罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
忘れたく、ない。
モノ忘れが激しくなってる。 周りから見たらいつもの話なのだけど。
僕である時間の事まで忘れ始めている。 元々物覚えは悪いけれど、…。
大切だった人間との思い出も忘れていた。 幾ら忘れたい事ばかりとはいえ、忘れたくない事だってある。
それなのに、 掌に掬った水の様に記憶が指の隙間からこぼれていってしまう。
誰かに忘れられるならまだ堪えられる。 でも、これ以上僕は忘れる事に堪えられない。
忘れられたなら、悲しむのは僕だけだ。 でも、僕が忘れた時に悲しむのは。 …僕じゃない。
もう僕達は沢山の事を思い出せなくしてしまってる。 その事に気付いたら悲しむ人間がいる。 嘘をつかなきゃいけない。でも。
本当は嘘なんかつきたくないんだ。
…だから、これ以上忘れたくない。 大切だった筈の人間を騙して生きていたくないんだ。
これは代償。罰。 本来在る筈の無い僕が生きる事の。
加虐的な思考が頭を支配する。
こわしたい
主語もなく、只の欲求。 何を壊したいの? 自分? 他人? モノ? 全部?
まるで寝惚けているかの様に、 欲求に従おうとする身体。 抑え込んで、身体が反発する。 寒くも無いのに、震えた。 頭痛と吐き気が、こみ上げた。
ぜんぶ こわれてしまえば いい
意識が、睡眠と違う形で失われる時。 目の前は真っ暗になどなりはしない。 真っ白で濃い霧がかかって行く。 一面の銀世界になる。 一瞬で、仮初の永遠にも思えて。 気が付いて、まぶたを開けば暗闇から帰る。 さっきまで見えたのは白い世界なのに。
そして、気付かれないように確認する。 自分が何をしていたかを。 後始末と重要事項の再確認。
かえりたい
何処へ帰れと言うのか。 まさか実家ではない。 過去へでも帰れと? それともあの銀世界に?
四時間は辛い…。
精神的には大丈夫だけど。 やっぱり寝ないと身体が言う事聞かない。 かくん、ってヒザが折れる。 技術中は死守してるけど、たまに震える。 頻度が高くなってきたら転職考えないとね…。
2002年01月28日(月) |
休みたい…。 缶太郎 |
今日は休み。 でも講習会。 親からメール。 東京に来てる。 来い。 会おう。 そんな内容。
気が重い。 無論会いたくない。 でも会わない訳にもいかない。
池袋で待ち合わせ。 一瞬で見つかる。 案の定映像と激しい頭痛。 笑顔に隠されて、彼は気付いて無い様に見えた。
観光がてら軽く買い物をして、夕飯を食べた。 吐き気がしていたが、無理矢理押し込んだ。 薬で、ごまかす。
お土産を持たせ、帰りのバスまで送った。 姿が、見えなくなったら、急に力が抜けた。 そこでそのまま眠ってしまいたくなる。
最後に言われた言葉。 「まぁ、会えて良かったよ。それだけでも嬉しかった」
その言葉だけで充分。 僕はあいつの代わりになれている? 嘘を吐いてでも。 決めたから。
A少年、出てくるんですってねー。 結構最近の事件の様な気がしたんだけど。 阪神大震災も地下鉄サリンも最近の気がしてる。 米国テロは…最近だけど。
缶太郎もそういう時間軸の混乱激しいはずなのよ。 特に黒の記憶とかフラッシュバックの映像が。 つーか、別人の記憶の様なモノだから当たり前か。 なきゃ困るとはいえ、他人の記憶なんか気味悪いわね。
どこまでいってもお人形 お前の意志など無い 脱げない赤い靴 いっそ足ごと切り落とそうか 嫌なら踊り給え 息絶える迄 お前は贄なのだから
その仕事に適正があるないってのは、どうなんだろう。
いっこ上の先輩が、 『俺、この仕事向いてねーのかなー…』 なーんて言ってたから。 『誰にも向いてる向いてないなんてありませんよー♪ それに先輩はしっかりやってますって!』 …などと適当な事を言ってしまったり。
極端な体質や性格の問題が無い限り、向き不向きなんか無いとは思う。 思考と妥協、そして努力…そんなモノが必要ではあるけども。 僕だって無茶苦茶不器用だけど、先輩と遜色無い結果を出せる施術も身につけた。 まぁ他人と比べるのは無意味だけどさ。
