anxious for Heaven

鳥かごなんて、最初からなかった。

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2004年02月29日(日) 寝顔。
寝顔をじっと見つめるのは
まだたったの2回目

静かな静かなホテルの部屋に
微かな寝息がこだまする

ダブルベッドの真ん中に
少し小さく丸まって
何の悩みもないように

ソファーでお酒を飲みながら
寝顔を伺い煙草を吸った

さあ、隣に戻らなくちゃ
あなたが次に目覚めたときに
寂しい思いをしないように。


ベッドが広いんです。さすが普通のダブルの部屋です。
私たちのような庶民のお子様は、すごく場違いです、このホテル。

六本木ヒルズに行きました。若者からお年寄りまで。
電飾が綺麗でした。

2004年02月28日(土) 待ち合わせ。
上野駅に11時
そういう予定でいたけれど

羽田に着いて見たメール
『もう上野に着いちゃったー』
『やばいよ、ドキドキしてきたよ』
『迎えに行こうか?』

だってまだ9時前なのに
どうしてこんな時間にこのメール?
半信半疑で電話した

『今、どこよ?』
『上野』
『…じゃあ、浜松町まで出てこれる?』
『頑張る』

モノレールに乗った後
年甲斐もなく緊張した

改札の向こうに彼を探した
どれだろう 誰だろう

ふと気がつくと
片手を挙げている人がいた

いた…

予定よりも1時間半も早い
彼にしては珍しいこと
あったらまず何をしようって
考えている暇もなかった

だけど嬉しかった。


でもびっくりしたんです、正味な話。
10:00の新幹線に乗る、って言っていたんですよ。
前日は夜勤だったし、少し寝る時間もいるから、と思って。
ただ、一応、福岡空港から電話をしたんです。
そうしたら、その直後に家を出てしまったようで…。
しかも奇跡的にうまく、路線が繋がったようで…。
『あったらすぐに抱きついてやる』という冗談交じりの約束は
やっぱり果たされることはありませんでした、さすがに、ネ。

2004年02月27日(金) まだ終わらない。&追記
あと12時間後には家を出る
あと17時間後には一緒にいる

朝5時に目が覚めたら
まずシャワーを浴びて
服を着替えてメイクして
荷物をもういちどチェックして

飛行機に乗ったら
CDを聴きながら目を閉じよう
時々紅茶を口にして
サンドイッチなんかつまんでみて

飛行機を降りたら
乗換え案内を片手に歩こう
だって電車がわからないし
ときどき携帯をいじりながら

待ち合わせ場所には30分前に
わざわざ新幹線のホームまで出向いて
今か今かとあなたを待とう
見つけたらそっと隠れていよう

そんなことを考えて考えて
今日の一日はまだ終わらない。


そんなこんなで、いよいよ明日です。6時に出発です。
待ち合わせは5時間後、11時。余裕で時間が余ります。
冬寿は夜勤明けだし、1時間半くらいは時間がかかっちゃうし。
おかしいね、ここから飛行機でそっちに行くのと
あなたが新幹線でそっちに行くのと、あまり時間がかわらないなんて。
距離はこんなに遠いのに、飛行機って便利。
落ちないことを祈ります。何気に高いところは嫌いだから。


追記:以前書いた英文メールを発見…。何気に載せてみる。
You are also sleeping today.
Isn't the cold caught
although it is sleeping with the power supply
of a personal computer attached?
I am very much worried.
Although I was not able to say "I loved" tonight,
I am looking forward to
what can be said so tomorrow.
My dearest, good night.

I am your sweetheart always.

