協会がフライング扱い→so-netに削除要請という記事がありましたけど、
なんか代表選手、みんなガシガシ更新してるじゃないですか(笑)
(みんな…ってとりあえずヒデさんと伸二さんと稲本さんと森岡さんか…(微苦笑))
普段はクラブとか選手のオフィシャルってまず見ないんですけど、
最近は情報収集上(苦笑)ヒデさんのは出たって知ったらまず読んでますね。
某所で誰かが評してたんですが、「かゆいところに手が届く」代表情報(笑)
ちなみに協会の要請は4年前にもあって、ヒデさんはその時も無視しているとかで、
多分それにならってみんな無視してるんだと思います。さすがチームリーダー!(違)

今日はフランス戦でしたが、某代表引退説騒動で昼間ずーっとサーフィンしてたせいか、
試合途中で寝てしまって(殴) 今大会初のスコアレスドローでしたね。
A組もどうなるか本当分かりませんね…ジダン見てみたいんだけどなぁ…。

明日は注目のF組・アルゼンチンvsイングランド。地力ならアルゼンチンの方が
上なんでしょうけど、ベッカム様のリベンジに期待!―です。

そして忘れちゃいけない電話! 日本戦狙いですよ〜。当たり前じゃないですか(爆笑)


 2002年06月05日(水)   市川大祐のワールドカップノート(その1の続き) 

http://www.isize.com/sports/football/wc/news/news/news/news_detail_N20020605003.html
>「試合前、秋田さんに『この4年間の全てをぶつけてこい』と言われた。
>ホントに4年経ったんだなと改めて思った。実際に試合に入ってからは、
>プレッシャーよりいい気持ちでやれていた」

「中日新聞」朝刊
>前回大会では最後の最後で代表から漏れW杯のピッチに立つことができなかった
>市川だが、この日は中盤の右サイドでフル出場した。
>「監督から『守りのためにお前を入れたんじゃない。チャンスがあったら
>攻めろ』と言われていた。うまくできたと思う。相手の左サイドを
>押し下げることができた」と満足そうに語った。
>「自信を持って何でもやってやろうと思った。前向きにできた」と
>W杯デビュー戦を振り返った。

http://www.nikkansports.com/news/soccer/p-sc-tp0-020605-08.html
>4年前の屈辱を晴らした。MF市川が右サイドで先発フル出場、
>ベルギーのサイド攻撃を食い止めた。「4年間やってきたことをぶつけよう」。
>そう奮い立たせてピッチに飛び出したが、気合は緊張に変わっていたという。
>前半21分、MF稲本とのパス交換で前に出ようとしたところ、
>MFバンデルヘイデンにわき腹を蹴られる洗礼を受けた。このプレーで
>バンデルヘイデンにイエローカードが出て、ふっと我を取り戻した。
>「あのカードでリラックスできた」。積極的に前に出て、攻守に満足できる内容を
>残せた。「前に出て相手の攻撃を抑えられました」と振り返った。
>
>この日午後3時30分、トルシエ監督から先発を言い渡された。18歳で迎えた
>前回は、大会直前の合宿地スイスで、カズ、北沢とともに落選した。
>当時の岡田監督から「行くか」と聞かれ、自分の意思でW杯本大会に帯同したが、
>身分証明カードは選手と色が違っていた。練習で用具係を務めながら、
>4年後に出場する決意を固めた。
>「自分の居場所はなかった。ピッチはすごく遠く感じた」。
>
>自力でメンバー入り、そして最も重要な第1戦の先発まで勝ち取った若武者は
>「次はもっとチャンスをつくる」とロシア戦をにらんだ。
>その表情には、自信というかけがえのない財産が刻まれていた。

http://www.sanspo.com/soccer/top/fr_top04.html
>右サイドで先発した市川(清水)も奮闘した。前回大会はW杯遠征に参加しながら
>直前でメンバー漏れ。ベンチで戦況を見守る悔しさを味わっただけに、
>その思いをベルギー戦にぶつけた。4年前の屈辱を乗り越え、90分間フル出場。
>「本当にうれしかった。ドキドキした」という言葉通り、
>試合開始後は動きも>硬かったが、徐々に持ち前の攻撃力を発揮した。
>後半5分には、右サイドの突破からゴール前のFW鈴木にクロスでピタリ。
>「望んでいた舞台なので強気でプレーした。前半はいいタイミングで
>前に出られた」と満足げだった。悔しい引き分けには
>「もう1度、自分たちのスタイルを考え直さなきゃいけないですね」と
>たくましい表情で語った。

市川情報(本人のコメントが入っている記事)募集中☆
webで名前を見掛けたら教えてやって下さい。よろしくお願いします。


 2002年06月04日(火)   市川大祐のワールドカップノート(その1) 

