anxious for Heaven鳥かごなんて、最初からなかった。 |
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2004年03月31日(水) | 好きなものを。 |
いちばん好きな食べ物。 最初に食べる人がいたり、最後に食べる人がいたり。 弟を見てると、いつも、いつも、最後に食べてる。 じゃあ、私はどうなんだろう、って思った。 いつも、途中で食べてる、そんな気がするな。 最初に食べちゃうと、後の楽しみがない。 最後に食べちゃうと、それまでが大変。 だったら、小分けにして、途中で食べちゃえ、って思う。 人生も、そんな風に、うまくペース配分、できたらいいのにな。 難しいね。だから、楽しいんだけどね。 |
2004年03月30日(火) | おやすみなさい。 |
今日は、あんまり話せなかったね。 珍しく、ネットにも繋がずに、寝ちゃったね。 珍しく…ないのかなあ? 最近、メッセンジャーの時間、減ってるよね。 だけど、いいんだ。 ちょっと前の私だったら、きっと、怒った。 どうして?って、きっと、怒った。 だけど、今は、いいんだ。 寂しくないわけじゃないよ。 話したくないわけじゃないよ。 でも、おやすみ、って、言ってあげられる。 疲れてるんだもんね。 頑張ってるんだもんね。 だから、たまには、物分りのいい子になろうって思うよ。 その分、明日、また、話そう? 明日は特別に、言いたいことがあるから。 だから、今夜は おやすみなさい。 |
2004年03月29日(月) | 古い携帯。 |
もうすぐ、3月も終わっちゃう。 この前、会いに行ったばっかりな気がするのに。 早いねー。ホントに早いね。 もう、好きだよって言ってから、1年以上たっちゃってる。 この前、昔の携帯に残ってたメール、見たよ。 好きだよって言ったすぐあとのメールも、残ってたよ。残してた。 昔の携帯は、冬寿からのメールしか、残してない。 けんかするたびに、こんなもの捨てちゃえーって思う。 残してても意味ないじゃん、って思う。 ただの、画面にうつる文字だもん、って思う。 だけど、絶対捨てられないんだ。もったいなくて。 子供にかえっちゃったときに、見直したんだ。そのメール。 ホントに、ただ、好きで好きで、勢いで言っちゃったこと、思い出した。 好きだって言えれば、それだけでいいやって思った。 今までみたいに仲良くできれば、それだけでいいやって思った。 知ってもらえたら、それだけでいいやって思った。 だけど、ヘンなの。どんどんやりたいことが増えてく。 電話したい。会いたい。もっと会いたい。一緒に暮らしたい。 当たり前なのかもしれないけど、やりたいことが増えてく。 でもさ、やっぱり、最初のことは忘れないでいたい。 だから、この携帯は、タカラモノ。 何かあって、いやになるたびに、見て、思い出すんだ。 こんな気持ちもあった、って、そのときのこと。 2回も車にひかれて、傷だらけでボロボロになった携帯。 ブルーの塗装がはがれ気味なくらい、情けない姿の携帯。 だけどここから始まったんだ。たぶんね。 傷だらけでも、ボロボロでも、汚い、情けない姿でも。 それでもいいじゃん、携帯に限らず、人間も。 傷の数と同じくらい、歴史があるってことなんだろうなーって思うから。 だから、自分なんか…って、そういう風には思わないようにするよ。 こんな自分でも、きちんと生きてきた。 人にいっぱい迷惑かけて、かけられて、笑って、泣いて、怒って。 それでも今まで、きちんと生きてきた。 病気だってあるけど、それも、生きてきた証拠だもん。 そう思ったら、別に、他人からどんな風に見られててもいいや、って思う。 Kyoは、Kyo。それでいいよね。たぶん。 |
2004年03月28日(日) | おっきな壁、ひとつクリア直前。 |
うん、大丈夫、ほとんど、元に戻ったと思う。 だけど、話し方が、少し、変わったかもしれないなー。 口調とか、そういうのが。 あと、考え方も、少し、変わったかもしれないなー。 気に入らないことは、気に入らないって、言えるようになった。 それって、性格が変わった、ってことかな。 それとも、もう一度、成長した、ってことかな。 金曜日は、病院に行った。 待合室のはしっこのベッドで、あばれてしまった。 バンバン壁を叩いて、バリバリシーツをかきむしって。 同じ部屋で待っていた、鬱っぽいおばあちゃん、逃げちゃった。 悪いこと、したのかなー。ごめんなさい。 でも、あたしも、なんだか、落ち着かなかったの。 ろうかの長いすで、そんなことは、できないし。 最初の10分間は、ほとんど、先生と話せなかった。 髪の毛を、ぶちぶち抜きながら、うなってばかりいた。 だけど、ちょっとずつ話しだすと、楽になったよ。 今、何がいちばん不安なんですか?って言われて。 正直に話したんだ。冬寿と、いっしょに暮らすこと、って。 それまでにやらなきゃいけないことが、それが、いちばん不安だ、って。 どちらの家族からも、わかってもらわなきゃいけない。 だけど、わかってもらえなかったら、どうする、どうなる、って。 それを考えると、やっぱり、すごく、怖かったんだー。 でも、もし、お母さんがどうしても反対したとしたら。 あたしは、病院を卒業した、薬を飲まなくていいようになった。 それを結果として、叩きつけて、家を出ようと思います。そう伝えた。 親と対決する姿勢が出てきたのは、いいことですよ。先生が言った。 薬は、もう、ほとんど、飲んでない。 去年、おととしみたいに、1日60錠も70錠も、飲まなくていい。 