車の芳香剤をプレゼントした。
何気なく、ミラーにかかっている、芳香剤に目がとまって「こういうのは誰が買ったりするの?」と聞いてみた。
「これは、俺が買ったよ」と言ったので、「じゃあ!こんど私が買ってくるから、つけて♪」と言ってみた。
そしたらあなたは、嬉しそうに「おう!」と言ってくれたので、私も嬉しかった。
なぜだか私はいつも、こういう時、いらないと否定される予測をする。
だけどあなたはいつも受け止めてくれて、いいんだ?と意外な反応に驚く。
今よく乗っているのは、軽のほうだから「軽につけるよ」とあなたは言ってくれた。
「どんな匂いが好き?」と尋ねながら、今かかっている芳香剤のにおいをかぐと、もうあまり、においがしなかった。
「だいぶ前のだから、匂い飛んでるやろ」とあなたは言い、「ちゃんとお前が選べよ?」と言った。
私は、は?と思って、「もちろんよ〜。誰と選ぶのよ」と言うと、意味が違っていた。
「お前がいいと思う香りを選んでね」という意味だった。
俺の好みに合わせるのではなく。
私はどちらかというと、相手の好みに合わせて、相手が喜んでくれそうなものを選んで贈り物をしたいタイプなのだけど。
あなたは、私の好みを知りたいと思ってくれている。
私がいいと思うものを欲しいと言う。
ふと、自分のことに置き換えてみると、こんなに幸せなことがあるだろうかと、信じられない気持ちになる。
私だって、大好きなあなたの好きな香りを知りたい。
あなたが好きだというものをもらって、これがあなたの好きなものなんだ〜と、あなたをかみしめたい。
「これ、俺が今はまってるものなんだけど、使ってみて!」と言って、あなたの趣味を押し付けられたら、どんなに嬉しいことだろう。
そんな思いを、私に抱いてくれているというのか?
芳香剤を買いに行った時、それでも私は、自分の好みと、あなたの好きそうな香りと迷いに迷って、なかなか決められなかった。
結局、2種類買ってしまった。
私の好きな香りは、紙の楓の形のものにはなくて、アロマキャンドルとか、柔軟剤とかにも使用されていそうな香りのラインナップで、小瓶型のようなもの。
楓のと、小瓶型のと、2種類買って、あなたに選んでもらった。
「私の好きなのはこっちなんだけどね」と言うと、あなたは、迷いもせずに、「じゃあ、こっち」と小瓶のほうを選んだ。
マグノリアの香り。
「おまえの好きな香りなのね」と嬉しそうに言って、さっそく取り付けてくれた。
「じゃあ、これからは、匂いがしなくなったら私が毎回新しいの買って、プレゼントするからね」と言うと、「おう、よろしくな」と言ってくれた。
会えた。
今日もたくさん、あなたから将来のビジョンを聞いた。
今日も、私との将来のことを、具体的に語ってくれた。
本当に一緒になる気はあるの?と聞いたとき。
「いつか絶対に一緒になろうって、本当に思ってる?」と。
「思ってるよ。絶対一緒に暮らそうな」と言ってくれたけど。
「本当に思ってる?今を楽しく過ごすために、適当なことを言って、私を喜ばせてるだけじゃない?」と聞いてみた。
そしたら、「本当にちゃんと考えてるよ」と力強く答えてくれて、私は安心したのだけど。
「やきもちやいたり、いろいろ思うと泣けてきたりするけど、あなたが将来のことをきちんと考えてくれてるなら、私は待つことができるよ」と言うと、「おまえを悲しませていることは、本当にごめんな」と言ってくれた。
それから、「奥さんとはとにかく合わなくて、こいつとは子供たちが大きくなったら離れようって、思ってたんだよ」と言っていた。
「私とのことは関係なく?」
「そう」
だから今は、私とのこともあって、絶対に俺は、自由になってやると思っていると言っていた。