向いていないというなら、寧ろ僕の方だろうね。 というより、本来この仕事に就く事は許されていない。 剃刀や鋏を持っていつ人事不省になるか判らないから。 それでも健康診断パスするのはあまりに簡単。 野放し危険人物…。
最近、僕がこの仕事本当にやりたいのか疑問に思う。 ってか、この時期誰でも思うらしいんだけどね。 未来を見てる余裕が無かったって事だと思う。 ヴィジョンがしっかりしてれば、僕は迷っていない。 多分、どこまでも突っ走ってる。 向き不向きなんてお構い無しで振り切ってる。 今までと同じように。
現実と現在を確認して、未来をもう少し考えないと。 そんな風に考えた。
…でも今考えてるのは、一番近い未来。
…夕飯、何にしよう…(まだ食べてないのぉお)。
『自分が無意識のうちに誰かを傷付ける存在になっているとしたら』
どうするのか。 答えは出ている。 決まっている。
自ら死を選ぶなら敗北したに過ぎない。 よりによって自身に敗北するなど、ささやかな自尊心が許さない。 そしてその行為は確実に、大切なモノの何かを傷付ける。
抑え込むしかない。 方法を考えて。 生きている間しか脳味噌は使えない。 フル回転させて自身への敗北以上の結果をもたらす努力をするしか。
思考を止め、妄執くらいしか残らなかった時、『死んで』いるのかもしれない。 『妄執』、僕等にもある。 だけど、大切なモノの為に理性的な思考は妄執を上回る。 まだ、『生きて』いる。
『狂う』 レールからはみ出してしまう事。 そのレールは一体何? あやふやな幻想のレール。 なのにそれは絶対的な響きでヒトを乗せて走らせる。 脱線して『狂った』ら、そこにあるのは。
良くなってるやら、悪くなってるやら。
確実に一年前より身体はヤバくなってる。 毒・薬・怪我・ストレスetc…。
では、こころは? 解離は進んでいるんだろう。 主格の意に反して行動する率が高くなってる。 でも、問題を提示出来る。 原因を特定する為の方法もある。 回避・解決を手伝ってくれる先生がいる。 状況は悪くない。
時間と経済的余裕が欲しい。 どうせなら一気にケリを着けてしまいたい。 タイムリミットが判らないから。 身体も一度しっかり診て貰わなければ。
まだ、生きて居たい。 そう思えるから。
翡翠の一番欲しいモノ。
あの子は誰かを感じていないと不安になる。 眼も鼻も利かないし耳も遠い翡翠は、触れる事で安心感を得る。 それを得る為に必死で奉仕する。 それこそ誰でも良いらしい。 傍に居て、触れて居られるなら。
「見捨てないで」 「殺さないで」 「傍に居て」 「放さないで」
リフレインする悲鳴。 ディストーションのかかった反響がハウリングを起こす。 無限に増幅する金切り声が、脳をプリンの様にシェイクする。 遅過ぎたリグレット。 終わらない罪と罰。 脳味噌とステアしたカクテルが悪酔いを加速する。 意識が沈む。 コントローラーを見失ってしまった。 一瞬で暗転、ホワイトアウト。 ぎりぎりで持ち直す。 リピート。
黒の暴走を防ぐ為に、(親)との関わりを断った。 今度は翡翠が暴走する。 他人の力を借りなければ止まらないのか。 胸が軋む。 生きる事もままならないのに、 死ぬ事も許されない。
動きたくない。 でも動いてなくちゃ狂ってしまいそう。
翡翠と黒。 交互に来る彼らの衝動。 抑えて。 別のものに昇華出来るように動き回る。 お金はかけないように。 疲れすぎないように。
左腕が自分の物ではないように感じ始める。 時々感覚が全てシャットアウトするから。 決まって動かなくなる。 そして、錆びたブリキ人形のように少しずつ元に戻る。 滑稽な指の動き。
左手から始まった虚脱感が全身を蝕み始める。 眠い。 もう十分に眠ったはずなのに。 酷い労力を要してやっと起き上がる。 身体中で錆が擦れる音がする…気がした。 代わりに身体中の骨が鳴った。
明日も病院に行かなければならない。 それが終わったらゆっくりと寝よう。 身体を縛り付けて。
2002年01月20日(日) |
戦闘開始…。 缶太郎 |
最大の敵は自分自身。 …地でいってる…。
明日から久々の連休。ってことで。 暴れたがってます。 頭痛いです。 金と理性があって体調万全ならちょこっと無理してもいいけど、 全部ダメだし。
