あずきの試写室

2002年05月30日(木) 「踊る大捜査線」(今頃、しかもドラマ版更に9話だけ)

実は、「踊る大捜査線」劇場版しか
今まで見た事がありませんでした。
ドラマでしていた時は、噂は聞いていたものの
見た事がなかったのです。
劇場版は、なかなか上司3人組がおかしくて
結構気に入っていました。

で、今頃、しかもドラマ版を見ているのかというと
第9話に、阿部サダヲさんが
出ていたからなんです。

いやーはまるととことん追いかけ行動に出てしまう私。
といっても滅多にはまる人にお目に掛かれないのですが
このところ、リップスライムと阿部さんと
続けてはまってしまいました(全く違いますね)

1997年製作とのことですが
カメラワークが斬新なことに驚きました。
ドラマというより、映画に近いようなところもありびっくり!
内容は、笑える警察物という。
私以下の知識の方は少ないかも。。。
それほど人気あったのに
見ていなかったのは何故だ。。謎。

で、肝心の9話は、
不倫のもつれから、奥さんを殺害してしまった夫。
原因となる愛人を湾岸警察署で保護するのですが、
殺された奥さんのお兄さんが復讐しにくるという
お話でありました。

阿部さんのセリフはたったの2つ(爆)
うん。復讐に来る兄、暗い役でありました。。

で、ビデオには3話入っているのです
とりあえずいきなり9話だけ見たら
満足しちゃって、続きは1週間あるから
まだ後でいいかな。

この映画日記を阿部さんおっかけ日記にする気は
ないのですが、せっかく見たので
感想を書いてみました。
洋画なら大丈夫だな(当たり前ですね)

阿部さんを見た家の人いわく
「ダチョウ倶楽部の上島に似てる」
って似てないって!!

引き続き明日は邦画を見る予定なのでした。



2002年05月29日(水) 「アザーズ」

やっと「アザーズ」見に行ってきましたー。
いやー見に行きたいと思っていて
早何週間、頭に「アザーズ」がうずまいて
見る前に、あちこちの映画評まで
読んでしまったものだから、
とうとう知らぬ間にネタまでばれてしまっていた。
見る前からすでに見た状態でしたが。。。。
いざアザーズの世界へ。。

はっきり言って何も知らず何の情報も知らずに
行ったほうがいいので(当たり前)
この感想でも、ほとんど触れることが出来ずに
残念ですが、知っていたら知っていたで
こういう伏線が張られていたのか!と
わかってそれはそれでよかったです。
(あ。決して負け惜しみではございません)(涙)

とにかく、二コール・キッドマンの存在感が
なんともいえないです。
いやーおっかないお母さん演技が
ぴりぴりと冴えています。

子ども二人もかわいいような、大人びているような。
特に弟の表情が、なんとも言えず情けないところが
笑ってしまいました。

でも映画は、シーンとした深い湖の底のようなそんな
イメージをふとしてしまう世界。
その中に、まるで小石を投げて静寂を破るような
静かな中への不協和音が、
ゴシックホラー的世界を、堪能させてくれます。

特にあの洋館はすごい!の一言。
かぎが50もあるって、一体どんなお屋敷なのでしょうか

怖いというよりも、哀しい映画でありました。

公式ホームページも、とっても雰囲気があって素敵です。
パンフレットも、700円と高いですが
コンパクトで、面白い作りになっていました。
映画もそうですが、細かいところまで神経が
行き届いている、そんな感じが伝わってきて、良かったです。



2002年05月28日(火) 「フォロウィング」

「メメント」の斬新な映像感覚で
一躍有名になったクリストファー・ノーラン監督。
その監督のデビュー作が本作「フォロウィング」です。
モノクロ映像に約70分という
最近の長編作品が多い中、短い作品となっています。
が、「メメント」の時間軸がねじれた
作品感覚はこのデビュー作で
すでに現れています。

暇にまかせて、知らぬ人の後を
つけていくのが趣味の男性が、
逆について行った男性に
声をかけられ、ある企みに巻き込まれるという。
パッケージの内容だけざっと読むと
わかりやすいようなのですが
ここがノーラン監督。
侮れないです。

