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2006年04月30日(日) 自己紹介バトン

自己紹介バトンというものをまわしていただきました。
チエポップ(http://d.hatena.ne.jp/behindpictures/)から。
どうもありがとう。



1:回す人を最初に書いておく
見た人みなさんやってください!

2:お名前は?
バナナカレー

3:おいくつですか?
24

4:ご職業は?
貧乏OL3年目です

5:ご趣味は?
この質問にすんなり答えたくて(?)
最近写真を始めました

6:好きな異性のタイプは?
町田康、山崎邦正

7:特技は?
書道、長距離走

8:資格、何か持ってますか?
普通自動車免許、英検準1級、TOEIC785、漢字検定2級

9:悩みが何かありますか?
あらゆる花粉症(アレルギー)
花粉が飛んでいるとくしゃみがとまらず、仕事どころではなくなります

10:好きな食べものと嫌いな食べものは?
好き…カレー、ソフトクリーム
嫌い…キウイ、刺身、えび、カニ

11:貴方が愛する人へ一言
こんな私ですが、温かく見守ってください





2006年04月29日(土) 絲山秋子

絲山秋子さんのホームページ発見↓。(私が見ていなかっただけだけど)かなり前からやっているみたい。村上春樹、川上弘美、小川洋子作品のかるーい悪口を書いていて面白い(笑)。ふつーのネット日記っていう感じで。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/9882/

この人の、クロワッサンのインタビューもすごくよかった、共感する部分がすごくあった。

それと、朝日の書評の、金原ひとみのエッセイもよかった。金原ひとみ、好きかもしれない。

「すっごくきれいじゃないけど人並みに男の人に大切にされたくて、でも性格が結構悪い」っていう女の人が、私は多分好きだし私もその領域の近くにいる人間なんだなあ。



2006年04月26日(水) ドーベルマン教師

漫画家の卵ナカガワ先生がサイト(http://www.h7.dion.ne.jp/~naka17/index.htm)を更新したそうなので、ちょっと宣伝しておきます。仲がいいからお世辞を言うわけではなくて、この人のサイトはほんとに面白いので時間があったら見てみてください(ただし、R18指定です。「う○こ」など出てきますが、女の子は温かい気持ちで読んであげてください)。

今回更新されたのは「コミックe」のドーベルマン教師↓
http://www.h7.dion.ne.jp/~naka17/comic-index.htm

手書きのものを会社でスキャンした力作です。

あと、日記↓
http://www.h7.dion.ne.jp/~naka17/kattenishiyagare2006.htm

も面白いです。

以下、ドーベルマン教師についての作者コメントと私作成の先生のプロフィール。



【作者コメント】

(メール1通目)
「手書きの文字がちょっと読みづらいですが、がんばって読んでみてください。一生懸命描いているので、沢山の人に読んでほしいです。あと、連載の最初の方と比べると、最近のものの方が上手に描けていると自分では思っています。その辺の成長ぶりもぜひ見ていただけると嬉しいです」

以上です。
よろシクサンジューロク。

(メール2通目)
さっきのメールは、「」内が僕のコメントです。
よろシクサンジューロクとか間違って入れないでくださいね。



【プロフィール】

1979年生まれ。都内国立大学の心理学科卒。ペンをにぎり始めたのは、高校の美術の授業時間。ホームページで漫画を連載し始めたきっかけは、兄(マーブル・チャン)に作品を依頼したとき、自分も描いてみたいと考えたため。現在、ペン入れは水性ボールペンで行っているが、今後はGペン、スクリーントーンの導入を考えている。尊敬する漫画家は漫☆画太郎(本人曰く「大きな影響を受けている」)、好きな作家は村上龍。




2006年04月25日(火) 家族

先週の土日は、彼を連れて埼玉の実家に帰った。父も母も喜んでくれて、夜は皆で天ぷらとケーキを食べた。ちょうど両親の結婚記念日だったので、上野駅の花屋でバラの花束と和菓子を買って渡した。

食卓の席で、母は早速私の結婚式の話をしていた。予想はしていたが、心の中で少し笑った。「お母さんはレストランウエディングとかよりはね、式場とかホテルでお年寄りの口に合うお料理を出すのがいいと思うの。あとね、バナちゃんは30歳頃結婚するなんてのんきなこと言ってるけど、それじゃあお父さん70歳近くなっちゃうでしょ。早くしなさい」だそうだ。

自分がどういう家庭を作りたいか、子どもをどんな風に育てたいか、どんな家に住みたいか。そういう将来のことを考える時、私は自分の育った家庭をひとつの理想として思い浮かべる。母は心配性だし、父は何も話さないし、私はわがままだし、決して「最高!」なんて人に自慢できる家ではないのだが。