やっぱり、あれは、異常だったんだなー。 そして、やっぱり、薬だけじゃ、治らなかったんだなー。 話すこと。思ったことを、我慢しないで、伝えること。 それが、いちばん、大事だったんだろうな。 だから、いちばんよく聞いてくれた、先生に、すごく感謝する。 今、飲んでいるのは、3日おきに飲む、ハルシオン。 不安定で、どうしても我慢できないときに飲む、デパス。 持病の偏頭痛、そのときに飲む、ロキソニン。 吐き気をおさえるための、「お守り」でもらった、ノバミン。 みんな、定期の薬じゃなくって、頓服。 それも、そんなに、数はもらわなくていい。 3週間分、っていって、薬、もらったけど。 ハルシオン7錠、デパス21錠、ロキソニン20錠、ノバミン5錠。 たったそれだけ、薬代も、790円でよかった。 うん。見て?これだけ、薬、減ったんだよ。 がんばったんだよ。一応はね。あたりまえかも、しれないけど。 何もしてない、って、思うかもしれないけど、やったんだよ。 最初の目標だった、薬を切る、っていうの、もう、すぐそこだよ。 薬を飲まなくていいようになったら、冬寿と、暮らしてもいい。 それが、お母さんから言われてた、大きな条件だったから。 がんばったんだよ。もう少し、なんだよ。あと、2ヶ月。 でもね、先生に、言われちゃったんだ。 もう、これで、一生薬を飲まなくていい…ってことにはなりません。 うん。それ、言われるだろうな、って、思ってたー。 頭が痛かったら、痛み止めを飲む、それと、同じレベルのこと。 どうしても我慢できないくらい、具合悪かったら、安定剤を、飲む。 それって、別に、ヘンなことじゃない、って思うもん。 おっきな壁、やっとひとつだけ、クリアできそうだよ。 5月くらいには、東京に行く。 東京のお父さんの家と、宇都宮の冬寿の家と、両方。 半分ずつくらい、だんだん、慣れるようにしていく。 大丈夫だ、って思ったら、あいさつをしにいく。 それで大丈夫だったら、逆に、あいさつに来てもらう。 全てがうまく行けば、晴れて、いっしょに、いられるようになる。 がんばらなくちゃ。もうちょっと。 もっと、もっと、成長して、大丈夫にならなきゃ。 やりたいことのためなんだもん、がんばるよ。やれるよ。 ちょっとは、大人に、なってる? でも、今の目標は、前以上。前よりもっと、大人になること。 うん。やろう。やれること、全部。気張りすぎないように。 |
2004年03月27日(土) | 今日も、進歩。 |
ちょっとずつ、頭、はっきりしてきた。 だからもうちょっとで、大丈夫。 覚えてないわけじゃなくて、よかった。 いろんな、覚えてたことは、忘れたくない。 嫌なことだったら、忘れちゃえばいいのかもしれない。 でも、それもちょっと悲しいかな?って思う。 嫌なことも嬉しかったことも、自分に起こったこと。 自分が生きてた証拠だとしたら、忘れたくないな。 記憶がなくなるのが、きっと、一番悲しい。 |
2004年03月26日(金) | もうすぐ、病院。 |
空が、ちょっと、明るいです。まだ、明け方なんだけど。 あとしばらくしたら、病院です。今のところは、これで終わり。 四月から、新しいところにいきます。ちょっとこわい。 病気がなおったら、いっしょにくらそうね、って。 いつでも遊んであげられるよ、って。なにしたい?って。 あたし、おとといよりは、少しは大人になった。 遊ぶのも、ぬいぐるみをだっこするんじゃなくなった。 だから、いっしょにくらしても、子供みたいには遊ばない。 ごはん作って、たくさん話すんだ。好きな人と、いっぱい。 もうちょこっと、待っててね! |
2004年03月25日(木) | なりたい。 |
早く、大人に、なりたい。むりは、しないから。 もう、きつい思い、しないようにするから。 きのうより今日が、ちょっとは、大人になった? |
2004年03月24日(水) | きのう、みた、ゆめ。 |
ゆめのなかで、しんかんせんにのりました。 いっぱい、いっぱい、とおくにいきました。 だけど、どこにいったらいいのか、わかりませんでした。 かみのながいおねえさんが、とうきょうでのりかえて、うつのみや。 っていいました。 うつのみやには、ともだちがいます。 いっしょに、あそんでくれるって、やくそくです。 でも、のりかえがわからなくて、なきました。 そしたら、めがさめました。 ともだちと、あそびたかったです。 ごがつになったら、あそびにきてくれます。 それまで、ひとりであそびます。 あたしはさみしくないです。 |
2004年03月23日(火) | 管理人代理より。 |
日記を読んで頂いている皆様、初めまして。 管理人『Kyo Sasaki』の代理を名乗らせて頂いております。 Rica Ichinoseと申します。 この様な事を書き記しておく事が、本当に必要な事なのかはわかりません。 ただ、予め誤解を招かない為の『予防策』として記入させて頂きます。 現在、Kyo Sasaki自身が大変に不安定な状態にあります。 その為、これまで通りの日記を書く事は不可能です。 混乱を招かぬ為に、一時的に日記を休止させようかとも考えました。 ただ、日記という物は、第三者に閲覧して頂くだけの物ではなく、 本人が感じたことを、後程回顧する為のツールでもあると思っています。 なので、一応、このままの形式で続行させて行く事にしました。 代理という立場で、この様な事を決めるのはおこがましい事かも知れません。 しかし、現在の彼女の状況を考えての決定になりました。 確かに現在の彼女は不安定です。 