2004年02月26日(木) ふわふわ。
頑張って料理をしまくって
一息ついてタバコを吸った

とんでもなく頭が痛くて
鎮痛剤を2錠飲んだ

お風呂に入って食事をとって
睡眠薬を1錠飲んだ

いつもの量
いつも通りの量

なのにどうしてなんだろう
すごく頭がふわふわするの
自分が自分でないような
捉えどころのない感覚

こうやってキーを打っていても
誰かとメッセで話していても

頭の中はふわふわするし
動悸は激しく脈打つし

わたしはだれでここはどこ
いまはいったいなんがつなんにち

私は姜でここは自室
今は2月の26日

2月の26日明後日は旅立ち。


離人感に悩まされているんだと思います。
薬の作用もかなりあるんだと思います。
旅立ち直前で、浮かれているのもあるんだと思います。
何を打っているのか自分で把握できません。
文章におかしいところがあったりしたらごめんなさい。
プレビューを見ても、頭に入らないんです。
明日は料理と最終準備で忙殺されます。

2004年02月25日(水) ヘアサロンにて。
一月半ぶりに行ったヘアサロン
印象が変わったねと連発される

もうそろそろカットしないの?
尋ねられては首を振る
『もう少し頑張ります、伸ばします』
担当の女性がふふふと笑う
そっか、彼は長い方が好きだったね
ちろっと舌を出してみる
『だからこれでも頑張ってるんですよ』

なんだかまつげが長くなった?
エステティシャンのお姉さんが言う
『だって美容液使ってますもん、わかります?』
彼女がまつげに触れて頷く
わかるわかる、全然感触が違う
少し嬉しくなって目を伏せる
『私にとっては高い投資でしたもん』

『半年振りのデートだから』
店長にそう告げると
誕生月だしデートならおまけしてあげる
そう言って無料で毛先をカットしてくれた
せっかくだからたくさん甘えてくるんだよ
店長とはもう13年の付き合い
『らしくないくらい甘えてきますよ』
げらげらと大声で笑われた

カラーリングとまつげのパーマが終わり
冷たい紅茶を頂きながら
小さな小さなためいきをつく
こんなに頑張って準備しちゃって
無駄になったらどうするんだろう、私

でも、まあ、いいか
自分のための出費なんだから

綺麗になるきっかけを与えてくれる彼と
綺麗にしてくれる美容師さんに感謝。


半分寝ぼけながらいろいろな遣り取りをした。
『姜ちゃんらしくない』『すっかり女の子になっちゃって』
散々な言われようだな…と憤懣やるかたないけれど、事実だし。
『服装どころか顔つきが変わっちゃってさ』『中学生の頃が嘘みたい』
そんな昔のことを持ち出さなくてもいいじゃないですか。
結構気にしてるんです、過去、あまりにも男の子だったこと。
でもやっぱり店長さんは長い付き合いで気心が知れているし
彼女以外の人にカットしてもらうなんてこと、考えられない。
京子ちゃん、おまけしてくれてありがとう。
次回はきちんとお金払ってカットしてもらいます。

2004年02月24日(火) おもい。
旅行の荷物を用意した
滞在中の服や靴
友達にあげるお土産に
いつも飲んでいる薬

一番上に詰めたのは
もちろんあなたへの想い

鞄は大きく膨らんで
上手に口が閉まらない
油断をすればうっかりと
中身がこぼれ出しそうで
必死になって押し込んだ
試しに両手で持ってみて
あまりの重さに愕然と

こんなに重くなったのはきっと
ただの荷物だけじゃなく
想いが詰まっているからで

10日分の着替えと一緒に
半年分の想いを持って

私はあなたに会いにいく。


冗談じゃなく、本当に荷物が重くなったのはきっと
…パソコンのせい、だと思った。
置いていこうかなぁ、と考えている。
持っていけば持っていったで、彼にAirH"を持参させて
一緒にいるときだけは接続できるけれど
2人でいるのはわずかの時間だし…。
持って行こうと思う理由は、ネット接続のためではなかったりもする。
デジカメの画像をさっさとパソコンに落とさないと
メモリーカードが足りなくなりそうだ、というそれだけの理由…。

やっぱりパソコンは置いていこう…残念だけど。
こんなものを持ってうろうろできない…。たぶん。

あと4日。

2004年02月23日(月) 実感。
あと5回
夜を越せば

あと5日
日常を過ごせば

だけど
実感が薄いの

本当に
会えるのかな?

みんなみんな
嘘じゃなくて?