父も母も、一人娘の私がすることに何ひとつ文句を言ったことがなかった。いつも、私がしたいようにして出した結果に対して、黙ってお金を出してくれた。

高校生になり急に勉強しなくなって成績が落ちても、大学時代の就職活動で大企業にのきなみ落ち続けても、家庭内で変わったことは何もなかった。

母が実家近所のスーパーなどで私の同級生のお母さんに会うと、私の「その後」を聞かれることがあるという。私は中学時代に優等生だったから、相手が世間話代わりに話題にするのだ。「バナナちゃんはほんと優秀な子だったわよねえ。さぞかし有名な大学を出て有名な会社に入ったんでしょう、なんて言うからね、『行ってる人しか知らない会社にいますよ』って答えるのよ」と彼女は笑って話す。

「格差」という言葉をニュースで聞く度に、私は複雑な気持ちになって、よく分からなくて、考え込んでしまう。社会派ぶってあーだこーだ言う気はないけれど、子どもを下流にしないために中高一貫校へ入れようと必死になる前に、ただその子を愛するというとても単純なことをするべきなんじゃないかとぼんやり思うのだ。それは学歴も肩書きもたいして自分を救ってくれないことに気付いた大人になってから、じわじわと効いてくる。



2006年04月23日(日) 実家に帰る















2006年04月22日(土) かどちん帰京









2006年04月15日(土) 結!婚!式!

頭痛と生理(2日目)、アレルギー、仕事のヤマによる精神不安定により、非常に調子の悪い一日。気になることがあるので病院に行こうと思っていたが、生理になったのでキャンセルする。

よしもとばななの『イルカ』読了。妊娠とか、女の人の体のこととか、けっこう興味があるので面白かった。『東電OL〜』といいこの小説といい、陳腐な言葉で書くと女の「性」みたいなどろっとした部分を描いている(内容は全く違うけど)ものが続いたので、なんだか今私は「女の人」モードです(用もないのに『リンカラン』の出産特集も買ってしまった)。

この間仕事で会った人(男性)から「失礼かもしれませんが、お会いする前に想像していたよりきれいな人だったので驚きました(笑)」というメールが来て、なんとも言えない気持ちになったからかもしれない。私はフェミニストではないので、「セクハラ! きぃーー」とか言わずにおとなしくしていますが、こういうコメントを受けると「男社会で戦う働く女性」みたいなコピーが、頭に浮かんできてしまう。まあどうでもいいんだけど。

気持ちが落ち込んでいる日は、理想の結婚式について列挙しなさいと誰かが言っていたので、以下に書きます(怖がらずに読んでください)。



・絶対黒字

・お年寄り(父母クラス)が喜ぶ式に

・ダサくてベタでいい

・場所は安くてふつーのホテルで

・食事は和食

・式場と披露宴会場は併設

・(私の)招待客は家族、親戚一同、学生時代の友人含め計20人くらい?

・ティアラはつけたい(ゴスだから)。

・ドレスは手作りか、サチコみたいにアンティーク古着で安く済ませたい

・一応キリスト教式? 神式でもいい

・写真は1枚だけ、ベタな写真館で撮りたい

・引き出物は柳宗理か兎印のケトルでどうでしょう

・お色直しはなしでいい。しないといけないものなら着物

・音楽はセンスのいいりかちゃんに選んでもらう

・新婚旅行候補は下記。1週間を(勝手に)予定。

インド(久しぶりに汚い旅がしたい)
キューバ(村上龍のエッセイの影響。ゆるそうでいいなあ)
チベット〜シルクロード(電車乗りたい)
スペイン(経験ある中で一番好きな外国)
ヴェネツィア(暖かい季節に行きたい)
上海(租界が見たい)
沖縄(行ったことないんです)
伊勢神宮
尾道
あと、アフリカも気になる

……これだけいろいろ書いていてなんだという感じだが、正直旅行さえ行けて黒字が確保できれば式はどうでもいいです。もっと欲がわいてくるものかと思っていたが、こだわりとか全然ない……。意外に無欲なんだ……私。うふ。









2006年04月10日(月) 本のこと

■辺見庸
朝日の書評で、辺見庸が脳卒中で倒れて入院中、しかもガンに侵された体だということを知った。特別好きな作家だという訳ではなかったが、なんというか、ショックだった。『自分自身への審問』は読んでみようと思う。


■東電OL
『東電OL殺人事件』に引き続き『東電OL症候群』。ノンフィクションてほんとにおもしろい。


■Hanako
リニューアルしてから、なにげに毎号買っています。とても盛りだくさんでよいと思うのですがどうでしょう。


■(今さらだけど)
村上春樹の原稿の件は、真相が『SPA!』の福田・坪内対談で語られていた。拍子抜け。


■山口智子さん
結局買ったよ『Grazia』。最初はこういう物書き路線どうなんだろー、と勝手に心配していたのですが、記事を読んだらもうぜんぜんありだという気がしました。まず、41歳という年齢に驚愕。きれいすぎ。次に、「スタイリストなし」のおしゃれなお洋服たちに感嘆。コーディネートのすべてが、いいな。これどこで買うんだろう、っていうものばかり。趣味がよい人なのだと思う。最後に(これが一番大切ですが)、文章が普通にうまいです。すべて本人が書いている感じだし。これからも応援しようと思います。