その様な状態の彼女に、何が書けるのか、甚だ不安ではあります。 ですが、この状態を脱した後の彼女に、自分が何を考えていたのか知って欲しくて。 毎日の更新、という訳には行かないと思います。 率直に言えば、幼児退行を起こしている状態と何ら変わりありません。 言語、表現等に首を傾げる部分も出て来る事だろうと思います。 何卒、ご容赦下さい。宜しくお願い致します。 尚、私と彼女は同じパソコンを共有しております。 (Cookieが残っているので、こうして書き込みも出来るのですが。 よくよく考えると無用心極まりないですね) が、彼女の元に届いたメールを検閲するような事は一切致しません。 その点はご了承下さい。 (彼女が安定するまで、届いたメールは別のフォルダに保管しておこうと思います。 その作業だけはさせて頂く予定です。申し訳ございません) 管理人代理 Rica Ichinose |
2004年03月22日(月) | あなたになる。 |
わたしがあなたを こんなにほしがっているのは なりたかったわたしが あなたそのものだったから だけどそんなにかんたんに あなたがてにはいるはずもなくて ひゃくぱーせんとてにはいる そんなことはおこるはずもなくて いつもいっしょにいたい いちばんちかくにいたい だったらどうしたらいいのかって かんがえてかんがえてかんがえて そうだ わたしがあなたに なってしまえばいいんだ わたしがあなたに なってしまったら ずっといっしょにいられる いちばんちかくにいられる いつでもふれられる もうさみしくなんてない そうだ わたしがあなたに なってしまえばいいんだ いいんだ。 うん。私には出来るかもしれない。冬寿の幻影を自分の中に作り出すこと。 だけど言われた。冬寿本人に言われた。 『偽者で良いんだ?俺本人が欲しいわけじゃないんだ? …たとえ死体であっても良いんだ?』 違う違う違うちがうちがうちがうチガウチガウチガウ違う! そうじゃない。私が欲しいのは、冬寿、あなたでしかなくて。 でも届かないから。会えないから。遠いから。触れられないから。 レプリカが欲しいんじゃない。紛い物が欲しいんじゃない。 幻影が欲しいんじゃない。生きて呼吸するあなたが欲しい。 名前を呼んで、笑って、頭を撫でて、肩を抱いて欲しい。 自分の中にあなたを作り出しても、たとえ本当にそれが出来たとしても 私自身があなたになれたとしても、それはあなたじゃないから。 わかってる、そんなことわかってるの、わかってるって。 私が冬寿になれたって、私は私を癒せない。 私に向かって名前を呼びかけて笑って見せることは出来ない。 ううん、呼びかけて笑うことは出来ても、私はそれを見ることが出来ない。 自分で自分を抱きしめてあげられない。キスしてあげられない。 何も、体があるからあなたが好き、なわけじゃない。違う。 でも、欲しいのはあなたなんだもん。また会いたい。手を繋ぎたい。 だけど寂しい。次はいつ会える?本当に再来月会える? あまりにも寂しくて、あまりにも不安定で、未来もわからなくて 私があなたになっちゃいそうだよ…。 嫌だ…。 わたしがあなたになってしまったら ダレガアナタヲ? |
2004年03月21日(日) | 理解不能。 |
私が望むものと 君が望むものは 同じなのかな? 望む強さの度合いに 食い違いがあるだけ それだけなのかな? 感情と行動の私 理性と熟慮の君 あまりにも極端 だから上手く行く? それとも食い違う? 私にとって君は未来? 君にとって私は負担? わからないよ。 もう逃げない、絶対逃げない。あんな言葉は口に出さない。 次に私があの言葉を口にするのは、きっと、本当にそうなる時だけだ。 一緒にいたい、ずっといたい、何でも出来る。 その覚悟があるなら、『逃げ』をなくす事だって出来るはず。 安易に逃げたりなんて、もうしない。したくない。 『もう逃げない、って言ったら、何かご褒美くれる?』 冗談で尋ねてみた、その答え。 『いくらでも頭撫でてやる。キスしてやる』『…ずっと一緒に暮らしてやる』 一番欲しかったご褒美を、最後に持ってくる、そのやり方は 意識なんてしていないとしても、効果的。 そんなあなたに、惹かれて、惹かれて、どうしようもなく好きで。 『話だけ聞いてると、どこがいいのかさっぱりわからない』 弟にそう言われたけれど、そんなものじゃないか、って思う。 ふとしたときに感じる優しさとか。笑った顔のあどけなさとか。 狡さも、汚さも、弱さも、全部全部紐で括って纏めて。 君が好き。 相手に本気を求めるのなら、私も本気を出さなくては。 驚いて目を丸くして、『本当に、姜なの?』そう言われるくらい、本気を。 すぐに同じ過ちを繰り返したりしない。すぐにまた逃げに走ったりしない。 簡単に全てを無に返そうとなんかしない。 生きて生きて、生き続けて、死ぬまで突っ走ってやる。 私の本気を見ていて。一番近くで。17時45分までの私とは違う私を。 見せつけてやるから。そして奮い立たせてやるから。 負けていられない、って、絶対に思わせてやるから。 たとえ目に見えなくても。簡単には気付かなくても。いつか。必ずいつか。 |
2004年03月20日(土) | どこが好き? |