「子供達が大きくなって、自分たちで自立できる年になったら、あいつが何をごちゃごちゃ言おうとも、俺は断固として自由にさせてもらう」と言っていた。
だから、待っていてほしいと。
「いつか、子供達にも、俺の大好きな人だからって紹介したい」と言っていた。
「俺の大事な人、いや、やっぱり大好きな人かな。回りくどい言い方じゃなくて、素直に大好きな人って言いたいね」と言っていた。
あなたの口から、「大好きな人」と聞かされる喜び。
本当に、こんな日がくるなんてという、感慨深い思い。
今日も、「おまえがかわいくてかわいくて仕方がない」と言っていた。
「この年でかわいいって思えるってすごいことだぞ?」と言っていた。
「キレイとかじゃないんだけど、とにかくかわいい。愛おしいっていうのかな」と、ニコニコしながら言われた。
私も、嬉しくて嬉しくて、ますます笑顔になる。
あなたが、笑顔が好きって言ってくれたから。
今日はまたまた、あなたの実家へ。
先週の電話の時に、あなたから、「今度の土曜は店番入ったよ」と言われていた。
また、あなたの実家に行けるのかなと、私はウキウキした。。
前回、「こうやって会っていればまた、来れる日が来るのよ」と言われたことが、すぐに現実になったことに対する喜び。
夢みたいだ。
今日もすごい会話が続いたけど、どの話からしたのか忘れてしまった。
思い出した順に書き留めておきたいと思う。
今日も、マッサージしたり、キスしたり、抱き合ってごろごろしたりしていた。
力強く、ギューッと抱きしめられて、「おまえは本当に最高だよな。いい女だよ」と言われた。
「中身?」と聞くと、「中身も、外見も」と言った。
外見もと言われるのがいつも不思議で、「外見もなの?私は美人じゃないのにね」と言ってみた。
そしたら、あなたは、目を見開いて、私を見て、「そう!おまえはけして、キレイとかじゃないのよ。だけど最高なの!」と言った。
そして、私の顔をまじまじとみつめて、「そうか、わかった、その笑顔よ。お前がいつも笑ってるから、俺は嬉しくなるの。おまえの笑顔がすごくいいんだろうね〜」と言った
「そうなんだ〜」と嬉しくなる。
「あなたがすごく好きだから、笑顔になるんだよ。こうやって会えていることが、嬉しくて嬉しくて仕方ないんだから」と言うと、「俺も嬉しくてしかたがないよ」と言ってくれた。
「だから、ほかのやつにはどう見えるのかわからないけど、俺にとっては本当におまえは最高だし、俺にだけそう見えていてほしいとも思う。俺にだけ最高でいろよ」と言った。
「私と会えて、幸せ?」「まだ幸せじゃない」「なんでよ〜!」「だって、帰らないといけないから」
そんなやりとりにも驚く。
あなたも、帰りたくないと思ってくれるようになったんだ。。
「ずっと一緒にいたいね」と言うと、「ほんとによ!」と言って。
「絶対いつか一緒に暮らそうね」と言うと、即答で「そうだぞ〜!」と言ってくれた。
「私のことものすごく好き?」「好きだね〜」「今までにこんなに好きになった人いる?」と聞くと、あなたは、しばらく、遠い目をして考えていた。 どこか一点を見つめてしばらく止まっていたので、過去にさかのぼっていたのだろう。 そして、「今みたいな気持ちになったことはなかったかもねー」と遠い目をしながら言った。
即答しないところが、正直な答えに思える。
「だから、俺も正直不思議なのよね。こんなに会いたいとか人を好きになったこともなかったかも」と言われた。
「私に会えなかった2週間、苦しかったんでしょ?」と聞くと「苦しかったね〜!」と素直に答えた。
「苦しいほど好きになる気持ちって、今までになかったんじゃない?」「なかったかもね〜」
「やっと、私の好きで好きで仕方なくて、苦しい気持ちがわかるようになってきたね」と言うと、笑っていた。
「会えなくなったら困る?」とまた、いつもの質問を繰り返す。