28日が近づくほどに
実感は薄れていく

会いたい気持ちは
募るけれど…。


あと5日だというのに、何も準備ができていません。
だからかも、余計に実感が湧かないのは。
明日は病院に行って、明後日は美容院に行って
木曜と金曜で準備をして…。
きっと一番ドキドキするのは金曜日の夜と
土曜日の早朝の飛行機内だと思うけれど
それまではこのまま、のんびりしておこう。

もうすぐ会えるね。

2004年02月22日(日) 動いた!
『メッセ立ち上げて』
眠っていたところに入ってきたメール
珍しいなと思いながら電源を入れる
あなたが誘ってくるなんて
本当に本当に珍しいことで

驚いて目が丸くなった
あなたが誘ってくれた理由
一目でわかったから

Webcam、見えてるんだ

コマ送りではあるけれど
時間差はあるけれど
ちゃんと動きを見せるあなたが
画面の向こうにいるんだって

だって半年振りだもの
動くあなたを見るなんて
私の打った文章に
きちんと反応するあなたが見える
歯を見せて笑うあなたが見える

なんて幸せなんだろう

あと1週間で会えるから
そう思って我慢していたのに
フライングだよ
これじゃ

でも
嬉しい!


待望のビデオチャット。音声はできないけれど。
でもいいの、声は電話でだって聞けるから。
動いているあなたはどうやっても見れないから。
(動画付携帯じゃないもので…)
表情が柔らかくなったよね、とメッセージを打つと
照れて少し笑うあなたが見える。
それを見て余計に嬉しくなって
またメッセージを送る、また笑う。

だけど一番嬉しかったのは

口パクの

『愛してるよ』。

ああ、冬寿、反則です。これは反則です。
会いたい気持ちが加速しちゃうでしょう?
私もカメラ買おうかな…。
でもそうすると
タバコ吸いながらメッセができなくなっちゃうか?

2004年02月21日(土) 癒し系。
私の性格はどっちかと言うと
恐らく極端で『キツイ』

いい顔をしようとはするけれど
どっちかと言うと裏表がない

と自分では思うのだけれど

こんな極端な私に会って
『癒される』『和む』
そう言ってくれる人がいるのは

とてもとても嬉しいこと

そう言ってくれるあなたに会えて
私もとてもほっとしたんです
安心できて心を許せる
身構えなくてもいい年上の女性

憧れです
私もあなたのように
人を安らがせる女性になりたいって
帰りのバイクで思いました。


実際の私は『癒し系』と言うよりもむしろ
シモネタが好きなので『イヤラシ系』だとか
外見から言って『肥やし系』らしい(弟曰く…失礼な)。
だけど最近では、自分で言うのも何なのだけど
かなり角が取れてきた気がするから
そう言ってもらえるのは、素直に、嬉しい。
はきはきした格好の良い気風の良い女性にも
穏やかでふんわりしたフェミニンな女性にも
両方に憧れるのだけれど
どっちになれそうなのか、どちらにもなれそうにないのか
それは今のところは、まだ、不明。

2004年02月20日(金) ダメかもしれない。
簡単に諦めるんじゃないよって
まだいくらでも可能性はあるんだよって

でもそんなこと簡単に言わないで

先生のおかげで変われたの
先生に会ってから良くなったの
目に見えてきちんと変化があったの
随分心が軽くなったし
随分前向きにもなれたの

こんなことは言えないんだけど
言ったらあなたは怒るのかもしれないけど

先生は私の最大の恩人だったの

異動だから仕方がないんだ
何も見捨てられたわけじゃないんだ
わかってはいるんだけど

また新しい先生に当たって
その先生と『合う』とは限らないし
『合わない』とも限らないけれど
でもきっと
今の先生以上に合う人はいないと思う
そう思ったら

新しいことにチャレンジして
それが逆効果で悪化するよりも
このまますぱっと終わらせちゃって
良くなるほうに賭けるのが
いいのかもしれないなって思って

諦めたわけじゃない
決してそうじゃない
だけど投げ遣りな気持ちもある
もうどうなってもいいやって
そんな気持ちは少なからずある

どうせ先生に会えなかったら
ここまで良くなることもなかったんだ
だったら最初から会わなかったと思えば
悪くなっても最悪『元通り』で
スタートより悪化することはない

…んだと信じたい

ダメかもしれない
本当はそう思う
だけどそんなこと言えないから

頑張るよ
諦めないよ
絶対良くなってみせるよ

でも本当の心は
ダメかもしれない。


心のどこかで、いつか来るんじゃないか、って恐れていた。
国立病院なんだから、大いにありうる事だって、わかっていた。
でも、こんな時期に、こんな急に。先生、いなくなっちゃうなんて。
これからどうなるんだろう?私はちゃんと治るんだろうか?