明日、髪の毛を切る約束が入ってる。 取り敢えず、明日の為に寝よう。
意識を保つ方法。 …少し傷が増えるのかな…。 でも、どうせたいして残らない。
逃げる事ばかり考えてる。
正面きって向き合うのが複テい。 いつも、のらりくらりやり過ごしてる。 そうやってでも生きるのが僕なのかもね。
ヒーシャは正面から、敵と見做したモノ全て張り藤テして行く。 真似出来ない。 …する必要はないけど。 でも、彼のその姿勢がなんか、羨ましい。 炎みたくな激しさ。
彼に言わせれば僕は今テなのだと。 火の入った黒鉄なのだと。 形を変え姿を映し剛く柔らかく受け流すモノ。 …訳わからんが。
向かって来る力を流すのも僕の役目って言いたいらしい。 でも、素直に受け止めたい力もあるのに。
流さないで居られるかな、…今度は。
寒いのは嫌いだから 虚偽の外套を羽織った 貴方達はその下の本当を知りたがるけど 温かくもないのに脱げるはずもない 重い、重い外套 僕の動きを、狂気を封じる 寒くはない 温かくもない ただ重く、のしかかる これなしには凍えてしまう けど重過ぎて空に帰れない 僕を護り、縛る
でもあの蒼い空が狂おしいくらい愛しいから。
最早、そういう事になってるわねー。
アタシの必死こいた調教(やだ卑猥)のおかげで、缶太郎は徐々にオネェ化。 そんなアタシ達を見て職場の人間は 『…やはり』 とか思ってくれてるわ♪ ってか右にピアスしてる時点で気付けよ、とか思うんだけど。 やっぱ認めたくないのかしらねー?
そんなアタシは今残業中。 理容師にも事務仕事はあるのよー。 ってか、何で皆PC使えない訳? もしかして馬鹿(馬鹿だからこの仕事選んだとか言う本物の馬鹿先輩も居る)? これからは(というか何時の時代も)馬鹿じゃ生きていけないわよぉ。 成績は悪くとも要領よく生きられる人間にならないと。 死んでからじゃ脳味噌は使えないのよっ! だから早くPC操作覚えてアタシ達を救え(もうイヤ)。
まぁ、そこそこ働くからこそゲイだろうが変人だろうが目をつぶってくれるわ。 アタシ達がいないとどんだけ大変になるかはこの間の失踪で実感したろうし。 あの方々だけだと、まー片付けの要領の悪い事悪い事。 そんなんじゃ日付が明日になっても終わらないわよっ!
…あ、そろそろプリントアウト終わるわ。 後はコレを四つ裂きにして…。
さて、明日は遅番だから、ゆっくり寝られるはずよね。 皆さん、アタシ達の分まで良い夢を。
そんなもん知らなくても生きていけるけど、なんとなく気にならない?
中古で買ったRPGゲームって、前のヒトが使ってたデータが残ってるよね。 そのゲームの内容を全く知らない場合、 最初の方はどうなってたか気になるでしょ?
今の僕はそういう状態。 黒が何やって生きてたのか、他人の話から推測する事ばかり。 フラッシュバックの映像は真実味に欠けるし(でもヤダ)。
しかも、そのゲームを僕が留守の間に他の子が勝手に進めてしまうから。 また謎は深まるばかり。 話はかっ飛んでくわ、何時の間にか取り返し付かない事しかけてるわ。 その残務処理に追われて休日は片っ端から潰れるわ。
…話がそれた。 でもって当然の欲求として過去を知ろうとすると、 前にこのゲームやってたプレイヤーが知られたくないらしく、 ちょっかいかけてくるのねー…。 バグらせたりウイルス流したりブラクラかけたり強制中断したり。 …実際に起こってる具体的な事は勝手にご想像で。
むー、確かに元の持ち主は彼なんだろうけど。 彼はこのデータの所有を放棄して僕に譲渡したハズ。 …過去を詮索しない方がいいのかな? 一応、他人っちゃ他人なんだけど、身体は一緒なので不都合出るんだけど。 ってか、田舎とか帰れないから。 前のプレイヤーが会った知人に対応出来ないから。 『こんな奴知らんわ』状態じゃ不味いから適当に対応するけど、 …その内ボロが出そうで怖い。
この身体で生きていくのに、最低限な部分で彼を演じなければならない。 その為に最低限の過去が知りたい。 …頭痛。
2002年01月15日(火) |
休みになると 缶太郎 |
…暴走したくなるらしい。ウチのヒト達は。
久々に感じてしまう、お休みの日。 今回は祝日営業したから振替休日。 くそぉ、ハッピーマンデーなんか嫌いだぁー!
