英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2004年01月29日(木) 困った。

風邪をひいたようです・・・。なんか今日は早く目が覚めるなあ、と思っていたのですが、そしてなんだか寒いなあと思っていたのですが、その上喉まで痛くなり、これは本格的に風邪の予感がします。

どうしよう。

インフルエンザだったらとっても困ります。



・・・とりあえず今から家に帰って寝ることにします。明日には回復していますように。


2004年01月27日(火)

まあ、それはそれとして。しばらくは普通に遠距離恋愛カップルです。

今日は某企業の説明会に行ってきたんですけど。微妙にへこんで帰ってきました。説明会の後で、人事の人がヒマそうにしていたので、ちょっと聞いてみたのですよ。「2年間休学して、**という仕事をしておりまして、且つ普通に大学院を卒業するよりも年齢が3つも上になるのですが、採用対象にしていただけるのでしょうか」と。いちいち聞かずに黙って受けてたらええねん、という向きもあるでしょうが、選考が進んでからアリャリャ、と落とされるよりは最初から聞いておいた方がいいし。

で、その回答。「まあギリギリのところですねえ。あまり年齢が上になってしまうのもねえ。」


やっぱり新卒じゃなくて、卒業後に転職ねらいでいくべきなのでしょうか。ちょっとブルーはいるんだけど。



2004年01月26日(月) 別れても好きな人

えっと、前からずっと考えていたのですが、ようやく決心しました。


就職が決まったら、彼と別れようと思います。


このまま延々に遠恋を続けていくわけにはいかないし。彼に結婚願望が芽生えることは、なんだかなさそうだし。わたしの安定指向且つリスク回避型の性格からいって、どんなにダーリン(仮名)のことが好きでも「仕事を辞めてなんの保障もない同棲生活に入る自分」なんて考えられないし。

それしかないかな、と。未来がないなら、早いほうがお互いのためですものね。

じゃあ、なんで今すぐ別れないんだ、と言われると、うまく答えられないのですが。好きだから別れたくない、という矛盾の気持ちと、心の支えになってくれる人がいないとどうやって生きていけばいいのかわからない、という打算の気持ちと。





2004年01月24日(土) Love is in the air

広告メールが来ました。

わけのわかんない会社からのジャンクメールはイヤですけど、自分が利用したことのあるところサイトからの広告メールってなんだか好きなんですよ。新聞に挟まってやってくる近所のスーパーの広告を見るような感覚で、そうか今日は特売か、といった気分になります。amazon.comのとかも、しみじみ見てしまいますね。滅多に買わないけれど、それをきっかけにしてサイトを見に行ったりもするので、向こうにしてみれば、わたしは理想的な顧客でしょう。まあ、パソコンに向かっている時間は、つまり論文だのレポートだのを書いている時間で、要するにただの現実逃避なんですけれど。

今日来たlastminute.comのメールのタイトルが、"Love is in the air so book your flight"で、なんとなく、今すぐ飛行機を取って、ダーリン(仮名)に会いに行きたくなりました。上手なコピーですよね。別に遠距離恋愛カップルをターゲットにしているわけではないのでしょうけれど、遠距離恋愛に対する不安感とか、会いに行けさえすればとか、そういう気持ちをうまく突いてきます。ああ、会いに行きたいな。


まあ、今行っても、彼は隣国に出張中ですけどね。イギリスから国会議員が10人も来ていて、彼らを引率して隣国の大統領に会いにいっています。それも一泊二日で。わたしだったら絶対イヤな仕事やなあ、と聞いていてちょっと思ってしまいました。イギリスの国会議員のことは知りませんが、日本の国会議員は1人でも勘弁して欲しいくらいたちの悪い人が多かったです・・・。特に地方の国会議員・・・。農水族とか呼ばれる人たち・・・。


でも、実はダーリン(仮名)は、今年の8月から長くて1年間、短くても5ヶ月くらい、イギリスの外務省勤務になるらしいんです。その次にどこに行くかは、まだ決まってないのですが、日本の外交官みたいに任地から任地に直接飛ばされたりはしないんですって。某僻地国まではさすがになかなか行けませんが(飛行機代、オフシーズンでも20万は下りません・・・)、イギリスなら安いチケットが5・6万で買えますし、そうすれば今よりももっと頻繁に会えるはず。嬉しいな。