「エセ市川マニア」として、ワールドカップ日本戦はこのようなタイトルをつけて
(私の)心象記録をつけていこうと思ったのですが…無理です(きっぱり(笑))

結局、入れ込んでしまうと試合そのものを見ることができなくなってしまうようですね。
フランス行った時もそうだったんですけど、「みんな頑張った!」と
悪いところが見えなくなってしまうんですよ。今日だって「隆行、イナ、よく決めた!」だの
「イチも攻守ともども頑張った!」だのぐらいしか言葉になりません(苦笑)
失点しても「なんで?!」と思うけれど、すぐに「次! 次! 取り返すんだ!」と切り替え。
本当はwhyのかけらぐらいは素人の私にも瞬間的に把握できるのですが、意識下から抹殺(苦笑)
でも、本当に選手の皆さん頑張っていたと思いませんか? 采配は分からないんですけど(微苦笑)

昨日の公開練習のメンバーはフェイクだな、とは思ってましたが、実際にNHKで
教科書体みたいなフォントで、画面の右端にゆっくりと、ずらずらと名前が並んでいく中で、
市川さんの名前を見つけた時は、本当に本当に嬉しかったですよ。
おめでとう、やっと、4年前、あれだけ憧れて胸焦がしたピッチに立てるよ、って。
そしてFWが鹿の「へたれ2トップ」(実は普段そう呼んでいる…)だったのにも驚いて。

前半は5人家族のうち、夕食を作っていた母以外が、全員それぞれの部屋で
試合を見るという非常に地球に優しくないことをしていたんですけど、
後半は父と観戦。何かにつけ「へたれ2トップ」を叩くので、必死にかばってました。
いや、でも隆行さんがゴール決めるとは思ってませんでしたけど。ごめんなさい(笑)
そして稲本さんの勝ち越しゴールは、ものすごく素敵でした…(うっとり)

いや、他の選手について書こうとしてもマイナスのこと出てこないですよ。
多分もっと落ち着いてビデオとか見直せば出てくるんでしょうけど、今はまだ。
先制されたのに、追いついて、逆転され…追いつかれたけど、オゲェですよね?

とりあえず、市川さんの突破…オーバーラップ…見られて嬉しかったです。
勝ち点とかはもう考えないことにします(苦笑) それは最後の最後に、ね。

だけど…本当は勝ちたかったですよ…やっぱり…。

その後は韓国を観戦。正直、先に勝たれたのは悔しくもあるのですが(正直)
母国に帰られて、私の好きなヘアスタイルに戻られて、やや細身にすら見えた
ミョンボ様に免じて(非常に失礼な言い振りだ)「おめでとう」言っておきましょう。
すごいJリーガー率高くてびっくりです。はしゃぐ若い選手とは離れて、
やっと手にした初勝利をしみじみと噛み締めるような表情のミョンボ様、印象的でした。

そして、あのプサンは、秋のアジア大会の舞台でもある…目指すことを
夢見てもいいのでしょうか?(あえて主語省略)

…本物の市川さんは試合に出るたびに感想や反省をノートにまとめているそうです。
一体、彼のノートに今夜は何が綴られるのでしょう?
ロシア戦でもまたあの走りが見られるか…今はただ願うだけにしておきましょう。、


 2002年06月03日(月)   ♪さかなさかなさかなーさかなをたべーるとー 

私ものすごく基本的なこと気づいてなかったみたいなんですけど…そういえば
国内一次販売から決済できるクレジットカードはマスターかVISAだけでした。
(しかも何故かVISAと入れるとフリーズする可能性大らしい by 某巨大匿名掲示板)
自分のはJCB(泣)某巨大匿名掲示板には「(クレジットカードは)消費者金融で
24時間即発行中」とありましたが、確かにそれはそうだけど(苦笑)そこまでして
日本戦(ベルギー戦をゲットした人がいるのは報じられている通り。また、ロシア戦も
出てくる模様)見に行きたいとは思いませんね…4年前とは執着心が違います(微苦笑)
今回の空刷り(by韓国メディア。バイロン社がまだ印刷してないという話だが詳細不明)ならぬ
前回の空売り大騒動の中で270分を生で見れた自分は幸せ者だとずっと思ってまして、
それを考えたら地球の裏側へ行けなかったこと(今日の地元紙夕刊は「10 NAKAMURA」を
幻のユニフォームと称して写真付きで購入する人々のことを記事にしてましたが、
*私にとっては*「5 HANEDA」は幻なんですよ。これ着て今回のには行けません(苦笑))や
自国開催なのに自国代表を生で応援できないこともしょうがないかな、と思ってしまうのです。

それでも、前日情報の、あてにならないと分かりきっている(苦笑)レギュラー組の
両サイドを知って、エセ市川マニアとして少し悔しくなったり…。
4年前、日本は内容はともあれ記録上は勝ち点0、グループリーグ敗退で大会を終えました。
ですから、たとえ勝ち点1でも、新たなる1ページには違いないのです。

とにかく…悔いのないように、悔いだけは残さないように、完全燃焼して下さい。

さて、今夜はローマの王子トッティを擁するアズーリを、某公共放送で
磐田の俊哉王子(反論苦情一切不可)と共に見ました。
カテナチオはやっぱりカチカチでしたし、王子とビエリの二人だけ攻撃も
凄まじかった…サッカー素人の父いわく「エクアドルが日本にだぶる」
果たしてこの不吉な(…)予言は成就するのでしょうか?