今日も(つっても先週行ったの覚えてないけど)病院へ。 今日はココロの病院ではなく、身体の病院へ。 翡翠や黒が暴走した時の傷・病気…の治療。 あぁ、金欠…(;_;)
僕や琥珀は、仕事中には無茶苦茶集中します。 …ヘマばっかやらかすけど、集中してんの! すると、まぁ交代する事は稀になる。 …疲れるし、長時間もたないけどね。
では、何時奴等(困ったちゃん達)が出現するかって言うと、 …休日、しかもヒマな時。下手すると睡眠中。 頼むから休ませれ(身体)。
ストレス解消のつもりか、 乱費・暴飲・放浪・自傷行為・不特定な相手と性交渉。 気付いたら合法ドラッグ持ってたり(意外と気弱?)、 気付いたら知らないにーちゃんがハダカで寝てたり、 気付いたら流血沙汰(僕の身体が)だったり…。 えーかげんにせーよ。
取り敢えず、次回の先生との議題はコレだねー…。 ストレッサーから遠ざかってるから、怪我とか治るまで大丈夫だろうけど。 治ったらあのお子様は速攻男捕まえに行きかねないから(爆)。 しかもあのお子様はパイパンでもヤるから(激爆)。
取り敢えずお腹の薬も貰った。 胃がキリキリするし、こないだ血ぃ吐くし。 あぁ、毎週お手てがスプラッタだからクリームも買わなきゃ…。 あ、バンソウコウも切れちゃってたし…。
歌が好き。
この間実家に戻った時、CDがどのくらいあるのか自分の部屋を見た。 …クラシック。…ばっかり…。
僕からは全く想像できない。 僕もバロック系のクラシックとかオペラ大好きだし、 カンツォーネとかも歌うけど。 …ポップスが、全く無い(-_-;)
洋楽が多少。 Mr.Big。Green Day。 …何故にクラシックとロックか。 でもこれは僕も大好きなバンドかな。
通る声が好き。 腹の底から自分の想い乗せてその空間にぶちまけていくような声が。 何故か女性ボーカル中心になるのは…? おかげでカラオケで歌う事が困難です。
インストゥルメンタルでは流れるようなメロディが好き。 ピアノなんかで十六分音符がてろてろって短調で流れてくのが特に。 トランスが好きなのはその所為かね。 ヴァイオリンとかの響きも大好き。 ああいう声が出したいなー、とかよく思う。 うるさいギターはあんまり好きじゃなかったり。 バラードなんかでぽろぽろ引くの(言い方忘れた)は良い、ってか大好き。 実は三味線の早引きも好き。 本当節操無い。
とか言っても、詩が良くてCD買っちゃったとかよくあったり。
あー、歌いたい。 もー全力でシャウトしたい。 とりあえず鬼束ちひろあたりで(何故か同い年)。
2002年01月13日(日) |
苦手?嫌い? 缶太郎 |
嫌い…ではないんだけど。
この日記にたびたび登場する僕の同僚。 彼は修業年数で僕と同期になるが、二つ年上。 僕と別の理容学校を優秀な成績で卒業したそうだ。 血液型占いを信じきる訳じゃないが、彼は明らかにB型人間。 則ち、超絶マイペース。 我が儘。 小学生並の精神の幼さ。 威張り方は年齢相当に求めて来る。
…判ると思うけど、僕はこの子が好きじゃない。 一緒に居るだけで胃に穴が空く。 それは彼も同じだろうけどね。 彼にとって一番の優先事項は自分の事だから。 例え仕事上の事で筋が幾ら通っていても、 自分のペースは侵されたくないんだろう。 増して同輩とはいえ年下に注意・忠告されるのは気に喰わないだろう。
でもこれ以上周りに迷惑かけられてもねぇ…。 まぁ、彼の安っぽい自尊心を傷付けない程度に言葉は選んでるけど。 いつまでもモラトリアム気分で居るなら、少しキツめに言おうかな。
…咲乱姉さんが既に言ってる気もするけど。
最近よく思うようになった事。
黒も黒を取り巻く環境もマトモではなかったようで。 ヒーシャやミーシャの<常識>はズレてるらしい。
今まで出会って来た人間が一般の枠で括れないものばかりだったからか。 とにかく、<一般>の人間の常識とはウマが合わない。
明らかな矛盾。 無意味な媚び。 空虚な権力。 知性の無い会話。 …楽しいのか?