2004年01月23日(金) ビバ☆日本

某僻地の国では、十分に食糧がなかったのですね。いや、量から言えば、おなかいっぱいになるくらいはありましたけど、種類がなくて。野菜も5種類くらいしかないし(それも超基本的野菜=ジャガイモ、人参、トマト、タマネギ+葉っぱ系)。そして魚介類はいったいいつから凍っているのかわからないような、もう冷凍焼けとかいうレベルではなくなっているようなロブスター、とか。

だからヘルシーな食卓というものは一切望めなくて、どう頑張っても肉食になってしまっていました。米も、ドバイから個人輸入してましたから10キロ1万円とかむちゃくちゃ高くて、そうなるともったいなくてなかなかおなかいっぱい食べられないし。

そんなわけで2年間で15キロほど太ったわたくし。いやあ、パツパツでしたよ。顔なんて。身長が高いのと、もとは痩せていたのが幸いして、デブデブまではいきませんでしたけど、近いものはあったんじゃないかと。9号の服が苦しくなってきていたくらいですし。


しばらくは日本に帰っても肩身の狭い思いをしていたのですが(なんで日本人の女の子ってあんなにみんな細いんでしょうね。しかもみんなめちゃくちゃ可愛いし。20代の女の子の美人度で言えば、日本は世界的にランクが高いんじゃないかと思う私は愛国主義すぎますか?)、昨日、ふと思い立って体重計に乗ってみたところ、帰国後すでに10キロ痩せてました。

気づけよ、自分って感じですけど。毎日鏡みてるのに。イヤ、なんかすっきりしたな、とは思っていたのですが、最近化粧品を買えたのでそのせいかな、と。化粧のノリいいなあ、みたいな。アホです。

別にダイエットも何にもしてないんですけどね。毎日学校行くのに自転車漕いでいるのと、食事が一汁一菜(貧乏なので)になったのと。ああ、あと家事ですね。以前の生活が使用人5人に囲まれたあまりにもヒドイものだったので、まともな人間として生活するだけで痩せたのかもしれないですけど。でもやっぱり日本効果かなと思います。日本スゴイ。ありがとう。


ちなみに、ベトナムではもうすぐ食べられなくなる、というフォアグラ食べたさに、毎日のようにフランス料理店に通っていたので、少し太ったものと思われます。だから、ほんとはもうちょっと痩せてるはず。それにしてもフォアグラ食べられなくなるって本当なんでしょうか?フランス以外で飼育されてる鴨ならいいのかな?大好きなんですけど。フォアグラ。



2004年01月20日(火) 日雇い労働者

あー、貧乏です。

2年間超僻地に出稼ぎに行って、数百万円貯めて帰ってきましたが、もうほとんどなくなってしまいました。引っ越しして、家具買って、学費払って、家賃払って・・・。もうちょっと貯めてこられればよかったんですけれど、貯金に精を出すより、旅行して買い物する方を選んでしまったんですよね。今から考えても、やっぱり貯金するより滅多に旅行できないところを旅行する方を選びますけど、それでもお金がないのは不安で、心寂しいな、と。お金はあればあるだけいいですね。なければないで何とかなるか、というと、何ともならなかったりしますし。これからの家賃と学費を計算すると、ちょっと先が見えてきて恐怖です。私の前任者なんかは、1千万貯めたらしいのに、この差はなんなんでしょうか。まあ、彼女は4年近く勤務して、且つひたすら倹約に勤めていたみたいですけれど・・・。


しょうがないから、アルバイトも始めています。日雇い派遣系。昨日は、紳士服の販売店員とかしましたよ。英会話教師とか、塾講師とか、わたしができそうな高給取りなバイトは、1ヶ月休み下さい、とか言えないものばかりで。辞められないバイトはイヤなんです。縛られる感じがして。この年になって、大使館勤めの後で肉体労働だの日雇いバイトだのはやや空しいですけれど、働きたいときにだけ働く、というスタイル以外は今は無理かなと思います。ダーリン(仮名)も3月末に来るし。せっかく2人で日本を旅できるのに、アルバイトが入ってるから、とか最悪ですもの。



2004年01月15日(木) ダーリン(仮名)とわたしの会話

ええと、毎日代わり映えのない生活を送っているので、あまり日記に書くようなこともなくて。こんなサイトでも見てくださっている方はいらっしゃるようなので、今日は我々がどのような会話を交わしているのかを紹介してみたいと思います。