2004年02月19日(木) 疑念。
確信犯なのかな
そう思えてしまって

あなたのことまで
連鎖的に嫌いになりそうで

私をおちょくっているの?
私を騙しているの?
私を陰で嘲笑っているの?

そんなこと絶対に
あるはずがないのに

ぐるぐる、ぐるぐる

こんな疑念の悪循環から
早く逃げ出したい。

2004年02月18日(水) ほうかい。
わたしがこわしたんだ
あなたをこわしたんだ
メッセがはいってきて
すごくこわかったんだ
あなたがこわがってるのが
それがつたわってきて
すごくこわくなったんだ

わ たし が あな た を こわ し たの

だったらわたしもいっしょに
こわれようこわれます
あなたをこわしたのはわたし
だからせきにんはわたしにある
から

いっし ょ に ふ た り で おち よ う

どこ ま でも

おちてもおちても
どこまでいっても
じべたにはいつくばっても
うみのそこにしずめられても

わた しが あ なた を さ さえ る から

から


ごめんなさいごめんなさい。
私は卑怯者なんです。
思い出させたくないことを思い出させて
怖がらせて怯えさせて壊したのは私なのに
『責任を感じて、自己嫌悪で』
言葉が上手く喋れなくなってしまった。
でもそれは一種の逃避でしかない気がして
だってあなたに心配させているから。

怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて怖くて
怖くて怖くて…

その文字が画面に並んだ瞬間
私のほうに鳥肌が立ったんです。
あなたがどれだけ怯えているのか
ダイレクトに伝わってきたんです。
その後に続いた、言葉にならない文字も
何もかも全てにシンクロしてしまったんです。

もうしない。もう言わない。絶対。絶対。

だから
ごめん。

2004年02月17日(火) 無神経。
『女の子っていうのは
どういうことを言われたら喜ぶのかな』

知りたいと思うことは大事だし
知って欲しいとも思うけれど
だけどそれを、そのことを

『彼女』である私に尋ねるのは
どうかと思うよ?

あくまでも淡々と語ったけれど
私が最後に言った言葉
忘れないでね

『もし、冬寿が逆の立場で
私にそんなことを尋ねられたら
どんな気持ちがする?』

嬉しい?
悔しい?


と、こんな感じの遣り取りがあって。
『もし、姜が俺にそんなことを言ってきたとしたら
他の男に言うための練習なんじゃないかって疑う』
…頼むから、逆の立場に考えて物を言おうね…。
こういう、気が回らない、ある意味純朴な面は
それはそれで魅力のひとつでもあったりするのだけれど
やっぱりその無神経さに怒りを覚えることもあるわけで。

そしてその夜、寝る直前に入ってきたメール
『姜のことも、愛してるよ』
この文面に、また、軽い怒りを覚えてみたり。
も、って何なのよ、も、って。
私は誰かのついでなの?と。
まあ、実際は、寝ぼけていたみたいだけれど…。
(本当は、俺も姜のこと、と打ちたかったそうで)
その、無神経な、悪意のない失言に
結構腹が立ったりもするんだけどな。
教えていかなくちゃ…と思うと、少し寂しくもある。