ただ人を嘲る為に偉くなろうとする人ばかり。 自分にされた嫌な事を他の誰かにも味わわせたいと考えてるの? どうしてそこで終わりにしようと思わないの?
そんなのが、常識?
2002年01月11日(金) |
煌め逝くもの 缶太郎 |
いいですねぇfra-foa。そんだけ。
この間、病院に行った(行かされた)時、ミーシャが先生にいったらしい。 実家が僕に関わらないようにしてくれって。 おかげで一月が少しは平和になりそう。
一年前、黒は諦めた。 それなのに、ぬけぬけと僕が生きている。 だから、身体も殺そうとしてるのかな。
なんだかんだ言って、黒は愛されたかったんだろう。 彼等に捨てられてしまった事なんか忘れたかっただろう。 でも、いらない存在のように扱われ、受け入れてしまった。 もう、彼等に会っても悲しみと憎しみしか湧かない。
今更保護者ヅラされても困る。 もうあの子は出て来るつもりが無いのだから。 あの子の悲しみと憎しみを引っ掻き回すだけなんだ。 僕も努力するよ、貴方達を理解すること。 だからしばらく時間を頂戴。 それだけの言い訳。
僕は、病弱です。僕は、ね。
つー訳で風邪とか色々併発してますが、 仕事できるくらいには元気な缶太郎です。 物心付いた時から生傷頭痛嘔吐感全身の鈍痛筋肉痛神経痛胃痛…等、 ずっと有るからあんまり気にしない所為もあるけどね。 てか、マトモに表出てくるようになってまだ一年立ってないんだけど。
ところで、例えば知人に僕が病気で入院したとか言うと、 「嘘だろ。お前がそこらへんのゴキブリにも劣るような抵抗力しか持ち合わせていないとは思えん」 「へ?アンタ殺しても死なないっしょ?」 「へー、お前も人間に対して効果のある病原体に感染するんだー」 キミ達僕を何だと(笑)。
というか、この友人は殆ど黒の友人。ってことは、 お前何やった黒(怒)。
でも、身体にガタが来てるのも事実。 僕なんかはあまり苦痛を感じない方だから、気付くのが遅かった。 自殺未遂とはいえ、あんな薬品致死量超過で飲んで無事なはず無い。 しかも事後処置は何もしてないし(何で生きてるのか謎)。 元々、肝臓は既に無事じゃない身体。 消化器系と呼吸器系は幼い頃から調子が良くないそうだし。
たまに、のた打ち回る様に咳をする事がある。 心臓が、きゅうっとされたように痛む事がある。 人格交代とは別に、意識が飛びかける事がある。
この仕事、辞めた方がいいのかも知れないなんて思う時がある。 お客様や、皆に迷惑をかけるから。 折角、…楽しくなってきたけれど。
でも、そうしたら、僕はどこで生きればいい? どこでも働ける自信はある。 でも、いざその時になったら迷惑かけるのは同じ。 結局は、どこで働いても同じかな? そう、帰り眠る場所は無いのだから。 おかげで、前に迷わず進んでいける。 こんなボロクソな身体だから、顧みないで無茶もする。 だって、このままポックリ逝けたら最高だし。 どうせ逝くなら、死ぬ程何かに打ち込んで、それで本当に逝ってしまえたら。
とはいえ、何故か決定的な所で異常で余計に頑丈なこの身体。 死にそうにはなっても、決して致命的にならないし。 そんな死にザマは期待するだけ無駄無駄無駄無駄ァ(DIO様残響音)。 ま、死ぬ時ゃ望む望まないに関わらず勝手に死ぬだろうし。 悔いが残らん程度にやる事やっときますかね。
2002年01月09日(水) |
アブないヒト 缶太郎 |
それは僕達だったり頭の中で自殺要求する声だったりとか。
二ヵ月の沈黙を破り、復活したらしいです。
…取り敢えず死のう。 とかほざく結構抗い難い声。 …こいつが虚木さんなんですが。
つい二ヵ月前にこの方につられて迷惑かけたばっかり。 今度やると自由な生活とサヨナラしなきゃなんないし。 かといって下手に成功するとこの世とサヨナラだし。