次はこれ。http://www.avispa.co.jp/html/topic0205.html#tag18

>この度、名古屋グランパスエイトからテスト生として練習に参加していた、
>宮原裕司選手(21歳)が、アビスパ福岡との契約に合意しましたので
>お知らせ致します。
>
>●宮原 裕司(みやはら ゆうじ)
>ポジション :MF
>背番号 :36
>生年月日 :1980年7月19日(21歳)
>身長/体重 :178cm/73kg
>出身地 :福岡県北九州市
>前所属 :東福岡高校→名古屋グランパスエイト
>契約期間 :2002年6月1日〜2002年11月30日(6ヶ月)
>
>− 本人のコメント −
>
>「地元の福岡に戻ってプレーができることを、大変に幸せに思います。
>チームのため貢献できるよう、一生懸命に頑張ります。」

11月末まで…天皇杯はカウント入ってないのか…(今頃改めて気づく)
一応、日曜には風邪をひいた選手の代打としてサッカー教室のハシゴ
(午前@博多区では誠史先輩とも一緒だった模様)をしていて、
ふと、一宮市光明寺でガキ(笑)をあしらっていた姿を思い出しました。
でも…実は昨日、入団前、金古さんと一緒に取材を受けたKyusyu Walkerを
発掘してしまって、それとこのコメントを比較するとなんか悲しくて…。
まあ、これも定めというやつですね。

最後に、ワールドカップを生観戦したJリーガーの皆さん(特に若手選手)へ。
その刺激を忘れず、Jでも…ワールドカップ後の(各年代)代表でも、
クオリティ高いサッカーを見せて下さい。いいです、国内専門といわれても、
私は日本のサッカーが好きです。もっともっと先へ続く道へと導いて下さい。

2002.6.4wrote


 2002年06月02日(日)   肉・紅茶・鮭・オクラ 

↑なんだか分からないけど面白すぎ…(笑)<他人事だから笑える?
1日3試合観戦は、一人暮らしBS時代(Jリーグですね)でもきついと思っていたのですが、
なんといっても死のF組含めて3試合ですよ!アルゼンチン・イングランド・スペインですよ!
(とりあえずベッカム様のお姿を拝めて嬉しかったです。まだまだみたいですけど)
視神経の限界を感じます…地上波1日3試合は今日が最初で最後のようですが、
いやー、疲れました。皆さんは試合見ながらなんか飲んだり食べたりしてますか?
私は先日買って放置していた代表チップスなど菓子類をまれにつまむ(太るよ…)のですが、
アルコールの大量摂取は控えた方がいいと思います。スタジアムでも家でも(笑)

ご存知の通り、私は海外(と書いて「そと」と読む)サッカー音痴なので
いわゆるスタープレーヤーも名前を知っているか知らないかというレベルなのですが、
ここまで見れる試合は全部見てきて…ワールドカップというか、世界のレベルの高さに
純粋に感動してます。明らかに普段見ているサッカーと違う!(きっぱり)
(ただ一国、某アジア代表だけが水準の違う―低すぎるサッカーをしていて、
このままでは開催両国が踏ん張らないとアジア枠削減は確実なのではないかと不安)
よって、どこかの藍色(?)チームが心配になってきてしまうのですが…。

しかし今大会、adidasユニ多すぎ!(苦笑)スウェーデンのセカンドなんて
遠目から見たら日本代表ですよ、私には。ちなみに、アニメのキャプテン翼の後で
「大空翼adidasと正式契約」というCMが流れた時は頭痛がしました。
キャプテン翼の世界でadidasといえば若林くんですけど、ヤンジャン増刊でも
フル代表イレブンadidas率すごい高いんですよ。岬くんとか。
小次郎くんのNIKEはイメージ的に絶対キープして欲しいところ。

なんかチケットの方は販売サイトで幸運にも(ここ重要)つながりさえすれば
簡単にゲットできるようで、一部では日本戦も残席があるという情報も?!(未確認)
さすがに一晩中トライし続けるとか、そんな気力はないですけどね…(苦笑)

えー、明日はセレソン見れないのが残念ですけど、アズーリが! 頑張ろう!(何を)


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