彼氏がイギリス人、と言うと、外国人とつき合うというのはどのようなものか、という質問をよく受けますけれど、日本人とつき合っているのと別に変わりありません。もちろん文化の違いはありますが、日本人同士でつきあっていても、それぞれの文化の違い(家とか地域とか)を感じることはありますものね。結局知り合ってみれば人種や国籍の違いよりも、性格の違いの方がずっと大きいのです。

で、お題に戻りまして、とはいうもののダーリン(仮名)の発言はちょっと変です。というより、ダーリン(仮名)はちょっと変。ベトナム旅行で話題になったものをいくつか紹介します。

1.カエル
ホイアンという町で泊まったホテルはビーチサイドにあったのですが、夜になると何処からともなくコテージとコテージを結ぶ遊歩道にカエルが現れるのです。それも1メートルに1匹くらいの割合で。

わたしはカエルは大丈夫なので(これが蛾なら恐怖で死んでいたかも)、カエルがいっぱいいるなあ、程度の感想しか持たなかったのですが、ダーリン(仮名)は過剰に反応。どうやら全世界的にカエルが全滅しつつあるらしいのですね。よくしりませんけど。で、エコ派としてはそんな現状に心を痛めていたらしく、カエルが沢山いるのをみてしみじみと一言。

「ああ、よかった。カエルのこと、ほんとに心配していたんだ。」

2.オリエンタル
同じくホイアンのホテルには、絹のバスローブが備え付けてありました。これがけっこう中華風で、つるつるピカピカの記事に龍だか鳳凰だかが飛んでいる、というデザインだったのですが、これを着たわたしを見て一言。

「君、それを着てるとすっごくオリエンタルに見えるよ」

着てなくてもわたしはオリエンタルな女なんだけど・・・。

3.ディナーパーティ
これはわたしにも非があります。ベトナム旅行を通じて、我々が真剣に議論していた話題。

「動物をディナーパーティに招待するとしたら、だれを呼ぶか。」

えっと、結局、熊と、鷹と、イノシシと、チーターと、オランウータンと、買ってるシェパードと、わたしと、ダーリン(仮名)の8人でテーブルを囲むことになりました。

あのう、用意する食事がスモークサーモンと、ゲームバード(ウズラとか)と、ブルーベリーパイなので、それらを食べられる動物たちで、且つお互い喧嘩せずに、且つ話題が弾むメンバーという選別なのですが。ダーリン(仮名)は鷹と是非語り合ってみたい、と言っているし、わたしはオランウータンとけっこう気が合いそうな気がするし、と、すみません、テーブルプランまで考えてしまいました。

アホです。

4.民主主義
必ず喧嘩になるこの話題。なのに1週間に一度は議論してしまうこの話題。

「民主主義の無差別な導入は是か非か」

理想主義的なダーリン(仮名)(本人はリアリストのつもり)はもちろん是。リアリストなわたしは非。どっちも信念があるので全く譲らず、ディベートが本気の喧嘩になります。


*ちなみに我々の共通語は英語なので、議論になるとわたしの方が多少態度がでかくなります。わたしの知らない単語が出てきたときに、ダーリン(仮名)は口が裂けても「こんな単語も知らないのか」とは言えないと思いますが、わたしは「なにゆうてるかわからへんわ。分かるように説明できひんのん。あー、もうええわ。」と言えるので・・・。


おそまつさまでした。



2004年01月14日(水) はつこい

初恋の男の子から年賀状が来ました。小学校の時に、塾で一緒だった子で、卒業後は2・3回しか会ってないんだけど、年賀状のやりとりだけは毎年していて、近状を伝え合っているのです。でも去年、一昨年とわたしが僻地にいたので、連絡が途絶えていて、2年ぶりの近状報告となりました。

わたしの方は、1.日本に帰ってきた、2.大学院に戻っている、3.また職場に顔を見に行きます(彼は京都の超有名神社の神主さん)、という特に何の変哲もない内容だったのですが、彼からの年賀状には、1.去年結婚した、2.もうすぐ子供が生まれる、3.またゆっくり会えたらいいですね。


けっこうなショックでした。「初恋」って言っても、別に今に引きずるものは何もありませんが・・・。同い年の昔好きだった子も就職して、結婚して、子供までできるような年になったんだな、っていうそっちの方に打ちのめされました。あー、わたし何をしてるんだろうって。就職の当てもなく、結婚の当てもなく(ダーリン(仮名)は相変わらず結婚願望ゼロな人。)、もちろん子供ができる予定もなく。