あなたより優しい人 あなたより強い人 あなたより支えてくれる人 あなたより格好良い人 あなたより行動する人 そんな人はいくらでもいる ひょっとしたら あなたより愛してくれる人 そういう人だっているかもしれない だけど好きなのは事実で 優しいから強いから支えてくれるから 格好良いから行動するから愛してくれるから そんな単純な理由で好きになったんじゃない そんな単純な理由で好きでいるんじゃない 言葉では決して説明できない 理屈では決して片付けられない そんな複雑な想いだからこそ こんなにも大事にしたいと思う どこが好き?だなんて尋ねられても 一生答えなんか出ないから たったひとつ言えるのはきっと 冬寿が冬寿だから 私が私だから だから好きなんだよ っていうことかな。 好きなところを挙げろ、と言われれば、それは挙げられる。 優しい。話を聞いてくれる。好きな顔立ち。放っておけない。 でも『一番そうだから、だから好きなの?』と尋ねられたら きっと答えは、Noにしかならないと思う。 そう、『上』はいくらでもいる。 『もっといい男』はいくらでもいる。 そんなの知ってる。言われなくてもわかってる。 身に染みてわかっている。比較対象だっている。 だけどね、そんな簡単なことじゃないんだよ。 少なくとも私にとっては、そんな簡単なことじゃないんだよ。 既存の理屈とか感情とか今まで持っていた思考とか そんなものでは説明がつかないんだよ。 遺伝子レベルで惹かれあうとか そういう考えもあるのかもしれないけど そんな無理やりな科学的なこじつけでなくても 惹かれて惹かれてどうしようもないの。 どうしてくれるの?責任取ってよ、なんて冗談を言いたくなるほど。 林檎もYosshyもその前の人たちもみんなみんな 好きだった、どうしようもなく好きだった これ以上の人なんていないと思えた 冬寿もそれと同じなのかもしれない、けど でもいいんだ。現在が全て。今の想いを大切にしたいから。 そして、あなたは違うっていう、夢を見ていたいから。 |
2004年03月19日(金) | ちょっと。 |
今出来ることを ゆっくり 少しずつ 君の口癖のように ゆっくり 少しずつ。 出来ることなんて、ほんの少ししか、ない。 でもそのほんの少しの積み重ねが、きっと、重要。 何が出来るのか?何をすればいいのか? 考えて、悩んで、試行錯誤して。 進もう、少し前へ。 進もう、昨日より1cm前へ。 そうやっていればいつかはきっと 1400kmの距離も埋まる、はず、だから。 |
2004年03月18日(木) | 前進? |
お互いに 進んだ? 詳細は略。だけど、何とか少しだけ前に歩き出した、みたい。 実現するかどうかわからない、夢、だけど。 バカみたいに、始まってもいないことを、想像してみる。 少し切なくて、でも、暖かくて。 頑張ろう。お互いを理解できるように。 頑張ろう。周囲を理解させられるように。 |
2004年03月17日(水) | 駆け引き。 |
駆け引きを続けることに 疲れてしまった 手練手管を駆使する 計算高い私 どうすれば本気になるか 何を言えば通じるのか どうしたら思い通りになるか そんな駆け引きを あなたに対して仕掛けることに 私はもう疲れた 計算なんてかけらもない たったひとつの本音は あなたが笑って過ごせるのなら 他には何もいらない 自分も。 私が、常に行動の先を読んでいること 私が、自分の思い通りにさせたくて突き放していること そういうことに、冬寿は気がついていなかった、のか。 『俺たち、もっと駆け引きをしたほうがいいと思う』なんて…。 だけど私たち、今までだってきっとそうやってきた気がする。 私は常に意識して、やってきた。 あなたはいつも、無意識の内にそうしてきた。 どうやったら相手をこちらに向かせられるか?本気にさせられるか? 思い通りの結果を得ることができるか? でもそんな計算は、もう、いいよ。もういらない。 もう何も考えたくない。先のことなんて読みたくない。 だから ごめん。 |
2004年03月16日(火) | 絆。 |
夜が明け切る前 嫌な夢を見た、と 電話口で泣きそうな声 大丈夫だよ 私はここにいるから どこにも行かない 誰の所にも行かない 変な夢を見てごめんね、なんて お願いだから謝らないで 私の方こそごめんなさい そんな泣きそうなときに 隣にいてあげられなくて 抱き締めてあげられなくて キスしてあげられなくて 怖い夢を見たら いつでも電話しておいで 起きているから 待っているから だから安心しておやすみ そんな夢を見られたくらいで 嫌いになんてならないよ そんな浅いものじゃないでしょう? 夢見が悪くて、寝起きが不安で…っていうのはすごくわかる。 私も一時期、嫌な夢ばかり見続けて、眠るのが真剣に怖かった。 でも、夢を見てしまう、その内容には、何の責任もない。 ひょっとしたら、心のどこかに抱えている不安や、疑念や そういったものが意識上に出てくるのかもしれないけど。 だけど、責任なんか感じなくていい、自己嫌悪なんてしなくていい。 『こんな夢を見ちゃってごめんね』と どうしようもないことを謝られるくらいなら 『こんな夢見て、不安で、泣いてしまうくらい好きなんだよ』 そう言ってくれたほうが、ずっとずっと嬉しい。 |
2004年03月15日(月) | ホワイトデー。 |