「困るね〜。。だから、俺は、考えないようにしてるのよ。俺の中でそれが、ものすごく不安要素として残っているのよね」と言っていた。
「おまえが転勤した時のことを考えると、苦しくて仕方がなくなる」と言っていた。
「まだ先のことだと思って、なるべく考えないようにしてるけど、ふと思い出して、大丈夫か俺?と不安になる」と言っていた。
あなたのマッサージをしているときに、「また未来の妄想をして」と言った。
「ここに住んでたんでしょう?」と聞くと「そう」と言っていた。
「いろんなことをしようね」と言うと、あなたは思いを巡らせてくれたみたいで 「小料理屋に行ったりして〜、買い物して〜」と続けた。
それに続いて、私が、「ツタヤに行ってDVD借りて〜」と言ったところで、「やっぱりおまえは最高だ!!!」と言った。
「なにが?」と言うと、「そうやって、いろいろやりたいと思えること」と言った。
「俺は本当に、おまえとはやりたいことがたくさん出てくる」と言った。
そこで、嬉しくて、「また、妄想してね。行ったことを想像してね」というと、「それはできない」と言われた。
想像したくないの?と受け取って、私はショックを受けて、「どうして?」と聞くと、「俺は、実際に経験して、実感がわくタイプの男なのよ。だからまだ、行ったことがないから、想像が出来ない」とものすごく悲しい顔をした。
本当に、悲しそうな顔で、あなたがそんな顔をするなんて…と、、驚いた。
泣きそうなくらい、悲しい顔だった。
「俺がこないだ、お前との未来を妄想したのも、お前とこの部屋で過ごしたからだと思うのよね。おまえが、前から、妄想妄想って言ってたけど、実際妄想できるようになるまで、ものすごく時間がかかってしまった」と言った。
「そうか、こないだここに私がいたことで、一緒に暮らすという実感がわいたんだね」というと、「そう」と言った。
「だから、これからも、もっともっと、いろんなことをしていこう」とあなたは言った。
「その時は、ここでお母さんも一緒に暮らそうか」と言ってみた。
夫の実家を毛嫌いしている私からはありえない言葉だけど、本当に、あなたのお母さんとなら暮らしてみたいと思ってしまう自分に驚く。
だけどあなたは、「おふくろとは一緒には住まないよ。おふくろにも自分の今までの生活があるだろうし、俺はおまえと二人で過ごしたい。おまえとイチャイチャしながら暮らしたいよ」と言っていた。
そして、「子供が奥さんではなく、あなたと暮らしたいと言ったら、私は全然OKだからね」と言うと「その時はもう、俺には頼らないで、自立してもらうよ」と言っていた。
娘はまだ、高校生くらいだろうから、養育費とかはちゃんとするつもりだけど、息子たちは20歳超えてたら、自分たちのことは自分達で生活してもらうようにしてもらう」と言っていた。
へぇと思う。
「もちろん、おまえのことも、理解できる年ごろになったら、少しずつ紹介していきたいとも思ってるよ」と言っていた。
そうなんだ!?とそれにも驚く。
私のことを、そこまでちゃんと考えてくれているとは・・・。
こんなにも、未来を見てくれているあなたに、本当に驚くばかり。
帰る時間がきて、「そろそろだよ」と言ったのはあなただったけど、私はもちろん去りがたくて。
あなたと何度かギュッとお別れの抱擁をして、あなたが何度もやっぱり帰りたくないと私を抱き寄せて、キスをして。
その時に私を見た顔が、ものすごくせつなくて。
私は思わず、「どうしたの?」と聞きたくなるくらいだった。
私に対して、そんな顔をしてくれるの??という驚き。
帰りたくないというせつない表情と、さっきの、行ったことがないから、想像ができないと泣きそうな悲しい顔をしたとき。
今まで私が見たこともないような、あなたの感情と表情。