2004年02月16日(月) 価値あるヒト。
こんな私の周りにも
私を気にかけてくれる
大事な大事な人たちが
たくさんいて

すごくありがたいと思う
すごく感謝している

いつも支えてくれる恋人や
とても優しくしてくれるお姉さんや
他愛のない話で笑いあう年下の女の子
歳の離れたお兄さんみたいな存在
すごく尊敬する年上の男の人

みんなみんな
こんな私の周りにも
素晴らしい人がたくさんいる

いるんだ

気に食わない人や
大嫌いな人もいるけれど
そういう人がいるから
そういう関係に疲れるから

余計にみんなのありがたさが
こうやって身に染みるんだと思えば

感謝しなければいけないのかも
全ての人たちに

嫌いな人は嫌いで
決して好きにはなれないし
価値なんて認めたくないけれど
感情ではそんなことしたくないけれど
理性のほうが囁いてくれる

何も価値がないなんてこと
ありえないんだから
大事な人の存在に気付かせてくれる
それだって価値だと思おうよ

うん、そうだね
ヒトってすごいよね。


私に人間としての価値がどのくらいあるかなんて
一生理解できないと思う、自分では。
価値、っていうものは、誰か第三者が評価するものだと思うし
自己評価なんて、主観に基づく、あてにならないものだと思うけれど。
だけど、誰かが与えてくれた評価、それだけは
自分で認めてあげたい、と思う。それが義務であるような気もする。
そして、評価してくれた人に対して失礼にならない
最大の恩返しでもあるような気がする。
たとえ自分が化け物でも欠陥品でも
『それでいいよ、姜は姜、ちゃんとした価値のある存在だよ』
そう言って、認めてくれる人や
『姜ちゃんのことが好きだから、力になりたいって思うよ』
そう言って、支えてくれる人や
私の周りにはたくさんの人がいてくれて、私を見てくれて
そういう人々がいる、この現在の状況こそが
自分の価値、だと思うようにしたい。
ありがとう、私の周りにいてくれる全ての人。
名前を出したいけれど、そういうわけにもいかないし
表の日記で吐きたいけれど、今そこで本音を書くつもりにはなれないから
こうやってひっそりと、ひっそりとお礼を言います。

ありがとう。

2004年02月15日(日) 悪の方向性。
私だったらブチ切れる
普通の人でもカチンと来る
そんな状況を

いや、これも、割と楽しいし

そう言えるあなたに完敗

何がそんなに楽しいの?
不思議に思って尋ねると
こんな返事を寄越したあなた

え、だって、相手が敵意を向けてくれたら
こっちも容赦なく敵意を向けられるでしょ
相手に嫌われていなければ
こっちから嫌うことなんて出来ないし
いつも感情を抑えている分
思う存分爆発できる相手がいるっていうのは
結構どきどきするものなんだよ

なんだかその台詞を聞いたとき
不謹慎だけど笑ってしまった

そして見直した

甘い考えの子供だと
そう思っていたけれど
そんな考え方をしているんだ
結構大人なんじゃない?

そう思った

やられたらやり返せ
というのとは
彼の場合は少し違うけれど
やられない限りはやらない
やられたらきっちり切り返す
そういうところがあるのを
私は知らなかった

いつも逃げ腰なのかな
そう思っていた

その後もいろいろな話をして

私の悪の方向性と
彼の悪の方向性は
違うベクトルを向いているけれど
同じように心の中に
敵意や悪意を飼っているんだって

安心した

私だけが悪者じゃ
惨めになっちゃうから


そして結構
あなたの悪の方向性は
好きなものだったりする
私にとっては。


性格がいい、いい、とばかり思っていたけれど
彼はこんなことを考えていたんだな、と
初めて、知った。
そして、詳しくは書かなかったけれど
結構性悪なところもあるという事実が
ものすごく嬉しくもあったり。
その性悪な部分を直接相手に向けないから
相手に関わる人には向けないから
なおさら。
自分の中で考えて処理できる
そういう面では大人だな、と。
外に出さなければ満足出来ない私とは、大違い…。

でもこんな両極端だからこそ
相手を引き止めあって
上手くいくんだろうね、きっと

そう言って笑いました。

2004年02月14日(土) リカバリ。
不要なファイルを
ゴミ箱に入れて削除

ああ、すっきり
動作が軽くなった

だけど心は
そうはいかない

要らなくなった想いを
ゴミ箱に入れて削除

ああ、すっきり
心が軽くなった

なんてことは
できやしない

パソコンはリカバリできるけど
人生はリカバリできない

そういうこと。


今日は土曜日、彼は休日出勤。
私が向こうに行ったとき、休出を断れるように
出られるときは出ておくね、という約束。
『だから、メールできなくなるし、話せる時間が減るけど、いい?』
うん、いい、我慢する。我慢できる。会えるんだもん、もうすぐ。
そのための我慢だと思えば、全然平気だよ。