時間が前後しちゃうので、あれ?あれ?と
ぼーっと見ているとわからなくなります。
特に登場する男性二人が
似てないのに、途中髪型が似てきたら
なんだかごっちゃになってしまった。うううん。

モノクロ画面が、内容に合っていて
デビュー作と思えないほど、雰囲気が垢抜けています。
70分とコンパクトなところも良かった。
でも、一度見ただけじゃ、「メメント」までは
いかないけれど、ちょっと混乱します。

本作と「メメント」ときて
次はどんな映像を見せてくれるのか
興味津々で、新作映画情報を見る私なのでした。



2002年05月27日(月) 「血を吸う宇宙」

まるで昔の「ウルトラマン」や岸田森さんが
出ていたような、カルト映画のような(あ。リアルタイムで見てた訳では)
雰囲気の始り方。
はっきりいって
なんだかよくわからない、意味があってないような
勢いで見せてしまう。
面白くないような面白いような微妙な線が
好きな人は好きかも。
最初に挫けちゃった人は、ついていけない世界。
久々に、変な邦画を見ちゃったよーと
思ったのがこの作品でした。

タイトルから吸血鬼のような宇宙人が出てくる
SFホラーを連想しちゃいましたが
あんまりタイトルと内容は関係ないでした(笑)
ほんとは、意味があるのかも知れませんが
よくわからないです。むむ。

主人公は、「鬼の棲み家」で深きょんを
苛めていた中村愛美さん。
そして、夫は以前から個人的に気になっている
阿部サダヲさん。
二人の娘が誘拐されたというのですが
夫は娘などいないといい、妻はそんなはずはないという。
そこから展開される想像できない世界。

阿部寛さんも出ているのですが
過剰なコミカルな演技を見ると
どーしてもタッチおじさんが浮かんでしまうのは
困ったものでした。

途中、黒沢清監督と中田秀夫監督が
ほんとちょい役で登場していて
びっくりです。

脚本の高橋洋さんは、「リング」等中田監督と
一緒に生み出したという方とのことですが
一般受けを狙ってない自由は感じました。
かなりきていますが(笑)

公式サイトでは、上映中連日のように
監督と出演者のイベントがあって
あ。もっと早く知っていたら行っていたかも。
ちょっと残念!なんて書いている割に
内容は誉めてないですね。すみません。。



2002年05月26日(日) 「エボリューション」

デビッド・ドゥカブニーといったら
「X−ファイル」と即浮かぶほど
モルダー役がはまっていました。
が、実際はスカリーの方が
見ていて印象強かった私。

「エボリューション」でも
主役のはずなのに、何故か共演に
喰われつつある印象が。
どうしてなのかなあ。

はっきり言ってこの映画
コメディなのかSFなのか
中途半端で、
出てくるエイリアンも
「エイリアン」のエイリアン(くどい)の
まね??なんて感じで
新鮮味がなく、しかもどれも
かわいくないーグロ。

「ゴーストバスターズ」のアイバン・ライトマン監督作品
というのに、「ゴーストバスターズ」の
面白さはどこに行ってしまったの??と
思えるほどいまひとつ元気がないです。

ダン・エイクロイドが出てくると
ちょっと安心(笑)しますが
「M・I・B」のような
突き抜けた感じがあったら
もっと良かったのになあ。

食事中に見るのは裂けた方が良いですよー。
(ホラーのようなグロさとは別の意味で)うんうん。



2002年05月24日(金) 「パニック・ルーム」

上映されたら、絶対行くんだもんね!と
構えていた(笑)「パニック・ルーム」行ってきました。
最初、パニックルームという名前の部屋ではなく
パニックになる部屋かと思ってました(そのまんまだわ)
勿論、その後勘違いとは分りましたが。
実際部屋の中でパニックになってますね。うん。

ニコール・キッドマンで2週間撮影されていたと
いうことですが、その2週間分も見てみたいかも。
途中降板となりましたが、
映画の中で主人公の夫の愛人の役で
声だけ出ています。ほんのちょっと
とっても不機嫌な声。