…つまり、出て来て欲しく無いナンバー1。 …なんだけど、言う事判らない訳じゃない。
僕が今認識している人格で、積極的に他者に危害を加える人格は無い。 危害を加えてくるモノに対し攻撃性防御をするのがヒーシャ。 それぐらいなのだけど。 虚木がいうには押さえ込まれた攻撃的な人格が居るとの事。 それが暴走する前に死んだ方が善いんだと。
…どないせーっちゅーねん、そんなモン。
いや、膝が。
中腰ずっとやってると膝笑うのね(当然)。 腕もあげっぱなしだから手も震えるのね。 気分はジャンキー。
するってーと、脳内麻薬でも分泌されんのか、 …やたら笑顔。 しかも余裕の笑み。 午後ティーして安楽椅子で読書してるよーな。
一方隣の同僚は正座して足痺れるの我慢してるよーな形相。 ごめんねー、肉体的苦痛ってあんま感じないのー。 でもこれはかなり気色悪いってか何かキめてるみたいかも。 取り敢えず震えなくなるよーに筋肉つけよーっと。
…余計に老けて見られるかも。
境界線かグラデーションか。
正気と狂気の境はどうなるのか。 くっきりとした境界線が引かれるのか。 ゆったりとしたグラデーションなのか。 ひとによりそれは異なるのだろうけど。 それでも僕等は狂っている事を否めない。
僕等は幸福なのだろう。 まだ、偽る事が出来るから。 貴方の家族を演じられるから。 貴方達の事を知らなくても。 話を合わせていけてしまうから。
そうすれば貴方達は、 笑顔のまま、 何も知らずに生きていけるから。 僕達の事情など、 貴方達の知った事ではなかったよね。 貴方達が幾ら家族だとはいえ。 他人として幸福に生きる権利が在るのだろう。
だから、しばらくそっとしておいてくれないか。 僕等は演じ続けるから。 電話もメールも手紙もしないで欲しいよ。 演技出来なくなる程狂ってしまうから。
僕等を息子と呼んでくれた貴方達。 笑顔で迎え、本当に心配してくれた。 それでも。
ごめんなさい。 僕はその笑顔を受け取れない。 それは貴方の息子に与えられるべきものだから。 だから、貴方達の優しさが、この上なく僕等を引き裂いていく。 そして、僕は愛されてはならない存在になるから。
それでも、彼が愛した皆を、僕等も愛していたいから。 僕の身体が貴方達を血に染める前に。
僕を遠くに逃がしてください…。
最期迄、偽り続けられる力を、ください…。
与えなければ、与えられない。
時間も遣る。 技術も売る。 愛想も撒く。
道化になり。 下女になり。 生贄になり。
しかし、貴方は金で僕の身体を買ったんだ。 こころまで、売りはしない。 まして貴方の様なひとになど。
貴方が与えてくれるのは金。 教えてくれたのはなるべきでは無い人間像。 例えば、貴方の様な。
他人とは皹割れた鏡。 貴方の行いを乱反射する。 せめて僕は貴方を映さぬ様にしよう。 汚れた貴方を砕くから。
貴方が僕のこころを踏みにじるなら。 貴方のこころも引き裂いて。 僕は貴方の鏡だから。 貴方は僕の鏡だから。
映さない鏡を持つひとは、 少なくなってしまったね。 僕も汚い貴方は映したくないよ。 綺麗で在りたかった。
新年だし、缶太にするのも含めて近況報告。
1・ブラコン暴力男改めヒーシャ 相変わらず午前様。 でも可愛い弟どもの為なら速攻で歩く凶器化。
2・汎用人型決戦カマトト朴念仁ミーシャ 午後様の癖してこの間の一件以来頻出。 無理しまくりで最近睡眠過多。
3・飲んだくれ泣き女状態、ルミ ほぼ毎日生傷が絶えないおかげで最近大人しい。 思い出した様に突然愚痴りはじめる。
4・超絶テクの淫乱小僧・翡翠 判った。 実家関連のストレス後この子が出て来る事が多い。 後、悔しいけどこの子が一番H上手い。
5・何気に一番働き者。琥珀 仕事の半分位コイツがやってるのよ。 でも不愛想。
6・最近立場のよく判らない虚木。 この間の一件から静か。 自殺願望あるのは判るけど、理由が…?