2週間後の今頃は、ふたり、一緒にいる。

2004年02月13日(金) 逃避行。
あまりにも生々しくて
ものすごく幸せで
だけどほんの少し切ない

そんな夢を見たの

日にちから時間設定から
全てが本当にリアルで
目を覚ましたときに
どうして私は家にいるんだろう
本気でそう思ったの

すごくすごく悲しかった
せっかくあなたに会えたのに
結局夢でしかないなんて

あまりにも悲しかったから
例のごとく不安定になって
このままだと何をしでかすか
自分でも把握しきれなかったから

包丁を握って料理をしたの

野菜を綺麗に面取りしながら
ぽろぽろ、ぽろぽろ
涙が流れて困ったよ
玉葱なんて剥いていないのに
これじゃ手元が狂っちゃう

そんな私が刻むのは野菜で
一時のように自分じゃないから
少しは成長したのかな

あと少しで会えるんだから
本当に会えるんだから
そう思うと余計に
会いたい気持ちが募ってしまう

どうしよう…。


本気で本気でリアルな夢だったので、今でも内容は全部覚えている。
元々、見た夢はあまり忘れないのだけれど、今日は特に鮮烈。
何かに残しておきたくて、『表日記』に書いてしまった。
夢の中の出来事、とはまだ一言も書いていない。
さて、何人が実話だと思うだろう…。

The escape journey of several only hours
たった数時間の逃避行。

2004年02月12日(木) ボイスチャット。
普段会いたくても会えなくて
年に数度しか機会のない私たちは
メールと電話とメッセンジャーで
連絡を取り合っているのだけど

メッセンジャーのボイスチャットを
初めて試してみた

途切れ途切れの音声
あなたはもどかしくも悔しく思って
何だよ、これ、使えねえ
そう何度も口に出す

だけどね

私は嬉しかったんだ
たとえ途切れ途切れでも
あなたが低く笑う声が
耳元に聞こえた気がして
喩えようもなく嬉しかったんだ

あなたがあまりにも何度も
むかつくよ、やってられねえよ
って口に出すから
なんだかすごく済まない気持ちになって

ごめんね、ごめんね
嫌になるほど謝ったけれど

だけどね

私は嬉しかったんだ

一日無駄にしたかもしれない
設定や何だかんだで
そう思う気持ちもあるけれど

今日も一日
あなたを思って過ごせた
それが嬉しかったんだ

そしてそうやって
今日の一日が終われば

会える日がまた近づくから。


タイトルの『anxious for Heaven』の意味は
『天国を夢見る』。
サイトのトップページに書いた文章

“狭い鳥かごの中から、私は天国を夢見る。
あなたのそばにいられたら
それが、それこそが私にとっての幸せなのに…”

そういう想いをこめて、なぜか英語にしてみた。
日本語だと、どうやっても韻を踏めなかったから。
(英語でだって文章になっていない気がするけれど)
私は決して不幸ではないし、鳥かごの小鳥でもない。
(檻に閉じ込められたライオン、のほうが正確かも)
だけどいつだって夢は見ているから。

今までに暮らしてきたこの世界よりももっともっと
広くて暖かくて幸せな『天国』を。
それは自分で見つけていくもの。作っていくもの。
今は、あなたと一緒にそれを探したい。あなたのそばで。

2004年02月11日(水) 移転。
日記を移転しました。
数日間は公表せずにひとりで楽しみます。
デザイン設定などの問題もあるし。

過去の日記は、それはそれとして
どこかに置いておくつもり。
後で読み返すこともあるだろうし、せっかく続けてきたから。

日記の登場人物については
サイト『H e a v e n E y e s』に書いてあるけれど
そのうちここの過去日記に詳しいことを書いて
リンクを張る、という形にしようかな
などと思っています。

ということで、テスト書き込みでした。

一緒にいられると思ったのは
たぶん、間違いじゃない。
written by:Kyo Sasaki
☆メール☆
かこ : りすと : みらい

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