そんなにまで、私のことを思ってくれて、本当にありがとうと思った。
なんでこんなに次々と?と思うくらい、会うたびにすごいことが起こる。
忘れないうちに早く書かなくちゃと、気が焦る。
今日もすごいことをたくさん言われた。
あなたが突然、「おお、そういえばね、俺もこないだ妄想してしまったってよ」と言った。
「妄想って?」と聞くと、「お前と一緒になってるのを想像してたよね。どこに住もうかとか具体的なことまで考えてて、びっくりしたってよ。次男の手が離れて、嫁とは離婚して、おまえと一緒に暮らしてる映像が浮かんで、自分でもびっくりした」と言った。
「妄想というか、ぼんやりしてる時に、目の前にそういう映像が浮かんだのよね〜」と。
「浮かんだあとに、なんだ今の?ってびっくりした」と。
私も、それを聞いて、ものすごく驚いた。
「他には?他には?」と聞くと。
「ちゃんと、俺たち、年を取っててさ、おまえがよく言ってたように、2人であたりまえのように普通に隣同士でリビングでくつろいでる映像だった」とも言っていた。
「どこに住んでた?」と聞くと、「おふくろの家の下に住んでたよね」と言っていた。
あなたの実家は3階建てで、2階は人に貸している。
前に、そこで住んでもいいかもねって話をしていたことがあって、そのまま妄想になっていたようだ。
ある意味ドライなあなたが、そんな妄想をするようになるとは。
本人が一番驚いているようだったけど。。
私は、人を洗脳する能力があるのだろうか?と恐ろしくなる(笑
そして、それが本当にあなたのビジョンとして、大きくなっていることも、知った。
「でも、いつか、本当にそんな日がくるような気がしている」とあなたが言った。
妄想の中で、次男の手が離れて・・・と言っていたけど、3番目の娘は?と心の中で思っていた。
前々から、あなたの責任感は、次男で止まっているような気がしていたけど、たびたび、次男が成人するまでと話が出たあとに、いや、3番目までか・・・と言い直すことがあって、3人とも大きくなるまではあなたは責任を果たすのだろうと思っていたけど。
今日は、はっきりと、あなたの口から、あなたの考えを聞いた。
「申し訳ないけど、3番目が成人するまでは待てないから、高校生くらいになってると思うから、俺の気持ちをなんとか理解してもらって、俺を自由にしてくれって言う」と言った。
「もちろん、好きな人がいるとか言うと、理解してもらえないかもしれないし、嫁も別れないって言いだすかもしれないし、いろいろ波風が立つといけないから、とにかく俺を自由にしてくれって言う」と言っていた。
初めて、あなたからそんな気持ちを聞く。
普段は、強がっているけど、実は本当に家庭でつらい日々を送っているのだろうか。
「子供には責任があるから、それは果たしたい」と言っていた。
「そのかわり、おまえを悲しませることになっていることは、本当に申し訳ないと思っている」と言っていた。
びっくりしすぎて、言葉もでない。
私が、あなたに会えないことで浮き沈みしている間に、あなたの気持ちにも変化があったようだ。
「俺は、おまえに会えないこの2週間、どうにかなりそうだった」と言われた。
「今日は、会えたから、もう楽になったけど、苦しくて抱え込んで重かったよね」と言われた。
「そんなばかな?」と自分の耳を疑う。
「絶対に別れるなよ?俺と会い続けろよ?」と念を押される。
不思議な気持ち。
「ここ、3か月の間に、俺の気持ちもだいぶ変化してきている」とも言っていた。
「こうして、ひんぱんに会っているからだろうね。おまえの存在が日に日に俺の中で大きくなってきているのよ」とも。
「もっともっと会いたいし、いろんなこともしたい」と言っていた。
本当に、何もかもが夢みたいだ。
いつか本当に、あなたと、第二の人生を歩むことができたなら。
|