東京からのお土産を Yosshyが取りに来た いつもの場所に黒い車 最近買い換えたばかりの黒い車 縁起の悪いナンバーで ふたりで大笑いしたっけ いつもは助手席に乗り込むけれど 今夜は運転席に回った コンコンと窓を叩いて 道路に座り込む 『はい。お土産』 そう言ってチョコレートを手渡す すると彼は後部座席のほうから 青い包みを取り出した 『ホワイトデーのプレゼント』 え、私、今年はあげてないよ? 戸惑う私に彼は言う 『いつも世話になってるから。安物だけど』 お世話してもらっているのは私 今は私 過去は違っていても 付き合っているときは あげても返ってこなかったけれど こうやって自発的に何かしてくれる それはきっと今の彼女の教育がいいから? だとしたら 私はなんだったのだろう そうも思うけれど でもありがとう 美味しく頂きます 冬寿からのホワイトデーは まだ何もないけれど。 で、その、いい話(?)のオチ。 中身は、エスプレッソマシュマロ、というものでしたが。 おい、Yosshy…見るも無残に溶けてますよ。ありえない。 冷蔵庫で冷やしてから食べなくちゃ…。 感情の温度で溶けているならまだしも、どうして冬の車の中で。 彼も着実に変わっているんだな(天然なところは抜けないけれど)。 『飯でも食いに行くか?』そう誘われたけれど。 『ごめん、彼氏がメッセ繋いで待ってるから』と断った。 少し拗ねたような、無理したような顔を作られたから 『今度ゆっくり飲みに行こう。愚痴、聞いてね』 そう言って、次の約束をした。 聞いてね、話、いろいろ。いっぱい。 君にこうやって愚痴を言えるのも、今のうち、だけかもしれないんだから。 理由は、冬寿だけが知ってる、はず。知っているよね? |
2004年03月14日(日) | q.e.d。 |
答えを導き出すまでの過程 それが一番大事なんだから どうやって答えを出そうとしたのか きちんと式を書きなさい どんなに面倒臭くても そう言われたことがある 高校時代の数学の先生に 過程をしっかり書き留めておけば 答えが間違いであったときでも どこで間違ったのか何が悪かったのか 後から見直すことができるでしょう? 次に生かすことができるでしょう? そんなことを言われた高校時代を ふと思い出してしまった それは数学に限ったことではなくて 努力しようと頑張っている でもその過程を全然見せてくれなければ 本当にこの人は努力しているのか 本当に何か変わろうとしているのか それが全然見えなくて不安で だからもっともっと 努力していることをアピールして 過剰なものにならない程度であれば 見せることも大事だと思うから 特に私のような短気な人間を 相手にしなければならないときは 現在が見えてなければ 怖いんだよ 辿っている道が見えなければ 不安なんだよ 迷って間違って進んで努力して いつか答えを導き出せるように。 今まで、ずっと、『少し離れよう』と口にするのは私だった。 そうしなければ、いつも冬寿は本気にはならなかった。 突きつけて追い詰めることでしか、本気になってくれなかった、気がする。 それは私の思い込みに過ぎないのかもしれない、けれど。 今回、初めて、彼のほうから『少し考えたい』と言われた。 それがどういった類のものであるのかはわからない。 別れを前提にして、いろいろなことを考えているのかもしれないし 改善に向けて、何か思うところがあるのかもしれない。 とりあえず、彼の気持ちの整理がつくまで、しばらく待つつもりではいる。 今回も、私が最初に突き放した。怖いくらいしつこく突き放した。 本気で離れていよう、という気持ちが半分と 必死に引き止めて欲しい、という気持ちが半分。 本音と、打算が、半々ずつ入り混じった、複雑な感情。 今回も、言われることで、必死に引きとめようとする…のだと思った。 でも、違った。今まで幾度となく繰り返してきて、今回だけは、違った。 『少し落ち着いて、気持ちを整理したい。そして答えを出したい』 今の私にできることは、彼なりの答えが出るのを待つことだけ。 話せる時間がこんなにあるのに、お互いの気持ちの問題で話せない。 それが、これほど辛いことだなんて思わなかった。 未来が見えなくて不安なのは、きっと、私だけじゃなかったんだ。 久々にやってしまった。かなり久しぶりのスニッフ。 抗不安薬を砕いて、粉状にして、鼻から吸ってしまった。 これっぽっちの量、普通に飲んでも効かないから。 鼻の粘膜がぴりぴりして、痛い。 冬寿からメールが来ていた。 『どれだけ考えても、やっぱり一緒にいたい』 電話で話した。スニッフしたことも話した。言われた。 『姜がそんなだから、一緒にいたいって思うんだ』 そう受け取られている、ということは、私は意識していないとしても 無言のうちに彼を脅迫していることになるんだ。この行為で。 私がもっとしっかりすれば、彼は解放される? 治療終了まで、後半年もない。 |
2004年03月13日(土) | 無理。 |
昨夜はある人に救われた なくなりそうだった意識を きちんと繋いでくれた人 その人のことは すごく頼りにしている 『お兄ちゃん』みたいなもので 彼が年上でさえなければ きっと好きになっていた そういう感じの人 私が発作で苦しんでいたとき 冬寿は何をしていたか、というと 眠ってしまっていた 苦しい、助けて、意識繋いで そう訴えかけているのに うわ言のようにわからない言葉を繰り返すばかり 彼の意識のほうがほとんどなかった どうやって起きていようとしても眠ってしまう それも一種の睡眠障害に近いんだよ だから理解してあげようよ 『お兄ちゃん』がそう言った わかってる 頭ではわかってる だけど そんな彼には絶対に 『命』を『預ける』ことはできない そう思ってしまった 一体どうすればいいのかと言われれば 私が体を立て直すこと それに尽きるのだろうけれど 私が悪いから仕方ないのだけれど でも。 助けて欲しかった、話し続けて欲しかった、意識を引き止めて欲しかった。 でないと、私、きっと、本当に危なかったから。 『あなたがそんなだと、私は命を預けられないよ』 そういうと、寝ぼけていたせいもあるだろうけど、こう言い返された。 『ふざけるな、勝手なことばかり言ってるんじゃねえ。好き勝手言いやがって』 本心じゃないから仕方ない、眠いのだから仕方ない、そう思った。 だけど『預けられない、このままじゃ』そう思ったのも私の本心。 彼のそばに行きたい、一緒に暮らしたい、いつかは…そうは思うけれど。 恋愛のパートナーに、病気のサポーターは任せるべきではないの? Yosshyも林檎も、最低限のことは学んでくれた。応急処置、薬。 だけど、冬寿は、受け入れてはくれても、何も学んではくれない。 求めることは、間違っているのだろうか。 |