■最近(でもないけど)買った雑誌
クウネル
InRed
クロワッサン(おしゃれ特集)
FIGARO(ファッションスナップ特集)
プレジデントファミリー(なんでだろ)
FLASH(会社ランキング)
文藝春秋(村上春樹記事)
Grazia(上記参照)




2006年04月07日(金) 取材で落ち込む日もあるさ

仕事で取材するのは、学歴もキャリアも華々しいビジネスパーソンばかりだ。フラットな立場でものを見ようと努力しても、自分と彼らのあまりの違いに落ち込むこともある。

特に私が最も弱い分野である「金融業界」の人たちと会った日には。

さわやかでウィットの効いた話ができ、その上向上心が旺盛で専門知識もあり、もちろん大手企業勤務で仕事もデキる、しかしそれを全く鼻にかけず人望にも恵まれた30代資産運用会社のトレーダーなどと対峙すると、私は劣等感の塊となって立ちつくしてしまう。ああ、私が今チマチマ節約しながら使っているこのお金を、この人たちは第一線で動かしているんだ(厳密に言うと、彼が動かしているのは「キャッシュ」ではないが。まあいいや)。

比して、自分の仕事とは何だ。人に頭を下げて話を聞いて、頭を下げて写真を撮り、人の言葉を文字に起こしているだけではないか。そういう無力感に、たまに襲われる。

以前ここの日記で「大きい会社の人」「小さい会社の人」という表現を使ってご批判を受けたのに、またバカな話題を書いてしまった。前述のサワヤカトレーダーのような人は、世の中に対してそんなうがった見方はしていないのだろう。

夜、代々木で降りて参宮橋のりかちゃんの家へ。おいしいカフェオレをふるまわれ、深夜に色々話をした。「バナナちゃんは、子どもが生まれても仕事を続けるの?」と聞かれて「仕事を嫌いにならない限りは」と答えた。「子育てとの両立が大変だから辞めるんじゃなくて、仕事をするよりも幸せなことを見つけた時が、退職のタイミングだと思う」と。

幸せなことって、なんだろう。



2006年04月01日(土)

坂フェチのバナナさんへ


そうですか、『耳をすませば』の舞台は、聖蹟桜ヶ丘でしたかー。

いきなりですが、僕が東京に住みだして「自分は田舎者だあ」と強烈に感じたのは大学の桜並木を見た時でした。学芸大のキャンパスは元々は旧陸軍の技術研究所で、視察に訪れる天皇陛下を迎えるために正門への道に盛大に桜が植えられたそうです。

北海道には桜がほとんどありません(知ってましたか?)。函館の五稜郭のようないわゆる「名所」はいくつかありますが、東京のように街並みや人々の生活に溶け込んだ桜ではないです。また、何というか、先ほどの天皇陛下のエピソードのように、東京の桜には日本の歴史をど真ん中で見守ってきた貫禄があります。




新宿や渋谷については、「あー、はいはい、ススキノのをデカくした感じね」と片付けることができたのですが、桜に関してはもう全くどうしようもない。東京と北海道の歴史的・文化的な隔たりを感じて、というと大げさかもしれませんが、羨ましい、悔しい、それにしても美しいという、何とも妙な気持ちになるわけです。でも、決してイヤな気持ちではないです。

実は、『坊ちゃんの時代』を読んでいて同じような気持ちになりました。まだ途中ですがいい本ですね。

桜と、それと坂。




あれからふと思い出したのですが、中目黒に蛇崩(じゃくずれ)という坂がありました。真夏の土曜日の昼間、仕事の合間に先輩と坂の下の銭湯に行った。とても気持ちが良かった。

国分寺の坂は急ではあるけど本当に何の変哲もない住宅街にあります。坂の下にキャプテンの部屋があったので、よくヒコと一緒に自転車で上ったり降りたりしていました。自転車を漕ぐのが面倒な時は手で押したし、意味なく全力で上ってみたりした。懐かしいです。

僕の中で坂は必ずと言っていいほど思い出と結びつきます。当時は別にどうとも思っていなかった他愛のないことが坂の景色と一緒に温かく蘇るのです(ヒコは多分、あの坂について何の感慨も示さないだろうけど)。




バナナさんが『耳をすませば』の景色に惹かれるのはとてもよくわかります。僕の場合、坂を糸口に知らない誰かの思い出を共有できる気がしてくるのです。東京に来て坂が多くてホッとしたのはそういうことなのかなあと、思ったりしたのですがどうでしょうか。

聖蹟桜ヶ丘で感動してカメラのシャッターを押すバナナさんを思い浮かべると、ちょっと楽しいです。

ではまた。

2005年6月29日
パンダ




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