パニックルームまで備えてしまう
豪華マンションの中でだけで
繰り広げられる、3人の進入者と母と持病を持つ娘。
それだけの設定で、見させる技量はすごいです。

派手なハリウッド映画とは一線を引くような
ある意味地味かもしれないけれど、
そこはニコール後の主役ジョディ・フォスターの
上から下までの活動的な演技力で
むしろ暗い場面が、派手に思えるほどです。

デビット・フィンチャーのなめるようなカメラワークは
なかなか斬新で、室内の短調になりがちな
画面に華を添えてくれるような雰囲気。

全体的に、画面が暗いので
正直怖いというよりも、良く見えない(おいおい)
しかも途中で右目のコンタクトの調子が悪くなって
こっちがパニックルーム(シアター)になりました。

同行者が「一体あの旦那は何歳の時に子供ができたんだ!」
なんてまたまた変な事を気にしていましたが、
確かに旦那というより
お父さんみたいだったなあ。

少女は、繊細さと大胆さが微妙に交わったような、
少女でありながら大人びた雰囲気が
魅力的でした。

それにしても今日見てしみじみ思った事
「いくら家にパニックルームがあっても
頭が良くなければ逃げ切れない・・・」
あれだけの機転が利けない私は
部屋の中でわめくだけかも(T-T)

明後日は、「アザーズ」行く予定ですが
こちらはニコール・キッドマン
続けてみたら「パニックーズ」なんて
気分にならないよう、気をつけなくちゃな(どうやって)。。




2002年05月23日(木) 「ブレス・ザ・チャイルド」

偶然2日続けて、クリスティーナ・リッチを
見た私。こちらの方が、かわいいといえばかわいいかも。うん。
主人公の妹アンジェラ・ベティスと
だぶってしまうのは何故?似てるような似てないような。

で、本編ですが。。
宗教的ホラーといいますか、
アメリカのホラー映画では
数多くテーマとなっている
悪魔と天使が主体となってます。

悪魔崇拝者に狙われる、同じ12月16日生まれの
子供達。その中に特殊な能力を秘めた子供をメインに
悪魔対天使の死闘が繰り広げられていますが、
今回は、特撮で驚かすのがメインというよりも
少女と育ての親の愛情物語にもなっていました。

少女のおばさんでありながら、育ての親を
キム・ベイシンガーが演じていますが、
今まで官能的な役のイメージがあったのですが
今回は、お医者さんでお母さん。
健気な演技がなかなかあっていました。

特に印象的だったのが敵役のルーファス・シーウェル
いやー彼の瞳はほんとこぼれるほど大きく
じーと見つめられたら、吸い込まれそうで、
魅力的というより不気味(笑)
なのでこの役はぴったりでした。

キム・ベイシンガーの妹役のアンジェラ・ベティスは
「17歳のカルテ」にも出ていたとのことですが
今回も薬中毒で、もろい役を演じていて、
イメージ的に精神的に弱い役が合っているのでしょうか。

監督は、「マスク」で一躍有名になったチャック・ラッセル
「エルム街の悪夢」シリーズの監督でもあるそうなので
ホラーは得意としていると思いますが。。。

なんだか、スタッフ紹介的な内容になってしまったのは
あまりに映画がしょうもなかったので
ということではないのですが、
まあよくあるホラー映画と言っても良いかも。。

少女の特殊能力が先日見た「生存者」の少女の持つ
能力とまったく同じだったのは
偶然ですよね??がんばれーー



2002年05月22日(水) 「エド・ウッドのクレイジー・ナッツ」

エド・ウッドといえば、史上最低の映画監督
なんてありがたくない名称をいただいている
監督ですが、この作品は1998年製作。
遺作の脚本を元に作られた映画ですが
ウッド監督作だけあるのか、そうじゃないのか
この映画も史上最低とまでは言わなくても
かなりきています。

なにしろ、無声映画といってよいほど
主演者が声を発するシーンはありません。
音楽と効果音のみ。
ところどころ、ト書のような脚本の文章が
シーン○○ ××のため訪れる。しかしそこでは・・・
といった感じで入っているのが、唯一の説明。