2004年03月12日(金) | コトバ。 |
あなたの帰りがどんなに遅くとも 『おやすみなさい、愛してるよ』 言わなければ絶対に眠れない 言われなければきっと眠れない まるで薬の代わりみたいな 魔法のコトバ。 今まで、そんな、『愛してるよ』なんて言えなかった。 4年間付き合ったYosshyに対してさえ、片手でも余るほど。 無条件で相手を守りたくなるようなこんな気持ちは 冬寿のことが特別に好きだから、というだけではなく、きっと 私が歳を取ったり、精神的に大人になったりしたせいかな、とも思う。 照れくさくて言えなかったこの言葉を 今では1日2回は必ず口に出している。 仕事に行く前。眠る前。 付き合い始めの馬鹿なカップルみたいだけれど、それでも。 口に出して伝えたい言葉だってある。 出せば出すほど安っぽくなっていく言葉だってたくさんある中で この言葉が、1年以上経っても擦り切れない、というのは う〜ん、まじめに好きだから、かな?わからないけど。 何百回言われた今でも、言われれば嬉しくなるし 相手にも、そうであって欲しい。 (一応聞くけど。飽きてない?って) 1日2回×単純計算で365回…って、えっ? 最初の頃、ずっとずっと恥ずかしくて言えなかったり 会っているときや嬉しいときにたくさん口に出したり そういうのを平均すると、やっぱりそのくらいで …730回も言っていることになるのかな?やっぱり多すぎるかも。 でも、一生擦り切れないように、この気持ちは大事にしたい。 |
2004年03月11日(木) | 決心。(追加あり) |
薬でかなり危険な状態なのだけど 一番もやもやを抱えていた相手に 今、メールを書いて送信した きっと脈絡のない文章だと思う どうやったら伝わるのか ただでさえわからないし どうしてこんな状態で…とも思ったけれど 今言わなければ一生言えない 今伝えなければ一生癒えない そんな気がしてメールを出した 彼女がメールを見るのはいつになるのか 目にした後でどんなことを思うのか それは全然予想がつかないことだけど でもこれが今の私にできる全てで どんな形であれ どういう風に受け取られるのであれ 目にしてくれればいい、と思う 回らぬ頭を振り絞って選んだ 精一杯素直な言葉 どんな風に受け取られるのだろう 怖いけれど とてもとても怖いけれど 悪循環から抜け出すための 今出来る最大の決心。 で、今メールボックスを開いてみると、返信がきていました。 は、早いです…。心の準備が!と思いつつ開いてしまう私。 う〜ん、正直、ほっとした、というか、なんというか。 やっぱりいい子だよなぁ…って。実感しました。 ここで思い切り嫌な面が見えてしまえば、嫌いになれるのだろうけれど 結局できない。それは少し悔しいことでは、あります。だけど。 でも、悔しい以上に、ほっとしました。良かった、いい子で…って。 ぐちゃぐちゃの精神状態で、勢いで送信してしまったメールだったけれど。 出してよかったかな?そう思っています。 っと、まだ個人あてに更に返信を書く気力がない(発熱ダウン中)ので…。 ここで(見てるのか?見ていないのか?)。 じっくり話をするのは少し先になっちゃいそうだけど…。 アク禁なんかしませんよぅ。たまに見てやってください。 今度話をするときは、もっともっと本音が言えたらいいな、と思います。 たぶん、今までよりは、言える…はず。 プライベートな部分のことも頑張ってください。 |
2004年03月10日(水) | 苦労。 |
幸せにするから なんて言われるよりも 一緒に苦労しよう そう言われるほうが ずっとずっと嬉しい 私にとっての恋人の定義は この人のためなら苦労できる そういう人なのだから 幸せに『してもらおう』 なんて思っていない 一緒に苦労して苦労して 最終的にふたり一緒に 幸せに『なる』 それが目標。 自分から望んで苦労する道を選ぶよね、とはよく言われる言葉。 うん、そう、だって、苦労すればするほど、喜びが大きいから。 何も自虐的になって苦労を求める方向を選ぶんじゃない。 もがいて足掻いて苦しんだ後の幸せをたっぷり味わいたいから。 私はきっと、欲張りなんだと思う。 冬寿は『自分のために辛い思いをさせるのは申し訳ない』と口にする。 そうじゃなくて、あなたのためだけに辛い思いをしているんじゃない。 辛いだけじゃ終わってなんかいない。きちんと幸せにもなってる。 幸せにできる自信がないから自分は身を引く、なんて諦められるより 一緒に苦労してくれ、そう言われたほうが何倍も何倍も嬉しい。 ということを、伝えてきたつもりだけど、伝わっていなかったのかな。 だけど辛かったよ。どんな関係を望んでいるの?と尋ねたときに 『限りなく恋人に近い友達』って言われたときは。 それが『苦労させるのが申し訳ないから』と言う心からきたものだとしても とてもとても辛かった。 |
2004年03月09日(火) | 不揃いな前髪。 |