最近、なんだか、ただ生きていくというのが心細くて仕方ありません。せめて自分で何とかできる就職だけでも探そうと思います。わたしのように精神的に脆いところのある人間には、いつまで続くかわからない研究の道を究めていつの日か研究者として就職をつかむ、というのは無理なようです。



2004年01月13日(火) ベトナムのスカート

ベトナムって可愛い雑貨に満ちあふれているので、有名ですよね。特にお勧めはサイゴン(ホーチミン市)。雑貨に限らず、日本でも着られそうな服まで格安で購入できます。しかも、店頭にある服で、かわいいんやけど襟元がちょっとなー、とか、もうちょっとウエストシェイプして欲しいねんけどなー、とか、ノースリーブやったら買うのに・・・とかものがあれば、それを瞬時にしてオーダーメイドで叶えてくれるという夢のショッピング。注文から受取までに、一日かかりません。サイズが合わなかったらすぐに無料でお直ししてくれるし。買い出しに行ったわけではないのですが、結局、ワンピース2枚、スカート2枚、シャツ1枚、靴1足、鞄1つ購入してしまいました。


そのうちのスカートのお話。これ、ツイードの膝丈スカートの全面に、黒のビーズで格子柄が刺繍されているんです。もう一目惚れ。それに日本で買ったらいくらするのかわからないくらい手が込んでいるのに、なんと35ドル。試着してもピッタリで、買う!!って燃え上がったのですが、そこにうちのダーリン(仮名)が冷めた一言。「それ、座ったらビーズが割れるんじゃないの?」。

そんなに体重、重くはないとはいえ(←重要。)、確かに数十キロが常に乗っている状態ではちっぽけなビーズが簡単に割れてしまう可能性は否定できません。特に固いベンチに座った日には、割れないまでも確実に座り心地は悪いでしょう。

しかしそんな明らかなリスクも、目の色が変わっている私を止めることはできませんでした。割れたら自分で違うビーズを縫いつければいいし、直せないくらい広範囲に割れたら全部ビーズを取ってツイードのシンプルなスカートとしてはけるやん。だいたい35ドルねんから数回履いたら元はとれる!と、悩むことなく購入したのです。

そして昨日。例のスカートを履いて一日過ごし、家に帰ってふと見ると・・・。既にかなりのビーズがとれているではありませんか!しかもおしりのあたりに集中して。どうやらビーズが割れたのではなく、縫いつけてある糸が切れてビーズが落ちてしまったようなのです。糸が柔いから。一本の糸で返さずに縫いつけてあるから。理由はいろいろ考えられます。ベトナムだから。

それにしても、いくら品質に期待していなかったとはいえ、いくらなんでも壊れるのが早すぎると思いませんか。ぶうぶう文句をいうわたしにダーリン(仮名)から(メールで)一言。「まあ体重で割れなくて、よかったんじゃない?」

一応なおしましたけどね。手持ちのビーズと「テグス」で縫いつけてやりました。細い針にはテグスが通らないし、太い針にはビーズが通らないし、かなり悪銭苦闘しましたが、これで糸が切れることはないはず。

次こそはビーズが割れるかもしれません。


PS:
ご入籍(まだですが)おめでとうございます。



2004年01月10日(土) ただのノロケ

日本は寒いですねー。ベトナムの南部は普通に日本の真冬くらい暑くて、日中は外に出るのも躊躇するほどでした。夏はどれほど暑くなるのでしょうね。


久々に会うダーリン(仮名)は、少し痩せていて、でも相変わらずかっこよくて、キュートでラブリーでした。30男つかまえてキュートも何もないんですけど、でも彼ってばカワイイんですもん。その上めちゃくちゃ優しいし、頭もいいし、正義感が強くて男らしいし、あーわたしってばなんて素敵な人と付き合ってるのー、と、つくづく幸せな三週間でした。


今日はただのノロケですが、どうぞお許し下さい。三ヶ月に一度しか会えないんですもの。


次は三月に彼が日本にやってきます。それまで少しでもお互いが幸せに暮らせるように、彼はもっと頻繁に連絡をとるように努力し、わたしは泣いてばかりいないで彼のためにも毎日をなるべく楽しく過ごす、というルールを決めました。


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