なので、主人公の行動を追っていくのみなので
ちょっとわかりづらいところも。

コメディというわりに、あまり笑えず。
どんどん殺人を重ねていくのですが
ホラーでもなく、
なんともどっちつかずですが
たまに、きらっと光るセンスがあります。
でも。全体的には、むむむ。。。。

途中クリスティーナ・リッチが出てくる
シーンがあるのですが、
今から4年前なのに、今より太めで
ふけて見えるのは何故??役柄のせいばかりとは。。

冒頭女装しているのは
ウッド監督の趣味が女装だったから(ほんと)
なんて思ってみたりしました。

史上最低の映画監督ではあったかもしれないけれど
監督の生涯は、抜群に面白かったと思います。
監督の生涯を綴った本は、
ほんと面白かった。おすすめ!



2002年05月21日(火) 「スポット」

犬がとっても苦手な青年の下にひょんなことから
やってきた警察犬。
という内容紹介に
頭の中は、犬が来てすったもんだする
怖がりの青年像が渦巻いてしまったのですが
見たらそうだけどそうじゃない(なんだ)
映画でした。

ひとことでいうなら、これ以上ないって
言っても良いほどのファミリー映画。
家族主にお子様をメインに設定している
映画作りなので
はっきりいって、ストーリーは
はらはらというより
安心安心こういっちゃうもんね。
っていう風に進みますが(身もふたもないぞ失礼)
主人公の青年と子役の男の子のふたりが
憎めないので、途中で挫けず
ほんわか見ていられました。
お母さんのアクシデントぶりは、
かなりきています(笑)

出てくる犬は、全然かわいくないんだけれど
人間の言っている事がわかっているんだろうなあ
なんて思える利発そうなオーラが
にじみ出ているので、段々かわいく思えてくるのが
不思議。

子供といえば、ポケモン!
なんてぐらい外国でも浸透していると
聞いてはいたものの、実際ポケモンで遊んだり
している姿を映像で見たことがなかったので
この映画の中で、ポケモンねたで
ちょっと盛り上がっているシーンは
おおほんとにポケモンって人気あるんだと
関係ないところでやるじゃん任天堂なんて
実感!したのでした。



2002年05月16日(木) 「スパイダーマン」

アメリカンコミックは、ほとんど読んだ事がないのですが
タイトルだけは知っていた
「スパイダーマン」
なんだか古いアニメのイメージだったのですが
いざ映画は新しいのかなあ。。。。

ごくごく普通の高校生が、恋する彼女のために
がんばっている姿が、微笑ましくもあるのですが
彼女が男性なら誰でもオッケー??
なんて感じで、ほとんど惚れっぽいお方。
どうしてこういう女性に描いちゃったのかなあ。
コミックもそのままなのかな。

肝心の、スパイダーマンの動きはなかなか
すかっと楽しいです。
特に、蜘蛛の糸を腕からビューンと出して
あちこち瞬間移動するシーンは
見ていていいぞー!!なんて気に入りました。
でも、特撮としてはあれあれ
どうしちゃったの?と思うほど
いまひとつな出来があったのは
本当にどうしたのかなあ。

サム・ライミ監督は「シンプル・プラン」や
「ギフト」と最近の作品は特に面白く
思っていたので、期待していましたが。
今回は、脚本のせいか
ちょっとイメージが違っていました。

ウィリアム・デフォーの怪演ぶりは
相変わらずで、ひとりで演技をしている
シーンは、ふふふ上手いなあと実感します。
でも、あの変身マスクはいただけないと
思ったのは、私だけではないはずだ!
なんか金のしゃちほこみたい(あ。名古屋の人ごめんなさい)
それに近い、けばけばしさが(フォローになってないですね)

ゴブリン対ひとり特撮ヤマカシ
なんて思ってしまったのは
ヤマカシを見たばかりだからですね。

それにしても、同行者がめざとく
「ゴブリンとスパイダーマンの死闘をしているそばで
呑気におっさんが歩いていたぞ!」というのですが。。
うーん。私は見てなかったのですが
そうだとしたら、監督頼みますよー。