思うところがあって 剃刀で前髪をばっさり削いだ 顎まであった前髪を 鼻の真ん中くらいまで webカメラでリアルタイムにそれを見た彼は やめろ!姜! 繰り返しメッセージを送ってきた 切れない刃が前髪に引っかかって ぶちぶちと嫌な音を立てたけれど 思い切りひっぱって切り落とした 髪だって体の一部だと思えばこれは 立派な自傷行為なのだろう 手首の代わりに前髪を ただそれだけに過ぎない 半ば当て付けるためだけに 半年の成果を削ぎ落とした だけど少し軽くなった 心の何処かが。 切り落とした前髪を、からっぽになった薬の箱に詰めた。 このままとっておいたら遺品になるのかな?なんて馬鹿なことを思いつつ。 私は死にたいわけじゃない、消えたいわけじゃない。今は違う。 もっともっと生きて、もっともっと楽しく、もっともっと幸せに。 誰よりも誰よりも幸せに。なるんだ。するんだ。 髪の毛なんて、また、すぐに伸びる。元に戻る。 あなたの心についた傷は 二度と元には戻らない。 |
2004年03月08日(月) | 癖。 |
あなたの癖 立場が悪くなりそうになると 必ず寝て逃げる 寝る前に電話するから 寝る前に話すから 当然なんだけれど 私がどんなに怒っても あなたは怒りをそらすかのように すぐに寝息を立て始める 答えてくれないあなたに向かって 延々と文句を言うのだけれど 少し切ない口調で 耳に入らないのはわかっている それでも 旅行中もそうだったし 今日もそうだったし その癖は治らないねきっと 怒りをまともに受けてくれなければ きっと何度も何度も同じことを繰り返す のに。 先に寝ちゃったりしないで。置いていかないで。 旅行中、一緒にいられる時間は大事にする 眠ったりしない、姜が眠るまでちゃんと起きてる。 そう、言ってくれていたのに。結局はそう。 だけどもう、ほとんど諦めていることではある。 眠くなるのは人間の摂理なのだし、止められないから。 ひとりの時間もきっと大切なんだ 怒りを冷ますためには必要なんだ そう思い込むことで、きっと私も逃げているから。 |
2004年03月07日(日) | 涙の数。 |
今日で冬寿とは離れてしまう 次に会えるのは2ヵ月後の予定 ホワイトデーのプレゼントに 財布を買ってくれる、と彼は言う いろいろ見て回ったけれど 気に入ったものが少し値が張ったりして 結局いらないよ、気持ちだけでいい そう言い張った 早めに空港について 屋上から飛行場を眺めていた 寒くて誰もこない中で 一番端でひっそりとキスをした 額をくっつけあってぼろぼろ泣いた お互いに涙をこれでもかと流した 彼をモノレールの駅まで送っていき 手を振って別れた 振り向くのが嫌だったから早足で歩いた 一瞬だけ後ろを振り向くと 改札の向こうでこっちを見ている彼がいた 搭乗口に向かう長い通路で 下を向いてまたぼろぼろ泣いた 数年分泣いたんじゃないか そう思えるくらいにぼろぼろ泣いた 目が真っ赤に腫れ上がってしまったから 売店に寄ることもできなかった 飛行機の中でも目を閉じて泣き続けて だけど福岡の街の灯りが見えてきたとき すっと現実に引き戻された これは夢だったの 10日間の夢だったの 今からが現実 会えないのが現実なの 現実に帰るだけなんだから 今までに帰るだけなんだから 泣かなくていい また会える きっと会える 家に着いてからは普通だった 普通に家族と話し 彼氏の帰宅を知って少し電話し おやすみなさいと言って電話を切る きった瞬間また少し泣いた 今日は涙の数が多すぎる。 だけどありがとう。10日間をありがとう。 すごく楽しかった、すごく幸せだった。 寂しかった、辛かった、妬けた、そんなこともあった。 だけど、会いにきてくれた。二度も会いにきてくれた。 5日間も一緒にいてくれた。遠いところからきてくれた。 こんなに長く一緒にいられる時間は、きっと、しばらく、ない。 でも次に長い期間一緒にいられるときは あなたの家で、あなただけのために食事を作ります。 夜は、今度はまったりと手を繋いで眠りましょう。 そんな日が早く来るように、二人で頑張りましょう。 |
2004年03月06日(土) | 再び、がくぜん。 |
今日はチャットのオフ会で いろんな人に会って いろんな人と話をして すごくすごく楽しかった お酒はほとんど飲まなかったし 食べるものもあまり食べていないけれど それでも話ができるだけで楽しかったんだ 初対面の人と仲良くなったり 予想に反した人がいたりして 笑って笑って笑って だけど二次会では 冬寿と一言も口を聞いていない 隣の席に座っていたのに こっちを向いてもくれなかった 帰り際に写真を撮っていたら 冬寿は別の女の子と肩を組んでいて 写真は残るもの ずっと残るもの そうわかっていながらも そんなことをする彼のことが わからなくなった その女の子は 二次会の間中ずっとずっと 彼と喋っていた女の子だった なんだか無性に腹が立って 帰りの電車では一言も口を聞かず 酔ってふらつく彼を黙って支えていた ホテルに戻ってから唇を求められた それを冷淡に突き放した 結局長い長い話し合いをして 落ち着くところに落ち着いて 抱き合って朝を迎えてはみたけれど 心の中のモヤモヤは晴れない。 その女の子は、冬寿と特に仲の良かった子で。 それを思うと、嫉妬するどころの話ではなかったんです。 呼んでも呼んでも気付かず無視される状態に嫌気がさして、席を移動。 『冬寿キライ。呼んでも無視するんだもの』 そう言って、仲のいい男の子にずっと訴えかけていた。 だけど、そうやって私が席を移動したことにも彼は気付かなかった。 あてつけにも何にもならなかった。 そしてその夜、彼が寝てしまったあと、背中にすがりついて泣いていた。 もう振り払ったりしないから、そう言っていた彼だけど 背中で泣かれるのが嫌だったのか、無意識煮だったのか、 振り向いて突き飛ばされた。 そしてまた背中を向けて寝てしまった。 二夜連続。これは痛かった。 結局…目が覚めたときに軽くその話をしたら、また謝罪されたけれど。 寂しかったの、明日、離れてしまうと思ったら、寂しかったの。 話なんて聞かなくていいから、抱きしめて欲しかったの。 寝てていいから、せめて、隣にいさせて欲しかったの。 |