7・黒ってか責任感皆無の元本体 前彼の情報・実家ストレスで起きては迷惑苅テけまくり。 つーわけで情報シャットアウト。 実家も落ち着くまで帰らない事で缶・ヒー・ミー・琥珀・アタシで合意。
8・他の奴 中学生のイメージの子、翡翠じゃないわよ。 あと、虚木の書いてた<白>。 どっちも善い感じしない。
9・アタシ。 ちょっと、今日イケメンが来たのよー! プロ野球選手よジャージよもっこりしてるーっ! やだ触りたーい(セクハラ)。 そういや昨日無謀にもアタシに痴漢したサゲメンもいたわねー。 しかも根性無いの。 どうせ触るならもっとがっつり触れってーのよ! そんなテクじゃ中学生だってイかないわ! …じゃなくて。 皆さん、痴漢は犯罪です。 ヤるなら合意の上他人に迷惑苅テけないよーに。 アタシ? 上手くて病気持ってなけりゃ大歓迎よ(笑)
一月一日
友人とカウントダウンパーティーへ。 好きな曲はかかるものの雰囲気が違う。 …そーか、女の子が半々でいるんだ。 そういえば性別の偏ったパーティーばっか行ってたっけ。
友達がダウンしてるので、早目に帰らせる。 …そして記憶飛ぶ。 気付いたらバスに乗ってた。 どうやら無事実家に帰るバスに乗ったらしい。 安心と同時に寝こけ、再び意識は泥の中。
気付けば健康ランド。 新年会真っ最中。 …誰ですかー、とか言えない…。 まー、親戚一同って事で適当に話を合わせ、名前を覚える。 そんな中、唐突な従姉妹(だと思う)の一言。 「…○○○(本名)、何か変わってない?」 ぎくり。 「そーなのー、仕事キツくてさー」 さらっと流す。心臓に悪い。しかし、 「…煙草、吸ってたっけ…?」 …やば。 「煙草、大っ嫌いじゃなかった?」 「ややや、意外とイケるよー、一本どーよ」…まぁ、別人格って発想はしないだろうから大丈夫だろうけど。 かなり危険なので明日帰る事にして、部屋ではなく仮眠室で寝た。 二日
初めて実家を見る。 フラッシュバック時より狭く、小さく感じた。 自分の部屋、も見た。 壁が穴だらけだった。 恐らく手で壁をぶち抜いた跡。 そしてナイフを投げて突き刺した跡。 鉛筆立にあったナイフを投げてみる。 刺さらなかった。 壁に跳ね返り、落ちた。 これで黒は何をしようとしてたんだろう。 これを見てあの人達は何も思わなかったのかな。
従姉妹に駅まで送ってもらって、バスに乗る。 何もしてないのに疲れる。 バスの中、また意識が沈む。
三日
息が苦しい。 身体中が痙攣してる。 立てない。 腰が立たない。 瞼が重い。 でもここで意識失うのは悔しいので。 無理矢理目を開いた。
…結構イケてる兄ちゃんが見えた。 状況を確認する。 …すっぽんぽんだ。 場所は…見覚えのあるハッテン場…(笑)
取り敢えず横のお兄さんに話し苅テける。 「あ、気が付いた?凄かったよ、失神までして痙攣してさー」
あのガキゃあ。 今度は失神するまでヤられてたんかい! 時間を確認しようと立ち上がる…立てない。 無理矢理立つ…ふらつく。 とにかくシャワーを浴び、落ち着くまでソファで休む。 時間は朝六時前だった(泣)。 ちょっと不安だったけど、漫画喫茶に移動して寝た。 数時間後、やっとマトモに起きられる。
新宿をうろつき、初売りなどを見て廻る。 かっこいいお兄さん達がオバサンの様に殺到していて恐い。 そこをかいくぐり、二三買い物をする。
四日
寝た。 もーひたすら寝た。 明日早いんだもの。 でもCDだけ買った。 六九三味線って奴。 正月に流れてた曲と合ってる。 結構良い。 お勧め。
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