2002年05月15日(水) 「ヤマカシ」

実際にフランスにいるパフォーマンス集団
ヤマカシ(超人という意味だそうです)。
最初見たときは、アジア系の方もいたので
もしや日本語では、なんて思ってしまいましたが
全然違いました。

実際と同じように映画はスタート
早朝にまだ皆さんが寝静まっている頃
ヤマカシメンバーは、ビルの側面を
まるでスパイダーマンのように(あ。まだ見てません<スパイダーマン)
昇ったり降りたり、特撮のようにスピーディです。

そんな彼らが映画の中で、病気の少年を
救うために義賊になります。
フランス版ねずみ小僧(違いますね)

アクションシーンは、テキパキある時はサクサク
見ていて飽きない演出は楽しいです。
雰囲気ジャッキー・チェン映画を
思い出してしまいましたが、
もっとスマートな感じでしょうか。

お話の筋というよりも
いかにヤマカシ集団が、パフォーマンスを
見せてくれるかがポイント。

最後まで安心して見れて
後味もすかっとさわやか
コカコーラ映画という感じでした。



2002年05月12日(日) 「クイルズ」

サドといえば、サドマゾしか
浮ばない貧困な知識の私でしたが、
この作品でちょこっと
サド(あ。本人ね)に興味を持ちました。

何に一番興味を持ったのかというと
悪徳や美徳ということではなく
物を書くということ。

実は、先日も本当に何かを
書きたいまたは描きたい場合は
商業的に売れるということは
二の次で、自分の思うままに
書き綴る事が
本当に好きな事であると
聞いたばかりだったので。

実際この映画の中で(勿論創作ではあっても)
サドは、あらゆる手段を使って
自分の作品を発表していきます。

ある時は、シーツにある時は舞台で
そして、最後には何もかも奪われて
自分の血液で、書き残していく姿は
真の芸術家(目指しているものは異端であっても)の
姿を感じたのでした。

多彩なメンバーは、マイケル・ケインを始め
「グラディエーター」で主人公を食ってしまう
勢いのホワキン・フェニックス
また「タイタニック」よりも魅力的に見えた
ケイト・ウィンシュレットと
それぞれの持ち味が生かされていて
面白かったです。

テーマがテーマだけに
一般的ウケは狙えないかもしれないけれど、
人間っていろんな面を兼ね備えているなあ
なんて思ってしまったのでした。



2002年05月11日(土) 「リメンバーミー 時の香り」 オリジナル版 日本リメイク版

最近すっかり韓国映画づいて、このままのペースで行くと
邦画より見ている本数が増えてしまうかもしれない(笑)。

「リメンバーミー」2本見てしまいました。
はい。全く内容は一緒です。でも全然違います。それは。。。

まず最初日本リメイク版を見たのですが。
うーんここまで酷評して良いのかというほど
出来はいまいちどころかいまじゅうかも。すまんです。でもほんと。

なにしろ、脚本がオリジナルにそっているはずなのに
荒っぽく、とくになぜ時の香りという副題がついているのかという
理由が、最後にでてくるのですが
これがリメイク版だといきなり(笑)
確かに伏線はあるのだけれど、
なんで急にこの話??なんて感じで意味がよくわからなかった。

さらに、登場人物がいまひとつ魅力がないというか
元気がないというか。地味というか。。。
ひとりひとりは、それなりに魅力があるはずなのに
全体的になんか地味でコンパクト。
しかも映像が。。。
雨のシーンなどはホースで一箇所だけ濡らしているのがみえみえ。
うーん、どうしちゃったの???ってがっかりでした。

で、せっかく面白い設定なのでオリジナルも見てみた。
(普通挫けるかな?内容もわかっているのにね)

はっきりいって同じ映画?といっても良いほど。
オリジナルは丁寧で、よく出来てました。

主演のメンバーも生き生きしていて、感情移入しやすい!
そして、なぜ時の香りなのか
初めてわかった(爆)

主演のキム・ハヌルは、リメイク版にもちょこっとだけ
出てきます。

2000年の韓国映画興行第7位という記録をとったそうですが
日本版ももっとがんばれば、日本アカデミー賞を
受賞できたかも?