2004年03月05日(金) | がくぜん。 |
友人宅でお泊り 冬寿と2人で料理をする 並んでキッチンに立って 一緒に野菜を面取りしたり 少し味見をしてもらったり すごく幸せだった まるで新婚家庭みたいな その夜のこと 寝る場所は私と彼がキッチンで 一組の布団で二人眠った 夜中の3時くらいになり 急に発作に襲われた 苦しくて体が動かない 苦しくて声が出せない 助けが呼べない薬が飲めない 10cmと離れていない冬寿を起こす 顔をびたんびたんと弱々しく殴って 必死に起こそうとするけれど 助けを求めたその手を 寝ぼけた彼は 振り払った 30分も経った頃 やっとのことで異変に気付き 気遣って薬を飲ませてくれた その頃にはほとんど落ち着いていて 気分は悪くはなかったのだけど 振り払われた その事実が痛かった ずきずきと痛む左胸よりも 心のどこかが痛かった。 仕方ないと思うんです。眠かったのだから。 慣れない料理で疲れていたのだろうし。 だけど、必死になって伸ばしたその手を、邪魔そうに振り払われたとき 本当に愕然としてしまいました。 タスケテクレナイノ?ドウシテ?フリハラッタリスルノ? 後でものすごく謝られはしたけれど。 だけどそれが人間の本心のような気がして…。 |
2004年03月04日(木) | 秋葉原≠日暮里。 |
上野駅で待ち合わせて 山手線で目的地へ 乗り換えの駅に着いたけど 乗り換え路線が見当たらない さんざん探し回った挙句 駅員さんに聞いてみた 山手線で秋葉原に向かって 中央線に乗り換えてください えっ?と2人で顔を見合わせる 秋葉原って今いるところじゃないの? 上を見上げて駅名を見ると 『日暮里』の3文字が ややあって2人で爆笑 鶯谷のラブホの話をしてたのに 鶯谷、通り越してたんだ! 逆方向に来ちゃったんだ! 10分遅れで目的地に到着 2駅の遅れを数分で取り戻せるなんて あまり考えられないことで 人生だってそうだと思う たった少しの遅れでも わずかな時間じゃ取り戻せない そんなことのほうが多いね きっと。 アホですね、2人して。どちらか気づけよ、っていう感じでした。 よほど舞い上がっていたんでしょう。大失敗でした。 何だかんだで、でも、またちゃんと会うことはできました。 今夜はお茶の水のホテルを予約、禁煙室です。 きっと今夜も彼はさっさと寝てしまうのだろうから 夜中、ひとりでタバコを吸っていたかったのに、それもできず。 また、寝顔でも見つめながら夜を明かすことになりそうです。 |
2004年03月03日(水) | あと少し、もう少し。 |
この前会ったばかりなのに もうまた会えるなんて 普段では考えられないこと 電話よりもメールよりも 動画配信のメッセよりも 動くあなたをこの目で見たい 話すあなたをこの目で見たい 今日の一日を我慢できれば 明日の夜から3日間は一緒 あと少し、もう少し。 数ヶ月に一度、半年に一度…そういう頻度でしか会えないのに。 たった何日かを我慢すれば、また一緒にいられるなんて。嬉しい。 だけど、その数日間が寂しくてたまらないのはどうしてだろう。 会えない距離にいる、とわかっていれば、諦めだってつくというのに たった100kmしか離れていないと思ってしまうと…。 新幹線でも1時間だもんね。早いよね。 よほど行こうかと思ったけれど、予定もあるし、終電もないからやめておくよ。 |
2004年03月02日(火) | 0時丁度のCALL。 |
あなたにとって 24回目の誕生日は 今日以外にはありえない 大事な大事な日 18からのあなたを知っていた 22からのあなたは私の恋人で 24になったあなたのことを いつもよりずっと近くで想う 25のあなたも 35のあなたも 等しく近くで感じて 等しく愛することができるように これからも一緒に。 Happy Birthday,Tohju 明後日はふたりでケーキを食べましょう。 二度と来ない24回目の誕生日を、2日遅れで祝いましょう。 こうして近くにきたことが、私からあなたへのプレゼント。 もちろん形に残るものもちゃんとあげるよ。 |
2004年03月01日(月) | Your Song。 |
あなたの歌がすごく好き ありえないくらい大きな口で ありえないくらい大きな声で 細い肩にもたれかかって 左隣で歌を聞くのは 滅多に味わえない至福の喜び。 29日の昼間、冬寿と一緒にカラオケに行った。 半年ぶりに耳にする彼の『生歌』は、相変わらず上手い。 私はなぜか緊張して、いつも通りに歌えなかった。 数日間我慢をすれば、4日の夜にはまた会える。 いつもよりずっとずっと近い、2人の距離。 近いが故に辛くもあるけれど…。 |
一緒にいられると思ったのは たぶん、間違いじゃない。 |
written by:Kyo Sasaki ☆メール☆ |
かこ : りすと : みらい |
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