2002年05月09日(木) 「少女たちの遺言」

すっかり洋画邦画そして、韓国映画(アジア映画かな)が
定着してきた気がします。
この作品は、韓国ホラーに分類されるのかもしれませんが
少女達の学園生活を、美化することなく
描いていて、学園物として見ても
良いのではないかな。

女子校が舞台なのですが
どこにでもある普通の女子校から
いきなり自殺者が。
そして背後にある
生徒同士の恋愛。
そう、女子同士の恋愛なんです。
といっても色物っぽく
描かれているのではなく
純粋にそして一途に思いつめてしまったが
ゆえの悲劇。

前半は、女子高生の一日が
ちょっとユーモラスな面も描かれつつ
流れていくのですが
後半はがらっと変わって
ホラー映画なんだなあと
思い出させてくれました。

ただ残念なのが、自殺した生徒が
まるで生き返ったかのように
普通に登場してくるのですが
一体それが、回想シーンなのか
現実のシーンなのかの境が
わかりにくく、
あれ?この人だったよなあ自殺したの
なんてとんちんかんなことを
思ってしまったのでした。

伊藤潤二さんの漫画のカット
そのまんまのようなシーンがあったり
「キャリー」を彷彿させたりしましたが
いろんなジャンルの映画で
健闘する韓国映画の実力を垣間見た
気がしました。



2002年05月08日(水) 「ファニーゲーム」

正直タイトルからB級映画であろうと
決め付けて借りてきました。
実際B級じゃないかどうかは・・・

更に後から監督ミヒャエル・ハネケは
オーストリアの巨匠といわれて
「ピアニスト」を撮った方だったとは。
といわれててもこの「ファニーゲーム」
かなり危なく、サスペンス映画なのに
B級ホラーっぽいイメージがとっても
してしまうのです。

始まりに親子がバカンスに向かうのどかな雰囲気から、
一転して流れるおどろおどろしい雰囲気の曲への変化が
まず怪しい。

バカンス先でたずねてくる二人組みが仕掛けてくる
死のゲーム(ファニーゲーム。イメージと全く違いますね)が
展開されていくのですが
ここまで徹底して、暴力を描いている映画も珍しいかも。

アメリカ映画だったら
最後に救いやハッピーエンドが訪れるのですが
この映画のラストはパッケージにすでに
書いてあるように、
賛否両論あってしかりだろうなあと思います。

朝起きて一番に見ちゃったから
なんだか連休明けの平日がただでさえ
脱力しているのに、
すっかりどよーんとしてしまいました。
まずいまずい。

しかも一緒にレンタルしてきたのが
「少女たちの遺言」だもんなあ。。。
我ながら。。。

続けてみないで、ちょっと時間置いてからに
しよう。



2002年05月05日(日) 「生存者」(ネタバレあり)

ホラー作家のクーンツが自ら製作指揮した
「生存者」。ビデオで上下2巻約3時間の
作品ですが、なかなかあきずに見れました。

飛行機事故で、妻と子を亡くした
男性が、2人の墓地で出会う謎の女性と写真。
その女性を追う、謎の集団。

果たして、事故の裏にはどういう
謎が存在していたのか。
男性が、謎を解明するために
翻弄するのですが。

テレビドラマ仕様のようで
はっきり言って、細かいところは
荒っぽく、あらを上げたら
きりがないのでありますが
そこは気にせず、
一体どんな謎があるのかなと
謎解明に興味がとっても涌きます。

主演の男優は、ちょっと怪しい風貌なので(笑)
ミスキャスト??
なんて思ってしまったのですが
どうでしょうか。

ネタバレ。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。









落ちは下巻で分るのですが
イメージとしては大友克洋の「アキラ」で
ありました。
クーンツ作品では「ウォッチャーズ」も
連想しましたが、
下巻で謎が解けてからも
私は楽しく見れました。




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